現在、渋谷の街に掲出されているシリーズ完結編『バイオハザード:ザ・ファイナル』のローラの看板が、10月27日(木)から31日(月)までゾンビ化(=アンデッド化)することが明らかになった。本作でハリウッドデビューを飾るローラは、「映画の撮影中ではアンデッド・メイクはしなかったけど、アンデッドになるのは新鮮で楽しかった! 渋谷に遊びに来るみんなもハロウィンと冬の『バイオハザード:ザ・ファイナル』を楽しんで!」とコメントを寄せている。その他の画像12月23日(金・祝)に世界最速公開を控える『バイオハザード:ザ・ファイナル』は、ミラ・ジョヴォヴィッチ演じるヒロイン・アリスと、世界をアンデッド化した元凶である宿敵アンブレラ社との戦いを描く、シリーズ第6弾。ローラは、アリスと共に無数のアンデッドに立ち向かう戦士・コバルトを演じている。渋谷は、過去作『バイオハザードIV アフターライフ』で、人々をアンデッド化させる“T-ウィルス”の感染が世界で最初に確認された場所として登場する“因縁の街”でもあり、CGなどの加工はせずに直接メイクを施したというローラのゾンビ姿は、ハロウィン期間中の渋谷でしか見ることができない貴重なものになる。『バイオハザード:ザ・ファイナル』12月23日(金) 世界最速公開
2016年10月27日『ドライヴ』『オンリー・ゴッド』のニコラス・ウィンディング・レフン監督の新作『ネオン・デーモン』の公開日が来年1月に決まり、このほど日本版ポスタービジュアルと予告編映像が公開になった。『ネオン・デーモン』/予告映像が解禁本作は、トップモデルになる夢を叶えるため、田舎からロサンゼルスにやってきた16歳のジェシーを主人公に、究極の美を追い求めるファッション業界の裏側を描いたサスペンスで、今年のカンヌ映画祭のコンペティション部門に出品され、絶賛と非難の物議を醸した。ポスタービジュアルは、ジェシーを演じるエル・ファニングが、アルマーニのドレスを着て、カウチに横渡っているが、よく見ると血が滴っており、どこか狂気を感じさせるデザインになっている。予告編映像は、美しいだけでなく人を惹きつける“特別な何か”を持ったジェシーが、ファッション界に飛び込み、モデルたちの嫉妬と羨望が渦巻く中で、彼女もまた自分の中に眠る野心を目覚めさせていく様が、幻想的で煌びやかな映像とスタイリッシュな音楽とともに描かれていく。本作にはファニングのほか、カール・グルスマン、ジェナ・マローン、ベラ・ヒースコート、アビー・リー、そしてキアヌ・リーヴスが出演する。さらにこのほど11月にレフン監督が、『オンリーゴッド』以来3年ぶりに来日することも発表になった。日本公開を前に何を語るのか注目が集まる。『ネオン・デーモン』2017年1月TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国順次ロードショー
2016年10月26日伝説のファッションデザイナー、アレキサンダー・マックイーンの伝記映画の主役に、『不屈の男 アンブロークン』『マネーモンスター』のジャック・オコンネルが決まった。その他の情報監督は『さざなみ』のアンドリュー・ヘイ。原作はアンドリュー・ウィルソンによる伝記本で、映画は2009年のショーの準備期間に重点を置くものになるようだ。マックイーンは2010年に40歳で亡くなっている。撮影は来年1月にイギリスでスタート。公開は来年末を予定している。オコンネルは最近『HHhH』を撮り終えたところ。第二次世界大戦時、ナチのリーダーを暗殺すべく、20代の男性ふたりがプラハに送り込まれるという物語。共演はジャック・レイナー、ミア・ワシコウスカ、ロザムンド・パイク、ジェイソン・クラーク。北米公開予定は来年。文:猿渡由紀
2016年10月26日マーティン・スコセッシ監督が遠藤周作の歴史小説を映画化する『沈黙-サイレンス-』で、重要な役どころを演じる窪塚洋介と浅野忠信の場面写真が解禁になった。『沈黙-サイレンス-』/その他の画像本作は、江戸時代の初期、キリシタン弾圧の中で棄教したとされる師の真実を確かめるため、日本に潜入した宣教師が目の当たりにする壮絶な出来事を通して、人間にとって本当に大切なものとは何か、神と信仰の意義を問う歴史大作。窪塚の役は、日本を目指す司祭ロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド)と、ガルペ(アダム・ドライバー)を長崎に導く日本人キチジローで、信念に生きようとする司祭と対比をなす人物になるという。浅野は、長崎奉行に捕らえられたロドリゴに棄教を迫る通辞役で、流暢な英語を披露する場面もあるという。先日、来日したスコセッシ監督は、記者会見で窪塚について「力強く演じているだけではなく、心から正直に演じていて、役を心底理解していた。目の前でキチジローが作り上げられていくのを目の当たりにした」と話し、浅野については「彼はキチジロー役のオーディションを受けたが、過去の出演作品を観て、通辞役が良いのではないかとオファーした。結果はパーフェクトだった」と語っている。本作にはそのほか、リーアム・ニーソン、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシらが出演する。『沈黙-サイレンス-』2017年1月21日(土)全国ロードショー
