俳優の吉沢亮によるカレンダー『吉沢亮 2022.4→2023.3 カレンダー』(アミューズ 2,600円)が3月25日に発売される。昨年は映画『東京リベンジャーズ』(7月)出演や、映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIEワールド ヒーローズ ミッション』(8月)への声優出演、そして約1年4カ月の撮影を通してNHK大河ドラマ『青天を衝け』の主演・渋沢栄一の生涯を演じきった吉沢。現在は、舞台『マーキュリー・ファーMercury Fur』に出演しており、夏公開の映画『キングダム2 遥かなる大地へ』への出演も発表された。B5サイズの卓上形式で全13枚となる今年のカレンダーのテーマは「吉沢亮の24時間」。とある1日を再現し、1時間ごとに追いかけたものとなっている。舞台挨拶や雑誌撮影など日々の仕事に取り組む姿はもちろん、帰宅後に台本を読んだりゲームをしたりと、家の中でのオフ、そして夢の中の姿までがふんだんに盛りこまれた。カレンダーの表面は午前4時~午後3時、裏面は午後4時~午前3時の吉沢が見られ、両面で楽しめる仕様に。きょう1日19時より、アミューズ公式オンラインショップ「A!SMART(アスマート)」、全国のHMV店舗およびHMV&BOOKS online、全国のローソン店内のLoppi、SHIBUYA TSUTAYAおよびSHIBUYA TSUTAYA ONLINE SHOP – STORESで予約販売が開始される。
2022年02月01日ミレニアム・パレード(millennium parade)の常田俊太郎が、遥海の新曲「Pride (Strings and Piano Reprise)」にプロデュース&アレンジで参加。楽曲は2022年1月26日(水)リリースの遥海1stCDアルバム『My Heartbeat』に収録される。常田俊太郎が遥海「Pride」をアレンジ常田俊太郎は、King Gnu(キングヌー)常田大希の兄であり、ミレニアム・パレードのメンバーでもあるバイオリニストだ。今回は映画『科捜研の女 -劇場版-』&テレビ朝日系木曜ミステリー「科捜研の女」Season21の主題歌などを担当するシンガー遥海のメジャーデビュー曲「Pride」をリアレンジ。自身もバイオリンで参加している。レコーディング映像も公開リアレンジした楽曲「Pride (Strings and Piano Reprise)」のティザー映像も公開。打合せをしながらレコーディングをして楽曲を作り上げていく遥海と常田俊太郎の姿を垣間見ることができる。<常田俊太郎コメント>メジャーデビュー曲「Pride」のアコースティック・アレンジ版を、遥海さんと一緒に創りました。シリアスでありながらチャーミングに、そして強さを纏った素敵な仕上がりになってます。ぜひ、オリジナル版と併せて聴いてみてください。【詳細】■遥海 新曲「Pride (Strings and Piano Reprise)」※2022年1月26日(水)発売 遥海 1st アルバム『My Heartbeat』に収録。■遥海 1st アルバム『My Heartbeat』CD発売日:2022年1月26日(水)・通常盤(CD) 3,300円・初回生産限定盤(CD+BD) 4,400円<収録曲>※共通1. Be Alright2. Dotchi3. Pride4. 声5. Don’t want your love6. WEAK7. ずっと、、、8. Two of Us9. スナビキソウ10. Pride (Strings and Piano Reprise)<Blu-ray「HARUMI LIVE 2021 “FOCUS”」>1.記憶の海2. Don’t Break My Heart3. FLY4. スナビキソウ5. WEAK6. answer7. Pride8. ずっと、、、9. Hearts Don’t Lie10. 声
2022年01月28日TBS新金曜ドラマ「妻、小学生になる。」にて、愛川蓮司役で出演予定だった萩原利久が、急性穿孔性虫垂炎のため撮影への参加が困難となり、代わって同役を杉野遥亮が務めることが決定した。本作は、10年前に愛する妻を亡くし、生きる気力を失った夫とその娘が、生まれ変わって小学生になった姿の妻(母)と再会するところから始まる、ちょっと変わったホームドラマ。堤真一が主人公・新島圭介役、石田ゆり子が他界した妻・貴恵役、蒔田彩珠が娘・麻衣役で出演。近年では、「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」の黒川森生役が話題となり、弟役で出演する「僕の姉ちゃん」が配信中の杉野さん。今回演じる愛川は、父が経営する工務店に勤務しており、麻衣と出会い、深く関わっていく存在だ。今回のキャスト交代に杉野さんは「先日、監督とお会いした際、蒔田彩珠さん演じる麻衣ちゃんが幸せになってほしいと話されていたことが印象的でした。愛が伝わるものがどこかある、そんな愛川蓮司を現場で築き上げていきたいです」と意気込む。そして「台本を読んでいると、涙ぐんじゃうんですよ。いままでにはない夫婦・親子の関係性ですが、とても温かく、しっかりと軸のあるお話に共感ができるし、僕は好きだと思いました。こんな毎日だからこそ、ドラマを見て癒される。その一つのピースになれるように一生懸命、頑張りたいと思っています」とコメントしている。「妻、小学生になる。」は1月21日より毎週金曜日22時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2022年01月20日無料で読める電子雑誌を発行する株式会社ブランジスタメディアは、杉野遥亮さんが表紙・巻頭グラビアを飾る、ライフスタイルマガジン「GOODA(グーダ)」Vol.63を公開いたしました。■ ■杉野遥亮さんが登場GOODAVol.63 手にするだけで毎日ちょっとハッピーな気持ちになれる。そんな、とっておきを紹介しているライフスタイルWEBマガジン「GOODA」。冬キャンプを特集した今号の表紙には、話題作への出演が続き、競争の激しい若手俳優陣のなかでも、ひと際存在感を示している俳優・杉野遥亮さんが登場。ひとつのトレンドになっている機能性の高いアウトドアウェアをミックスさせたコーディネイトで、タウンユースを意識したアーバンアウトドアなスタイリングを披露。インタビューでは、興味津々だというソロキャンプへの思いに加え、もしソロキャンプデビューが叶ったら、焚き火をしながらゆっくりオフを満喫したいことなどを話してくれた。また、キャンプでの新しいアクティビティとして人気が高まっているサウナテントにも心惹かれるものがあるといい、“ととのう”も体験済みだとか。「みんなと同じ感覚かどうかはわかりませんが、自分なりの“ととのう”を経験したことがありますよ。一緒に行く友だちがサウナを熟知していて、それに倣って入っていたら、あるとき、ボーッとするような快感が襲ってきて、これが“ととのう”なのかなと思いました」と話してくれた。そのほか、冬キャンプ特集では、寒空のもと体が冷え切る前に素早く設営ができることなど、冬のキャンプに適したテント選び、とにかく寒い夜に備えたシュラフ選びなど、ちょっとした快眠のコツを掲載し、冬キャンプを快適に楽しむための情報盛りだくさんでお届け。ぜひご覧あれ。■ 俳優・杉野遥亮が着こなす アーバンアウトドアな最旬コーデ 管理の行き届いたキャンプ場は、もはや日常の延長だ。しかも、機能性の高いアウトドアウェアをミックスさせたコーディネイトは、ひとつのトレンドになっている。そこで提案したいのがタウンユースを意識したアーバンアウトドアなスタイリング。そんな最旬コーデを杉野遥亮が着こなす。■ スペシャルインタビュー新しいことを始めるなら今でしょ杉野遥亮と語る キャンプとサウナ、そしてアート 静寂のなか、時折、薪が弾ける音が響く。その音をバックに揺れる炎を眺めて、チルアウトする。冬のキャンプは都会や夏のアウトドアでは、経験できない静かな時間が堪能できるのだ。今回は慌ただしいドラマ撮影の日々がひと段落し、ソロキャンプに思いを馳せる杉野遥亮さんを迎えて話を聞いた。杉野遥亮さんのスペシャルムービー: 動画1: ■ 静寂のなか、焚き火を眺めながらチルアウトする贅沢な時間冬だよ!キャンプに行こう!! 日の入りが早い、この季節。足早に去っていく太陽と入れ替わるように星が輝きはじめると、あたりは静寂に包まれる。暖をとるために起こした火が愛おしくてたまらない。揺れる炎を眺めていると、仕事の悩みや煩わしい人間関係がリセットされ、リラックスした気分になれるのだ。いざ、冬キャンプに行こうではないか!!■ ライフスタイルを刺激する厳選アイテム 「ファッション」「インテリア」「ライフ」「アウトドア」「グルメ」「家電」「健康・美容」「ギフト」「キッズ」の9のジャンルに分けて、こだわりアイテムをオススメしています。<電子雑誌「GOODA(グーダ)」 概要>好きなモノに囲まれて暮らしたい。そんなモノにこだわる男のためのライフスタイルマガジン。著名人のこだわりに迫るインタビューをはじめ、インテリア、ファッションなどのさまざまなアイテムのほか、ハウツーなども紹介。楽天市場から読者向きのアイテムをセレクトしているのも魅力のひとつ。パソコンはもちろんスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でも最適な形で閲覧可能です。<株式会社ブランジスタメディア 会社概要>URL : 本社所在地:〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町20-4ネクシィーズスクエアビル代表者 :代表取締役社長 井上秀嗣事業内容 :電子雑誌出版・電子広告株式会社ブランジスタメディアは、株式会社ブランジスタ(東証上場6176)のグループ企業です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月17日無料で読める電子雑誌を発行する株式会社ブランジスタメディアは、杉野遥亮さんが表紙・巻頭グラビアを飾る、ライフスタイルマガジン「GOODA(グーダ)」Vol.63を公開いたしました。■ 杉野遥亮さんが登場GOODA Vol.63 手にするだけで毎日ちょっとハッピーな気持ちになれる。そんな、とっておきを紹介しているライフスタイルWEBマガジン「GOODA」。冬キャンプを特集した今号の表紙には、話題作への出演が続き、競争の激しい若手俳優陣のなかでも、ひと際存在感を示している俳優・杉野遥亮さんが登場。ひとつのトレンドになっている機能性の高いアウトドアウェアをミックスさせたコーディネイトで、タウンユースを意識したアーバンアウトドアなスタイリングを披露。インタビューでは、興味津々だというソロキャンプへの思いに加え、もしソロキャンプデビューが叶ったら、焚き火をしながらゆっくりオフを満喫したいことなどを話してくれた。また、キャンプでの新しいアクティビティとして人気が高まっているサウナテントにも心惹かれるものがあるといい、“ととのう”も体験済みだとか。「みんなと同じ感覚かどうかはわかりませんが、自分なりの“ととのう”を経験したことがありますよ。一緒に行く友だちがサウナを熟知していて、それに倣って入っていたら、あるとき、ボーッとするような快感が襲ってきて、これが“ととのう”なのかなと思いました」と話してくれた。そのほか、冬キャンプ特集では、寒空のもと体が冷え切る前に素早く設営ができることなど、冬のキャンプに適したテント選び、とにかく寒い夜に備えたシュラフ選びなど、ちょっとした快眠のコツを掲載し、冬キャンプを快適に楽しむための情報盛りだくさんでお届け。ぜひご覧あれ。GOODA Vol.63表紙:杉野遥亮■ 俳優・杉野遥亮が着こなすアーバンアウトドアな最旬コーデ 管理の行き届いたキャンプ場は、もはや日常の延長だ。しかも、機能性の高いアウトドアウェアをミックスさせたコーディネイトは、ひとつのトレンドになっている。そこで提案したいのがタウンユースを意識したアーバンアウトドアなスタイリング。そんな最旬コーデを杉野遥亮が着こなす。GOODA Vol.63巻頭:杉野遥亮GOODA Vol.63グラビア:杉野遥亮■ スペシャルインタビュー:新しいことを始めるなら今でしょ 杉野遥亮と語るキャンプとサウナ、そしてアート 静寂のなか、時折、薪が弾ける音が響く。その音をバックに揺れる炎を眺めて、チルアウトする。冬のキャンプは都会や夏のアウトドアでは、経験できない静かな時間が堪能できるのだ。今回は慌ただしいドラマ撮影の日々がひと段落し、ソロキャンプに思いを馳せる杉野遥亮さんを迎えて話を聞いた。GOODA Vol.63インタビュー:杉野遥亮杉野遥亮さんのスペシャルムービー: ■ 静寂のなか、焚き火を眺めながらチルアウトする贅沢な時間冬だよ!キャンプに行こう!! 日の入りが早い、この季節。足早に去っていく太陽と入れ替わるように星が輝きはじめると、あたりは静寂に包まれる。