アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。認知症と診断された当初、母・あーちゃんは病院の付き添いを頑なに拒否していましたが、最近では「自分がおかしいから」ではなく「自分が愛されているから」付き添われているという解釈になったようで、受け入れてくれています。病院に到着するなり、周りの人に娘が一緒に来てくれていると話すこともあり、少しうれしそうにも見えます。いつものように診察を終えたあーちゃん。先生から「ご家族の方は何かありますか?」と聞かれると、「はい! ありません!」と堂々と答えました……。ワフウフさんが慌てて「短期記憶がかなりひどくなっています」と伝えたところ、「大丈夫よね!」と答えるあーちゃん。まったく会話がかみ合わず、困惑してしまうのでした。 「結局」の説明がいつまでも続く… お正月、姉の家でごちそうをたんまりと食べました。 同じ話のループも、姉妹2人で聞くからストレスも半減。 そして、気付くとあーちゃんは食事よりも先にデザートのお菓子を完食していました……。 もう、食欲のコントロールはできないのかもしれません……。 ここで突如、あーちゃんから亡くなった叔母の話が。 姉妹で協力して伝えようとするも……。 全然伝わっていなかった! そして、食べ過ぎたあーちゃんは、お正月からリバース……。 あーちゃんと一緒に姉の家にお邪魔したのはお正月。お料理じょうずな姉が、おいしいごちそうをたくさん作ってくれて、ゴージャスなおせちも注文してくれていました。「普段はこんなごちそう食べられないから」と、あーちゃんは何度もリピートしていました。 おせちは、ちょうど1人ずつ分けられるように入っていたのですが、気が付くとあーちゃんが中に入っていたお菓子をすべて完食していました……。おそらくデザートとして入っていたもので、他人の分まで食べてしまったことよりも、食欲のコントロールができず、食事を終える前にお菓子を食べ尽くしていたことが衝撃で……。 さらにその日、急に亡くなった妹が住んでいた家の管理がどうなっているのか聞いてきました。できるだけわかりやすく、シンプルにまとめて説明したのですが、「結局どういうこと?」の言葉で振り出しに戻り……。「結局」をエンドレスで説明することに。しかし、何度説明しても理解はできなかったようです。 --------------何度も同じ言葉を聞かされ、何度説明しても理解ができず……。それでも本人に悪気はなく、誰が悪いわけでもありません。認知症がもっと進行していくと、こういったもどかしい状況も増えると思うと、よりひとりで背負うのは難しくなってきますね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。>>次の話 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2024年02月21日子どもの歯の治療に力を注ぐ医療法人社団洸緑会 歯科ミントクリニック(本社:富山県滑川市、理事長・院長:竹島 健太郎)は、子どもの歯の矯正治療専門サービスの開始から間もなく一周年を迎え、導入10ヶ月で180名の方にご利用いただいていることをお知らせいたします。歯並びが悪く歯の矯正が必要な子どもが増加している中、子どもの歯並びを心配する親御さんから多数のご相談が寄せられています。【歯の矯正が必要な子どもの割合は80%以上】歯並びが悪い子どもや不正咬合の子どもが増えています。厚生労働省によると、歯の矯正が必要な子どもの割合は80%以上と言われています。背景としてファストフード、スマホなど便利な世の中になり、姿勢や食生活、生活全般の乱れの原因があげられます。歯の矯正は虫歯予防だけでなく、顔骨格、鼻呼吸、姿勢、健全な発育につながり、将来的に睡眠障害や成人病の発症率が高くなることを抑えるためにも幼少期のうちから取り組む必要があります。※「厚生労働省歯科疾患実態調査結果の概要」 【子どもの歯並びを気にする親が増えている】当クリニックでは子どもの歯並びについての相談が増えており、昨年4月のサービス開始から1年足らずで180名となっています。5歳から12歳の子どもの親御さんからの相談が一番多く、幼少期のうちから歯並びが悪くならないようにするにはどうしたらよいか、また事前にインターネットなどで歯列矯正について調べて具体的な質問をされる方も少なくありません。歯列矯正は通常は永久歯が生えそろった12歳ころからワイヤー固定式の矯正が主流ですが、この間は顔、顎の骨格、脳の大事な形成期で12歳からの矯正では遅いという指摘もあります。当クリニックでは、マイオブレース・システムを導入し早期治療を実施。5歳からの子どもの自然な成長と発達を実現し、年々利用者が増えています。【最先端の治療で正常な子どもの発達を実現】マイオブレース・システムは歯科治療の先進国であるオーストラリア発で世界に広まっています。5歳から可能で、マウスピースを1日1時間と夜間就寝中に装着。間違った口腔習癖を改善し、歯列弓(アーチフォーム)を拡大しながら軽度の力で歯と顎の位置を正していきます。それに加えて患者専用の教育プログラムも行います。1日2回、マウスピースを装着した状態で呼吸、舌、飲み込み方、唇、頬のエクササイズを行い、歯や顎の正常な発達を妨げる口腔習癖をさらに正していきます。この予防も含めた早期治療により、歯並びを整え顎と顔の発育を改善するだけでなく、気道機能障害などの問題にも働きかけ、子どもに良い食習慣を教えることで本来の正常な発達を実現します。代表の声「マイオブレース・システムは国内ではまだ少なく県内でも2箇所のみであり、この治療を少しでも広めていきたい、GDP第4位に転落し国際競争力が低下し続ける中、少子化による国力低下の歯止めのために、将来の日本の発展を担う貴重な人財の育成ために貢献したいという強い思いがあります。」マイオブレース・システム紹介ページ= 《医療法人社団洸緑会 歯科ミントクリニック概要》法人名 : 医療法人社団洸緑会 歯科ミントクリニック代表者 : 理事長・院長 竹島 健太郎所在地 : 〒936-0023 富山県滑川市柳原85-1診療内容: 一般歯科診療全般、子どもの歯の矯正治療診療時間: 月、火、水、金、土 9:00-13:00 14:00-18:00(土曜は17:00まで、休診日:木曜、日曜・祝日)URL : 歯科ミントクリニック(ロゴ)歯科ミントクリニック(アクティビティールーム) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月21日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんが、体力の低下と金銭的な負担を理由に、大好きなダンスのレッスンをやめたいと言いだしました。しかし、認知症のあーちゃんにとって、ダンスは良い刺激もあるはずだと思っているワフウフさん姉妹は、なんとか続けてほしいと思い、ペースを落として年に一度の発表会には出ずにレッスンを続けられるよう交渉しました。そして、最終的な判断はあーちゃんに任せることに……。自分のことしか見えていないのね病院の付き添いをしたとき、あーちゃんからダンスのレッスンを続けようと思っていると聞かされたワフウフさん。そこで、先生に早速連絡をしたところ「前回、レッスンをやめるとハッキリおっしゃいました」という衝撃の返信が……! 結局、なんとか事情を話してレッスンは継続できることになり、一件落着です。購入したテレビがちゃんと設置されたか心配で、姉は何度も電話をしていました。たんたんと出掛けた……?! 仲良しか!※たんたん:ワフウフさん姉妹の実父。あーちゃんの夫。あーちゃんとは不仲疲れが影響しているのか、いつもよりも会話がかみ合わない気がしました。これは覚えていてほしい……!あんなに楽しみにしていた孫たちとの食事会すら、忘れてしまった様子……。写真を差し出すと、あーちゃんはうれしそうにしていました。最初は和やかな雰囲気でしたが……。※メラニンくん:あーちゃんの孫ん……? 孫を見ているのではないのかな?ええええええ……。先日、通院帰りに購入したテレビの設置日。無事に終わったのかどうかを確認するため、姉が何度も電話をするもつながらず……。やっとつながったと思ったら、なんと口もきかないと言っていたはずの父・たんたんと出掛けていたと言われ、絶句。いつも悪口を言っていて、何かあれば私たちを巻き込んで大騒ぎするのに、仲良くお出掛けしていたなんて……。電話がつながらず、心配していた分だけ怒ってしまった姉は、いつもより強めの口調で今週の食事会について確認しましたが、あんなに楽しみにしていた孫の大学入学を祝う食事会も忘れてしまっていて、ガッカリです。昔から私たち姉妹は、孫の写真をあーちゃんによく渡していました。その習慣は今でも続いていますが、この前写真を渡したときには、自分の写り方ばかり気にしていて、他の人は視界にも入っていないようでした。他者への関心がなくなってきているということ……!?--------------今まで、ずっと夫のたんたんの悪口を聞かされてきたワフウフさん姉妹にとって、あーちゃんが夫婦でお出掛けしていたのは衝撃的でしたね。夫への負の感情も、忘れているということでしょうか。さらに、他者への関心も薄れている様子を見るとより不安が募ってしまいますね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2024年02月21日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんが認知症と診断されて、数年前から初期症状と思われるような言動があったことを思い出したワフウフさん。あのとき、もう少し疑念を抱いていれば、今は違う結果になっていたのかもしれないと思うこともあります。日に日に進行するあーちゃんの認知症は、ワフウフさん姉妹の生活にも大きな影響を与えているのでした。あーちゃんは、最初は頑なに病院の付き添いを拒んでいました。