2016年10月25日『ブーリン家の姉妹』『マンデラ自由への長い道』のジャスティン・チャドウィックが、『Lady and the Panda』を監督することになった。生きたパンダを初めて中国からアメリカに連れていった女性についての実話もので、イギリスと中国の共同製作となる。その他の情報ルース・ハークネスは、探検家の夫をもつニューヨークのソーシャライト。夫が突然死んだ時、彼女は、夫のやりたかったことを継いで中国を旅し、偶然、みなしごの赤ちゃんパンダに出会う。ハークネスがパンダをニューヨークに連れ帰ったことは大きなニュースになるが、やがて彼女は、パンダは自然の中で生きるほうがいいと思うようになる。パンダは、最終的にシカゴの動物園が譲り受けた。撮影は来月、中国でスタートする。文:猿渡由紀
2016年10月25日全世界でシリーズ累計9600万本以上を販売した人気ゲームの世界観を基に、新しいキャラクターとストーリーを描くアクション大作『アサシン クリード』の日本公開日が来年3月3日(金)に決定した。その他の画像本作は、記憶を失った死刑囚カラム・リンチ(マイケル・ファスベンダー)が、遺伝子操作によって自分の祖先の記憶を追体験し、ルネサンス期のスペインでテンプル騎士団に立ち向かう伝説のアサシンとして活躍する物語。ミステリアスなストーリーと、息をのむアクション、圧倒的な映像美がポイントの作品だ。「人が祖先の経験や過ち、記憶を内に持っているというアイディアがとても魅力的だ」という主演のファスベンダーは、『マクベス』でタッグを組んだオーストラリア出身のジャスティン・カーゼルを監督に推薦。「彼は題材に良い感情を持ち、強気で大胆な選択をする。本作にはリスクもあるが、ジャスティンなら上手くやれる」と信頼を寄せている。『アサシン クリード』2017年3月3日(金) 全国ロードショー
2016年10月24日ジェニファー・ローレンスが、ゼルダ・フィッツジェラルドの伝記映画に主演することになった。プロデューサーはロン・ハワード。ハワードは自ら監督を手がけることも視野に入れているようだ。その他の情報ゼルダはF・スコット・フィッツジェラルドの妻。夫が小説家として有名になっていく中、自分もジャズ音楽の世界で成功を見つけようとする。ローレンスの次回作は、12月北米公開予定のSF恋愛映画『パッセンジャーズ(原題)』。共演はクリス・プラット、監督は『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』のモルテン・ティルドゥム。ダーレン・アロノフスキー監督のタイトル未定の新作も撮り終えている。共演はハビエル・バルデム、エド・ハリス、ミシェル・ファイファーなど。文:猿渡由紀
2016年10月24日ミラ・ジョヴォヴィッチ主演のシリーズ完結編『バイオハザード:ザ・ファイナル』の新たな予告編が公開になった。本作は世界で最初に“バイオ生誕の地”日本で公開される。『バイオハザード:ザ・ファイナル』/新映像本シリーズは、記憶を失った状態で目を覚ました女性アリスが、自身の過去を取り戻しながら、恐ろしいウィルスが蔓延する世界で、すべての元凶と思われるアンブレラ社と熾烈な戦いを繰り広げる様を描いてきたシリーズで、ついに完結編が公開になる。このほど公開になった映像には、これまでのシリーズ以上のド派手なアクションシーンが息つく間もなく登場。荒廃した市街、道路を埋めつくほどの数のアンデッドたち。これまでの作品で数々の謎が描かれてきたが、“世界の終わり”を前にすべてが大きく動き出し、アリスが再び目を覚ました場所“ラクーンシティ”を訪れたことで、すべての謎の答えが明かされる。アリス役のミラ・ジョヴォヴィッチはこれまで以上にハードなアクションとスタントに挑んでおり、銃撃、接近格闘などのバトルや、高所からのダイブなどのアクションを展開。世界の終わりが48時間後に迫る中でアリスが見つけた“謎の答え”とは?『バイオハザード:ザ・ファイナル』12月23日(金) 世界最速公開
2016年10月24日ヒュー・ジャックマンが主演を務める新作映画『ローガン(原題)』が来年6月に公開されることが決定し、予告編映像が公開になった。本作でジャックマンが演じるのは、鋭い金属の爪をもち、驚異的な治癒力をもつ孤高の男で、人々から“ウルヴァリン”と呼ばれている人物だ。公開された予告編映像人気コミックを実写化した『X-MEN』に登場して以来、ワイルドで圧倒的なパワーで敵を倒すウルヴァリンは人気を集めてきたが、新作に登場するのは、年齢を重ね、治癒力が落ちた苦悩に満ちた男ローガンだ。その名は彼が、超金属を身体に注入されて大きな変化を遂げる前に名乗っていた名前で、このほど公開された映像に登場する彼の見た目は、我々が知る“ウルヴァリン”とは大きく異なっている。というのも、新作の舞台は驚異的な力をもつ“ミュータント”の遺伝子が削除された世界で、ローガンは生きる目的を失ってしまっているようだ。予告編では、彼の師で、かつて“プロフェッサーX”と呼ばれていたチャールズ・エグゼビアが現れ、ローガンに“ミュータントの最後の希望になる少女”を守るよう依頼する場面が描かれる。老いたチャールズはなぜ、この少女を守ろうとするのか? ローガンはなぜウルヴァリンではなく、ローガンの名を名乗るのか?ジャックマンにとってローガン=ウルヴァリンはキャリアの中でも大きな位置をしめるキャラクターだが、この役を演じるのは本作が最後という報道もあり、彼にとっては決定版になる、観客にとっては忘れられない作品になりそうだ。『ローガン(原題)』2017年6月 全国ロードショー
