大日本印刷(DNP)とコンピューター周辺機器などを製造・販売するグリーンハウスは2月2日、ダイレクトメールやパンフレットなどの印刷物に小型モニターを組み込んだ販促ツール「DNP小型モニター付きパンフレット」を発売した。同ツールでは、印刷物に付属する小型モニターで音声付き動画が表示可能なため、商品の訴求力向上や理解促進が期待できるほか、動画が閲覧できることを封筒などに表示することで、生活者の興味を喚起し、開封率の向上に貢献するという。また、動画の再生・停止・送り・戻し・音声のボリューム調整など標準機能の利用が可能なファンクションボタンを設け、オプションで、動画コンテンツの選択や音声録音の機能を設定することもできる。乾電池で駆動するため、リチウムイオン電池の利用と比較しリスクも少なく、取り扱いも容易。パンフレットやノベルティグッズなどへ活用も可能だ。価格は、個別見積もりが必要で、価格設定の一例としては、表裏4色の印刷物に2.8インチモニターを組み込んだ場合、1万部ロットの単価は4200円(税別)となるという。
2015年02月03日エアバス(本社: 仏トゥールーズは1月30日、ANAホールディングス(以下、ANA)がA321を7機(シャークレット付きのA321従来型が4機と、新型エンジンを搭載したA321neoが3機)追加発注することを発表した。ANAは2014年7月にも30機(A320neoを7機、A321neoを23機)を確定発注している。今回、ANAが7機を追加発注したことにより、同社がすでに発注済みの30機と合わせ、合計37機が現在ANAで運航中の機材と入れ替えられる。シャークレット付きのA321を運航するのも、A321neoを運航するのも、日本ではANAが初めてとなる。エアバスのジョン・リーヒー顧客担当最高業務責任者(COO)は、「ANAのような優れたエアラインがあらためてA320ファミリーを選択されたことを非常にうれしく思います。単通路型機の中で最も快適な客室空間と優れた運航性能を提供するA321は、ANAのオペレーションに最適な機材となるでしょう」と語った。最先端の客室設計を取り入れたA321は座席幅が広く、乗客一人ひとりの快適性が高い設計になっている。また、A320ファミリーの4機種は操縦方式が共通化されているため、運航上における柔軟性も高い。単通型機として人気の高いA320ファミリーは、これまでに1万1,500機以上の受注を獲得し、400社以上の顧客に約6,400機が引き渡された。このクラスで最も広い胴体幅を持つA320ファミリーの1座席の幅は、エコノミークラスでも標準で18インチと広い。A320neoは2014年9月に初飛行に成功。現在は約3,000時間におよぶ飛行テストを行っている。初号機の引き渡しは2015年第4四半期を予定。なお、ANAが始めてエアバス機を発注したのは1987年で、この時A320を10機発注し、1995年にはA321を7機発注したという。
2015年01月30日JALと三菱航空機は、三菱リージョナルジェット(以下、MRJ)32機(確定32機)の購入について正式契約を締結した。両社は2014年8月28日にMRJ32機の導入に関して基本合意をしており、1月28日に正式契約に至った。JALは、次世代リージョナルジェット機であるMRJの性能のみならず、導入後の運航支援などに関する三菱航空機からの提案を高く評価。三菱航空機にとって、MRJの合計受注機数は、今回の契約を含めると407機(確定223機、オプション160機、購入権24機)となっている。なお、JALへの納入は2021年に開始する予定となっている。契約した32機は、JALグループのジェイ・エアが運航する予定。JALグループは、MRJを地方ネットワーク路線の主力機として活用し、利便性の高いネットワーク構築に努めるとともに、商品・サービス品質の向上に取り組み、最高のサービス提供を目指すという。三菱航空機が開発するMRJは、70~90席クラスの次世代民間旅客機。世界最先端の空力設計技術、騒音解析技術などの適用と、最新鋭エンジンの採用により、大幅な燃費低減と騒音・排出ガスの削減を実現する。また、高い運航経済性と環境適合性により、エアラインの競争力と収益力の向上に大きく貢献するという。1列4席の配置、大型のオーバーヘッド・ビンの装備などを採用し、これまでのリージョナルジェット機にはない快適な客室空間を提供する。MRJは今春にも初飛行を予定しており、1月13日には飛行試験機初号機において右舷エンジンの試験運転を初めて実施した。ほかの飛行試験機2,3,4号機においても、最終組み立てを進めている。その進捗として、1月13日に実施した飛行試験機初号機における右舷エンジンの試験運転と、2014年12月25日に実施した全機静強度試験機の主翼上曲げ試験の様子が公開されている。飛行試験機初号機における右舷エンジンの試験運転の動画全機静強度試験機の主翼上曲げ試験の動画
2015年01月28日住友化学は1月22日、米Universal Display(UDC)から印刷法を適用した有機EL照明デバイスに関する技術のライセンス供与を受けることで合意し契約を締結したと発表した。住友化学は、今回の契約で取得した技術ライセンスを活用することにより、照明デバイスの発光効率向上に向けた技術開発を加速させ、有機EL照明事業の拡大を図っていくとしている。
2015年01月22日アジェンダは、Mac用宛名印刷ソフト「宛名職人Ver.21 春」の販売を、限定1,000本で2月13日より開始すると発表した。価格は8,800円。「宛名職人Ver.21 春」は、昨年秋に発売された「宛名職人Ver.21」に引越や結婚、出産報告などに使える挨拶状デザイン60点を追加したというもの。基本的なプログラムの内容は、「宛名職人Ver.21」と同等で、デザインテンプレートは330点以上を収録し、毛筆フォントなど16書体を含む76書体を揃えている。販売は1,000本限定で、DVD-ROMのパッケージで行う。対応OSはOS X MavericksとOS X Yosemiteとなっているが、OS X Yosemiteには、Webサイトからダウンロードで対応する形となる。今回追加される60点のデザインも同様にダウンロードサービスを通じての提供となる。
2015年01月20日アドビ システムズは、東京都・池袋で開催される印刷メディアビジネスの総合イベント「page2015」内にて、出版・印刷業界向けの現場で使える情報を公開するセミナー「page2015 メディアクリエイションゾーンセミナー」を開催する。開催日程は2月4日~6日。会場はサンシャインシティコンベンションセンター。参加無料(要事前申し込み/登録なしの場合は入場料1,000円が必要)。「page2015 メディアクリエイションゾーンセミナー」は、InDesignをはじめとした出版・印刷業界で用いられている同社のツールについて、さまざまな角度から解説するセミナーが多数実施されるもの。各日程とも実施内容は異なり、1日あたり6つのセミナーが開かれる。全日程のセミナーについて、参加費は無料。同セミナーへの参加申し込みは不要だが、「page2015」への入場料(1,000円)は、同イベントのWebサイト上より事前申し込みを行うことで無料となる。また、3日程とも、初回のセミナー(10:40~11:25)は、同社のCreative Cloudエバンジェリスト・仲尾毅氏による「いよいよCSから、CCへCreative Cloudで実現するDTPの業務改善」を、最後の時間枠のセミナー(16:00~16:40)は同社のデジタルメディア マネージャー・岩本崇氏による「CC未導入ユーザー必見 市場の導入率、印刷会社のインフラ情報」を実施。このふたつのセミナーのうちいずれかに参加し、アンケートを記入・提出した人には、同社ノベルティグッズが進呈される。そのほか、InDesignの勉強部屋・森裕司氏が解説する「CC覚えておきたい新機能(PS・AI・ID)」、ニューキャスト代表取締役の川原正隆氏が語る「まとめて解る! InDesign自動化の全て」など、雑誌や電子書籍などのコンテンツ制作の現場で活用できる内容が展開される。そのほかの講演内容については「InDesignの部屋」内の同セミナー情報ページを参照してほしい。
