「ばっちり球見えてるね!かっとばせー、瀧さん!」11月中旬、声援を送る人々の視線の先にいるのはピエール瀧(52)だ。今年3月にコカイン摂取による麻薬取締法違反で、瀧が逮捕されてから8カ月。6月に懲役1年6カ月、執行猶予3年の判決を受けて以降は人前から姿を消していたが、この日、彼は都内にある軟式野球場にいた。自身が率いる草野球チーム「ピエール学園」の試合に出場した瀧。チームメートの応援の甲斐もあって、1打席目で二塁打を放つなど生き生きとした姿を見せていた。「ピエールさんは、地元の静岡で小学校から高校までずっと野球に打ち込んでいました。甲子園球場の土を踏みたくて、高校卒業後には阪神タイガースの入団テストを受けたほど。チーム名は高校野球の名門校『PL学園』をもじったもので、お笑い芸人のマキタスポーツさん(49)らとよく試合をしているそうです」(レコード会社関係者)試合終了後に相手チームに延長戦を要求するなど、のびのびと“休日”を満喫する瀧。しかし、逮捕によって降板したドラマやCMなどの違約金は一部では5億円とも報道されていた。果たして、生活は大丈夫なのだろうか……。「ドラマやテレビ番組は軒並み降板しましたが、瀧さんが出演した多くの映画は出演シーンをカットすることなく上映されました。さらに、動画配信サービス・Netflixで放映され、大ヒットした『全裸監督』にも瀧さんは出演。海外資本ということもあり、破格のギャラを手にしたそうです。なので生活には困っておらず、1億5千万円と言われる豪邸もまだ手放していません。愛車である高級英国車に乗って、よく草野球の試合に来ているといいます」(テレビ局関係者)さらに、最近では音楽活動にも意欲を見せているという。「10月に瀧さんは、電気グルーヴの相方・石野卓球さん(51)と2人でドイツ旅行に行っています。自分たちの原点である海外バンドのライブを見て、『早く再始動したい!』と2人で話し合っていたと聞いています」(前出・レコード会社関係者)近況を聞くべく、試合終了後の瀧に声をかけた。最初はにこやかだったが、記者が名乗った瞬間に表情が一変!顔をゆがめ、何も答えることなく愛車に乗り込み、その場を去っていった。充実の休日を経て、表舞台で再び“ホームラン”を放てる日はもう少し先になりそうだ――。
2019年11月18日物事に興味を持ち、「もっと深く知りたい!」と思う気持ちを「知的好奇心」といいます。知的好奇心は、大人になるにつれ失われがちなもののひとつです。「子どもの頃は知的好奇心旺盛だったけど、大人になって変わった」という方も少なくないはず。しかし、そんな自分の状態が、子どもに悪影響を及ぼしているかもしれないのです。なぜならば、親の知的好奇心の有無は、子どもの知的好奇心のみならず学力にまで関係してくるから。今回は、親子にとって知的好奇心がいかに大切かを知り、知的好奇心を育むためにできることは何かを考えてみます。知的好奇心旺盛な子は学力が高い!勉強ができる子や、成績のよい子には、知的好奇心旺盛な子が多いと言われています。教育関連著書を多く世に送り出している脳医学者の瀧靖之さんは、「賢い子」の条件を問われた際、「自分から『知りたい』と思える、知的好奇心が旺盛な子ども」と答えています。動物や植物、運動、どんなことでも良いのですが、興味を持った対象に自分からおもしろがって調べたり取り組んだりすることができる子だと思います。勉強にしても、テストの点数を取るのが目的ではなく、そもそもおもしろいからやっている。だから努力とも思わず夢中になることができる、そんな子どもですね。学ぶことが楽しくて仕方ないから、自然と学力が伸びていく。その土台となるものが、「もっと知りたい!」という学びへの意欲、すなわち知的好奇心なのです。(引用元:ベネッセ教育情報サイト|世界最先端の脳研究が解き明かした!「賢い子」の育て方とは?)例えば、ある外国の歌手の音楽に興味を持ったとしましょう。その音楽についてもっとよく知りたいという思いから、曲の歌詞に出てくる英単語を調べるようになることが考えられます。好きな曲の歌詞が理解できると、その喜びから、英単語を調べること自体が楽しく感じられるようにもなるかもしれません。そうすれば、自然と英語を勉強するようになるでしょう。知的好奇心は、こうして学びの土台を築いていくのです。実際、学力の高い人たちの多くが、知的好奇心を育むことの大切さを実感しています。東京大学新聞社の調査によると、東大生の95%が、小学生時代の学習姿勢として「知的好奇心を育むこと」が「大切」(とても大切だと思う・まあ大切だと思う)と答えたそうです。これは、「柔軟に考える力をつけること」(92%)や「塾や学習教室に通うこと」(23%)より多い回答でした。親の知的好奇心が子どもに影響するでは、子どもの知的好奇心を育てるには、どうすればいいのでしょうか。文部科学省が実施している全国学力・学習状況調査から、親が子どもを図書館や劇場、科学館などの文化施設によく連れていく家庭で育った子どもは、そうでない子どもより学力が高いことがわかっています。このことにより、親に頻繁に文化施設に連れていってもらった子どもは、それぞれの場所で知的好奇心を刺激され、その経験がのちの学習習慣につながったと考えられます。また、同調査では、家にある本の数が多い家庭で育った子どもの学力が高いことも明らかになっています。しかし、だからといって、急に子どもに大量の本を買い与えたり、「本をたくさん読みなさい」と言い聞かせたりしても、効果がないことは誰でも予測できるでしょう。MP人間科学研究所代表であり、心理学者の榎本博明さんは、親自身の知的好奇心が子どもの知的好奇心、ひいては学力の高さにつながっていると指摘します。つまり、蔵書数の多い家庭は、親自身が知的好奇心が強く本をよく読むため、その結果として家庭の蔵書数が多くなる。さらに、子どもと一緒に美術館・劇場や博物館・科学館、図書館といった文化施設に行こうと思う。そのような親の心理傾向が子どもにとって知的刺激に満ちた環境を生み出すのである。(引用元:Business Journal|学力の高い子ども、親の習慣や家庭環境に「共通の傾向」…文科省調査で判明)また、一般社団法人教育デザインラボ代表理事であり、教育専門家の石田勝紀さんも、同様の意見を持つひとりです。石田さんは、「親の持つ “好奇心” そのものが子どもに伝播する」と明言しています。親が物事に興味を持ち、それについて楽しそうに学ぶ姿を日常的に見せていれば、それが子どもにも伝わっていくというのです。「親が、日々ワクワクした気持ちで『もっと知りたい!』と自ら学習していくような人間であればいい」(引用元:東洋経済オンライン|伸びる子の親は日々「好奇心」で生きている)つまり、子どもの知的好奇心を育てるには、まずは親自身が知的好奇心を育まなくてはならないのです。子どもと一緒に大人が無理なく知的好奇心を育むには……しかしながら、大人が日々仕事や家事、育児で忙しいなか、新しいことを始めたり、物事を深く探究したりすることは簡単なことではありません。「重い腰が上がらない」という方も多いでしょう。そんななかでも、子どもと一緒ならできることがあるはずです。好奇心を育むために、親子で無理なく始められることをご紹介します。声に出して言い聞かせる第一歩として、物事に興味を持つことが大切です。とはいえ、実際には日常生活のなかに心惹かれる物事が見当たらない、という方がほとんどでしょう。しかし、本当に心惹かれる物事は存在しないのでしょうか?そう感じるのは、自分自身が物事に対する興味の “アンテナ” を張っていないからかもしれません。先ほどご紹介した石田さんは、自らの「好奇心」という原動力を動かすために、日常的に「日々、楽しんでしまおう」「一見つまらなくみえるものを、おもしろくしてしまおう」と、口癖のように声に出しているそうです。声に出すと、意識が高まります。つまり、物事に対する興味の “アンテナ” を張っているのです。そうすると、小さな変化に気づいたり、ワクワクすることに出会えたりと、物事に興味を持ちやすくなります。まずは、毎朝1回、あるいは思いついたときにでも、「何かおもしろいことはないかな?」「今日も楽しく1日を過ごそう」と、子どもに語りかけてみましょう。子どもに言いながら、自分に言い聞かせるのです。そうして、子どもと一緒に、物事に対する興味の “アンテナ” を張ってみてください。 同じ習い事をしてみる子どもの習い事について「練習しなさい」と一方的に言っていませんか?親がお尻を叩くだけでは、子どもの好奇心はそこで止まってしまいます。前出の脳医学者・瀧先生は、息子さんと “一緒に楽しみながら” ピアノを習っているそうで、「子どもに何かをさせるなら、まず親がやること」がとにかく大事だと力説しています。「子どもの好奇心を思いっきり育てるためには、親自身も子どもと一緒に楽しむ経験が大切」なのです。幼少期に親子一緒に本気で知的好奇心を高めることで、子どもは親を模倣し、中学生・高校生になってからもその知的好奇心で生きていけるのだそう。親子で同じ習い事――うまくいけば、親子共通の趣味ができるかもしれませんよ!***親が知的好奇心を育むことで、子どもの知的好奇心や学力にもよい影響を及ぼすという好循環が生まれます。また、その過程で、親自身が幅広い知識を身につけたり、自分の新たな一面を発見したりと、これまでにない経験ができるはずです。このコラムを読んで、「よし、何か見つけてみるか!」――そう感じた方ならば、すでに一歩、いや十歩以上、知的好奇心の世界に向かって歩き出しているのではないでしょうか。子どもは親の姿を見て育ちます。いつまでも新しいことに挑戦する精神を忘れず、生き生きと輝く姿を見せていけたらよいですね!(参考)ベネッセ教育情報サイト|世界最先端の脳研究が解き明かした!「賢い子」の育て方とは?Business Journal|学力の高い子ども、親の習慣や家庭環境に「共通の傾向」…文科省調査で判明東洋経済オンライン|伸びる子の親は日々「好奇心」で生きている東大新聞オンライン|東大生の4割超が利用した、小学生時代の通信教育とは?「達成感を求めて楽しく勉強できる」生活百科|好奇心を失わないための10個の方法ベネッセ教育情報サイト|脳医学者も実践!子どもの「知的好奇心」を伸ばす“たった1つの秘訣”