暖をとるために起こした火が愛おしくてたまらない。揺れる炎を眺めていると、仕事の悩みや煩わしい人間関係がリセットされ、リラックスした気分になれるのだ。いざ、冬キャンプに行こうではないか!!GOODA Vol.63冬キャンプ特集GOODA Vol.63冬キャンプ特集テントサウナ■ ライフスタイルを刺激する厳選アイテム 「ファッション」「インテリア」「ライフ」「アウトドア」「グルメ」「家電」「健康・美容」「ギフト」「キッズ」の9のジャンルに分けて、こだわりアイテムをオススメしています。<電子雑誌「GOODA(グーダ)」 概要>好きなモノに囲まれて暮らしたい。そんなモノにこだわる男のためのライフスタイルマガジン。著名人のこだわりに迫るインタビューをはじめ、インテリア、ファッションなどのさまざまなアイテムのほか、ハウツーなども紹介。楽天市場から読者向きのアイテムをセレクトしているのも魅力のひとつ。パソコンはもちろんスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でも最適な形で閲覧可能です。<株式会社ブランジスタメディア会社概要>URL: 本社所在地:〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町20-4ネクシィーズスクエアビル代表者:代表取締役社長井上秀嗣事業内容:電子雑誌出版・電子広告株式会社ブランジスタメディアは、株式会社ブランジスタ(東証上場6176)のグループ企業です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年01月17日存在感抜群のビッグシルエットは、背中を押してくれるエンパワーピース。長らく俳優業を邁進する福原遥が、その力強さを携え、麗しく着こなします。ロングブルゾンでつくる、刺激的なエレガンス。コーデをマニッシュに包み、一気にこなれ感を出してくれるミリタリーアウターは、一着は持っていたいここ近年のトレンド。裾紐の絞り加減によって、好みのディテールをつくることが可能に。ゆとりあるデザインを活かして、インナーのレイヤリングを楽しむのも手。コート¥36,300(ジャーナル スタンダード ラックス/ジャーナル スタンダード ラックス 表参道店 TEL:03・6418・0900)リブカーディガン¥39,600パンツ¥37,400(共にトーガ プルラ/トーガ 原宿 TEL:03・6419・8136)イヤーカフ各¥13,200(チェリーブラウン TEL:03・3409・9227)凛と花開く、ロマンティック・ブラウス。ベビーピンクのブラウスは、柔らかな綿素材とボウタイ、ドレープたっぷりの厚みあるカラーで、とことんスイートなムード。アウターから出してアピールして、顔まわりはしっとりとまとめるのがバランス。上品さも併せ持つ、華やかなフェミニンスタイルに。ブラウス¥134,200(プルーン ゴールドシュミット/メゾン・ディセット TEL:03・3470・2100)コート¥68,200(バウム・ウンド・ヘルガーテン/エスアンドティ TEL:03・4530・3240)イヤリング¥14,300(トーガ プルラ/トーガ 原宿)心まで強くあれる、パワフルな勝負ドレス。思わず背筋が伸びる、アーティスティックなパワーショルダーが特徴のロングワンピース。艶やかでハリ感のある生地が一層のボリュームを演出しつつ、付属のベルトでキュッと締まったウエストとのギャップで、美しいXラインのシルエットが完成。周りの視線をさらうこと間違いなし!小物もダークトーンでまとめ、ディープで大人っぽい、ノワールの世界に酔いしれて。ワンピース¥371,800(プルーン ゴールドシュミット/メゾン・ディセット)イヤリング¥14,300(トーガ プルラ/トーガ 原宿)ニットが描き出す、ソフトエッジーな輪郭。ハンドメイドで編まれたブラウン×ホワイトのチャンキーなニットベストは、羊毛100%で抜群の暖かさ。すっぽり肩が収まるワイドショルダーで、ローゲージなケーブル編みが、こまやかなニュアンスをメイク。ニットベスト¥51,700(マイディ/ジャーナル スタンダード ラックス 表参道店)タイシャツワンピース¥35,200スカート¥35,200(共にバウム・ウンド・ヘルガーテン/エスアンドティ)サボサンダル¥78,100(ロ ゾッコライオ/ミューズ ドゥ ドゥーズィエム クラス ロッポンギ TEL:03・5413・3607)靴下はスタイリスト私物ふくはら・はるか1998年8月28日生まれ、埼玉県出身。俳優、声優、アーティスト。今春放送予定のドラマ『今どきの若いモンは』(WOWOW)や、ヒロインに抜擢された2022年度後期のNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』などへの出演を控える。※『anan』2022年1月12日号より。写真・トキスタイリスト・岡部美穂ヘア&メイク・岡野瑞恵(by anan編集部)
2022年01月08日ブログ『現実逃避は前向きに。』で注目ドラマの感想をつづる、malcoさんによる新連載。水曜ドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』の見どころを紹介していきます。ついにフィナーレを迎えた『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』。最終回のサブタイトルは『ふたりでいれば…!』でした。ふたりでいれば…どうなるのか。自分たちの『カタチ』を見つけたユキコ(杉咲花)と森生(杉野遥亮)、そして2人を取り巻く人々がたどり着いた結末が描かれました。1年後の2人舞台はユキコと森生が別れてから1年後。食品関連会社に就職したユキコは、職場の人の理解を得て、自らの業務をしっかりこなしていました。しかし、希望していた調理の仕事ではないため、どこか物足りない様子でした。そんな中、なんと花男(戸塚純貴)とハチ子(生見愛瑠)が結婚!結婚パーティーではユキコが作ったウェディングケーキが振る舞われ、みんなの「美味しい」という声に嬉しそうに笑うユキコ。やはり、誰かに美味しいと言ってもらうのが嬉しいようです。さらに、仕事帰りに立ち寄った元バイト先の『BBバーガー』では、店長の茶尾(古川雄大)から以前ユキコが考案したメニューが人気だと聞いて喜んでいました。一方、鹿児島県に行っていた森生は、再び無職となって地元に戻って来ていました。別れてまで送り出してくれたユキコに合わせる顔がないと、見つからないように彼女を遠くから眺めていましたが、さすがは森生、ユキコの様子を見ているだけで本心に気が付いたようです。コソコソとユキコの後を付けるも、BBバーガーで見つかってしまった森生。お互いの近況を語りつつ、「今も美味しいって言われるのが、一番好きなんじゃないですか」と見事に核心をつきます。ユキコは「やりたいことと出来ることは違う」と言い、自立するためには働く必要があるのだと割り切っていましたが、その表情はどこか暗く、今の仕事を楽しんでいるようには見えませんでした。離れてからの1年間、それぞれの道を歩んできた2人は、行く末に光を見出せなかったようです。しかし、森生が「自分のやりたいことを見つける」と宣言し動き出したことで、事態は好転していくのでした。世界を広げるには…その後、ユキコは森生の言葉に刺激を受けたのか、調理師専門学校のオープンキャンパスに参加します。しかしその学校に視覚障害のある生徒が通った前例はなく、卒業したとしても就職先はないだろうと言われ、再び調理師への道を諦めようとするユキコ。そんなユキコの道を照らしたのは、父・誠二(岸谷五朗)でした。誠二は、自立は1人でできるものではないとユキコを諭し「誰かと一緒だとできることが増えて、世界が広がるだろ。頼れる人がいればいるほど、できることが多くなる気がする」と話します。この誠二の言葉こそが、本作が描きたかった問題の答えなのではないかと思いました。森生と出会って、様々なことにチャレンジし、できることが増え、世界を広げてきたユキコ。彼女は、以前森生から言われた「ユキコさんはどんどん新しい道を切り開く人」という言葉を思い出し、進むべき道を見つけたようでした。一方、森生も宣言していた『やりたいこと』を見つけていました。それは、ユキコと一緒にいること。1年前と変わっていませんね。つまり「森生はとっくに夢を見つけていた」ということなのかもしれません。どこまでもブレない男・森生に、心底感動した瞬間でした。1年前と変わったのは「ユキコと一緒にいるために、どうすればいいか」に辿り着けたこと。森生が見つけた答えは『キッチンカー』でした。ユキコと一緒にキッチンカーで店をやる。それは調理師というユキコの夢を森生が後押しすることで、ユキコと一緒にいることができるという、2人の夢を同時に叶える方法でした。偶然なのか運命なのか、それとも森生と誠二の策略なのか…ユキコも森生と同じようなことを考えていた様子。2人が出した答えは、誠二が言っていた『世界が広がる』生き方でした。ふたりでいれば…!ユキコと森生だけでなく、他の登場人物たちも『それぞれのカタチ』を見つけたようです。ハチ子は専門学校を卒業後、アパレルの会社で服を作るという夢を持ち、花男はバリバリ働きたいハチ子を支えて家事全般を請け負い、子どもができれば子育ても担当すると2人で決めたようでした。そして獅子王(鈴木伸之)は、ついに森生に告白して想いに区切りをつけ、イズミ(奈緒)と共に歩んでいくことを決めました。2人の関係に名前をつけることはできなくても、お互いを大切だと思えて、一緒にいたいと思える素敵な関係です。障害、生い立ち、人間関係、ジェンダーなど、さまざまな問題に苦しみ、自分は普通ではないと思い、苦しんできた人たち。もしかしたらこの先も「それは普通じゃない」「前例がない」と、誰かに言われるのかもしれません。前例のないことをすれば、困難が伴うかもしれません。しかし、ふたりでいれば…!普通とか普通じゃないとか、比べるために誰かと一緒にいるのではなく、世界を広げるために誰かと一緒にいる。みんな違うからこそ、それぞれにできることがあり、支え合って世界が広がる。この物語の登場人物たちは、これからもそんな風に生きていってくれるのでしょう。みんなが「それぞれのカタチ」にたどり着き、最高のハッピーエンドとなりました。これまで、笑いや感動、気づき、いろんなものを与えてくれたこの作品。最後まで優しく温かい世界を見せてくれたことに、心から感謝します。[文・構成/grape編集部]
2021年12月20日「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」最終話が12月15日オンエア。森生がユキコに伝えた“夢”に「森生らしい選択」などの反応が上がるとともに、獅子王の“告白”への森生の返答にも感動の声が続出。そのアイデアを提案した杉野遥亮にも賞賛が送られている。森生の将来のため別れを選んだ赤座ユキコを杉咲花が演じ、レンタルビデオ屋の社員として鹿児島に行くことになった黒川森生を杉野さんが演じた本作。共演には獅子王への恋が実らないと考え“推す”ことにしたユキコの姉・赤座イズミに奈緒。森生のライバルだったが、実は彼のことが好きな金沢獅子王に鈴木伸之。ユキコとイズミの父・赤座誠二に岸谷五朗。ユキコが通う盲学校の同級生、紫村空に田辺桃子。全盲で空のことが好きな青野陽太に細田佳央太。森生の友人・緑川花男に戸塚純貴。同じく森生の仲間の桃井草介に堀夏喜(FANTASTICS from EXILE TRIBE)。橙野ハチ子に生見愛瑠。橙野茜にファーストサマーウイカ。茶尾店長に古川雄大といったキャストも共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。最終回では別れを選んでから1年後、ユキコと森生が再会。事務の仕事をしていたユキコだが、森生が口にした言葉がきっかけで調理の仕事がしたいと改めて決意。調理の専門学校に行くことを決意。森生はキッチンカーを買ってユキコと一緒に店をやりたいと想いを伝える。一方、獅子王はイズミを“大事な人”だと思うようになり、森生に「好きだった」と心に貯め込んできた想いを伝えたうえで、イズミに今の気持ちを伝える…という展開だった。ユキコに「見せたいものがある」と購入したキッチンカーの前に連れてくる森生。キッチンカーで店をやりたいからユキコに手伝って欲しいと話し「俺がやりたいことって、ユキコさんと一緒にいることなんで」と1年越しに“再告白”。するとユキコも「黒川に私の夢をかなえるのを手伝って欲しい」と答え、「私は黒川といるときが一番楽しくて、世界が広がる。だから私は黒川と一緒にいたい」と続ける。そんなユキコを黒川が優しく抱きしめる。このラストに「免許取りたいって言ってたもんね!!!全部が全部繋がってるうわぁぁぁ!」「ユキコと目指す新たな夢。優しさと愛情が溢れる森生らしい選択」「マジ良いアイデアすぎない??みんなが納得できる幸せになれる夢…」「最高すぎる、、シアワセってこういうことなんだな」などの声が続々と投稿。「2人がキッチンカーで働いてる姿を観たいから続編かSP熱望」など、続編希望の声も上がる。また最終回では獅子王がついに森生に“告白”する。体調を崩しイズミに助けを求めた獅子王。イズミが獅子王の自宅を訪れ看病しているとそこに森生もやってくる。「大事な人に来てもらってるから」と看病を遠慮する獅子王を見て、森生は喜びの表情を見せ、いつも弱音を吐かず想いを貯め込んでいる獅子王に「頼る人ができたなら安心だよ」と言って帰ろうとする。獅子王はそんな森生を引き留め「俺は…森生のことが好きだった。今までずっと貯め込んでた」と、自分の想いを伝える。すると森生は「照れんじゃねえか」と、自分が獅子王の想いに気付かなったと笑顔を見せ、「俺はユキコさんのことが…だからなんて答えるのが正解なんだ?」と少し悩んだのち「ありがとう」と感謝の言葉で獅子王の想いに応える。獅子王の告白とそれに対する森生の返答にも「ちゃんと獅子王を受け止める森生」「受け止めてくれる森生素敵すぎて泣ける」「拒絶もバカにもしないで、ちゃんと真剣に受け止めた黒川、好きだわー」「大事なことがわかってる。本当に優しいやつだな」「森生の返事が1億満点」など絶賛の声が殺到している。またこの返答が杉野さんのアイデアだったことにも「この素晴らしすぎる返しが、まさか杉野くんのアイデアだったなんて…大好きです杉野くん…」「森生の返し、なんて素敵なんだと感心したのですが、杉野くんのアイデアだったのですね!」「ものすごく温かくて優しい、森生らしい素敵な言葉だな、と観ていて考えていました 杉野くんの人柄が伝わってきます」など、杉野さんへの賞賛の声が続々と届けられている。(笠緒)