2015年01月13日ブラザー販売は8日、A4レーザープリンタ・複合機「ジャスティオ」シリーズの新製品として、コンパクトきょう体のA4対応モノクロ複合機を5モデル発表した。1月下旬より発売し、価格はオープン。○MFC-L2740DW「MFC-L2740DW」は、プリンタ / コピー / スキャナ / ファックス機能を備えたA4モノクロレーザー複合機。印刷速度はA4モノクロ30枚/分で、ファーストプリントも約10秒と高速。トナーとドラムを別々に交換できる分離型を採用し、ランニングコストを約3円/枚(トナーのみ交換時)に抑えた。自動両面印刷に対応し、2.7型のカラータッチパネル液晶で本体を操作する。無線LAN機能を標準で搭載しており、「Brother iPrint&Scan」 / 「AirPrint」 / 「Googleクラウドプリント」などのクラウドプリントが可能。PCを使わずにDropboxやEvernoteなどのクラウドストレージと直接アクセスできる「クラウド接続機能」にも対応する。スマートフォンなどからのダイレクト印刷が行える「Wi-Fi Direct機能」も利用可能。無線LAN簡単接続はAOSSとWPSに対応する。主な仕様は、プリント方式が半導体レーザー+乾式電子写真式、プリント解像度が2,400dpi×600dpi。給紙容量は標準トレイに250枚、ADFに35枚、手差しトレイに1枚、251枚。使用できる用紙サイズはA4サイズまでで、幅76。2~215.9mm、長さ127~355mm.6の用紙に対応。ウォームアップタイムは電源投入時から29秒以下、スリープモードから10.5秒以下。自動両面印刷も可能。スキャナの光学解像度は最大600×2,400dpi、読み取り方式はDual CISで自動両面スキャンに対応。スキャン速度はカラー7.67秒/ モノクロ2.56秒。インタフェースは、有線LAN、無線LAN、USB 2.0。本体サイズはW409×D398.5×H316.5mm、重量は約11.7kg。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1、Windows Server 2003 / 2008 / 2008 R2 / 2012 / 2012 R2、Mac OS X 10.7.5~10.9.x。○MFC-L2720DN「MFC-L2720DN」は、「MFC-L2740DW」から両面同時スキャン機能と無線LANインタフェースを省略したモデル。重量は約11.5kg。そのほかの仕様は「MFC-L2740DW」とほぼ共通。○DCP-L2540DW「DCP-L2540DW」は、「MFC-L2740DW」から両面同時スキャン機能 / ファックス機能 / クラウド接続機能 / タッチパネルを省略したモデル。重量は約11.2kg。そのほかの仕様は「MFC-L2740DW」とほぼ共通。○DCP-L2520D「DCP-L2520D」は、「MFC-L2740DW」からプリンタ機能以外を省略したモデル。有線 / 無線LANも非搭載。本体サイズはW409×D398.5×H267mm、重量は約10.1kg。印刷速度などの仕様は「MFC-L2740DW」とほぼ共通。○FAX-L2700DN「FAX-L2700DN」は、「MFC-L2740DW」から両面同時スキャン機能 / クラウド接続機能 / 無線LANインタフェース / タッチパネルを省略し、受話器を追加したモデル。本体サイズはW481×D398.5×H316.5mm、重量は約11.9kg。そのほかの仕様は「MFC-L2740DW」とほぼ共通。
2015年01月08日凸版印刷は1月7日、導電性材料を用いて、線幅(ライン)とその間隔(スペース)を10μmで形成する印刷技術を確立したと発表した。印刷技術を利用して電子回路などのエレクトロ二クス製品を生産するプリンテッドエレクトロニクス技術は、スマートフォンやモバイル器機のタッチパネル画面の引き出し配線で活用されている。現在、ラインとスペースをそれぞれ70μmで形成する技術が実用化されており、より微細に形成するための研究が続けられている。10μmという微細印刷を実現した新技術は、導電性を有した線が形成できること、最大で600mm×600mmの大きさで印刷できることが特長。凸版印刷は、これらの特長を組み合わせて偽造防止技術やウェアラブル端末の回路として研究開発を進め、2017年度までの実用化を目指すとしている。
2015年01月07日大日本印刷と子会社のDNPデジタルコムは、BLE Beaconの技術を利用して、複数のフロアがある建物でも正確に位置情報を把握できるスマートフォンナビゲーションアプリを開発したと発表した。同アプリは、東日本旅客鉄道が今月18日から開始し、2015年2月末日まで行う実証実験「東京駅構内ナビ」に採用された。BLE Beaconは、Bluetooth Low Energy(BLE)を使った無線位置検出方式。発信機となるビーコンにスマートフォンが近づくと、その場所に関連する情報を受けることができる。スマートフォンのナビゲーションにはGPSが用いられるが、屋内ではその利用が困難となっており、スマートフォンナビゲーションの課題を克服することが期待される。東日本旅客鉄道の実験で用いられる、iOS向けの「東京駅構内ナビ」アプリでは、東京駅構内に160箇所設置されたビーコンを合わせて使うことで、利用者の位置を数メートルの範囲で正確に把握できるという。専用アプリ「東京駅構内ナビ」は東京駅構内を案内するアプリとなっており、画面上の校内図に現在地情報が表示され、目的地の設定を行うと、そこまでの経路が表示される。また、駅構内に設置されている出口や乗り場を示す案内サインを画面にも表示し、利用者は目の前の場所と画面とを比較しながら経路確認が行える。同アプリの案内対象は、JR東日本東京駅1階、地下1階、改札内コンコース。アプリの対応OSはiOS 7.1.2以降。ダウンロード、利用料は無料。
2014年12月20日ライオン事務機は15日、新開発の手動ハンドルに電動アシスト機能を搭載したハイブリッド式断裁機「PC-A3HB」を発表した。2015年1月13日から発売する。価格は298,000円(税別)。刃が駆動する電動操作と、ハンドル操作による手動操作で用紙を切る裁断機。刃が小刻みに左右に動いて裁断するため、手動式裁断機のように力をこめて押し込む必要がない。断裁テーブルは分割可能で、B4横・B5縦までの断裁サイズであれば、補助テーブルを外すことで設置スペースを節約して作業できる。手動で動かすハンドルは安全ロックを解除しないと操作できなくなっており、排紙テーブル側には透明樹脂製の安全カバーを設置。カバーを閉じないと刃が作動しないなど、安全にも配慮されている。裁断できる用紙は、PPC用紙 / 再生紙 / 藁半紙などで、裁断時間の目安はPPC用紙200枚の場合約27秒、300枚で約40秒。断裁幅は最大で430mm(A3判長辺サイズ)、最小で50mm。断裁能力はPPC用紙300枚。本体サイズはW650×D590×H290mm、重量は19kg。