2019年08月07日今年も半分が終わり、下半期の動向に注目が集まっているのはピエール瀧(52)だ。3月に麻薬取締法違反で逮捕・起訴された瀧は、懲役1年6カ月、執行猶予3年の判決を受け、7月2日に刑が確定していた。再起を図る瀧だが、出演していた映画の再撮や大河ドラマの降板といった逮捕の影響は大きく、賠償金額は5~6億円とも報じられている。一部では支払いのために自宅売却も検討しているとも言われている。瀧をよく知る音楽関係者は語る。「賠償金を稼ぐにしても、しばらくNHKや民放での出演は難しいでしょう。出演の可能性があるとすれば、インターネット系のドラマですが、出演料は以前と比べれば格段に下がります。とりあえず始められそうなのはライブ活動ですが、ソロではそれほどの需要は見込めないでしょう」長年の盟友の苦境を見かねたのが、音楽ユニット・電気グルーヴで相方を務める石野卓球(51)だ。6月末付で所属事務所との契約を終了させた石野だが、この決断も再起のためだという。「ピエールをサポートするための決断と見られています。2人でステージに立つというのなら、1人だけよりもオファーは数倍にもなるでしょう。実はレコード関係者のなかでは、『2人で新事務所を立ち上げるのではないか』とも言われているのです」(前出・音楽関係者)再び並んでステージに立つ2人の姿を見られる日は果たしてくるのだろうか――。
2019年07月18日ついつい口に出てしまう「勉強しなさい!」という言葉。いくら繰り返したところで子どもがやる気を出すようにならないのはわかっていても、黙っていられない!という親御さんはきっと少なくないはず。しかし、主体的に学習する姿勢が子どもに身についていれば、自ら考え行動できるはず。したがって、「勉強しなさい」という声がけは、そもそも必要なくなります。では、どうすれば子どもの主体性を引き出すことができるのでしょうか?勉強の強制は逆効果!?「勉強しなさい!」と机に向かうことを強要し続けると、学年が上がるほど、いわゆる「馬の耳に念仏」に。すると、ますます親のイライラは募り、子どもは「ウザい」と感じるようになり、主体的な勉強からはさらに遠ざかっていくばかり……。そのような悪循環に陥るのを防ぐためにも、なるべく早い段階から「勉強しなさい」という言葉を避ける必要がありそうです。つまり、勉強は強制するのではなく習慣化するよう心がけるのが、伸びる子を育てるポイントになります。実は、成績の良い子ほど親から「勉強しなさい!」と言われていません。良い成績をおさめることができている子は、小学生のころから親にガミガミ言われなくても学習する習慣がついているのです。私の経営する学習塾でも、成績が良い生徒には、「親に言われる前にやる」タイプが多く、彼らは自分で考え、前向きな気持ちで勉強を楽しんでいます。(引用元:安村知倫(2017) ,『子どもの成績を「伸ばす親」と「伸ばせない親」の習慣』, 明日香出版社.)また、東大生の6割は「勉強しなさい」と言われたことがないといいます。彼らは、子ども時代に自主性・主体性を重視した教育を受けてきたおかげで、「好きなことに思いっきり没頭できた」のではないかと言うのは、東北大学加齢医学研究所教授で医学博士の瀧靖之氏。脳は、「好き」「興味がある」とポジティブなレッテルが貼られた情報ならば、思考が深まり、しっかり理解して記憶するようになるそう。「勉強しなさい」「やらなくちゃダメでしょ」などといったネガティブな声かけでは勉強が楽しいものだと感じることができず、拒絶するようになってしまうのも無理はありません。まずは行動を認める声がけをそうはいっても、いつまでも机に向かおうとしない子どもを黙って見過ごすことはできないですし、放っておいても進歩は望めません。まずは現在進行形で子どもの行動を認める言葉かけをするとよいと、学習コンサルタントでステージメソッド塾代表の西角けい子さんは言います。たとえば、宿題をしているときに「宿題、頑張っているね」と、声をかけてみましょう。これは宿題や勉強に限らず、ごはんを食べているときに「おいしそうに食べているね」、ゴロゴロしているときに「疲れているみたいね」といった、子どもの「いま」に対する共感の言葉がけを心がけると、家の雰囲気もよくなり子ども自身も親から行動を認めてもらえると感じるようになり、自信につながってきます。「宿題をやらなくちゃだめでしょ!」「今やろうと思ってたんだよ!」と言い合うような、怒る親とふてくされる子どもという悪しき構図からひとまず抜け出す簡単な方法です。また、「褒めて伸ばす」とはよく言いますが、テストの点を褒めたり成績を褒めたりするのももちろんですが、まずは途中の頑張りを認めて褒めてあげることも大切です。誰が見てもわかるような成果がなくても、姿勢よく机に向かっている、字を丁寧に書いている、難しい問題も投げ出さずに取り組んでいる、というような努力の過程の具体的な部分に注目し、「頑張っているね」「いいね!」と声をかけてあげましょう。これは、いちばん身近にいる親だからこそできること。小さな努力を認められ褒められて育つ子は、やる気も出て、その積み重ねで大きな成果を生むはずです。強制ではなく、きっかけづくりを子どもの「いま」を認め、さらにはテストの結果などがんばった面を評価することができたら、次に、わかっていない部分を親子で確認し合います。そこで親が「こんなふうに勉強してみたら」と提案するなどして、子どもが自分に合った勉強の仕方を発見するきっかけを作ってあげることが、勉強への姿勢を変えていくコツ。勉強して賢くなることが実感できれば、子どもは面白がってそれに打ち込むようになります。例えば練習を重ねて50メートル走のタイムがどんどん早くなったり、あるいはピアノが上手に弾けるようになったりするのと同様、勉強することで賢くなるのは、誰にとっても快感なのだから。賢くなり、難しい問題が解けるようになると、子どもなりに手ごたえを感じてくれるものなのです。(引用元:松永暢史 (2007) ,『子どもを親より賢くする本子どもを賢くする親は、ここが違う!』, PHP研究所.)子どもよりも少しだけ上のレベルの目標を設定し、「この目標を達成させるためにはどうしたらいいと思う?」と声をかけ、一緒に目標を達成するための方法や段取りを考えます。ただし、一緒に考えているようで最終的に親が「こうしなさい」と決めてしまうのはNG。あくまでも、学ぶのは子ども自身。本人から「こういう方法があると思う」という考えを引き出すことが大切です。それによって成果を得ることができれば、自ら勉強に取り組む姿がみられるようになるはずです。子ども主導で勉強時間を決めておくしかし、まずは大前提として、宿題や勉強に取り組む「時間」を生活の中に作らなくてはなりません。そこで親が「夕食前に1時間は勉強するようにしなさい!」と押しつけても、子どものモチベーションは続きません。自分で決めさせて実行させるほうが、子どもの責任感も育つというのは、チャイルドコーチングアドバイザーで桜ゼミナール塾長の安村知倫氏。子ども主導で、平日の何時から何時は宿題、何曜日の何時から何時は理科の復習、といったようなスケジュールを決めさせるのです。まずは、1週間のうちで時間が決まっている行動を書き出し、空白時間を見つけ、そこに勉強時間を設定していきます。ただし、空白時間には勉強だけでなく遊び時間もしっかり組み込み、勉強内容は最終的に子ども自身が決めるとよいといいます。効率的なスケジュールを組むことができれば、親は決まった時間に「そろそろ時間だね」と声をかける程度で済むようになるはずです。これは学習面だけでなく、健康で規則正しい生活を送るためにも有効な手段といえますが、親の協力も不可欠。できるだけスケジュールに沿った時間に子どもが夕食や入浴を済ませられるよう、生活の土台となる部分は崩さないようにしていけるといいですね。努力の「見える化」がさらなるやる気を引き出すさらに安村知倫氏は、子どもが自分で努力したことを「見える化」すると効果的だといいます。壁かけカレンダーを用意して、学校の宿題を含めたその日の家庭学習がきちんとできたら、カレンダーに◯をつけていく。学校のプリントを見直ししたら、ひとつの箱に入れていく。漢字練習や計算などの自学ノートを終わったら、同じ場所に積み上げていく。カレンダーに◯が並んだり、箱にプリントがたまったり、ノートが積み重なったりしていけば、頑張った証拠が目に見えることで満足感が得られ、さらなるやる気を引き出すことができるのです。この「見える化」した部分を親も一緒に喜ぶようにすれば、ますます効果的かもしれません。前述しましたが、親だからこそ知ることができる努力の過程を見逃さないことが大切です。テストや試験の「結果が全て」ではなく、それまでの努力が大切で尊いものだとわかっている子どもは、学習習慣が自ずと身につき、いずれ成績に反映されることでしょう。***家事や仕事を「頑張りなさい」と言われるよりも、「頑張っているね」と言われたほうがモチベーションを保てるのは、大人も同じ。何かを「やりなさい」と言われると逆効果になることが多いのは、振り返ってみれば合点が行くのではないでしょうか。「勉強しなさい!」を封印することができれば、親も子も少しずつ良い方向へ変わっていくはずです。文/酒井絢子(参考)こどもまなび☆ラボ|「勉強しろ」は逆効果!統計でわかった、親が本当にやるべき3つのことベネッセ 教育情報サイト|「勉強しなさい」よりも効果的!?な、子どもの学習意欲を高める関わり方PRESIDENT Online|自ら机に向かう子の親が欠かさない習慣「勉強しなさい」と言わない理由SankeiBiz|「勉強しなさい」は逆効果勉強嫌いな子を変貌させた家庭の特徴安村知倫 (2017) ,『子どもの成績を「伸ばす親」と「伸ばせない親」の習慣』, 明日香出版社.明光2020教育改革室 (2018) ,『開始5分の「振り返り」から子どもの学力はぐ〜んと伸びる!』, 主婦の友社.西角けい子 (2010) ,『子どもの成績は、お母さんの言葉で9割変わる!−−普通の子が次々日本一になったニシカド式勉強法』, ダイヤモンド社.小林公夫 (2009) ,『「勉強しろ」と言わずに子どもを勉強させる法』, PHP研究所.江藤真規 (2009) ,『勉強ができる子の育て方』, ディスカヴァー・トゥエンティワン.汐見稔幸 (2007) ,『親子のハッピーコミュニケーション』, 岩崎書店.瀧靖之 (2018) ,『16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える究極の子育て「賢い子」は図鑑が育てる』, 講談社.松永暢史 (2007) ,『子どもを親より賢くする本子どもを賢くする親は、ここが違う!』, PHP研究所.
