来年3月に公開されるディズニー・アニメーション最新作『モアナと伝説の海』の日本語版予告編映像が公開になった。本作は“海に選ばれた少女”モアナが、変身の達人でもある伝説の英雄マウイと大冒険を繰り広げる物語が描かれる。公開された日本語版映像これまでディズニーは、生まれながらにして苦しみを抱えていたり、王位やプリセンスの称号を得るために試練に挑んだり、愛する者のために自らの身分や立場を捨てるヒロインを描き、観客の熱烈な支持を集めてきたが、本作の主人公モアナも、幼い頃に“海に選ばれ”、少女になり大冒険を繰り広げる中で「なぜ自分が選ばれたのか?」について悩み、傷つきながら成長していく女性だ。本作の舞台は、数々の伝説が残る南太平洋の島々で、モアナは、生命の女神テ・フィティの“心”を取り戻すべく、両親の反対を押し切って海へと旅立つ。そこで彼女は、かつて伝説の英雄として知られ、変身の達人でもあるマウイと行動を共にするが、彼こそがかつて、テ・フィティの“心”を盗んだ張本人だった!映画はモアナとマウイの凸凹コンビが冒険を繰り広げる様と、海に選ばれたモアナが自問自答しながら成長を遂げていくドラマが描かれる。本作を手がけるのは、『リトル・マーメイド/人魚姫』などで魅力的なヒロイン像を描いてきたロン・クレメンツ&ジョン・マスカー監督で、オリジナル版で声優を務めたアウリィ・カルバーリョは「彼女は大海原へ大冒険に出て、ついに自分が何者かを見つけるという重要なテーマがあるの。自分自身を知るのはとても大事なことで、私にはとても共感できたわ」とコメントしている。なお、このほど公開になった映像は日本語版だが、キャストの名前はまだ発表になっていない。『モアナと伝説の海』2017年3月10日(金) 全国ロードショー
2016年11月29日「ぴあ」調査による2016年11月23日、25日、26日のぴあ映画初日満足度ランキングは、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が首位を飾った。その他の情報『ハリー・ポッター』の新シリーズとあって、劇場には「シリーズをすべて見ている」「『ハリー・ポッター』が大好き」と話すファンが多く来場。原作者J・K・ローリングが脚本を手がける本作は、ハリーたちが生まれるずっと前、1920年代の物語で、舞台はロンドンからニューヨークへと変わり、キャストも一新しているが、出口調査では作品ファンから高い満足度を集めた。観客からは「舞台がアメリカで、俳優も違いテイストが変わっている」「『ハリー・ポッター』と比べて、人間界で起こっている話で魔法も派手だった」「『ハリー・ポッター』は学校の中の話だったけど、映画は人間界と魔法界の関係が密接で面白かった」の声が上がっており、「主人公がカッコよかった!」「以前よりも魔法動物がたくさん出てきて楽しかった」「ビーストはどれも個性的でカワイイ!」「それぞれのキャラクターに特徴があってワクワクした」「ちょっとおとぼけでドジなエディ・レッドメインと、おどおどしたエズラ・ミラーが新鮮」と、新たなキャラクターたちに魅了されたという声も多い。一方で「最後は感動して終わるので後味がいい」「オープニングからエンディングまでワクワクが止まらない」など、ストーリーに高い満足度をつける観客も多く、「『ハリー・ポッター』っぽいところが時々でてくるのも見どころのひとつ」「『ハリー・ポッター』との繋がりはわかる人にはわかる程度なので、まったく知らなくても楽しめる」など、これまでの世界観を保った上で、新しい物語を展開していることがファンに好評な理由のひとつのようだ。出口調査では「安定の面白さで次回作が待ち遠しい」「主人公の年齢が高いので、今後どうなるのか気になる」と早くも次回作を期待する声もあがっていた。(本ランキングは、11/23(水)、25(金)、26(土)に公開された新作映画16本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』公開中Harry Potter Publishing Rights (C) J.K. Rowling Harry Potter and Fantastic Beasts characters, names and related indicia are trademarks of and (C) Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. (C) 2016 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
2016年11月28日2016年11月26日、27日の全国映画動員ランキングは、『ハリー・ポッター』の新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(全国351館)が初登場で首位に立った。その他の画像エディ・レッドメインが主演を務める本作は、『ハリー・ポッター』シリーズでホグワーツ魔法学校の教科書として登場する、“幻の動物とその生息地“の編者を主人公にしたファンタジー。公開14週目に入った『君の名は。』(全国350館)と、『ミュージアム』(全国333館)は順位をひとつ下げるも、TOP3をキープ。新作では『疾風ロンド』(全国288館)が初登場4位、『劇場版 艦これ』(全国60館)が初登場5位につけているほか、68館から82館へ公開館数を増やした『この世界の片隅に』(全国82館)が先週10位から6位に順位をあげている。次週は『アズミ・ハルコは行方不明』『黒子のバスケ ウインターカップ総集編 ~扉の向こう~』『古都』『ブレア・ウィッチ』『RANMARU 神の舌を持つ男』『マダム・フローレンス!夢見るふたり』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』2位『君の名は。』