リーボック(Reebok)が2月4日、「The Pumpテクノロジー」を搭載し、デザイン性と機能性を両立させた新作ランニングシューズ「ポンプ シュプリーム(Pump Supreme)」の第1弾を発売する。1989年に空気でフィット感を調整する「The Pumpテクノロジー」を初めてバスケットボールシューズに搭載して以来、1994年に発表された「インスタポンプフューリー」など、数々のシューズを生み出してきたリーボック。今回発売される「ポンプ シュプリーム」では、「The Pumpテクノロジー」をシュータンのトップから中足部にかけて配すことでスタイリッシュなシルエットとデザインを実現させながらも、履く人の足にあったフィット感を実現した。さらに、ミッドソールに軽量性とクッション性の高いカーボネイテッドフォームを採用し、アウトソールにはリーボック独自の「メタスプリット構造」を採用しカーボン素材を中足部に使用し剛性を高めることで、一歩一歩足を踏み出すごとに安定感を生み出すシューズに仕上げられた。また、メッシュ素材「フュージョンフィットスリーブ」をアッパーに採用することで、より足のシルエットに近づけたスリップオンスタイルのシューズを実現している。同シューズは2月4日よりファッションセレクトショップを中心とした限定店舗で発売した後、同日に伊勢丹新宿店限定で2カラーを発売。その後、3月にはBEAMS限定の2カラーを、4月にはBEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS限定の2カラーを、5月にはファッションセレクトショップを中心とした限定店舗にて2カラーを発売し、春夏シーズンを通して全10カラーを展開予定だ。また、「ポンプ シュプリーム」のデザインを継承し、「The Pumpテクノロジー」や「フュージョンフィットスリーブ」はそのままにシンプルなデザインに仕上げた、10kmまでのランニングやジムでのトレーニングに最適なランニングシューズ「ポンプ プラス(Pump Plus)」を2月3日に発売。その他、「The Pumpテクノロジー」をなくすことでよりシンプルなランニングシューズに仕上げた「リーボックライト(ReebokLight)」も3月3日に発売される。
2017年02月01日読売テレビは、最先端のテクノロジーなどにフォーカスした特別番組『ハッカテン~HACKATEN~』(関西ローカル)の第2弾を、24日(深夜1:59~2:29)と、8月5日(深夜2:18~2:48)の2回にわたり放送する。今月24日の放送は、「近未来のテクノロジーとモノづくり」をテーマに、家電ベンチャーの草分け的存在であるCerevo代表・岩佐琢磨氏がゲストに登場。アニメに出てくる特殊な銃を再現した玩具や、プロジェクターを搭載したロボット、本体を強く振らないと音が止められないアラームといった、同社のユニークな家電がスタジオに登場し、岩佐氏が考えるモノづくりの哲学に迫っていく。翌週8月5日放送のテーマは「クラウドファンディング」。国内最大級のクラウドファンディングサービスを運営する、サイバーエージェント・クラウドファンディング取締役の坊垣佳奈氏をゲストに迎え、活用が急拡大する背景に迫るほか、成功例のプロジェクトを紹介していく。司会は、読売テレビの立田恭三アナウンサーで、スタジオゲストに、松尾貴史、黒田有彩、伊藤有(週刊アスキー編集部)が出演。関西ローカルだが、地上波での放送終了後から同局の無料見逃し配信サービス「ytvMyDo!(ワイティービー まいど!)」で公開され、全国で視聴できる。
2016年07月22日米Appleは3月30日(現地時間)、Webブラウザ「Safari」のテクノロジープレビュープログラムを開始し、Safari Technology Preview Release 1(OS X 10.11.4以上)を公開した。Google ChromeやMozilla FirefoxのBetaプログラムと同様、今後Safariに組み込む予定の新しいWebテクノロジーや新機能のプレビュー、最新のパワフルな開発ツールへのアクセスを提供し、フィードバックを収集する開発者向けプログラムだ。SafariのブラウザエンジンであるWebKitにも「WebKit Nightly」という開発者向けプログラムがあるが、Safari Technology PreviewはSafariの機能を備えたSafariのテスト版であり、Nightlyよりも安定している。Appleによって署名されているので、iCloudとの連携(ブックマークやリーディングリスト、履歴のクラウド同期など)といったAppleのサービスを利用可能。Mac App Storeにも対応しており、最初にAppleの開発者向けサイトからダウンロードしてインストールしたら、その後はOS XのApp Storeを通じて数週間ごとにアップデートが提供される。Safari Technology Previewはスタンドアロンのアプリケーションとして動作し、OS X標準の製品版Safariと併用できる。履歴、ブックマーク、クッキー、キャッシュといったローカルデータは、製品版のSafariとは別に保存される。Release 1は高速なB3 JavaScript JITコンパイラを搭載し、ECMAScript 6のサポートの向上が図られている。また最新のShadow DOM仕様に対応し、Content Security Policy Level 2をサポートする。現時点でSafari Technology PreviewはOS X版のみ。iOS版のSafariにもテクノロジープレビューが拡大するかは不明だが、Safari Technology Previewのサイトには「OS XおよびiOSの来たるべきWebテクノロジーをスニークピーク」という記述がある。
2016年03月31日システム・テクノロジー・アイは3月29日、マイクロソフトが提供するクラウド版グループウェア・サービス「Office 365」とシステム・テクノロジー・アイの学習管理システム「iStudy Enterprise Server」をクラウドにより連携させるサービスを2016年5月より順次提供すると発表した。。「iStudy Enterprise Server」は集合研修管理やeラーニングの実践、学習結果管理、受講案内など、人材育成に必要な機能をすべてパッケージ化されている。大規模ユーザーへの対応として複雑な組織管理ができることに加え、システム・テクノロジー・アイが持つ200以上の学習コンテンツを利用することが可能。独自のコンテンツを作成することもでき、柔軟な社内教育や研修環境の実現に貢献するという。連携の第1弾となるサービスとして、Excel Online上で学習コース情報の「iStudy Enterprise Server」への一括登録を可能とするモジュールをOffice ストアにて提供する。Office 365ユーザーは同モジュールを無償で利用することができ、教育計画を設計後に個別入力するといった煩雑な作業の軽減を見込める。今後は、マイクロソフトのクラウド型認証基盤 「Azure Active Directory」を利用した、「Office 365」から「iStudy Enterprise Server」へのシングルサインオンによる研修の受講、テストの開催などの予約情報の「Outlook Online」スケジュールへの登録といった連係機能を順次開発していくという。また、「iStudy Enterprise Server」のインフラを、マイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」へ移行する計画。
2016年03月29日日本ユニシスとシステム・テクノロジー・アイは28日、両社の製品を用いてセキュアな企業内教育をサポートする両社サービスの共同販売を開始することを発表した。業務効率化や働き方の多様化など、自宅や出張・外出先と働く場所を選ばないワークスタイル変革に取り組む企業が増えている。かたや、IT環境の変化や新事業への取り組みなど、企業内での教育環境の重要性も、従来以上に増している。そんな中、企業が社員に対してどこからでも充実した研修を実施できるように日本ユニシスとシステム・テクノロジー・アイが提携し、互いのメリットを活かせる共同販売を4月1日から開始する。日本ユニシスが提供する「SASTIKサービス」はUSBメモリ型認証キーを挿すだけでセキュアな認証と通信を確保してクラウド環境への接続を実現する。認証には、格納されたデバイスID + 鍵情報(アカウントID、パスワード)による二要素認証、通信にはSSLやリバースプロキシを使ったアクセスを用いる。SASTIKキーを抜くと自動的にローカルPCのキャッシュを削除、特定グループに登録したWebのみに利用を制限できるなど、手軽にセキュアなクラウドへのアクセス環境を構築する。システム・テクノロジー・アイの「iStudy Enterprise Server」は、独自のe-ラーニングコンテンツも作成できる総合学習管理システムでスキル診断、管理から学習までトータルに企業内教育をサポートできるシステム。オプションでのIT系資格取得コンテンツを200以上揃えるなど大規模な企業での導入事例も数多く、同社Webサイトに掲載してある。今回の共同販売により、日本ユニシスの「SASTIKサービス」から、システム・テクノロジー・アイの「iStudy Enterprise Server」へと接続する環境を提供。自社のサービスやノウハウを含む機密事項が含まれた場合であっても、充分にセキュアな社外環境での企業内研修が可能になる。