2014年12月15日富士通エフ・アイ・ピー(富士通FIP)と凸版印刷は12月3日、エービーシー・マート(ABC-MART)が全国約800店舗で取り扱いを開始する「エービーシー・マート ギフトカード」向けに、「ギフトカードASPサービス」を提供すると発表した。ギフトカードASPサービスは、富士通FIPと凸版印刷が共同で開始したもので、ギフトカードの残高管理を行うリアルタイムプロセッシングサービス。ISO/IEC27001などの各種国際認証を満たした富士通FIPのセキュアなデータセンターで運用しており、信頼性の高いサービスとして110社を越える企業に導入されている。それに加えて富士通FIPと凸版印刷が連携することで、ギフトカード事業導入に関するビジネスサポートから、ギフトカードの製造・発行、プロモーションサポートまで、ワンストップでサービスを提供できるようになった。ABC-MARTの「エービーシー・マート ギフトカード」は、ギフトカードを贈られた受取人が、自身で商品を選ぶことができる。そのため、店舗で取り扱うすべての商品から、自分の好みにあったものを受け取れる。また、オンラインストア「ABC-MART.net」での利用開始も予定されており、商品選択時の利便性も向上する。富士通FIPと凸版印刷は、「普及期に入った国内のギフトカードサービスの拡大を目指し、全国の流通・サービス業を中心に販売を強化していく」としている。
2014年12月04日日立産機システムは11月17日、給油式スクリュー圧縮機「HISCREW NEXTseries」22、37kW(空冷機)の省エネルギー性能と操作性を向上した「HISCREW NEXTII series」22、37kW(空冷機)[全2タイプ:可変速機、一定速機]を開発し、同日より受注を開始したと発表した。空気圧縮機は一般産業製造ラインの動力源を始め幅広い用途に使用されており、同社によれば、そのエネルギー使用量は国内年間消費電力量のおよそ5%に相当するという。「HISCREW NEXTII series」22、37kW(空冷機)は、2015年4月からのトップランナーモーター規制導入に先駆け、全タイプにトップランナーモーター(IE3相当以上)を標準搭載し、エネルギー消費量を抑制し、CO2発生量を削減することができる。また、新型エアエンドの開発により吐き出し空気量を最大3%増大した。さらに、同社の省エネ機能(末端圧力予測制御機能)を搭載し低負荷時の省エネ化を実現。ユーザーの操作性も考慮し、IT・通信機能搭載、カラータッチパネルの採用により省エネ性だけでなく使いやすさの向上も図られている。
2014年11月17日日本郵便の「郵便局の年賀状印刷」の新CMが、17日から全国の放送局で放映される。イメージキャラクターにタレントのマツコ・デラックスさんを起用し、「わがままな人」篇と題した15秒と30秒の2バージョンのCMを展開する。新CMは、とある郵便局の窓口が舞台。「年賀状をつくるのがめんどくさいから郵便局に丸投げしたい。印刷ができたら自宅に送ってほしい」と口にする“わがまま”なマツコ・デラックスさんと、郵便局の年賀状印刷カタログを提示しながら懇切丁寧に応対する女性郵便局員の掛け合いを通じて、サービス内容と魅力を伝える。バラエティー番組同様、歯に衣着せぬ物言いで展開されるマツコ・デラックスさんの“お約束”的な面白さと、そのわがままな発言が次々と実現してしまう想定外のサービスに、驚きを隠せないマツコさんの表情や仕草が印象的でユーモアに溢れるCMだ。CM撮影の打ち合わせ時には、「私だったらこう言うわ」「この言い方はちょっとしないかも」など普段の自分と照らし合わせながら、より自然な言い回しを追求したというマツコ・デラックスさん。さらに本番ではアドリブの演技が連発で、撮影現場は終始笑いに包まれていたという。撮影後のインタビューで、CMキャラクターに選ばれた感想を訊ねられたマツコさんは「日本もなかなか開けた国になりましたよ。郵便局って昔は郵政省の直轄で、そこから生まれた会社が、私みたいなのをCMに起用してくれるなんて、これこそ民主主義よね。とても嬉しいです」とコメント。来年の年賀状は日本郵便の社長に書きたいと答え、「CMに使ってくれた感謝プラス営業。やらしいって思う人もいるかもしれないけど、特に若い世代は年賀状とか暑中見舞いとか、季節ごとの行事を誤解してる気がする。メールで済ませたり、ヘタしたら今だとLINEで『あけおめ』とかって書いて終わる人とかいるでしょ。実際に紙にしたためられたものが届くかどうかっていうのは、それがどんな思いであろうと、その人に出そうと思って、労力を費やした時間っていうのは平等なわけじゃない。それっておっきくない? どんなに時代が発展して、便利になろうが、手紙やはがきの文化って、最後の最後に響くっていうか、じわじわボディブローのように効いてくるんだって。今は出していない若い子も、社会に出た後で気づくんだよ。年賀状一枚がどんだけデカいかってことに」と持ち味の毒舌を交えながら独特の切り口で自論も展開した。「郵便局の年賀状印刷」は、カタログでは約220種類、ウェブでは約520種類の中から選んだデザインを、年賀はがきに印刷して自宅や指定の住所に配送してくれるサービス。ウェブサイトで申し込むと、受付から2日以内に年賀状が発送され、その後指定した住所まで届く。また郵便局で申し込んだ場合は申込日から10日程度で届く(郵便局での11月20日までの申し込み分に関しては、すべて11月30日ごろに届くとのこと)。9月から全国の郵便局とウェブサイト「総合印刷サービス」で申込みの受付を行っている。
2014年11月14日凸版印刷が運営する文化複合施設「トッパン小石川ビル・ミュージアム」(東京都文京区水道1-3-3トッパン小石川ビル)内2階に、レストラン「小石川テラス」が11月11日オープンする。同施設は凸版印刷が2000年に開業。日本初の「印刷博物館」と、クラシック専用コンサートホール「トッパンホール」の二つの施設が入る。レストランのコンセプトは「食文化をたのしむ」。日本各地で古くから栽培・食されてきた伝統野菜や旬の野菜を中心とした料理やお酒を、各地の若手陶芸作家による器で提供し、五感で体感しながら日本の食文化を楽しむことが出来る。内装デザインはコクヨファニチャーが担当。テラスを備え広々とした開放感溢れる作りな一方、文化施設としての格調高い落ち着きのある空間構成となる。また、日本各地の食に関する写真や書籍、日本の伝統模様をモチーフにしたグラフィックカーペットなど、知的好奇心を刺激する要素を随所に散りばめている。営業時間はランチライムが11時30分から14時(ラストオーダーは13時30分)、カフェタイムが14時30分から17時30分、ディナータイムが18時から22時(ラストオーダーは21時30分)で、定休日は日曜日・祝日(土曜日の営業は要問い合わせ)。今後は、凸版印刷が手掛ける日本の食文化を発信するウェブサイト「SHUN GATE」とも連携しながら、全国の生産者と消費者をつなげる機会を生み出す取り組みを積極的に行っていく予定という。