2021年12月16日弱視の盲学生・ユキコ(杉咲花)と、不良少年だけど純粋な少年・森生(杉野遥亮)の恋愛模様を描く、日本テレビ系で放送中のテレビドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』。ラブコメ作品ではあるものの、主人公のユキコが抱える『弱視』というハンディキャップを通して描かれる現代社会や、周囲の人間との関係性など、社会的な要素でも観る人の心をつかんでいます。1年ぶりに再会を果たした森生とユキコ第9話では、お互いに人生の岐路にたち、別れの道を選んだ森生とユキコ。しかし、そこにはある誤解が生まれていました。前回、偶然にもユキコと緋山が抱き合う姿を目撃してしまった森生。ユキコが別れを切り出したのは、初恋の相手である緋山(小関裕太)と付き合うためだと森生は誤解したまま、就職先の鹿児島へと旅立ちます。つらい別れから1年、ユキコは盲学校を卒業し、食品関係の会社で事務の仕事を始めていました。一方の森生はというと、再び無職になり鹿児島から地元に帰省することに。そんなある日、仲間内の意外な2人が結婚することになり、結婚パーティーでユキコと森生が久しぶりに顔を合わせる機会が訪れます。そこで初めて、ユキコが自分の仕事を応援するために別れを切り出したことを知った森生。しかし、「無職の今、合わせる顔がない」とうしろめたさを覚た森生は、ほかの仲間に裏合わせを頼み、ユキコの前では自分がいないことにしてもらおうとします。森生のひと言が、ユキコの『気持ち』に再び火をつけるパーティーの翌日、森生は社会人になったユキコの姿を見ようと、出会いの場所で待ち伏せます。声はかけないつもりだった森生ですが、『BBバーガ』の店長・茶尾さお(古川雄大)の空気を読まない行動でそばにいることがばれ、ユキコと正面から向き合うことに!1年ぶりの再会を果たした森生とユキコ。森生の何気ないひと言が、封印していたユキコの『ある気持ち』に再び火をつけてしまうのでした…!ついに最終話を迎える『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』は、2021年12月15日放送予定です。恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜/日本テレビ系で毎週水曜・夜10時~放送『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』のドラマコラムはこちらから[文・構成/grape編集部]
2021年12月15日ブログ『現実逃避は前向きに。』で注目ドラマの感想をつづる、malcoさんによる新連載。水曜ドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』の見どころを紹介していきます。人生の選択に迫られた時、迷い、悩んで、後ろ髪を引かれるような思いで決断をする。そんな時が誰にでもあると思います。クライマックスを迎えた第9話。ユキコ(杉咲花)と森生(杉野遥亮)の人生のターニングポイントが描かれました。それぞれの想いアルバイトでの働きを評価され、正社員になるチャンスが訪れた森生でしたが、赴任先として告げられたのは鹿児島県。鹿児島県まで、飛行機で2時間。車で17時間。その距離は、ユキコと森生にとってあまりに遠いと感じられました。弱視のユキコが鹿児島県まで行くのは簡単なことではないと、ここまで本作を見てきた視聴者には想像に難くないでしょう。しかし2人ならば、どうにか乗り越えられるのではないかと思ったのですが…。この距離に耐えられなかったのは、森生の方でした。獅子王(鈴木伸之)から正社員登用の話を聞き、考える猶予をもらったにも関わらず、すぐに「行かない」という答えを出してしまいました。理由は、ユキコの側にいたいから。ユキコは、森生の気持ちを嬉しいと思う反面、「いつか後悔するのではないか」「自分が重荷になっているのではないか」と不安を抱えてしまいます。そんな中、ユキコにも転機が。緋山(小関裕太)から連絡が入り、飲食関係の会社に見学に行けることになりました。しかし、会社見学で仕事内容が事務職になると聞き、気を落としてしまいます。「広い意味では食に携われる。必要とされるのは幸せなこと」だと緋山からアドバイス受け、自分を納得させようとするユキコ。そして「誰かに必要とされる幸せを、森生にも味わって欲しい」と考えるようになります。そんな時に、ユキコはアルバイト先の『BBバーガー』で茶尾(古川雄大)がアルバイトから正社員に抜擢されたと聞きます。店長として働いて、この仕事が天職だと思えるようになったという茶尾の話に、ユキコは森生を重ねずにはいれらなかったでしょう。悩んでいる時ほど誰かの何気ない話やアドバイスが、一種のお告げのように聞こえてしまうことはあるもの。緋山と茶尾の言葉が、ユキコには「森生の背中を押せ」と言っているように感じられたのかもしれません。一方、森生から正社員の話を断られた獅子王もまた、悩んでいました。森生が心のどこかで「行きたいと思っているのではないか」と感じていた獅子王でしたが、森生の背中を押してやることができません。何故なら、森生が遠くへ行ってしまうと、側で見守れなくなってしまうから。しかし森生がいつか後悔するのではと、ユキコと同様に複雑な思いの獅子王。それぞれに悩みと不安を抱える中、ユキコと森生はさらにすれ違っていくのでした。ユキコの決断森生の気持ちは終始一貫していました。『ユキコの側にいたい』ただそれだけです。しかし、ユキコの気持ちは複雑でした。どうするのが最善の道なのか、森生の幸せのために多くのことを考え、悩んだに違いありません。そんなユキコに「俺のことなんてどうだっていいんスよ。ユキコさんの人生の方が大事なんで」と話す森生。森生のことを大切に思っているからこそ、ユキコはこの言葉に大きく動揺したようでした。一方の森生が気になっていたのは緋山の存在。調理に携わる仕事を諦めると決めたユキコが、緋山の影響を受けていると感じていました。2人で雪の話をしながら、互いのモノローグが交互に入るシーンが切なかったです。どうしてそれを、ちゃんと言葉にしないのか。お互いが想い合っているのに。そんな、もどかしい気持ちで見ていた視聴者も多かったのではないでしょうか。目が見えても見えなくても、結局人は他人の心の中を見ることは出来ないのだと、痛感させられるシーンでした。互いの気持ちが分からず、心に距離を感じ始めたユキコと森生。そんなある日、森生に最大のピンチが訪れます。緋山がユキコを抱きしめ、好きだと告げたのです。ユキコが緋山に影響されていると感じていた最中、この場面を見てしまった森生。何というタイミング!筆者としては、なぜ森生が昼間のオフィス街をフラついているのかと、口惜しい気持ちでした。そこで「俺のユキコさんに触るな!」とでも言って、2人の間に割って入ってくれればいいものを、森生は目を逸らしてその場を立ち去りました。この行動に、森生の自信のなさと戸惑いが感じられました。「もしかして…」ユキコにそんな疑念を抱いてしまったのかもしれません。ユキコは緋山の告白をすぐに断り、同時に「もし、この先どうなったとしても、私は黒川が好きなんだ」と、不穏な言葉を残しました。この時にはもう決断していたのでしょうか。この直後、ユキコは森生に電話をして2人は会うことに。「私たち、別れよう」ユキコの別れの言葉は虚しいほどにそっけないものでした。緋山との関係を勘繰る森生に、何も語ろうとせず立ち去るユキコ。それは彼女の強い決意の現れだったのか、それとも、話をすれば涙が出てしまいそうだったからなのか。森生と別れたあと、ユキコは泣き崩れました。決断をしたユキコ自身、苦しくて堪らなかったでしょう。後悔も迷いも残っていたかもしれません。様々な人の想いが交錯し、悩み、疑い、思い遣り、そのひとつひとつがパズルのピースのように組み合わさり、ユキコはこの決断に至ったのだと感じました。それがどんな未来につながるのかまだ解らないけれど、必ず意味があると筆者は思っています。そして、森生が彼自身の人生を、自分の足で立って生きるために、必要な何かを得てくれることを期待しています。泣いても笑っても、次が最終回。これまで多くの幸せと笑いを与えてくれた本作だけに、きっと最後は笑顔で終わらせてくれると信じて、希望を胸に待ちたいと思います。恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜/日本テレビ系で毎週水曜・夜10時~放送『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』のドラマコラムはこちらから[文・構成/grape編集部]
2021年12月13日岸井ゆきの主演、浜辺美波が共演する『やがて海へと届く』が2022年春に公開。現在ドラマ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」に出演中の杉野遥亮ら追加キャストが明らかとなり、場面写真が解禁となった。この度解禁となったのは、岸井さん演じる主人公・真奈が大学時代から12年間で出会う様々なキャスト6名。浜辺さん演じるすみれの恋人・遠野を演じるのは、「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」やAmazon Prime Video先行配信中「僕の姉ちゃん」などに出演し、テレビ・CMで大ブレイク中の杉野遥亮。真奈の同僚・国木田を演じるのは、『ワンダーウォール 劇場版』(20/前田悠希監督)、『花束みたいな恋をした』(21/土井裕泰監督)など話題作への出演が続く中崎敏。また、すみれの母親・志都香を鶴田真由、東北で民宿を営む幸栄を中嶋朋子が演じるなど、実力派キャストが脇を固めた。さらに、幸栄の娘を演じるのは、アイドルグループ「さくら学院」を卒業し、来年1月29日よりユーロスペースにて公開予定『麻希のいる世界』で映画初主演を務める新谷ゆづみ。そして、真奈の上司・楢原を『わたしは光をにぎっている』など中川監督作常連の光石研が演じる。併せて今回解禁された場面写真も、真奈やすみれを囲む人々の姿が見て取れるものとなっている。『やがて海へと届く』は2022年春、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:やがて海へと届く 2022年春公開予定©️2022 映画「やがて海へと届く」製作委員会
2021年12月13日女優の岸井ゆきの主演の映画『やがて海へと届く』(2022年春公開)の追加キャストが13日、明らかになった。同作は彩瀬まるによる同名小説の映画化作。突然いなくなった親友・すみれ(浜辺美波)を想いつづける主人公・真奈(岸井ゆきの)が、深い悲しみを抱えながらも前に踏み出そうとする姿を見つめる物語で、中川龍太郎監督の最新作となる。この度、主人公・真奈が、大学時代から12年間で出会う様々なキャスト6名が解禁となった。浜辺美波演じるすみれの恋人・遠野役に、杉野遥亮が決定。また真奈の同僚・国木田役に中崎敏、すみれの母親・志都香役に鶴田真由、東北で民宿を営む幸栄役に中嶋朋子と、実力派キャストが脇を固めた。さらに、幸栄の娘を演じるのは、アイドルグループ・さくら学院を卒業し、女優として羽ばたいている新谷ゆづみ。そして、真奈の上司・楢原を光石研が演じる。あわせて今回、追加キャストの場面写真が到着した。(C)2022 映画「やがて海へと届く」製作委員会
