「Kis-My-Ft2」玉森裕太主演で東野圭吾の小説を映画化した『パラレルワールド・ラブストーリー』の主題歌が、宇多田ヒカルの「嫉妬されるべき人生」に決定。併せて、楽曲が使用された予告編と最新ポスタービジュアルが到着した。本作の主題歌「嫉妬されるべき人生」は、昨年リリースされた宇多田さんの7枚目のアルバム「初恋」に収録されている楽曲。リリース時に曲を聞いた森義隆監督が「これしかない!」と熱望してオファーしたところ、宇多田さん側がその思いを受けて快諾。主題歌の決定に至ったという。公開された予告編では、そんな宇多田さんの主題歌が挿入され、2つの世界に迷い込んでしまった玉森さん演じる崇史が、目が覚める度に変わる世界の中で真実を追い求めていく姿が映し出される。愛する麻由子(吉岡里帆)と恋人同士の世界と、麻由子が親友・智彦(染谷将太)の恋人になっている世界――。数々の“謎”も映し出され、一体、真実の世界はどっちなのか…と、謎が謎を呼ぶ予告編に仕上がっている。主題歌について「エンドロールで宇多田さんの曲が流れた途端、来た!という感じでゾクゾクしました」と聴いた感想を明かす玉森さんは、「完成した映画を見た帰り道に、すぐダウンロードしました」とすぐお気に入りの1曲となったそうで、「もともと宇多田さんの曲の世界観や歌がすごく好きだったこともあって、今もよく聞いています」とコメントしている。また、予告編と併せて到着したポスタービジュアルには、<世界が変わりまくる驚愕の108分真実の世界は、どっちだ?>というコピーと共に、崇史役の玉森さん、一つの世界では崇史の恋人、もう一つの世界では崇史の親友の恋人として存在するヒロイン役の吉岡里帆、崇史の親友役の染谷将太と、3人が顔を寄せ合う2種類のカットが使用されている。『パラレルワールド・ラブストーリー』は5月31日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:パラレルワールド・ラブストーリー 2019年5月31日より全国にて公開©2019「パラレルワールド・ラブストーリー」製作委員会©東野圭吾/講談社
2019年02月26日ジャンルにとらわれずに多方面で活躍する3人のゲストが、それぞれの立場から自由気ままに語り合う「ボクらの時代」。その2月24日(日)放送回に映画『マスカレード・ホテル』で主演を務めた木村拓哉、共演の長澤まさみ、監督の鈴木雅之の3人が出演する。1991年「SMAP」としてCDデビューを飾ると「あすなろ白書」「若者のすべて」などで人気が爆発。「ロングバケーション」「ラブジェネレーション」「HERO」など大ヒット作を連発し、『武士の一分』『無限の住人』など幅広い役柄をこなす俳優へと成長を遂げた木村さん。東宝「シンデレラ」オーディショングランプリからティーン誌モデルなどで活動し、『涙そうそう』やドラマ「セーラー服と機関銃」などで注目されると『モテキ』『海街diary』などの作品で実力派女優として評価を受け、『50回目のファーストキス』『銀魂』など幅広く活躍する長澤さん。木村さんとは「ロングバケーション」や「HERO」などで20年来の付き合いがあり、「古畑任三郎」「ショムニ」など数々の人気シリーズも手掛け、『プリンセス トヨトミ』『本能寺ホテル』などの映画でも知られる鈴木監督。今回は大ヒット公開中の『マスカレード・ホテル』を生み出した3人が集結。デビュー当時の思い出や、常に世間からの脚光を浴びるようになってからのプレッシャーとの向き合い方、自身の作品についてなどを独自の視点で思い思いに語り合っていく。木村さんと長澤さんが初共演した『マスカレード・ホテル』は東野圭吾の人気原作の映画化作品。連続殺人事件を解決するためにホテルに潜入するエリート刑事・新田浩介を木村さん、そして、新田と共に事件の真相に迫る優秀なホテルマン・山岸尚美を長澤さんが演じ、次々と現れる素性の知れない宿泊客を疑う新田と、ホテルマンとしてお客様を信じる山岸という立場も性格も正反対な“水と油”の異色バディがホテルという非日常の特殊な空間で巻き起こる難事件に挑んでいく…というストーリー。『マスカレード・ホテル』は大ヒット公開中。「ボクらの時代」は2月24日(日)7時~フジテレビで放送。(笠緒)■関連作品:マスカレード・ホテル 2019年1月18日より全国東宝系にて公開Ⓒ 2019 映画「マスカレード・ホテル」製作委員会 Ⓒ 東野圭吾/集英社
2019年02月23日内村光良率いる、“人生”をテーマとするコント番組「LIFE!~人生に捧げるコント~」。この度、3月15日(金)放送回に、女優・吉岡里帆が初登場することが分かった。今回出演が発表された吉岡さんは、近年「ごめん、愛してる」「きみが心に棲みついた」「健康で文化的な最低限度の生活」など、立て続けにドラマにメインキャストとして出演。5月には東野圭吾のベストセラー小説の実写映画化『パラレルワールド・ラブストーリー』が公開を控えており、今年も引き続き注目を集めている女優だ。この春の「LIFE!」は、2週連続で放送。第1弾に出演する吉岡さんは、コント「みんな大好き!バカヤロわかな先生」と「テスト」の2つのコントに挑戦する。「みんな大好き!バカヤロわかな先生」では、吉岡さんは不思議な魅力をふりまく養護教諭役で出演。ムロツヨシ、中川大志ら男性陣を翻弄する。一方、「テスト」では、内村さんとの二人芝居で、キュートなアンドロイド役を演じる。今回、コント番組初出演となった吉岡さん。「笑いのポイントをはずさないようにみなさんと息を合わせて演じるという緊張感はあったけど、すごく楽しかったです!」と収録をふり返っている。「LIFE!~人生に捧げるコント~」は3月15日(金)&21日(木・祝)22時~NHK総合にて放送。(cinemacafe.net)
2019年02月22日映画『マスカレード・ホテル』大ヒット御礼舞台挨拶が16日に都内で行われ、木村拓哉、長澤まさみ、鈴木雅之監督が登場した。同作は、シリーズ累計275万部を突破した東野圭吾の「マスカレード」シリーズ第1作を実写化。捜査一課のエリート刑事・新田浩介(木村)がホテルマンに扮して、連続殺人事件の舞台として予告されたホテル・コルテシア東京へ潜入捜査を行う。プロモーションのために様々なバラエティ番組に出演していた木村だが、長澤は小日向と2人で木村をドッキリに仕掛けるという企画について「コヒさんと2人でやるという時点で不安だったんですけど、途中で木村さんが気付いちゃった。撮影がなくなっちゃったんで、すごくショックでした。こっちはやる気満々で」と振り返る。一方、木村は長澤について「去年の年末は舞台(ONWARD presents 新感線☆RS『メタルマクベス』Prodeced by TBS)を毎日やってたので、僕も見せていただいて。あの舞台を毎日やってる最中、休演日に、TOP10を全て当てないと帰れない番組を夜中の2時までやってる彼女が信じられなくて」と称賛。長澤は「私が来たら外れ始めたんですよね」と申し訳なさそうにしていた。また、観客からの「作中の2人の仲は進展するのか」という質問に、木村は「ホテルを後にする新田浩介に対して、180点くらいの笑顔なんですよ。あの笑顔をじかに新田浩介として受けた自分は、完全に打たれました」と長澤の笑顔にやられた様子。長澤は「対立し合ってた2人が、認め合ったところで、どうなるかはまだわからない状態かなと思いました」と分析し、「その先は人それぞれでいいのかなと思います。そうなっても(恋に落ちていても)いいなとは思いますし」と、あくまでも観客へ想像の余地を持たせた。
2019年02月16日発行部数100万部を超えた東野圭吾の異色のハードサスペンス「ダイイング・アイ」が、三浦春馬主演でWOWOWでドラマ化。この度、本作のオールキャストが発表、あわせてポスタービジュアルが公開された。記憶喪失と贖罪の闇に苦しむバーテンダー、雨村慎介役を三浦さんが、 蠱惑的な謎の女「瑠璃子」を高橋メアリージュンが演じることが決定している本作。今回新たに発表されたのは、松本まりか、柿澤勇人、小野塚勇人、淵上泰史、木村祐一、堀内敬子、生瀬勝久の7名。まず、「ホリデイラブ」で怪演を見せた松本さんが演じるのは、慎介の恋人・村上成美。記憶を失った彼を気遣いながらも、秘密を抱える役どころだ。また、慎介にバーテンダーのノウハウを叩き込んだ恩人・江島光一役には、「トリック」「ごくせん」などコメディタッチの作品にも多く出演する生瀬さん。慎介の後輩のバーテンダー・岡部義幸役を、「劇団EXILE」のメンバーで「仮面ライダーエグゼイド」になど出演する小野塚さんに決定。また、慎介が働くバーのママ・小野千都子役を堀内さん。慎介が暴行を受けた事件を担当する西麻布署の刑事・小塚洋平役を木村さん。高橋メアリージュンが1人2役で演じ分ける交通事故の被害者・美菜絵の夫でマネキン職人の岸中玲二役を柿澤さん。1年半前、慎介の起こした交通事故に関係している男・木内春彦役を淵上さんが演じる。そして、今回発表されたキャストたちもわずかに登場する、ミステリアスな最新映像も到着した。<キャストコメント>■松本まりか/村上成美役春馬さんはフラットな方で、基本的にオープンで明るいというか、なんでもお話できましたので現場では気持ちが重くなりすぎずに過ごせました。また、春馬さんはすぐ役に入られる方で、いつも、すっと慎ちゃん(役)になっていた印象があります。これはすごいドラマなんです!もちろんミステリーとして、サスペンスとして、とても面白いんですけど、最終的に“人生に おいて赤信号”みたいなものを教えてくれるドラマだと思います。面白く観ていただけたらと思います。■柿澤勇人/岸中玲二役春馬とはお互いの舞台を見合っている仲ですが、今回が初共演でした。今回の撮影中も飲みに行ったり、芝居や舞台の 話もできて、共演できて良かったなと思います。東野さんの小説が原作のミステリーとなっていますので、最終話までどうなってしまうのか、単純に楽しんでいただけると 思います。本当に僕たちが今生きている中で身近に起きている出来事なので、かならず伝わるものや突き刺さるものがあると思って撮影に励みました。どうぞお楽しみに。■小野塚勇人/岡部義幸役三浦さんとは1日だけの共演でしたが、最初からすごく気さくに話しかけやすい雰囲気を作ってくださいました。三浦さんが現場に入る時に、ふわっと優しく包まれていくような感覚があったので素敵な方だなと思いました。登場人物ひとりひとりが本当は何を考えているのか最後の最後まで展開が読めないドラマになっていますので、ぜひ1話から最終話までハラハラドキドキしながら観ていただけたらと思います。■淵上泰史/木内春彦役三浦さんとは初めて共演させて頂きました。