2014年11月10日大日本印刷(DNP)は11月7日、印刷やフォトプリント事業を通じて培ってきた画像処理の要素技術をパッケージ化すると発表した。企業が自社の製品やサービスに組み込めるライブラリとして販売する。第1弾は、簡単な操作で画像中の主要な被写体部分を高精細に切り抜くことができる「画像切抜きライブラリ」、画像の中から人の顔を識別して性別や年代を推定する「顔画像属性推定ライブラリ」の2種。「画像切抜きライブラリ」は、画像中の被写体の輪郭をラフに指定するだけで、高精細に被写体を切り抜き、高品質な"切り抜きマスク"を生成。これを使用して、他の画像データを使って違和感のない合成画像を作成できる。例えば、テーマパークやゲームセンターのエンターテイメント用システム・機器への組み込みや、髪型や衣装などのシミュレーションを行うスマートフォン向けアプリケーションへの組み込み利用が考えられる。「顔画像属性推定ライブラリ」は、画像中の人の顔を認識し、その性別や年代を自動的に推定。正面から捉えた顔を対象として、男女別に各7区分(~10代未満、10代、20代、30代、40代、50代、60代以上)の推定を行う。例えば、性別・年代別に広告や推奨商品の情報を表示するデジタルサイネージ機器への組み込みや、来店者の性別・年代を把握し、サービスの利用実態を自動計測するリサーチツールへの組み込みが利用が考えられる。価格は、画像切抜きライブラリが640万円(200ライセンス込)から、顔画像属性推定ライブラリが660万円(30ライセンス込)から(いずれも税別)。DNPでは、本プログラムをデジタル画像処理を行う企業や、デジタル画像処理のプログラムやソフトを開発している企業を中心に幅広く提供し、3年間で約3億円の売上を目指し、要素技術のパッケージ化を進め、商品ラインアップを増やしていく。
2014年11月10日アジェンダは、Mac用宛名印刷ソフト「宛名職人Ver.21 App Store版」の販売を開始した。価格は9,400円。現在、発売を記念して特別セール価格、8,400円で提供を行っている。セール期間は本日4日まで。「宛名職人Ver.21 App Store版」は「宛名職人Ver.21」の他のラインアップと同様の機能を備えるのと同時に、アップルが提供するクラウドサービス「iCloud」に対応している。これにより、、複数のMacで住所録やデザイン面などのデータが一元的に管理できるようになった。厳選されたデザインテンプレートは330点以上を収録。毛筆フォントなど16書体を含む76 書体を揃える。対応OSはOS X MavericksとOS X Yosemiteとなっている。
2014年11月04日凸版印刷、富士通エフ・アイ・ピー(以下富士通FIP)、ジー・プランの3社はこのたび、ポイント交換に関してサービス連携を開始した。このサービス連携により、ジー・プランが発行する「Gポイント」を、凸版印刷と富士通FIPが提供する「ギフトカードASPサービス」を利用している企業が発行する「ギフトカード」(サーバ管理型プリペイドカード)へ、リアルタイムにチャージすることができる新サービスを開始する。同サービスの採用第1弾として、11月4日よりタリーズコーヒージャパンの「TULLY’SCARD」へGポイントからのチャージがスタートする。「ギフトカードASPサービス」は、110社以上の企業に導入され国内随一の実績がある、ギフトカードの残高管理を行うリアルタイムプロセッシングサービス。「Gポイント」は、約268万人が利用する、日本最大規模のポイント交換サービス。消費者は、ジー・プランが提携するさまざまな企業のポイントを「Gポイント」に交換して集約。たまった「Gポイント」を提携企業のポイントなどに交換して使うことができる。このたびのサービス連携により、消費者は、ためた「Gポイント」を希望する「ギフトカード」へリアルタイムにチャージし、その「ギフトカード」を取り扱う店舗やWEBサイトで即座に利用することができるようになるとしている。凸版印刷、富士通FIP、ジー・プランの3社は、消費者の利便性向上と「ギフトカード」、「Gポイント」の利用促進、活性化を目指していくとしている。
2014年10月27日エコバックスジャパンは、ロボット掃除機「DEEBOT D79」を10月末に発売すると発表した。ロボット掃除機のほかにハンディ掃除機「スーパーソニック」が付属する。スーパーソニックを充電台に取り付けると、ロボット掃除機のダストボックス内のゴミを回収する機能も持つ。希望小売価格は税別62,800円だ。DEEBOT D79は、床掃除を行うロボット掃除機と、天井やソファーなどを掃除するためのハンディ掃除機「スーパーソニック」がセットになった製品。ロボット掃除機は、高性能な赤外線衝突防止システムによって障害物のサイズや形状を認識して、状況に合わせたプログラムで掃除を行う。オート、強力掃除、集中掃除、隅掃除の4モードを搭載する。コード付きのハンディ掃除機「スーパーソニック」は、部屋の天井や壁、すき間など、ロボット掃除機では掃除できない箇所の掃除を行う。付属のショルダーベルトを使用すれば、本体を肩にかけながら高所の掃除もできる。スーパーソニック用のアタッチメントとしてホース、伸縮ノズル、すき間ノズル、ブラシノズル、壁天井ノズルが付属。ハンディ掃除機として使用しない時は、ロボット掃除機の充電台「オートステーション」に取り付けておく。オートステーションに取り付けると、掃除を終えて充電台に帰還したロボット掃除機のダストボックスにたまったゴミを自動で回収する。サイズはW336×D336×H96mm、重量は3.1kg。ダストボックス容量はロボット掃除機が0.7L、スーパーソニックが1L。ロボット掃除機は約5~6時間でフル充電され、最大120分の連続運転が可能だ。運転音は60dB。リモコンが付属する。
2014年10月24日凸版印刷は10月23日、組織標本から全自動でがん遺伝子の変異型の検出を行う小型全自動遺伝子解析システムを開発したと発表した。現在、抗がん剤の効果予測などのために、ホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)サンプルからがんの遺伝子変異の検出が行われているが、DNAを分離し取り出す操作が、非常に煩雑であるとともに、劇物薬品の取り扱いも必要となるため、熟練した技術が要求され、検査センターや一部の病院検査室で行われている。今回、同社は、理化学研究所、理研ジェネシスと共同開発してきた全自動小型遺伝子型解析システムを応用し、FFPEサンプルから、がん組織細胞の遺伝子変異を全自動で検出するシステムを開発した。これにより、検査工程の大幅な簡易化を実現し、検査時間を従来方法の約4分の1となる、約2時間に短縮することができるという。また、10月下旬からがん研究会有明病院と共同で、臨床検体を用いた本解析システムの実証試験を実施する予定だ。同社は「今後も臨床現場でのニーズが高まっている解析困難な遺伝子検査、たとえば、血清中に存在する極微量のがん遺伝子の変異を検出できる全自動解析システムの研究開発にも着手していく」とコメントしている。
2014年10月23日大日本印刷株式会社は、1876年の秀英舎創業による活版印刷の開始以来、"文明の業を営む"という言葉を掲げ、情報コミュニケーション部門、生活・産業部門、エレクトロニクス部門と着実に裾野を広げてきた。近年は、環境やエネルギー、ライフサイエンス、セキュリティ関連までそのテクノロジーは広がっており、デジタルサイネージはもちろん、住宅やオフィスなどの住空間にも及んでいる。そんな大日本印刷株式会社(DNP)が今年で8回目を迎えるイベント「次世代コミュニケーション展 2014 進化する生活者に寄り添うオムニチャネル・コミュニケーション」を開催する。11月10日(月)、11日(火)、12日(水)、13日(木)の4日間にわたって行われ、DNPの多岐にわたる最先端の技術が、"近未来のお買い物"の姿を披露してくれる。「スマートお買い物体験ゾーン」には、アパレル、ブックストア、スーパーマーケット、サービスカウンター型の店舗を模したブースが設置され、これらのショップのバックヤードでの動きも把握できるようになっている。30代主婦、40代男性会社員、20代女性会社員、60代男性シニアと4タイプの生活者の新しい買い物を疑似体験できるほか、スマートグラスやiBeacon、AR、プロジェクションマッピングなどを活用したソリューションも展示される。