3位『ミュージアム』4位『疾風ロンド』5位『劇場版 艦これ』6位『この世界の片隅に』7位『デスノート Light up the NEW world』8位『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』9位『聖の青春』10位『溺れるナイフ』Harry Potter Publishing Rights (C) J.K. Rowling Harry Potter and Fantastic Beasts characters, names and related indicia are trademarks of and (C) Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. (C) 2016 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
2016年11月28日シルヴェスター・スタローンが『Godforsaken』の主演を突然にして降板した。撮影は12月5日にアトランタで開始予定だったが、主演俳優がいなくなったのを受けて、製作は一時中断されることになった。その他の情報スタローンが演じる予定だったのは、かつて悪いことに手を染め、多くの後悔を抱えて生きる年配の男。息子が死んだことを知ったことがきっかけで、彼の生き方が大きく変わるというストーリーらしい。今作は、スタローンがスタジオに持ち込み、脚本の練り直しなどに熱心に関わったと言われている。撮影開始2週間前になって、なぜ考えを変えたのかは、わかっていない。スタジオは別の俳優を立てて、このプロジェクトを続行させるつもりでいるという。スタローンは、『クリードチャンプを継ぐ男』で今年のオスカーにノミネートされた。次回作は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2(原題)』。文:猿渡由紀
2016年11月28日ピーター・ジャクソンとフラン・ウォルシュがプロデュースする『Mortal Engines』の北米公開日が、2018年12月14日と発表された。フィリップ・リーヴスが書いたSF小説シリーズの映画化で、ジャクソン、ウォルシュ、ふたりが『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』シリーズで組んだフィリッパ・ボウエンが脚色を手がける。その他の情報監督は、『ラブリーボーン』でビジュアルエフェクト・スーパーバイザーを務めるなど、過去のジャクソン作品に関わったクリスチャン・リバーズ。キャストは発表されていない。12月のこの週は、ジャクソンの『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』全作品が北米公開された週で、彼にとって縁起の良い週である。つい最近、『アバター2』もすぐその次の週である12月21日に公開が決まったと報道されており、再来年の12月は、映画ファンにとって待ち遠しい月になりそうだ。文:猿渡由紀
2016年11月26日マイケル・ファスベンダーが主演を務める来年3月公開のアクション大作『アサシン クリード』が、12月2日(金)から開催される東京コミックコンベンション2016に出展することが決定し、特別映像が公開になった。本作は全世界で圧倒的な人気を誇るゲームの世界観を基にした作品で、すでに映画にも大きな注目が集まっている。『アサシン クリード』新映像本作は、記憶を失った死刑囚カラム・リンチ(マイケル・ファスベンダー)が、遺伝子操作によって自分の祖先の記憶を追体験し、ルネサンス期のスペインでテンプル騎士団に立ち向かう伝説のアサシンとして活躍する物語。このほど公開になった映像では、対立するふたつの勢力の壮絶な戦いが描かれる。ひとつは自由意思を重んじ、闇の中で生きながら、光のために使える暗殺者集団アサシン。もう一方は、十字軍から誕生した騎士の集まりで権力掌握を重んじるテンプル騎士団。両者の争いは激しく、主演のマイケル・ファスベンダーは「これは数世紀にわたる壮大な戦いだ」と語る。映像では、ルネサンス期のスペインを舞台にしたアクロバティックな戦闘と、主人公のカラムが収容された施設で繰り広げられる現代の戦いが交互に描かれる。さらに物語には“エデンの果実”というキーワードが登場し、カラムはこの言葉の裏に隠された謎を追いながら、アサシンとして飛躍し、最後には自身の遺伝子に隠された驚愕の真実を発見するそうで、アクションだけでなく、ストーリーも観客を魅了するものになりそうだ。東京コミックコンベンション2016は12月2日(金)から3日間、幕張メッセ国際展示場で開催され、本作の最新映像が公開されるほか、オリジナルフィギュアの展示も行われる。また先着100人には、映画特製キーチェーンがプレゼントされる。『アサシン クリード』2017年3月3日(金) 全国ロードショー
2016年11月25日ナタリー・ポートマンが主演する映画『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』が来年の春に日本で公開されることが決定した。本作はジョン・F・ケネディ大統領の妻ジャクリーンを主人公にしたドラマで、ベネチア映画祭で脚本賞受賞に輝くなど、すでに高い評価を集めている。その他の画像本作は、ジョン・F・ケネディが暗殺され、全世界に衝撃がはしる中、ジャクリーンが、愛する夫を“過去の人”ではなく永遠に語り継がれる大統領として人々の記憶に残すべく奔走する日々が描かれる。最愛の夫を失った悲しみを抱えながら、葬儀を取り仕切り、子どもたちに対応し、数日後にはホワイトハウスを去らなければならない。ポートマンが、そんなジャクリーンの複雑な感情を演じており、今後も様々な映画賞で評価されることになりそうだ。本作は、『NO』を手がけたチリ出身のパブロ・ラインが監督を、ダーレン・アロノフスキーが製作を務め、ポートマンのほか、ピーター・サースガード、ジョン・ハートらが出演する。『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』2017年春、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