この作品の中ではお互いの役柄上、現場であえてあまりお話しをせず、ずっと程良い距離感を保っていました。でも時折、見せる三浦さんの爽やかな笑顔に何度か緊張が和らいでしまった記憶があります。このような魅力的で面白い作品はWOWOWならではと感じました。見終わった後、色々な事を感じると思いますので、ぜひ楽しみにご覧ください。■木村祐一/小塚洋平役三浦さんは若さから溢れてくる役への熱意を感じましたし、慎介そのものに思いました。前回共演したのは時代劇でしたが、今回は現代劇ということもあって等身大の人物像で、原作や脚本どおりのぴったりの役どころでしたね。東野さん作品ならではの、そこまで深く考えるのか、残るのか、悩むのか、という人間の心の闇が随所に表れているので、どこをとっても一瞬たりとも見逃せません。楽しんでください。■堀内敬子/小野千都子役私はバーのシーンが多かったのですが、三浦さんが演じたバーテンダーの手さばきは本当に美しくて印象的でした。三浦さんはとても器用な方ですが、どこか裏の隅っこの方に不器用な感じも見え隠れして、それがすごく素敵で慎介役と相まって良かったです。この作品では人間の心の闇や、触れられたくない部分を照らしているのですが、そういう部分って誰もが少なからず持っているような気がして。そういったある種の「怖さ」というものも、ドキドキしながら楽しんでいただけたらと思います。■生瀬勝久/江島光一役春馬くんは若いころから共演していてよく知っていますが、成長をされて素敵な俳優さんになられているなと思いました。勢いもあって、動きもシャープだし、慎介はまさに彼に適した役なんだと思います。WOWOWで放送するにふさわしい作品で、大人が観るドラマなんだろうなと思います。今まで僕はコメディやキャラクターの強い役を演じることが多かったですが、今回はそれとは少し色が違う役どころを演じていますので、お楽しみに。「連続ドラマW東野圭吾『ダイイング・アイ』」は3月16日(土)22時~WOWOWプライムにて放送(全6話・第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2019年01月29日東野圭吾のベストセラー小説を「Kis-My-Ft2」の玉森裕太主演で映画化した『パラレルワールド・ラブストーリ』。第一弾に引き続き、本作の特報と場面写真が公開された。本作で玉森さんは2つの世界<パラレルワールド>を生き、愛する女性への想いと親友との友情の間に揺れながら翻弄されていく青年・崇史を熱演。ヒロインの麻由子役には吉岡里帆、また崇史の親友・智彦役として染谷将太も出演している。今回公開されたのは、1つの世界では崇史と麻由子、もう1つの世界では崇史の親友・智彦と麻由子が、それぞれ恋人同士として映し出され、2つの世界が同時並行で進んでいることが分かる映像だ。その中でも印象的なのは、終始シリアスな表情を浮かべる玉森さんの存在。これまでとは違った俳優としての新しい一面を見ることができる。特に思いつめた表情を浮かべる玉森さんのラストカットは必見!さらに、玉森さん自身も印象的なシーンとして挙げる映画冒頭の電車での場面写真も初解禁。崇史が並走する別の電車に乗り合わせた麻由子とガラス越しに初めて出会う運命のシーンで、「あのシーンですべて語られている映画だと言っても過言ではない」と監督が語るほど最も重要な一場面だ。『パラレルワールド・ラブストーリー』は5月31日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パラレルワールド・ラブストーリー 2019年5月31日より全国にて公開©2019「パラレルワールド・ラブストーリー」製作委員会©東野圭吾/講談社
2019年01月23日アイドルグループ・Kis My Ft2の玉森裕太が主演を務める映画『パラレルワールド・ラブストーリー』(5月31日公開)の特報第2弾、及び場面写真が23日、公開された。同作は小説家・東野圭吾による累計発行部数110万部の恋愛小説を実写化。脳の研究を行うバイテック社で働く敦賀崇史(玉森)を主人公に、憧れの女性・津野麻由子(吉岡里帆)が幼なじみの三輪智彦(染谷将太)と付き合う世界と、麻由子と恋人同士の世界、2つの世界が並行して物語が進み、崇史はどちらの世界が真実なのか翻弄されていく。今回公開された映像では、1つの世界では崇史と麻由子、もう一つの世界では崇史の親友・智彦と麻由子が、それぞれ恋人同士として仲睦まじい姿が映し出され、2つの世界が同時並行で進む。思いつめた表情を浮かべる崇史のラストカットは、俳優・玉森裕太が見せる新たな一面を予感させる。さらに、崇史の場面写真も初公開となった。この画像は玉森自身も印象的なシーンとして挙げる映画冒頭の電車でのカット。崇史が並走する別の電車に乗り合わせた麻由子とガラス越しに初めて出会う運命のシーンで、森監督も「あのシーンですべて語られている映画だと言っても過言ではない」と語るほど重要な一場面となっている。
2019年01月23日映画『マスカレード・ホテル』(1月18日公開)の公開初日舞台挨拶が18日、都内で行われ、木村拓哉、長澤まさみ、小日向文世、渡部篤郎、鈴木雅之監督が登壇した。同作は、シリーズ累計275万部を突破した東野圭吾の「マスカレード」シリーズ第1作を実写化。捜査一課のエリート刑事・新田浩介(木村)がホテルマンに扮して、連続殺人事件の舞台として予告されたホテル・コルテシア東京へ潜入捜査を行う。きょう18日より全国349スクリーンで公開された同作だが、すでに動員は大ヒットスタート。土日の席予約数を合わせ、興行収入30億円超を狙えるほど好調だという。舞台挨拶では、様々な職業を演じてきた木村に対し、共演者陣が「次にやって欲しい役」のアイディアを披露。長澤は「悪い役が見たいです。全然、良いところがない悪者の役とか面白い。ちょっと良い人じゃダメなんですよ。とことん悪くないと」とこだわりを見せる。木村は「長澤さんの中ではいろんなプロデュースがあるらしくて。今は悪役だけど、撮影中はずっと、『NHK 連続テレビ小説に出てくる、死んでしまったお父さんをやってください』って」と明かすと、長澤は「ヒロインが行き詰まった時に(回想で)出てくるんですよ!」と主張していた。「真面目に考えてきた。フジテレビでやって欲しい」と自信を見せる小日向は、「下町の寿司職人なんですよ。でも月に1回くらい銀座の伝説の寿司屋にいるんですよ。そういう時はものすごい天才だから世界中から客がやってくる」と木村の設定を披露する。渡部は銀座の寿司屋、そして自身は回想シーンで出てくる木村の師匠という設定も飛び出し、「日本の寿司はすごいですから、これはいけると思うんですよ。お寿司屋さんのドラマやりたいんです!」となぜか熱弁。その勢いで周囲を驚かせ、渡部も「それでいいですよ」と乗っかった。鈴木監督は「IT社長なんだけど、タイムスリップして大正時代に行っちゃう。で、何もできないのでいじめられちゃう」という話を考えていたというが、小日向の熱に押され、最終的に木村が選んだのは寿司屋の案。小日向は「髪の毛も短くして。もっともっと、角刈り」と詰め寄り、木村は「それはちょっと、要相談ですね」と苦笑していた。
2019年01月18日東野圭吾のベストセラー小説を木村拓哉、長澤まさみの豪華共演で映画化した『マスカレード・ホテル』が本日公開になる。原作は、東野圭吾作品の中でも人気の高い“マスカレード”シリーズの第1作。都内で起こった連続殺人事件の現場に残された謎の数字の羅列から警視庁捜査一課は次の犯行現場がホテル・コルテシア東京であることを突き止め、エリート刑事の新田(木村拓哉)を潜入捜査官として送り込む。新田はフロントクラークとしてホテルに入り込み、教育係の山岸尚美(長澤まさみ)の下で働き始めるが、犯人逮捕を第一に動く新田と、宿泊客の安全を第一に考える山岸は幾度となく衝突する。物語は高級ホテルを舞台に、立場も性格も正反対の新田と山岸が信頼関係を築いていく過程と、連続殺人事件の真相が明らかになっていく物語が描かれ、様々な“仮面”をつけた宿泊客たちが謎を深めていく。検事や総理大臣など、これまでに様々な役どころに挑んできた木村は意外にも初の刑事役で、小日向文世、渡部篤郎、松たか子、前田敦子ら多彩なキャストも出演している。“マスカレード”シリーズの小説はすでに3作が刊行されており、映画のシリーズ化も期待できそうだ。
2019年01月18日映画『マスカレード・ホテル』(1月18日公開)のホテルマン試写会が9日、都内のホテルで行われ、試写会後の舞台あいさつに主演の木村拓哉、出演の長澤まさみが登壇した。累計310万部突破の東野圭吾作品屈指の人気を誇る『マスカレード』シリーズ。その第1作となる『マスカレード・ホテル』を、『本能寺ホテル』(2017年公開)の鈴木雅之監督が木村拓哉主演で実写映画化した。初となる刑事役を務める木村が、一流のホテルマンを演じる長澤まさみとホテルで巻き起こる難事件を解決していく。そんな同作で、ホテルマンに扮する刑事役を演じた木村と、その教育係のフロントクラークを演じた長澤は、映画を鑑賞したフロントクラークやベルボーイ、コックなど様々な部署の現役ホテルマン約100名を目の前にした感想を聞かれると、木村は「1番ハードルが高いお客さんだと思いますし、今こうやって登壇させていただいた後でも、サービス業の方が醸し出す雰囲気と、厨房で食材を通じてお客様にサービスをされる方の表情の違いがあって、自分のモチベーションが常におありなんだなとわかりますね」と語り、長澤は「きっと"ここは違うな"と思うところがあったかもしれませんが、できる限りのことはやれたかなと思っています。楽しんでいただけていたらと願うばかりです」と笑顔を見せた。イベントでは、現役ホテルマン約100名が、木村と長澤に質問を投げかけるという企画が行われ、ベルボーイの男性から「もしホテルに転職するならどんな部署に就きたいですか?」と尋ねられると、木村は「厨房に立ちたいです」と答え、コック陣から拍手を浴びると「厨房で自分が仕上げる世界観を直接ではないですけどお客様に届ける。それって自分らの作業と似たことなんですけど、ドラマや映画を撮影しても、実際にお客様と接するわけではなくて、物を作ってお客様に吟味してもらうというのが僕らの日頃の仕事なので、その延長で考えたら厨房かなと思いました」と説明し、長澤は「厨房もいいなあと思っていたんですけど、ベルボーイはちょっと寒そうだから、客室係がいいですね(笑)」と答えて会場を沸かせた。さらに、フロント課の女性から「プロの俳優として譲れないこだわり」を質問されると、木村は「その立場で、世の中で働かれている方たちに対して、まずは失礼のないようにというのが、自分が1番最初に置くハードルですかね。そこを大事にして、そこを越すことができた後に初めて楽しんでもらう」と熱く語り、長澤は「こだわりがないことがこだわりです(笑)。撮影環境がいつも変わるので、"自分がこうでなければ何かをできない"という決め事を作ってしまうと、自分のベストを尽くせなくなってしまうので、周りに惑わされない自分の集中力を大切にして、何かにこだわることはやめました」と明かすと、フロント課の女性から「素晴らしい…」と感嘆の声がもれた。