2019年07月14日今、じわじわと科学人気が高まっています。その背景として、物理学、科学、医学の分野で日本人のノーベル賞受賞者が相次いだことや、アクティグラーニングの導入によって「ロジカルシンキング(論理的思考)」が求められるようになったことが考えられます。わたしたち親世代では苦手意識を持つ人が圧倒的に多かった理系分野ですが、今ではそのイメージをがらりと変えて、子どもたちにとって科学はより身近で日常の中に溶け込んでいるようにも感じられます。体験できる場所やきっかけがたくさんあるということは、子どもの「なぜ?」にとことん付き合えるチャンスです。ぜひ親子で一緒に、身近なところから科学の面白さや奥深さに触れてみませんか?すぐに答えが出ないことがおもしろい!?最近では幼児を対象にしたサイエンス教室や実験系のワークショップなど、以前に比べて格段に「科学に触れられる機会」が増えたように感じませんか?2000年ごろに子どもの「理科離れ」が浮き彫りになってからというもの、全国各地の自治体や科学館などの施設で積極的に理科系のイベントが開催されるようになったことも一因ですが、AIの進化によって「子どもを理系に強い人間に育てたい」と願う保護者が増えたことも大きな要因だと指摘されています。とはいっても、まだまだ理科・科学に対して「難しい」「苦手だな」と思い込んでいる人が多いのも事実です。筑波大学生物学類サイエンスコミュニケーターで次世代科学者育成プログラムに携わる尾嶋好美先生によると、その原因のひとつとして現代の「すぐに結論を求めてしまう風潮」が関係しているそう。今は、インターネットで検索すれば「何でも答えが出てくる」時代になっています。子どももわたしたち保護者も、すぐに結論を求めてしまう風潮があると思います。そうした社会においては、自ら考え、答えを導き出す過程が少し面倒に感じられてしまうのではないでしょうか。その過程を楽しむことができれば、きっと理科の面白さに気付いてもらえるはずです。(引用元:ベネッセ教育情報サイト|理科好きの子どもを育てるには【前編】理科好きの共通点とは)正確な知識や情報に基づき、仮説を立て、検証するといった地道な努力を経てはじめて“科学的思考力”は身につきます。それはすぐに手に入るものではなく、むしろじっくりと時間をかけて育んでいくもの。現代のスピード重視な世の中では、その過程を見守ることも難しいのかもしれません。科学が好きだとメリットがたくさん!科学好きになるとさまざまなメリットがもたらされます。そのひとつは、好奇心が高まりチャレンジ精神が育まれること。サイエンスプロデューサーの米村でんじろう先生は「実験を楽しみながら理科に親しむことで、好奇心に加えて新たなことにチャレンジしていける力を養うことができる」と述べています。さらに脳医学者の瀧靖之氏は「好奇心がある子どもは、知ることに対し純粋な喜びを感じるので、楽しみながら新しい知識を学ぶことができる」と解説しています。つまり、知的好奇心があると自発的に考えて自ら調べる癖がつき、学びへの意欲がぐんと高まるのです。ほかにも、合理的な考え方や実用的な知識も身につきます。食品パッケージの栄養表示から機械の取扱説明書まで、私たちの身の回りには科学的な情報があふれています。理科や科学を学びはじめると、日常生活の大部分は科学技術によって支えられていることに気づくのではないでしょうか。非科学的な情報に流されず、しっかりとした根拠に基づいた思考力を育てるためにも、科学に興味をもつことが大切です。最後に、精神科医の和田秀樹氏は「算数や理科が得意な子は、きちんと答えを求めようとするので我慢強い子になる」と述べています。ノーベル医学・生理学賞を受賞した京都大学の本庶佑教授は、「自分で知りたいという好奇心と、簡単に信じないということ」を心がけているそう。自分の目で見て確かめたうえで、納得できるまで諦めない姿勢も身につくのですね。理科好きな子に見られるある特徴前出の尾嶋先生は、理科好きの子どもには「ある共通点」があるといいます。それは『センス・オブ・ワンダー』、つまり身近な出来事に「不思議だな」と思える感性を持っていること。小さな子どもはみんな、「どうして空は青いのか」「どうして蟻は連なって歩くのか」など小さな疑問を抱きながら毎日を過ごしています。しかし成長するにつれて、いつしか日常の小さな不思議を見過ごすようになっていきます。この「なぜ」を中高生になっても持ち続け、追求し続ける意欲を失わないことが、理科好きの子どもに共通している点だそうです。また、学研教育総合研究所が保護者を対象に「理科好きな子どもの性格・行動特性」を調査したところ、次のような結果が導き出されました。理科を「とても好き」と答えた子の8割以上が、「やり始めたら集中して取り組む」「好奇心旺盛」「思いついたら自分で試してみる」「ものごとの仕組みを知りたがる」といった性格や行動特性を持っているというのです。つまり理科が好きな子どもは、なにかに集中して取り組んだり、ものごとを追求することに興味・関心をもち、行動を起こしたりする傾向が見られるというわけです。「理科が苦手」は親の思いこみ!?「生まれながらに『理科が嫌いだ』という子どもはいません」とは、山梨大学の松森靖夫教授の言葉です。いつもぼーっとしていて何も考えていないように見えるお子さんでも、動植物や天体、目の前の自然科学に対して「どうして?」と疑問をもち、しっかりと自分の頭で考えているそうです。だからこそ「大人の常識を押し付けたり、先回りして答えを教えたりするべきではない」と松森教授は指摘します。大切なのは、子どもに「思考を温める時間」を与えること。それにより、“仮説を立てて検証する”という思考のステップの構築につながるので、口を出したくてもぐっと我慢するようにしてください。中学受験教育を専門に手がける小川大介氏によれば、8~10歳くらいになると「自分はこうだ」と強く思い込み始める傾向があるといいます。親から「私に似てあなたも理科が苦手ね」と言われるなどして理科や科学に対する苦手意識を一度持ってしまうと、その意識を変えるのは難しいでしょう。ですから、より早い段階で理科に対して関心を抱かせることが重要なのです。そのきっかけとして、家庭の中で行われていることを、きちんと定義づけてあげるようにするといいでしょう。おすすめは、お手伝いをしてもらいながら科学的思考を伸ばしてあげること。お手伝いには、子どもを理科好きにするヒントがたくさん隠されています。“おうちサイエンス”で子どもの科学的好奇心を刺激しようお手伝いを通じて“科学の芽”が育つ「お手伝いサイエンス」を提唱している『ママとサイエンス』主宰の理科教師・田中幸先生と、理科の教科書執筆にも携わる結城千代子先生は、「料理や洗濯、さまざまな暮らしの知恵は科学の原理の応用」だと説明します。とくに料理にまつわる一連の作業には、サイエンスの要素がもりだくさん!おすすめのお手伝いサイエンス□野菜を洗う大きめのタライに水を張り、夕食に使う野菜をすべて入れてみましょう。どの野菜が浮いて、どの野菜が沈むかな?水に入れる前に「お母さんはにんじんが沈むと思うな」「○○くんはどれが浮かぶと思う?」と予想してから実験するとより効果的です。□きゅうりの塩もみきゅうりを薄く刻んで塩もみをします。「太く刻んだらダメなのかな?」「きゅうりがしなっとしてきたね」などの声かけをしながら、変化の様子を一緒に観察しましょう。□鍋の音を聞くぐつぐつ、ぷくぷく、ことこと……、鍋の中身が煮える合図は音で判断することもあると教えます。「ぐつぐつ聞こえ始めたら教えてね」と見張り番をお願いすると、子どもは驚くべき集中力を発揮して観察します。□ホットケーキを焼く焼く前のホットケーキはフライパンに広がるのに、火を通すと広がりが止まり、やがて膨らみます。「ぷつぷつしてきたね」「ふくらんできたからひっくり返してみようか」「真ん中がぷっくりふくらんでいるね」など、変わっていく様子を言葉にして確認しましょう。田中先生と結城先生は次のように述べています。「科学に限らず、子どもに何かを体験させたいと思ったとき、わざわざものを用意したりどこかに行かなくても、日常にチャンスはあふれています」特別な場所へ行き、特別な道具がないと、科学への理解を深めることは難しいと考えていませんか?実は、私たちの日常はサイエンス要素に満ちているのです。***子どもの科学的関心を高めて理科好きにするには、『3つの力』を大切にしてあげましょう。「観察力」(注意深く世界を見る力)「好奇心」(何でだろう?と不思議に感じる力)「探究心」(その理由を考える力)これらの力を発揮したとき、大人は答えを用意するのではなく、「なぜかな?」「不思議だね」と共感してあげてくださいね。(参考)ベネッセ教育情報サイト|理科好きの子どもを育てるには【前編】理科好きの共通点とはStudy Hacker こどもまなび☆ラボ|「科学好き」な子どもには、好奇心と我慢強さが身につく。子どもが理科・科学に親しむメリットと方法学研教育総合研究所|小学生白書Web版|1.「理科好き」を伸ばす子どもの性格・行動特性ベネッセ教育情報サイト|「子どもの科学」を大切にし、理科好きの子どもを育てる『できる子になる!0歳からのお手伝い』クーヨンBOOKS12,2015年6月,クレヨンハウス.
2019年07月10日脳医学者の瀧靖之教授は、「脳の発達過程を踏まえると、親の頭の良し悪しは子どもにはあまり影響を与えない」と話しています。また、行動遺伝学の第一人者である安藤寿康・慶應義塾大学教授によると、IQの遺伝の影響は約50%なのだそう。ということは……!?■参照コラム記事はこちら↓親の頭の良し悪しは、子どもに遺伝する?頭の良さと遺伝の気になるカンケイ
2019年07月07日知育アイテムとして定番の「図鑑」。東北大学加齢医学研究所教授の瀧靖之氏によると、東大生の9割が図鑑を読んで育った、あるいは興味を持っていたというデータがあるのだとか。とはいえ、大きくて重たくて、絵本のようにストーリーを読み聞かせるわけでもない図鑑を、どう活用したらいいのかわからない、なんてことはありませんか?ここでは図鑑の学習効果や家庭での取り入れ方についてまとめてみました。勉強意欲や知的好奇心が自然と高まる子どもにとって図鑑が身近なものになる一番のメリットは、勉強意欲や知的好奇心が自然と高まっていくことにあります。テレビなどの映像と違い、図鑑は何度でも読み解くことができるからこそ、手元に置いておきたいもの。一度に全てを読み進めるのではなく、自分の気づきや好奇心によって見る箇所が変わってくるため、継続して「自ら学ぶ」という姿勢を育むことができます。幼い頃から図鑑に慣れ親しんでいると、勉強への心理的ハードルをぐっと下げてくれる効果も望めるでしょう。例えば、家に植物の図鑑があり、いつも気に入って眺めている子がいたとします。小学校の初めての理科の授業で「子葉」という言葉を習うとき、「最初に出てくる葉っぱのことだ!」と、すでに図鑑で得た知識に出会うことで自信につながります。「それ知ってる!」から始まる学習は、その後の意欲や吸収の度合いに差が出てくるのです。幼児期の「なぜなぜ期」にも図鑑は有効。「なぜ?」「どうして?」と聞かれたら、図鑑で親子一緒に調べればコミュニケーションになるうえ、こどもを正しく納得させることができます。忙しくて手が離せないときにも「図鑑で見つけて、お母さんにも教えてくれる?」と子どもに自ら調べさせてもよいでしょう。また、後述の図鑑との触れ合い方にもつながりますが、図鑑は幼い頃から大人になるまで使うことができ、めくるたびに新発見があり、好奇心を刺激してくれます。一冊の図鑑はまさに一生モノ。だからこそ、親世代と子ども世代で一緒に学ぶことを楽しむツールとなり得るのです。図鑑の取り入れ方のコツでは、子どもに図鑑を自然と親しんでもらうには、どうしたらよいのでしょうか。取り入れるからには図鑑に夢中になってほしい、と意気込む親御さんも少なくないでしょう。まずは、図鑑はお勉強のための参考書ではなく、知的好奇心を広げていくワクワクする本である、と認識するのがポイントのようです。みんながみんな、図鑑を愛読して「◯◯博士」になる必要はありません。大切なのは、さまざまな分野に関する知識が満載で、きれいに分類されている図鑑という書物があること、その書物を見ると知りたいことが調べられて知識が広がるということを、家庭環境のなかで伝えていくことです。今の図鑑は非常によくできています。衣食住から自然科学に関心を持たせる工夫など、日常のあらゆるできごとから図鑑の世界へ入っていけるよう、入り口が用意されているのです。(引用元:小川大介(2016) ,『頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』,すばる舎.)では、その図鑑のメリットを生かすには、どんなところに気をつけたらよいのでしょうか。家庭内に図鑑を取り入れるコツをまとめてみました。■与えるのは文字を覚える前から図鑑の中の絵や写真を見ているだけでも楽しいものですが、知りたい気持ちが湧き出てくると自然と文字への興味も生まれ、認識し、覚えるようになってきます。文字への興味が薄い、とお悩みの場合にも図鑑は有効。大好きな乗り物や恐竜の図鑑を与えてあげることで、文字の学習もスムーズになるでしょう。■興味のある分野から、1冊ずつはりきって図鑑を全巻そろえる必要はなく、子どもの好きな分野から1冊ずつ用意するようにします。そして、特に興味を示している分野があれば、その分野の図鑑を何種類か買って見比べてみるのも、おもしろいものです。ほかの分野にも興味が出てきたら、また子どもと一緒に選び、徐々にそろえていきます。そうすることで、「これらは自分の図鑑だ」と愛着も湧いてきます。■「すぐに」「その場で」触れられる場所に置く知識の吸収が一番いいのは、「あとで調べよう」ではなく、知的好奇心のアンテナが立っているその瞬間。タイミングを逃さないためにも、リビングなど子どもがいつもいる場所に図鑑を置いておきましょう。家庭内で子どもが興味を持ちそうなことが話題にあがったら、すぐにその場で「調べてみよう!」と図鑑を取り出します。その習慣がつくと、子どももわからないことに直面したときに自ら調べるようになるはずです。■「まだ知らなくていい」は禁物子どもと一緒に図鑑を読むときは、子どもの年齢的には知らない言葉や難しい内容だったとしても、制限して読む必要はありません。