しかし、今では「自分が愛されているから付き添われる」という解釈をしているようで、付き添われていることを病院で周りの人に大げさに伝えるほどに。他人と会話を楽しむスキルは、認知症が進行しても高いまま変わっていません。 誤魔化さなくていいのに… 診察を終え、先生から尋ねられると……。 なぜか堂々と答えるあーちゃん。 まったく会話がかみ合いません……! その後、飲食店のトイレでは並んでいる人がいるのに……。 当たり前のように割り込みをしてしまいます……。 ここまでひどくなる前にも、数日前に会ったことを忘れて姉・なーにゃんと話していたこともありました。 この日は、なーにゃんの家に行くことになったのですが……。 案の定、迷子に。 いつものように診察を終えると、先生が「ご家族の方は何かありますか?」と聞いてくれました。すると、なぜかあーちゃんが朗らかに「はい! ありません!」と堂々と答えていて……。 私が「短期記憶はかなりひどくなっています」と伝えると、それに対する返事なのか? 「大丈夫よね!」と横で言っています。まったく会話がかみ合わず、改めて症状が進行していることを実感したのでした。 それからしばらくして、あーちゃんと姉の家に行くことになりました。もうひとりでは行けないだろうと思い、最寄り駅で待ち合わせをしたのですが、案の定あちこち歩き回り、目印の建物も通り過ぎる始末。もうそんな必要はないのに、必死で誤魔化そうとしている姿に、心が痛みます。 --------------もしかすると、あーちゃんは他人と会話をしている姿を娘に見せて、自分はまだまだ大丈夫だと思ってほしいのかもしれませんね。迷子を誤魔化しているのも、自分自身の変化を受け入れらずに葛藤しているのかもしれません。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。>>次の話 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2024年02月20日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんから、自分の部屋で使っているテレビが壊れたので、買い替えたいと言われたワフウフさん姉妹。通院帰りにランチをしてから、買いに行くことに。しかし、ランチを終えるころには疲れが見え始め、会話も記憶もめちゃくちゃに。さらに、「お金がない」としきりに訴え、家にあったウン十万円の現金の行方もわからなくなってしまいました……。ビックリ発言体力の低下と金銭的な理由から、大好きなダンスのレッスンをやめたいと言いだしたあーちゃん。しかし、ワフウフさん姉妹としては、良い刺激にもなるはずなので、続けてほしいと考えています。そこで、先生にも事情を話し、レッスンのペースを落として続けられるよう交渉しました。最終的にどうするのかは、あーちゃんにしばらく考えてもらってから決めることに。私も一緒に話していたことは忘れているようで、詳しく説明してもらえました。知ってますけど……。※なーにゃんちゃん(姉)ん? なんか先生にお願いされたという話になっているような……?よかった! 続ける意思が本人にありそうだったので、早速先生にレッスンのお願いをしたのですが……。先生からはあーちゃんからダンスをやめると言われたと連絡が来ました。えぇ……!?どうやら、時間の感覚が狂ってしまっているようで、聞いているこちらも困惑……。続けると決めた後も、ところどころでやめる発言を繰り返しています……。ダンスのレッスンを続けるのかどうか、病院の付き添いをしたときに改めてあーちゃんに確認したところ、続けようと思っていることがわかりました。そこで「1年に一度の発表会には出ず、週1回なら続けたいと言っているので、よろしくお願いします」と先生にメールをしたところ……。「前回いらしたときに、本日を持ちましてレッスンをやめますとハッキリおっしゃいました」という返信が……! ええええ!? これには姉妹でビックリ。おそらく、あーちゃんの中で時間の感覚が狂っていて、自分がおかしなタイミングでやめると言ってしまったのがわかっていないのだと思います。結局、なんとかレッスンは継続できることになり、ひと安心です。--------------すったもんだがあったものの、ダンスのレッスンを続けることに決まってよかったですね。週に1回でも、自分が大好きなことに熱中できる時間は良い刺激になるのではないでしょうか。ただ、体力の低下も目立つようになってきたので、そこは少し心配ですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2024年02月20日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。久しぶりにきょうだいと食事をした母・あーちゃん。しかし、帰宅後にワフウフさんと話していると、なんだか話がかみ合いません。よく聞いてみると、どうやら一緒に付き添っていた娘やきょうだいの1人が、存在ごと記憶から消えているようでした。食事会でも普段の生活とは真逆のことを報告するなど、理解に苦しむ発言が増えていき、ますます心配になっていきます。今になって思うと、数年前から母・あーちゃんには認知症の初期症状と思われるような言動がありました。あのときもう少し疑念を抱いていれば……と思うこともありますが、時間は戻せません。徐々に進行していくあーちゃんの認知症は、私たち姉妹を振り回していくのでした……。 お母さんが大好き…? 病院に到着すると、やや大げさにこんなふうに言うあーちゃん。 周りの人にもしっかりアピールします……。 こう言われることが多々……。 (※これは妄想です)その言葉を聞くと、こうしたい衝動が……! 心の中では、こう叫んでいるのです……。 もう、こう言うしかない……。 あーちゃんと姉・なーにゃんのお姑さんは同い年で、季節のごあいさつは欠かさない仲。 運転免許の更新の話で盛り上がった2人ですが、すでにあーちゃんは免許返納済みのはず…。 最初は頑なに病院の付き添いを拒んでいたあーちゃんも、だんだんと受け止めてくれるようになりました。「自分がおかしいから付き添われる」という考えから「私のことを心配するやさしい娘たち」に変わり、最終的には「自分は愛されている」という解釈になってきたようです。 病院に着くと「来なくていいって言ってるのにぃ!」とやや大げさに言い、周りの人に話しかけています。そうすると、「お母さんが大好きなのね」といった言葉をいただくことが多いのですが、残念ながら私は、もうそんなことを言う年齢ではないのです……。付き添いをするのは、シンプルにあーちゃんひとりでは無理だから。それだけです。 認知症の症状が進んでも、人と話すのは大好きなあーちゃん。つい先日も、姉のお姑さんと運転免許の更新について、電話で盛り上がっていたようです。……あーちゃんは、何年も前に運転免許は返納しているはずなのですが。相変わらず会話のスキルは高くてビックリします。 --------------理由はどうあれ、付き添いを受け入れてくれたことで、通院がスムーズになったのであれば、結果オーライですね。そして、症状が進行する中でも、会話のスキルはそのままというのは、人と話すのが大好きなあーちゃんらしいですね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。>>次の話 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2024年02月19日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。前回の通院に付き添ったとき、母・あーちゃんが無気力でボーっとしているように見えたのが気がかりだったワフウフさん姉妹。しかし、孫の大学が決まったことがとてもうれしかったようで、お祝いの食事会を楽しみにしている様子に少し安心しました。しかし、孫のことは覚えていられる半面、手帳に書かれている予定をすっかり忘れていたりと、認知症の症状は一進一退です……。やめないでほしい…!あーちゃんが部屋で使っているテレビが壊れてしまったとのことで、通院帰りにランチをしてから買いに行くことになりました。しかし、いざ買い物へ向かうと疲れが見え始め、会話も記憶もめちゃくちゃに。さらに、しきりに「お金がない」と訴えるようになり、ワフウフさん姉妹は困惑してしまいます。家には結構な額の現金があったはずなのに、一体どこへ行ってしまったのでしょうか……!?あーちゃんも、自分の状態はわかっているらしい……?ここは言葉をグっと飲み込みます。現実的に、1年に一度の発表会「デモ」に参加するのは厳しそうなので、そこは先生に相談することに……。先生はデモへ参加をしなくても、週に1回のレッスンでもいいと言ってくれました。それを聞いて、前向きに考える素振りも見せつつ……。後ろ向きな発言もありつつ……。とりあえず、しばらく考えてもらうことにしました。大好きなダンスをやめたいと言いだしたあーちゃん。体力の低下とお金がかかることが理由のようです。毎月のレッスン代が月に5万円程度、さらに1年に一度のデモと呼ばれる発表会の費用がかかっているのですが、このデモというのがあーちゃんいわく何十万円もかかるとのこと。ただ、あーちゃんの場合、本人は忘れているかもしれませんが、私たち姉妹が預かっているお金もあるので、金銭的な負担はそこまで大きくありません。できれば趣味のダンスを続けてほしい、やめないでほしいというのが姉妹の思いです。体を動かすのも、週に2回おしゃれをして電車に乗ってお出掛けするのも、認知症のあーちゃんにとって大事な刺激になっていると思うので。しかし、デモに参加するとなると、当日は1日がかりで普段行き慣れていない場所へ行くことになるので、今のあーちゃんには厳しそう……。そこで、デモには参加しないという条件でレッスンが続けられないか先生に相談してみたところ、了承をいただけました。それを伝え、最終的な判断はあーちゃんに少し考えてもらうことに。