2016年11月25日『マネー・ショート 華麗なる大逆転』のアダム・マッケイが、ディック・チェイニーの伝記映画を手がけることになった。2017年後半の公開を目指し、マッケイはすでに脚本も書き上げたという。キャスティングはこれからなされるところだ。プロデューサーには、『マネー・ショート』を製作したブラッド・ピットも再び名を連ねる。その他の情報ジョージ・W・ブッシュの副大統領を務めたチェイニーは、34歳の時に、史上最年少で大統領首席補佐官となったり、国防長官を務めたりもしたパワフルな政治家。次期副大統領のマイク・ペンスも、彼をお手本と呼んでいる。『マネー・ショート』でシリアスな映画に挑戦するまで、マッケイは、『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事〈デカ〉!』など、ウィル・フェレル主演のコメディ映画をヒットさせてきた。『マネー・ショート』は作品部門を含む5部門でオスカーにノミネートされ、マッケイは脚色部門で受賞している。文:猿渡由紀
2016年11月24日インディペンデント・スピリット賞のノミネーションが発表になった。最多ノミネーションは、『Moonlight』と『American Honey』の6部門。作品部門には、この2作品のほかに、『Manchester by the Sea』『ジャッキー』『Chronic』が候補入りした。その他の情報主演男優部門の候補は、ケイシー・アフレック(Manchester by the Sea)、デビッド・ハレウッド(Free in Deed)、ヴィゴ・モーテンセン(Captain Fantastic)、ジェシー・プレモンズ(Other People)、ティム・ロス(Chronic)。主演女優部門の候補は、アネット・ベニング(20th Century Women)、イザベル・ユペール(Elle)、サーシャ・レーン(American Honey)、ルース・ネガ(Loving)、ナタリー・ポートマン(Jackie)。監督部門の候補は、アンドレア・アーノルド(American Honey)、バリー・ジェンキンス(Moonlight)、パブロ・ラレイン(Jackie)、ジェフ・ニコルズ(Loving)、ケリー・リチャード(Certain Women)。今年の賞レースでフロントランナーと考えられている『ラ・ラ・ランド』は、2000万ドル以上の予算がかかっているため、資格外となった。受賞発表はオスカー前日の2月25日。文:猿渡由紀
2016年11月24日『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の3Dブルーレイや、J.J.エイブラムス監督の音声解説が新たに追加された2Dブルーレイなどが収録された3Dコレクターズ・エディションが本日発売されたのを記念して、エイブラムス監督の音声解説の一部が公開になった。『スター・ウォーズ』特別映像公開になったのは、ハン・ソロと暗黒面に魅了された戦士カイロ・レンが対面する場面。かつてルークたちと共に戦い、反乱軍の勝利に貢献したソロ船長は、本作の冒頭では恋に落ちたレイアとは共に行動しておらず、物語が進むにつれて、様々なドラマが明らかになってくる。やがて訪れるこのシーンでは、逃げることができない細い橋の上でハン・ソロとカイロ・レンが対面する。暗黒面の強大なパワーに惹かれたカイロ・レンは、自身の中に抱え込んでいた怒りや恐れを増幅させていくが、ハン・ソロは彼の心の中にまだ善良なものが残っていると確信を抱いている。映像でエイブラムス監督も「実はこの時、カイロ・レンは暗黒面から抜け出そうと決心していた」と解説。この後、物語がどうなるかは未見の観客のためあえて記さないが、監督の解説を聞いて改めてシーンを見直すと、カイロ・レン役のアダム・ドライバーの演技をより深く、多角的に楽しめるのではないだろうか。3Dコレクターズ・エディションに収録された音声解説には他にも、このディスクで初めて明かされる真実や設定が数多く登場。繰り返し作品を観賞したファンでも“衝撃”を受ける内容がつまっている。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』3Dコレクターズ・エディション発売中『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』12月16日(金) 全国ロードショー『スター・ウォーズ/エピソード8(仮題)』2017年12月15日(金) 全国公開
2016年11月22日昨年のヴェネチア映画祭を騒然とさせた『シークレット・オブ・モンスター』が11月25日(金)に日本でも公開。ヒトラーの少年時代を連想させる、幼い“モンスター”を描く衝撃作を監督したのは、『ファニーゲーム U.S.A.』や『メランコリア』などで俳優として活躍していたブラディ・コーベット。初の長編監督作にかけた思いを彼が語った。その他の画像「7歳から20年以上も俳優を続け、10代では脚本のゴーストライターもやっていた。編集の経験もあるし、僕はカメラの前に立つより、製作の工程が好きだと実感したんだ。何より、オーディションを受けて仕事をもらうより、自分で仕事をコントロールしたかった」と、監督に進出した理由を打ち明けるコーベット。かつての出演作で観たときよりも、ふっくらとした外見と、穏やかな表情から、精神的な充実感が伝わってくる。『シークレット・オブ・モンスター』では「暴君の誕生」を描いているが「これは説教くさい作品ではないし、独裁者がなぜ生まれるのかも描いていない。