2016年03月28日リニアテクノロジーは3月17日、デュアル・フィードの大電力テレコムおよびデータコム・ボード向けのダイオードORコントローラ「LTC4371」の販売を開始したと発表した。同製品は冗長電源間でシームレスな切り替えを行い、パワー・ショットキー・ダイオードおよび関連するヒートシンクをNチャネルMOSFETに置き換えることで、電力損失、電圧降下を低減。落雷によるサージ、負荷の切り替え、電源の短絡時に発生する±300Vもしくはそれを超える電圧トランジェントに耐えるようにされている。シャント安定化電源を内蔵し、暗電流が350μAで、高インピーダンスのドレイン・ピンを備えているので、大きな値の外付け抵抗を使って、このような高電圧トランジェントが発生した場合にデバイスの電流を安全に制限することができるとしている。また、外付けのトランジェント電圧サプレッサが不要なので、コストと基板面積を節減することができる。さらに、理想ダイオードMOSFETの順方向電圧降下を15mVという低い値に制御して、大電流アプリケーションでの電力損失を最小限に抑えるほか、リニア・サーボ技法により、DC逆電流を防ぐとともに、電源切り替え時のスムーズな電流転送を実現している。加えて、入力電源の短絡時は、2Aの強力なゲート・ターンオフ電流によってトランジェントの逆電流を最小限に抑え、5mAの強力なゲート・プルアップ電流により、MOSFETを高速でオンできるためAC整流アプリケーションが可能となる。50Aや100Aの大電流アプリケーションで複数のMOSFETを並列接続する際は、大きなゲート電流によって十分な駆動を行う。内蔵のシャント・レギュレータにより動作電圧範囲が数百ボルトに広がり、最低4.5Vの電源電圧により-5Vおよび-12Vの低電圧OR接続アプリケーションも対応可能となっている。LTC4371は0℃~70℃のコマーシャル温度範囲と-40℃~85℃のインダストリアル温度範囲で仕様が規定されており、10ピンMSOPパッケージと3mm x 3mmDFNプラスチック・パッケージで供給される。1000個時の参考単価は2.50ドルからとなっている。
2016年03月17日ライゾマティクス、チームラボなどによる最先端のテクノロジーカルチャーを集約し、都市へ実装する実験的なアートイベント「MEDIA AMBITION TOKYO 2016(メディア アンビション トーキョー)」が、2月26日(金)~3月21日(月・祝)都内各所で開催される。今年で4回目を迎える「MEDIA AMBITION TOKYO 」(MAT)は、開催エリアを拡大し、六本木を中心に青山・銀座・飯田橋・御茶の水・お台場・天王洲等、都内各所を舞台に最先端のアートや映像、音楽、パフォーマンス、ハッカソンやトークショー等が展開される。六本木ヒルズ森タワー52階東京シティビューでは、2月26日(金)20時から「MEDIA AMBITION TOKYO」オープニングライブとして、渋谷慶一郎がプロデュースする「Digitally Show」を開催。その後の3月21日(月・祝)までは、アーティストと企業による新しい都市実験の場「MAT LAB」が開催され、「THE NORTH FACE × Spider with EUGENE KANAGAWA」による人工合成クモ糸を衣服の繊維に用いて作られた革新的な衣服「MOON PARKA with SANSUI」などが紹介されるほか、著名アーティストを招いたトークイベントも多数開催される。その他、2月29日(月)のチームラボの創作の現場を公開するオフィス体験ツアーや、3月11日(金)~13日(日)の3日間行われる、2011年3月13日の消灯から5年ぶりとなるの六本木ヒルズけやき坂「Counter Void」の再点灯、さらに寺田倉庫での名和晃平とダミアン・ジャレによる美術と舞台芸術の二つの世界をつなぐ「身体」の映像表現「Vessel」の上映など、各地で多彩な企画が展開される。ジャンルやカテゴリーの枠を超え、さまざまな視点と最先端技術で未来を生み出すムーブメントを体感できる本イベント。プログラム詳細を公式サイトでチェックして、気になるプログラムへぜひ足を運んでみてはいかが。(text:cinemacafe.net)
2016年02月27日最先端のテクノロジーアートを展示する「MEDIA AMBITION TOKYO 2016」が、2月26日から3月21日まで都内各所で開催される。「MEDIA AMBITION TOKYO」は、最先端のテクノロジーカルチャーを実験的なアプローチで実装するリアルショーケース。第4回となる今回は、六本木を中心に、青山、銀座、飯田橋、御茶ノ水、お台場、天王洲といった都内各所にて、最先端のアートや映像、音楽、パフォーマンス、ハッカソン、トークショーなどが実施される。六本木ヒルズ 森タワー52階の東京シティビューでは、アーティストと企業による新しい都市実験の場「MAT LAB」が開催。自己認識と身体感覚の新しい体験ができる「The Mirror」や、革命的な電動義手「handiii / HACKberry」、3Dホログラムで追求する映像実験「3d laser mist hologram(仮)」など全11作品が展示される。また、ウェストウォーク2階には2月16日から29日まで、アーティストのダグラス・ディアスとRhizomatiks Architectureによる身体データを可視化した作品「Everything is as it is」が登場。けやき坂では3月11日から13日まで、2011年3月13日の消灯から5年ぶりとなる宮島達男の「Counter Void」の再点灯など、未来の生き方や人間のあり方を考えるイベントは開催される。その他、天王洲の寺田倉庫にて、名和晃平とダミアン・ジャレによる未定美術と舞台芸術、二つの世界をつなぐ身体の映像作品「Vessel」の上映や、水道橋のチームラボのオフィス体験ツアー、代官山 蔦屋書店の体験型アートの展示会、青山のレクサス(LEXUS)による先進的なモーションライティングなどが行われる。また、各会場にてトークイベントも開催。3月3日の19時からは、六本木ヒルズにて水口哲也と斎藤精一のトークイベント「デジタルとリアルの新たな身体性(仮)」を開催。3月15日の19時からは平川紀道と谷川じゅんじによる「人間の感性とテクノロジーが切り開く、表現の新しい地平(仮)」も実施される。3月13日の16時からは、宮島達男、名和晃平、谷川じゅんじによる「時の経過がアートにもたらすもの(仮)」など都内各地で全7件のトークイベントが行われる。なお、イベントの開催期間は作品によって異なり、一部の閲覧には入場料が必要となっている。【イベント情報】「MEDIA AMBITION TOKYO 2016」会場:六本木を中心に青山・銀座・飯田橋・御茶の水・お台場・天王洲等、都内各会期:2月26日~3月21日(※各会場によって異なる)