4日間にわたり開催されるイベントでは、オムニチャネルやマーケティングから最新ITを駆使した次世代コミュニケーションに関わる講演が数多く予定されている。11月10日には、「米国のショッパー・マーケティングの現状とモバイルの可能性 - 新たなデバイスの登場により、求められるマーケティングの新展開」と題したピッツバーグ大学 Katz School of Business教授、J.Jeffrey Inman氏の基調講演が予定されている。同氏は、消費者行動研究学会「Association for Consumer Research」の前会長を務めるなど、消費者行動研究や現代マーケティングで名を馳せる研究者。「Journal of Marketing」、「Journal of Marketing Research」の副編集長をはじめ、数々のマーケティング誌の編集委員を務めるなどマーケティング先進国である米国を中心に活躍している。企業との共同研究も多い同氏は、現在モバイルやインターネットの及ぼす消費者行動の変化をテーマに取り組んでいる。当日は、消費者の健康向上を目的とした活動によって、顧客と信頼関係を構築しながら売上げを伸ばした最新研究事例や、スマートフォンなど新たなデバイスの登場で新展開が求められる"ショッパー・マーケティング"の今後の展開などが語られる。11日には、シスコシステムズ合同会社 シスココンサルティングサービス シニアパートナーの八子 知礼氏による「IoE(Internet of Everything)時代のオムニチャネル - 進化するお客様とのコミュニケーションと顧客接点」が予定されている。八子氏は、新世代M2Mコンソーシアム理事、IPA「次世代IT人材スキルセット検討会」委員、MCPC「モバイルクラウド研究会」、「モバイルソリューション活用委員会」アドバイザーなどを歴任。通信、メディア、ハイテク業界を中心としたマネジメントコンサルタントを行う同氏は、講演やメディアへの寄稿も多数におよぶ。当日は、IoE(Internet of Everything)時代を見据えて、タイムラインを近未来にずらしてみたオムニチャネル実現象を紹介する。クラウドがモバイルによって加速する「モバイルクラウド」を提唱してきた八子氏からのオムニチャネルへの提言に注目。12日には、本格的な普及期を迎えた"ビッグデータ"をテーマに「先進事例に見るビッグデータ活用の近未来像」が特別セミナーとして予定されている。日経BP社 日経ビッグデータ副編集長である市嶋 洋平氏は、3月に創刊した同誌において政府や企業での先進事例の取材に取り組んできた。市嶋氏からは"IoTを活用した新サービスの創出"、"マーケティングの高度化"、"パーソナルデータ保護・利活用"をビッグデータの3大テーマとして捉えた近未来像の考察が述べられる予定だ。最終日となる13日には、"サービスデザイン"に関する講演も予定されている。サービス利用者が感じる体験価値をシステムや事業やサービスまでに高めるサービスデザインは新たな価値を生み出す概念として注目されはじめている。慶応義塾大学 経済学部教授 武山 政直氏による「サービスデザイン概論 - サービスデザインとは何なのか? 最新のトレンドは?」では、ヨーロッパを中心に発展を遂げてきた人間中心主義設定のアプローチである"サービスデザイン"を、基礎からグローバルでの最新の潮流までビジネス視点での講義が行われる。武山氏は、都市メディア論やマーケティング論をバックグラウンドに持ちながら、ICTを活用したサービスデザインの研究に取り組んでおり、価値創造からビジネスの創造までを作り出す可能性があるこの"サービスデザイン"というキーワードを学ぶことができる。また、大日本印刷株式会社 C&I事業部 ICT開発本部 サービスデザイン・ラボ 室長 山口 博志氏からは、同社のサービスデザイン・ラボでの取り組みが紹介される。サービスデザイン・ラボは、生活者×企業×有識者×クリエイターとともに、共創型「サービスデザイン」手法の研究開発に取り組んでいる。フィールドワークやワークショップ、インターネットでの調査からはじまり、発想やアイデアの創出、プロトタイプを用いた実証実験と実践的なラボラトリーからビジネスへとの流れを作り出すサービスデザイン・ラボ。セッションでは、ケーススタディを交えながら紹介され参加者が体験できるワークショップも用意される予定だ。○開催概要「次世代コミュニケーション展 2014」会場:DNP五反田ビル(品川区西五反田3-5-20)日時:2014年11月10日(月)~13日(木)主催:大日本印刷株式会社
2014年10月21日航空機というと、空を飛ぶ「ハードウェア」との認識が色濃い製品ではないかと思われる。しかしこれも他の分野と同様、コンピュータ制御で機能する部分が増えてきたため、ソフトウェアなしでは動作しない状況になっているのが実情だ。○ソフト屋さんの仕事が増えているすでに本連載でいろいろ取り上げてきている通り、いまどきの航空機は操縦でもエンジンでもその他の部分でも、コンピュータ制御になっている部分が非常に多い。よくいわれるように「コンピュータ、ソフトなければただの箱」だから、コンピュータ制御で動作する部分が増えれば、それだけソフトウェアを記述しなければならない部分も増える。つまりソフト屋さんの仕事が増える。その典型例がF-35で、F-35のために記述しなければならないソフトウェア・コードのソースコードは1800万行分だとか2200万行分だとか2400万行分だとか、さまざまな数字が出回っている。昔よりも最近の方が、出回る数字が大きくなってきているように思える。ことにF-35の場合、機体やエンジンはいうまでもなく、レーダーを初めとする各種センサー、そのセンサー群からの情報をとりまとめるデータ融合機能、通信・航法・識別(CNI : Communication, Navigation and Identification)、搭載する各種の武器、そして地上で使用する任務計画立案や保守・整備・兵站支援関連の機能など、幅広い分野でさまざまなソフトウェアを記述しなければならない。そして、それぞれの機能ごとに別々のメーカーが関わっている以上、ソフトウェアの開発に関わるメーカーも複数存在することになる。また、センサーとCNIと兵装は互いに連接して連携動作しなければならないから、「すり合わせ」という問題も生じる。民航機でも似たような話はあるだろう。すでに連載「軍事とIT」で言及したことがあるので御存知の方も多いだろうが、F-35で使用するソフトウェアは、これまでアメリカの軍用コンピュータで多用していたAda言語ではなく、C++言語で記述している。そちらの方が開発者を確保しやすいという理由ではないかと思われるが、ただ頭数だけいればよいという問題ではない。むしろ、頭数が多くなれば、違った種類の問題が出てくる。○多数の開発者が関わる際の課題なにも航空機やウェポン・システムで使用するソフトウェアを開発するときだけの問題ではないが、多数の開発者が参加してひとつの大プロジェクトを推進しようということになると、開発体制、開発のためのインフラ、という課題が生じる。たとえば、すべての開発者をひとつところに集めて作業させるわけではないから、各地に分散した開発者と、それらのとりまとめを担当するシステム・インテグレーターを結ぶ、安全で信頼性の高いネットワークを確保しなければならない。また、多数の開発者が記述したソースコードを受け入れて、管理するためのインフラやシステムも必要になるのはいうまでもない。当然、バージョン管理の機能だって必要である。また、長期に渡って使用するソフトウェアだから、担当の開発者が途中で交代することを前提にしなければならない。そこで、誰が見ても意味を理解できるコードを書けるように、ソフトウェア開発者向けのガイドラインを作って配布している。