問題は、周囲が誰かに権力を与えてしまう危険性だ。ドナルド・トランプのようにね」と、コーベットは現在の社会状況への皮肉ももらす。「キャスティングディレクターが、公園でサッカーをしていた少女のような少年を見つけてくれた」という演技初挑戦のトム・スウィート(現在11歳)に、監督として「大人と同じ情報を与えて演出した」結果、強烈なインパクトを放つ少年がスクリーンに立ち現れることになった。次回作『Vox Lux(原題)』でも野心的なアイデアを進めるコーベット。「65mmフィルムで撮影し、70mmで上映する作品になる。65mmで撮影された映画は少ないので、さまざまな実験ができると思うな。13~14歳の少女がポップスターへと成り上がっていく物語」には、ルーニー・マーラ、ジュード・ロウらが出演予定なので、『シークレット…』とは違ってエンタメ要素も多くなるはず。現在28歳のコーベット。俳優から監督への転身の、見事な成功例になりそうだ。『シークレット・オブ・モンスター』11月25日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー取材・文:斉藤博昭
2016年11月22日フランク・ハーバートのSF小説『デューン/砂の惑星』の映画/テレビ化権利を、レジェンダリー・エンタテインメントが取得した。原作に忠実な映画にするべく、映画は1作ではなく、何本かに及ぶシリーズとして製作されることになりそうだ。その他の情報『砂の惑星』は、1984年にデビッド・リンチ監督、カイル・マクラクラン主演で映画化されたが、スタジオのやり方とリンチのスタイルがそぐわず、リンチ本人はこれを「失敗作」と呼んでいる。また、2000年にはウィリアム・ハート主演でテレビ化もされた。リドリー・スコットも、再映画化を考えたことがある。レジェンダリーは、『GODZILLA ゴジラ』『パシフィック・リム』『ウォークラフト』などを製作したプロダクション会社。今年1月に、中国の大連万達グループに買収されている。文:猿渡由紀
2016年11月22日『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』が12月16日(金)から公開されるが、入場者全員に本作の特製ミニポスターが数量限定でプレゼントされることが決定した。ポスターは全国の上映劇場で配布されるが、その中にはキャストと監督の“サイン入りミニポスター”が10枚、混ぜ込まれているという。その他の画像本作は、帝国軍の巨大要塞“デス・スター”の設計図を反乱軍が入手するため、デス・スターの開発者の娘でもある主人公ジンと仲間たちが極秘チーム“ローグ・ワン”を結成して、生還がほぼ不可能なミッションに挑む物語。本シリーズは全世界に多くのファンが存在するが、日本はシリーズに大きな影響を与えた国として、シリーズを愛する人々が多い国のひとつとして、これまでにも様々なイベントやプレミアが行われてきた。今回のポスターのプレゼントも“日本のファン”にむけた特別企画で、監督やキャストのサインの入った10部のポスターは、日本全国の上映劇場の“どこか”に納品されるという。果たして、サイン入りミニポスターを手に入れるのは誰なのか? どの劇場で、どのタイミングで配布されるものなのか? 公開後は、サイン入りポスターの行方についても注目を集めることになりそうだ。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』12月16日(金) 全国ロードショー『スター・ウォーズ/エピソード8(仮題)』2017年12月15日(金) 全国公開
2016年11月22日ディズニー/ピクサーの映画『ファインディング・ドリー』のブルーレイやDVDなどがおさめられたMovieNEXが本日発売されたのを記念して、監督が実現しなかった“幻のシーン”について語る特別映像が公開になった。公開された特別映像本作は、ニモの親友で、忘れんぼうのドリーが、幼い頃にはなればなれになってしまった家族に出会うため大冒険を繰り広げる物語。前作に引き続き、マーリンとニモの親子や、海亀のクラッシュなど、おなじみのキャラクターが再登場するが、アンドリュー・スタントン監督は“タンク・ギャング”も新作で活躍させる予定でいたという。“タンク・ギャング”とは、前作『ファインディング・ニモ』で、歯科医の水槽に閉じ込められてしまったニモが友達になる魚たちで、ニモが逃げ出すのをサポートするだけでなく、最終的には自分たちも水槽から脱出して自由を手に入れていた。このほど公開になる映像でスタントン監督は、脚本づくりの過程で存在した“幻のシーン”について解説している。それは、ドリー、ニモとマーリンが冒険に旅立つも、ドリーが人間に捕まってしまい、カリフォルニアの海洋生物研究所につれていかれた後の場面。当初、監督はあの“タンク・ギャング”を登場させ、彼らとマーリン親子を助けるシーンを考えていたという。映像では、幻のシーンが、簡単なイラストに音声をあわせた“ストーリーリール”で再現される。個性豊かなギャングたちが、それぞれのワザをいかしてドリーの居場所を突き止めようとする場面は必見だ。最終的に、監督たちは検討を重ねて、このシーンを削除し、別の展開を描くことになったが、その完成度は高く、スタントン監督はカットしたことを少しだけ後悔しているようだ。ピクサーの制作者たちは、脚本を何度も書き直しを繰り返す過程で、通常の映画であれば本編に採用されてもおかしくないクオリティのシーンを容赦なく削除することで知られており、MovieNEXには映画館では観られなかった“幻のシーン”や未公開映像がたっぷりと収録されている。『ファインディング・ドリー』MovieNEX 発売デジタルも配信中