2016年02月24日テクノロジーとの出合いが、ファッション界に新たな旋風を巻き起こす――多くの人が肌で感じているのではないだろうか。新たなクリエーションとして、時代の一歩先を行く先進的なファブリックが多く生み出されている。最新テクノロジーを駆使した「ギア服」にフォーカスしたポップアップが、2月17日伊勢丹メンズ館1階で開催される。そこで国内初披露となるブランドの一つが、DYNE(ダイン)だ。DYNEでデザイナーを務めるクリストファーはNYのFIT(ファッション工科大学)でテキスタイルを学び、アディダス(adidas)やショーン・ジョン(Sean John)と名だたるブランドで経験を積んだ後、ナイキ(NIKE)のディレクターを務め、現在も多くのプロジェクトに関わっている。13年にはMIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボの研究員12人のメンバーの1人にも選ばれ、世界最先端の環境で技術革新に携わっている人物。豊富な知識と経験を持つ彼が作るDYNEの洋服は、随所まで綿密に計算され尽くした孤高の品。だが、一見してその難解さに気付くわけでない。むしろ、極めてシンプルなデザインの中に、ミニマリズムの美意識が感じ取れる。DYNEの洋服に最も魅せられる理由は、肌触りと着心地の良さだ。今まで触れたことのない生地の感触は、新たな“体験”かのように私たちを驚かし、その優れた機能性は現代人のライフスタイルに寄り添って作られていることがよく分かる。科学技術なくしてDYNEあらずだが、意外にも彼は「テクノロジーだけではDYNEは成り立たない」と言う。インタビューを通して、先鋭デザイナークリストファーの壮大なブランドの世界観が垣間見えた。ーー自身のブランドを立ち上げたきっかけは何だったのですか?もともとビジョンはありました。明確なコンセプトが曖昧でフワワフしていたものが、あらゆる経験を経て遂に自分の中で形になったんです。DYNEで用いるテクノロジーの基盤はNIKEでの経験によるものです。MITラボではテクノロジーだけでなく、デザインに必要な科学的知識や数学を深く学びながら開発に関わっています。そこから人脈やコミュニティーの輪も広がり、工場などの環境も整えることができました。数年前から“ファッション×テクノロジー”が一つのカテゴリーとして注目されるようになり、ここにきて徐々に台頭に乗り始めているんじゃないかな。そんな時代の流れも感じて、このタイミングだ!と思ったんです。ーー DYNEのブランドコンセプトは?テクノロジーを実用目的に構成し、日常着として身に纏うアイテムとして作り出すこと。基盤となるのはテクノロジーとファッション、そして自然とのハーモニー。過去の経験で得た、スポーツアパレルで使われる生地の特性や機能性に対する知識をファッションに適応させながら、生活の質を上げるアイテムを提供したいという思いが根底にあります。ーーどのようなテクノロジーを用いているのか、教えてもらえますか?企業秘密だから簡単にだけ(笑)。2シーズン目となる16FWの最新コレクションには、NIKEのシューズ「フライニット」の技術を用いています。ロンドンオリンピックのマラソン競技に出場した選手も履いていたこのシューズに使われている生地は、糸で精密に編み上げられたワンピースの構造によって、抜群の通気性と軽量性、高い耐久性を兼ね備えています。縫い目がなく、見た目にも斬新さが表れているんじゃないかな。時に温かく、時に涼しく、ストレッチがきいて心地良く体にフィットし、より軽く水にも強い。それでいてハイスペック過ぎないというのも重要な要素です。「アウトドアには最適だが、街着には適応しない」ではなく、毎日着られるアイテムとしてデザインやカラーリングに工夫を加えています。ーー“自然”の要素はどこに取り入れられているのですか?生地の開発におけるアイデアソースは、自然から学んでいます。例えば、スイスのテキスタイルプロデューサー・C_CHANGと共に新たに開発した生地は、気候に応じて開閉する“まつぼっくり”の仕組みを取り入れています。気温や体温が高くなると空気を外に空気を送り出すように繊維が開き、防寒が必要な時には閉じるといった具合に。製造工程においても、素材のロスを最小限に抑え、環境への害を軽減できるようフッ化炭素を含有しない繊維を使用しています。ーー自然界の優れた知恵と人間の最新科学技術が見事に融合しているのですね。自然の英知を借りているといった感じでしょうか。環境問題にも以前から取り組んでいます。ファッション業界が与える環境破壊への影響は深刻。しかし、知恵を絞って科学を応用すれば、それを最小限に抑えることも可能だと信じています。デザインには何ができて、何をしなければならないのか、そこに挑戦し続けるブランドでありたいです。ーー自然と科学、に加えて人間らしさを感じるのもDYNEの魅力の一つだと感じます。機能性の高さやデザイン、一度着たら他の洋服は着られなくなりそうなほど(笑)。ありがとうございます。自然、科学、人間は地球というコミュニティーの一部。ただ革新的な新しい科学技術を用いた洋服を作るのではなく、コミュニティーであったり人間味を忘れないブランドにしたかったので、今のところ思い通りにできているのではないかと思います。それらが組み合わされば大きなプラスの力になり、生活をより豊かにできる。そういう意味もあり、ギリシャ語で「力」という意味の“DYNE”をブランド名にしました。ーー2月17日から新宿伊勢丹で開催されるポップアップは、日本初展開となるため、お客様の反応が楽しみです。こんな人に着て欲しいといったDYNEのターゲット像はありますか?どんな人にでも着て欲しいですね(笑)。日本は大好きで既に20回程度訪れているけれど、東京などの都会暮らしの人には特に合うんじゃないかな。街の雰囲気にもとてもマッチすると思う。アウトドアを楽しむ人はもちろん。そうでない人も毎日仕事場にも着て行けるよう、カジュアル過ぎずスポーティ過ぎないデザインになっています。日常着として重宝してもらえたら、デザイナー冥利に尽きるね。
2016年02月10日MAT実行委員会は、東京都内を舞台にしたテクノロジーアートのイベント「MEDIA AMBITION TOKYO 2016(メディア アンビション トーキョー2016)」を開催する。会期は2月26日~3月21日(会場によって異なる)。会場は六本木、青山、銀座、飯田橋、御茶ノ水、渋谷、表参道、代官山、水道橋、天王洲の各所。「MEDIA AMBITION TOKYO 2016」は、テクノロジーアートを都市へ実装する実験的なカルチャーイベント。ジャンルにとらわれないクリエイターやアーティスト、国内外のイノベーターや企業らが、都内各所を舞台に最先端のアートや映像、音楽、パフォーマンス、ハッカソン、トークショーなどを展開する。第4回目となる今年は開催エリアが六本木を中心に、 青山、銀座、飯田橋、御茶の水、お台場、天王洲などに拡大された。メイン会場となる六本木ヒルズでは、以下の場所でのインスタレーションやトークセッションが予定されている。森タワー52階の「東京シティビュー」では、アーティストと企業による新しい都市実験の場となる「MAT LAB」を展開。参加アーティストは、Rhizomatiks Architecture、近藤 玄大+山浦 博志+小西 哲哉 [exiii] 、WOW、平川紀道×LEXUS、 藤井直敬+GRINDER-MAN+EVALA、Eugene Kangawa×Spiber×THE NORTH FACE、水口哲也+Rhizomatiks Architecture+Keio Media Design、Olga[ Etw.Vonneguet ] ほか。日程は2月26日~3月21日(10:00~22:00)。入場料は1800円(東京シティビュー入場料)。また、六本木ヒルズけやき坂では、2011年3月11日の消灯から5年ぶりとなる「Counter Void」の再点灯など、未来の生き方や人間のあり方を考えるイベント「Relight Days」が開催される。参加アーティストはRelight Project。日程は3月11日~13日。入場無料。さらに、ウェストウォーク2F仮囲いでは、身体データのビジュアライゼーション「Everything is as it is」を展開。参加アーティストはダグラス・ディアス+Rhizomatiks Architecture。日程は2月16~29日。期間中、ダグラス・ディアス氏によるライブドローイングの実施が予定されている。入場無料。2月26日(20:00~24:00)には、渋谷慶一郎プロデュースによるMEDIA AMBITION TOKYO オープニングライブ「Digitally Show」が予定されている。参加アーティストは渋谷 慶一郎、Alex Augier (DIGITALCHOC2016&Scopitoneコラボレーションアーティスト)ほか。会場は東京シティビュー(森タワー52階)。入場料は当日4320円、前売り3780円。チケットは2月上旬より販売予定。詳細は2月上旬に公式Webサイトにて発表されるとのこと。さらに、東京シティビューでは、3月3日 19:00~20:00、メディアデザイナー・水口哲也氏(レゾネア代表)とクリエイティブディレクター/テクニカルディレクター・齋藤精一氏(Rhizomatiks)が作品「Rez Infinite - Synesthesia Suit」の前でトークを展開する「デジタルとリアルの新たな身体性(仮)」を開催するほか、3月15日 19:00~20:00には、アーティスト・平川紀道氏とスペースコンポーザー・谷川じゅんじ氏(JTQ代表)が、平川氏の作品「the view [ for LEXUS LF-LC ]」の前でトーク を繰り広げる「人間の感性とテクノロジーが切り開く、表現の新しい地平(仮)」が予定されている。