「は虫類」や「両生類」などといったなんとなく聞いていた単語も、そのときは理解できていなくても、その後の学習でいずれ生きてくる知識となるのです。親が「まだ難しい、知らなくていい」と制限してしまうと、子どもも敏感に反応し「このくらいでいいんだ」と自分に制限をかけてしまうことになります。図鑑の知識と現実の体験を結びつけるのは親の役割図鑑にはたくさんの知識が詰め込まれていますが、それはあくまでもバーチャルの知識。そこに現実世界での実体験が結びつくと、こどもはいっそうワクワクし、「知ること」に喜びや楽しさを感じ世界が豊かに広がっていきます。バーチャルとリアルを結ぶことで、子供の好奇心を刺激できれば、子供は自ら学びを深めていきます。本人たちも、「自分が努力して勉強している」という意識は持たないものです。伸びる子の親というのは、バーチャルとリアルを結びつけ、子供の好奇心を強くする取り組みを「意識的に」行っているのだと思います。(引用元:瀧靖之(2016) ,『16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える「賢い子」に育てる究極のコツ』,文響社.)・図鑑で動物に興味を持ったら、実物を見に動物園へ行く。・散歩中に花を見つけたら、図鑑でその花を探してみる。・プラネタリウムで出てきた星の名前を、宇宙の図鑑で探してみる。というように、レジャーや遊びに、学びを結びつけることを意識的に心がけると、図鑑の効果を最大限に得ることができそうです。ただし、家の外の体験で見つけたものを、家に戻って図鑑で調べるとなると、対象物を覚えておくことが必要になります。そのタイムラグを逆に利用して、「よ〜くみて覚えておいて!」と声をかけてみましょう。すると、子どもは俄然やる気を出して、近づいてじっくりと色や形や動きなどを観察するはずです。可能であればスケッチブックとえんぴつを持ち歩き、観察の際にわたしてあげるのもいいですね。図鑑の出番を増やすにはいろいろ考えて図鑑を買ったというのに、ちっとも開こうとしない……。そんな場合も、子どもに無理やり押しつけるのはもってのほか。もともと興味がある分野だったのに、「読まないともったいないじゃない」「たまには見てみたら」などと言って押しつけてしまうと、図鑑そのものだけでなく、せっかく興味を持っていた分野さえも敬遠するようになってしまいかねません。では、子どもが自然と図鑑に触れるようになるには、親はどのようなアプローチができるのでしょうか。キーワードは「親も一緒に」。少しの歩み寄りで、子どもにも変化が生まれるはずです。■親が図鑑を読む姿を見せる子どもはいつも親を見ているもの。親が習慣的に図鑑を読んでいたら、子どももまねて自分で読んだり、隣に座ってのぞき込んできたりするはずです。ただし、親にも無理は禁物。短時間でも真剣に、楽しそうに読んでいる様子を持続的に見せるのがいいでしょう。そして時には「ねえ見てみて、◯◯って書いてあるよ」と、図鑑のページから親子の会話の糸口をつかんでみるのもいいかもしれません。■図鑑クイズを出し合ってみる親が「カメはどんな場所に卵を産むでしょう?」などとクイズを出し、答えは図鑑で調べて解説します。逆に、子どもにも図鑑の中からクイズを出してもらうのも楽しいものです。図鑑には大人も知らない知識がたくさん載っているということがわかり、図鑑のすごさも改めて感じられるでしょう。ただし、このクイズは暗記のためのものではなく、あくまでも好奇心を持つことが目的。「今の話は覚えておいたほうがいい」「理科の授業でテストに出るよ」などと念押しする必要はなく、図鑑による楽しい時間を過ごせるように心がけましょう。上記のことをためしてみても、ちっとも興味を示さなければ、そういうものだと割り切ってもいいのです。中学受験情報局「かしこい塾の使い方」主任相談員の小川大介氏は「子どもは、出会いたい知識に出会いたい瞬間に出会わせてあげれば、知識を勝手に吸収して賢くなっていく」と言います。何年も図鑑を開くことがなくても、置いてさえおけば、学校や塾の授業や自由研究などでいずれ手に取る機会がやってきます。出会うべきタイミングを焦らず気長に待つのも大事なことです。***そもそも自分が図鑑に馴染みがなく、「図鑑をどうやって見たらいいのかわからない」と感じる親も少なくないはず。それでも堅く考える必要はなく、ビジュアルを見て楽しんだり、子どもが好きそうなところだけを調べてみだり。要はおもしろがることができればよいのです。図鑑は子どもの学びの相棒となるだけでなく、親にとっても、子どもと学びながらコミュニケーションを取ることができるすばらしいツール。日常生活の中に上手に取り入れていけるといいですね。文/酒井絢子(参考)こどもまなび☆ラボ|子どもは勝手にかしこく育つ。“自ら学ぶ力”を伸ばす辞書・地図・図鑑の活用法こどもまなび☆ラボ|“好奇心” がぐんぐん伸びる!学習効果アップのために活用したい「図鑑」のチカラJ-WAVE NEWS|賢い子は図鑑で育てる! 東大生の9割が実践していた知的好奇心を伸ばす方法小川大介(2016) ,『頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』,すばる舎.瀧靖之(2016) ,『16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える「賢い子」に育てる究極のコツ』,文響社.祖川泰治(2015) ,『小学校前の3年間にできること、してあげたいこと』,すばる舎.
2019年06月14日日々成長を遂げている子どもの身体と心。「もうこんなに背が伸びたんだね」「ちょっとしたことで泣かなくなったね」と、その成長を見届けることは、親としてなによりの喜びなのではないでしょうか。でも、成長しているのは身体と心だけではありません。目には見えませんが、子どもの『脳』も “段階的に” 成長することはご存知ですか?その発達段階に適した教育をすることで、本来持っている能力を最大限に伸ばしてあげることができます。今回は、子どもの年齢に合った『育脳』について詳しくお教えします。脳には学びの適齢期がある!?脳医学者の林成之先生は「子どもの脳の発達段階に合わせて育てると、能力を驚異的に伸ばすことができる」と述べています。つまり、脳の成長に合わせた刺激を与えることで、本来子どもに備わっている能力を最大限に引き出すことができるのです。たとえば、0歳から3歳くらいまでは視覚や聴覚などの「五感」が発達する時期です。だからこそ、この時期にたくさん読み聞かせをしてあげることは、脳にとって非常に良い結果をもたらします。小さいうちから脳に良い刺激はどんどん与えてあげるべきでしょう。だからといって、脳の仕組みを理解しないまま、闇雲にたくさんの習い事をさせることはあまり意味がなく、子ども自身にもあまり良い影響を与えません。東北大学加齢医学研究所の瀧靖之教授は、次のように述べています。使う脳の部分によって、伸ばしたい能力によって、成長の始まるタイミングは違います。脳は、そんな性質を持っているのです。ある能力が一番伸びやすい時期に、その能力に関係する習い事を始める。次の時期になったら、違う習い事を試してみる。それを繰り返すことで、子供の能力を効率的に伸ばすことができますし、子供自身が感じる学習ストレスを大幅に減らすことができるのです。(引用元:瀧 靖之(2016年),『「賢い子」に育てる究極のコツ』,文響社.)脳の発達段階に合わせた学習は、成長に沿って無理なく結果に結びつくので、親にとっても子どもにとってもストレスなくスムーズな学びにつながるのです。【年齢別】脳の発達段階:0歳~3歳文教大学教授で小児科医の成田奈緒子先生は、0歳~3歳は『からだ脳』が成長する時期だといいます。『からだ脳』とは「動物として生きるための脳」であり、基本の生活習慣や愛情形成をはぐくむ時期です。だからこそこの時期には、太陽の動きに合わせた起床・就寝、おいしい食事、ふれあいや声かけ、散歩など、五感からの刺激が何よりも大切。脳神経細胞が増え続ける時期なので、未熟な脳に負担をかける知識の詰め込みはNGです。また、要求をそのまま言葉や行動に表す時期です。わがままをおおらかに受け止めてあげて、我慢できたときはたくさん褒めてあげましょう。■0歳〜3歳に適した育脳この時期には耳を鍛えることが有効です。遊びの中に歌や楽器を取り入れると◎。できれば音階のあるものを使いましょう。ドレミの音階を聞き分ける能力を鍛えておくと、集中力や反射神経などが良くなります。まだ子ども自身の「好き・嫌い」の判断が未熟なので、脳がたくさんの情報を受け入れられるように工夫しましょう。たとえば、「お母さんは虫が嫌いだから、虫の図鑑は置かない」と大人中心に物事を判断するのではなく、できるだけたくさんのジャンルに触れさせてあげるといいですね。【年齢別】脳の発達段階:3歳~7歳3歳~7歳は『おりこうさん脳』が成長する時期。『おりこうさん脳』とは「人間らしさの脳」ともいえます。この時期は、思考の中枢となる大脳皮質や、まっすぐ立ったり指を使って作業したりするための運動機能を調整する小脳が鍛えられます。そのため、勉強・スポーツ・芸術などに必要な言語機能や、手先を使った微細な動きといった知能全般の発達が期待できる時期なのです。大人との会話や遊びから刺激を受け始め、幼稚園や学校などでさらにたくさんの人たちとの関わり合いによって飛躍的な成長を遂げます。昼間たっぷり刺激を受けて、夜眠っている間に神経回路網として定着させていくため、日中の過ごし方が重要になるでしょう。■3歳~7歳に適した育脳この時期は、勉強もスポーツもできる脳を育てましょう。まずは、正しい姿勢と歩き方で体のバランスを鍛えることを意識します。良い思考力には正しい歩き方が大切。身体のバランスが整って視覚的に正しい空間認知ができることによって、脳に良い影響を与えるのです。正しい姿勢で正しく筋力を使う運動がおすすめです。縄跳びやキャッチボールなどは空間を予測しながら遊べるため、空間認知能力を伸ばす効果が期待できます。また言語能力が発達する時期なので、言い訳をするなど口が達者になったと感じることも。以前に比べて親の言うことに反論するようになったと思っても、まずは子どもの意見を聞き入れましょう。それで失敗しても大丈夫です。「失敗して、考えさせて、行動を変えさせる」の繰り返しが脳を育てます。■巧緻運動を取り入れると◎細かい動作をする「巧緻運動」をつかさどる運動野がピークに発達するのがこの時期、とくに3歳~5歳であると言われています。考えながら手を使うことによって、頭でイメージしたとおりに身体を動かす「錘体路(すいだろ)」という神経回路が発達するため、紙を折ったりハサミで切ったり、のりで貼ったりといった手指や身体の器用な動きを取り入れた遊びがおすすめです。また楽器の習い事を検討しているのなら、この時期に始めるといいでしょう。楽器の演奏は聴覚を発達させる効果もあるため、聴覚野のそばにある言語野にもいい刺激を与えます。前出の瀧靖之教授も、「この時期に楽器や運動を始めたことで身につけた能力は、将来、種類や競技を変えたとしても「基礎的な能力」として、その子のプラスになる」と強くすすめています。【年齢別】脳の発達段階:7歳~10歳7歳~10歳は『こころ脳』が成長する時期。いわゆる「社会の脳」ともいえる『こころ脳』の成長時期は、言語の発達がピークを迎え、語学力が総合的に伸びます。大人と変わらない話し方をするようになり、相手によって言葉を使い分けることができるようになるなど、著しい成長を感じる親御さんも多いはず。さらに、相手の表情を読み取る、必要なときには我慢する、想像力を駆使して何かを作り出すといった能力が伸びることで、コミュニケーション能力や集中力、想像力、自制心などが鍛えられます。■不安定な子どもの心とどう向き合う?自分が他者から認められ、受け入れられていると実感することで、自己肯定感が高まり自立と自律が進む大事な時期なので、本格的な思春期に入る前に親子間の信頼関係をしっかりと築く必要があるでしょう。たとえば、家族の前で弱音を吐いたときには決して突き放さず、まずは共感して安心させることが大切です。小学校高学年、『こころ脳』の完成時期に近づくと、子どもは社会(学校)では理性的にふるまえるようになる一方で、家庭ではまだまだわがままを言ったり甘えたりすることも多いでしょう。そこで、親は子どもの甘えを受け止める余裕を持つことを心がけなければなりません。赤ちゃんや幼児のころに比べると、ほとんど手がかからなくなる時期ですが、心が不安定になったり親に反発したりすることは格段に増えます。親として心配になりますが、必要以上に不安にならずに、いつでも落ち着いた穏やかな対応を心がけたいですね。■7歳~10歳に適した育脳情報伝達回路がさらに発達して大人の脳に近づく時期であり、本格的な学習を始めるのにベストなタイミングです。言語野が発達するので、語学の学習に挑戦するといいでしょう。ただしこの時期は、基本的に子ども扱いするのはNG。「自分でやりたい」気持ちが働いているので、子ども扱いしてその芽を潰さないようにしましょう。質問形式で「どうしたいのか」「どうするのか」を自分で考えさせて、自分で決めさせます。親御さんはそれを達成できるようサポートしてあげるだけで大丈夫。この時期の脳には「指示・命令」は避けるべき、と覚えておきましょう。また『こころ脳』を育てるには、勉強や習い事よりも責任を持って家事をする方が効果が期待できます。家事は注意力、同時処理能力、段取り力、処理速度が鍛えられるので、家事を通じて試行錯誤することが脳への刺激になるのです。***10歳を過ぎると、思考やコミュニケーションなどの高次認知機能をつかさどる前頭前野が著しく発達します。そのときにしっかりとした社会性を獲得するためにも、『からだ脳』『おりこうさん脳』『こころ脳』がちゃんと育っている必要があるのです。お子さんの豊かな未来のために、脳の発達段階を考えながらサポートしてあげましょう。(参考)林 成之(2011),「子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる!脳を鍛える10の方法」,幻冬社新書.瀧 靖之(2016年),『「賢い子」に育てる究極のコツ』,文響社.PHPファミリー|年齢別!子どもの脳を育てる甘えさせ方洋泉社MOOK(2017),『子どもの脳を伸ばす 最高の勉強法』, 洋泉社.