2021年12月13日「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」の9話が12月8日オンエア。人生の岐路に立つなかで、お互いを想うゆえにすれ違うユキコと森生の姿に視聴者からは「胸が痛くなる」といった声とともに、ユキコ役の杉咲花の演技に数多くの絶賛コメントが寄せられている。外出時は白杖が必要な盲学校高等部3年生で、数年前に母を亡くし、父と姉イズミと3人で暮らしている赤座ユキコを杉咲さんが演じる本作。共演には地元では名前を出しただけで相手が逃げていくほど有名なヤンキーだったが、ユキコとの出会いでレンタルビデオ屋で働くことになるなど、生き方が変わってきた黒川森生に杉野遥亮。森生の顔にケンカで刀キズを付けた張本人だが、実は森生に想いを抱いており、それを隠したまま彼を働く金沢獅子王には鈴木伸之。獅子王に想いを寄せ、フラれた後も“推し続ける”ユキコの姉・赤座イズミには奈緒。ユキコの初恋相手で、ユキコが白杖を持つきっかけとなった存在でもある緋山翔太に小関裕太。彼らを取り巻く人々として橙野ハチ子に生見愛瑠。紫村空に田辺桃子。青野陽太に細田佳央太。緑川花男に戸塚純貴。桃井草介に堀夏喜(FANTASTICS from EXILE TRIBE)。橙野茜にファーストサマーウイカ。茶尾店長に古川雄大。ユキコとイズミの父の赤座誠二に岸谷五朗といった顔ぶれも出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。9話では黒川にバイトしているレンタルビデオ屋から正社員の誘いが。森生の工夫が功を奏し、勤務している店舗の業績が上がったことから、業績の悪い店舗を立て直してもらいたいという。獅子王から話を聞いて喜ぶ森生だが、その店舗は鹿児島だった…。社員になるならユキコと離れ離れになってしまう。獅子王から「1週間待ってくれって言ってあるから、考えてくれ」と言われる森生だが、期限を待たずに断りの連絡を入れてくる。ユキコのそばにいたいという森生に対し、自分が森生の人生のジャマになってないかと悩むユキコ。一方そんなユキコに希望している飲食関係の会社が興味を示していると連絡が。しかし会社を訪問すると先方からは、コールセンターや事務関連の仕事をしてもらおうと思っているという答えが…というストーリーが展開。降り始めた雪の中を歩くユキコと黒川。そこに“私、黒川の重荷になってない?”“ユキコさん、俺、近くにいちゃダメっすか”“黒川のことが好きだから、つらい”“ユキコさんのことが好きなのに…遠いっす”とお互いの心の声がナレーションで重なるシーンに「お互いを想い合ってるのにすれ違ってるの辛すぎる」「こんなにもお互い大好きで想い過ぎて切ないシーン、今までのドラマであった?」「「好きなのに辛い」「好きなのに遠い」ってほんとに胸が痛くなる」「こんなすれ違いヤダ……辛い」など、視聴者からの悲痛な声がSNSに殺到。その後、ユキコは森生を呼び出し「私たち、別れよう」と告げる。それは森生を鹿児島に行かせるために、あえて取った苦渋の選択だったが、森生はその直前、ユキコが緋山に抱き寄せられているところを見かけていたため、「やっぱりあいつと…俺じゃダメなんすかね」と、ユキコが自分ではなく緋山を選んだと考えてしまう…。追ってくる黒川を振り切って、1人になり号泣するユキコ…。その演技にも「杉咲花ちゃんの泣きの演技がもう…辛すぎる………」「ユキコの泣き顔切なーーーい」「杉咲花ちゃんの演技すごすぎてガチ泣きした」「最後のユキコの涙は切なくって、さすが杉咲花さん」「あんな泣き方見ちゃったらこっちまで号泣」といった反応が続出中だ。(笠緒)
2021年12月09日弱視の盲学生・ユキコ(杉咲花)と、不良少年だけど純粋な少年・森生(杉野遥亮)の恋愛模様を描く、日本テレビ系で放送中のテレビドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』。ラブコメ作品ではあるものの、主人公のユキコが抱える『弱視』というハンディキャップを通して描かれる現代社会や、周囲の人間との関係性など、社会的な要素でも観る人の心をつかんでいます。『恋です!』ホームに転落したのは…白杖を持った若者が駅のホームから転落し、ユキコの盲学校の友人である青野(細田佳央太)ではないかと、視聴者の間に不安が広がった『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』第8話。ユキコと空(田辺桃子)が病院へ駆けつけると、ベッドで横になっていたのは、青野…ではなく森生だったことが第9話では明らかに。なぜ、森生が入院することになったのかは放送で確認するとして、第9話では、足を骨折した森生のため、身の回りの世話をしようと奮闘するユキコの姿が描かれます。しかし、思うように森生の力になれず、さらには松葉杖をついた森生とではいつものように歩調が合わさせられず、人知れず落ち込むユキコ。そんな中、森生に、獅子王(鈴木伸之)を通じて正社員になるチャンスが訪れます。一方のユキコにも、就職支援をしていた緋山(小関裕太)を通じて、希望していた飲食関係の会社がユキコに興味を示しているという連絡が。何度もすれ違い、しかし少しずつ心を通わしてきた2人に訪れた、最大の大ピンチ。人生の岐路に立たされる2人が導き出した答えとは…。2人の今後が気になる第9話は、2021年12月8日放送予定です。恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜/日本テレビ系で毎週水曜・夜10時~放送『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』のドラマコラムはこちらから[文・構成/grape編集部]
2021年12月08日ブログ『現実逃避は前向きに。』で注目ドラマの感想をつづる、malcoさんによる新連載。水曜ドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』の見どころを紹介していきます。基本的に、森生(杉野遥亮)は自己肯定感が低いと感じていました。「俺なんか」と自らを卑下するような言葉を使ったり、何かにつけて遠慮がちな言動をすることがあり、気になっていました。「母親に捨てられた」という意識がそうさせているのかもしれません。第8話では、そんな森生の前にユキコ(杉咲花)の幼馴染で初恋の相手でもある緋山(小関裕太)が現れます。ライバルの出現に敵意を燃やす森生でしたが、あまりにもデキる男・緋山のハイスペック攻撃に、コテンパンにされてしまうのでした。森生の自信喪失盲学校の職業支援の講師としてユキコと再会した緋山は、笑顔を見せるたびに『キラーン』と効果音が入るほどの爽やかさ。いつもどんな人にでも優しく、気配り上手で、周囲の女性たちを虜にしていきます。さらに、障害者支援を仕事にしているだけあって視覚障害者の事情に詳しく、ユキコたちへのフォローも完璧。森生は緋山を敵視します。そんな中、ユキコは地域で開催されるクリスマスマーケットに出店する茜(ファーストサマーウイカ)の手伝いをすることになります。緋山も参加すると聞き、手伝いを名乗り出る森生。このクリスマスマーケットの手伝いで、森生は緋山と張り合おうと頑張りますが、全く敵いません。料理では緋山の手際の良さを見せつけられ、森生が荷物を運ぼうとすれば、荷台を用意していた緋山が全て運んでしまい、森生がユキコたちにカイロを渡せば、緋山がストーブを持って来てみんなを喜ばせ…そんな具合に、緋山のスマートさを見せつけられてばかり。空回り、引け目を感じていく森生の表情のひとつひとつが、切なくてたまりませんでした。だからこそ、そんな彼に筆者は言ってあげたい。確かに緋山はデキる男ですが、人間の長所というのは「何かが出来る、出来ない」ということだけで決まるのではありません。森生には森生の良さがあるのだと。何より、森生という男は愛されキャラなのです。逆に、緋山のような完璧な人が、森生のような可愛らしい愛されキャラになるのは難しいでしょう。何ひとつ、森生が負けたことにはならないと思うのですが…。しかし、森生は勝手に焦りを感じ、それに追い討ちをかけるように緋山は高圧的な宣戦布告をするのでした。ユキコと森生が与え合うもの「黒川くんとユキコ、合わないんじゃないかな。ユキコは普通の人を選んだ方がいい」と、緋山は、森生を非難しました。自分の意思で不良の道を歩んだ森生は、自分のせいで目が悪くなったわけではないユキコとは、生きづらさの意味が違うと言うのです。続けて緋山は、自らがユキコを幸せにしたいと森生に宣戦布告をします。このシーンの緋山は、これまで視聴者に与えてきた印象とは異なり、いささか尊大な態度に見えました。これまでのユキコと森生を見守ってきた視聴者からすれば、緋山の『普通』という言葉の使い方には反発を覚えます。森生を「普通ではない」と一蹴する緋山は、色眼鏡で他人を見る人間なのではないかと、そんな不安も抱きました。緋山の辛辣な批判に落ち込んだ森生でしたが、最終的にユキコの言葉によって救われます。緋山に負けじと、免許を取り、勉強をしてユキコの役に立ちたいと言い出した森生を、ユキコは自宅に招き、森生がクリスマスマーケットで食べ損ねたと言っていたメニュー『ナポリタンドッグ』を振る舞います。そして、森生への想いを語りました。一人でバスにも乗れなかったし、洋服も買いに行けなかったし、アルバイトなんてできるわけないと思っていた自分が、それらをできるようになったのは、森生がいたからなのだと。今の森生が好きなのだとユキコに伝えられたことで、森生は自信を取り戻し、前向きになれたようでした。森生の一生懸命さと真摯さは、人の勇気に火を灯す力があると思います。視聴者は、森生に背中を押されて前を向くユキコをずっと見て来ました。今回も、食に関する仕事を諦めていたというユキコに森生がエールを送り、改めて彼はユキコにとって必要な存在なのだと示されました気がします。「俺なんか」であった森生には、弱視というハンデにも負けず様々なことに挑戦するユキコが、自分よりも強い人間に見えるのでしょう。だからこそ尊敬し、恋人になった今でも『さん』付けをして敬語で話してしまう。しかしこのところ、森生は自分を卑下するような言動が減ったと、筆者は思っていました。そして、この第8話では、緋山からどんなに差を見せつけられて自信を失っても、森生は「俺なんか」と言いませんでした。これは森生がユキコと付き合っていく中で、彼女の言葉や思いを受けて、着実に自己肯定感が高まっているからではないでしょうか。森生というのは、非常によく考えられた一貫性のあるキャラクターだと感じます。弱視のユキコが積極的に社会と関わるためには、緋山のようなサポートももちろん必要でしょう。しかし、森生が支えているのは『障害者のユキコ』ではなく『恋人のユキコ』。森生だからこそできる『励まし』が、彼女の原動力になっているのは明白です。ユキコの背中を押して勇気や強さを与える森生と、森生の良さを認めて自信を与えるユキコ。お互いに支え合い、二人でいるから成長できる関係が、微笑ましく、羨ましくも映りました。今回のことを乗り越えて、これからも並んで歩く二人の未来を信じたいところですが…。次回以降も、ユキコの就職に向けてまだまだ緋山が活躍しそうな予感がします。また、ラストでは青野が駅のホームで転落事故を起こしたような描写もあり、彼の安否も気になるところ。第9話も絶対に見逃せません。恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜/日本テレビ系で毎週水曜・夜10時~放送『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』のドラマコラムはこちらから[文・構成/grape編集部]