ともに入場料は1800円(東京シティビュー入場料)。上記ふたつのトークセッションは、メールによる応募者の中から抽選で50名が招待されるとのことだ。なお、同じ六本木エリアの「IMA CONCEPT STORE (AXISビル 3F)」では、新しい形の写真集によるエキシビジョン「RGB, Peek-A-Boo」を展開する。参加アーティストはFIG LAB, obx。日程は2月26~3月12日 11:00~19:00(日曜・月曜・祝日は休み)。このほか、青山会場となる「インターセクト バイ レクサス 東京」 1F GARAGEでは、LEXUSのボディに反射して輝く無数の光郡が雨のように流れるモーションライティング「White Rain for LEXUS」(アーティスト:LUCENT 松尾高弘)が展開される(2月26日~3月21日 11:00~22:00)。また、飯田橋会場となる「アンスティチュ・フランセ東京」他では、2月19日~3月21日、フュチュラマ(未来展望)をテーマにした人工知能やバイオテクノロジー、ロボット工学などの未来像を表現する『第5回「デジタル・ショック」DIGITAL CHOC 2016』を開催。代官山T-SITE GARDEN GALLERY(代官山)での体験型アートの展示や寺田倉庫(天王洲)での映像表現「Vessel」(名和 晃平+ダミアン・ジャレ)の上映、デジタルハリウッド大学(御茶ノ水)でのエキシビジョン「Fashion Tech Summit #001」、日本科学未来館(お台場)での学生CGコンテスト「Campus Genius Meeting」、チームラボのオフィス体験ツアー(場所未定)、Apple Store銀座/Apple Store表参道でのトークセッションなどが予定されている。
2016年01月29日ケイデンス・デザイン・システムズ(ケイデンス)は1月20日、Sigrity 2016テクノロジー・ポートフォリオの提供を開始すると発表した。Sigrity テクノロジー・ポートフォリオは、バーチャルUSB3.1チャンネルのバリデーションを行うIBIS-AMI モデル自動生成のサポート、複数のフィールド・ソルバーを使用した高速かつ高精度なチャネルモデル抽出、電源を考慮したシグナル・インテグリティー解析レポートを含むため、フィジカル設計のUSB-IF (USB Implementers Forum) コンプライアンステスト向けの認定を迅速に取得することができ、各種技術と併用することで、設計プロセスの数週間単位での短縮できるとしている。今回発表されたSigrity 2016テクノロジー・ポートフォリオでは、ケイデンスの設計IP SerDes PHY チームが使用している確認済みの各種イコライゼーションアルゴリズムを積極的に活用、アルゴリズムを実行可能モデルに統合し、パラメタライズやコンパイルを自動化するためのメソドロジーを提供。これにより、SerDes I/O モデルの開発を効率よく行うことが可能となった。また、ハイブリッド・ソルバーと3D フルウェーブフィールド・ソルバーの併用によって、高精度チャネルモデルを10倍高速に生成する機能を有しているほか、手作業の介入が最小限となったことにより、シリアルリンクチャンネルをセクションに分割し、各セクションを解析してから自動的に1つのインターコネクトモデルにまとめることができるようになった。さらに、高速なモデル抽出手法により、さまざまな信号配線と層変更のトレードオフ解析を実現し、同時に厳しいTAT要件を満たすことも可能となっている。同テクノロジー・ポートフォリオについてケイデンスは「マルチギガビット・インターフェースに理想的な、強化されたPCB設計手法および解析手法を使用して製品の製作期間を短縮できます。」とコメントしている。
2016年01月21日リバーベッドテクノロジーは1月20日、SDN(Software-Defined Network:ソフトウェア定義型ネットワーク)やSD-WAN(Software-Defined WAN:ソフトウェア定義型ワイドエリアネットワーク)ソリューションのプロバイダである独Ocedoの買収を発表した。現在、リバーベッドは次世代SDNソリューションをハイブリッドエンタープライズに提供し、アプリケーションのパフォーマンスとビジネスアジリティの向上を支援する取り組みに注力しており、今回の買収を事業戦略の強化につなげる考えだ。SD-WANソリューションにはハイブリッドWANの導入と管理を合理化・簡素化する効果があり、企業のIT部門はその機敏性などを活かし、自社運用やパブリッククラウドのアプリケーションを迅速かつ安全に配信することができる。Ocedoは拠点向けSDNソリューションを開発しているSDN分野のパイオニア的存在で、製品ラインにはセキュアゲートウェイやワイヤレスのアクセスポイントやスイッチのほか、ゼロタッチプロビジョニング、リモートデバイス/ネットワークサービスの集中管理を実現する統合型クラウド管理システムを揃えている。リバーベッドは今回の買収により、2015年に発表したアプリケーション中心のSD-WANソリューションを市場投入するプロジェクトである「Project Tiger(開発コードネーム)」を推進していく方針だ。同プロジェクトはクラウドによるゼロタッチのプロビジョニングと管理を実現し、従来型の拠点向けルータを使用する必要性がなくなる。同社では、2016年第1四半期に提供開始を予定している。
2016年01月20日インサイトテクノロジーは1月18日、データベース管理ツール「PISO」の新たなオプションとして、データベースのデータを暗号化する「PISO Encryption Option」の提供を開始した。オプション価格は税別100万円から。PISOは、データベースへのアクセス監視、ログ収集機能を通常提供しているが、暗号化オプション「PISO Encryption Option」と組み合わせることにより、データベースのセキュリティを強化できるという。「PISO Encryption Option」では、重要データをテーブルの列単位で暗号化し、ユーザーごとにアクセスできるデータを制御する「アクセスコントロール」も可能になるほか、クレジットカード情報および取引情報を保護するためのクレジット業界におけるグローバルセキュリティ基準「PCIデータセキュリティスタンダード(PCI DSS:Payment Card Industry Data Security Standard)」への対応強化も実現した。「PISO Encryption Option」を導入することで、PCI DSSに定義されている12のデータセキュリティ要件のうち、「4.オープンなパブリック・ネットワーク経由で転送されるカード名義人データを暗号化する」「7.カード会員データへのアクセスを業務上の必要範囲内に制限すること」に対応することが可能となる。
2016年01月19日リニアテクノロジーは1月13日、高電圧、低ノイズ、低ドロップアウト電圧のリニアレギュレータ「LT3066」を販売開始したと発表した。同製品は最大500mAの出力電流を供給することができ、最大負荷時のドロップアウト電圧は300mV。SHDNピンが“L”に駆動されるか入力電圧がオフになると、出力電圧を放電するNMOSプルダウン回路を内蔵している。また入力電圧範囲は1.8V~45Vで、出力電圧を0.6V~19Vの範囲で調整可能。REF/BYPピンに接続された1個のコンデンサにより、10Hz~100kHzの帯域幅で25μVRMSという低ノイズ動作とリファレンスソフトスタート機能を実現し、ターンオン時の出力電圧のオーバーシュートを防止することができる。出力電圧の許容誤差は、入力、負荷、温度の全範囲にわたって±2%の高精度を維持。INFILTピンに1個のコンデンサを接続することにより、PSRRが20kHz~1MHz の周波数で15dB~20dB改善され、1MHzでのPSRRは60dBに達する。
2016年01月13日スペクトラム・テクノロジーは1月7日、「無線LANのアクセスポイントの見える化(トラヒック診断サービス)」を8日より提供すると発表した。サービス提供エリアは関東エリアのみ。同サービスでは、企業内に設置している無線LAN アクセスポイント(AP)のトラヒック診断によって、APの性能・品質の見える化を行う。具体的には、APをモニタリングして混雑状況や接続している端末の状況を診断。APの増設が必要かどうか、不正アクセスを行っている端末がないかを調査し、報告する。取得する情報は、チャンネル仕様率と端末同時接続数、エラー発生状況、トラヒック状況、送信元エリアマップ、ネットワーク関連図。主に中小企業を対象にしているが、無線LANの速度低下や不安定な接続が続いている企業、顧客情報を多く抱えていたり、新規開発を行っていたりする企業での利用を推奨している。価格は、アクセスポイント1台につき5万円(データ収集時間は1時間)で、複数台の場合は個別見積もりとなる。同社はこれまでにも「電波の見える化(電波診断サービス)」「セキュリティの見える化(セキュリティ診断サービス)」を提供しており、3サービス同時に申し込む場合は1台当たり15万円を10万円で提供する。キャンペーンは3月31日まで。