2019年01月09日明石家さんまと木村拓哉によるお正月恒例の特別番組「さんタク」が今年も1月1日(火)放送となる。17回目となる今回は木村さんがクルーザーの操縦に挑戦するなど、海を舞台にロードムービーのようなテイストでお届けする。80年代「オレたちひょうきん族」で注目を集めると、その後素人から芸能人まであらゆるジャンルのゲストを迎えてトークを回す驚異のMC力で「恋のから騒ぎ」「踊る!さんま御殿!!」「さんまのまんま」「ホンマでっか!?TV」など数々の人気番組を世に送り出したほか、俳優としても「男女7人夏物語」『いこかもどろか』「ハタチの恋人」など数々の作品に出演してきたさんまさん。1991年「SMAP」としてCDデビュー、俳優としても「若者のすべて」や「ラブジェネレーション」「ビューティフルライフ」などで90年代後半に国民的人気となり、その後もドラマから映画へと長期間にわたり展開した『HERO』シリーズなどの人気作に出演、最近では「BG~身辺警護人~」や『検察側の罪人』などで新たな魅力を開花させている木村さん。この2人が「やりたいことをやる」をコンセプトに2003年からスタートした新春恒例の本番組。今回は2018年“一級船舶免許”を取得したという木村さんにさんまさんが「船、乗ろうよ!」と提案したことから「ブリを釣って、ブリ大根を作りたい!」というさんまさんの願いを叶えるべく、木村さん自らクルーザーを操縦して一泊二日の船旅に。サロンクルーザー「MARQUIS(マーキー)」操縦席の最新の装備システムを前に「このシステムは初めて」と話す木村さんだがすぐにでコツをつかみ意気揚々とマリーナを出航。関係者も「完璧」と唸った今回初公開となる木村さんの操船ぶりや、「まだ(自分用の船を)買わへんのか?」と聞くさんまさんに木村さんが「買って!フェラーリ10台分(笑)」など2人の長年の仲を感じさせる会話にも注目。横浜中華街や八景島シーパラダイスにも立ち寄りながら進行する“ぶらり旅”をお見逃しなく。木村さんが連続殺人事件を解決するためにホテルに潜入するエリート刑事を演じ、長澤まさみと初共演。東野圭吾の人気原作シリーズを映画化する『マスカレード・ホテル』は2019年1月18日(金)より全国東宝系にて公開。「さんタク」は2019年1月1日(火・祝)16時~フジテレビにて放送。(笠緒)
2019年01月01日東野圭吾作家デビュー30周年を記念して書かれたベストセラーを、篠原涼子と西島秀俊が夫婦役で共演し映画化した『人魚の眠る家』が現在公開中。この度、本作の主題歌を担当する絢香の全国ツアーに篠原さんが登場し会場を沸かせた。「“30 y/o”ツアー2018-2019」と題し、12月16日の大阪城ホールから始まった絢香さんの全国ツアー。この日は、関東初日となる日本武道館にてライブが行われており、子どもから80代まで、幅広い世代1万人の観客を動員。和やかな雰囲気でライブがスタートした。映画の主題歌「あいことば」の曲紹介では、「この曲は『人魚の眠る家』に出会わなければ、絶対に生まれてなかった曲なので、作品に感謝の気持ちでいっぱいです」と言い、「人生の中で誰もが避けては通れない、“愛する人との別れ”ですが、別れた後の世界にも救いや希望を持てたらという想いで書いた歌です」と思いを明かした絢香さん。歌唱中は涙をぬぐう観客も見られ、そして歌唱後は大きな拍手が響き渡っていた。ライブの終了後、鳴り止まないアンコールの拍手に応えるように絢香さんが再びステージに戻ると、ここでサプライズゲストの篠原さんを呼び込んだ。映画がきっかけとなり、プライベートでもやり取りをするようになったという2人。真っ赤な花束を持って登場した篠原さんは、客席を見渡し「歌っちゃっていいですか?」とはしゃいで会場を沸かせつつ、「わたしも客席にいたんですが、ずっと感動してました。『あいことば』を聴いたときに、ウルっときて、こみあげてしまいました」と感想を述べる。さらに篠原さんは「『あいことば』の曲が、この作品を救って下さってて。すごく引き立ててくださっているし、見終わったあと皆さんすごく曲がいいとおっしゃってて」と周囲の反応も明かし、「私もずっと現場で聴かせていただいて、本当に色々なことを考えて書いて下さった曲なんだなと思いました」と語る。そして絢香さんは、客席に向かって「もしまだ映画観てないな~って人がいたら、絶対に観てほしい。本当に素晴らしい作品なので!!」と後押ししていた。『人魚の眠る家』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:人魚の眠る家 2018年11月16日より全国にて公開Ⓒ2018「人魚の眠る家」 製作委員会
2018年12月27日木村拓哉と長澤まさみが初共演で、東野圭吾の人気原作シリーズの映画化に挑む『マスカレード・ホテル』。この度、ホテルマンに扮した刑事を演じた木村さんや、ホテルマンを演じた長澤さんらをとらえた劇中場面カットが一挙に解禁となった。連続殺人事件を解決するためにホテルに潜入するエリート刑事・新田浩介を木村さん、そして、新田と共に事件の真相に迫る優秀なホテルマン・山岸尚美を長澤さんが演じる本作。刑事として、次々と現れる素性の知れない宿泊客を疑う新田と、ホテルマンとして、お客様を信じる山岸。立場も性格も正反対、まさに“水と油”の異色のバディが、ホテルという非日常の特殊な空間で巻き起こる難事件に挑んでいく。この度届いた劇中写真は、ホテルマンに扮する新田(木村さん)が元相棒・能勢(小日向文世)と共にいることで垣間見せる刑事らしき精悍な表情や、怪しげな宿泊客(菜々緒)に毅然と対応するフロントクラーク・山岸(長澤さん)など、緊迫感が伝わるカットばかり。また、先日の完成披露試写会でも話題となった“結婚寸前の花嫁”役の前田敦子と、その“ストーカー”役の勝地涼らをとらえたカットも。エリート刑事と一流ホテルマンは、全員容疑者の超一流ホテルで仮面を被った連続殺人犯を見破れるのか。豪華絢爛なエンターテインメントにますます期待高まる場面写真ばかりとなっている。『マスカレード・ホテル』は2019年1月18日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マスカレード・ホテル 2019年1月18日より全国東宝系にて公開Ⓒ 2019 映画「マスカレード・ホテル」製作委員会 Ⓒ 東野圭吾/集英社
2018年12月26日木村拓哉が、人気バラエティー番組「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」の新春3時間スペシャルに出演することが分かった。木村さんは仕掛人に挑戦し、またターゲットにもなるという。今回木村さんは、「もしも芸能人がいろんな職業になりきって突然現れたら気づく? 気づかない?」という企画の“仕掛人”として、2000年放送のTVドラマ「Beautiful Life ~ふたりでいた日々~」で演じて以来、19年ぶりに“美容師”に。ターゲットの女性客のシャンプー中に、本物の美容師と木村さんがこっそり交代するとどんな反応を示すのか。その模様をモニタリングする。さらに、今度は木村さんが“ターゲット”となるモニタリング企画も発動。主演映画『マスカレード・ホテル』で共演する勝地涼や菜々緒らが完全協力し、木村さんに様々なモニタリングを仕掛ける。木村さんが主演する『マスカレード・ホテル』は、人気作家・東野圭吾の小説を「HERO」シリーズの鈴木雅之と、「ライアーゲーム」シリーズの岡田道尚がタッグを組み実写化した映画。木村さんが刑事役に初挑戦したほか、長澤まさみ、小日向文世、菜々緒、渡部篤郎ら豪華キャストが出演。連続殺人事件の真相に迫っていく様子を描く。そのほか、今回の新春スペシャルでは「芸能人ドリームモニタリング」に大泉洋が初参戦したり、パワーアップした「心霊バス」では人気芸能人たちが次々乗車したり。また「最強メンタリストDaiGoに超一流芸能人は勝てる? 勝てない?」では、野村萬斎、香川照之、阿部寛、竹内涼真という豪華キャストがDaiGoに挑戦。しかも、この4人の内の誰かが、DaiGoさんに白旗をあげさせるという。「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」新春3時間スペシャルは2019年1月2日(水)18時~TBSにて放送。『マスカレード・ホテル』は2019年1月18日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2018年12月26日俳優、タレントの木村拓哉さんが12月22日、中国のSNS「Weibo(微博)」に公式アカウントを開設しました。「みなさんこんばんは、木村拓哉です。Weiboの公式アカウントを開設しました。ぜひフォローしてください。ありがとう」こう流暢な中国語で挨拶する動画に対し、国内外のファンは大喜び。歓喜の声が数多く寄せられていました。23日17時時点で、フォロワーは29万人を突破する人気っぷりです。ジャニーズ事務所タレントとしてWeiboを開設したのは、6月に開設した山下智久さんに続いてふたり目。木村さんといえば、2019年1月18日に公開される映画『マスカレード・ホテル』で、初の刑事役を務めることでも話題。同作は東野圭吾さんの大ベストセラー小説が待望の実写映画化されたもので、長澤まさみさんと初共演もニュースになっています。いつまでもカッコよく、新鮮なキムタクを見せてくれる木村さんから目が離せません。画像/Shutterstock