2019年05月13日「どうして?」「なんで?」と、好奇心旺盛なお子さんはいろいろなことに興味津々。親御さんとしては、何度も同じような質問に答えるのは大変ですし、忙しいときに質問攻めにあうと困ってしまいますよね。しかし、このような子どもの「知りたい」という好奇心はとても大事なこと。そこで、子どもの「もっと知りたい」を大事にしたい理由をご紹介します。子どもの好奇心は “もっと知りたい” の原動力になる何かに夢中になると、子どもは「もっと知りたい!」と考えるようになります。これが、知的好奇心です。知的好奇心とは、物事に対して知ることへの欲求や、知りたいと思う気持ちのことを指します。たとえば、図鑑を見ていて恐竜について興味を持ったら、次々と新しいことを知りたいと興味を広げるお子さんもいるでしょう。「恐竜についてもっと調べたい」「実物の化石を見てみたい」など好奇心が旺盛になり、インターネットで調べたり、博物館へ行ったりと、行動範囲を広げていきます。このとき、脳内ではどんなことが起こっているのでしょうか。実は、子どもが何かに興味を示すとき、脳内で盛んに脳細胞同士のネットワークの道がどんどん作られ、情報伝達が行われています。成長とともに興味を持ったことに関する道は太くなり、興味がないものに関する道は減っていきます。ですから、小さい頃にできるだけたくさんのことに興味を持つことは大切なことなのです。音楽やスポーツなどでも同じことが言えます。子どもの頃から絵を見る機会を作る、ピアノなど楽器を弾く、スポーツを体験するなど、何か興味のありそうなものをさまざまに経験させると、「おもしろいなあ」「もっと知りたいなぁ」と思い、そこに興味のアンテナが張られていきます。好奇心を持つということは、知ろうと思うことの「原動力」になるのです。好奇心はどのようにして刺激されるのだろうか。心理学・行動経済学者のジョージ・ローウェンスタインが提唱した「情報の空白」という考え方がヒントになる。新しい情報よって無知を自覚し、自分の知識の空白地帯の存在に気がついたときに好奇心が生まれるというものだ。ここで重要なのは、「少し知っていること」が好奇心に火をつけやすいということ。好奇心は、何も知らない事柄に対して湧いてくるかのようなイメージを持たれがちだが、実際には、人はまったく知らないことには興味を持ちにくい。「何を知らないか」すら分からない状態では、疑問を膨らませることも難しくなる。(引用元:東洋経済ONLINE|土台の知識の有無が「好奇心格差」を生み出す)つまり、未経験なことが多い子どもの好奇心が刺激されるには、小さい頃にさまざまな経験や体験を広くさせることが大切なのです。知的好奇心が旺盛な子は賢いのはなぜ?最初に興味を持つことは、恐竜でも昆虫でも、動物、魚、鉄道でも、何でもいいのです。まずは、興味を持つこと自体が大切。その次に、興味を持つことができたその何かに対して、さらに知的好奇心が湧いてきて「もっと知りたい!」を積み重ねていきます。それを繰り返すことで、子どもは好きで夢中になることができる何かを見つけます。やがて、この知的好奇心は、学ぶ意欲にも結びつくのだそう。『「賢い子」に育てる究極のコツ』の著者でもある脳医学者の瀧靖之先生によると、賢い子の条件は「自分から“知りたい”と思える、知的好奇心が旺盛な子ども」だと言います。好きなものを極めるために、「これは何?」「なぜ?」「どうしてそうなるの?」ということを自発的に考えるようになります。自分なりに色々な角度から問いを立てて考えていくのです。そして、本を読んだり、人に聞いたり、インターネットで調べたり、様々な手段でその問いを解決していこうとするのです。もしかしたら外国の本を読み始めることもあるかもしれません。子どもの頃のこうした経験が下地となって、勉強にも仕事にも、そして趣味にもつながっていく。だから知的好奇心をもって動く経験を基に、何かに熱中した体験ができると、子どもの「学びに向かう力」が伸びていくのです。(引用元:ベネッセ教育情報サイト|世界最先端の脳研究が解き明かした!「賢い子」の育て方とは?)また、瀧先生によると、小学校のときにとても成績が良かった子のうち、中学校や高校に進学してからも学力が伸びている子と、そうでない子との違いについて調査をした結果、成績が伸びている家庭の大半が子どもの頃に、本や図鑑などのバーチャルの世界を通じて好奇心を引き出されていたことがわかりました。そして、子どもが興味を持ったことをきっかけに、次は親が実際に本物を見せに連れて行くなど、本や図鑑で見た世界が、実際に手を触れられる距離に現れる経験をしているのです。それは視覚だけではなく、聴覚や触覚、嗅覚など脳の幅広い領域を同時に刺激しながら、より多面的な学びを得ることができるようです。また、人は物事に夢中になって「楽しい」と感じると、脳は神経伝達物質のドーパミンを分泌します。ドーパミンには記憶力を高めたり、やる気を出させたりする働きがあると言われており、高次認知機能が活性化されるのです。つまり、好奇心旺盛で何かに夢中になることは、脳の活性化にも大きな影響があるのです。子どもの知的好奇心を高めるためのコツとはでは、親御さんが子どもの知的好奇心を高めるために、何かできることはあるのでしょうか。日常生活の中でできる4つのことをご紹介します。<ポイント1>好奇心を育てる最強アイテムは「図鑑」高校や大学で学力が伸びた子どもは、幼い頃から図鑑を見ていたという分析もあるそうです。特に、3〜4歳ぐらいまでは、図鑑に触れると効果的だと言います。動物や植物、乗り物、宇宙、恐竜など、図鑑をリビングなどにそろえておきましょう。たとえば、テレビを見ていて子どもが何か興味を示したら、それに関する図鑑を開いて見せてみたり、水族館や動物園に出かける前に図鑑を開いてみたりするなど、親子で図鑑を楽しむ時間を持つことも大切です。<ポイント2>いろいろな経験をさせたり、新しい場所に連れて行く水族館で魚を見たり、動物園で動物を見たり、科学館へ出かけたり、美術を鑑賞する、ピアノを弾くなど、子どもが興味のありそうなものを経験させると、興味のアンテナが張られていきます。その中できっと、「これ、おもしろいなあ」「もっと知りたいなぁ」というふうに思えるものがあるはずです。図鑑などで興味を持ったことを、実際に出かけて目で見せる経験も積極的にさせてみましょう。いろいろなものに興味を持つことが当たり前になり、それは大人になっても習慣、そして経験として残っていくのです。<ポイント3>親自身がワクワクする感覚を忘れないお子さんが好奇心を持つように、いろいろな場所へ連れていくといったことをすでに実行している親御さんも多くいるでしょう。しかし、その前に大切なのが、親自身がワクワクするような好奇心を持つことです。好奇心を持ったことに対して、「学ぶ姿勢」を日々の生活の中で表現できているかどうかということが重要なのだと言います。そのような姿勢を日頃から見せることで、親の持つ好奇心は子どもに伝播するのです。<ポイント4>学習を日々の生活とリンクさせるお子さんは、書き取りや計算など単純な学習を楽しんで行っていますか?それだけでは、つまらないと感じる子もいるでしょう。理由は、日々の生活とリンクしていないからだと言います。例えば子どもがお菓子作りに興味をもった場合、作り方が書いてある文章を読むには「字」が読める必要があり、分量を知るには「数字」が必要になりますね。「好奇心」→「興味関心分野」→それに達するための「読み書き計算といった“道具”」という流れができるのです。そして、読み書きや計算の練習をするにつれて、自分がワクワクすることや知りたいことを、もっと知ることができるという手応えが出てきます。こうして、「読み書き計算といった“道具”」→「興味関心分野」→「好奇心」というサイクルが生まれ、さらに好奇心が強化されていきます。(引用元:東洋経済ONLINE|伸びる子の親は日々「好奇心」で生きている)このように、好奇心を持ったことを実現させるためには、学習することが必要だということが分かってくれば、子どもは積極的に学ぶようになります。***お子さんが小さい頃は、好奇心の元となるタネを撒きましょう。リビングに図鑑をそろえておいたり、家族で新しい場所へ出かけたり、子どもにさまざまな体験をさせたりするなど、何でもいいのです。その経験の中で夢中になる何かを見つけ、「もっと知りたい」という知的好奇心が生まれ、それが学ぶ意欲にもつながります。そして何より、親御さん自身が好奇心を持つことを忘れずに、それを楽しむ姿勢を見せることも大切です。文/内田あり(参考)ベネッセ教育情報サイト|世界最先端の脳研究が解き明かした!「賢い子」の育て方とは?ベネッセ教育情報サイト|脳医学者も実践!子どもの「知的好奇心」を伸ばす“たった1つの秘訣”東洋経済ONLINE|伸びる子の親は日々「好奇心」で生きている東洋経済ONLINE|土台の知識の有無が「好奇心格差」を生み出すSTUDY HACKER|好奇心は成長の秘訣!ビジネスにこそ活きる好奇心の “育て方”ソニーライフ|子ども脳も大人脳も「好奇心」で成長する 脳に効く習い事
2019年04月25日「瀧さんのことは近所でも大きな話題になっていましたから、奥さんと中学生の娘さんは人目を避けるように、逮捕後しばらくは自宅を出ていたみたいです。でもここ最近、少しずつ人の出入りも頻繁になって、どうやら奥さんと娘さんも帰ってきたようです」(近所の主婦)ピエール瀧被告(52)がコカインを摂取したとして、麻薬取締法違反容疑で逮捕されてから1カ月あまり。4月4日に保釈された瀧被告は目下、20代から常習していたという薬物を完全に絶つため、治療を始めたという。「当初は本人の故郷・静岡の山奥にあるA病院に入院する予定だったそうです。入院すると、家族も滅多に面会できないうえ、周囲は森しかない環境での集団生活になります。携帯電話も持ち込み禁止で、フロアも自由に出入りできないなど制約が数多くあります。治療法としてメジャーな認知行動療法のほかに作業療法が受けられるのが大きな特徴です。瀧被告は家族や周囲と話し合うなかで“妻子のいる自宅から通院したい”と思うようになったといいます。そこで、薬物依存治療の専門外来がある東京郊外のB病院を選んだと聞いています」(瀧被告の知人)B病院の通院治療は、どのようなプログラムなのか。「B病院で定評のある治療法は、グループで行う“認知行動療法”。自分の精神状態を客観的に分析し、メンバーと話し合いながら治療を進めていくというものです。この病院では週1回の頻度で通い1回につき約2時間、ワンクールの治療は約半年間で終了するそうです」(前出・知人)そんな通院治療を始めた瀧被告に、家族はどのように接しているのだろうか。逮捕による莫大な違約金を家族に背負わせないように、瀧被告が自ら離婚を申し入れたとも言われていたが――。「奥さんは離婚の選択肢も考えたようですが、『やっぱり夫を見捨てられない……』と周囲に漏らしていたそうです。結婚から14年、何度も“夫婦の危機”を乗り越えてきました。今回も“娘と2人で夫を支えよう”と、自宅に戻ってきたようです」(夫妻の知人)4月中旬の午後2時すぎ。近所のスーパーから買い物を終えて自転車で自宅に帰ってきた瀧夫人に記者が声をかけた。――ご主人は、お元気ですか?離婚を考えていらっしゃるのか、いまの奥さんのお気持ちを聞かせてください。「………」矢継ぎ早に質問を投げかけるも、いっさい答えることなく、夫人は無言のまま家に入っていった。薬物依存に詳しい精神科医で、ヒガノクリニックの日向野春総院長は、瀧被告の治療法についてこう語る。「コカインは、覚せい剤以上に離脱が難しい薬物です。なので、入院ではなく通院での治療というのはおすすめできません」当初、入院予定だったA病院で行われている治療法のほうが、瀧被告のケースには効果が期待できるという。「入院して物理的に薬物に手を出せないようにすることが重要です。農作業などを通して、体を動かすよろこびや収穫する快感を得る作業療法も効果的です。こうした療法のほうが、薬物常用者の治療に向いていると私は思います。ただ、ご家族が本人の意欲に沿って一緒に闘おうという姿勢は、治療する上で精神的に大きな励みになるでしょう」(日向野院長)この日、瀧夫人がスーパーから帰ってきてしばらくすると、家の中から家族だんらんの明かりが漏れてきた。食卓を囲みながら、“再起のともしび”がともることを祈るばかりだ。