2016年10月21日夏に公開され、好評を博した『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』のデジタル配信が26日(水)から始まり、来月にはブルーレイやDVDがおさめられたMovieNEXが発売されるのを記念して、本作の未公開映像が公開になった。ファンの間でも人気の高いキャラクター“赤の女王”の恐ろしくも、思わず笑ってしまうシーンだ。公開された未公開シーン『アリス・イン・ワンダーランド』シリーズは、ルイス・キャロルの小説の世界観を基に、主人公アリスが不思議な国“ワンダーランド”で冒険を繰り広げる作品で、『…時間の旅』ではアリスが親友のマッドハッターの危機を救うために再びワンダーランドを訪れ、時間をさかのぼる危険な旅に出る。このほど公開になった映像に登場する赤の女王は、かつてワンダーランドを支配していた恐ろしい女王。美しい白の女王は妹だが、彼女のことを憎んでいる。未公開シーンは、赤の女王が植物でつくられた新たな住みかで、時の番人タイムから受け取ったオルゴールを眺める場面で、よく観ると、斬首刑を模したオルゴール人形が妹の白の女王になっている。それを見て不敵な笑みを浮かべる赤の女王は恐ろしいが、どこか奇妙で思わず笑みがこぼれるのではないだろうか。なぜ、赤の女王はここまで妹のことを憎んでいるのか? なぜ赤の女王は他の人よりも“ほんの少し”だけ頭が大きいのか? 彼女が怒りっぽい理由は? これらの疑問が『…時間の旅』ではついに明らかになる。劇中でアリスは、ハッターを救うために時間を“逆方向”に旅するため、赤の女王だけでなく、白の女王やハッターなどおなじみのキャラクターの過去が語られる。MovieNEXには、この他にも貴重なボーナスコンテンツが収録されており、より深くワンダーランドの現在と過去を存分に楽しむことができそうだ。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』10月26日(水)先行デジタル配信開始11月2日(水) MovieNEX発売
2016年10月20日シリーズ生誕50周年を迎えた人気SFシリーズの最新作『スター・トレック BEYOND』のジャパンプレミアが10月19日、東京・新宿歌舞伎町シネシティ広場で開催され、製作を手掛けるJ.J.エイブラムスとジャスティン・リン監督、そして共同脚本も手がけたスコッティ役のサイモン・ペッグが出席した。その他の写真さまざまな星の生命体が共存している未来世界を舞台に、ジェームズ・T・カーク船長をはじめとするクルーたちがエンタープライズ号に乗り込み、“最後のフロンティア”である宇宙を探索する人気SFシリーズ。新たな3部作として再起動させた張本人にして、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のメガホンもとったエイブラムスは、「世界で一番大好きな都市、東京でプロモーションの世界ツアーを終えることができて幸せ。アリガトウゴザイマス」と親日家ぶりをアピール。前2作で監督を務め、本作では『ワイルド・スピード』で知られるリン監督にバトンタッチ。「才能あふれるジャスティンにメガホンを託すことができて、本当に幸運だった。想像を超える素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、今回がシリーズ最高傑作になった。個人的には(前2作を手がけているので)ちょっと複雑な気持ちだけどね」と最大限の賛辞を送った。当のリン監督は「世界中に世代を超えたファンがいる人気シリーズ。光栄であると同時に、プレッシャーもあった」と思わず本音。それでも「前2作でJJが素晴らしいチームワークを構築してくれていたから、どんな試練も乗り越えることができた。いくたのチャレンジがあったからこそ、より良い映画に仕上がった」と胸を張った。また、ペッグは共同脚本を務めることになった経緯を「JJに大金を積んだんだ。ぜひ書かせてくれってね」とジョーク交じりに話し、「これほど光栄なオファーを断る理由はないし、実際に素晴らしい経験ができて、とてもハッピーだった」と大満足の表情。プレミアには『スター・トレック』50周年記念アンバサダーを務める前田敦子が駆けつけた。『スター・トレック BEYOND』10月21日(金) 全国公開取材・文・写真:内田 涼
2016年10月19日遠藤周作による戦後日本文学の金字塔「沈黙」を完全映画化した『沈黙-サイレンス-』の来日記者会見が10月19日、都内で行われ、来日中のマーティン・スコセッシ監督をはじめ、日本人キャストの窪塚洋介、浅野忠信が出席。会見では完成を間近に控えた本作のフッテージ映像が約15分にわたり上映された。その他の写真本作はスコセッシ監督が1988年に原作と出会って以来、映画化を熱望し、長年暖め続けてきた待望のプロジェクト。17世紀江戸初期、激しいキリシタン弾圧の中で棄教したとされる師の真実を確かめるため、日本にたどり着いた宣教師が目撃したものとは?アンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン、アダム・ドライバーをはじめ、日本からは窪塚と浅野、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシら実力派が集結した。会見前日に第28回高松宮殿下記念世界文化賞受賞したスコセッシ監督は、黒澤明や溝口健二といった日本映画界の名匠をあげ、改めて日本文化への敬意を表明。自身の人生やフィルモグラフィを振り返りつつ、「宗教が色濃く反映された人生を歩んだ中で、『信仰とは何か?』という原作の問いかけをより深く掘り下げなければいけないとずっと考えていた」と本作への強い思い入れを語った。また、「同時に、異文化の衝突とそれを乗り越える過程にも惹かれた」と原作の魅力に言及した。