2018年12月23日数々の人気作で知られる作家・東野圭吾の同名原作を、「KAT-TUN」亀梨和也を主演に迎え、広瀬アリス、中村倫也、眞島秀和、小日向文世らの共演でおくるドラマスペシャル「東野圭吾 手紙」が12月19日(水)今夜、テレビ東京系でオンエアされる。映画化された『天空の蜂』や『『容疑者Xの献身』シリーズ、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』をはじめ、ドラマが大きな話題をよんだ「流星の絆」などで知られる東野さんが、2003年に発表した「手紙」は現在までに240万部を超えるベストセラーとなり、これまでに映画、舞台、ミュージカル化もされてきた。今回のスペシャルドラマ版では亀梨さんが主人公・武島直貴役を演じる。直貴は兄の犯罪によって「強盗殺人犯の弟」のレッテルを貼られ、人生を狂わされてしまう。そんな直貴の恋人・中条朝美を演じるのは連続テレビ小説「わろてんか」や『食べる女』などに出演。「探偵が早すぎる」でみせたコメディの才能も注目される広瀬アリス。朝美の従兄で許嫁・嘉島孝文役には朝ドラ「半分、青い。」で人気爆発、この秋は「ドロ刑 -警視庁捜査三課-」「今日から俺は!!」と2本のドラマに出演といま最も注目される俳優の中村倫也。直貴の職場の先輩・寺尾祐輔役には大河ドラマ「西郷どん」の高橋努。直貴の就職先「真芝電機」人事部の町谷健二役には話題作「おっさんずラブ」の眞島秀和。また朝美の母・中条京子役で西田尚美、直貴のバイト先の居酒屋店長役で渡辺いっけい、強盗殺人被害者遺族の息子・緒方忠夫役で田中哲司、朝美の父親・中条浩臣役で榎木孝明、直貴の就職先の社長・平野宗一郎役で小日向文世といったキャストが揃った。武島直貴(亀梨さん)の兄・剛志は4年前、直貴を大学に入れてやりたいという一心から、盗みに入った家で思いもかけず人を殺めてしまい強盗殺人で逮捕。懲役20年の判決が下された。獄中から月に一度直貴に手紙を送り続ける剛志に、働きながら定時制高校へ通う直貴は「順調だから心配いらない」と返信するが、実際にはアルバイトを次々と変え、住む場所も転々とせざるを得なかった。SNS社会の現代、進学、恋愛、就職…掴もうとした人生の幸福全てが「強盗殺人犯の弟」というレッテルによってその手をすり抜けていく。次第に剛志からの手紙を無視するようになっていく直貴は、やがて兄弟にとって大きな選択をすることに。犯罪加害者の弟という運命を背負いながら、周囲の人々と関わり合い懸命に生きていく直貴が見つけた絆とは一体…SNS時代の現代を舞台にした2018年版の「手紙」をお見逃しなく。ドラマスペシャル「東野圭吾 手紙」は12月19日(水)21時~テレビ東京ほかにて放送。(笠緒)
2018年12月19日東野圭吾原作の映画『マスカレード・ホテル』の公開を記念して、主演・木村拓哉の代表作「HERO」全作品を12月中旬から1月中旬にかけて一挙放送することが決定した。“年またぎ“HERO”スペシャル!”と題した今回の一挙放送。映画2作品を含む「HERO」全作品を一定期間にまとめて放送するのは、今回が初!「HERO」は、木村さんが“中卒”で“スーツを着ない”型破りの検事・久利生公平を演じた人気シリーズ。久利生(木村さん)×雨宮(松たか子)の名コンビ、八嶋智人、小日向文世、大塚寧々、阿部寛、勝村政信、田中要次らが演じる個性豊かなキャラクターが人気を博した。今回、世帯視聴率が全話30%を超える驚異的な数字を打ち出した2001年放送のドラマシリーズ第1弾を、「メディアミックスα」枠にて再放送。さらに同枠にて、新規キャストを加えて装い新たに2014年に放送スタートしたドラマシリーズ第2弾。2006年放送のテレビスペシャルを放送。さらに、「土曜プレミアム」枠にてテレビスペシャルのラストで久利生が6年ぶりに東京地検“城西支部”に戻り、仲間と再会したあとの話を描く2007年公開の映画。ドラマシリーズ第2弾のレギュラーメンバーはそのままに、松たか子(雨宮舞子)も登場し、決して踏み込んではならない「大使館」という“絶対領域”を舞台に描く2015年公開の映画を放送する。<「年またぎ“HERO”スペシャル!」放送概要>●土曜プレミアム映画『HERO』・劇場版第1弾2019年1月5日(土)21時~・劇場版第2弾2019年1月19日(土)21時~●ドラマシリーズ「HERO」(再放送)・メディアミックスα「HERO」(2001年放送)12月14日(金)~12月28日(金)15時50分~・メディアミックスα「HERO」(2014年放送)2019年1月3日(木)9時~(#1&#2のみ)2019年1月7日(月)~18日(金)15時50分~・土曜ワイド「HERO」(スペシャルドラマ・2006年放送)2019年1月12日(土)13時30分~※ドラマシリーズは関東ローカル『マスカレード・ホテル』は2019年1月18日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2018年12月11日神木隆之介が史上初、デビュー作にして“ミステリーランキング”4冠を達成した話題のミステリー「屍人荘の殺人」の実写映画化に“探偵助手”として主演、“W探偵”として浜辺美波と中村倫也が出演することが分かった。原作は、「このミステリーがすごい!」「週刊文春ミステリーベスト10」「本格ミステリ・ベスト10」と2017年の国内主要ミステリーランキングで1位を獲得、その後「第18回本格ミステリ大賞」も受賞し、東野圭吾「容疑者Xの献身」以来、そしてデビュー作としては史上初の4冠を達成した今村昌弘のミステリー小説。独創的なトリックと前代未聞の仕掛けでミステリー小説の常識を覆し、有栖川有栖、綾辻行人ら人気作家たちが大絶賛、一大ブームを巻き起こしている原作が、いま最も旬な実力派俳優陣と、邦画界が誇る超一流トップクリエイターによって映画化が実現。物語の舞台は、山奥に佇むペンション。主人公の葉村と、その先輩・明智は謎の探偵少女・剣崎に誘われ、大学生サークルの夏合宿に参加し、そこに宿泊する…。と、ここまではミステリーにはよくある展開だが、そこから主人公たちは“想像を絶する”状況に遭遇することに。ペンション内で起こる止まらない連続殺人に、逃げ場のない恐怖…。絶望と究極の密室の中、葉村、明智、そして剣崎は前代未聞の謎を解き明かし、生き残ることができるのか!?閉ざされた“異常”な空間で探偵たちが体力と知能と命を削り合う、新感覚の本格ミステリーが誕生した。■神木隆之介、ワトソンのごとく名“探偵助手”に!「楽しみの方が大きい」主人公の大学生・葉村譲を演じるのは、『桐島、部活やめるってよ』『バクマン。』『君の名は。』『メアリと魔女の花』、そして『フォルトゥナの瞳』(2019年2月15日公開)や大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」など、25歳にして20年以上のキャリアを持つ実力派俳優・神木隆之介。明智が会長を務めるミステリー愛好会に所属し、強引な“探偵たち”に翻弄されるも、ミステリーにおける圧倒的な知識量でさながらワトソンのごとく探偵の助手として立ち回り、前代未聞・絶体絶命の状況に立ち向かう。神木さんは「大ヒットミステリー原作の映画化ということで、プレッシャーはとても大きいですが、それよりも、どのように映像化していくのだろうという楽しみの方が大きいです。木村(ひさし)監督とは3年振りにご一緒させて頂きます。久しぶりに木村組の一員として芝居が出来ること、大変嬉しく思っています」とコメント。「浜辺さんとは、初めて共演させていただきますが、いまからとても楽しみです。中村さんは2度目の共演になりますが、今回はがっつりご一緒出来ますし、安心して臨みたいと思います。緊張していますが、良い作品をお届け出来るよう、精一杯頑張ります」と気合い十分。■“ミステリー好き”浜辺美波、警察も信頼する女子大生探偵に「ワクワク」映画『君の膵臓をたべたい』で初主演、各映画賞新人賞を総なめにし、今年は『センセイ君主』での愛らしくもパワフルな女子高生役が話題を呼び、2019年はドラマ「賭ケグルイseason2」、映画『賭ケグルイ』『アルキメデスの大戦』など数々の作品が控え、今後の活躍が最も期待されている浜辺美波。演じるのは、卓越した推理力で警察からも信頼され、主人公たちを前代未聞の謎へと誘う女子大生探偵役・剣崎比留子。葉村と明智に音楽フェス研究会の夏合宿への参加を持ちかけていく。「以前から原作を読んでいて、大好きな作品だった」と語る浜辺さん。「まさか自分が出演することになるとは、とてもご縁を感じ、その世界に入れることへの喜びでいまから胸がワクワクしています!探偵役は初めてのチャレンジですが、ミステリー小説好きとしてずっと憧れていた役なので、とても嬉しい気持ちと身の引き締まる思いを感じています」と期待と喜びをコメント。「神木さんとは初めてご一緒するのでいまからとても楽しみですし、中村さんのきめ細かいお芝居を今回もたくさん学び吸収できたらいいなと思っています」と語った。■中村倫也、大学の“ホームズ”役に「『枝分かれした別の未来』なつもりで」『孤狼の血』ではぶっとんだヤクザを、連続テレビ小説「半分、青い。」ではつかみどころのないゆるふわな“ホイップ系男子”を演じるなど、全く雰囲気の異なる役柄をこなし、「日経トレンディ」が選ぶ「2019年 来年の顔」に選ばれ、「Yahoo!検索大賞2018」俳優部門を受賞するなど、いま大人気のカメレオン俳優・中村倫也。主人公たちが通う神紅大学の中で“神紅のホームズ”の異名をとり、神木さん演じる葉村を振り回すミステリー愛好会の会長・明智恭介に扮する。学業そっちのけで事件をかぎまわっているため、留年を重ね、学内では煙たがられている役どころ。「小学生時代から『完全犯罪は成立するのか?』などと1人で妄想にふけっていた僕にとって、明智恭介という男はどこか親近感のある、魅力的な人物です」と中村さん。自分の『枝分かれした別の未来』なつもりで、しっかりと軽やかに演じられればと思います。また過去に共演させていただきその才能と人柄に大きく惹きつけられた神木くんと浜辺さんと、またご一緒できることが楽しみで仕方ありません。2人は真面目なので、最上級の準備をしてくることでしょう。僕も負けじと刺激を与えられるように、頑張りたいと思います」と意気込んでいる。■ミステリーに定評あるスタッフが結集!監督には、大人気ドラマ「99.9 -刑事専門弁護士-」シリーズをはじめ、『劇場版 ATARU』や「TRICK」のスピンオフ「警部補矢部謙三」シリーズを手掛けた木村ひさし。脚本には同じく「TRICK」シリーズをはじめ、ドラマ「MR.BRAIN」「金田一少年の事件簿」シリーズと、推理ものに定評のある蒔田光治が参加。いま最も話題のミステリー小説と、ミステリー映像作品の超一流トップクリエイターたちが起こす化学反応は見逃せない。木村監督は「『屍人荘の殺人』で考えるべきことは『犯人は誰なのか』ではなく『犯人は何者なのか』。この作品が完成した時に、それが達成出来ていたら、この作品は間違いなく、僕の代表作になると思っています」と自信を覗かせながら、「神木さん、浜辺さん、中村さん。