2016年11月22日ディズニー/ピクサー最新作『ファインディング・ドリー』MovieNEXの発売PRイベントが11月21日、東京・カレッタ汐留地下通路で行われ、モデルでタレントの佐野ひなこ、本作で声優と日本版海洋生物監修を担当した魚類学者のさかなクンが出席した。その他の画像物語の舞台は、前作で小さなニモが大海原で奇跡の冒険を果たした1年後。今度は忘れんぼうのドリーが、かすかな記憶を頼りに、愛する家族を探す旅に出かけることに。ドリーの親友であるニモ、そしてニモの父親・マーリンは無謀ともいえる彼女の冒険に同行するが…。果たして、ドリー出生の秘密とは?世界興行収入が10億ドルの大台を突破し、日本でも国内興収68億円超えを記録した。さかなクンのお気に入りキャラクターは、タコのハンクだといい「タコは原点でもあるし、海の世界に興味をもったきっかけ。今回、ハンクは準主役として活躍していてカッコいいですね」。自筆のイラストを使いながら、「皆さんがタコの頭だと思っている丸い部分は、実は胴体なんですね。映画には生態がしっかり描かれている」と太鼓判を押した。そんなさかなクンの生解説に耳を傾ける佐野も、「ハンクが大好き」と語り、「とても運転が上手なんですよ」と触手を巧みに使ってトラックを運転するタコのハンクにほれぼれ。「それにエイ先生がカッコいいし、ベイビードリーは可愛い。キャラクターも個性的だし、家族愛が描かれている」と魅力をアピールしていた。イベントが行われたカレッタ汐留地下通路では11月27日まで、映画の世界観をイメージした高さ約4メートルのオーシャン・ドームが展示中で、「かわいくて、テンションが上がりますね」(佐野)、「華やかでギョざいます」(さかなクン)とはしゃいでいた。『ファインディング・ドリー』デジタル先行配信中11月22日(火) MovieNEX 発売取材・文・写真:内田 涼
2016年11月21日若き日のハン・ソロを描く『スター・ウォーズ』のスピンオフ映画に、エミリア・クラーク(『世界一キライなあなたに』)が出演することになった。役柄はわかっていない。その他の情報ハン・ソロ役には、アルデン・エーレンライク(『ヘイル、シーザー!』)が決まっている。ほかに、ドナルド・グローヴァーも出演する。監督はフィル・ロードとクリス・ミラー。物語は、『エピソード4』の前の時代で、続きものではなく、独立した映画となる。北米公開は2018年5月25日。クラークの次回作は、犯罪スリラー『Above Suspicion』。監督はフィリップ・ノイス、共演はジャック・ヒューストン、ジョニー・ノックスヴィル。ほかに、コメディ『Set It Up』への出演も決まっている。文:猿渡由紀
2016年11月21日11月23日(水)から公開になる“ハリー・ポッター”の新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』でオスカー俳優のエディ・レッドメインが主演を務めている。これまでも徹底的に研究し、準備を積んで役をつくりあげてきたレッドメインは、大作ファンタジーでも、これまでと同様に準備を重ねて撮影に入ったようだ。その他の写真レッドメインは英国生まれの俳優で、映像だけでなく舞台でもローレンス・オリヴィエ賞やトニー賞に輝くなど実績を積んできた演技派だ。『博士と彼女のセオリー』では難病のスティーブン・ホーキング博士を演じるために調査を重ね、ホーキング博士から「まるで自分自身を見ているようだ」と言われるほどの演技を披露。若くしてアカデミー主演男優賞に輝いた。その後もレッドメインは、『リリーのすべて』で世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人のリリー・エルベを演じるなど、難役に挑み、高評価を集めている。そんな彼が新たに挑むのが、魔法動物学者のニュート・スキャマンダーだ。ニュートは、個性豊かな魔法動物を誰よりも愛し、研究しており、その熱意はなみなみならぬものがあるが、それ以外のことになると少し抜けていて無頓着。人間と共にいるよりも、少しやっかいで危険な場合もある魔法動物と一緒の方が落ち着き、良い表情を見せる。そんな愛すべき人物だ。レッドメインは超大作であっても、演技のアプローチを変えることはなく、動物たちと最も近い場所にいる人=飼育員と行動を共するところから調査を始めた。さらに彼は動物学者からも話を聞き「人間と動物の間に芽生える魔法のような関係をたくさん発見できた。その経験が演技の仕草にも感情にも役立ってくれた」という。その証拠に、完成した映画の中のレッドメインは、言葉の通じない魔法動物相手に“人間相手”とはまったく違う距離感や仕草、行動でコミュニケーションをはかっており、それらはすべて、レッドメインの真摯な調査と試行錯誤から生まれたものだ。本作は、ハラハラするドラマや、大掛かりな魔法のシーンも数多く登場するが、レッドメインが心血を注いで演じたニュートと魔法動物の交流シーンも大きな見どころになっている。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』11月23日(水・祝) 全国ロードショー
2016年11月19日『ミニオンズ』や『ペット』のユニバーサル・スタジオとイルミネーションのスタッフが手がける新作アニメーション『SING/シング』が、来年3月17日(金)に公開されることが決定し、新たな予告映像が届いた。本作は、動物だけが暮らす世界を舞台に、“歌”で人生を変えるチャンスを掴もうとする個性豊かなキャラクターたちの奮闘を描くミュージック・エンターテインメント。その他の画像/新予告映像劇場支配人であるコアラのバスターは、経営が傾いた劇場を立て直すため、世界最高の歌のオーディションを開催すると告知チラシを撒く。予告映像では、コンテスト会場に集まった動物たちが、ステージで思い思いの歌を披露する姿が登場。ギャングファミリーを抜け出し歌手を夢見るゴリラのジョニーや、内気なゾウのミーナ、彼氏を捨ててソロのパンクロッカーになるべきか葛藤するヤマアラシのアッシュ、25匹の子ブタ達の育児に追われるブタのロジータなど、境遇や抱える悩みも違うが、彼らは自分の未来を変えるため、歌のオーディションに向けて奔走する。