2019年04月24日中条あやみ×水川あさみW主演に小瀧望ら注目キャストが集ったドラマ「白衣の戦士!」の第2話が、4月17日オンエア。「ジャニーズWEST」小瀧望のカッコよさに“落ちた”視聴者からの感想が続々と寄せられているほか、ゲストの堀田真由にも注目が集まっている。看護師たちにスポットをあてその奮闘ぶりを描いていく、笑って泣ける痛快コメディとなる本作。中条さんが“元ヤンの新米ナース”立花はるかを、水川さんがはるかの指導係で“姉御肌の頼れるベテランナース”三原夏美を演じ、はるかと同期の新米看護師・斎藤光に小瀧さん、片瀬那奈、鈴木紗理奈、小松彩夏、安田顕、沢村一樹らが脇をかためる。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。はるかが外科病棟にやってきてから一週間が過ぎたが、きちんと仕事をこなす光に対し、はるかは夏美からダメ出しを受ける毎日だった。そんななか光の元カノ・真理子が外科病棟に入院。光が気になり出していたはるかは動揺する。だが真理子はもらった薬を捨てていた。実は就職した銀行での仕事についていけず、銀行を辞めたいと考えていたのだ…というのが今回のストーリー。今回、仕事帰りに光とスーパーで遭遇したはるかが、同じ寮に住んでいることもあり2人で鍋をつつくことになるという展開があり、仕事だけでなく料理も上手い光を演じる小瀧さんに「過去一レベルで小瀧望がかっこいい」「白衣似合いすぎ!!」などの声が殺到。一方、今回光の元カノ・真理子役で出演したのが、ドラマ「チア☆ダン」や『虹色デイズ』への出演を経て「3年A組-今から皆さんは、人質です-」での生徒役で一気に注目度を増している堀田さん。放送後には「堀田真由ちゃん演技が自然」「堀田真由ちゃん可愛すぎて事件」「堀田真由さん大好きになった.....あんな雰囲気が欲しい」などの声が続々とアップされ、改めてその注目度の高さを感じさせる。堀田さんのインスタには中条さんとのツーショットもアップされ、こちらにも「落ち着いたトーンの声に癒された」「真由ちゃんの演技見て泣きました」などの感想が続々と書き込まれている。(笠緒)
2019年04月17日ピエール瀧(52)が麻薬取締法違反の容疑で逮捕されるなどで注目されていた映画『麻雀放浪記2020』が4月5日に公開された。瀧被告の出演シーンをカットしたり撮り直したりする作品が相次ぐなか、過剰ともいえる“自主規制”に異議を唱え、ノーカットで上映することで話題を呼んでいた『麻雀放浪記2020』。しかし公開初週の週末興行成績ランキングではまさかのトップテン圏外。3位に入った公開7週目の『翔んで埼玉』を大きく下回る出足となってしまった。「ブルーリボン賞監督賞を2年連続で受賞した白石和彌監督(44)がメガホンを取り、主演は斎藤工(37)。話題性は十分でヒットが期待された作品でしたが……。300館以上で公開されている『翔んで埼玉』に対し、公開館数が約50館にとどまったことも響きました」(映画関係者)客足が伸び悩む一方、Twitterでは絶賛の声が相次いでいる。《エンターテイメントの枠を越えてる。これが日本の未来か??》《映画とはビジネスじゃない博打なのだ。あらゆる意味で勝負に出た作品。斎藤工の主役としての存在感がたまらない》《はぁくだらん…はぁめちゃくちゃ面白い。ここまでしっかりした脚本に完璧すぎるキャスティングで、おっぱいとグロとワルを魅力的に魅せれるのは白石監督しかいない》一方、原案となった故・阿佐田哲也氏の小説や、’84年の和田誠監督(82)による『麻雀放浪記』のファンからは評価が分かれた。《和田誠版「麻雀放浪記」へのオマージュも良かった》という声がある一方、《自分があまりにもオリジナルの映画と原作小説が好きだったので、ハードルが上がってしまったなあ》と今作に否定的な意見も少なくないようだ。
2019年04月10日日々、子どもをたっぷりと遊ばせていますか?最近の調査や研究から、“幼児期に遊んだ経験” が「賢い子」「あと伸びする子」「学びに向かう力の強い子」につながることがわかってきました。子どもはみんな遊びが大好きですから、これを大いに利用しない手はありません。でも、いったいそれはなぜ?遊びだったら何でもいいの?そんな疑問が湧いてきますよね。詳しくご紹介していきましょう。「遊びこむ経験」が学びに向かう力となるベネッセ教育総合研究所が、全国の幼稚園・保育園・認定こども園などに通う年長児をもつ保護者2266人に行なった調査(2016年)によると、園で「遊びこむ経験」を多くしている方が、「学びに向かう力」が強い傾向がみられました。ここでいう、「遊びこむ経験」とは、自由に好きな遊びをする・好きなことや得意なことを活かして遊ぶ・遊びに自分なりの工夫を加える・挑戦的な活動に取り組むなどを指しています。そういった遊びをたくさんしている子どもは、「いろいろなことに自信を持って取り組める」「新しいことに好奇心を持てる」など、今まさに重要視されている「学びに向かう力」が高いのです。さらに、「協同的な活動」が多ければ多いほど、文字・数・思考のスキルも高いという結果も出ています。これは、友だちとの遊びややりとりを通し、自然とそういったスキルを身につけられている、ということを指しています。また、中学受験のプロとして知られ、ウェブサイト「中学受験情報局『かしこい塾の使い方』」主任相談員の小川大介氏も次のように指摘しています。「幼いときになにかに熱中した経験」があるかどうか――。これが後伸びする子どもとそうでない子どものちがいだとわたしは考えています。後伸びする子どもは、エネルギーにあふれています。体力だけでなく、好奇心や自分の世界を深めていく心のエネルギーも強い。そのエネルギーを生み出すのは、幼いときに好きなことを好きなだけやった経験です。(引用元:Study Hackerこどもまなびラボ|“後伸び”する子としない子の違い。成長後に学力が急伸する幼少期の過ごし方)楽しいからずっとやっていたい、もっと上手にやってみたいという様子で子どもが夢中で遊んでいるとき、心身は学びを受け入れやすい状態になっているのだそう。そういうときは親が特別に何かを与えなくても、子ども自身が学び、発見をしているのだと言います。そして、そういった経験をたっぷりと持つ子は、中学受験をはじめ、その後の人生において自分の能力や才能を発揮していくのだと。子どもにとって「遊び」がとても重要だということがよくわかりますよね。きっと私たちの想像以上に、子どもは「遊び」を通して多くのものを得ているのでしょう。こんな遊びが、脳を刺激&活性化する遊びといっても、さまざまありますよね。ここでは、教育の専門家や脳医学者が勧める、子どもの脳の発達やスキルにより効果的な遊びをご紹介しましょう。ぜひ親子で楽しんでみてくださいね。【ごっこ遊び】ノーベル賞受賞者やマッカーサー財団の「天才賞」受賞者を調査した結果、幼児期に「ごっこ遊び」をたくさんしていた人が多いこともわかっています。おままごとやヒーローごっこなど、子どもが大好きな「ごっこ遊び」は、相手の立場になって考える思考力や、言語力、コミュニケーション能力を伸ばしてくれます。また、子どもが「目標を立て、計画し、タスクを継続し、注意散漫にならない」ためのスキル(=脳の実行機能)の発達も促すと言われています。<こうすれば、より効果的!>お店屋さんごっこなどの場合、「身体に良いお菓子はありますか?」というように、子どもの思考をちょっと刺激する質問をしてみましょう。【図鑑を見る】子どもの脳の発達や科学的な子育てについて研究している脳医学者の瀧 靖之氏は、「あと伸びする子は、幼い頃から図鑑が好きでよく見ていた子が多い」と言います。図鑑は、文字のほかに写真やイラストが載っているので、言語、図形、空間を一度に認識し、それが脳の活性化につながるのです。図鑑は基本的に自然科学がテーマなので、理系の世界に自然と興味を持つこともできます。「動物」「昆虫」「植物」「地球」「人体」など、図鑑にはさまざまなテーマがあるので、ぜひお子さんの興味のあるテーマから取り入れてみましょう。さらに、図鑑で見た花や虫の本物を外で実際に見るのもより効果的。リアル(本物)とバーチャル(図鑑)を体験することで子どもの好奇心はさらに刺激され、学びも深まります。<こうすれば、より効果的!>「どうして雲ができるか知ってる?」と、親がちょっと難しいクイズを出します。子どもなりに十分に考えたタイミングを見計らってから、「答えはね……」と言いながら、一緒に図鑑を見ましょう。【日常生活の中でたくさんの言葉に触れる】語彙が豊かになれば、思考力も鍛えられることが調査などで明らかになりました。語彙のほか、ひらがな・カタカナ・漢字などを定着させるのにぴったりなのがこの方法。■新聞や広告などから習った漢字を1日1個見つける→見つけた言葉が子どもの知らない熟語などの場合は、その意味も一緒に調べましょう!■買い物の際は買い物メモを書く→習ったばかりのカタカナや漢字などをたくさん書かせたり、子どもがあまり親しみのない食材をメモに書かせ、実際にスーパーで子どもに見つけてもらったりするのも効果的です。■車や電車などで移動中に看板や広告を読む→文字を読む以外に、特定の文字がつくものを街中で探すゲームも面白いですよ。■アナグラム(言葉のつづりの順番を変えて別の語や文をつくる遊び)を楽しむ→自分や家族、友達の名前でアナグラムしてみましょう。例えば、「れいぞうこ」なら、「ぞう」「こい」「これ」などの言葉を作ることができます。これらの遊びは、机に向かってドリルに取り組むのが退屈な低学年でも楽しめます。また、移動中や入浴中などいつでもどこでも遊べるので、忙しいご家庭でも比較的取り入れやすいのではないでしょうか。ぜひ親子で一緒に楽しんでみてくださいね。文/鈴木里映(参考)トレーシー・カチロー(2016),『最高の子育てベスト55』,ダイヤモンド社瀧靖之(2016),『16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える賢い子に育てる究極のコツ』,文響社船津徹(2017),『世界標準の子育て』,ダイヤモンド社ベネッセ 教育情報サイト|語彙力につながる「言葉遊び」ベネッセ教育総合研究所|園での経験と幼児の成長に関する調査日経DUAL|頭のいい子に育てないなら、幼少期はとことん遊ばせてStudy Hackerこどもまなび☆ラボ|“後伸び”する子としない子の違い。成長後に学力が急伸する幼少期の過ごし方