そして、スタッフと共に『犯人は何者なのか』、追求していきたいと思います」とコメント。また、原作の今村氏は「まさかデビュー作が映画化になろうとは思いも寄りませんでしたし、神木さん、浜辺さん、中村さんといったキャスト名を聞いた時は思わず耳を疑いました。また監督の木村さんや脚本の蒔田さんら名チームの手によって『屍人荘』がどんな進化を遂げるのか、いまから楽しみでなりません」と、豪華なキャスト・スタッフに期待を寄せている。■ストーリー “謎(トリック)を解いて、絶望(サバイバル)を乗り越えろ”ミステリー小説オタクの大学生・葉村譲(神木さん)は、強引に入部させられたミステリー愛好会・会長の明智恭介(中村さん)に振り回され、学内の些細な事件に首を突っ込んでは、逆に波風を立ててしまう日々を送る。そんな自称“ホームズとワトソン”の前に、同じ大学に通う剣崎比留子(浜辺さん)が現れる。彼女は警察からも信頼を得ている私立探偵で、葉村たちに音楽フェス研究会の夏合宿への参加を持ち掛ける。“今年の夏合宿で何かが起こる…”比留子に届いた犯行予告に明智は興味津々。なぜ2人に声を掛けたのか、比留子はその理由を明かさないことを交換条件に、彼らとともに合宿地へと向かう――。S県の山奥に佇む合宿地の“紫湛荘”は、部OBで金持ちの七宮の持ち物。そこで葉村たちはフェス研メンバーたちと合流し、到着早々バーベキューで盛り上がる。フェス参加は二の次で、部長の進藤によるOBたちへの女性の紹介が本来の目的の合宿は、昨年、参加者のひとりが合宿後に自殺を遂げていた。にもかかわらず、OBたちは昨年のことなど気にもせず、女性陣を引き連れて意気揚々とフェスへと向かう。しかしフェス会場で彼らは、想像しえなかった事態に遭遇。なんとか紫湛荘に逃げ込み、立て籠もりを余儀なくされる。そんな緊張と混乱の一夜を明かした彼らは、密室で部員のひとりの惨殺死体を発見する。それは連続殺人の幕開けに過ぎなかった。電波もない、食料もない、籠城メンバーの中に殺人犯がいるかもしれない、絶望と究極の密室空間の中、葉村は、明智は、そして比留子は生き残り、前代未聞の謎を解き明かせるか!?『屍人荘の殺人』は2019年、全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年12月06日現在公開中の人気作家・東野圭吾原作映画『人魚の眠る家』の大ヒット御礼舞台挨拶が、11月28日に新宿ピカデリーで行われ、本作で夫婦役を演じた篠原涼子と西島秀俊に主題歌を歌う絢香が登壇した。主演の篠原さんは、プールで溺れて意識不明となり、回復の見込みのない娘を生かし続けるか、死を受け入れるかという究極の選択を迫られる母親・播磨薫子を熱演し、先日発表された「第43回報知映画賞」では主演女優賞を受賞。このことについて篠原さんは、「私のような人間がもらっていいのかなと思いつつ…でも心の中では本当に嬉しいです」と喜びを語り、「堤監督をはじめとしたスタッフの方々に守られ、魅力的なキャストの方々にリードしていただいたおかげだと思います。映画を代表して私が賞をいただいた気持ちです」とコメント。対して、薫子の夫・和昌を演じた西島さんは「本当におめでとうございます。本当によかったね!」と満面の笑みを見せ、「撮影時は毎日段取りから号泣して、1日泣いて帰るというのを繰り返すほど役に没頭して熱演していたので、これは賞をとらなきゃだめだろうと思っていました」撮影の様子を明かしつつ、篠原さんを讃えていた。この日は、スペシャルゲストとして本作の主題歌「あいことば」を歌う絢香も登場。本楽曲が生まれた経緯については「究極の状況下にいる母と娘、そしてその家族の絆や関係性をどういう言葉で表すのがいいかなと考えていた時に、実際に触れられないし見ることができないけど、でも心で感じられる様なそんな言葉が見つかったらいいなと思っていました。そこで出てきたのが曲の冒頭の『透明な愛言葉』というフレーズです。心から愛した大切な誰かを失うことは誰もが経験しますが、別れた後の世界でも希望や救いを求められたらいいなという思いでこの楽曲を制作をしました」と制作秘話を明かした。また、初めて「あいことば」を聴いたとき、「この作品のためにここまで思いを寄せてくれる曲があるのかと思うくらい震えました」とふり返った篠原さん。さらにこの曲を聴くとつい歌いたくなってしまうそうで、家だけでなくカラオケに行ったときにも「すごく歌っています!1日に2回くらい歌っちゃいます」と告白も。そして今回のイベントでは、サプライズプレゼントとして絢香さんが「あいことば」を生披露する場面も。観客席で生歌を聴いていた2人は、「涙が出そうだったけど、舞台に立たないといけないので我慢しました。本当に素敵で、気持ちがぐっときてしまって、生で拝見できて幸せすぎます」(篠原さん)、「感動しました…いや、感動しました」(西島さん)とそれぞれその感動を表現していた。『人魚の眠る家』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:人魚の眠る家 2018年11月16日より全国にて公開Ⓒ2018「人魚の眠る家」 製作委員会
2018年11月29日「いかに亀梨和也を封印できるか?を意識して臨みました」そう語るのは、12月19日放送のドラマスペシャル『東野圭吾手紙』(テレビ東京・21時~)で主人公・武島直貴を演じる亀梨和也(32)。直貴の兄・剛志は、直貴の進学費用のために強盗殺人を犯してしまう。以来、獄中から月に一度、直貴へ手紙を送り続けるが、兄の罪は直貴の人生を狂わせていき――。「自分が心地いい状態では存在しないようにしました。動きや表情も1つひねくれさせたり、今までの芝居ではやらなかったことをしてみたり。監督はそういう僕の“不自由さ”を引き出したかったのかもしれないですね」(亀梨・以下同)直貴は兄・剛志が犯した罪のせいで理不尽な扱いや差別を受けるが、自身が理不尽だと思うことはある?「この仕事って、ある意味、めちゃくちゃ理不尽(笑)。仕事とプライベートがここまでリンクする職業って、まれですよね。会ったこともない人にひどいことを言われたり。でも会ったことのない人たちに応援してもらっているのも事実。だから自分で落としどころを見つけて、消化して生きています」さらに直貴は、さまざまなものを失うことになる。亀梨にとって絶対に手放したくないものを聞いてみると。「“感情”ですかね。“無”になってしまうことは、これまで何度もありました。でも、何かに感動したり、喜んだり、ときには不満を持ったり……、そんなわかりやすい人間らしさは持っていたい。そのために心の中の言葉を、声に出して自分に聞かせるようにしています。『おいしい』とか『めちゃくちゃきれいだな~』とか。もちろん他人(ひと)さまの迷惑にならない程度にね(笑)」本作で「亀梨和也を封印」して演じることは、それ自体が挑戦だったそう。「30代になって特に、日々挑戦している気がします。大人になると、考えなくていいことまで考えちゃったりするんですよね。“怖さ”を持ちながら仕事をしているというか。余裕があるように見られがちですけど、いつも心の中では、ちっちゃな亀梨と闘っているんです(笑)」そんな毎日の中でも、至福を感じる時間はあるという。「お風呂ですね。頭を使わずに体感だけで楽しめるところがいい。『あったか』『つめた』『きもちい~』みたいな(笑)。そうやって何も考えない時間も、自分にとっては大事なんです」
2018年11月25日木村拓哉(46)が11月20日、主演映画「マスカレード・ホテル」の完成報告会見に出席。同作で木村は、自身にとって初の刑事役を務める。各スポーツ紙によると木村は刑事役について「ようやくバトンが回ってきた」と喜びのコメント。しかし潜入捜査する役柄だっため「クランクインした次の日にはホテルマンになっていた」「刑事の動きはあまりなかった」と苦笑したという。しかしネットでは、木村の刑事役について「早く観たい!」と期待の声が上がっている。《刑事が初って意外 ホテルマンも初……じゃない?映画館で予告観たけど凄く楽しみ》《どんな役にも貪欲に挑んで行く木村拓哉はかっこいいです》《凄く待ち遠しい。早く木村拓哉にあいたい》会見では、原作者である東野圭吾氏(60)からのコメントが代読された。東野氏は同作について「映像化の話が次々と舞い込んだが、よほどのことがない限りGOサインは出さないと決めていた」と告白。しかし木村演じる新田浩介について「漠然と思い浮かべていたのが木村さんだった」と明かし、企画書に「新田浩介=木村拓哉」という文字を見つけ承諾したという。実は原作の読者からも新田について「演じるなら木村拓哉!」とたびたび声が上がっていた。そのため木村の“ハマり役”ぶりにネットは沸いている。《マスカレードホテルを初めて読んだ時に新田刑事が木村さんっぽく感じられたのは、やっぱり間違いじゃなかったんだなぁ》《刑事としてエリート(スマートなだけじゃダメ)で、ホテルマンとしてエリート(最高にスマートじゃなきゃダメ)の両方で納得できる役者って確かに木村拓哉だ!って思う》《原作者の方にはこういうこだわりを持っていただきたい》木村は次なる刑事役にも意欲的で、会見では「セカンドを待ちたい!」と発言していた。早くも次作に期待できそうだ。
2018年11月21日俳優の木村拓哉と長澤まさみが20日、映画『マスカレード・ホテル』(2019年1月18日公開)の完成報告会見に、鈴木雅之監督とともに登場した。同作は、シリーズ累計275万部を突破した東野圭吾の「マスカレード」シリーズ第1作を実写化。捜査一課のエリート刑事・新田浩介(木村)がホテルマンに扮して、連続殺人事件の舞台として予告されたホテル・コルテシア東京へ潜入捜査を行う。初共演となった二人だが、木村は長澤について「一切逃げないし全力だし、『こういう人なんだな』というのがクリアになってすごくよかったと思います」と女優としての向き合い方を称賛。一方、「とても緊張しました」という長澤だが、「私もいつか共演してみたいなと思っていた」と告白し、「心で、目を見てくれる。常に頼り甲斐のある方だったなあと思ってましたし、全力でぶつかっていけたなと思いました」と振り返った。また、作品にちなみ互いの"仮面"の外れた瞬間を見たか? という質問に、木村は「車を運転している最中に、プライベートの、路上の長澤まさみさんを、夕方、日が沈みかけているときに、たまたま目撃したことがあって」と驚きのエピソードを披露。「運転しながらも『長澤まさみちゃんだ!』って、信じられないくらい。帽子もしてないし、マスクもしてないし、メガネもかけてないんですよ」と様子を語る。さらに「一人で道をすごいゆっくり歩いていて、空を見て、ものすごい笑顔だったんです」と明かすと、たまらず「天気が良かったんです!」とカットインする長澤。木村は「完璧に仮面が外れた長澤さんを一度見ているので、ご本人には打ち明けました」と語った。一方長澤は、逆のパターンについて「あるんです!」と主張。「12歳の時に母とファッションビルに行ったら、1階がすごく騒がしくて、何が起こったんだろうと。キャーキャー言われているエレベーターを見ていたら、木村さんがビルに入ってくのを目撃したことがあって」と明かす。しかし、話しながら「でも、その時は"木村拓哉"さんでした。素じゃないです」と気づいたようだった。