「Dream On(夢を持て)!」と予告映像の終盤に繰り返し歌われる楽曲は、エアロスミスの『Dream On』(1973年のデビュー・アルバム『野獣生誕』に収録)を、エミネムがサンプリングした『Sing For the Moment』(2002年のアルバム『The Eminem Show』に収録)のリミックスヴァージョン(『ドリーム・オン/シング・フォー・ザ・モーメント』エアロスミス feat.エミネム)で、そのほか予告映像には、レディー・ガガの『バッド・ロマンス』、クレイジー・タウンの『バタフライ』、ニッキー・ミナージュの『アナコンダ』が歌われている。本編では他に、フランク・シナトラ、ビヨンセ、テイラー・スウィフト、レディー・ガガ、スティーヴィー・ワンダーといったアーティストの名曲やヒットソングが65曲以上使用されており、水槽にいる魚や、首の長いキリン、天井からぶら下がるクモなど、彼らがどんな歌声とパフォーマンスでこれらの楽曲を披露するのか、期待の高まる内容になっている。『SING/シング』2017年3月17日(金)全国ロードショー
2016年11月18日マイケル・ファスベンダーが主演を務める来年3月公開のアクション大作『アサシン クリード』の新たな予告編が公開になった。本作は、全世界でシリーズ累計9600万本以上を販売した人気ゲームの世界観を基に、新しいキャラクターとストーリーを描くもので、“ゲームではできない”超絶アクションが描かれるという。『アサシン クリード』新映像本作は、記憶を失った死刑囚カラム・リンチ(マイケル・ファスベンダー)が、遺伝子操作によって自分の祖先の記憶を追体験し、ルネサンス期のスペインでテンプル騎士団に立ち向かう伝説のアサシンとして活躍する物語。このほど公開になった新映像では、主人公のカラムがアサシンとしてスペインに送り込まれるまでが重厚なタッチで描かれ、彼がアサシン教団に所属する伝説の暗殺者として活躍する場面では、壁を軽々と飛び越え、目もくらむほどの高さの建物から華麗にダイヴするシーンが登場する。本作はゲームが基になっているが、ジャスティン・カーゼル監督は「ゲームではできないことは何だろう?」と考え、デジタル技術に頼りきるのではなく、実際に俳優やスタントがアクションを演じることにこだわった。監督が「映画では、マイケル・ファスベンダーを15フィート(約4.5m)下に落とすことができる」と語る通り、映像にはカラム役のファスベンダーの“生身”のアクションがたっぷりと収録されている。『アサシン クリード』2017年3月3日(金) 全国ロードショー
2016年11月18日トニ・コレットとドリュー・バリモアが共演する映画『マイ・ベスト・フレンド』が本日から公開されている。本作は相手がどんな状況であっても共に歩もうとする女性の友情を描いた作品で、このほど本編の一部が公開になった。『マイ・ベスト・フレンド』本編映像本作の主人公は、幼少期にアメリカからロンドンにやってきたジェスと、彼女が新しい学校で友達になったミリー。ふたりは幼い頃からずっと一緒でお互いのすべてを見て、共に体験し、友情を深めてきた。しかしある日、ミリーに乳がんが見つかり、同時期にジェスは長年願い続けていた妊娠が発覚する。映画は、友情が永遠に続くと思っていたふたりが、人生の岐路で迷いながら互いに向き合うとする姿が描かれる。このほど公開になったのは、乳がん治療を続けていたミリーが両胸の切除を提案され、深く落ち込んでいるのを察したジェスが、彼女とタクシーに乗り込む場面。車内にはR.E.M.の『Losing My Religion』が流れ、ふたりは大声で歌いながら、ロンドンから遠くはなれたふたりの憧れの地ハワーズに向かう。この場所はブロンテの小説『嵐が丘』の舞台になっている場所で、ふたりは大はしゃぎするが、その胸中は複雑だ。映画は、親友だから言えることを描きながら、同時に親友だから言うことをためらってしまう瞬間も数多く描かれる。大きな病を前に不安を抱えるミリーと、そんな彼女に妊娠のことを告げられないジェス。『Losing My Religion』は、叶わぬ恋を身を焦がして“信仰を失う”ほど途方に暮れてしまった男の心情を歌った楽曲で、ふたりが明るく大声で歌うことで、ふたりの複雑な心情がより伝わってくるシーンになっている。『マイ・ベスト・フレンド』公開中
2016年11月18日『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の3Dブルーレイや、J.J.エイブラムス監督の音声解説が新たに追加された2Dブルーレイなどが収録された3Dコレクターズ・エディションが22日(火)に発売される前に、エイブラムス監督の音声解説の一部が公開になった。『スター・ウォーズ』特別映像このほど公開になったのは、新トリロジーの主人公レイが、ソロ船長らとマズカナタのもとを訪れ、そこで不思議な箱を発見するシーン。箱を開けたレイはあるものを発見し、さらに幻を見るが、エイブラムス監督は何度も撮りなおしてこのシーンを作り上げたという。当初、レイが見る幻にはルークとベイダーの戦闘シーンも含まれていたが、最終的にはカットし、レイの幼少期のドラマを中心にシーンがまとめられた。ちなみにこの中で彼女を呼ぶ声がするが、これはルークとベイダー(アナキン)を導いたオビ=ワン・ケノービの声だと監督は解説している。間もなく発売になる3Dコレクターズ・エディションに収録された音声解説には、他にも様々なエピソードが収録されており、ファンはこの内容を基にして、さらに深く作品を楽しむことができそうだ。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』3Dコレクターズ・エディション11月22日(火)発売『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』12月16日(金) 全国ロードショー『スター・ウォーズ/エピソード8(仮題)』2017年12月15日(金) 全国公開