2021年12月08日杉咲花、杉野遥亮共演の「恋です!」第8話が12月1日放送。ユキコの初恋相手・緋山の登場に「負けるな森生!」「応援しながら見てた」など森生への声援の声が上がる。一方ラストで細田佳央太演じる青野に訪れた“危機”に心配の声も上がっている。WEB連載で閲覧数累計2,000万PVを突破したうおやまの「ヤンキー君と白杖ガール」をドラマ化。勝ち気だけど恋には臆病な盲学校生と、喧嘩上等だけど根は純粋なヤンキーが運命的に出会ったことから始まる、笑って泣けて時々ハッとする新世代ラブコメディとなる本作。“色がうっすらわかる”“ルーペを使えば大きい字を認識できる”程度の弱視で外出時は白杖が必要な赤座ユキコを杉咲さんが演じるほか、顔に傷があり地元で恐れられるヤンキーだったが、純粋な性格でユキコとともに自分も変わっていく黒川森生には杉野さん。森生に“想い”を抱いており、自分が店長をしているレンタルビデオ屋で森生とともに働く金沢獅子王には鈴木伸之。そんな獅子王が好きだったが彼の本心を知り、“推し”にすることを決めたユキコの姉・赤座イズミには奈緒。また紫村空役で田辺桃子、青野陽太役で細田さん、橙野ハチ子役で生見愛瑠、ファーストサマーウイカ、古川雄大、岸谷五朗らも共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。ユキコの初恋の人、緋山(小関裕太)が就職支援の講師として盲学校にやってくる。ユキコに親しげな態度で接する緋山に森生は嫉妬を覚える。放課後、卒業後の進路が見えないユキコと空はもっと話を聞こうと緋山をいつもの喫茶店に連れてくるが、そこには森生たちもいて、森生と緋山は再び顔を合わせることに。喫茶店でユキコと空は茜から地域イベントのクリスマスマーケットの手伝いを頼まれる。迷惑をかけるのではと二の足を踏むユキコたちだが、自分も手伝うという緋山に背中を押され参加することに。それを見ていた森生たちも参加する。緋山の“ハイスペック”ぶりに圧倒される森生だが、緋山がユキコに想いがあることを匂わせる発言をしたことで、さらに嫉妬と怒りが沸き上がり…というのが8話のストーリー。緋山は森生に対し、視覚障害のユキコと不良の道を選んだことによる“自己責任”で顔に傷を負った森生とでは「生きづらさの意味が違う」と発言。森生とユキコは合わないと告げたうえで、ユキコは「普通の人を選んだほうがいい」と言い放つ…。緋山の発言に「緋山くん、障がいを持ってる方に対しては凄く寛容で知識もあるのに、森生みたいに自分で世界を狭めた人への攻撃半端ないな..」「ユキコのことを大事に思ってる緋山くんだからこそ、普通を決めつける人であって欲しくなかった」などの声が上がる一方、「緋山くん、宣戦布告なんや!強敵すぎるやん 負けるな森生!!」「ひたすら森生の味方して応援しながら見てた」と、森生への声援も。そんな中ラストでは青野が駅のホームから転落したことを示唆する展開に…「青野くん無事だよね?」「なんだか不穏な展開が見え隠れしてて見るのが辛い…」「最後が衝撃で、ほんわかしてた気持ちが吹っ飛んでった」など、放送後には青野の無事を祈る声も多数SNSに投稿されている。(笠緒)
2021年12月02日弱視の盲学生・ユキコ(杉咲花)と、不良少年だけど純粋な少年・森生(杉野遥亮)の恋愛模様を描く、日本テレビ系で放送中のテレビドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』。ラブコメ作品ではあるものの、主人公のユキコが抱える『弱視』というハンディキャップを通して描かれる現代社会や、周囲の人間との関係性など、社会的な要素でも観る人の心をつかんでいます。森生に恋のライバルが出現!?森生に恋のライバルが出現し、これまた視聴者をやきもきさせそうな予感がする『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』第8話。そのライバルとは、ユキコの初恋の相手・緋山(小関裕太)。さわやかでイケメン、リーダーシップもあり、さらに障がい者支援にも熱心な緋山に森生は完敗してしまいます。ユキコからは、「付き合ってたわけでもないから全然気にしないで」とフォローがあるも、緋山の存在を気にせずにはいられない森生。ユキコと空(田辺桃子)、そして緋山が、地域イベントのクリスマスマーケットに出店する茜(ファーストサマーウイカ)の手伝いをすることを知り、森生は友人たちを巻き込み、自らも手伝いに名乗りをあげます。対抗心を燃やす森生ですが、クリスマスマーケットでは、緋山の完璧超人ぶりを見せつけられる形に。さらには、緋山がユキコへの好意をちらつかせ、最強のライバルの出現に森生はどう立ち向かうのでしょうか…!最終回を目前に、新たな展開に進む『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』第8話は、2021年12月1日、放送予定です。恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜/日本テレビ系で毎週水曜・夜10時~放送『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』のドラマコラムはこちらから[文・構成/grape編集部]
2021年11月30日ブログ『現実逃避は前向きに。』で注目ドラマの感想をつづる、malcoさんによる新連載。水曜ドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』の見どころを紹介していきます。ユキコ(杉咲花)がイズミ(奈緒)の誕生日を祝うため、父・誠二(岸谷五朗)の出張中に森生(杉野遥亮)と獅子王(鈴木伸之)を自宅に招いて、誕生日会を開くというストーリーが展開された第7話。出張が延期になった誠二が帰ってきて森生と獅子王が浴槽に隠れることになったり、お泊まりセットを持ってきていた森生に誠二が意地悪をしたりと、序盤から爆笑とニヤニヤが止まらないドタバタコメディが繰り広げられました。しかしコメディだけで終わらず、深く考えさせられ、気付きを与えてくれるエピソードも紡がれるのが、このドラマの醍醐味。今回は、これまで秘められていた獅子王の内面が描かれました。森生の顔に傷をつけたのは…ドタバタコメディの空気が一変したのは、誕生日会も終わりに近づいた頃。皆さんはお気づきになったでしょうか。誠二と森生が『ユキコクイズ』をしている間、獅子王は酒の一升瓶を抱え込んで直飲みしていたのです。そして唐突に「森生クイズ行きまーす」と陽気に振る舞い始めました。相当酔っ払っていたのでしょう。酔わなければ出来なかった話なのかもしれません。クイズの第3問(実際には4問目)で森生の顔の傷について触れ、「誰が付けた傷でしょう」という問題を出したかと思えば、自ら「正解は自分でーす」と告白。そこから一気にトーンダウンし、森生の顔に傷を残してしまったのに、自分には傷跡ひとつ残っておらず、どんなに森生に殴られても一生チャラにはならないのだと、神妙な面持ちで訴える獅子王。確かに獅子王のやったことは取り返しがつかないことでした。しかし、自分が残した傷が森生の人生にどんな影響を与えてしまったのか、逃げずに見守り続けた彼は、非常に強い人だと感じます。自分の過失に目を向け続けるのは、とてつもなく精神力のいること。森生が何かにつまずくたびに罪悪感に苛まれる。そんな罰をずっと受け続けてきたのです。森生に幸せになってほしいと願い、それが自分の夢だとさえ言ってしまえる獅子王の強い想い。そこにはまだ、隠し続けてきた秘密がありました。獅子王が打ち明けた秘密誕生日会が終わり、獅子王が忘れて帰った鍵を渡しに行ったイズミは、ついに獅子王に想いを打ち明けます。溢れ出した想いに胸が熱くなる真っ直ぐな告白でしたが、残念ながら断られてしまうイズミ。以前からチラついていた獅子王の『思い人』の存在が、ここに来てズッシリと伸し掛かるようでした。ここで獅子王は、「自分は普通ではない」と話し、思い人は男なのだと告げます。そんなことはいちいち言わず、誤魔化すこともできたでしょう。しかしそうはせず、おそらくは誰にも言ったことがないであろう真実を明かしたのは、イズミの真剣な告白に彼なりにきちんと向き合ったからこそ。獅子王の真摯さが垣間見えるシーンでした。魅力的なキャラクターが多い本作の中で、決して出番が多かったわけではない獅子王がこんなにも存在感を放ち、回を追うごとに魅力を増したのは、森生とはまた違った強さと愚直さを持ち合わせているからなのでしょう。獅子王の思い人が森生であるかどうか、彼の口から明かされることはありませんでしたが、森生の写真を持ち歩いていることや、これまでの態度、誕生日会で語られた森生への想いから、そのことは明白です。そしてそれは、程なくイズミに気づかれてしまうのかもしれません。その後、獅子王にフラれたイズミは、彼を『推し』だと思って見守っていくことにしたようです。「推しの幸せは夢ですから」と、笑顔を見せるイズミ。イズミから「最高のファンサ」だと言われた獅子王の笑顔は、心から救われたような、安堵感に満ちていました。森生のことを見守って幸せを願い続けてきた獅子王が、今度はイズミから見守られて幸せを願われるという、このプラスの連鎖。2人とも失恋していることに違いはなく、本来は切ない展開のはずですが、そこに悲壮感はまるでなく、ただただ大切な人の幸せを願うというポジティブさに、見ているこちらまでこの連鎖に巻き込まれたかのような温かさを感じました。それぞれの夢第7話は、『夢』をテーマにまとめられていたことも、強く印象に残りました。視覚障害者が寝る時に見る夢はどんな風に見えるのかという話、そして登場人物たちが各々に思い描く将来の夢や叶えたい夢の話。前述した獅子王とイズミの夢の他にも、ユキコの「森生の顔が見たい」という夢や、誠二の「ユキコに幼い頃の写真を見せたい」という夢のエピソードもありました。森生のホクロを見ることができないというユキコの切ない願いを、写真を拡大するという方法ですぐさま叶えてくれる誠二の大きな大きな父の愛が素敵でした。個人的に気になったのは、ユキコが幼稚園の時に書いたという将来の夢。本人は覚えていないとのことで、具体的には示されませんでしたが、このタイミングで幼い頃の夢について触れられたのは、次回以降のユキコの就職に向けての伏線でしょうか。そしてもうひとつ、森生の夢について。それぞれの夢が何かしらの形で語られる中で、森生だけが『寝ている時の夢』しか出てこず、彼自身の願いや将来の夢については言及されませんでした。ここまで、ユキコの後ばかりを追って来た印象のある森生。ユキコの就職活動を描く展開の中で、森生自身も将来について考える必要に迫られるのかもしれません。2人の歩く未来に何が待ち受けているのか…願わくば、2人が同じ方向を向いて寄り添っていてほしいものですが。次回、ユキコの幼馴染であり初恋の人・緋山(小関裕太)の登場で、波乱の幕開けになりそうな予感がします。恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜/日本テレビ系で毎週水曜・夜10時~放送『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』のドラマコラムはこちらから[文・構成/grape編集部]
2021年11月30日「2022年 東レキャンペーンガール発表会」が29日、都内で行われ、同イメージガールに起用された間瀬遥花が出席した。1981年のクリス・ソロムコをはじめ、山口智子、藤原紀香ら著名な女優やタレントを数多く輩出している「東レキャンペーンガール」。2022年のイメージガールには120人が応募し、書類審査と1次オーディション、2次オーディションを経て3のファイナリストを選出。その中から愛知県名古屋出身で24歳の間瀬遥花が40代目の東レキャンペーンガールに選ばれた。選ばれたことを担当マネージャーからの電話で知ったという間瀬は「最終選考に残った時はここまで来たら絶対に獲りたいと思ったので、素直にうれしかったですね。両親は電話をくれましたし、事務所の方も喜んでくれてお祝いをしてくれました」と周囲と喜びを分け合ったといい、「この2年間、私自身も全然イベントがなかったので、これからの1年間はイベントや人が多く集まる場所に行って触れ合うことを楽しみにしています」とキャンペンガールとして意欲満々。東レという会社のイメージは「繊維の会社とは知っていました。これから自分も勉強する機会があると思いますので、知らないことを勉強していきたいと思います」と話し、「東レさんの魅力を多くの人に発信し、東レさんの会社全体を盛り上げるお手伝いをさせてもらいたいと思っています」と目を輝かせた。間瀬は3年間、地元の名古屋でモデルとして活動した後、今年夏に意を決して上京。「自分が今だと思って直感で決めました。大事な決断に限っては直感で動くことが多いです」と自身の決断で上京を決めたそうで、「周囲は心配してくれましたが反対はされませんでした。私の性格を知っていると思うので」と家族や友人たちの理解があったという。その間瀬が選ばれた「東レキャンペンガール」は、山口智子や藤原紀香ら以降も芸能界で活躍する女優たちが名を連ねているが、「錚々たる過去のキャンペンガールの皆さんと名前を連ねることが出来て光栄に思っています。先輩たちに続けるように再スタートだと思って頑張っていきたいと思います」と決意を新たにした。今後の芸能活動については「今までモデルの仕事をしていたので、もっとモデルとして活躍したいし、今はワークショップでお芝居も勉強もしているのでタレント展開や女優として活躍できるようになりたいです」と展望を明かしつつ、「憧れは中村アンさん。最初はモデルでそこから女優に展開されたので、私もそうなれたらと思っています」と意気込みを語っていた。