コードの書き方だけでなくコメントの書き方まで指示している、念の入った代物だ。そして、開発者がどんなに頑張ってもバグは出るものだから、バグ情報の管理・レポーティングを司るシステムも整備しなければならない。開発者が各所に分散していれば、その分散した開発者の誰もがアクセスできる環境を構築しなければならないが、これはネットワーク・インフラの問題と一体といって良いかも知れない。なお、バグ管理ということになると、開発者だけでなく、試験担当者も関わってくる。しかも、F-35では飛行試験を実施している場所が一ヶ所ではなくて、エドワーズ空軍基地(カリフォルニア州)だったり、パタクセントリバー海軍航空基地(メリーランド州)だったり、ときには洋上の揚陸艦や空母だったりするのだ。そして前回に取り上げたように、一回の飛行試験でもべらぼうな量のデータが集まるから、それらを蓄積するリポジトリや、解析するためのツール、解析結果をソフトウェア開発に反映させるためのワークフロー、といった課題も出てくるだろう。なんにしても、こういったシステムを構築する際に専用のツールやソフトウェアを開発すれば、今度はそちらの開発やテストにかかる手間が膨大なものになってしまい、開発のための開発という無限ループが起きてしまう。だから、F-35計画では既製品のソフトウェアを活用して開発環境を整備しているという。たまたま情報がいろいろとあったのでF-35計画を引き合いに出したが、当節、ソフトウェアのお世話にならないで飛べる航空機というものは存在しないから、軍用機だろうが民航機だろうが、程度や規模の差はあっても、ソフトウェア開発のための環境整備・体制整備といった苦労はついて回る。そして、そのソフトウェアが開発計画全体の動向を左右したり、足を引っ張ったりする場面が日常化している。ソフトウェア制御化によって便利になったことはいろいろあるのだが、開発やテストが大変になったとはいえるかも知れない。○執筆者紹介井上孝司IT分野から鉄道・航空といった各種交通機関や軍事分野に進出して著述活動を展開中のテクニカルライター。マイクロソフト株式会社を経て1999年春に独立。「戦うコンピュータ2011」(潮書房光人社)のように情報通信技術を切口にする展開に加えて、さまざまな分野の記事を手掛ける。マイナビニュースに加えて「軍事研究」「丸」「Jwings」「エアワールド」「新幹線EX」などに寄稿しているほか、最新刊「現代ミリタリー・ロジスティクス入門」(潮書房光人社)がある。
2014年10月20日ボーイングは現地時間の10月2日、737型機の月間製造機数を2018年に52機に増加することを発表。この決定は市場の需要に応えるもので、増産が開始されると737型機の年間製造機数は620機を超え、プログラム史上最多となる。○2017年には47機に増加なお、737型機は現在、シアトル近郊のレントン工場にて月産42機のペースで製造されているが、2017年には47機に増加することが既に決定している。航空機市場では単通路機の需要増が継続すると予想されており、ボーイングの「2014年度最新市場予測」では、2033年までの20年間で25,000機以上(金額ベースで2兆5,600億ドル)の新造機が必要と予測している。優れた効率性と信頼性を有するボーイング737型機ファミリーは史上最高の販売実績を誇る民間航空機で、6,800機超の次世代737型機、2,200機超の737 MAXを含め、今日までに累計で266社より1万2,100機以上の受注を獲得している。なお、現時点での737型機の受注残は4,000機以上となっている。
2014年10月03日三菱航空機(MRJ)は9月29日、米イースタン航空と次世代リージョナルジェット機「MRJ90」の40機の購入(確定20機、購入権20機)で正式契約を締結したと発表した。両社は、7月に英国で開催されたファンボロー・エアショー2014で購入に関する覚書を締結しており、9月22日に正式契約に至った。イースタン航空への納入は、2019年に開始する予定。MRJはこれまでに、全日本空輸(ANA)から25機(確定15機、オプション10機)、米トランス・ステーツ・ホールディングスから100機(確定50機、オプション50機)、米スカイウェストから200機(確定100機、オプション100機)、ミャンマーのエア・マンダレイから10機(確定6機、購入権4機)を受注しており、今回の契約を含めるて合計375機(確定191機、オプション160機、購入権24機)となった。また、これらの受注に加えて、JALグループと32機(確定)の導入で基本合意している。
2014年09月29日三菱航空機は米国のイースタン航空と次世代リージョナルジェット機「MRJ90」の40機の購入(確定20機、購入権20機※)で正式契約を締結した。両社は7月に英国で開催されたファンボロー・エアショー2014で購入に関する覚書を締結しており、9月22日に正式契約に至った。○納入は2019年に開始予定イースタン航空への納入は、2019年に開始する予定。イースタン航空社長兼CEOのエドワード・J・ウェーゲル氏は、「MRJはクラス最高の運航経済性、客室快適性、そして手荷物の収納性を誇る次世代リージョナルジェット機です。MRJが2019年以降、イースタン航空の機材に加わることを大変うれしく思います。当社では同機をイースタン・ウィスパージェット(Eastern Whisperjet)と呼称する予定です」とコメントしている。また、三菱航空機社長の川井昭陽氏によると、MRJの開発は順調に進んでいるという。「最先端の空力設計と画期的なエンジンの組み合わせは、大幅な燃費低減と騒音・排ガスの削減を実現し、将来的にはエアラインの競争力と収益力に貢献できると確信しています」と、川井氏は話している。MRJはこれまでに、ANAから25機(確定15機、オプション10機)、米トランス・ステーツ・ホールディングス社から100機(確定50機、オプション50機)、米スカイウェスト社から200 機(確定100機、オプション100機)、ミャンマーのエア・マンダレイ社から10機(確定6機、購入権4機)を受注。これまでの合計受注機数は335機(確定171機、オプション160機、購入権4機)だったが、今回の契約を含めると375機(確定191機、オプション160機、購入権24 機)となる。なお、これらの受注に加えて、JALグループと32機(確定)の導入で基本合意している。※製造スロットの確保はないが、特定の期間内に確定した発注条件と同条件で航空機を購入できる権利
2014年09月26日アジェンダは、OS X Mountain Lion対応のMac用宛名印刷ソフト「宛名職人 for 10.8」パッケージ版の販売を10月3日より開始すると発表した。価格は8,800円。同時にアジェンダ直営オンラインショップ限定でダウンロード版も発売となる。こちらの価格は6,750円。「宛名職人 for 10.8」は、昨年発売した「宛名職人 Ver.20」をベースに、2015年の干支である「未」の年賀状デザインを含む新規テンプレート330点以上を収録している。データをスムーズに復元できるバージョン管理機能や、編集中のデータの自動保存など、Mac 特有の機能に対応。収録フォントは76書体(日本語16書体、英数60書体)で、イラストはダウンロードサービスを利用した場合、13,000点以上が使用できる。対応OSはOS X Mountain Lionのみ。