オーディションで起用した日本人キャストについては、「窪塚さんは力強さと同時に、心から正直に演技に取り組んでおり、心底、役柄を理解していた」「浅野さんの映画は『モンゴル』『アカルイミライ』『殺し屋1』など何本も観てきたので、過酷な撮影を乗り越えてくれると確信した」と両者を絶賛。以前から、イッセー尾形や塚本晋也のファンであったことも明かした。本作でハリウッド初挑戦を果たした窪塚は、「夢のような時間であり、最高の体験。本当に光栄ですし、現場のスコセッシ監督は情熱メラメラでした」と感慨しきり。すでに国際派スターとして活躍する浅野も、「まさか自分にこんなチャンスが巡ってくるなんて。とても大きなチャレンジでしたし、僕にとっては宝です」と神妙な面持ちだった。『沈黙-サイレンス-』2017年 全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2016年10月19日ベン・アフレックが主演を務めるサスペンス・アクション『ザ・コンサルタント』の日本版オリジナル特報映像が解禁になった。アフレックが本作で演じるのは、本籍、本名、私生活などそのすべてが謎に包まれた“会計コンサルタント”だ。公開された特報映像本作の主人公クリスチャン・ウルフ(ベン・アフレック)は完璧主義者で、天才的な頭脳を持つ年収1000万ドルの会計コンサルタント。しかし、それは表の顔で、本業は、世界中の危険人物の裏帳簿を仕切る裏社会の掃除屋だった。日本版オリジナル特報映像では、大企業の不正を暴き、マフィアを壊滅する腕利きの殺し屋クリスチャン・ウルフが、アメリカ政府犯罪捜査課レイ・キング(J・K・シモンズ)やマフィアに命を狙われながらも、ある目的のために任務を遂行していく様が映し出されている。最強のファイターであり、命中率100パーセントのスナイパーを演じたアフレックは、本作でありとあらゆるアクションスタントに挑戦したといい、「銃を撃つトレーニングや、格闘のトレーニングをしたよ。今回特別だったことは、それぞれのファイトを明確に学ぶこと。僕にとっては、間違いなくよりチャレンジとなる面のひとつだったね」と撮影を振り返る。本作にはアフレックのほか、アナ・ケンドリック、J・K・シモンズ、ジョン・バーンサル、ジーン・スマート、シンシア・アダイ=ロビンソン、ジェフリー・タンバー、ジョン・リスゴーらが出演している。『ザ・コンサルタント』2017年1月21日(土)丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国公開
2016年10月19日トム・ハンクスが『ダ・ヴィンチ・コード』『天使と悪魔』に続いてロバート・ラングドン教授に扮する超大作『インフェルノ』の特別映像が公開になった。これまで数々の謎を解き明かしてきたラングドン教授の紹介と、彼の“知られざる能力”に迫った内容だ。公開された特別映像本シリーズの主人公ロバート・ラングドンは、アメリカ人で、ハーヴァード大学で教授を務める人物。専門は宗教象徴学で、芸術、歴史、建築、地政学、文化などあらゆる分野に精通しており、ラングドンを演じるハンクス曰く「インディアナ・ジョーンズとシャーロック・ホームズを足して2で割ったような人物」だ。さらに彼は記憶力が圧倒的で、観たものを“映像”として完璧に記憶することができる。本シリーズはラングドンが一瞬だけ観たヒントの中に隠されていたカギを見つけ出し、それを手がかりに膨大な知識を活用しながら、歴史の中に埋もれていた“真実”を見つけ出していく過程が描かれてきた。しかし、最新作『インフェルノ』の冒頭でラングドンは記憶を失い、病室で目覚める。いつもは冷静なラングドンだが、本作では自分がなぜ病室にいるのかもわからず、なぜ自分が命を狙われているのかもわからない。さらに短期間の記憶は欠落しており、お得意の推理能力を発揮できないほど混乱している。そんな中で、ラングドン教授が挑むのは、詩人ダンテの『神曲』に描かれた地獄(インフェルノ)にまつわる謎だ。傷を負い、記憶を失い、能力が発揮できぬまま、人類の命運を左右する“選択”を迫られるラングドン。絶体絶命のピンチだが、ロン・ハワード監督はこの状況で彼が「自分の“ある能力”認めざるを得なくなる」という。それは「ラングドンのイメージとはかけはなれた能力」だが、新作では重要な役割を果たすらしい。観客も思わず考え込んでしまうような謎と、おなじみのキャラクターの想像もしなかった新たな側面。『インフェルノ』はシリーズで最も“発見”と“驚き”に満ちた作品になりそうだ。『インフェルノ』10月28日(金) 日米同時公開
2016年10月19日ティム・バートン監督の最新作『ミス・ぺレグリンと奇妙なこどもたち』が来年2月に日本で公開されることが決定し、予告編映像が公開になった。冒頭には出演者のサミュエル・L・ジャクソンが日本の観客に向けて特別にメッセージを寄せている。公開された特別映像『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』『アリス・イン・ワンダーランド』などの個性豊かなファンタジーや『エド・ウッド』『ビッグ・アイズ』などのドラマなど多彩な映画を送り出すだけでなく、アートの分野でも活動する異才バートン監督の新作映画は、キャリア史上最も奇妙で、最もワクワクするファンタジー作品だ。主人公の少年ジェイクは、孤独な日々を送っていたが、ある日、死んでしまった祖父の遺言に従って小さな島に向かい、そこで美しいミス・ペレグリンと少しだけ奇妙な子どもたちに出会う。空中を浮遊する少女や、透明になる少年など個性のある子どもたちに出会い、心を通わせたジェイクは幸福を手に入いれるが、ペレグリンたちの屋敷に脅威が迫る。少し奇妙で、少し不気味だが、どこか愛らしい世界観、孤独なキャラクターが集まって心を通わせるドラマなど、これまでバートン監督が繰り返し描いてきた題材が本作でも壮大なスケールで描かれており、このほど公開になった映像でジャクソンは「奇妙で夢のような魔法の世界へあなたをお連れします」と本作を紹介。劇中では悪役を演じるジャクソンの強烈な演技も気になるところだ。『ミス・ぺレグリンと奇妙なこどもたち』2月3日(金)全国ロードショー