2021年11月29日2022年度後期の連続テレビ小説「舞いあがれ!」のヒロインに福原遥が決定した。第107作目となる本作は、1990年代からいまが舞台。ものづくりの町・東大阪と、自然豊かな長崎・五島列島で、様々な人との絆を育みながら、飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生のドラマを描く。今回、2545人の中からオーディションでヒロインに選ばれたのは、「ゆるキャン△」シリーズや『羊とオオカミの恋と殺人』、「チート~詐欺師の皆さん、ご注意ください~」、「IP~サイバー捜査班」などに出演、現在は主演ドラマ「アンラッキーガール!」が放送中の福原さん。演じるのは、東大阪市の町工場で生まれ育つ岩倉舞。幼い頃から人の気持ちを察するのが得意な一方、自分の気持ちを抑えてしまうところがあったが、五島列島の祖母や人々とふれあい、変わっていく。また、飛行機への憧れから人力飛行機サークルに入り、つくり手として活動するが、ひょんなことからパイロットに転身することになり、旅客飛行機のパイロットを志すようになるキャラクターだ。ヒロイン決定に作・桑原亮子は「ヒロインを福原遥さんに演じていただけることになり、とてもうれしく思います。福原さんのまなざしには人を信じ切ることができる強さを感じ、福原さんの笑顔には、見ている人まで笑顔にする力を感じます。温かい人々に囲まれて成長していく一人の女性を、元気いっぱいに演じてくださるのではないでしょうか」と期待。制作統括・熊野律時は「福原遥さん以外にいないと確信し、ヒロイン・舞をお願いすることにしました」とコメントを寄せている。なお本作のクランクインは来年春ごろ、大阪府、長崎県五島列島ほかにて撮影予定となっている。連続テレビ小説「舞いあがれ!」は2022年度後期放送予定。(cinemacafe.net)
2021年11月25日杉咲花、杉野遥亮が共演する「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」の7話が11月24日放送。鈴木伸之演じる獅子王の“号泣謝罪”と、獅子王の“想い人”が男性だと知ったイズミの「推しの幸せは夢ですから」というセリフに視聴者からの反応が続出中だ。外出時は白杖が必要な盲学校高等部の3年生・赤座ユキコを杉咲さんが、有名なヤンキーだったがユキコに恋する黒川森生を杉野さんがそれぞれ演じる本作。ユキコが森生と出会い、お互いのことを理解し、惹かれ合っていく物語が展開してきた。2人のほか、森生のライバルだった獅子王が好きになったユキコの姉・赤座イズミに奈緒。森生のヤンキー時代のライバルだが、今はレンタルビデオ屋で一緒に働く金沢獅子王に鈴木伸之。ユキコとイズミの父の赤座誠二には岸谷五朗。また生見愛瑠、田辺桃子、細田佳央太、戸塚純貴、堀夏喜(FANTASTICS from EXILE TRIBE)、ファーストサマーウイカ、古川雄大といったキャストも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回はユキコがイズミの誕生日を祝うため、誠二の出張の間に森生と獅子王を家に招いて誕生日会を開こうとする。当日赤座家を訪ねる森生。続いて獅子王もやってきて、飾りつけをしようとしていると、そこに出張に行ってるはずの誠二が帰ってくる。森生と獅子王は急遽赤座家の湯舟に隠れふたを閉めるのだが、大柄な2人のため湯舟のなかでは密着状態に…という展開に。結局森生と獅子王は誠二に見つかり、そこにイズミも帰宅。ユキコ、イズミ、森生、獅子王、誠二の5人で誕生会が開かれる。宴が進んですっかり酔った獅子王は、森生の顔に傷をつけたのが自分であることを明かし、その事を謝罪。森生に「幸せになってくれ。それが俺の夢だ」と号泣する…。この獅子王の言葉に「獅子王はずっとずっと黒川の傷を気にしてる」「獅子王、顔に傷つけてしまったことずっとずっと後悔してるんだな…」といった声が集まる。その後、間違って酒を飲んで眠り込んでしまった森生をおんぶして獅子王は帰宅するのだが、赤座家に鍵を忘れてしまう。鍵を届けに向かったイズミは獅子王に告白するが、そこで獅子王の“想い人”が男性だと明かされる。いったんはショックを受けるイズミだが、ジムで獅子王に「獅子王さんのこと推しだと思って見守ってもいいですか」と伝える…。あきらめるのも無理で、友達関係も無理そうだから“推し”にしたいと語るイズミの「推しの幸せは夢ですから」という言葉に「「推しの幸せは夢ですから」は名言!」「イズミさんの、推しの幸せは夢って言える強さ……すごい」「私もそうでありたいし、みんなもそうであって欲しい。」「この言葉を家訓に今後も生きていきます」などの反応が続出中だ。(笠緒)
2021年11月25日弱視の盲学生・ユキコ(杉咲花)と、不良少年だけど純粋な少年・森生(杉野遥亮)の恋愛模様を描く、日本テレビ系で放送中のテレビドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』。ラブコメ作品ではあるものの、主人公のユキコが抱える『弱視』というハンディキャップを通して描かれる現代社会や、周囲の人間との関係性など、社会的な要素でも観る人の心をつかんでいます。ついに森生が父・誠二と対面!第7話では、姉・イズミ(奈緒)の誕生日を祝うため、森生と獅子王(鈴木伸之)を家に招くことにしたユキコ。父・誠二(岸谷五朗)が出張で家にいないタイミングを狙ったものの、出張が延期になった誠二が家に帰宅するというハプニングが発生してしまいます。イズミの誕生日会では、森生の『いい彼氏』ぶりが気に食わず、張り合おうとする父・誠二。一方で、獅子王とは意気投合するなど、こちらも波乱の展開…!さらに、お酒が進んだ獅子王の『普段は見せない一面』に、イズミの恋も加速するなど、ユキコと森生以外の恋愛模様からも目が離せない『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』第7話は、2021年11月24日放送です!恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜/日本テレビ系で毎週水曜・夜10時~放送『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』のドラマコラムはこちらから[文・構成/grape編集部]
2021年11月24日遥海がメジャー1stアルバム『My Heartbeat』を2022年1月26日にリリースすることが決定した。今作には、TVアニメ『波よ聞いてくれ』のEDテーマに起用されたメジャーデビュー曲「Pride」や、映画&ドラマ『科捜研の女』のダブル主題歌「声」、NHK『みんなのうた』2021年8月から9月の放送曲「スナビキソウ」などの既発曲5曲と新録曲5曲の計10曲が収録される。リリース形態は通常盤、初回生産限定盤の2形態で、初回生産限定盤には特典映像が収録されたBlu-rayが付属。併せて各CDショップでの購入者特典も発表された。また『My Heartbeat』通常盤のジャケット写真が公開され、遥海自身が絵の具を使いペイントしたマーブル模様に写真がコラージュされたデザインになっている。<リリース情報>遥海 1stアルバム『My Heartbeat』2022年1月26日(水) リリース遥海『My Heartbeat』通常盤ジャケット●通常盤(CD):3,300円(税込)●初回生産限定盤(CD+BD):4,400円(税込)【購入者特典】・全国共通特典:オリジナルポストカード(Type A)・TOWER RECORDS全店(オンライン含む / 一部店舗除く):オリジナルステッカー(Type A)・TSUTAYA RECORDS(一部店舗除く) / TSUTAYAオンラインショッピング:オリジナルポストカード(Type B)・HMV全店(HMV&BOOKS Online含む / 一部店舗除く):オリジナルステッカー(Type B)・楽天ブックス:オリジナルアクリルキーホルダー・セブンネットショッピング:オリジナル三つ折り卓上カレンダー・Amazon.co.jp:メガジャケ予約URL:<ライブ情報>『Harumi "My Heartbeat" 2022 TOUR』●3月18日(金) 大阪 バナナホールOPEN 18:15 / START 19:00【チケット料金】オールスタンディング:4,300円(ドリンク代別)・プレリク2次受付受付期間:11月13日(土) 12:00〜11月23日(火) 23:59受付URL:・夢番地OASIS会員受付受付期間:11月22日(月) 11:00~11月26日(金) 12:00・夢番地一般WEB会員受付受付期間:11月29日(月) 12:00~12月3日(金) 12:00受付URL:お問合せ:バナナホール 06-6809-3016●3月19日(土) 名古屋 SPADE BOXOPEN 17:30 / START 18:00【チケット料金】オールスタンディング:4,300円(ドリンク代別)・一般先行受付受付期間:11月6日(土) 12:00~11月28日(日) 23:59受付URL:お問合せ:SPADE BOX 052-212-9028●3月21日(月・祝) 東京 WWWXOPEN 17:15 / START 18:00【チケット料金】オールスタンディング:4,300円(ドリンク代別)・HOT STUFF先行受付期間:11月9日(火) 12:00~11月24日(水) 23:59受付URL:お問合せ:WWW X 03-5458-7688<番組情報>ZIP-FM『Midnight Getaway』毎週月曜日深夜1:00~1:30放送中番組HP:関連リンク遥海 オフィシャルHP:遥海 オフィシャルInstagram:遥海 オフィシャルTwitter:遥海 オフィシャルTikTok:遥海 オフィシャルYouTube:
2021年11月17日ブログ『現実逃避は前向きに。』で注目ドラマの感想をつづる、malcoさんによる新連載。水曜ドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』の見どころを紹介していきます。ラブコメでありながら、恋愛模様だけでなく視覚障害をテーマとした様々な問題を取り上げ、展開していく本作。ユキコ(杉咲花)と周囲の衝突を描いた第5話に引き続き、第6話でも視覚障害者と健常者との間にある、壁の高さを感じさせるストーリーとなりました。今回スポットが当てられたのは、ユキコの友人・空(田辺桃子)。盲学校で開かれるマラソン大会に向けて特訓中だった空が、放置自転車にぶつかって転倒してしまいます。大きな怪我はなかったものの、誰かが道に障害物を置いて空の練習を阻害していると判明し、ユキコたちは憤りを隠せません。森生(杉野遥亮)が犯人探しをしようと協力を申し出ますが、そこで空が見せたのは『見える人』に対しての激しい憎悪でした。白杖を蹴飛ばされたり、本当に見えないのかと難癖をつけられたり、そんな非情に晒されることがあるのだという話を聞けば、空の憤りにも頷けます。しかし、森生もそんな酷いことをする『見えるやつ』と同類だと罵った空に、さすがの森生も気分を害した様子。2人は大喧嘩になってしまうのでした。同じものを好きになれるということ友人と彼氏が激しく衝突してしまい、このままにしておけないと考えたユキコは、2人を仲直りさせるため一計を案じます。ユキコが考えたこの解決策こそが、第6話のテーマだったように思います。ユキコは、自分の考えたルートを森生と空に走らせることで、見えている人も、見えていない人も、同じものを好きになれて、共感し合えるのだと証明しようとしたのでした。次第に心を開いていく森生と空。ユキコの思惑にハマった2人は、最終的にお互いをリスペクトできる関係になれました。さらに言えば、青野(細田佳央太)と花男(戸塚純貴)たちが、鼻の下を伸ばして共感し合っていたボイスコミック『真珠の肌』でさえも、今回のこのテーマに沿ったものでした。『共通点』というよく聞く言葉は、視聴者にとって身近なもの。それをドラマに取り入れる、効果的なエピソードの作り方に感心させられます。住む世界が違う者同士が分かり合う取っ掛りとして、何かに共感したり何かを共有するというのは、関係性を深める近道の1つ。特に好きなものに共通点があれば、前向きな関係が築けます。森生と空がそうであったように、私たち自身も同じことがいえるのではないでしょうか。生まれも育ちも違う、価値観も違う…しかし、きっとどこかに共通点があるはず。違う世界に生きる人間だと感じても、私たちは同じことで笑い、共感できた時、同じ人間だと実感できます。無意識に作り出した『壁』を壊すのは、そうしたほんのささいなきっかけなのかもしれません。森生と空、2人をよく理解しているユキコだから出来た、優しさと遊び心にあふれたアイディアでした。そして、ユキコが2人の距離を近付けるために考えだしたアイディアは、森生と出会ったことで、彼女自身が徐々に変わりつつあるからのように思えます。「ありがとう」と「すみません」の使い分け話は戻り、空のマラソンの練習を邪魔していたのは、彼女がひと月ほど前に別れたという元カレ・拓己(福山翔大)でした。「できる限りのことをしてあげた」と、やけに上から目線で犯行の動機を語る拓己は、本当に空が好きで付き合い始めたのか、それとも目の不自由な彼女を思いやる優しい彼氏を演じたかっただけなのか…。