2016年11月18日フォレスト・ウィテカーが『Labyrinth』に出演することになった。ヒップホップ界の大スター、トゥパック・シャクールが殺された事件の捜査を描く物語で、ジョニー・デップがL.A.警察の刑事を演じる。ウィテカーは、この捜査を追うジャーナリストを演じるようだ。監督は『リンカーン弁護士』『ランナーランナー』のブラッド・ファーマン。その他の情報ウィテカーの最新作は、先週北米公開されたドゥニ・ヴェルヴィーニュ監督のSF映画『メッセージ』。共演はエイミー・アダムス、ジェレミー・レナー。来月は『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』が控えている。最近は、KKKについての映画『Burden』を撮り終えた。共演はギャレット・ヘドランドとトム・ウィルキンソン。またマーベルの『ブラックパンサー』にも出演が決まっている。文:猿渡由紀
2016年11月17日12月に公開になる『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のキャラクターポスターと、主人公ジンと、彼女のお目付け役キャシアンに迫った特別映像が公開になった。公開された特別映像本作は、帝国軍の巨大要塞“デス・スター”の設計図を反乱軍が入手するため、デス・スターの開発者の娘でもある主人公ジンと仲間たちが極秘チーム“ローグ・ワン”を結成して、生還がほぼ不可能なミッションに挑む物語。ローグ・ワンのメンバーは、5人の人間と1体のドロイド。無謀で攻撃的な性格のジンは、デス・スターを開発した父の真意を明らかにするためにメンバーになる。そんな彼女のお目付け役を務めるのが、いつも冷静沈着な情報将校のキャシアン。帝国軍のドロイドのデータを消去して再プログラミングしたドロイドK-2SOと親友だ。そんなふたりと同じぐらい強い絆で結ばれているのが、フォースを信じる盲目の武術マスターのチアルートと、彼のためなら命すら投げ出す戦士ベイズだ。さらにチームには反乱軍トップレベルの操縦テクニックを誇るボーディーが加わり、最強のチームが誕生した。しかし、そんな彼らが揃っても、帝国軍からデス・スターの設計図を入手する作戦は、ほぼ不可能に等しく、97.6パーセントの確率で生還不可能だという。彼らは一体、どんな方法で、不可能な作戦をやり遂げるのか? 気になる全貌はいよいよ来月に明らかになる。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』12月16日(金) 全国ロードショー『スター・ウォーズ/エピソード8(仮題)』2017年12月15日(金) 全国公開
2016年11月17日人気海外ドラマ『クリミナル・マインド/FBI vs.異常犯罪』のシーズン10のDVDリリースとデジタル配信がはじまったのを記念して、キャストのマシュー・グレイ・ギュブラーのインタビュー映像が公開になった。公開されたインタビュー映像『クリミナル・マインド…』は、最新のプロファイリング技術を駆使して異常犯罪者とたたかうFBIの行動分析課の捜査官の活躍を描く人気シリーズ。ギュブラーが演じる捜査官リードは、頭脳を駆使して事件解決に貢献する天才でありながら、デジタルよりアナログが好きで、人づきあいが少し苦手な愛すべきキャラクターだ。ギュブラーは11年に渡ってリード役を演じており「昔からの友達のように感じてる。彼を演じられて幸運に思ってるし、彼のようになりたいと思う」とコメント。ひとつの役を長く演じ続けることについてギュブラーは「ラッキーだと思っている」と言い、本シリーズのキャストと共演することの意義や、キャラクターを長年に渡って描き続けることで表現できることについて、インタビュー映像でじっくりと語っている。『クリミナル・マインド/FBI vs.異常犯罪』シーズン10DVD第一弾レンタル中コレクターズ BOX Part1 発売中全話一挙デジタル配信中11月22日(水)DVD第二弾レンタル開始コレクターズ BOX Part2 発売
2016年11月17日ヘイデン・クリステンセンが、スリラー『Numb, at the Edge of the End』に主演することになった。その他の情報アルゼンチンの監督ロドリゴ・ヴィラが書き下ろしたオリジナル脚本で、クリステンセンはPTSDに苦しむ元軍人を演じる。怪しげな救世主と出会い、世の終わりが近づいていると信じた彼は、普通の生活を捨てて、地下の避難所を作り始める。周囲は当然彼を狂っていると思い、彼自身も自分のやっていることを疑い始めた時、思いもかけないことが起こるのだった。救世主役は、ハーヴェイ・カイテルが演じる。『スター・ウォーズ』エピソード2と3でアナキン・スカイウォーカーを演じたクリステンセンは、ここしばらくスポットライトから遠ざかっていた。だが最近、ブルース・ウィリスと共演するアクションスリラー『First Kill』を撮り終えている。文:猿渡由紀