2016年01月08日Powaテクノロジーは12月16日、モバイルコマース上の広告画像認識技術を開発し、スマートフォンショッピングアプリ「PowaTag (パワタグ)」へ搭載することを発表した。同画像認識機能は、広告のデザイン変更を必要とせず、消費者が通常の広告をスキャンし、広告の商品情報にアクセスすることで、そのまま決済・購入することができるもの。決済を行う際のクレジットカード情報や商品配送先は、アプリの初回登録時のみで、都度入力する必要がない。広告自体が新たなモバイルコマースの機会になるほか、即時決済で商品購入が容易になるため、広告主となる企業・ブランドは販売増を期待することができる。また、企業・ブランドはPowaTagを通して詳細な購買データからインサイトを得られる。同社によるとこれまで、消費者がどのオフライン広告に触れて購買に至ったかが不透明であったが、PowaTagで広告とショッピングが直接紐づくことで、リアルタイムで位置情報に基づく顧客の購買データを得ることができる。
2015年12月17日RTB広告やDSP、DMPなど、サイバーエージェントのアドテクノロジー分野におけるサービスの開発を行うアドテクスタジオは、メディアの広告収益の最大化を図ることを目的に、徳間書店と広告事業において業務提携を行うと発表した。アドテクスタジオが提供するスマートフォンアドプラットフォーム「AMoAd(アモアド)」のアドサーバを徳間書店に提供する。これにより徳間書店は、「アサ芸プラス」「アサジョ」の純広告案件について、入稿や期間設定、CPA最適化などの広告運用管理が可能になるという。また、アドテクスタジオが提供するインフィード広告に特化したSSP「CA ProFit-X(シーエープロフィットエックス)」と「アサ芸プラス」「アサジョ」が配信連携することで、「アサ芸プラス」「アサジョ」において純広告案件がない際に、「CA ProFit-X」が連携するDSPやアドネットワークの広告案件を配信する。
2015年12月14日シーティーシー・テクノロジー(CTCテクノロジー)は11月5日、ルータやスイッチなどのネットワーク機器について、設定のバックアップや運用管理を行うクラウドサービス「NetConfGear」を提供開始すると発表した。価格は、50台のネットワーク機器を管理する場合で月額3万3000円(税別)から。「NetConfGear」は、企業が保有しているネットワーク機器について、ネットワーク管理者に必要な定型作業を自動化するクラウドサービス。利用時は、顧客の稼働環境にNetConfGearエージェント(WindowsサーバまたはLinux用)を設置する。NetConfGearエージェントから管理されているネットワーク機器に対して接続を行い、コンフィグ情報の取得や設定変更などの業務を管理する。そのほか、38社以上のネットワークベンダーの機器に対応した一括での設定変更や、ネットワーク機器の型番や設置場所を含めた資産情報の自動管理など、人為的な作業を減らすことで設定ミスを防ぎ、効率的なネットワーク管理が可能となる。これにより、ネットワーク機器の設定変更、バックアップ、ネットワークOSアップデートなどの作業にかかる時間を最大で80%削減できるという。また、設定ファイルを定期的にバックアップすることで常に最新版を保存し、設定ファイルの簡単な比較や設定ファイルの復元が可能なほか、ネットワークOSの取得・配布や、全機能のジョブ・スケジューリングにも対応している。そのほか、コンプライアンス機能として、運用ポリシーに違反している設定ファイルを複数台一括でチェックし、証跡を自動保存する。要望に応じて、Q&Aサービス、設定ファイル管理、デバイス管理、レポーティングを行う運用代行サービス「スタンダードPLUS」も提供可能。
2015年11月06日今、アーティストが生み出すのは、形や素材、色彩を美のよりどころにしたモノだけではない。例えば、インタラクティブな体験型の作品やテクノロジーを駆使した新しい表現メディア、それによるコミュニケーションやコミュニティの再創造も表現者の役割になっている。テクノロジーと表現の可能性について、真鍋大度さんに話を聞いた。ーーダンス、音楽、プログラミングなど異なる領域を横断して、一つの表現を確立していくために、やはりテクノロジーが軸になるのでしょうか。特に、僕のメインのフィールドである音楽やダンスは、新しいテクノロジーの影響を最も受ける表現のひとつだと思います。個人的には新しいものだけでなく医療用のセンサーなど、別の分野で使われていた装置で楽器を作ったりもしてきました。例えば、新しいドラムマシーンができたら、サンプラーが生まれ、それが主流になることもあるなど、テクノロジーによってジャンルが更新されることもあるし、僕自身もそれを目指していますね。ーーそれは、特にご自身でプログラミングもされるからだと思います。その優位性とは?プログラミングに興味をもったのは、それによって自分が想像していなかった音楽を作ることができたから。しかし、それは昔から他の表現者もやっていますし、すでに当たり前になってきている。なので、最近は人工知能の開発にすごく興味があります。人工知能で新しい音楽を作ることもありますが、自分の分身を作ることで、自分のプレイの特徴を紐解くこともできる。例えば、「リバーブというエフェクトが深くかかっている曲が、僕は苦手なんだ」というのも、改めて客観的に知ることができる。ーーあくまで研究者ではなく、表現者であることが、真鍋さんの前提にあると思います。技術を表現のレベルに持っていくために、意識されていることは?新しいテクノロジーを作品に応用しようとするとき、単なる技術ショーにならずに、どう表現に昇華させるかがポイントで、それが難しい。アイデアは、誰でも想像できる。しかし、それを最適に具現化していくためには、人間からテクノロジーに要求しなければいけないことも多いし、その逆もある。既存のソフトウエアではなく、オリジナルのソフトを作らなければいけないこともありますし、表現の感性とエンジニアリングのスキルを上手い具合に融合させることがポイントになってきます。僕らはアイデアから実装までを自分たちでやっていますが、表現の部分では自分たちだけで出来ない部分もあるのでコラボレーションが必要になります。ーー「まだ誰もやったことのないことに挑戦したい」という言葉をインタビューやドキュメンタリーで度々耳にします。それは、表現は一種の発明である、クリエーターにはパイオニア的な役割もあるということでしょうか僕たちの役割というか、挑戦していることは、誰もやったことのない表現を見つけるということなので、技術的には枯れていても全く問題ありません。ただテクノロジーを使って、ただコンテンツを作るだけでは新しい表現は作り出せないので、アイデアや工夫が必要になってきますね。そのためには技術的なことだけでなく、前例を調べることが重要です。具体的には、学会に足を運んだり、論文を読んだりというところから、研究所を訪問して取材するなど色々な形があります。たくさん作品に触れることも重要かと思います。ーー新しい表現を見る人に理解してもらうために、配慮していることはあるのでしょうか。アートとして見せるか、エンターテインメントとして見せるかで、それはだいぶ異なってきます。エンターテインメントの場合は、演出家の方とブリーフィングすることを大切にしています。演出は、テクノロジーを感じさせないもの。テクノロジーが前に出過ぎると、技術解説になってしまいますから。僕らが演出家に渡すデモやプロトタイプの紹介映像はテクノロジーのデモ映像で、表現のレベルには到達していません。それをMIKIKO先生のような演出家やHIFANAやRADWIMPSの野田洋次郎君のようなミュージシャンが表現に昇華してくれるんです。2/2は真鍋さんに「アップルウォッチの創造性」について聞く。
2015年11月05日パロアルトネットワークスは10月29日、製品ポートフォリオの拡充にあわせたサポート体制の強化策として、東京の本社ビルで「テクノロジーサポートセンター」を拡張したと発表した。同社は、2009年6月に東京オフィスを開設。今回拡張したテクノロジーサポートセンターでは、サポート専用のサーバールームを増設し、顧客の環境で発生した問題を、より早く再現・確認・対処できる。これにより、パロアルトネットワークスの顧客およびパートナーの環境で発生したサイバーセキュリティに関する問題を、効率的かつ効果的に対処できるようになるとしている。