どちらにしろ、その行為は、おそらく彼が思っていた以上に、空を苦しめるものだったに違いありません。空は、何かあるたびに「すみません」と彼が周囲に謝ることで、常に迷惑をかけているように感じ、劣等感に苛まれていたのでした。実は筆者自身、若い頃にこの「ありがとう」と「すみません」の使い分けについて指摘された経験があったため、非常に心苦しい思いでこの場面を見ておりました。人の好意に対して「すみません」と返すのは、相手に「逆に悪いこと(余計なこと)をしたのでは」と思わせてしまうため失礼であり、良いことをしてもらった時は「ありがとう」と返すべき。そう言われて、それ以降「ありがとう」を使う頻度が圧倒的に増えたのでした。障害のあるなしに関係なく、人の心の奥を気遣い、言葉を選ぶことの大切さに再度気付かされた第6話でした。今回は障害者への悪意ある行為を扱ったシビアな内容だっただけに、全体的に重い雰囲気でしたが、最後にはちゃんとユキコと森生の仲良しぶりも見せつけてくれました。序盤での森生は「あぁ~たこ焼きになりてぇ」なんて可愛いことを考えていたくせに、終盤では空にヤキモチを焼いて拗ねるユキコに不意打ちキス。やるときはやるんだな、森生!「今のなんだった?」というユキコの反応も可愛くて、2人の幸せな姿をいつまでも見ていたいと思える名シーンでした。社会的なテーマとラブコメをうまく組み合わせるところも、このドラマが人気の理由の1つなのかもしれません。次回は、赤座家に森生と獅子王(鈴木伸之)が呼ばれてイズミ(奈緒)の誕生会を開くという、これまた楽しそうなイベントが待ち受けているようです。楽しみすぎて、ニヤニヤが止まりません。恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜/日本テレビ系で毎週水曜・夜10時~放送『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』のドラマコラムはこちらから[文・構成/grape編集部]
2021年11月14日杉咲花主演、杉野遥亮ら共演の「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」第6話が11月10日オンエア。鈴木伸之演じる獅子王の切ない表情に励ましの声が上がるとともに、ユキコと森生のキスシーンには「史上最高のキスシーン」など絶賛の声が上がっている。WEB連載で閲覧数累計2,000万PVを突破したうおやまによる原作をドラマ化、勝ち気だけど恋には臆病な盲学校の女の子と、地元では恐れられているが根は純粋なヤンキーが運命的に出会い、お互いのことを理解し、惹かれ合っていくという恋の物語が展開する本作。外出時は白杖が必要な弱視で、森生と付き合いはじめた赤座ユキコを杉咲さんが演じ、地元で恐れられるヤンキーだったが、純粋な性格でユキコと惹かれあっていく黒川森生には杉野さん。元々は森生のライバルだったが、今はレンタルビデオ屋で一緒に働く金沢獅子王には鈴木さん。獅子王に恋して同じジムに通うようになったユキコの姉・赤座イズミには奈緒。ユキコの盲学校での同級生で、視野が欠損するタイプの弱視の紫村空には田辺桃子。同じくユキコの同級生で全盲の青野陽太には細田佳央太。ユキコがバイトするハンバーガーショップの茶尾店長には古川雄大。ユキコのバイト先の同僚、紺野には大友花恋。橙野ハチ子に生見愛瑠。橙野茜にファーストサマーウイカ。ユキコとイズミの父・誠二に岸谷五朗。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。盲学校で開かれるマラソン大会に向け、ユキコは森生に伴走者になってもらい練習する。2人が近くでマラソン練習をしているはずの空と合流するため公園に行くと、そこには伴走なしで走る空の姿が。さらに空が森生たちの目の前で放置自転車に激突して転んでしまう。空を助ける2人だが彼女はなぜか震えていて…。実は空の走路に障害物を置いた人間がいた。空を助けようとする森生だが、空から拒絶され2人は険悪なムードに。2人に和解してもらおうとユキコは、森生と空の両方が好きなものと出会えるマラソンコースを設定、森生に空の伴走を頼むことに…というのが今回のストーリー。ユキコはイズミにも協力を依頼、イズミは獅子王を連れ、森生と空のマラソンコースで“給水役”になる。「貴様はこんなに走れるとはな」と言いながら森生にペットボトルを渡す獅子王。森生が「ちゃんとしねえとな、ユキコさんの頼みだから」と答えると、「そうか…」と寂しそうで切なそうな表情を浮かべる。この獅子王の表情に視聴者からは「ユキコさんの頼みだから、と聞いて悲しそうな顔する獅子王しんどい」「おおぉん獅子雄、、切ないほんと切ない」「獅子王~切ない顔すな…」「獅子王凹んでるなやっぱり森生好きなのね」といった励ましの声が上がる。その後、空のマラソンの邪魔をしたのが彼女の元カレだったことが判明。元カレの身勝手な言い訳に普段は穏やかな青野が激昂する…。そんな青野にも「青野くんの見せ場カッコ良かった」「青野くんが「ふざけんじゃねえよ!」って立ち上がったところ、何度観ても咽び泣く」などの声が送られる。そしてラストでついに森生がユキコにキス。戸惑いながら笑顔をみせるユキコと、それを見て微笑む森生。この初々しい“不意打ちキス”に「史上最高のキスシーンでした!」「こんなに可愛いキスシーンを初めて見たよ」「照れているユキコと森生にこちらがデレデレになってしまいました」「キスされたあとのユキコのリアクションがかわいすぎるよー」など、視聴者からの絶賛の声が殺到中だ。(笠緒)
2021年11月11日ブログ『現実逃避は前向きに。』で注目ドラマの感想をつづる、malcoさんによる新連載。水曜ドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』の見どころを紹介していきます。アルバイトに馴染み始めたユキコ(杉咲花)が森生(杉野遥亮)に告白し、めでたく結ばれた第5話。2人が付き合い始めて幸せムード溢れる展開になるのかと思いきや、意外にもユキコと様々な人物の、衝突と和解が描かれました。特に、ハチ子(生見愛瑠)と紺野(大友花恋)の、ユキコへの心ない言葉は衝撃的で、見る人の心をえぐります。「障害者はズルい。私だって、この白杖があれば許されるんだから」というハチ子と、紺野の「ちょっと甘えてない?こんなことできなくて当たり前、できなくても許されるって思ってないかな?それって、私には障害があることを利用してるように見えるんだけど」。障害という社会的なハンデを負っている上に、敵意まで向けられる…ユキコと同じ立場にある人にとって、そう珍しくない経験なのかと思うと、胸が痛みます。周囲に敵意を向けられて尚、前向きに行動するユキコの強さに惹かれた1時間でした。障害者はズルい?ユキコは視覚障害があるから、出来ないことがあっても許される。今回、ユキコとトラブルを起こしたハチ子と紺野には、どちらもこの思いが根底にありました。ハチ子は、人付き合いが苦手で上手く立ち回れない自分と、周囲から優しくされるユキコを比べて、ズルいと感じていました。しかし、ユキコだって常にみんなから優しくされているわけではありません。そんな自分の実情や思いを互いに主張し合い、伝え合うことで和解に漕ぎ着けた、ユキコとハチ子。一方、ユキコのアルバイト先の先輩・紺野は、仕事がスムーズに出来ないユキコに腹を立てていました。ポテトの注文をレシートを見て受けるという新しい仕事にトライしたユキコでしたが、インクが薄くて読み取るのに時間がかかり、レシートをためてしまいます。それを紺野は「できなくても許されると思って甘えている」と厳しく責めました。紺野の怒りに対して、ユキコはレシートの文字を大きくするという方法を提案。紺野はレシートの印字に時間がかかると反対しますが、いざやってみるとレシートの文字が読みやすくなり、他のスタッフのミスも減ったのです。ここで意外だったのは、紺野が「スタッフのミスが減った」とユキコに言いに来たこと。紺野の口から謝罪の言葉が出ることは、とうとうありませんでしたが、自分の非はきちんと認め、これからも言いたいことは言って欲しいとユキコに伝え、2人のトラブルはひとまず落着しました。ユキコには出来ないことがある。それは変えようがありません。しかし彼女には、欠点の改善方法を考えて行動に移し、乗り越える力がある…そんなユキコの強さが光ったエピソードでした。言葉は道具この第5話では、もうひとつ衝撃的な出来事がありました。それは、森生の過去を聞きたがるユキコに、森生が「話したくないことだってある」と怒ったこと。あの森生がユキコに向かって口調を荒げるなんて!それほどまでに、出て行った母親のことは、彼の中で蓋をしておきたい記憶だったのでしょう。イルミネーションが煌めく街で、突然姿を消した母を泣きながら探し回る森生少年は、本当に不憫でした。ずっと過去から逃げていた森生でしたが、ユキコの友人や獅子王(鈴木伸之)の言葉で、向き合う決心をします。森生は、ユキコが母親のようにいなくなるのが怖かったのです。それはユキコが好きで、大切に思っているからこその恐怖。ユキコが森生の心に踏み入ろうとしたのも、森生を好きだと思う気持ちからでした。2人はお互いの思いを伝え合って、仲直り。森生の「好きです」に、これまでにない彼の激情を見た気がしました。思えば、今回のユキコをめぐるトラブルは、どれも自分の思いをきちんと言葉にして伝え合うことで和解しています。ユキコは言葉を欲しがる傾向があります。それはユキコの、「ムカついてたけど、はっきりに言ってくれたことは嬉しい」「ストレートに言い合えた方が、お互い後腐れないしね」「前にも言ったよね。私は人の顔色を読むことが難しいから、何でも言葉にして欲しいって」といったセリフにも表れています。耳からの情報を頼りにしているユキコにとって、言葉がどんなに大切なものか、想像に難くありません。しかし、言葉を大切にしなければいけないのは、ユキコだけではないでしょう。ユキコは白杖を「生きていくために必要な道具」だと表現しましたが、言葉もまた、私たちが社会生活を営むために必要な道具だと言えます。人を傷つける凶器にもなれば、お互いを理解し合うためのツールにもなるのです。当然のことのようですが、普段私たちがどれだけその事を意識して生活を送っているのか…。考え直してみる良いきっかけになりそうです。恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜/日本テレビ系で毎週水曜・夜10時~放送『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』のドラマコラムはこちらから[文・構成/grape編集部]
2021年11月09日弱視の盲学生・ユキコと、不良少年だけど純粋な少年・森生の恋愛模様を描く、日本テレビ系で放送中のテレビドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』。ラブコメ作品ではあるものの、主人公のユキコが抱える『弱視』というハンディキャップを通して描かれる現代社会や、周囲の人間との関係性など、社会的な要素でも観る人の心をつかんでいます。ユキコの友人・空にフォーカスがあたる第6話第6話では、盲学校で開かれるマラソン大会に向け、ユキコ(杉咲花)の練習に付き合うことになった森生(杉野遥亮)。運動嫌いですぐにサボろうとするユキコの新たな一面を知り、ますます森生は愛おしさを募らせるなど、2人の関係はゆっくりと、しかし順調に深まっていきます。一方で、ユキコの親友で同じ盲学校に通う空(田辺桃子)には、トラブルが。空が走る道にわざと障害物を置いて、練習を邪魔しようとした悪意ある人物がいるというのです。空を救うために行動を起こす森生。しかし、唯一の取り柄である『走ること』を諦めたくない空は、森生を頼ることを拒否してしまいます。それは、森生もまた、『見えない』自分をバカにする『見える人』たちと一緒なのではないかという思いからでした。空の言葉を受け、『見える』人である自分とユキコたちの間には超えられない壁があるのではないかと、いらだつ森生。ユキコもまた、親友と恋人、自分にとって大切な2人が分かり合えないことを悲しく思い、何か自分にできることがないかと考えます。さらに、獅子王(鈴木伸之)に想いを寄せる、ユキコの姉・イズミ(奈緒)は、なんとかお互いの関係を進展させようと奮闘!この2人の関係性にも注目の第6話は、2021年11月10日の夜10時から放送です。恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜/日本テレビ系で毎週水曜・夜10時~放送『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』のドラマコラムはこちらから[文・構成/grape編集部]