2014年08月22日秋田大学と凸版印刷は3月27日、鉱山開発の現場を仮想体験できる「バーチャル鉱山実習システム」を共同で開発したと発表した。通常入ることが難しい、鉱山開発の現場を作業者視点で疑似体験できるVR(バーチャルリアリティシステム)として、秋田大学が4月より開設する国際資源学部の講義などで活用する。なお鉱山をVRシステムとして再現し、大学の講義での活用は国内初となる。今回、現在開発をされている3つの鉱山で高精細画像の撮影や、高品位な3次元形状計測を実施。秋田大学の監修のもと、それぞれの鉱山における採掘法の3次元モデルや坑道屈進、採掘、運搬などの各工程、各種重機類の外観などを3次元CGで再現した。さらに同システムでは、コントローラーで仮想の鉱山内を自由に移動し、作業者の視点で鉱山開発の現場を見ることができる。臨場感あふれる映像とインタラクティブな操作により、学生に対し、通常入ることが難しい、鉱山開発の現場を疑似体験させ、その後の資源に対する興味と学習意欲の向上を目指す。
2014年03月28日大日本印刷(DNP)と同社100%子会社のディー・エヌ・ケーは11月5日、ドライラミネート機向け脱臭装置の排熱を、乾燥用温風の熱源として再利用するシステムを開発したと発表した。ドライラミネート機の乾燥装置の排気にはVOC(揮発性有機化合物)が含まれているため、濃縮装置でVOCを濃縮したうえで、脱臭装置でVOCを800℃で燃焼・除去し、脱臭を行っている。従来、VOC燃焼に使用した熱エネルギーの余剰分は蒸気ボイラーの熱源として利用されていたが、100℃前後の排気はそのまま大気中に排出されていたという。今回開発された排熱利用システムは、この100℃前後の排気を乾燥用温風の熱源として再利用するもので、これにより乾燥装置のエネルギー使用量を30%削減することを可能にした。また、脱臭装置から回収する排気の温度は一定ではないため、排気で熱交換した空気を外気温のままの空気と混ぜ合わせて温度を調整する熱交換器を設置することで、温風の温度を一定に保つことを実現。これにより、排熱の利用効率の最大化が図られたとする。同システムはすでに2013年7月より、軟包材を生産する筑後工場にて効果検証が進められているが、同工場では、1つの乾燥装置から複数の乾燥ゾーンに乾燥用の温風を送る必要があるものの、乾燥ゾーンごとに個別の温度設定が必要となるため、ドライラミネート機にすでに備わっている温度調整機能で温風の温度を微調整することで、各乾燥ゾーンの乾燥温度の情報を取得し、排熱の利用効率が最大となる温度で送風し、ドライラミネート機側の温度調整機能を使って、それぞれ適切な温度に調整する仕組みを取り入れることで、低コストかつ従来通りの温度安定性を実現したほか、設備の小型化を実現したとする。さらに両社では、同システム専用のモニタリングシステムの開発も進めており、将来的には管理部門がネットワーク経由で運転状況やエネルギー削減量をリアルタイムで確認することを可能にする予定としており、今後、ほかの工場へのシステムの導入を進めるほか、グラビア印刷機やオフセット印刷機など、ほかの生産機の乾燥装置に対応した排熱利用システムの開発も進め、エネルギー使用量の削減を図っていきたいとコメントしている。
2013年11月05日大日本印刷は20日、同社の発行する「メディアバリューレポートVol.54」にて、「2012年のコミュニケーションと購買行動」について調査・分析した結果を発表した。同紙では、2012年の生活者のコミュニケーションや買い物の仕方に関わる変化を、「時間と空間をつなぐスマートフォンの普及」「インタレストメディアの活性化」「オンラインショッピングの進化とリアルサービスとの融合」などの視点から考察している。同社の調査では、2012年10月におけるスマートフォンの所有者は20.2%から42.7%へと、1年前と比較して倍増していることがわかった。スマートフォンによる時間と空間のシームレス化は幅広い年代に広がっているといえるとしている。また、Facebookの国内ユーザーが1,600万人を超えるなど、スマートフォンの普及とともにSNSの利用も拡大し、生活者はリアルを超えて、趣味や嗜好などの”インタレスト(興味・関心)”でつながるようになってきている。こうした変化の背景には、LINEやPinterestなどの、インタレストを持つ生活者同士のつながりを後押しする、多様なサービスの隆盛が要因のひとつとして考えられるとのこと。インターネットで買い物をする生活者の割合は、2002年に比べて2倍以上に伸長。生活者のネットショッピングへの抵抗感が薄れていく中、家電量販店はインターネットで販売する商品の送料を無料化するなど、生活者がネットショッピングを快適に利用するためのサービスを充実させている。一方、ファッションの通販サイトを運営する企業がリアルで展示会を行うなど、ネットとリアルを融合させた取り組みが活発に実施された。同紙ではこのほか、「”共感”でつながる企業と生活者」「業態間のボーダーを超える店舗の進化」「新たなブランドの役割が買い物を支える」などを、2012年の生活者のコミュニケーションや買い物の仕方に関わる変化として指摘。2012年は、「リアル/ネット」「企業/生活者」「メーカー/流通」において、双方の間に存在していた“境界”を超えた新たな結びつきが生まれ、進化した1年であったと分析している。詳細なレポートは、「メディアバリューレポートVol.54」で閲覧できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月25日海外の方が日本に来て、驚くことの1つに「自動販売機の多さ」があります。これほど街に自動販売機があふれている国はほかにありません。自動販売機について、富士電機株式会社 食品流通事業本部自販機事業部管理部の向出光男さんにお話を伺いました。富士電機さんは自動販売機の製造・販売の最大手メーカーです。■サンプル商品を液晶表示する最新機種!――最近、商品サンプルが実物ではなくて、液晶画面に表示されているという最新鋭の自販機が駅に設置されていますが、あれは富士電機さんの製品ですか?向出さん企画はJR東日本ウォータービジネスさんで、製造は弊社が行っています。――最初に駅で見た時はビックリしました。向出さんそうですね。インパクトありますよね。おかげさまでご好評を頂いております。■自動販売機の製造・販売は大阪万博から――自動販売機の製造、販売を始めようとしたきっかけは何だったのでしょうか。向出さん1969年の牛乳自動販売機が弊社の第1号機です。さらに、翌1970年の大阪万博にカップ式コーヒーの自動販売機を230台設置し、設置・メンテナンスの運営ノウハウを蓄積しました。――なぜ自販機だったんですか?向出さんそれまで弊社の三重工場では家電製品を中心に製造・販売していたのですが、新規事業を考えていました。その時に「自動販売機」が俎上(そじょう)に上がったんですね。大阪万博の開催は弊社にいい機会を与えてくれたわけです。――現在、自動販売機の設置からメンテナンスまで、富士電機さんで全部やっているのですか?向出さん設置やメンテナンスはいろいろな飲料メーカーさんやオペレーターさんも手がけていますが、弊社としても、自動販売機の企画、設計から製造、設置、メンテナンスまで一貫したサポート体制を整えています。■自動販売機は年間約30万台も!――自動販売機は年間何台ぐらい製造・販売していますか?向出さん直近では業界全体で年間約30万台です。――この数字は年々増えているんでしょうか?向出さんいえ、ここのところ微減傾向が続いています。最近の動向として生産台数が最も多かったのは2004年~2005年です。――なるほど。微減傾向にはどういう理由があるのでしょうか?向出さんまず新しく自販機を設置する場所が少なくなってきているということです。既存の自販機の置き換え需要がほとんどという状況になっていますので。――海外へ輸出したりはしないのでしょうか。向出さんもちろん海外でも使っていただいております。