2018年11月20日俳優の木村拓哉と長澤まさみが20日、映画『マスカレード・ホテル』(2019年1月18日公開)の完成報告会見に、鈴木雅之監督とともに登場した。同作は、シリーズ累計275万部を突破した東野圭吾の「マスカレード」シリーズ第1作を実写化。捜査一課のエリート刑事・新田浩介(木村)がホテルマンに扮して、連続殺人事件の舞台として予告されたホテル・コルテシア東京へ潜入捜査を行う。様々な職業を演じてきた木村だが、刑事役は初となる。「ようやくバトンが回ってきたなと思ったんですけど、クランクインした次の日には、ホテルマンになっていたので」と苦笑。「容姿や所作もホテルマンで。潜入捜査という指令がある。異色だったと思います」と振り返った。髪型も七三分けで撮影したが、木村が「長澤さんが気に入られて」と明かすと、長澤は「先ほども、『短くしないんですか?』と聞きました」と同意した。原作の東野は「2011年に刊行したところ、映像化の話が次々に舞い込みました」と会見へコメントを寄せる。新たなシリーズにしたく、イメージを固定されないために「よほどのことがない限り、映像化にゴーサインを出さないように」という方針だったが、今回の企画に木村の名前が挙がっており「激しく迷いました」と振り返る。さらに東野は「小説の連載中、漠然と思い浮かべていたのが、木村さんだったからです」と告白。迷った末にOKを出したという。このコメントに、木村は「東野幸治さんは……」とマジボケ。しかしこの一言で会場も和み、木村は改めて「東野圭吾さんが」と強調、「全て撮影が終わって打ち上げに来てくださって、執筆してる時に浮かべていたというのを伺ったんですよ。嬉しかったんですけど、もうちょっと早く教えて欲しかった」とこぼしていた。撮影現場にも東野が来ていたというが、「そういう話は一切なかったですよね」という木村。鈴木監督は「僕も知らなかったですよ」と明かし、長澤は「小説を読んだ時に『木村さんぽいなあ』と思ってました」と語った。
2018年11月20日木村拓哉と長澤まさみが初共演となった映画『マスカレード・ホテル』完成報告会見が11月20日(火)、都内にて行われ、木村さん&長澤さんに加え、鈴木雅之監督が質疑応答に応じた。木村拓哉VS長澤まさみ、仮面をはがせたのは…お互いのマスカレード(仮面)をはがし合うことはできたのかという質問が飛ぶと、木村さんは「実は、僕が運転の最中、路上のプライベートのまさみさんを目撃したことがあって。信じられないくらい、帽子もマスクも眼鏡もせず、彼女のままいるんです。ひとりで道をゆっくり歩いていて。空を見て笑顔だったんですよ(笑)」と言うと、長澤さんは照れながら「天気がよかったんです!」と言い、「完璧に仮面が外れた長澤さんを見た」とホクホク顔の木村さん。すると、長澤さんは「12歳のときに母とファッションビルに行ったら、1階が騒がしくて。何が起こったと見たら木村さんが入っていくのを目撃した。でも…木村拓哉さんでした(笑)」と言い、まったく仮面をはがせなかった様子。「スタッフやキャストに対しても平等に接してくださって、裏表がないみんなの頼れる兄貴でした。とてもいい人だな、と思いながら毎日過ごしていました」と、役柄同様、木村さんにしっかりと寄り添っていた。『マスカレード・ホテル』は、累計320万部を突破した東野圭吾による「マスカレード」シリーズの第1作を実写映画化。警視庁捜査一課のエリート刑事・新田浩介(木村さん)が、連続殺人事件の次の犯行場所がホテル・コルテシア東京とし、潜入捜査を行う。新田の教育係に任命された山岸尚美(長澤さん)とともに、次々と現れる素性の知れない宿泊客たちを前に、犯人の正体を探っていく。初の刑事役を演じた木村「ようやくバトンが回ってきた」木村さんと言えば、これまで検事、パイロット、美容師など様々な役に扮してきたが、意外なことに本作で初の刑事役に挑戦となった。「ようやくバトンが回ってきたなと思ったんですけど、クランクインして次の日にはホテルマンになっていた…」と「刑事」らしい立ち回りはほぼなかったと、やや苦い顔を見せた木村さん。「刑事の動きはあまりなかったので、セカンドを待ちたいと思います(笑)」と“次”のオファーを期待した素振りをみせた。一方、ホテルマンとなった長澤さんに関しては「いつも完璧だった」と賛辞を贈る。長澤さんは恐縮した素振りをしつつ、木村さんとの初共演について、「いつか共演してみたいなと思っていました。先輩なので、どうしても緊張はするんです。けど、現場に行ってお芝居をしていく中で、どんなにぶつかってもすべて受け止めてくださって。言葉をちゃんと奥の心の目で見てくれる。常に頼り甲斐のある方でした」と、こちらもあふれる敬意で返していた。『マスカレード・ホテル』は1月18日(金)より全国東宝系にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:マスカレード・ホテル 2019年1月18日より全国東宝系にて公開Ⓒ 2019 映画「マスカレード・ホテル」製作委員会 Ⓒ 東野圭吾/集英社
2018年11月20日様々な人物に密着、その中から“深くてイイ話”をVTRで紹介していく「人生が変わる1分間の深イイ話」の11月19日放送回は俳優の西島秀俊らをゲストに迎え、“いいところのお嬢様は本当に幸せか?”SPと題してオンエアする。「あすなろ白書」などでみせたフレッシュなイメージから映画中心の活動期を経て、大人の俳優へと成長を遂げると連続テレビ小説「純情きらり」や映画『CUT』で実力派俳優としての地位を築き、大河ドラマ「八重の桜」などで広い世代に知られるように。『MOZU』『クリーピー 偽りの隣人』「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」シリーズなどではハードなアクションと渋みを感じさせる演技で見る者を圧倒する一方、放送中のパナソニックCMシリーズでは優しいパパ像を、『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』ではコメディの才能もみせるなど多彩な表情を使い分ける西島さん。今回は西島さんのほか井上咲楽、大久保佳代子、荻野目洋子、谷まりあ、「チュートリアル」福田充徳がゲスト。80年代に一世風靡した伝説のアイドルと反抗期真っ盛りの美人すぎるハーフ娘による「THE昭和ママ VS THE USA娘」サンディエゴ生活や、超ネガティブな有名アナウンサーの夫を持つ元ミステリーハンター・川幡由佳の性格真逆夫婦に密着。「有名人ご家族クイズ!」では元おはガール!・井上さんの妹が登場。本物を当てるのだが、スタジオが驚愕した西島さんの意外な目の付けどころにも注目。今回ゲスト出演する西島さんは現在公開中の映画『人魚の眠る家』で、脳死状態に陥った子供の父親役を熱演している。同作は「ガリレオ」シリーズや『ナミヤ雑貨店の奇蹟』などの人気作家・東野圭吾の原作を「SPEC」『天空の蜂』などの堤幸彦監督が篠原涼子を主演に迎え映画化。篠原さんと西島さんが夫婦役で共演、愛する娘が突然意識不明のまま病院に搬送され、医師から「脳死の可能性が高く、回復の見込みはない」と宣告を受ける。状況を受け止めきれず奇跡を信じる夫婦は、ある決断を下すことにするが、その行為こそが次第に運命の歯車を狂わせていく…というストーリーが展開する。「人生が変わる1分間の深イイ話」は11月19日(月)21時~日本テレビ系でオンエア。(笠緒)
2018年11月19日累計100万部突破した東野圭吾の衝撃と感涙のベストセラー小説を、篠原涼子、西島秀俊らを豪華キャストに迎え映画化した『人魚の眠る家』。早くも篠原さんの演技に、「凄すぎてもはや怖い」「鬼気迫る演技」といった声がSNSに続々とアップされている中、話題を呼んだキャッチコピー「娘を殺したのは、私でしょうか」の真意に迫る衝撃のクライマックスシーンの場面写真をシネマカフェが独占入手した。最近は、『SUNNY 強い気持ち・強い愛』や2019年に公開を控える『今日も嫌がらせ弁当』などで母親を演じることが多い篠原さんだが、本作ではプールで溺れて意識不明となり、回復の見込みのない娘の瑞穂(稲垣来泉)を生かし続けるか、死を受け入れるかという究極の選択を迫られる母親・播磨薫子を演じている。過酷な運命に翻弄されながらも、夫・和昌(西島秀俊)の経営する会社の最先端技術も用いながら延命治療を開始する播磨夫妻。だが、この決断がやがて薫子の狂気を呼び覚まし、思いも寄らない“事件”を引き起こすのだ。本作をすでに見た観客からは「篠原涼子の演技が凄すぎてもはや怖い」「愛が狂気に感じてしまうほどの鬼気迫る演技に圧倒された」「映画の中に引き込まれて深く心に沁みた」「何度も心を鷲掴みにされた」など、絶賛の声がやまない。堤監督自身、撮影中はモニターを通して冷静に見る立場でなければいけないと分かっていながらも、それが出来ないほどに素晴らしい演技だったと賛辞を贈る実力派俳優たちによる演技合戦は、見応えのあるものとなっている。■篠原涼子「こんな自分もいたのかと」本作で多くの観客を圧倒した篠原さんの母親として闘う姿には、共演の西島さんにも「とても演技とは思えない」と言わしめるほどの説得力がある。篠原さんは「(堤監督が)薫子の眠っていた愛情が引き出されたかのように、私自身の眠っていた感情も引き出してくださった。こんな自分もいたのかと驚きを感じました」と語り、並々ならぬ覚悟で臨んだ本作で新境地を切り開いた様子。今回到着した場面写真には、泣き腫らし思い詰めた表情で包丁を向ける篠原さんの姿が。話題を呼んだキャッチコピー「娘を殺したのは、私でしょうか」という言葉に隠された本当の意味が明かされる、衝撃のシーンとは一体…?実生活でも母親となり、脚本を読んでいても感情移入してしまい目が腫れるほど泣いてしまったという篠原さん。愛する我が子を狂気ともいえる行動をもって守り抜く熱演を、スクリーンで目撃して。『人魚の眠る家』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:人魚の眠る家 2018年11月16日より全国にて公開Ⓒ2018「人魚の眠る家」 製作委員会