2021年11月07日福原遥が、OKAMOTO’Sとのコラボ曲「Lucky Days feat. OKAMOTO’S」を12月15日にCDシングルとしてリリースすることが決定した。表題曲「Lucky Days feat. OKAMOTO’S」は福原が主演を務めるドラマ『アンラッキーガール!』の主題歌で、作詞とゲストヴォーカルはオカモトショウ、作曲はオカモトショウとオカモトコウキが担当し、バンドサウンドに福原の透明感のある歌声とオカモトショウの力強いボーカルがくせになるデュエットソングとなっている。カップリングには、2005年にリリースされたレミオロメンの「粉雪」のカバーが収録される。リリース形態は初回生産限定盤と通常盤の2形態で、初回生産限定盤にはファッションや広告など幅広いジャンルで活躍するアーティスト・嶌村吉祥丸が撮り下ろした24ページのフォトブックのほか、付属のBlu-rayにはOKAMOTO’Sとのレコーディング・ドキュメンタリー映像を収録。またジャケットのイラストは、イラストレーター / アーティストの我喜屋位瑳務(読み:がきや いさむ)が担当し、目をひくカラフルな仕上がりになっている。ドラマ『アンラッキーガール』は、とにかくツイてなさすぎる、“世界一不運”な3人の女性たちが、次々にトラブルに巻き込まれながらも幸せを掴もうと奮闘していくアンラッキーコメディで、福原は金運を筆頭にあらゆる運がゼロの主人公・福良幸(読み:ふくら・さち)を演じている。<リリース情報>福原遥 ニューシングル『Lucky Days feat. OKAMOTO’S』2021年12月15日(水) リリース●初回生産限定盤(CD+Blu-ray):2,640円(税込)福原遥『Lucky Days feat. OKAMOTO’S』初回生産限定盤ジャケット●通常盤(CD):1,100円(税込)福原遥『Lucky Days feat. OKAMOTO’S』通常盤ジャケット【CD収録内容】※全形態共通01. Lucky Days feat. OKAMOTO’S02. 粉雪03. Lucky Days feat. OKAMOTO’S(Instrumental)【Blu-ray収録内容】※初回生産限定盤のみLucky Days feat. OKAMOTO’S レコーディング・ドキュメンタリー予約リンク:「Lucky Days feat. OKAMOTO’S」配信リンク:【店舗別購入特典】・応援店舗:オリジナル・ポストカード(応援店ver.)応援店対象店舗はこちら:・TOWER RECORDS全店(オンライン含む / 一部店舗除く):オリジナル・クリアファイル・Amazon.co.jp(ECサイト):メガジャケ※商品名に「Amazon.co.jp限定特典」の記載があるページからの購入のみが対象となります。・Sony Music Shop限定特典(初回生産限定盤+通常盤セット)特典:直筆サイン入りA3クリアポスター※2種どちらかお選びいただけます。※数量限定となります。予約はこちら:()<ドラマ情報>プラチナイト モクドラF『アンラッキーガール!』読売テレビ・日本テレビ系にて毎週木曜23時59分~放送中ドラマ『アンラッキーガール』ビジュアル番組HP:番組Twitter:番組Instagram:関連リンクオフィシャルホームページ福原遥 MUSICオフィシャルホームページ(@haruka.f.official)(@haruka_staff)(@haruka_music_s)
2021年11月05日杉咲花、杉野遥亮共演による「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」の5話が11月3日オンエア。ユキコと森生、2人が口にした「好き」に「可愛すぎ」「ほんと応援したいカップル」などの声が集まる一方、ラストシーンで獅子王が漏らした“ため息”にもSNSがざわめいている。勝ち気だけど恋には臆病な盲学校の女の子が、地元では恐れられているが根は純粋なヤンキーと運命的に出会い、お互いのことを理解し、惹かれ合っていく物語が展開する本作。外出時は白杖が必要な盲学校高等部の3年生・赤座ユキコを杉咲さんが演じるほか、有名なヤンキーだったがユキコに恋して、レンタルビデオ屋で働くことになった黒川森生に杉野さん。森生のライバルだった獅子王に想いを寄せ始めたユキコの姉・赤座イズミに奈緒。森生のライバルだった金沢獅子王に鈴木伸之。森生のことが好きな橙野ハチ子に生見愛瑠。ユキコの同級生・紫村空に田辺桃子。青野陽太に細田佳央太。森生のヤンキー仲間・緑川花男に戸塚純貴。森生の子分的存在・桃井草介に堀夏喜(FANTASTICS from EXILE TRIBE)。森生たちの溜まり場になっている喫茶店の店主・橙野茜にファーストサマーウイカ。ユキコがバイトしているハンバーガーショップの茶尾店長に古川雄大。ユキコとイズミの父の赤座誠二には岸谷五朗といったキャストも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。5話ではついにユキコが森生に告白。森生のためにバイト先で自分が作ったポテトを手渡すと「あのさ、黒川…好きなんだ」と想いを伝えるユキコ。それを聞いた黒川は思わず自分の頬を叩き、さらに驚きのあまり腰を抜かし、その後「やったぁー!」と叫びながら走り出す…。そんな森生の姿に「告白シーン可愛すぎた、眼福です」「今日のハイライトを選ぶのは難しいけど、きゃわきゃわだったのは告白されて走り回る森生と嬉しそうなユキコ」などの声が上がる。こうして交際をはじめた2人だったが、ユキコから母親のことを聞かれた森生は表情を一変させ、付き合っていても話したくないことはある。なんでも全部言わなきゃいけないのかと怒ってしまう。森生は母親が自分を捨てて出て行ったという過去を背負っていた。ユキコは森生の心に土足で踏み込んだことを後悔するのだが、空と青野から話を聞いた獅子王の説得で森生は自分の過去と向き合い、そしてユキコにすべてを話す。森生の話を聞いたユキコは「私はいなくなったりしない。黒川のこと、ひとりぼっちになんてさせない」と語りかける。その言葉に森生は「好きです」とユキコを抱きしめる…。この「好きです」にも「こんなストレートなセリフが響くのは、これまでの物語があってこそ」「森生の返しが「好きです!」って想い溢れすぎてこんなの泣くしかないだろ…」「ほんと応援したいカップルだわ」などの言葉がタイムラインにあふれる。一方、ラストではジムのロッカールームで獅子王が、森生の写真を見つめため息をつくという場面が。このラストシーンに「やっぱり獅子王はもりおだとおもったー!!」「ちょっと待ってー!!!獅子王!マジかー!!!!それはそれでキュンだけど…」といった反応も続々集まっている。(笠緒)
2021年11月04日ブログ『現実逃避は前向きに。』で注目ドラマの感想をつづる、malcoさんによる新連載。2021年秋ドラマの見どころを紹介していきます。姉妹喧嘩の末、イズミ(奈緒)から認めてもらえたユキコ(杉咲花)と森生(杉野遥亮)。ユキコとイズミの関係は、以前よりも仲睦まじく感じられました。良い姉妹ですね。2021年10月27日に放送された第4話では、働き始めた森生と対等でいたいと思ったユキコが、アルバイトを始めます。森生に甘えないために「アルバイトで認められるまでは会わない」と宣言し、やる気満々のユキコ。しかし、いざ仕事を始めると失敗を連発してしまいます。ユキコのアルバイトを通して、障がい者が健常者の中で働くのがいかに大変かを、痛感させられるストーリーとなりました。障がい者が健常者の中で働くということ最初に行ったスーパーマーケットの面接で「メリットがなければ雇えない」と断られたユキコ。忙しい業務の中で、健常者と同じ働き方ができない障がい者にとって、雇うメリットを問われてしまうのは過酷です。森生にとっては、ユキコと働けること自体がメリットになるようで、職場のスタッフがみんな森生だったらいいのにと思えてしまいます。盲学校の先生からは「これがやりたい」というパワーが大切なのだと助言してもらい、ユキコは大好きな『BBバーガー』の面接へ。店長の茶尾(古川雄大)は、即座に採用を決定。喜ぶユキコでしたが、周囲のスタッフはあからさまな迷惑顔。しかしスタッフたちの表情は、ユキコには見えません。アルバイト初日。店内の様子がぼんやりとしか見えないユキコは、歩くこともままならず、厨房の隅で立っているしかできませんでした。忙しいスタッフたちは、ユキコを邪魔者扱いするばかり。スタッフたちは皆、ユキコと一緒に働くことにメリットを感じていなかったのでしょう。しかしユキコを採用した茶尾だけは、彼女に「新しい風」を期待していたのでした。指導係になった紅林(吉住)のポテト作りの説明も、弱視のユキコには解りにくいものでした。手本を見せながら「ボタンを押す」「スイッチを入れる」と説明するので、健常者であれば何の問題もなく伝わりますが、ユキコにはそのスイッチやボタンを見つけるのも困難です。いかに私たちが、普段の生活で視力を頼りにしているのかに気付かされます。ユキコがどのくらい見えないのか。それを知らなければ、ユキコがなぜ出来ないのか、どうすれば出来るのかが解らないのですね。知るということは本当に大切です。どんなに嫌な思いをしても、店のマニュアルを持ち帰って拡大読書機を使って熟読したり、早く出勤して店の中の配置を覚えたり、ユキコは努力を惜しみません。その姿を見た紅林は、一生懸命な彼女を応援したいと思うようになっていくのでした。ユキコが生んだ一体感一方、第3話のラストでハチ子(生見愛瑠)にキスをされた森生。なんと、あの出来事をハプニングだと思っていたようです。ピュ…ピュアにもほどがある…!ハチ子の中の嫉妬心や憎悪など、想像もしていないのでしょう。どこまでも心が綺麗なヤンキーです。そんな『ピュアヤンキー』こと森生は、ユキコと会えない期間にハチ子から正式に告白され、それ以降ハチ子のことが頭から離れず、「俺は浮気者なのか」と自責の念に駆られていました。そんな時に偶然、森生は青野(細田佳央太)と出会います。森生はユキコと行動を共にしてきただけあって、青野のことも当然のように誘導していました。さすがです。誰とでも分け隔てなく接することができる、森生の能力にも感心させられます。森生の恋愛相談を受けた青野は、「信号とポストの赤が違うように、好きにもいろんな種類があるのではないか」とアドバイス。結局、森生はハチ子を妹のようにしか思えず、ハチ子は森生にフラれてしまうのでした。そんなある日。BBバーガーのスタッフの一人が急遽休むことになり、ユキコがポテトを作る係になります。このシーンは本当に緊張しました。注文はどんどん入るのに、何もできず失敗を重ねるユキコ。とうとう紅林がポテトを作り始めて、何もできないまま終わるのかと思いましたが。そこへ聞こえてきたのは、「フレー!フレー!」とユキコにエールを送る森生の声。離れていても、会えなくても、応援してくれていると感じられる森生の存在が、この時のユキコには、どんなに有り難かったか。森生に力をもらったユキコは、もう一度ポテト作りに挑戦します。油を使う作業ですから、見ているこちらまで、火傷をしやしないかとハラハラさせられました。スイッチを探すユキコに、先輩スタッフがマグネットを貼って教えてくれて、揚げたての熱々ポテトをケースに入れて…。気がつけば筆者だけでなく、テレビの中のBBバーガーのスタッフたちも、ユキコの作業に釘付けになっていました。きっとみんな同じ気持ちで、ユキコを見守っていたに違いありません。ついにユキコがポテトを完成させた時には、筆者だけでなく、あんなに迷惑そうだったスタッフたちにも笑顔が。そこにはテレビの画面を超えた、一体感が生まれていました。茶尾が望んでいた『新しい風』とは、これだったのです。ユキコが働くことで、スタッフの多くが障がい者に対して配慮できるようになるでしょう。彼女を通して障がい者について知ることができるからです。それは、お店に様々なお客様を迎えるための配慮にも、繋がるかもしれません。または、お互いに配慮し合うことで、チームワークが良くなるかもしれません。意識が変わっていくのは、ユキコと関わったからこそ。この作品を通してユキコを知ってきた視聴者も、BBバーガーのスタッフも、同じ体験をしているようです。イズミと獅子王が…?第4話では、ユキコと森生の恋のドキドキは抑え気味でしたが、ユキコの努力と成長に心が温まるストーリーでした。ドキドキといえば、イズミと獅子王(鈴木伸之)の距離感にもドキドキさせられます。ヤンキーなんてダメだと、あれだけユキコに言っていたイズミが、獅子王を好きになってしまうなんて…!想い人がいるのかと尋ねて「はい」と返された時の、あまりにも小さな「そう、ですか」が切なかったです。でも諦めないで欲しい!それにしても、獅子王の想い人とは一体誰なのか。筆者には森生しか思い浮かびませんが、いつか明かされる日が来るのでしょうか。そして今回のラストも、嫉妬心に燃えるハチ子が登場。森生にフラれてしまったハチ子は、ユキコに何をするつもりなのか…。次回、第5話が待ちきれません。[文・構成/grape編集部]
2021年11月02日