2015年11月02日ソフトバンク・テクノロジー、エナジー・ソリューションズ、サイバートラスト、ユビキタスは、10月29日に、セキュアIoTプラットフォームの開発・構築及びサービス化を共同で実施することに合意したと発表した。10月19日には4社合同で、ソーラーモジュール等の検査対象物をカメラを搭載したドローンを用いて検査する検査システム、及び検査方法に関する特許を出願し、セキュアIoTプラットフォーム共同事業の第1弾として、太陽光発電所保守メンテナンスの義務化を前に、ソーラーモジュール検査サービスの提供に向けて開発を進めていくという。4社はそれぞれが持つ知見、経験と技術を生かして、スマートなIoTデータの接続とデータ収集、デバイスや利用者、サービスの認証、より効率的なクラウド環境の構築とBigData解析といったシステム面と、IoTデータを事業で利活用するためのユーザー的見地を合わせて、安心、安全にIoTデータを扱える「セキュアIoTプラットフォーム」を共同で提供することを目標に協業を推進する。また4社は、ドローンを活用した「ソーラーモジュール検査サービス」の可能性を評価し、その事業化を通じて、IoTデバイスを対象としたセキュアな通信・デバイス制御・データ収集/解析や機器のセキュアな運用をクラウド基盤上で実現する「セキュアIoTプラットフォーム」の構築を目指し、共同で必要な技術開発およびサービス提供を進めることに合意した。各社の役割は、エナジー・ソリューションズが、ソーラーモジュール検査システム、赤外線サーモグラフィーデータ解析システムの開発、ソーラーモジュール検査事業における事業展開、サイバートラストが認証機関およびセキュリティ構築、ソフトバンク・テクノロジーが、クラウド環境の構築・運用、BigData 管理・解析サービスの提供、ユビキタスがIoT データ収集、ドローン等の組込み・制御ソフトウェア開発を行う。今後は、デジタルビジネスを加速させるIoT分野の事業展開だけでなく、事業法人の設立も視野に、さまざまなIoT分野におけるサービス開発と事業を検討していく予定だという。サービス第1弾となる「ソーラーモジュール検査サービス」では、ドローンに赤外線センサーを装着上空よりホットスポットを検査を行う。ソーラーモジュールに発生する「ホットスポット」の現象は、製造時のハンダ不良などの不具合、落ち葉などの付着が原因となり、その部分が発熱してモジュールの一部が破損する現象。従来のモジュール検査方法は、人手によるドローン操縦や個別に赤外線カメラでソーラーモジュールを撮影してセルの異常温度部分を発見していた。4社が目指す「ソーラーモジュール検査サービス」では、自動航行をサポートするドローンを活用するため、専門操縦スタッフの配置が不要で、事前設定されたフライトスケジュールをオンラインで配布するため、検査コストが従来の1/2~1/3に削減されるほか、赤外線カメラをドローンに搭載し、自動航行による操作の自動化により1MWメガソーラーで20分程度の撮影時間と、クラウドへのリアルタイムの解析用撮影データの蓄積が可能だという。
2015年10月29日ガートナー ジャパンは10月27日、「日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル:2015年」を発表した。「日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル」は、ユーザー企業のCIO、IT部門のリーダー、テクノロジ・ベンダーのマーケティング、製品開発、戦略企画担当者に向けて、先進テクノロジのポートフォリオを策定する際に考慮すべきトレンドを業種横断的な視点で示したもの。また、ハイプ・サイクルは2,000を超えるテクノロジを112の分野にグループ化し、市場のハイプ (市場での経験や実証基盤のない過度な宣伝)、成熟度、ビジネス・メリット、今後の方向性に関する分析情報を、企業の戦略/プランニング担当者に提供する。今年は、同社が近年その重要性を強調している「Nexus of Forces(力の結節:モバイル、ソーシャル、クラウド、インフォメーションという4つの力の強固な結び付き)との関連性と、デジタル・ビジネスの進展への貢献という視点から、36のキーワードを選定し、国内におけるトレンドを示している。リサーチ部門バイス プレジデント、堀内秀明氏は、同レポートについて、「Nexus of Forcesの構成要素である、モバイル、ソーシャル、クラウド、インフォメーションに注目してみると、モバイル、クラウド、インフォメーション (代表としてビッグ・データ) は、すべて幻滅期に位置している。ソーシャル・メディアは、2014年時点で生産性の安定期に達しているが、企業における利用に関する項目は、幻滅期に位置するものが複数見られる。日本では、モバイル、ソーシャル、クラウド、インフォメーションのビジネス活用がこれから重要になるという理解が広がったが、成功事例以上に、取り組みにおける困難さや想像との違いに直面することが多くなってきているため、多くのキーワードが「過度な期待」のピーク期を越え、幻滅期に達した」とコメントしている。しかし、自社で採用するテクノロジーやプラクティスを決定していく際、導入の有無で自社が受ける影響の大きさという観点から見ると、モバイルとクラウドは引き続き「革新的」なビジネス貢献を期待でき、今後2~5年で成熟すると考えられ、ビッグ・データも「革新的」なビジネス貢献が期待でき、5~10年で成熟するものと評価しているという。また、今後ビジネスの拡大にITが貢献していくうえでは、基幹システムのグローバル展開のような成熟しつつある分野と、デジタル・ビジネスのような未成熟な分野を同時に検討し、自社における最適なバランスを見いだしていくことが、CIOを筆頭としたITリーダーに強く求められるとしている。
2015年10月27日キヤノン電子テクノロジーは9月14日、サイボウズのクラウド・アプリケーション基盤である「kintone」をプラットフォームとして開発した、中小企業向けの「マイナンバー管理ソリューション on kintone」を提供開始した。価格は、初期導入時が10万円、月額費用が7,500円。初月度は無料で、別途kintoneのユーザー・ライセンスが必要。新サービスは、kintoneのセキュアなクラウド環境を利用し、さらに特定個人情報であるマイナンバーを適正に取扱えるよう、マイナンバーガイドラインの安全管理措置を考慮したというシステム。また、安心して利用するために、マイナンバー管理の運用開始にあたって作成が必要となる基本方針や規程集などのドキュメント・サンプルを用意したほか、ユーザー企業が業務アプリケーションを作成する際に、課題解決のためのアドバイスや疑問に応えるサポートも実施する。その他、ユーザー企業の個別要件に応えるカスタマイズ開発にも対応するという。同サービスの導入によりマイナンバーの管理・運用に加えて、kintoneライセンスに含む各種アプリケーションを利用できる。同社では、kintoneで用意したアプリケーション部品を利用して、ユーザー企業自身もしくは同社サービスにより今まで手つかずだった業務のIT化も同時に解決できるとしており、マイナンバーに掛けたコストを有効活用できるという。
2015年09月15日東京都・日本橋の三越日本橋本店 中央ホールは、人々の暮らしかたを豊かに変える、日本で誕生したあたらしい「テクノロジー」を紹介する展示「ジャパンテクノロジー」を開催する。会期は9月16日~9月22日。開場時間は10:00~19:00。入場無料。同展は、6つの「暮らし」のシーンに着目したテーマを設定し、あたらしい「テクノロジー」と、以前からあるおなじみの「テクノロジー」を展示するもの。テーマ「着用する」では、8月31日の発表後、クラウドファンディング上にて7千万円を超える実績(9月上旬の段階)を集めるウェアラブルデバイス「wena wrist」を実際に触れる状態で展示する。また、テーマ「冒険する」では、月面探査レースに日本で唯一挑戦するHAKUTOのローバーを展示し、9月21日・22日には体験操縦会を実施。テーマ「遊ぶ」では、手首に巻きつけ、 スマートフォンが連動し、動作に応じた音を出す「moffバンド」を展示販売。テーマ「動く」では、車いすユーザーも、そうでない人も乗ることができる「パーソナルモビリティ」の試乗ができる。そのほか、テーマ「浸る」 では、バーチャルリアリティ(VR)を1,000円で楽しめるハコスコ(箱+スコープ=ハコスコ)の展示販売が行われることに加え、テーマ「作る」では、3Dプリンタを国産する数少ないメーカーと、10万円台からの品ぞろえが紹介される。なお、関連企画として、あたらしいテクノロジーを生み出す6名の講師によるプレゼンテーションが開催される。開催スケジュールは以下の通り。なお、各講演ごとの入れ替えはなく、両日とも13:00より先着50名が着席できるとのこと。聴講は無料。■9月19日13:00~13:35HAKUTOチームリーダー袴田武史13:40~14:10Moff事業担当部長市村慶信14:15~14:45WHILL営業・マーケティング2部部長杉山純一■9月20日13:00~13:35wena Project對馬哲平13:40~14:10LMSLittleMachineStudio代表神田沙織14:15~14:45ハコスコ代表取締役藤井直敬