2019年04月02日ピエール瀧容疑者の逮捕を受け、当該出演箇所を撮り直し、差し替えることが発表されていた映画『居眠り磐音』。この度、奥田瑛二が代役として“宍戸文六役”を務めることが正式発表された。松坂桃李が主演を務める時代劇『居眠り磐音』。今月14日に、「ピエール瀧容疑者の逮捕を受けて、関係者で協議の上、当該出演箇所を撮り直し、差し替えることと致しました。」と映画ウェブサイトが発表し、その後の動向に注目が集まっていた本作。そんな中、配給元の松竹が「映画『居眠り磐音』宍戸文六役のキャストについて」という書面にて、「この度、宍戸文六役として奥田瑛二さんにご出演頂く事が正式に決定したことを、ここにご報告致します。」と発表した。本作は、“平成で最も売れている時代小説”シリーズとして多くの時代小説ファンの心を掴んだ佐伯泰英の最高傑作にして初の映画化作品。松坂さんが時代劇初主演を務め、新境地を見せているほか、Wヒロインの木村文乃&芳根京子、柄本佑、杉野遥亮、佐々木蔵之介、陣内孝則、谷原章介ら豪華キャストが揃う。瀧容疑者が演じた宍戸文六は、関前藩国の家老という役どころだ。なお、本作の公開日は予定通り。『居眠り磐音』は5月17日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:居眠り磐音 2019年5月17日より全国にて公開©2019映画「居眠り磐音」製作委員会
2019年03月29日女優の瀧本美織が23日、東京・渋谷のHMV&BOOKS SHIBUYAで『瀧本美織 カレンダー 2019.4-2020.3』(発売中 2,700円税込み 発売元:SDP)の発売記念イベントを行った。女優として活躍している瀧本美織が、女優デビュー10周年となった今年に2019年度のカレンダーを発売。同カレンダーは、自身が過去に出演した作品を彷彿とさせるオマージュ的な衣装やモチーフ、 さらには様々な時代のトレンドやファッション要素も取り入れながら、オリジナリティ溢れるビジュアルで構成されている。瀧本が過去に出演した作品をモチーフにした同カレンダーについて「私が提案させていただいたことが実現できてうれしく思っています。今年で女優として10周年という節目を迎えて、ファンの方にも喜んでもらえるモノを作りたかったし、今までの作品でやってきたことを写真にして表現してみてはどうかなと思い、提案させていただきました」と説明。お気に入りを10月に掲載されているスーツを着用した男装姿の写真をあげて「男の子っぽい役をやることが多いんです。私のそういう一面を知らない方にもこういう雰囲気があるんだと思ってもらえるんじゃないでしょうか」と紹介した。また、「10年間をまとめることは難しいことだと思うんですが、自分の意見も織り込んでいただき、こうやって一つの作品に出来上がったことはすごくうれしく思います。ファンの方には楽しんでいただければと思いますね」とアピールした。これまでの10年間の中でも最も印象に残った作品を「選びれないんですが」と迷いながらも「やっぱり原点となった朝ドラの『てっぱん』かなと思います。私にとって初めてのドラマ作品が『てっぱん』でした。初めてのドラマが朝ドラというのは大きいことですし、今でも大切な作品で、これがあったから10年間続けてこれたんだなという感謝の気持ちも年々増していってますね」と回答し、「この10年間は楽しかったですね。やっぱりお芝居が好きなんだなって思います」と振り返った。刺激を受けた共演者も『てっぱん』で共演した富司純子だといい、「女優さんとしてはもちろんですが、普段の人柄も本当に素敵でした。こういうふうに歳を重ねていきたいなと思わせていただいた女優さんでしたね」と明かしていた。
2019年03月24日東映は3月20日、ピエール瀧容疑者(51)が出演する映画「麻雀放浪記2020」(白石和彌監督)を予定通り4月5日に公開すると正式発表した。瀧容疑者はコカインを摂取したとして今月12日に麻薬取締法違反の疑いで逮捕。映画の公開に心配の声が上がっていた。だが各メディアによると会見に出席した同社の多田憲之社長(69)は「作品には罪はないのではないか。あえて出演シーンをカットせずノーカットで上映することを決めた」として、公開に踏み切るに至ったいきさつを説明。ただし劇場公開ポスターや上映前のテロップで瀧容疑者が出演していることを明示するという。「公開延期や中止にして瀧容疑者サイドに賠償金を請求するのではなく、あえて公開することで客に判断をゆだねたようです。話題性があるので集客には困らないはず。犯罪者が出演している作品に対しての業界的な“自粛ムード”に一石を投じたといえるでしょう」(映画業界関係者)瀧容疑は「凶悪」「孤狼の血」など白石組の常連だった。それだけに白石監督は「抑えなれない憤りを感じました」「今はバカヤロウ!としか言いようがない」と涙ぐみながら本音を吐露。これまでの撮影現場を振り返り、「ニュースの中でも(薬を)20代からやっていると聞いて、少なくとも仕事をしているときはそういう兆候はなかった」と話していたという。「複数の週刊誌で、20年前に電気グルーヴが出演した国内外のクラブイベントでMDMAを使用していたことが報じられていました。役者のときは“いい人キャラ”の名バイプレイヤーとして知られていましたが、そうした“裏の顔”を隠し続けていたということでしょう」(芸能記者)今回の映画公開を、観客はどう見るのか。その興行収入にも注目が集まりそうだ。
2019年03月20日ピエール瀧容疑者(51・本名:瀧正則)逮捕の余波が止まらない。3月12日夜、麻薬取締法違反の疑いで逮捕された瀧容疑者。ミュージシャンから俳優とオールマイティに活躍していただけに、大きな波紋を広げている。出演中の大河ドラマ「いだてん」(NHK総合)は、17日放送分について出演シーンをカットして放送することが決定。さらに所属していたテクノユニット・電気グルーヴは3月16日、17日に予定していた30周年記念ライブ公演を中止するなど、各社が対応に追われている。そんななか、こうした状況に異を唱えた人物が。前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏(70)だ。舛添氏は14日に自身のTwitterでこう呟いた。「品行方正な芸人に魅力はない。ピエール瀧、新井浩文、勝新太郎。芸人はマージナルマンである。だから、常人に不可能な創造ができる。面白くもないエンタメは定義矛盾だ。品行方正でもやぶな医者は要らない。芸人も同じ。道徳が支配する国に芸術や文化は育たない。勿論犯罪を称賛しているのではない」瀧容疑者のほかに逮捕歴のある故・勝新太郎さん(享年65歳)や新井浩文被告(40)の名前をあげ、擁護ともとれる持論を展開。「犯罪を称賛しているのではない」と補足しているものの、この発言がネット上で物議を呼んでいる。《確かにそう思います……》と賛同する意見もわずかに見られたが、《人としての品行と芸を結び付けるのは違うと思う》《品行方正な人に面白いものはつくれない。多少危ないことをしないと面白くならない。っていう論、めちゃくちゃ嫌い》と批判する声が大半を占めていた。さらには《性犯罪を犯した新井さんと勝新太郎さんを同列に考えちゃダメでしょ》など、罪状の異なる芸能人を並列したことに疑問を呈する声も多く見られていた。ただツイートの後に「不祥事を起こした芸人が参加している作品、公共の電波ではクレームも出ようが、切符を買って視聴する映画、芝居、コンサートなどは、嫌なら行かなければよいので公演を中止する必要はない。宗教国家ではあるまいに、どの分野でも過剰な道徳は豊かな創造力を殺ぐ。道徳は優秀な才能を窒息させる」とも綴っていた舛添氏。この意見には《確かに今の日本社会は自粛しすぎ》《私もその気持ちわかる》と賛同する声も寄せられていた。
2019年03月15日ピエール瀧(51)が逮捕されたことにより、電気グルーヴの所属するレコード会社ソニー・ミュージックレーベルズが3月13日にCDや映像作品の出荷停止などの対応を発表した。これに対して、ファンからは悲しみの声が上がっている。ソニー・ミュージックは、電気グルーヴの公式HP上で対応を掲載。瀧容疑者が逮捕された件について「ファンの皆様、関係各所の皆様にはご迷惑とご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。さらに「この事態を厳粛に受け止め、本日より、弊社が取り扱うピエール瀧、及び電気グルーヴ関連の商品に関して、以下の通り対応いたします」と綴り、CDと映像商品の出荷停止や店頭在庫の回収、さらにデジタル配信も停止すると発表した。その直後、Twitterでは「ソニー・ミュージックレーベルズの対応」「電気グルーヴのCD」「CD回収」「出荷停止」といった関連ワードがトレンド入りするほど大きな反響が。しかしその大半は、今回の対応について「待った」をかけているようだ。《さすがにやりすぎ。作品と本人は切り離そうよ……》《罪は罪として裁かれるべきなのだが、過去の作品まで発禁にするのは過剰反応では》《薬系で逮捕された芸能人のその後の世間の扱いの違いは何なのだろう?》《今までの人生まで全て否定するような吊るし上げ方に違和感》電気グルーヴのメンバーである石野卓球(51)は14日、瀧容疑者が逮捕されて以来初めてとなるツイートを投稿。ソロ出演する予定だったイベントへの“出演中止のお知らせ”を引用し、「だとよ」とだけツイートした。