2016年11月16日マーベルの新作映画『ドクター・ストレンジ』の日本語版キャストが発表になり、ベネディクト・カンバーバッチが演じる主人公ストレンジの声を、カンバーバッチの声を多くの作品で務めてきた三上哲が演じることが決定した。ストレンジの師・エンシェント・ワンを樋口可南子が、ストレンジの元恋人の医師クリスティーンを松下奈緒が、ストレンジと行動を共にするモルドを小野大輔が演じる。その他の情報本作は、圧倒的な腕を誇る神経外科医ドクター・スティーヴン・ストレンジが交通事故によって使えなくなってしまった両手を癒そうとする過程で、神秘的な力に触れ、闇の勢力と戦う姿を描く大作映画。今後のマーベル作品の動向を左右する重要な作品として注目を集めており、アメリカでは大ヒットを記録している。ドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』などでカンバーバッチの声を演じてきた三上は「アクションの要素もありながら、ストレンジの成長の物語にもなっているところが魅力です。また、ストレンジの上から目線の傲慢なキャラクターは言葉できくとあまりいい役には聞こえないかもしれませんが、何故かカンバーバッチさんが演じると品があるというか、悪くみえないのが不思議です。事故ですべてを失い、壮絶な修行を経て変わっていく姿に思わず応援したくなるキャラクターです」と説明。ストレンジの“兄弟子”でもあるモルドを演じた小野も「ストレンジは男から見ても純粋に格好良い男だなと思います」と言い、自身の演技については「激しいアクションも多いのですが、ストレンジの兄弟子で彼を導く役どころなので、落ち着いた大人の雰囲気を心掛けました」と振り返った。エンシェント・ワンは数百歳で、その存在自体が謎の満ちた人物。声を演じる樋口は「演じるティルダ・スウィントンさんのお芝居も抑えたお芝居で、魔術が使えるからといってすごく大げさなお芝居があるわけではなくて、淡々と時々笑みを浮かべながら静かにお芝居をするという…そういうお芝居は本当に難しくて」と語るも「まず私にオファーをくださったことに驚いて、予告編でエンシェント・ワンがものすごくかっこよかったので、『これはやりたい!』と直感的に思いました」と意気込む。また「ひとつひとつのシーンに対して本当に大事に命を吹き込むかのように、声をちゃんと入れていかなければいけないな、という事を感じました」という松下が演じるクリスティーンは、ストレンジとの場面が多いが「“どこかツンデレだけど放っておけない魅力”があるドクター・ストレンジ。自信家で、ちょっと自意識過剰なところは私もすごく好きなんです」と語った。『ドクター・ストレンジ』1月27日(金) 全国ロードショー
2016年11月16日ディズニー/ピクサーの映画『ファインディング・ドリー』のデジタル配信が本日からスタートしたのを記念して、22日(火)に発売されるMovieNEXのリリースに収録されているボーナス映像が公開になった。『ファインディング・ドリー』特別映像本作は、ニモの親友で、忘れんぼうのドリーが幼い頃にはなればなれになってしまった家族に出会うため大冒険を繰り広げる物語で、ドリー、ニモ、マーリン、クラッシュなどおなじみのキャラクターだけでなく、新たに登場したタコのハンク、ジンベエザメのデスティニーなども人気を博した。このほど公開になったのは、キャラクター・アートディレクターを務めたジェイソン・ディーマーが、キャラクターデザイン法について語るメイキング映像。自分が納得がいくまで線を重ね、試行錯誤を繰り返しながらキャラクターを描く彼は、劇中に登場するキャラクターの形を“日常にあるもの”にたとえていく。ニモはある食べ物に、ドリーはスポーツで使うある道具のカタチを頭に浮かべながら描いているようで、正解は映像の中で明かされる。ちなみに『…ドリー』に登場するおなじみのキャラクターは、観客が違和感を感じないようにあえて前作『ファインディング・ニモ』と同じにデザインされ、進化したデジタル技術は7本足のタコ・ハンクなど新キャラクターで存分にいかされている。『ファインディング・ドリー』デジタル先行配信中11月22日(火) MovieNEX 発売
2016年11月15日『オリエント急行殺人事件』のリメイク『Murder on the Orient Express』に、ペネロペ・クルスが出演することになった。今作には、すでに、ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー、デイジー・リドリー、マイケル・ペーニャ、ジュディ・デンチなどの豪華キャストが揃っている。主演と監督を兼任するのは、ケネス・ブラナー。一時はアンジェリーナ・ジョリーも出演に興味を示していた。その他の情報原作は、1934年に出版されたアガサ・クリスティーによる推理小説。オリエント急行の中でアメリカ人のビジネスマンが殺され、犯人探しが行われるという物語だ。シドニー・ルメットが監督した1974年のバージョンは、6部門でオスカーにノミネートされ、イングリット・バーグマンが助演女優賞を受賞した。クルスの最新作は、スペイン映画『Queen of Spain』。文:猿渡由紀
2016年11月15日スカーレット・ヨハンソンが、心理スリラー『Tangerine』に主演することになった。まだ出版されていない小説の映画化で、ジョージ・クルーニーもプロデューサーに名を連ねる。出版社は先週決まったばかりだ。その他の情報著者はクリスティーン・マンガンという名の新人作家で、今作でデビューを飾る。1950年代のモロッコを舞台にした物語という以外、内容はわかっていない。監督は決まっていない。ヨハンソンの最新作は、声の出演をした『ジャングル・ブック』。次回作は、実写版『攻殻機動隊』。監督は『スノーホワイト』のルパート・サンダース、共演はビートたけし、桃井かおり、ジュリエット・ビノシュら。また、コメディ『Rock That Body』の撮影も終了している。共演はケイト・マッキノン、デミ・ムーア。文:猿渡由紀
2016年11月14日イタリアのテノール歌手アンドレア・ボチェッリの伝記映画が製作されることになった。タイトルは『The Music of Silence』。主演は『ゲーム・オブ・スローンズ』のトビー・セバスチャン。アントニオ・バンデラスも巨匠役で出演する。その他の情報原作は、ボチェッリが執筆した同名の自伝的小説。監督は『イル・ポスティーノ』『トレヴィの泉で二度目の恋を』のマイケル・ラドフォード。ボチェッリ本人も、製作に深く関わるようだ。撮影は今月、ローマで始まる。バンデラスの最新作は、『チリ33人 希望の軌跡』とテレンス・マリック監督の『Knight of Cups』。来年はサイモン・ウエスト監督のアクション映画『Salty』が控える。文:猿渡由紀
2016年11月12日