--------------ワフウフさん姉妹が認知症の母にダンスを続けてほしい思う気持ちは、とてもよくわかりますね。先生も事情を理解してくださっているようなので、なんとかこれまでの生活を担保しつつ、あーちゃんがイキイキと過ごせるといいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室★関連記事:著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2024年02月19日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんの通院には、いつもワフウフさん姉妹のどちらかが付き添っていましたが、どうしても2人の都合がつかない日が出てきてしまい、仕方なくあーちゃんひとりで行ってもらうことに。本人は「全然大丈夫!」と自信満々ですが、これまでも「注射に来るのを忘れたり、来たこと自体を忘れたり、毎回のように注射は毎週必要かと確認している」ことがあり、心配だと告げると、記憶も自覚もないようでショックを受けている様子でした。ウン十万の現金はどこへ…?前回の通院に付き添ったときは、無気力でボーっとした様子だったあーちゃんも、孫の大学が決まったのがとてもうれしかったようで、お祝いの食事会も楽しみにしていました。その様子に、ワフウフさん姉妹もひと安心。しかし、手帳に書かれている予定が何の予定か思い出せずに考え込む姿も見られ、当日まで覚えていられるのか、待ち合わせにちゃんと行けるのかなど、気がかりなことも……。「お金がなくて不安」とよく口にするようになったあーちゃん。でも、家にはかなり現金があったはず……。趣味で習っているダンス代に使ったと言うけれど、レッスン代はそこまで高額ではありません。でも、本人に使った記憶はないというので、きっとどこかに置き忘れているはず……。押し問答が続き、ついに姉・なーにゃんは怒ってしまいました。……気持ちはわかるけど。最近、何もしていないのに疲れたと訴えることが増えたあーちゃん。体力が低下している……?たしかに、通院の帰りにランチをして、少し寄り道するだけで足元はフラフラになっています。ある日の通院帰り、持ってきた総菜を渡し忘れた姉のなーにゃんが、慌てて渡しに行くと……。目の前に現れた人物が娘のなーにゃんだと、すぐに認識できなかったようでした。ある日、あーちゃんの部屋にある小さなテレビが壊れたから買い替えたいということで、通院の帰りにランチをしてから買いに行くことにしました。しかし、だんだんと疲れが見え始め、会話も記憶もめちゃくちゃに……。この日は、しきりに「お金がない」と訴えていたあーちゃん。でも、実家で押入れチェックをしたときに、かなりまとまった額の現金があったことは把握しているので、足りないことはないはず。通帳もすぐに失くしてしまい、ATMが使えずに手持ちの預金が引き出せず、現金を渡してもすぐにないと言って不安がる……。もう一体どうすればいいのだろう? 「何に使った?」「使ってない!」「それなら家にあるはず!」「ない!」。こんな押し問答を続け、この日あーちゃんと姉は言い合いになってしまいました。病気が原因だとわかっていても、怒りたくなる姉の気持ちは、痛いほどわかります。そしてこの日、バイバイをして別れてから、持ってきた総菜を渡し忘れたことに気付いた姉は、駅のホームまであーちゃんを追いかけて総菜を渡したのですが、突然現れた姉に反応できず、誰かわからないような表情で姉を見ていたそう……。なんだか、話を聞くだけでも悲しくなってしまいます……。--------------お金関係には執着する傾向があったあーちゃんですが、どこかに置いて忘れているのではなく、実際に使ってしまっているようなら、何か新たな対策を講じる必要があるかもしれません。そして、一瞬でも家族を認識できていない雰囲気を感じてしまうと、やり場のない気持ちになってしまいそうです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2024年02月17日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。ワフウフさん姉妹は、ずっと気になっていた実家の押入れチェックをおこない、母・あーちゃんが「食事」と言い張る菓子パンや賞味期限切れの食べ物など、いろいろと衝撃的なものを発見してしまいます。しかし、母・あーちゃんが問題なく電子レンジを使える様子を確認できたので、今後は宅配食も選択肢に入れられそうだということがわかり、少し安心したのでした。うれしい!でも心配…毎週、姉妹のどちらかが通院の付き添いをしていましたが、どうしても2人とも都合がつかない日があり、その日は仕方なくあーちゃんひとりで行くようにお願いをしたところ、「私はひとりでも全然大丈夫なのよ!」と自信満々。しかし、「注射に来るのを忘れたり、来たこと自体を忘れたり、毎回のように注射は毎週必要かと確認している」と伝えると、本人はショックを受けている様子で、記憶も自覚もないことを再確認したのでした。孫の大学が決まったことを、うれしそうに話すあーちゃん。※正しくは「合格」何度も、お祝いの食事会について話していて、ちょっとほっこり。しかし、通院時に手帳に書いてある予定を確認されると……。自分で書き入れた予定を眺めて考え込んでしまいました……。しばらくして思い出せましたが、当日までちゃんと覚えていられるのか……?前回の通院時、あーちゃんの無気力でボーっとした様子にショックを受けましたが、今回の通院では少し調子が戻っていたように見えました。孫の大学入学が決まったこともしっかり覚えていて、お祝いの食事会も楽しみにしているように見えました。最近は、何でも数分で忘れてしまいがちですが、孫がどこの大学に行くのかはしっかり覚えていて、孫への愛は認知症に勝るのかと、ちょっと感動!でも、やはり忘れてしまうこともあるようで……。予定を管理している手帳に書かれた内容について確認しても、すぐには答えられず……。最終的には、お友だちとのお出掛けであることを思い出しましたが、予定があるとわかれば、ちゃんと待ち合わせの時間に行けるのか、会話は成立するのかなど新たな心配が出てしまいます。--------------孫の大学が決まったことだけではなく、大学名までしっかり覚えているとは不思議ですね。 記憶と自分の興味や関心が関係しているということでしょうか。お祝いの食事会まで、ちゃんと忘れずにいてくれるといいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2024年02月17日私は、子どものころからの筋金入りの天然パーマなので、ストレートヘアに憧れて若いときは縮毛矯正をしていました。出産後、初の縮毛矯正に結婚後は家計のために縮毛矯正はやめ、その後出産しました。子育てに追われる中で「髪の手入れがラクになればいいな」と縮毛矯正をもう一度やってみようと思い、久しぶりにかけてみました。かの有名キャラクターのように…しかし、縮毛矯正をしていなかった当時には気付かなかったのですが、産後の抜け毛が戻っていなかったこと、加齢によって毛が細くなってしまったせいか、映画『スター・ウォーズ』のダース・ベイダーのように「パッツリ&シャキーン」となり、そして頭頂部もペタンコに……。思わずその場で泣きそうになりました。まとめ産後の薄毛を抱える天パの女が縮毛矯正なんてかけるものではないと痛感しました。その後しばらくは帽子でしのぎ、縮毛矯正を当てた部分をバッサリ切りベリーショートからやり直し、今は天パを生かしたショートヘアにしています。(30代/女性)※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2024年02月16日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんの通院前日。ワフウフさんは、いつものように確認メールを送りますが、メールの最後に「朝一番で行こうね」と書いたところ、あーちゃんからすぐに電話がかかってきました。「朝一番って何時……?」と心細そうな声で聞かれ、ゆっくりと説明しましたが、もしかして時間の感覚が狂ってしまったのかも? と、心配になったワフウフさんでした。記憶も自覚もない…ようやく実家に行き、ずっと気になっていた押入れチェックができたワフウフさん姉妹。そこには「食事」と言い張る菓子パンや、賞味期限切れの食べ物など、いろいろと衝撃的なものが隠されていました……。しかし、電子レンジは問題なく使えていたため、今後は宅配食も選択肢に入れられそうだとわかって安心したのでした。次回の通院は、付き添いの都合がつかないからひとりで行ってほしいと伝えると……。あーちゃんは、自信満々に大丈夫だと言いました。姉・なーにゃんが心配する理由を伝えても……。本気でわかっていない様子。仕方がないので、注射に来るのを忘れたり、行っても「先週来てないわ!」って言ったり、毎回のように「注射は毎週なの?」って聞いたりすることを伝えると……。記憶も自覚もないようで、とてもショックを受けていました。なんとかひとりでの通院をクリアした次の週。ずっとボケーっとしていて、無気力に見えるあーちゃん。1週間もしないうちにこんなにも変化してしまうのかと、認知症の怖さを感じてしまうのでした。姉とともに実家をチェックした翌日の通院日。あーちゃんは時間通りに現れました。そして糖尿病の数値も、本当に少しだけですが、先月より減っていてひと安心。そして、次の通院日は私も姉も予定があって付き添いができないため、ひとりで行ってほしいとあーちゃんに話したところ「私はひとりでも全然大丈夫なのよ!」と自信満々。でも「注射に来るのを忘れたり、来たこと自体を忘れたり、毎回のように注射は毎週必要かと確認しているから心配だ」と告げると、自分の発言や行動をまったく覚えていないようで、ショックを受けていました……。結局、無事にひとりでの通院を終えたあーちゃんでしたが、次の通院で姉が会ったときは、なんだかいつもよりもボーッとしていて無気力に見えたそう。