2015年09月14日サイオステクノロジーは、9月1日よりHAクラスターソフト「LifeKeeper for Linux」の最新版である「LifeKeeper for Linux v9」の販売を開始すると発表した。同日より、出荷を開始する。「LifeKeeper for Linux v9」は、3年4カ月ぶりのメジャーバージョンで、近年注目されている "DevOps/Infrastructure as Code" に対応した。具体的には、ITインフラにおける構成管理、展開作業を自動化するツールである "Chef" による自動構成を実現するための機能を実装した。Chefは、インフラにおける構成管理、展開作業を自動化するツール。Rubyでプログラミングをするように、インフラの構成管理をコードによって行える。これまでは、新しいノードを立ち上げるには、 LifeKeeperをインストールし、GUIを立ち上げて、手順書を見ながら人間がコンフィギュレーションを行う必要があった。Chefを利用することでサーバ構築をこれまで以上にスピーディーに行えるほか、自動化により省力化が可能。また、設定ミスなどヒューマンエラーを防ぐことができる。検証環境を本番環境に移行する、同じ環境のサーバーを短時間で大量に複製するといった業務でとくに効果が発揮されるという。また、多くのインフラ構築・運用を行うエンジニアの利便性と作業効率向上のため、コマンドライン関連の機能強化した。Parameters List機能提供され、パラメータ一覧のドキュメントを統合したほか、kchkconfコマンドを追加し、LifeKeeperの起動時に読み込む設定が反映済みか否か、複数のパラメーター同士の矛盾が無いかの確認ができるよになった。さらに、LifeKeeperの動作環境としてVMware vSphere 6に対応し、vSphereの各種機能とLifeKeeperの連携や共存により、アプリケーションを含めたトータルなシステムとして、高い可用性を実現するという。そのほか、サポートメニューも更新され、これまでは購入時のフルサポートは1年か3年のいずれかだったが、1~5年で1年単位で選択可能になったほか、サポートの更新もこれまでの1年に加えて3年が新たに追加された。また、フルサポートのスタート期間も、リリース時ではなく、V9.1のリリース時からに変更された。サイオスは今後もパブリッククラウドとの連携を強化し、同一リージョン間のクラスター構成にとどまらず、異クラウド間、データセンターとクラウド間でのクラスター構成も順次可能にしていくなど、継続的に機能強化を行うという。
2015年09月01日新しいもの、楽しいことはどんどん取り入れるはずのファッション業界。とはいえ、それが最先端のテクノロジーだとしたらどうだろう…。これからのファッションを牽引していく世代にとって、オンラインショッピングなど、今や当たり前のこと。さらに、海外に目を向ければ今や名だたるファッションブランドが、最先端のテックを利用した新しいマーケティング戦略やショッピングの仕組みを利用して、イノベーションを起こしている。そのファッションとテクノロジーが巻き起こす旋風がいよいよ日本にも到来する時が来た。先頃、ファッション×テックの先駆的イベントとして注目される「Decoded Fashion」が、日本で初めて開催されたのだ。ここでは2回に渡ってレポートしよう。2015年7月9日に東京アメリカンクラブで開催された「Decoded Fashion(デコーデッド・ファッション)」は、ファッションやビューティで業界をリードする企業やブランドと、テックの分野でユニークなサービスを提供するテクノロジー業界の企業を結ぶグローバルなイベント。創設者のリズ・バセラーはコロンビア大学でジャーナリズムを学んだのち、報道番組のプロデューサーとして活躍。オバマ大統領の当選演説を扱った特別番組では、優れた番組に与えられるエミー賞にノミネートされるなど敏腕ぶりを発揮。その後、2010年にテック企業に転職し、翌年「Decoded Fashion」を設立。2012年には、最初のサミットがミラノで開催され、その後、ニューヨーク、ロンドンに広がり、今年、日本上陸を果たした。設立当時、テック企業に勤めていたリズは「ユニークなアイデアを持つスタートアップ企業のオーナー達と出会い、彼らがファッションに使えそうなアイデアを持っていた」と言う。ファッション業界にどのような問題があって、どのような提案ができるのか分からなかったというが、テクノロジーとファッションが出合うべき時が来たと感じたのだという。一瞬、錯覚するが、これは日本の話ではない。外の人からは意外に思えるかもしれないが、ファッション業界はどこの国でも、けっこう保守的なのだ。とにかく、リズの働きによって、テックとファッションは出合うことになった。『WIRED』の若林恵編集長も「(Decoded Fashionは)この取組みによってふたつの、互いに未知の業界の人びとがFace to Faceで遭遇できる「空間」をつくったのが素晴らしい」とコメントしている。グローバルリサーチ企業「スタイラス(Stylus)」のリテール部門を率いるケイティ・バロン氏は、アフターインターネットである現代において、消費者の行動を考える時のキーワードを3つ挙げている。「ソーシャライズド」「パーソナライズド」「リスポンシブ」がそれだ。このキーワードに沿って、具体的な事例を見てみよう。■「ソーシャライズド」ブランドにとって、インターネット上で確固たる地位を築くには、自分たちの商品、ブランド、ショップ等々がオンライン、オフライン問わず語られていることが大切だ。店舗やプロダクトの良さもさることながら、オンライン上でもそのブランドの存在感があるかどうかとも言えるだろう。それはつまり顧客とブランドが、ブランドが提供する価値を共有しているかどうかという意味でもある。ブランドの持つプロダクトやストーリーといった価値にいつでも、どこからでもアクセスできることにより、ブランドは、オンライン、オフライン共にコンテンツを通じて顧客の購入を促すことが出来るということだ。実際の店舗のみならず、オンラインでもブランドのプロダクトやストーリーに出合えるということは消費者にとってみれば、これまでよりもずっと簡単に「お気に入り」にたどり着けるということだ。そして、ソーシャルな場にブランドがコンテンツを提示する時に忘れてはならないことがある。ロンドン発のスキンケアブランド「ロディアル(RODIAL)」の一例から考えてみよう。ロディアルでは、アメリカのファッションモデル、カイリー・ジェンナーをグローバル・アンバサダーに任命した。そして、彼女をロンドンのショップに招き、その様子をソーシャルメディアでレポートしてもらった。ここで大切なのはカイリーが元々、このブランドを気に入っていたということ。ブランドのCEO、マリア・ハッツィステファニス氏は、「消費者は、そのアンバサダーが本当に製品を気に入っているのか(あるいは宣伝なのか)をかしこく見抜く」と言っていたのはとても印象的だった。ブランドは、ソーシャルメディアでのレポートだとしても、そのコンテンツが真実であるのかと顧客から関心を寄せられていることを忘れてはいけないということだ。■「パーソナライズド」テクノロジーは、顧客とのコミュニケーションや販売の方法だけでなく、実際のモノ作りのスキームにも変化を与えようとしている。ニューヨークの真ん中に工場を持ち、イヤホンのオーダーメードを行う「ノーマル(NORMAL)」の創業者ニッキ・カウフマン氏は、自分の耳に合うイヤホンがないことに嫌気がさして、自分で会社を作ったのだという。ノーマルでは自分の耳のサイズにぴったりのイヤホンがたった2時間半で出来てしまう。これを可能にしたのは、3Dプリンターのテクノロジーだ。事業をスタートして1年後、顧客のデータから左右の耳の形が違う人が少なくとも20%はいるということも分かった。次の展開に活かせるデータだ。カウフマン氏は、「3Dプリンターを使って、大量生産ではなく、“あなた“のために作ることができるようになった」と言う。これはイヤホンの例だが、スタートアップ企業の中には、3Dプリンティングの技術を使い数時間でオーダーメイドのアイテムを作るシステムを構築しようと試行錯誤している企業もあった。