2018年11月19日映画『人魚の眠る家』の公開記念舞台あいさつが17日、都内で行われ、篠原涼子、西島秀俊、坂口健太郎、川栄李奈、松坂慶子、斎藤汰鷹、稲垣来泉、堤幸彦監督が出席した。前日に公開初日を迎えた映画『人魚の眠る家』を記念し、主演の篠原らキャスト陣と堤監督が登壇して舞台あいさつ。タイトルにちなみ人魚をイメージしたというドレス姿で登壇して篠原は「娘が人形なのに私が人形になっちゃって……。間違えちゃったなと正直思っています(笑)」と苦笑いも、客席からの「キレイ~!」という黄色い声援に「ありがとうございます。自信を持ってここに立ちたいと思います」と満面の笑顔を浮かべた。篠原は、完成したものを観て5分で涙が流れたといい、「堤監督がスタッフの方と強く作ってくださった作品で、こんなに素晴らしい作品に参加できて奇跡なぐらいです。芸能生活を30年近くやらせていただいていますが、本当に初めての作品だなと思っていますし感謝しています」と感激しきり。また、ドラマで何度か共演している西島について「撮影中はものすごい吹きます。笑い上戸! あとは仕事っぽくないんですよね」と明かすと、横にいた西島は間を入れずに「仕事ですから」と反応するなどまるで夫婦漫才のように息の合った掛け合いも。対する西島は「篠原さんは元気ですね。元気がない時なんてありません。『今回はこの映画のために私抑えなきゃ。真剣に見てもらいたいので』と言っていてこんな感じなので」と暴露すると、篠原は「本当に隠れていいですか。顔だけひょっこりはんみたいに出そうかな。今日は控えめにしなきゃ」と照れ笑いを見せた。舞台あいさつ後半には西島と篠原が演じた夫婦の子供でもある長男・生人役の斎藤汰鷹と長女・瑞穂役の稲垣来泉がサプライズで登壇。斎藤が家族の絵を、稲垣が手紙を読むと篠原は号泣して「涙が出ちゃった。ごめんなさい。すごくうれしいです。(斎藤の絵を見て)撮影の時を思い出しちゃいました。爽やかで元気な感じがあってすごく上手く描けたね。来泉ちゃんもありがとう。私も幸せだったし、来泉ちゃんとお仕事ができて本当に良かったです。また遊ぼうね」と約束すると、隣にいた稲垣の誘いで歌と踊りを一緒に披露するなど、終始和やかの舞台あいさつだった。東野圭吾の作家デビュー30周年小説『人魚の眠る家』を堤幸彦監督が映画化した本作。娘(稲垣来泉)がプールで溺れて意識不明に陥り、過酷な状況に見舞われた離婚寸前の夫婦・薫子(篠原涼子)と和昌(西島秀俊)が下す決断と苦悩を描く。
2018年11月17日女優の篠原涼子が11月17日(土)、都内で行われた主演作『人魚の眠る家』の公開記念舞台挨拶に登壇した。この日は、娘を演じた子役の女の子がサプライズ登壇し、感謝の手紙を朗読。感極まった篠原さんは「私も一緒にお仕事できて幸せだった」を感涙していた。■西島秀俊さんも感涙…と思いきや「涙が引っ込みました」理由は?舞台挨拶には篠原さんをはじめ、西島秀俊、坂口健太郎、川栄李奈、松坂慶子、堤幸彦監督が出席。そして、子役の稲垣来泉ちゃん、斎藤汰鷹くんもサプライズで駆けつけた。「将来は篠原さんみたいに、いつも楽しく笑っていて、お料理が上手なかわいい女優さんになりたい」と手紙を読み上げた来泉ちゃん。父親を演じた西島さんについては「たれ目でスーツが似合う面白い人」と評したが、当の西島さんは「泣きかけたんですけど、(涙が)引っ込みました」と“娘”の評価に苦笑いだった。ちなみに篠原さんが涙を流した際、隣に立つ坂口さんがそっとハンカチを手渡す場面もあった。■篠原涼子さん“人魚ドレス”に恐縮「出しゃばっちゃって、申し訳ありません」この日、ゴールドのスパンコールがまぶしい“人魚ドレス”に身を包んだ篠原さんは、「私が人魚ってわけじゃないのに、なんでかこうなってしまって。出しゃばっちゃって、申し訳ありません」と主演女優なのに恐縮しきり。それでも、客席から「かわいい!」と歓声があがると、「せっかくすてきなお召し物を用意していただき感謝です。今日は自信をもってここに立っていたい」と背筋を伸ばした。■「出会えたことが奇跡」篠原さんの熱演が大きな話題!東野氏の作家デビュー30周年を記念して執筆され、発売からわずか1か月で27万部を超えるベストセラーとなった同名小説を堤幸彦監督が映画化。すでに離婚が決まっていた薫子(篠原さん)と、会社経営者の夫・和昌(西島さん)のもとに、娘の瑞穂(来泉ちゃん)がプールで溺れ、意識不明になったという知らせが届く。医師から脳死を宣告されるなか、夫婦は「脳死を受け入れ臓器を提供するか、心臓死をただ待つか」という究極の二択を迫られる。早くも篠原さんの熱演が高く評価されており、本人も「現場の皆さん、そして東野圭吾さんの熱量が詰まったこの作品に出会えたことは、私にとって奇跡のようなこと」と誇らしげだった。『人魚の眠る家』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:人魚の眠る家 2018年11月16日より全国にて公開Ⓒ2018「人魚の眠る家」 製作委員会
2018年11月17日人生とはつねに決断の連続であり、それをどう乗り越えて行くかによっても生き方が大きく変わってしまうもの。そこで、まさに “究極の選択” を迫られる夫婦の姿を描いたこの秋の話題作『人魚の眠る家』をご紹介します。今回は、本作のさらなる見どころを探るため、こちらの方にお話をうかがってきました。それは……。写真・黒川ひろみ (篠原涼子)主演を務めた篠原涼子さん!【映画、ときどき私】 vol. 199劇中で篠原さんは、不慮の事故が原因で意識不明に陥ってしまう我が子を守ろうとする母親の薫子を演じています。同じ母親として感じた思いや自身の困難との向き合い方、そしてananweb読者へのアドバイスなど、幅広く語ってもらいました。―まずは、今回のオファーが来たときのお気持ちから教えてください。篠原さん正直、最初は躊躇しました。というのも、私にも子どもがいるので、「こういう作品をやることによって、何かが起きてしまったらどうしよう」という自分自身の弱さみたいなところで止まってしまったからなんです。ただ、いろいろな方に背中を押していただいて、もう一度見直してみたときに、「こんなに素晴らしい作品だったんだ」ということがわかり、ひとりの女性としての葛藤や感情をここまで表現できる作品にはなかなか巡り合えないんじゃないかと思うようになりました。―そのあたりは女優としても、挑戦だったのではないでしょうか?篠原さんそれは女優というお仕事をさせていただくうえでは、飛び越えないといけないハードルだったので、いいチャンスでもありましたし、やりがいもあると感じました。原作が東野圭吾さんということもあって、ただ悲しい不幸な話ではなくて、ミステリーの部分もある作品。本当に盛りだくさんな映画だと思ったので、お受けすることにしました。独身のころと変わったところとは?―今回のテーマは、「母の究極の愛」。篠原さんご自身も実際に母親になったことで、人生観や考え方に変化はありましたか?篠原さん子どもがいるということだけでも勇気が出ますし、「人のために働こう」という意識が強くなったとは思います。あとは、「ひとりじゃない」という心強さや「ちゃんとしなきゃ」という気持ちが湧き出てきたという意味でも、独身のころとは全然違いますね。―この作品に参加したことで、お子さんへの気持ちに影響を与えたことはありませんでしたか?篠原さん何でも当たり前だと思って感謝の気持ちをつい忘れがちですが、この作品を経験したことによって、自分が子育てをしている環境がいかに幸せなことなのかということは、身に染みてわかりました。普段、うるさいなと思うこともあるんですけど、子どもが明るくて、わがままを言えることも幸せなことなんだといまは再認識しています。―これまで、ほかの作品でも “もがく人” というのを演じてきたと思いますが、ご自身が答えのない問いに向き合ったときはどのようにして乗り越えていますか?篠原さんここまでの難題というのは、まだ自分に起きてないので、実際にこういう状況になったら未知ですね。ただ、子育てに関しては、いまの私が大変だと思うことはたかが知れていますし、それはきちんと子どもと向き合って、コミュニケーションを取れば解決の方法が見つかるものだと思っています。念じていれば思いは叶うもの―子育て以外でもご自分の人生において、もがいていたと感じる時期はありましたか?篠原さん私はけっこうあっけらかんとしているほうで、「それも人生だよね」みたいに思う古臭いタイプなんです(笑)。だから、「むしろそういうことが糧になって、いまがある」と感じてしまうので、もがくほどのことはなかったかなと思います。うれしい悲鳴ならいっぱいありますけどね。―では、意識的に困難を乗り越えるというよりも、自然体で受け止めてらっしゃるんですね。篠原さん私は「念じていれば思いは絶対に叶う」と信じているので、そういう気持ちをいつも大切にしながら、先のことを思い描くようにしています。―篠原さんはつねに明るくて前向きなイメージがありますが、そういうスタイルになったきっかけはありますか?篠原さん多分、これは性格ですね。基本的に楽観的なので、寝ると悩みが解決されちゃうこともあるくらい(笑)。いろいろと考えるうえでは、クヨクヨすることもときには必要だと思いますが、どちらかというと、私は深く考えるのが苦手なのかもしれないですね。現場が楽しかったから苦労は感じなかった―この作品は、非常に深いテーマでしたが、ご自身で役を引きずってしまうことはありましたか?篠原さん私自身は、意外と引きずることはなかったですが、それよりも泣くシーンが多くてエネルギーをかなり消耗していたので、マラソンを走ったあとのような疲れを感じていました。普段はみんなとおしゃべりするのが好きなんですけど、それもせずにけっこうボーっとしてしまうこともありましたね。―繊細な演技を求められた難しい役どころだったと思いますが、一番苦労した点はどんなところですか?篠原さん現場に行くのは毎日楽しかったので、あまり苦労は感じなかったです。ただ、この薫子というのは、演じるたびにどんどん変わってしまう人。もし撮り直したら、そのたびに違う感情が出てくるのかなと思ったので、終わりがないという意味では、もっと演じたかったくらいでした。―とはいえ、今回は「演じる」というよりも、「薫子を生きていた」という感覚に近かったのではないでしょうか?篠原さんまさにそんな感じですね。