それだけ、毎週娘と通院することが刺激になっていたということなのかもしれませんが、1週間抜けただけでそんなに変わってしまうなんて、ただ進んでいくだけの認知症の怖さを感じました。--------------ただ進行するだけで戻ることは難しい認知症……。毎週繰り返している通院の付き添いが刺激を与えて、進行を緩やかにしていたのかもしれませんね。たった1週間会わなかっただけでハッキリとわかるくらいの変化が出てしまうのは、家族としてもショックですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2024年02月16日大相撲の元横綱・若乃花でタレントの花田虎上の妻・倉実(くみ)さんが11日に自身のアメブロを更新。反対咬合で歯列矯正をしている娘の様子を明かした。この日、倉実さんは「WakaMokaの歯医者さんの日」と娘達と歯科医院を訪れたことを明かし「メンテナンスとフッ素塗布、あと矯正の先生のチェックも」と説明。「今後の事を先生方と相談した」といい「メモの意味で細かく記します」とつづった。続けて「Wakaは6年生で矯正が終了。今も夜だけ針金付きの矯正器具を付けて就寝」していることを明かしつつ「下の歯が一本乳歯のままでいつ抜けるかわからない。そのせいで下の歯は多少ガタガタしている」と説明。「下の歯だけ注目して見れば気になるとは言え、話していても笑ってもほとんどわからないのでこのまま様子見」をするといい「そこにインプラントをして矯正するかなど乳歯が抜けた時に考える。どちらにしても成長過程が終わった成人する頃の話」とつづった。また「反対咬合のMokaもマウスピースタイプの装置をして就寝」と説明し「手足の骨の成長と同じ時期まで顎も成長するようで、今かろうじて上の歯が前に出ている」と報告。しかし「成長しているうちは侮れない…」と述べつつ「中心がずれてる下の歯の矯正は、これまた成長が終わった頃」だといい「高校生くらい?」と推測した。最後に「人工の歯にすると結局メンテナンスでちょこちょこ歯医者さんに行かないといけないし、自分の歯が1番なのです!」とコメントし「それでも、まだまだ先は長い」とつづり、ブログを締めくくった。
2024年02月12日皆さんは、長蛇の列に並んだ経験はありますか?今回はホームの列に並んだ女性のエピソードとその感想を紹介します。イラスト:小日向電車が遅延電車が1時間以上遅延していたときの話です。普通電車しか動いていない状況でしたが、何駅か進むと新快速が動くようになりました。そのため、駅で新快速に乗り換えることにした主人公。ホームには長蛇の列ができていて、主人公は5番目くらいに並んでいました。主人公の後ろには夫婦とその子どもが並んでいたのですが…。電車に乗ろうとする父親出典:愛カツやっと電車が到着しドアが開いた瞬間、その家族の父親が何人かの客を追い抜いて電車に乗ろうとしたのです。列を追い抜いて最初に乗車しようとする父親に、他の客も主人公も驚愕するのでした。読者の感想電車が遅延すると困りますし、待っている人で混雑しますよね。長蛇の列ができているにもかかわらず、マナーを守らず一目散に電車に乗ろうとする父親に驚きました。(30代/女性)電車の遅延に巻き込まれてしまって、主人公は大変でしたね。並んでいる人がいるのに追い抜いて最初に乗ろうとした父親には、もっと周囲のことを考えてほしいと思いました。(20代/女性)※この記事はユーザーのエピソードをもとに作成しています。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。(愛カツ編集部)
2024年02月11日30代半ばで結婚し、妻である私に指摘されるまで自身の歯並びをまったく気にしていなかった夫。妻からの再三の説得の末、ようやく一念発起し、歯列矯正を始めることに。しかし、大人になってからの歯列矯正にはさまざまな壁が待ち受けていました。夫がアラフォーで歯列矯正をして、理想の歯並びを手に入れるまでの体験談です。歯並びに対する価値観の違いで夫婦喧嘩が勃発!付き合い始めたころから気になっていた夫の歯並び。夫は子どものころにスポーツで受けた衝撃により、上の中切歯(ちゅうせっし)が犬歯より奥に生えていました。中切歯とは、前歯の正中にある2本の歯のこと。歯並びの悪さは自覚していたけれど、「治すほどのことでもない」と、本人も両親も気にしていなかったそうです。研究職として社会人になってからも、あまり人と対面しない職種ということもあり、誰からも指摘されることはなかったのだとか。対して私は、歯並びは身だしなみの一部として重視していました。そこで結婚後、歯列矯正をするかしないかでもめることに。夫婦間で歯並びに対する価値観の違いが露呈したのでした。夫が歯列矯正に難色を示していた理由は主に2つ。歯列矯正は基本的に自費診療で、60万~150万円ほど費用がかかること、そして転勤族のため治療の途中で引っ越しとなる可能性があることでした。歯科医院によっては、患者の転居に伴って別の医院で治療を引き継げるケースもあるようです。しかし、こだわりの強い夫は、同じ歯科医院での一貫した治療が安心できると言い、この時点では、歯列矯正を始めるという結論には至りませんでした。新天地で矯正歯科へ!しかしまさかの半年待ちに…引き続き、私は粘り強く夫に歯列矯正を勧めました。費用については話し合い、折り合いをつけることに成功。ついに次の転勤先が決まり、生活が落ち着いたら歯列矯正をスタートするという約束までこぎつけることができました。この時点で、最初の喧嘩から約1年が経過。ようやく新しい土地での生活が始まり、やっと歯列矯正をスタートできる絶好のタイミングがやってきました。評判の良い矯正歯科医院を探し当て、意気揚々と予約の電話をかける私。しかし、その期待はすぐに打ち砕かれることに! 当時はコロナ禍のマスク生活の影響で患者が急増したため、治療開始が半年待ちだというのです。ほかの歯科医院を探すことも頭をよぎりましたが、「大切な歯を任せるなら腕のいい医師に……」との思いが強く、半年待ちで予約することに。そして半年後、初診の日がやってきて、治療方針が決まりました。まずは2本抜歯という大がかりな治療から始めることに。通院は平均週1回のペース。ここで、会社員の夫にとっての壁が立ちはだかります。平日の診療時間は受診する時間が取れない上、週末も出張の多い夫はなかなか治療が先に進まないという事態に直面しました。矯正を始めて2年が経過…夫の満足度は?夫が歯列矯正を始めて2年が経過……。仕事の関係で受診の頻度が低いうえ、ある程度年齢を重ねた夫の骨は、若い人と比べて柔軟性があまりないため、治療スピードが遅いのが現実です。しかし、時間は無限ではありません。約3年ごとに転勤のある夫は、何としても早めに治療を終わらせたいところ。少しでも治療期間を短縮できるよう、歯科医師から口周りの筋力を強くする口腔筋機能療法(MFT)というトレーニングを勧められました。夫は毎晩自宅の鏡の前で真面目に口を動かしながら、トレーニングに励んでいます。スローペースながらも、矯正開始前と比べると口元が引き締まり、写真映りも格段に良くなった夫。思いきり口を開けて子どもと一緒に笑顔で映る写真を見て、自分の歯並びに満足げな様子です。今では、「歯列矯正をして正解だった。もっと若いときに始めればよかった」と言っています。担当医師によると、矯正治療が完了するまであと少しかかるそうです。もうすぐ次の転勤の辞令が出る緊張感もあり、夫は自宅でより一層熱心にMFTトレーニングに取り組んでいます。そんな夫の姿を見ながら、「あのときの夫婦喧嘩は私の勝利だな」と思ったのでした。まとめ当初は矯正治療に消極的だった夫ですが、理想の歯並びを手に入れて笑顔にも自信がついたようです。今では考えが180度変わり、「多少費用がかかっても、歯列矯正はするべき」と言います。しかし、アラフォーになってからの夫の歯列矯正は、治療期間が長い上に忙しい仕事の合間を縫って通院するのも大変でした。結婚当初、歯並びに対する価値観の違いでもめていた私たち。今となっては、この先もしも子どもの歯並びが気になったら、早めに歯科医師に相談しようということで、意見が一致しています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/川田悟司先生(川田歯科医院院長)川田歯科医院院長。咬み合わせ認定医。長年に渡り、咬合診査・診断をおこなう。イラスト/おみき著者/中村いさ子(39歳)旅行好きの転勤族ママ。痩せの大食いパパと太の大食いママ、食いしん坊娘の3人家族です。食費を気にしつつ、健康に暮らせるように試行錯誤しています。
2024年02月08日今回は、人気のマンガをクイズ形式で紹介します!マンガのストーリーがどんな結末になるか考えてみてくださいね。イラスト:羊メロン夫の歯がある日、帰宅した夫の歯が欠けてしまっていました。驚いた主人公が「どうしたの!?」と理由を尋ねると…。出典:愛カツお昼の出来事出典:愛カツここでクイズ餃子で歯が欠けてしまったワケとは?ヒント!作りたてとは食感が違っていました。恐妻家になってしまった出典:愛カツ正解は…正解は「皮がかたくなってしまっていたから」でした。お弁当の餃子を食べて歯が欠けてしまった夫。時間が経ったことで皮がかたくなっていたことが原因でした。しかし餃子を食べて歯が欠けたのを見た同僚は、夫が主人公に何かしたので主人公がお弁当で仕返ししたと思ったのです。その出来事がきっかけで、夫は職場で恐妻家だと話題になってしまったのでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(愛カツ編集部)