まだ実現はしていないものの、テックによってアパレルのオーダーメイドが身近になる可能性は十分にある。この潮流が可能性を感じさせるのは、ここ数十年来変化の乏しかったファッション業界のスキームに風穴を開けるかもしれないということ。自宅にいながらにして、オンライン上で自分好みのファッションアイテムをオーダー出来る日がそう遠くない未来にやってくるかもしれない。■リスポンシブテクノロジーとファッションが出合えば、変わりやすい顧客の欲求にこれまでよりもずっと早く答えることができるだろう。例えば、「ハウスオブホーランド(HOUSE OF HOLLAND)」では、メンズコレクションでテクノロジーを使った新たな取組みを行った。VISAカードと連携して、ショーを見た顧客がパーソナルオーダーを入れられるスキームを整えたのだ。これまでショーが終わり、セレクトショップなどのバイヤーがオーダーをして、店頭に商品が並ぶという流れだったのが、顧客が直接欲しい商品をオーダーすることが可能になり、欲しいアイテムが顧客の元に届くまでの時間を短くすることができたのだ。また、デジタルが可能にした膨大なデータから顧客の興味関心を読み解いていくことも、今まさにその顧客が知りたいと思っている情報を届けることに繋がるだろう。パーソナルな興味関心をSNSやサイト上での行動からかなり正確に導きだすことが可能になるだろう。新しいもの好きと言われながら、歴史や伝統を慈しみ感性がモノを言うのがファッションの世界でもある。そのせいか、ビジネスのやり方自体が、旧態依然としているところもある。しかし確実に顧客はオンラインの世界でテクノロジーを享受し、コミュニティを構築している。アメリカでは以前から1980年から2000年の間に生まれたミレニアル世代が消費の中心として注目されて久しい。この世代にインターネットやデジタルテクノロジーは生まれながらのインフラ。ファッションの世界で働く私たちもそこに趣いて、顧客に思いを伝えられれば、双方にとって幸福な出会いがあるはずだ。テックによって蓄積される膨大なデータは、どこに顧客がいるのか、どんな風にそのドアをノックするのか、必ずや教えてくれるはずだ。
2015年08月26日Jetrunテクノロジは8月21日、NTTドコモが提供する開発者向けAPI提供サイト「docomo Developer support(dDs)」向けに、ヒトとロボットが交わす話題を約1900のジャンルに分類するAPIと、日常生活の調和を約26のパターンで判定するAPIの提供を、8月19日から開始していることを発表した。dDsは、NTTドコモが保有するAPIをより便利に利用できるAPI提供サイトとして2013年に開設された。APIを活用した共同事業開発プログラムを展開し、開発者や企業との協創の取り組みを推進しており、現在17種類の多様なAPIをラインナップしている。今回、このdDsへ提供されるカテゴリ分析APIは、テキスト化された文章を約1900のジャンル(話題)に機械的に分類し、ロボット対話におけるアルゴリズムの構築やキュレーションアプリにおけるパーソナライズの最適化に活用できるもの。また、センシティブ分析APIは、公序良俗に反するようなセンシティブな話題を約26のパターンに分類し、掲示板などへの投稿記事のなかから、誹謗中傷へ該当する記事の検知、薬物やジェンダーについての話題も検知し、より多様性のある商材の構築に活用できるものとなる。Jetrunテクノロジは、NTTドコモが提供するスマートフォン向け音声エージェントサービスへ2012年からテキスト解析エンジン「TrueText(トゥルーテキスト)」を提供しているが、上記2つはどちらも、このTrueTextを搭載した開発者向けのAPI。成長が著しいモバイルコンテンツ市場においても、コンテンツの有用性とスピードを維持しながら利用者へ提供できるという。
2015年08月24日夏に注目の「涼感コスメ」夏季限定で各コスメブランドが展開しているのが「涼感コスメ」。ひんやりとした使用感は夏のほてりやすい肌に気持ちよく、肌の引き締め効果があるものも。そのような中で、蜂蜜を使ったコスメブランドが発売した涼感コスメが好評のようだ。夏のほてった脚が気持ちよくなるコスメそれが、株式会社スタイリングライフ・ホールディングスが展開するコスメブランドVECUA Honey(以下、ベキュアハニー)から2015年6月1日(月)に発売された「クールクールレッグジェル」。ワンダーハニークールクールレッグジェル/3種/160g/1,400円(本体価格)(シトラスミント※限定品(完売)・ミントスカッシュ※限定品・キウイミント)(引用:プレスリリースより)メントールが配合されたジェルは脚に塗ると、ひんやりと気持ちいい清涼感が続き、夏の疲れた脚の重みを和らげる。また、緑と果実の爽やかな香りは気分もリフレッシュできそうだ。「ベキュアハニー」とはベキュアハニーは、「蜂蜜の森」をコンセプトにしたナチュラルコスメブランド。また、同ブランドは3つのラインを展開。スキンケアアイテムを中心とした「ネイチャーハニー」、ハーブを配合し大人の肌を考えた「ボタニカルハニー」、楽しく可愛いコスメや雑貨の「ワンダーハニー」と、様々な蜂蜜コスメの世界を楽しむことができる。(画像はベキュアハニーWebサイトより)【参考】・株式会社スタイリングライフ・ホールディングス プレスリリース/PR TIMES
2015年08月23日デニムのトレンドセッターとして有名なGUESSから、最新デニムテクノロジーを使った新しいコレクション 「SMART GUESS」 を発表。このFALL2015からプッシュアップ、ヨガ、シェイプアップそしてジェットセットデニムという4つの革新的なテクノロジーをスタートする。美しくヒップアップされたフォルムを実現した「プッシュアップレギンス」は、テンセルをブレンドした非常に柔らかい生地で、ソフトでラグジュアリーな履き心地に加え、深いインディゴと漆黒の混ざり合った色とブラックウォッシュのコーティングが、ヒップの形をよりきれいに見せる。PUSH-UP「GUESS シェイプアップ」は完璧なカーブと注目度抜群のフィット。3つのファッション向きデニムの中で、最も曲線美を強調するデザインで、スリムでセクシーに見えるように設計されている。独特のシームレス構造で、太く見える部分を目立たなくし、細い部分はより細く見せ美しいラインを強調し、上から下までその形を作り出す。SHAPE-UP「GUESS ヨガレギンス」は日常のどんな動きにも対応する、非常に柔らかい生地でできている。伸縮性の高い素材とデザインが、身体のラインにぴったりと沿う最高の快適さとスタイリッシュなフォルムを作り出す。 オイルステインとシリコンリンスウォッシュのカラーリング。GUESS YOGAそして、これまでのデニムの中で最も快適で、柔らかく、そして軽いのが「GUESS ジェットセッター」。早い生活ペースや、いつでも旅に出るような活動的なライフスタイルにも適応でき、そして見た目よりもずっと快適な履き心地を実現。JET SET「ゲス(GUESS)」の最新デニムコレクションは、ユニークでトレンドに合ったフィットでありつつ、どんな体型やライフスタイルにも適合する幅広いラインナップとなった。【問合わせ先】GUESS JAPAN(ゲス ジャパン)電話番号:03-6871-6788住所:〒107-0061 東京都港区北青山3-3-11 ルネ青山8F元の記事を読む
2015年08月06日ソフトバンク・テクノロジー(SBT)は7月24日、クリックテック・ジャパンが提供する分析ツール「Qlik Sense」の販売を開始した。新製品では、ユーザー自身がグラフ軸や集計値をライブラリから選択し、ドラッグ&ドロップで分析画面を容易に作成できるという。ユーザーが選択するライブラリは、管理者が設定した「ユーザーごとに、どのデバイスから、どの情報にアクセスできるか」といったセキュリティ・ルールに従って表示する。ライブラリに登録する情報資産へのアクセスを制御することで、適切な情報のみへのアクセスをコントロールできることに加えて、一元管理下にある共通のライブラリを使用することで、組織全体でのデータおよび分析の一貫性と精度の向上を実現するとしている。同製品はインメモリで高速処理を行うため、大量データでも即時に分析画面を表示できるとのこと。また、PC/スマートフォン/タブレット端末などのデバイスに合わせたサイズ表示やレイアウト変換が可能なマルチデバイス対応、検索文字列を入力するとデータ同士の関連性から各種の情報を自動的に紐付けて表示する「Smart Search」、多様な外部データを容易に統合しリアルタイムに反映することで包括的なデータ分析が可能なデータ統合機能といった特長を持つ。
2015年07月27日