2016年10月19日ケビン・コスナーが『Molly’s Game』でジェシカ・チャステインと共演することになった。役柄は、チャステインの父親。モリー・ブルームが執筆したメモワールの映画化で、『ソーシャル・ネットワーク』『マネーボール』の脚本家アーロン・ソーキンが監督と脚色を兼任する。その他の情報チャステイン演じるモリーは、元スキー選手。オリンピックに出る夢が破れた時、ウエイトレスになり、やがてハリウッドの大物スターを相手に、秘密のポーカーの場を提供し始める。映画は、彼女がFBIに逮捕され、裁判になってからの様子が中心になるようだ。彼女の弁護士の役には、イドリス・エルバが決まっている。ほかにマイケル・ペーニャも出演する。チャステインの最新作は『スノーホワイト/氷の王国』。次回作は、12月北米公開予定の『Miss Sloane』。文:猿渡由紀
2016年10月19日TOHOシネマズが今冬にIMAXデジタルシアターと、MX4Dを追加導入することを発表した。ららぽーと横浜と大阪なんばにIMAXが、東京の西新井、府中、神奈川の海老名、大阪の鳳にMX4Dが新規導入される。その他の画像IMAXは映像、音響ともにクオリティが観客から高く評価され、好調な動員を記録中。映画のシーンに合わせてシートが動き、様々な効果が楽しめるMX4Dもチケットが即完売する回が続出するなど好評を博している。今冬は『スター・ウォーズ』の知られざるドラマを描く『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』が公開予定で、IMAXとMX4Dのどちらも上映が予定されており、新規導入される劇場でも大きな盛り上がりを見せそうだ。いずれも詳細な導入時期は追って、TOHOシネマズのオフィシャルサイトで発表される。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』12月16日(金) 全国ロードショー
2016年10月18日『セックス・アンド・ザ・シティ』の映画が、また作られるかもしれない。主演でプロデューサーのサラ・ジェシカ・パーカーは、テレビ番組に出演し、3作目のアイデアは「たしかにある。決まってはいないけれど、準備をしている人がいる」と語った。その他のニュースオリジナルのテレビ番組は、1998年から2004年にかけてHBOで放映され、絶大な人気を呼んだ。映画1作目は2008年に公開され、北米だけで1億5,200万ドル、全世界で4億1,500万ドルを売り上げた。2010年に公開された2作目は、北米で9,500万ドル、全世界で2億8,800万ドルと1作目を下回った上、批評もかんばしくなく、3作目はもうないものかと思われていた。パーカーは、今月HBO放映開始されたドラマ『Divorce』で、テレビに復帰したところだ。文:猿渡由紀
2016年10月18日ディズニーが手がける人気シリーズの最新作『ちいさなプリンセス ソフィア/ひみつのとしょしつ』のDVDが明日にリリースされるのを記念して、主人公のソフィアと、『アナと雪の女王』の人気キャラクター、オラフの共演シーンが公開になった。公開された新映像『ちいさなプリンセス ソフィア』は、ふつうの女の子ソフィアが母親の結婚をきっかけに“プリンセス”になったことから、外見だけでなく内面も成長していくことで、真のプリンセスになるまでを描くシリーズ。このほど公開になったのは、明日発売のDVDに収録されている『ひみつのとしょしつ オラフとネトルのものがたり』のワンシーンだ。いつもそそっかしく、様々なドジをしては、観客を笑わせてくれるオラフは、本作でもペガサスに乗って空を飛んでいる間に自分の鼻(ニンジン)を落としてしまい、それを取りに行こうと空からジャンプして大騒動に。雪だるまのオラフが雪原を転がることで、身体がどんどん大きくなっていく場面は思わず笑みがこぼれる。ちなみに日本語版のオラフの声は、映画に引き続き、ピエール瀧が演じている。本DVDには他にも『メリダとおそろしの森』のメリダが登場する『ひみつのとしょしつ』や、『プリンセスのぼうけんクラブ』『プリンセスのバレエ』の4編が収録される。DVD『ちいさなプリンセス ソフィア/ひみつのとしょしつ』10月19日(水) 全話デジタルコピー付きDVD発売2800円+税同日、全話デジタル配信開始
2016年10月18日1991年に公開され、全世界で愛され続けているディズニー・アニメーションの名作を実写化する『美女と野獣』の日本公開日が来年の4月21日(金)に決定した。その他の情報本作は、知性にあふれ、心が美しい女性ベルと、恐ろしい見た目の野獣が出会うことから始まるラブストーリー。本作を題材にした映画や舞台は数多く存在するが、ディズニー版は美しいミュージカルシーン、じっくりと時間をかけて描かれた個性豊かなキャラクター、“レジェンド”と呼ばれるアニメーターたちが手がけるアニメーションの楽しさ、ベルと野獣の恋のドラマが人気を集め、初公開時にはアニメ映画史上初のアカデミー賞作品賞候補になり、作曲賞と歌曲賞を受賞。その後も繰り返し上映されている。実写化にあたっては、『ハリー・ポッター』シリーズのエマ・ワトソンが主演を務め、ダン・スティーヴンス、ルーク・エヴァンスらが出演。『ドリームガールズ』『シカゴ』のビル・コンドンが監督を務める。基になったアニメーションは、熱狂的なファンの多い作品だが、ディズニーは近年『ジャングル・ブック』『シンデレラ』など多くの実写化作品を成功させており、本作にも大きな注目が集まっている。『美女と野獣』2017年4月21日(金) 全国公開