2024年02月08日日々の出来事や感想などを記録する日記。日記を書いておくと、過去を振り返ることができ、自分の行動や気持ちを冷静に見つめられます。給料日のはずが…2024年から日記を書き始めた、めじ(@osoreooideath)さん。月末に書いた日記の写真をX(Twitter)に投稿したところ、多くの人がクスッとさせられたようです。この浮かれポンチがよ!なんと給料日を1日間違えていた、めじさん。日記を見て、思わず自分にツッコミを入れました。赤字の『給料日』という文字の横には、ニコニコマークまで描かれており、とても楽しみにしていたことがよく分かります。この日に合わせて、特別な予定を立てていたのかもしれませんね。この投稿には9万件を超える『いいね』の大反響。ネット上では「楽しみが先延ばしになったと思うことにしよう!」「ニコニコマークから浮かれ具合が伝わる」「楽しみすぎてフライングしちゃうよね」などの声が届いています。「明日だった」と黒字で書かれた文字から、切ない感情が伝わりますね!また、めじさんは、初めて書いた日記も紹介していました。アニメ『ポケットモンスター』に登場するマリルのぬいぐるみを洗濯することをやめたとつづられています。さり気なく描かれたイラストに「命拾いしたね」とコメントが書き込まれていて、めじさんのお茶目な性格がうかがえますね。日記を後で見返すと、その時の気持ちが伝わってくるのも面白いところ。ちょっとしたことでも日記に書いておけば、振り返った時に思い出になるでしょう![文・構成/grape編集部]
2024年02月05日東和薬品株式会社(本社:大阪府門真市、代表取締役社長:吉田 逸郎)は、2024年2月5日に男性型脱毛症(AGA)治療薬であるデュタステリド錠0.5mgZA「トーワ」を発売することをお知らせします。本製品は薬価基準未収載医薬品のため、健康保険等の公的医療保険の給付対象外となります。デュタステリド錠0.5mgZA「トーワ」個装箱<新製品概要>薬効分類名 :5α還元酵素1型/2型阻害薬男性型脱毛症治療薬販売名 :デュタステリド錠0.5mgZA「トーワ」先発・代表製剤:ザガーロカプセル0.5mg(剤形違い)デュタステリド錠0.5mgZA「トーワ」バラ包装<主な特徴>■製剤工夫・ 有効成分の皮膚接触リスクを考慮したフィルムコーティング錠として開発・ 飲みやすさを考慮した小型の錠剤■包装工夫・PTP裏面およびバラ包装ラベルに、服用時の注意点の記載(この薬を割らないこと、男性成人のみ服用のこと)ならびに服薬指導箋へアクセスできる二次元コードを表示・医療従事者・患者さんの利便性を考慮し、約1か月分(30錠)のPTP包装に加えて、約3か月分(90錠)のバラ包装をご用意<会社概要>会社名 : 東和薬品株式会社所在地 : 〒571-8580 大阪府門真市新橋町2番11号代表 : 代表取締役社長 吉田 逸郎創業 : 1951年6月事業内容: 医療用医薬品の製造・販売URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月05日皆さんは、列の割り込みをされた経験はありますか?今回は「先頭に割り込む客」にまつわる物語とその感想を紹介します。イラスト:エトラちゃんは見た!列に並んでいると…ライブチケットを購入するため、友人と列に並んでいた主人公。開店の4時間前に並び始めた主人公たちの前には、1人の女性が並んでいました。主人公たちは女性と話しながら待ち、開店まで2時間を切ったころ…。1人の客が、先頭の女性の前に割り込みをしたのです。主人公たちが文句を言うと、客は「並ぶ代わりにこのダンボールを置いていた」と言って先頭を陣取りました。納得できず言い合いをしていると、そのあいだに長蛇の列になっていきます。そして開店の時間になり店員が出てくると、店員は「どうぞこちらへ」と女性を案内しました。客が「俺が先頭だろ!」と激怒すると、店員は「先月、うちに強盗が入りました」と説明を始め…。視線の先には…出典:エトラちゃんは見た!店員が指さした先には、防犯カメラがあり衝撃を受ける主人公たち。先月、店に強盗が入ったため防犯カメラを設置していたのです。その映像から、女性が先頭であることを確認していると店員は説明するのでした。読者の感想ダンボールで先頭を陣取って自分は並んでいないなんて、非常識な客ですね。何時間も並んでいた他の客とトラブルになって、当然だと思いました。(30代/女性)物を置いて列の先頭に並んでいると主張する客には驚きました。ライブチケットの購入でこのようなトラブルになってしまうと、嫌な思い出として残ってしまいそうです。(40代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(愛カツ編集部)
2024年02月04日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。ワフウフさんたち姉妹は、母・あーちゃんの付き添いが終わると、その日にあったことを情報共有しています。そこで気付いたのが、付き添う人によって状態が大きく異なること。わりとはっきり物を言う姉・なーにゃんといるときは、怒られないように緊張しているのか、しっかりしていることが多いようです。素の状態が良いのか、少しくらい緊張していたほうが良いのか、その答えは誰にもわかりません……。ようやく実現した押し入れチェック!いつものように通院前日の確認メールを送ったワフウフさん。メールの最後に「朝一番で行こうね」と書いたところ、あーちゃんから電話がかかってきました。「朝一番って何時……?」と心細そうな声で聞いてきます。ゆっくり説明して、なんとか理解できたようですが、ワフウフさんは時間の感覚が狂ってしまったのかも? と心配になってしまいました。この日、押し入れをチェックしに実家へやって来ました。最初にチェックしておきたいのは電子レンジが使えるかどうか……。無事にクリアです。覚悟を決めて押入れを開けると……。たくさんの食べ物が!これまで食べなかった菓子パンや惣菜パンも「食事」と言っていました。とりあえず、押入れの物を居間に移せるように片付けをしました。そんな娘たちの横で、うれしそうにビスケットを食べ始めたあーちゃん。ん? さっき食べませんでしたっけ……?慌てて「さっきもう食べたよ!!」と止めに入ります。またーーーー!!!ダメだこりゃ……。やっとチャンスが到来し、姉妹で実家に行きました。お弁当を持参して、あーちゃんに温めてもらえるようお願いしたところ、電子レンジは問題なく使えていて安心。これなら宅配食も選択肢に入れられそうです。そして、今回は台所を使った形跡もあり、もしかするとその日の状態によって、料理ができることもあるのかもしれません。そして、いよいよ最重要課題だった押し入れチェックへ!「食事」と言い張る菓子パンや賞味期限切れの食べ物など、いろいろと隠されていました……。衝撃を受けながら片付けをする私たちの横では、あーちゃんは「お昼ごはんの後は、いつもビスケットを食べるのよ」とモグモグ。数分後には、またモグモグ……。その様子を見て、こうやっていつも食べているのかと、姉妹で納得してしまいました。--------------以前にも押し入れに食べ物を隠していたあーちゃん。念願の押し入れチェックでは、賞味期限が切れたものや高カロリーのものなど、口にしないでほしいものがあったようですが、無事に片付けられてよかったですね。でも、新たな問題点が出てきてしまい、離れて暮らしていることの課題も出てきそうですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2024年01月31日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。10年以上も通院している病院のシステムすら曖昧になってきた母・あーちゃん。何かやらなくてはいけないというのは理解しているようで、とりあえず自分のペースで動いてしまうため、気が付けば周りに迷惑をかけてしまう行動を取ることも……。本当に目が離せません。久しぶりにきょうだいと食事をしたあーちゃん。しかし、帰宅後に電話で話していると、一緒に付き添っていた娘たちときょうだいの1人の存在が記憶から消えているようでした。さらに、自宅での生活も普段とは真逆のことを報告していて、それがちゃんとしているアピールなのか、ただ普段の自分の行動を忘れているだけなのかもわかりませんでした。 認知症は本当に予測不能… あーちゃんは、自分がひどい結婚生活を送っているのは母(おばあちゃん)のせいだと思っています。 私たち姉妹は離婚を勧めましたが、今の生活を選んだのはあーちゃんです。 ※たんたん(夫) 思い返せば数年前のこれ、認知症あるあるの物盗られ妄想だった……!? あのとき、もう少し疑念を持っていれば……と、後悔しています。 いつものインスリン注射の付き添いの前日。確認の電話をすると、あーちゃんの言動が変です。 どうやら、前に受けたインフルエンザの予防接種と間違ている模様。 そして翌日。いつもの時間にあーちゃんは現れませんでした。 確認はしたけれど、強烈なインプットには勝てなかったようです。 あーちゃんは、昔からいろいろなことを人のせいにして片付けることがよくありました。最終的にはすべて自分で決めているはずなのに。数年前、あーちゃんがお店のポイントカードをたんたん(夫)に取られたと言ったときも、いつものように人のせいにしているだけだと思っていました。今思えば、これは認知症あるあるの物盗られ妄想だったのかもしれません。あのとき、もう少し疑念を抱いていたら、今はもっと違う状態だったのかも……。そんなふうに考えてしまうこともあります。 その後も、私たち姉妹は少しずつ進行していくあーちゃんの認知症に振り回されて行きます。先日のインフルエンザの予防接種では、いつもと違うパターンの通院ということもあって、姉妹で何度も確認していたのですが、その分強烈にインプットされていたようで……。普段のインスリン注射の時間が予防接種の予約時間だと思い込んで、いつもの通院時間に現れなかったのです。 でも不思議なことに、毎週インフルエンザの予防接種と勘違いしていたわけではなく、ちゃんと来た日もあれば混同していた日もあって……。何がきっかけかわからないので対策もできないのですが、この予測不能な症状に振り回されるのは、本当に大変です。 --------------あっさり忘れてしまうこともあれば、強烈にインプットされていることもあり、いつ何が起きるかわからないのは、サポートする側にとっても大きな負担ですよね。それでも、感情的にならずに冷静に対応する家族の皆さんには脱帽です。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2024年01月31日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。糖尿病の持病がある母・あーちゃんは、毎週インスリン注射を受けています。それ自体は問題なくこなせるのですが、別の日にインフルエンザの予防接種を受けたところ、いつもと違う診察室・先生になっていて理解が追いつかず、その場でキョロキョロしてしまう事態に。いつものパターンとは違うと、対応できなくなってしまったようです。やらなくてはいけないことがあるのはわかっているけれど、それが何かわからない……。あーちゃんは今、何をしていてもそんな状態なのかもしれません。やらなくてはいけないことを自分のペースでこなそうとするため、突拍子もない行動に出ることも多く、本当に目が離せなくなってきました。 あれ?記憶から消されている…? あーちゃんは5人きょうだいです。 伯父に呼ばれ、亡くなった叔母の家に行くことになり姉妹で付き添うと、ただ叔母の家を掃除するだけだったようで、早朝からあーちゃんを迎えに行ってから叔母の家へ向かうという大移動に。 帰宅後、あーちゃんから電話がかかってきました。 なんだか話の雲行きが怪しくなってきました。 恐る恐る聞いてみます……。 今日、一緒にいたのは誰かというのを忘れてしまったようです。 時間と労力をかけて付き添った今日という日が、なかったことになっているようです。 その日、伯父たちと一緒に食事をした私たち。 このやりとりを何度も繰り返しました……。 そして、糖尿病の話が出ると……。 え? 違うよね……!? めちゃくちゃちゃんとしゃべっているのに、内容がウソばかり……。姉妹で困惑。 食後、うれしそうにあんみつを食べていました……。 むしろ、甘いものを食べまくっているように思うのですが……。 ある日、伯父に呼ばれて亡くなった叔母の家に行くことになったあーちゃん。今は誰も住んでいないため、家をどうするのかという話になるとあーちゃんが理解できないと思い、姉妹で付き添うことに。しかし、いざ伯父と合流すると目的は家の片付けだったことが判明。あーちゃんを早朝に迎えにいき、逆方向に2時間もかかる叔母の家へ向かうという遠回りをすることになりました。 その後、片付けをしてから、皆で食事をして解散となったわけですが、夜になってあーちゃんから私のところに電話がかかってきて、今日1日どんなことがあったのかを聞かされました。……え? 私もいましたが? 話を聞いてみると、今日1日の記憶から私たち姉妹と伯父1人の存在が消えていました。めちゃくちゃ疲れながら付き添ったのに……。 あーちゃんの兄弟は全員が糖尿病。そのため、食事会中も糖尿病の話で盛り上がっていました。するとあーちゃんも負けじと、自分は食事に気を付けていてケーキなんて何年も食べていないと語りだしました。その口ぶりは、ものすごくちゃんとしている風だったのですが……実際には、ケーキ以外の甘いものもたっぷり食べているのです。姉妹で「何言ってるの!?」と、思わず突っ込みたくなりました。 --------------食事会をしたこと自体は忘れていないのに、誰がいたのかわからなくなるのではなく、一部のメンバーだけ記憶から抜け落ちてしまうこともあるのですね。でも、実際に時間も労力もかけて付き添った人からすると、記憶から消されてしまうのは少し寂しいかもしれませんね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2024年01月30日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんは、一見すると身ぎれいにしているように見えるのですが、よく見てみると同じ服を着続けていたり、季節感がズレているアイテムを使っていたりと、あれ? と思うようなことも。ワフウフさんはそんなあーちゃんを見て、ひとりでできることが少なくなっていくのを感じています。人によって症状が変わる!?娘たちとランチをしていたときも、あーちゃんからは恒例の「甘いものは我慢しているから!」という発言が。よく話を聞いてみると、どうやら「ごはんの後すぐに食べているから間食ではない」と思っていた模様。姉妹で「食事以外は間食」だと何度も説明しますが、聞くたびに繰り返し驚くだけ……。この調子では、甘いものの制御ができないのは当然です。あーちゃんは、どうやら付き添いの人によって状態が大きく変わるらしいです……。物事をハッキリと言う姉・なーにゃんといるときは、怒られないように意識してしっかりしている様子。付き添いの様子を共有していると、姉・なーにゃんは驚きの連続のようです。そして迎えた通院の日。またあーちゃんは待ち合わせに遅れてしまいました。理由もコロコロ変わり、説明する様子もしどろもどろ。そしてこの日、検尿カップをナースステーションに持ち込むというプチ事件が発生。おしっこを持って歩き回るのをおかしいと思えないなんて、ショックです……。不思議なことに、あーちゃんは私といるときと姉といるときでは認知症の状態が違うようで、病院の付き添いを終えて情報共有していると、あまりの差に姉が驚くことも少なくありません。姉はどちらかというと物事をハッキリと言うタイプだから、怒られないように緊張しているのか……!?普段の状態を見るには、私といるときのように素の状態であるほうが良いのかもしれませんが、特に外出しているときは、ある程度緊張してしっかりした状態を保とうとするのも必要なのかもしれません。どちらがいいのか……。この答えを出すのは、なかなか難しそうです。そしてまたやってきた通院日。あーちゃんはまた時間に遅れてやってきました。診察では頻尿についても相談してみましたが、特に問題ないとのこと。しかしこの日、トイレからナースステーションまで検尿カップを持ち歩くという事件が発生……。おしっこを持ち歩くのをおかしいと思えなかったのかと、かなりショックを受けてしまいました。--------------付き添う人によって症状が変わるというのは、何とも不思議ですね。待ち合わせの時間に遅れてしまい、中身入りの検尿カップを持って歩くなど、心配な行動も目立つようになってきたようで、より心配になってしまいますね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2024年01月29日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんの通院に付き添っていたある日のこと。院内にあった休診の案内を見つけ、あーちゃんはメモを取っていました。しかし、たった1分足らずでまた同じようにメモを取ろうとして、短期記憶障害を目の当たりに。すぐにかかりつけ医に相談したものの、薬の増量を提案され、正しい知識を身に付けるための冊子を渡されて終わり。そろそろ専門医の受診が必要かもしれないと思うように……。毎週受けているインスリン注射とは別の日に、インフルエンザの予防接種を受けたあーちゃん。先生も診察室もいつもと違うため、名前を呼ばれていても理解ができずにキョロキョロしてしまいました。いつものパターンから外れてしまうと、もうひとりで対応するのは難しくなっているようです。 もう新しいことを始めるのは無理 以前はよく聞いていたこの言葉も、最近はすっかり聞かなくなりました。 その代わり、めちゃくちゃ明るくこんなことを言うように。 何の自慢にもなってないんですけどね……。 10年以上も通院している病院のシステムがわからなくなってきたようです。 「名前を呼ばれるまで待つ」というのも、できなくなってきました。 やることはわかっているので、動いていたい様子。 理解しているのか謎ですが、とりあえずやさしく言い聞かせておきます……。 あーちゃんの異変に気付いてから、8カ月が過ぎました。最初のころのように、どうして付き添うのかと聞かれることはなくなったものの、自分が認知症であることを受け入れたわけではありません。ただ、自分の記憶力に問題があるというのはうすうす感じているようで、忘れてしまったことを取り繕えなくなると「私、忘れるの得意だから!」と言い切るようになりました。気にしないふりなのか、開き直りなのか……。 そして、だいぶ普通の生活にも支障が出てくるようになり、10年以上も通院している病院のシステムもよくわからなくなってしまいました。診察のときにやらなくてはいけないことがある、というのはわかっていても、それが何かはわからないようで、あーちゃんももどかしそうです。さらに、自分のペースで動き始めてしまうため、順番がきていなくても処置室に入ろうとしたり、フライングで測った血圧の測定結果を、無記名のままナースステーションに勝手に置いてきてしまったりと、目が離せません。 思えば初めて認知症のことで担当医の先生と話したとき、「もう新しいことは始められないし、2つのことを同時にはできません」と言われました。それは単純に洗濯をしながら食事の支度をするという同時進行のことだと理解していたのですが、もしかすると「やらなくてはいけないこと」と「指示を待つこと」も該当することになるのでしょうか……。 --------------やらなくてはいけないことがあると思ったら、体を動かしていないと不安になるのでしょうか。どこに行っても自分のペースで行動されてしまうと、本当に目が離せないので付き添いも大変そうです。また、本人のプライドを傷つけないような配慮も求められそうですね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2024年01月29日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。ワフウフさんがこれまでに接してきたことがある認知症は、母・あーちゃん、義父、祖母の3人。