――どういった国ですか?向出さん弊社で言うとアジア地区が中心となります。――海外ならではの工夫などはされますか?向出さん国や地域により言語やお金、電源に加え、販売商品もがちがいますので、それぞれの対応により仕様が異なります。また、それぞれの飲料メーカーさんによって仕様の要求が異なってきますので対応する必要があります。――マスプロダクション(大量生産物)っぽいのに、受注生産のような製品なんですね。向出さんそうですね。ちゃんと冷たい飲料や温かい飲料を確実に販売するといった基本機能は同じですが、例えば、変わった形状のペットボトルを販売するための対応など工夫が必要です。当然、お客さまのブランドデザインの対応が必要です。■ペットボトルを販売するのは難しかった!――自動販売機の技術的な革新について教えてください。これはエポックメイキングだったな、という技術はありましたか?向出さんそうですね。まず「ペットボトル」でしょうか。これを販売できるようにするのは大変に難しかったですね。――えっ、そうなんですか?向出さんペットボトルは従来の缶に比べて格段に柔らかい物です。これ(500ml)を30本、縦に積んだらその重さは15kg以上になります。この重量に一番下のペットボトルが耐えられるようにしなければなりませんでした。柔らかい物を販売するってとても難しいことなんですよ。みなさんがお気づきにならないところで技術者が苦労しています(笑)。地味な基礎技術の積み上げが現在の自動販売機を実現しています。■とにかく省電力の工夫をしなくては!――なるほど。近年ではどんな技術革新がありましたか?向出さんやはりエコですね。1990年代から省エネ自販機の開発に取り組んでいますが、2002年に省エネ法の特定機種に指定されて以来、さらに技術開発を積極的に進めています。「2005年度を基準に、2012年度までに使用電力を37%削減」というのが業界の目標でしたが、2011年度に39.9%を達成しました。――それはスゴイですが、どんな仕組みで実現しているんですか?向出さん例えば2008年度に導入した「ヒートポンプ機能」です。冷却時に発生する排熱を、温める機能に利用します。このヒートポンプ機能で、大幅な省エネを実現できました。――ほかにはどんな機能が追加されていますか?向出さん「ピークカット」という機能があります。全国で消費電力の多い時期(7-9月の13時-16時)に冷却機能を使わないようにします。――自動販売機も頑張ってるんですねえ。向出さんそうですね、頑張ってますよ(笑)。やはり東日本大震災後の電力不足は大きな影響を与えました。業界的にも省電力は焦眉(しょうび)の急でした。■日本人は自動販売機が好き!?――日本でこれだけ自販機が普及しているのはどういう理由でしょうか。向出さん犯罪の少ないことが大きな要因でしょうね。海外の方が驚くのは、どうして日本では自動販売機は壊されないのかということです。日本では自販機の事故に遭う率はもともととても低かったですが、最近また低くなっています。――なぜでしょうか。向出さん業界の取り組みとして機械の防盗性能が向上しているのも一つの要因ですが、自販機の中に大金を置くことが少なくなっているということも大きいと思います。電子マネーの普及で実際に現金を出して物を買わなくていいようになっています。この傾向はますます強まるでしょう。――海外の方が見ると、日本の自販機の多機能さ、その進化に驚くようですが。向出さん恐らくですが、日本人は自動販売機が好きなんだと思います(笑)。人間の作業を機械に代替すること、そういった機械を作ること、その機械を使うこと、日本人はみんな好きなんじゃないでしょうか。好きだからこそこれほど普及しているんだと思います。――自販機の製造・販売の仕事をしていて楽しいことは何ですか?向出さん自分たちが企画を立て、製造した機械が日本全国で使われるということです。弊社の名前が一般の方々に知られることはあまりないかもしれませんが、それでも誇らしい気持ちになりますよ。今回の取材で、自動販売機は私たちの知らないところでコツコツと進化を続けていることがよくわかりました。みなさんは自動販売機を頻繁に利用しますか?(高橋モータース@dcp)
2012年12月02日外国人が日本に来て驚くものに、街中に設置されている「自動販売機」があります。中に「当たり」が出るくじ付きの自販機があると知るとさらにビックリ。自販機を多機能にしていくのは日本だけのようです(笑)。世界でもほかに類を見ない、この「くじ付き自販機」。どのくらいの人が当たりを出したことがあるのでしょうか? 調べてみました。調査期間:2012/6/27~2012/6/30アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)■あなたはジュースの自動販売機で当たりを出したことがありますか?はい18.9%いいえ81.1%なんと約2割の人が自販機で当たりを出したことがあります!どんなジュースを買った時に当たったか、当たりで出たもう1本ジュースをどうしたかを聞いてみました。■コーラ●当たった1本は?:勝手にジュースが出てきたので、選ぶ余地無しだった。特に飲みたいジュースではなかったので、一緒にいた人にあげた。(神奈川県/女性/28歳)コーラを買ってくじに当たったという人が一番多かったです。■コーヒー●当たった1本は?:次の購入客に譲った。(大阪府/男性/38歳)次に多かったのは「コーヒー」を買って当たったという人。周りにいた人にあげたというのも多く挙げられた回答です。その時近くにいた人はラッキーですね。■ダイドードリンコの自販機で当たりました。缶入りデミタスコーヒーです。●当たった1本は?:その場で飲んだ。(神奈川県/男性/56歳)「当たっても1本で満腹。もう1本はどうしよう」という場合もあります。最初に購入したのでデミタスサイズで良かったかも?■ジョージアのコーヒー●当たった1本は?:もう1本ではなく、おまけが付いてきた。藤原紀香の万歩計。(埼玉県/男性/36歳)当たりくじ付きの自販機はこういうことがあるのでイイですね。■『ピコー』という紅茶が昔ありましたが、その紅茶を購入した後ですね。●当たった1本は?:持ち帰って冷蔵庫に入れて後日飲みました。(茨城県/男性/29歳)かばんなどがあって持って帰れる時はいいのですが、手ぶらで当たって、1本でおなか一杯の時は困りますな。缶ジュース1本だけ持って歩くというのもヘンですし。■ラムネ●当たった1本は?:ちょうど飲み物を欲しがっている上司がいたので差し上げた。(奈良県/女性/24歳)上司もラッキーでした(笑)。■メロンクリームソーダ●当たった1本は?:家族にあげた。(山形県/男性/46歳)クリームソーダは人気製品のようです。確かに無性に飲みたくなる時があります!■ポンジュース●当たった1本は?:冷蔵庫に入れておいて次の日飲んだ。(神奈川県/女性/22歳)ポンジュースは珍しい。ポンジュースで当たった! というのはこの人だけでした。■お茶●当たった1本は?:当たったけど、30秒以内にボタンを押さなくてはならず、迷ってるうちにタイムオーバーになってしまった。(東京都/女性/25歳)時間制限のある「くじ付き自販機」があるんですね。迷っているうちにタイムオーバーなんて切ないですね。■オレンジジュース●当たった1本は?:慌ててしまって適当に押したら牛乳を出してしまった。飲めないのに……(笑)。(東京都/女性/21歳)これは残念。しかし「おしるこ」よりは良かったかもしれません。しかし2割の人が「自販機で当たったことがある」というのはちょっと驚きです。かなり高確率なのではないでしょうか。あなたはくじ付き自販機で当たりを出したことありますか?(高橋モータース@dcp)
2012年10月24日