2016年10月18日『寒い国から帰ってきたスパイ』『誰よりも狙われた男』などで知られる巨匠ジョン・ル・カレの人気小説をユアン・マクレガー主演で映画化する『われらが背きし者』の特別映像が公開になった。キャストとスタッフたちが映画の基本的な設定や、本作の魅力を様々な視点から語っている。公開された特別映像原作者のル・カレは、スパイ小説の巨匠として絶大な人気を誇っており、政府や様々な勢力の思惑が複雑に絡みあう状況下で、諜報のプロフェッショナルたちがプライドと自らの命、自国の命運をかけて熾烈な駆け引きを繰り広げる様を描いてきた。しかし、本作の主人公は平凡な大学教授のベリーだ。このほど公開になった映像は、彼がロシア・マフィアに属するディマに出会う場面から始まる。ディマがベリーに重要なデータが入っていると思われるUSBメモリを託したことで、平凡な男は“ディマの生きる世界”に妻ともども引きずりこまれてしまう。マクレガーは観客が「自分ならどうするだろう? と考えるはず」だと言い、キャストのダミアン・ルイスは「シンプルな設定でヒッチコック風とも言える」と分析する。映画は“知らされなかった男”のベリーが熾烈な亡命劇に巻き込まれるドラマが描かれるが、監督のスザンナ・ホワイトは「ストーリーが現代的なのが最も印象的だった」と語る。原作者のル・カレは、東西冷戦が続く1960年代にデビューし、外交官の経験と想像力を駆使して『寒い国から帰ってきたスパイ』『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』など冷戦下で暗躍するスパイたちのドラマを描いてきた。一方、近年では『誰よりも狙われた男』など冷戦終結後の現代を舞台にした作品を多く手がけており、2010年に刊行された『われらが背きし者』も現代が舞台で、ディマ役の名優ステラン・スカルスガルドは「今の社会に潜んでいる問題を浮き彫りにしている」という。もちろん、彼が描き続けてきた緊迫感のあるドラマや、魅力的な人物たちの駆け引きは本作でも健在で、完成した映画はスリリングな展開、現代の観客に向けた重厚なテーマ、深い人間ドラマが同時に楽しめる作品になっているようだ。『われらが背きし者』10月21日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
2016年10月18日フィルム・ソサエティ・オブ・リンカーン・センターが、優れた才能をもつ業界人に贈るチャップリン賞の来年の受賞者に、ロバート・デ・ニーロが決まった。デ・ニーロは44人目の受賞者となる。その他の情報昨年の受賞者はモーガン・フリーマン。それ以前には、アルフレッド・ヒッチコック、ビリー・ワイルダー、エリザベス・テイラー、メリル・ストリープなどが受賞している。授賞式は5月8日。来月のAFIフェストで世界プレミアされることになったデ・ニーロの次回作『The Comedian』は、オスカー狙い作と位置づけされており、期待が寄せられている。彼は最近、エクゼクティブ・プロデューサーと主演を兼任するHBOのテレビ向け映画『The Wizard of Lies』を撮り終えたところ。デ・ニーロは、金融詐欺で多くの人たちに被害を与えたバーナード・マドフを演じる。監督はバリー・レビンソン。放映予定は来年5月。文:猿渡由紀
2016年10月17日11月に公開になる超大作映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のグローバルファンイベントが現地時間13日にロンドンとロサンゼルスで行われ、その模様が全世界の会場に生中継された。“ファンタビ”イベントその他の写真本作は、ハリー・ポッターやハーマイオニーたちがホグワーツ魔法学校の授業で使っていた教科書“幻の動物とその生息地”を編纂した英国人で、魔法動物学者のニュート・スキャマンダーが主人公。1926年のニューヨークで、ニュートの運んでいたトランクに入っていた魔法動物がカバンの外へ逃げ出したことから街はパニックになり、ニュートは騒動の収拾のために大冒険を繰り広げる。会場には熱狂的な“ハリポタ”と“ファンタビ”のファンが集まり、ロンドンの会場に姿を見せたニュート役のエディ・レッドメインは「劇場にニュート・スキャマンダーのコスプレをした人が大勢いるので、とても興奮している」とコメント。自身が演じた役について「僕が一番気に入っているのは、ニュートがとても情熱的な男だということだ。彼は、魔法動物(ビースト)に対して情熱的な思いを抱いている。僕もまた、何かに集中していると、そればかりに夢中になってしまうんだ。そこが共感する点だね」と語り、デイビッド・イェーツ監督は原作者J.K.ローリングについて「彼女と直接仕事をしたけど、直接話し合う中で、新しい魔法の世界を創る様は見事だった。想像力は止まる所を知らない。彼女と密接に仕事ができて本当に楽しかった」と振り返った。さらにロンドンの会場には作者のローリングがサプライズで登場。「まだいろいろ言えないけれど、脚本を書くことはすばらしい経験で、大好きよ。楽しんだわ。だから、次の作品、さらに次の作品という風に書き続けるの」と宣言し、集まったファンは大歓声をあげた。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』11月23日(水・祝) 全国ロードショー