いずれもアルツハイマー型でしたが、問題行動や進行のスピードはそれぞれ……。しかし、「認知症を認めない」「言うことを聞かない」「お金への執着」という点が共通していて、これは認知症全体のあるあるなのでは? と感じているのでした……。自分に都合が良過ぎる解釈…一見すると身ぎれいにしているように見えるあーちゃんですが、よく見てみると同じ洋服を着続けていたり、季節感がズレていたりすることも……。そして、娘たちに連れられて行った銀行の手続きも難航し、ワフウフさんはひとりでできることが少なくなっていくのを実感しています。病院の帰り、また甘い物を食べたがったので、小さな和スイーツを注文。そして、恒例の発言……。このセリフ、一体何度目でしょうか……。ここで、「間食」の解釈が違うことに気付きました。姉妹そろって絶句です……。一生懸命2人で説明しますが……。説明を聞いて驚く……というのを、何度も繰り返します。自炊からも遠のいているようなので、おかずを作って渡したところ……。すぐに忘れられてしまいました。短期記憶障害が進んでいるようです。そして、病院の帰りはいつも要求が山盛りです。相変わらず、トイレも頻回。この日は実家に寄るはずが、あーちゃんの記憶違いでたんたん(夫)が在宅だとわかり、家に上らず退散することに。銀行の用事を済ませ、近所のファミレスで姉とあーちゃんと私の3人でランチをしました。あーちゃんは、そこでも相変わらず甘いものを食べたがったので、小さめの和スイーツならいいかと注文することに。そこで、恒例の「甘いものは我慢しているから」発言が飛び出します。しかし、よく話を聞いてみると「ごはんの後すぐに食べているから間食ではない」と主張していました。その都合が良過ぎる解釈に驚がくしながらも、姉妹で何度も「食事以外は間食」と説明するも、何度も繰り返し驚くだけで理解はしていなさそうです……。驚きたいのはこっちなのに!そして、いざ帰路に着いても神社に寄りたいだのトイレに行きたいだのと、時間がかかります。この日は実家に立ち寄って押入れの様子を確認するつもりが、あーちゃんの勘違いでたんたんがいることがわかり、顔を合わせたくない私たち姉妹は、何もせずに帰るしかありませんでした……。--------------あーちゃんが、「間食はしていない」とドヤ顔で言い続けていた理由がわかりましたね。それは勘違いだと説明するたびに驚かれて、結局理解できたのかどうかはわからずじまいだったとのこと。これから先どんどん手がかかるようになっていくと考えると、さらに家族のサポートが必要になりそうです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2024年01月28日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんと外出すると、ほぼトイレ行脚のような状態になるほど、数分おきにトイレへ行くように。トイレ自体はひとりで入れるので、自分のタイミングで行ってもらうようにしていたところ、食事中に店外のトイレに行ったはずが迷子になるという事件が発生……。今後はその都度付き添いが必要かもしれないと思い始めました。ある日の通院時。院内に掲示されていた年末年始の休診の案内を見つけ、あーちゃんはメモを取りました。しかし、たった1分足らずでメモをしたのを忘れたのか、再度メモを取ろうとしました……。短期記憶障害を目の当たりにして、すぐにかかりつけ医に相談しましたが、薬の増量や認知症に関する正しい情報が書かれた冊子をもらっただけで、何も進展することはありませんでした。 当たり前のことができなくなる恐怖 先生も診察室もいつもと違うインフルエンザの予防接種。あーちゃんは明らかに動揺……。 名乗りもせず、突然看護師さんのもとへ……。けげんそうな顔をされてしまいました。 そんなあーちゃんをなんとか診察室へ誘導。 今日、打ったのが何の注射なのか理解できていないようでした……。 お年寄りの中には、キャッシュカードに暗証番号を書いてしまう人もいると聞いたことがあります。 そんな人本当にいるのかと思っていたら……身近にいました(夫)。 あーちゃんはお金を下ろすたびに暗証番号を忘れ、ヘルプの電話がかってくることも。 暗証番号をカードに書くわけにはいかないので、お金を下ろすのも付き添わないと……。 糖尿病の持病があるあーちゃんは、毎週木曜日にインスリン注射を打つために通院しています。インフルエンザの予防接種を受ける時期になり、できれば同じ日にしたかったのですが、予約が取れず別の日となってしまいました。いつもと同じ病院だけれど、診察室も先生も違う……。それが理解できなかったようで、あーちゃんは名前を呼ばれてもキョロキョロしていました。いつもと違うパターンには、もう対応できなくなってしまったみたいです。 さらに、これまでに数えきれないほどやってきたであろう「キャッシュカードでお金を下ろす」というのも、暗証番号が覚えられずに失敗するように。何度も間違った暗証番号を入力してしまい、ロックがかかってカードが使えなくなるという状況も経験しました。確認してみると、まったく使ったことのない暗証番号を入力していたり、桁数が足りていなかったり……。そのたびに、「印鑑持ってきて」と大騒ぎ。カードに暗証番号を書くわけにもいかないので、お金を下ろすときは付き添うようにします。 暗証番号は何十年も使っているもので、脳で覚えられていなくても体が覚えていてくれそうな気もしますが、どうしてわからなくなってしまうのか……。まあ、それが認知症だと言われればそれまでですが。こうして、昨日までできていたことも突然できなくなっていくのかと思うと、心配でたまりません。 --------------日常生活を送る上で欠かせないことを忘れていくのは、近くで見守る身としてはとても心配ですよね。急にお金を下ろしたいときも出てくるとなれば、そこに毎回付き添うのも大変そうです。そんなときはどうするのか、早めに家族で話し合っておくとよさそうですね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2024年01月28日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。あらゆることを忘れてしまうようになった母・あーちゃん。しかし、ハイヒールをはくことは忘れていないようです。明らかに足元がおぼつかなくなってきても、自分ではその感覚はないようで、会うたびにハイヒールを履いています。さすがにけがが心配になったので、なんとかウェッジソールの靴を新調してもらいましたが、いざ会ってみるとまたハイヒール……。オシャレ心はまだまだ健在です。あーちゃんは、外出すると数分おきにトイレへ行くようになりました。トイレ自体はひとりでできるので、勝手に行ってもらっていたのですが、お食事会の最中に店外のトイレへ向かって迷子になるという事態に……。そろそろ、トイレも付き添いが必要かもと思い始めていました。 短期記憶障害がひどくなってきて この日は年に1度の健診。 質問の意味を理解しないまま答えたようで、看護師さんも困惑……。 院内には、年末年始の休診予定が貼り出されていました。 すぐにメモを取り出したあーちゃん。 メモをしたのもつかの間……。 すぐにまたメモを取ろうとします……。 ついさっき、自分で書いていたよね……? あーちゃんの短期記憶障害を目の当たりにし、かかりつけ医に相談してみることに。 かかりつけ医からは冊子が渡されました。 冊子の内容はネットで調べればわかることばかり……。専門医ではないから、仕方ないのかもしれません……。 あーちゃんの性格上、薬以外の提案は拒否しそうなので、もうできることはないのかも……。 年に1度の健診の日。検査のために朝食を抜くように言われていたので、前日の夜と当日の朝に連絡を入れて、無事に朝食抜きで病院に到着しました。しかし、看護師さんからの「朝食は食べましたか?」の問いに元気よく「はい」と答えたあーちゃん。慌てて私がフォローしたので大丈夫でしたが、質問の意味が理解できていないのだろうと悟りました。 その日、病院には年末年始の休診予定が貼り出されていました。忘れてはいけないとメモをとるあーちゃん。私もスマホで予定表を撮影したのですが、1分ほどして「年末年始の予定が書いてあるわね」と言ってメモを開きました。そして、たった1分前に書いたメモを見ながら「書いてあるわ!」と、ひと言……。いくらなんでも、忘れるのが早すぎるのでは? あーちゃんの短期記憶障害を目の当たりにして、私は早速かかりつけ医に相談してみました。しかし、インターネットでも調べられるようなことがまとめられた冊子を渡され、薬の増量を提案されただけ。そろそろ専門医の受診も考えなくてはいけないのでしょうか。でも、薬をもらう以外だと介護認定を受けて介護サービスを利用するのが一般的です。あーちゃんの性格上、きっとそれは拒否するでしょうし、本人の意思を無視するわけにもいかないし……難しい判断です。 --------------受診する病院を変えるというのもストレスになりそうですし、病院を変える理由も忘れてしまうだろうということを考えると、なかなか積極的にはなれないですよね。でも、症状がどんどん進行しているようなので、一度専門家に相談してみるのはよさそうです。本人の意思を尊重しつつ、介護する側がすべて負担を背負うことがないような方法が見つかるといいですね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2024年01月27日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんは糖尿病の持病があります。……にもかかわらず、通院の帰りにお茶に立ち寄ったとき、ケーキを食べようと選び始めました。そこで、ワフウフさんが我慢をするように言うと「甘い物は我慢している!」とキッパリ言うのでした。その様子を見て、この調子だと甘いものの自制は難しそうだと感じてしまいます。