「役を演じよう」と思って仕事をすることはしたくないと普段から心がけていますが、そういうことをしなくても済んだのはこの作品だったからこそ。いつもは前日にいろいろと考えて、「明日のシーンはこんなふうにやろうかな」とかイメージを描いてから現場に行くんですけど、今回はその場の感覚でやるほうがいいと感じました。あとは、相手役の方々とのキャッチボールも大事なこと。そこで自分がどういうボールを投げられるか、そして相手のボールをどうやってキャッチして投げ返せるか、ということを意識していました。そのことによって感動が生まれたような気がしています。笑顔でいることが輝き続ける秘訣―現在は、妻としても母としても女優としても、忙しい日々だと思いますが、それぞれをどのようにしてバランスを取っているのか教えてください。篠原さんそういうふうによく聞かれるんですが、私がバランスを取らなくても、家族がバランスを取ってくれているんです。もちろん、家族と意見が食い違うこともありますけど、それを家族が乗り越えて助けてくれているからこそ、私は仕事ができていると思っています。―では、家庭を持ってからの仕事への向き合い方も変わってきているのでしょうか?篠原さんそこはあまり変わってないかもしれないですね。というのも、自分のなかで決めていたのは、結婚しても子どもができても、仕事を犠牲にしたくないということ。ただ、家族のせいでこういう仕事ができなくなったというのも嫌なので、そこは言い訳にも犠牲にもしたくないところですね。すべて自分の責任で前向きに取り組みたいので、そういう意味でも昔から変わっていないと思います。―女性読者のなかには、篠原さんのようにステキに歳を重ねていきたいと目標にしている人も多いのですが、20代、30代はどのような意識で過ごされていましたか?篠原さん偽善的な答えになってしまうかもしれないですが、いつも周りに盛り上げてもらいながら笑って過ごしていたので、笑顔に包まれるようには意識していたと思います。明るいイメージを大切にしながら生きていくように心がけていましたね。人生は悩みごとがあったほうがいい―どれだけ仕事でストレスが溜まっていても、笑顔でいるように意識されていたのですか?篠原さんそうですね。でも、私にとって、仕事をすること自体がストレス発散。本当に仕事が好きなので、睡眠さえとれていれば、ストレスが溜まることはないですね。―とはいえ、撮影などで不規則な生活になったときは、どのように対処していますか?篠原さんスケジュールがきついと、風邪をひいたり、免疫力が低下したりと体にこたえることもありますが、まずはミネラルウォーターで水分補給をたくさんするようにはしています。あとは、生野菜を毎日ちゃんと食べるようにしていますね。撮影で揚げ物が多いと野菜不足のときがあるので、ホルモンバランスや腸内環境を整えるためにも現場に野菜を持っていくようにしています。―そういった積み重ねが大切なんですね。それでは最後に、仕事や恋愛で悩んでいるananweb読者に向けて、アドバイスをお願いします!篠原さんまずは、「悩みごとがあるほうがいいよ」と伝えたいですね。というのも、それがモチベーションや人生の糧になるものですから。あとは、考えすぎたりせずに、好きなことを思う存分やることがベストだと思います。インタビューを終えてみて……。取材中もとにかく笑顔がステキで、ポジティブなオーラをひしひしと感じさせてくれる篠原さん。いくつになっても変わらぬ魅力の秘訣を垣間見ることができたので、ぜひ見習いたいと思います。映画では、これまで見たことのないような篠原さんに圧倒されること間違いなしなので、その様子は劇場で目撃してください。衝撃のミステリーと感動に震える!「もし自分だったら……」という問いと向き合うことで、新たな思いに気付かされる本作。家族のことだけでなく、自分の置かれている環境についても、誰もが考えずにはいられないはず。想像を超えたクライマックスを目の前に、あなたならどうしますか?ストーリー娘の小学校受験が終わったら離婚すると決めていた仮面夫婦の薫子と和昌。ところがある日、娘がプールで溺れて意識不明となり、「回復の見込みがない」と告げられてしまう。深く眠り続ける娘を前に、夫婦は “ある選択” をすることを決意するのだが、それによって、それぞれの運命が徐々に狂い始めていくのだった……。涙を抑えられない予告編はこちら!作品情報『人魚の眠る家』11月16日(金)全国公開配給:松竹©2018「人魚の眠る家」 製作委員会
2018年11月16日「2018年は挑戦の年であり、転機の年でした」と語った女優・篠原涼子。その言葉通り、夏には13年ぶりとなる舞台「アンナ・クリスティ」で主演を務めると、映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』でも存在感ある演技を披露し、大きな話題を呼んだ。そんな彼女の2018年を締めくくる作品が、映画『人魚の眠る家』だ。本作で篠原さんは、愛娘が不慮の事故で意識不明になってしまう母親役を熱演。劇中で見せた鬼気迫る芝居は、観ている人の心を大きく揺さぶるほど圧倒的だった。自身も2児の子を持つ母親だけに「オファーには躊躇した」と胸の内を明かした篠原さんが、女優として、母親として本作から得たことについて語った。演じるのではなく、役として生きた現場愛する娘が突然、意識不明のまま病院に搬送され、医師から「脳死の可能性が高く、回復の見込みはない」と宣告されてしまう――。東野圭吾の原作を手にした篠原さんは、あまりにシビアな展開に、娘の母親・薫子役のオファーをすぐに受け入れられなかった。「私自身にも子どもがいるということもあり、この作品に携わったことで、息子たちになにか起こったらどうしようという気持ちがぬぐえなかった。どうしても躊躇してしまう弱い自分がいました」。一方で、原作のなかに描かれている薫子は、難易度は高いものの、母親としてさまざまな感情を表現できる、非常にやりがいのある人物だ。篠原さんも「こんなに素晴らしい原作の映画化。しかも薫子という女性には強さも弱さもあり、表現方法は無限にあると思えるほどの役柄。女優という仕事をやらせていただいているうえで、飛び込むべき作品だなと思った」と、長い女優人生のなかでも、なかなか巡り合えない役柄だということは、本能的に感じていたという。多くの葛藤のなか出演を決心した篠原さん。台本を読んでいる段階から、涙が止まらなくなることが多く、リハーサルでも感情が抑えられなくなるほど、薫子という女性に感情移入した。以前から篠原さんは“演じようと思って演技をすること”が嫌いだと話していたが、本作では「演じているというより、薫子さんを生きていた」という感覚に陥ったという。原作、脚本、堤幸彦監督、現場スタッフ、共演者の熱い魂が、いい意味で篠原さんに“圧力”としてのしかかってきた。「こんな現場ははじめてかもしれません」と撮影を振り返っていた。見事なまでに薫子を演じ切った篠原さん。自身の役への理解度はもちろんだが、「とにかくたくさんの角度から料理していただきました」と語っていた堤監督の丁寧な演出、夫役として対峙した西島秀俊、さらには薫子を支える技術者・星野を演じた坂口健太郎ら共演者の存在も、難役をまっとうするうえでは大きな支えとなった。「西島さんとは過去に何度も共演しているのですが、とても明るくチャーミングな方。年齢も近いですし、どちらも子を持つ親として、今回はいろいろな話をさせていただきました。仕事に向き合う姿勢にカリスマ性があって、とても素敵です。坂口さんは弟のような可愛らしさがある男性ですね。彼が現場に入ると雰囲気が変わる。肉眼で見る坂口さんも素敵なのですが、映像として映る彼は、どこの角度から撮っても大丈夫な人。オーラのある俳優さんです」。子どもと過ごす当たり前の日常の大切さを実感究極の母の愛が描かれている本作。自身も2児の母である篠原さんにとって、子どもの存在とはどんなものなのだろうか――。「勇気をもらえますね。自分と血の繋がった存在ができたということで『一人じゃないんだ』と思えるようになりましたし、見本にならなければいけないという思いから、他者との接し方も変わってきました。仕事に対して湧き出てくる気持ちが、独身時代とはまったく違います」。特に本作では、実生活に近い役柄を演じているため、過去のどの作品よりも、自身の感情とシンクロする部分は多かった。映画を通して“当たり前”だと思っていたことが「そうではないんだ」と痛感したという。「この役を演じてみて、いま自分が子どもを育てている環境が、いかに幸せなことなんだと実感しました。うちの子は朝になれば目を覚ますし、元気でご飯も食べます。わんぱく過ぎてわがままを散々言うので『うるさい!』と思うこともありますが、(篠原さんの娘役の)瑞穂は目を覚まさないし、会話もできないんですよ。なにかと比較することではありませんが、日々の日常に感謝する気持ちが強くなりました」。劇中の薫子は、シビアな現実に対して、やり方について賛否はあるかもしれないが、ある信念のもと突き進む芯の強さを見せる。堤監督からも薫子を演じる際、「芯の強さ」を意識するように声を掛けられた。「私自身は、困難があっても『これが人生なんだな』と思い、前向きに発想を転換していくタイプなんです。もちろん、劇中の薫子のような厳しい立場を経験したことはありませんけど」。こうした篠原さんのパーソナルな“強さ”が薫子というキャラクターの節々に垣間見えるからこそ、観ている方はしっかりと感情移入できるのだろう。45歳篠原涼子、まだまだ挑戦物語のスタートから、クライマックスまで、スクリーンには常に張り詰めた空気が漂っているが、篠原さんが演じた薫子からは、希望や絶望、母性、狂気…という感情が見え隠れする。これまで数多くの作品に出演し、多くの評価を受けてきた篠原さんだが、本作は確実に彼女の代表作の一本となるだろう。前述したように、2018年は非常に質の高い作品が続けて公開、上演された。本人は「たまたまタイミングが重なった」と偶然性を強調していたが「40代になって、自分のなかで表現したいと思っていることが、多くの人に感じとってもらえるようになった」と手ごたえを感じている部分はあるという。それでも満足することは決してない。「まだまだ挑戦したいことはたくさんあります。歌でもトークでも、絵でも踊りでも…。なにかをやることが次のなにかに繋がる。自分を掻き立てて、身につけることで、もっと多彩な表現していきたい」と貪欲に未来を見据えていた。(text:Masakazu Isobe/photo:You Ishii)■関連作品:人魚の眠る家 2018年11月16日より全国にて公開Ⓒ2018「人魚の眠る家」 製作委員会
2018年11月12日