2016年10月15日マーベルの新作映画『ドクター・ストレンジ』のファンイベントが、世界36の国と地域で行われた。香港には、主演のベネディクト・カンバーバッチをはじめ、ティルダ・スウィントン、スコット・デリクソン監督と、製作者のケヴィン・ファイギが登場。会場からは終始、大歓声があがり、大きな盛り上がりを見せた。『ドクター・ストレンジ』ファンイベント その他の写真本作は、圧倒的な腕を誇る神経外科医ドクター・スティーヴン・ストレンジが交通事故によって使えなくなってしまった両手を癒そうとする過程で、神秘的な力に触れ、驚異的なヒーローに成長していく様を描く。本作でその“起源”が描かれるドクター・ストレンジは、今後のマーベル映画にとって極めて重要なキャラクターということもあり、公開前からファンの期待値は大きい。その証拠に、ファンイベントには世界で36の国と地域で開催され、アメリカでは115か所のIMAXシアターで約15分間の映像が上映され、日本でも新宿にファン500人が集結した。香港のカルチャーセンターには、美しい夜景をバックにレッドカーペットが設置され、ファン3000人が集結。大歓声の中、姿を見せたカンバーバッチは「彼(ドクター・ストレンジ)のジャーニーは本当に常識を超えているんだ。元々僕が想像していたものとまったく違っていて、とても楽しめる部分がたくさんあると思うよ。気に入ってくれると嬉しいな」とコメント。レッドカーペットに集まったファンに丁寧にサインをし、共に記念撮影するなどしてイベントを楽しんだようだ。『ドクター・ストレンジ』1月27日(金) 全国ロードショー
2016年10月15日“バイオ生誕の地”日本で世界最速公開されるシリーズ完結編『バイオハザード:ザ・ファイナル』で主演を務めるミラ・ジョヴォヴィッチが来日することが発表された。シリーズ5作品すべてのプロモーション時に来日するなど、親日家として知られるジョヴォヴィッチの来日は今回で11回目となり、12月13日(火)に開催されるワールドプレミアに出席する。『バイオハザード』/その他の画像6作目でいよいよ最終章を迎える『バイオハザード:ザ・ファイナル』。映画の詳細なストーリーは明らかになっていないが、ポール・W・S・アンダーソンが監督を務め、クレア・レッドフィールド役を演じたアリ・ラーターがシリーズに復帰するほか、ヒロイン・アリスとともにアンデッドと戦う戦士・コバルト役をローラが演じる。また、10月15日(土)から本作のティザービジュアルを用いたムビチケカード第2弾が発売される。特典は、本作を含むシリーズ全作の海外版ポスター(英語ロゴ)を使用したポストカード6枚セットと、さらに12月13日(火)に開催されるワールドプレミアへの応募券ハガキが付いており、ファン垂涎の内容になっている。15年に渡り主人公・アリスを演じてきたジョヴォヴィッチが生誕の地で何を語るのか注目が集まる。『バイオハザード:ザ・ファイナル』12月23日(金) 世界最速公開
2016年10月13日マーベルの新作映画『ドクター・ストレンジ』の記者会見が13日に香港で行われ、主演のベネディクト・カンバーバッチをはじめ、ティルダ・スウィントン、スコット・デリクソン監督と、マーベル・フィルムを率いるケヴィン・ファイギが登場した。本作は、圧倒的な腕を誇る神経外科医ドクター・スティーヴン・ストレンジが交通事故によって使えなくなってしまった両手を癒そうとする過程で、神秘的な力に触れ、富と地位のあるそれまでの世界に戻るか、魔術師として世界のために戦うかの選択を迫られる。これまで数々のヒット作を送り出してきたファイギは「本作の原作は1960年代に誕生しましたが、とにかくキャラクターが素晴らしい」と語り、「長年、この役はベネディクトに頼みたいと思っていたから、彼のスケジュールに合わせて撮影期間を調整しました。マーベル映画で、俳優のために撮影期間を調整するのは初めてのことです」とコメント。デリクソン監督は脚本も手がけており「脚本を書きながらずっとティルダのことをイメージしていたから、もし彼女に出演を断られたら、脚本を書き直さないといけなかったよ」と振り返った。カンバーバッチは「基本的にはどの役であってもアプローチは同じ」としながらも「撮影において最も難しいところは、もっとも楽しいところでもあるんだ。この映画では物質主義的で何不自由なく暮らしていた男が事故によってすべてを失ったのちに、少しずつ段階を経てマーベルのヒーローになっていく。その過程を段階ごとに演じていったよ」と振り返った。マーベル映画は、アイアンマンやキャプテン・アメリカ、ハルクなど人気キャラクターを多く抱えているが、デリクソン監督は「アイアンマンでもハルクでも、その力がどこから来たのか説明する必要があり、それらはいつも科学的で現実的なものだった。でも本作では人智を超えた部分を描いているのが、これまでのマーベル映画との決定的な違いだ」と力説。カンバーバッチは「この映画は物語の起源を描くものであり、原作にも忠実で、アクションもスペクタクルもユーモアも、感動的なドラマもある。期待してくれていいと思うよ」と完成度に大きな自信を見せた。『ドクター・ストレンジ』1月27日(金) 全国ロードショー