すぐに忘れてくれて喜ぶべきか…今までワフウフさんが接してきたことがある認知症は、あーちゃんと祖母と義父の3人。いずれもアルツハイマー型と診断されていましたが、問題行動はそれぞれ……。ただ、「認知症を認めない」「言うことを聞かない」「お金への執着」というのは共通していたので、もしかするとこれは認知症全体のあるあるなのでは? と思ったのでした。いつのころからか、あーちゃんは同じ服を繰り返し着るようになっていました。季節感のない服装をすることも……。探し物もスムーズにできなくなっています……。季節感とともに、温度感覚も狂い始めた……?!今日は、娘たちに連れられて銀行の手続きへ。つい、きつい言い方をしてしまい、反省……。一瞬落ち込んで見えましたが、すぐに忘れてくれたようです。あーちゃんは一見、とても身ぎれいにしているように見えるのですが、同じ洋服を繰り返して着ていたり、季節感がズレているアイテムを使っていたりと、少し変だと思うところもあります。もしかすると、たとえ探している物が目の前にあったとしても、それを「探している物」だと認識できないのではないかと思っています。こうして、だんだんと季節に合った洋服が選べなくなっていってしまうのでしょうか。こうして症状が進むあーちゃんを連れて、銀行の定期預金を普通預金へと変える手続きへ。相変わらず書類の書き方がわからず、私たち姉妹と銀行の人の三方向から指示が飛ぶ状態です。さらに、銀行の人が何度説明してくれても「結局どういうことなの?」と話が理解できず、ついついキツイ言い方に。でも、それもすぐに忘れてくれたようで、ありがたいやら悲しいやら……。--------------三方向からの指示で、なんとか銀行の手続きも終えたようで安心ですね。でも、何度も目の前で同じ話を繰り返されると、ついキツく言ってしまう気持ちもわかるのではないでしょうか。気長に寄り添う必要がありそうですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2024年01月27日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんの認知症が進行していく中で迎えたお正月。ワフウフさんは、あーちゃんを連れて姉・なーにゃんの家に行き食事をしました。そこで、食事よりも先にデザートとして用意されているお菓子を、他人の分まで完食してしまったあーちゃんを見て、もう自分では食欲が制御できないことを悟りました……。認知症といってもいろいろ…お正月も終わり、新年最初の通院。あーちゃんが待ち合わせに遅れるというトラブルもありましたが、無事に終了。お茶をしようとお店に入ると、あーちゃんがケーキを選び始めました。持病の糖尿病も心配なので我慢するように言うと「甘い物は我慢している!」と言います。今まさに目の前でケーキを選んでいたのに……。この調子だと、甘い物の自制は難しそうです。これまでに接してきた認知症は、家族の中で3人。いずれもアルツハイマー型認知症です。祖母は、とにかく徘徊(はいかい)がすごくて、周りも大変でした……。義父は、せん妄(せんもう:意識の混乱)がひどく、ビックリ発言も多かった……。そんな3人にも、共通点があるような気がします。つらいのは、皆一緒……。あーちゃんは、私と通院したことをすっかり忘れていました。そして、また病院帰りのお茶でケーキを食べようとして、姉に制止されると……。追及する姉に向かって……。と、反論していましたが……。たんたん:あーちゃんの夫結局、白状してしまっていました!認知症といっても、いろいろな種類があります。私が今まで接したことがある認知症は、祖母とあーちゃんと義父の3人。いずれもアルツハイマー型認知症で、問題行動もそれぞれですが、「認知症を認めない」「言うことを聞かない」「お金への執着」は、共通点だと感じています。もしかして、これらは認知症全体の「あるある」なのかもしれませんね。突然暴言を吐かれてしまうのも、同じ話がループするのもストレスですが、苦しんでいるのは皆同じだと思うと、少し救われます。皆さん頑張りましょう……!あーちゃんの認知症は、相変わらずです。新年最初の通院はすっかり忘れ、病院帰りにまたケーキを食べようとして今度は姉に注意されるも、甘い物は我慢しているとドヤ顔。でも、押入れに隠し持っていたお菓子を指摘されると、かわいく白状してしまったらしい。……このへんが、なんだか憎めないところです。--------------認知症といっても、問題行動や進行の度合いも違うので、そのときにベストだと思う行動を取るしかできませんよね。手探りの毎日だからこそ、押入れにお菓子を隠していたことをうっかり白状しちゃうお茶目な姿を見られたりすると、ほっこりしてしまうのではないでしょうか。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2024年01月26日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんの認知症が進行するにつれて、貴重品の管理も大変になってきました。大事なことは忘れないようにメモに書き、「いつもの場所」に置くようにしていたのですが、その「いつもの場所」すら忘れてしまうように……。貴重品を持たないわけにもいかないので、管理をどうしていくのか悩みどころです。大事なことでも忘れることが多くなってきたあーちゃんですが、ハイヒールを履いて出かけるのは変わりません。しかし、最近は足元がおぼつかないため、靴屋へ連れて行き、なんとか好みに合いそうな靴を新調してもらいました。しかし、次の通院ではまたハイヒールを履いて現れ、足元にはそこまで不安はないと言い張るのでした。 ついに迷子になった母 Kさんはあーちゃんの学生時代の友人で、娘さんは姉と幼なじみ。この4人で食事中、あーちゃんがトイレから一向に戻らず……。 ついに、迷子になってしまったようです……。 なんとか場所を特定して迎えにいくと、今いるビルとはまったく別のビルにいました。 あーちゃんはもともと頻尿でしたが、最近は特にひどくなっているように感じます。 さすがに尿パッドを付けたらどうかと言っても拒否……。 もう、外食も厳しくなってきたかもしれません。 ある日、あーちゃんと姉が学生時代からの友人であるKさん母娘と4人でお食事会をしたときのこと。途中でトイレに行ったあーちゃんが一向に席に戻らず、その場にいた全員が心配していました。すると、「どこにいるのかわからない!」と、あーちゃんから電話がかかってきました。 周りにあるものを聞き出して、なんとか場所が特定できましたが、なんと食事会をしていたお店のあるビルとはまったく別のビルの違う階にいました。Kさんは認知症のことを知っているため、そこまで混乱はなかったものの、店外のトイレは付き添いが必要だと実感した出来事でした。 そしてこのトイレ問題は、最近私たち姉妹の悩みの種でもありました。しかし、インターネットで調べてみると、認知症の頻尿は珍しくないようです。どうやら、トイレに行った記憶がなくなってしまうからだそうで……。お出掛けのたびにトイレ行脚になるのは、かなりストレスです。 --------------認知症を患う家族が戻ってこないとなると、焦ってしまいますよね。外食するときにはトイレの場所がどこにあるのかを事前に確認し、付き添いも必要になってきそうですね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2024年01月26日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんの認知症は日に日に進行しているようです。先日も、診察を終えて先生から「ご家族の方は何かありますか?」と聞かれ、堂々と「はい! ありません!」と答えたあーちゃん。会話の内容が理解できていないようで、まったくかみ合っていません……。そんな様子を見て、ワフウフさんは困惑してしまいます。どう制御すれば…?あーちゃんの認知症が進行している中、お正月がやってきました。ワフウフさんはあーちゃんと一緒に姉・なーにゃんの家で食事をします。そのとき、あーちゃんは食事よりも先に、デザートとして用意されたお菓子を完食してしまい、食欲のコントロールがきかなくなっていることを目の当たりにしたのです。糖尿病の注射を打つため病院に行く日、いつもの時間にあーちゃんが現れず、心配していましたが……。遅れた理由もしどろもどろ……。この状態だと、どう考えてもあーちゃんが忘れていると思うのですが。病院の帰り、お茶に立ち寄ると、うれしそうにケーキを選び始めるあーちゃん。私が糖尿病のことを言うと……。え??えぇぇ……???糖尿病の注射へ向かう日。あーちゃんはいつものバス乗り場とは違う方向から登場しました。理由を聞くと、バスに乗り遅れてタクシーで来たのだと言います。乗り遅れた理由はコロコロ変わるので、曜日や時間を間違えたのを認めたくないのかもしれません。そして、あーちゃんの携帯電話をチェックしていると、ダンスの先生から2回も着信が入っていました。あーちゃんいわく「お休みしたと言ったのに、先生が忘れちゃったのよ!」だそうで……。この状態で先生のせいにするのは、ある意味スゴイと思ってしまいました。ドタバタだったけれど、無事に病院が終わり、お茶をして帰ることに。あーちゃんはケーキを食べようとしていましたが、糖尿病の数値が思わしくないので我慢するように言うと「甘い物は我慢しているから!」とキッパリ言い切りました。今、うれしそうにケーキを選んでいたのでは……? この調子だと、制御は難しそうです。--------------待ち合わせがうまくいかないだけでも、事故に巻き込まれているのか忘れているのか、向かっているのに迷子になってしまったのか……と、いろいろと考えてしまうので落ち着きませんね。バスに乗り遅れた理由は定かではありませんが、とにかく無事に予定をこなせて安心できたのではないでしょうか。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2024年01月25日