2016年10月13日エマ・ストーン主演で製作準備が進められている『Letters from Rosemary』の監督に、トニー賞受賞暦をもつ舞台演出家サム・ゴールドが決まった。今作はゴールドの映画監督デビュー作となる。その他の情報映画は、ジョン・F・ケネディの姉であるローズ・マリー(ローズマリーとしても知られていた)・ケネディを描くもの。彼女は精神に障害を抱えていたが、家族はそれを隠し続けた。23歳の時、彼女は大胆な施術を行うことになり、それはひどい結果を招く。映画は、その施術に至るまでの過程と、その後に家族に及ぼした影響に焦点を当てるものになるようだ。ストーンの最新作は、『ラ・ラ・ランド(原題)』。今作でストーンはヴェネツィア映画祭の女優賞を受賞、作品はトロント映画祭で観客賞を受賞した。オスカーでも相当な健闘が予測されている。次回作はスティーブ・カレルと共演する『Battle of the Sexes』。文:猿渡由紀
2016年10月13日J.J.エイブラムスが製作総指揮を、『インターステラー』の脚本を手がけたジョナサン・ノーランが脚本と監督を務める海外ドラマ『ウエストワールド』が10月13日(木)からスターチャンネルで独占放送される前に、キャストのエド・ハリスのインタビューが届いた。本作でハリスは謎めいた“黒服の男”を演じているが、彼自身も本作に潜む謎のすべてを知っているわけではないようだ。その他の画像本作は、1973年に公開されたマイケル・クライトン監督のSF映画を原案に、西部劇の世界を再現した“ウエストワールド”で起こる人工知能(AI)の目覚めと反乱を描く新シリーズで、ジョナサン・ノーランの妻であるリサ・ジョイが脚本と製作総指揮に名を連ねている。「西部劇のジャンルは好きだし、西部劇とサイエンス・フィクションの混合のようなところが気に入った」というハリスは「ジョナサンとリサが何を考え、どんなアイデアでどこへ向かいたいのか話を聞くことに好奇心をかき立てられた。ビジョンやパッションを持った人と仕事をするのが好きだ」と話す。“黒服の男”は、映画版でユル・ブリンナーが演じたAIの反乱を象徴するガンマンの系譜に通じるような存在で、アンソニー・ホプキンス演じる天才プログラマーのフォード博士が創造した“ウエストワールド”を自由に動き回れるたったひとりの人物だ。ハリスは「ミステリアスなキャラクターだよ。彼が何者なのか、過去に何があったのか、最終的に何を目的にしているのか、話せないことになっているんだ」と前置きしつつも、「ただ言えるのは、彼が30年間パークに通ってきているということ。つまり、明らかに財力のある人だ。でないとそんなに通えないだろ? 彼はこのパークには何かが隠されていると思っていて、ホプキンスのキャラクターが恐らく何かを画策していると疑っている。でも実際何が起きているのかは知らないんだ。だから彼は彼自身についてだけでなく、このパークの正体を暴くミッションの途中なんだ」と明かす。西部劇の世界を体験できるテーマパークで、ホストロボットが反乱を起こす、という映画の基本的な設定は踏襲しているが、ドラマ版は謎が多く、黒服の男がなぜ残虐な行為を続けるのかも、まだ明かされてはない。「ここは自分の中のそういった一面を出せる、法規制の影響を受けないところさ。好きなだけ非道徳的になれる。明らかに彼は、自分のなかの乱暴で悪な一面を発揮して楽しんでいるようだ」。しかし、ドラマはまだ完結していないため、ハリスは「現実に戻った時に、その一面を彼の体からなくしてまともな人間になれるのか、もっとダークなものになるのか、現段階では議論できない」という。演じている名優ですら“全貌”が掴めないほど謎に満ちたドラマ『ウエストワールド』は今後さらに注目を集め、観客もハリスも予想できなかった方向に物語が展開していくのではないだろうか。『ウエストワールド』10月13日(木)より スターチャンネルにて独占日本初放送
2016年10月13日リース・ウィザースプーンが、インディーズのコメディ映画『Home Again』に主演することになった。ウィザースプーンの役は、最近、夫と別居したふたりの子の母。その他の情報彼女の人生に新しい男性が3人現れたことで、彼女の生活は大きな変化が訪れる。共演はキャンディス・バーゲン、マイケル・シーン、リード・スコット。監督、脚本は、チャールズ・シャイアとナンシー・マイヤーズの娘であるヘイリー・マイヤーズ=シャイア。母ナンシーも、プロデューサーに名を連ねる。撮影は今月末にも始まる。ウィザースプーンは最近、HBOのミニシリーズ『Big Little Lies』を撮り終えたところ。監督は、ウィザースプーンが『わたしに会うまでの1600キロ』で組んだジャン=マルク・ヴァレ。『わたしに会うまで~』で共演したローラ・ダーンも出演する。放映開始は来年。文:猿渡由紀
2016年10月12日ミシェル・ウィリアムズが、60年代のロックスター、ジャニス・ジョプリンの伝記映画への主演交渉をしているようだ。監督は、『マーサ、あるいはマーシー・メイ』のショーン・ダーキン。ジョプリンの音楽作品の多くの権利をもつピーター・ニューマンがプロデュースする。その他の情報1970年、ドラッグのODのため、27歳の若さで亡くなったジョプリンについての映画を作る企画は、ずいぶん昔からあった。監督が決まり、主演にもオスカー候補女優のウィリアムズが固まりそうな状態になったことで、ようやく実現が期待できそうだ。ウィリアムズの最新作は、サンダンス映画祭、トロント映画祭などで上映された『Manchester by the Sea』。共演はケイシー・アフレック。次は、ヒュー・ジャックマンが製作と主演を兼任する『The Greatest Showman』の撮影に入る予定だ。文:猿渡由紀
2016年10月11日