2019年03月14日テクノユニット・電気グルーヴの石野卓球が14日、メンバーで俳優・ピエール瀧容疑者の逮捕後、自らの言葉で初めてツイートした。12日、コカインを摂取したとして麻薬取締法違反の疑いで逮捕された瀧容疑者。ミュージシャン、タレント、俳優とマルチに活躍していたことから、各業界で波紋が広がっている。電気グルーヴとしても、15日と16日に開催予定だった「電気グルーヴ30周年“ウルトラのツアー”」を中止、石野が出演予定だった23日のイベント「Pump It Presents Takkyu Ishino」の出演も取りやめた。また、CD・映像商品の出荷停止、店頭在庫回収、音源・映像のデジタル配信停止も発表された。石野は13日以降、これらの発表をリツイートなどで淡々と知らせていたが14日、「Pump It Presents Takkyu Ishino」出演中止発表のページを引用しながら「だとよ」と一言。心配していたファンからは、「少し安心した」「つぶやいてくれた」「らしいツイート」といった安堵の声も寄せられている。
2019年03月14日芸能界を揺るがす大きな事件が起きた。3月12日の夜、ミュージシャンで俳優のピエール瀧(51・本名:瀧正則)容疑者が麻薬取締法違反の疑いで逮捕された。毎日新聞など報道各社によると瀧容疑者の尿からコカインの陽性反応が検出され、本人も「間違いありません」と容疑を認めているという。音楽ユニット・電気グルーヴの一員として音楽シーンの最前線を切り拓いてきただけでなく、00年代以降は俳優としても活躍してきた瀧容疑者。音楽、映画、ラジオと様々な分野から愛されていただけに、同容疑者の逮捕はファンに大きな動揺を与えている。ネット上でも《瀧の大バカヤロー!!!》《絶対に薬物なんてやらない人だと信じてたから本当ショック……》と悲しみに暮れる声で埋め尽くされている。そんななか、ある人物の呟きが注目を集めている。2月に女性への強制性交容疑で逮捕・起訴された新井浩文被告(40)だ。きっかけとなったのは、17年9月23日に新井被告が投稿したTwitterの呟き。そこで新井被告は「64続編まだか。。。両脇犯罪者じゃないよ」というテキストとともに、若手女優と瀧容疑者との3ショットをアップ。3人は15年に放送された連続ドラマ『64』(NHK総合)で共演していた。女優を囲むように座った強面の自身と瀧容疑者を「犯罪者じゃないよ」と冗談めかしていたが、2人が本当に犯罪を犯してしまう結果となってしまった。瀧容疑者の逮捕報道とともに、こちらの呟きへの注目度も急上昇。2万リツイート近く拡散されただけでなく、一時Twitterのトレンド入りするほどの反応を見せた。この呟きを見た人々はネット上で《予言通りすぎて怖い》《外れてほしかったけど本当にそうなってしまうなんて……》と驚きの声をあげていた。
2019年03月13日入学や進学で環境が変わるこの時期。「新しい環境になじめるかな?」「勉強についていけるかな?」と心配事を抱えて不安でいっぱいになっていませんか?親の不安な気持ちは、子どもにも伝わるもの。親御さんご自身が余裕をもって新しい環境を迎えるためには、どうしたら良いのでしょうか。まずは自宅でできることとして、少しずつ知育アイテムを取り入れることから始めてみましょう。次第に子どもは好奇心が刺激されて、不安な気持ちが小さくなっていくはずです。新しい環境や勉強に対する不安より、「はやくたくさんのことを知りたい!」という期待のほうが大きくなれば、新生活への心配事も吹き飛ぶのではないでしょうか。今回は、子どもの勉強意欲や知的好奇心を自然と高めてくれるアイテムを家庭の中に取り入れるコツをお教えします。子どもの能力を伸ばすとっておきのアイテムとは?賢い子の家にあるものと聞いて何を思い浮かべますか?よく言われているのは、『図鑑』『地図』『地球儀』ですね。なぜ、それらが家にあると、子どもの能力を伸ばすことができるのでしょう。図鑑、地図、地球儀は、どれも子どもの頭に浮かんだ「?」を解決するのを手助けするアイテムです。しかし現代では、「知りたいことを知るため」「情報収集のため」だけであれば、インターネットで充分ですよね。では、今あえてこれらのアイテムを家に置いておく意味とは一体何なのでしょう。なぜ図鑑や辞書や地図がいいかといえば、編集者が情報をきちんと整理して、必要なものを目立たせてくれているからです。(中略)想定される読者とその背景を理解して、どう届くかということを編集者が考えてまとめてくれたものが辞書、図鑑、地図。気づきを生みやすい情報を集合させて、わかりやすいかたちで整理してくれている本の力は、インターネットでは置きかえられません。(引用元:WEDGE Infinity|頭がいい子の家のリビングに辞書・地図・図鑑があるのはなぜ?)そう述べるのは、『頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』(すばる舎)の著者・小川大介氏です。つまり、あらかじめ図鑑や辞書などの紙で得た知識があるからこそ、インターネットという玉石混交の情報の渦の中に飛び込んでも、情報を取捨選択することができる、というわけです。また、30年以上にわたり難関中学・高校受験指導を行ってきた家庭教師の西村則康先生は、たくさんの家庭にお邪魔するうちに気づいたことがあるそうです。それは、「できる子の家庭は、意外と散らかっている場合が多い」ということ。「お母さんが一生懸命片付けても、子どもの好奇心が勝ってリビングにモノが転がり出てしまっているんです。たとえば、リビングの中心に地球儀が出してあって、それがほこりをかぶっていなければ、「この家の子は地理に興味があって、しょっちゅう眺めているのだろう」と判断できます」と西村先生が言う通り、せっかく買った図鑑も地球儀も、実際に使わなければ何の意味もありません。「ただ置いてあるだけ」ではなく、日常の生活の一部として家庭に馴染ませることが大切なんですね。図鑑・地図・地球儀は小学校の授業で必ず役に立つ!次に、それぞれのアイテムがもたらすメリットについて、より具体的にご紹介します。「本当にいつか役に立つのかな?」と半信半疑の親御さんも、きっと安心できるはずですよ。■図鑑16万人の脳画像を見てきた脳医学者・瀧靖之先生は、著書『「賢い子」に育てる究極のコツ』(文響社)の中で、「成績が伸びていった子は幼い頃から図鑑が大好きで、よく見ていた」と述べています。そして、伸びる子の親は、図鑑を使って子どもの好奇心を上手に刺激していることがわかっていて、それは脳科学の観点からも理にかなっていると説きます。本を読むときは、脳の中でも、「言語野」と呼ばれる「側頭葉」や「前頭葉」などの部分が活性化します。それに加え、図鑑は必ず画像(写真やイラスト)をともないますから、図形認識や空間認知を担う領域など、言語野以外の複数の脳の領域も同時に活性化できます。脳の刺激という面だけで考えても、「図鑑は子どもの脳にいい」ということがわかるでしょう。(瀧 靖之(2016年),『「賢い子」に育てる究極のコツ』,文響社.)また、図鑑の題材の多くは自然科学なので、理系の能力を伸ばすアイテムとしても最適です。たとえば、就学前に魚の図鑑を眺めていて「エラ呼吸」という言葉が目に入ったとします。その時点ではよく意味がわからなくても、小学校6年生の理科で呼吸について習ったとき、「あ!図鑑に出てきた!」という気づきにつながります。このように、「自分はこれを知っている」という自信は、確実に子どもの学習意欲を高めるでしょう。■地図今、子どもの行動力や空間認識力が低下傾向にあることが問題視されています。大人である私たちも、スマートフォンや車のナビゲーションシステムの発達により、音声案内のおかげで地図を読まずに目的地までたどり着くことが可能になりました。しかし、どんなに時代が変わっても「地図が読めること」は、生きていくうえで必要不可欠な能力であり、もちろん学校教育でもしっかりとカリキュラムが組まれています。小学校1・2年生は、生活科の授業において地図を読むための基礎的な力を養います。学校探検や通学路探検、学区内探検を通じて簡単な絵地図などを書かせることで、身近な場所について認識します。小学校3年生からは、本格的に社会科の授業が始まります。地域における社会的事象や地形といった深い知識を学ぶために、地図の見方や記号などを認識し、具体的に活用しながら学習に活かします。また、地図を作成することで空間認識力を養います。生活科の授業に比べて、学ぶ範囲は身近な地域→市区町村→都道府県→世界へと広がります。■地球儀「百ます計算」に代表される陰山メソッドで有名な教育者・陰山英男先生が「子どもの知的好奇心を刺激し、満たすのに地球儀は最適」と太鼓判を押すほど、地球儀は子どもの学びの可能性を広げてくれるアイテムです。一言で地球儀と言っても、基本的なものから付属のタッチペンで音声情報を聞くことができるものまで、今はさまざまな種類が展開されています。お子さんの興味をそそるものを一緒に選んであげましょう。小学校の授業に地球儀が登場するのは5年生から。それまでに、地球儀を身近な遊び道具として生活の中に取り入れることで、小学校高学年からの学習にもスムーズに入っていけるはずです。親が家庭でできること最後に、これらのアイテムを上手に活用するために親ができることについて考えていきましょう。■はじめての図鑑にはワクワク感を!前出の瀧靖之教授は「3~5歳頃に訪れる『なぜなぜ期』には、ぜひ図鑑を活用して子どもの好奇心を思考力に結びつけましょう」と述べています。初めて図鑑に触れさせるときに重要なのが、「図鑑には知らないことがたくさん詰まっていて、ページをめくれば世界が広がって楽しい!」と実感することであり、それを親と共有することです。■図鑑から実体験へとつなげる子どもが図鑑を見て目を輝かせていたら、その内容に関する体験をさせてあげるといいでしょう。恐竜なら博物館、魚なら水族館……図鑑と現実が結びつくと、知識はより強固になります。■地図を貼るならリビングに子どもの目線に合う位置に地図を貼ることで、リビングでリラックスして過ごしているときにも、無意識に目に入ってきます。すると、地図が生活の一部となり、いずれ学校で勉強する地図学習においても抵抗なく受け入れることができるでしょう。■手づくりの地図が宝物になる就学前のお子さんなら、少しずつ地図に慣れさせましょう。いつもは自転車で通り過ぎる近所の道も、あえて地図を片手に徒歩で探索してみると意外な発見があるかもしれません。手づくりの地図を用意して「きれいなお花が咲いている場所」や「猫ちゃんが集まっている公園」に、花や猫のシールを貼って印をつけるのもいいですね。■子どもが自然に手に取る工夫を隂山英男先生は、テレビの近くに図鑑や地球儀を置くことをすすめています。理由は、ニュースやクイズ番組を見て気になったことをすぐに調べられるからです。子どもの行動パターンや生活動線を考えて、「この場所にこれがあったら、学習意欲の向上につなげられるかも」と想像して、さりげなく置いてあげるのがポイントです。■ニュースの話題に国名が出てきたらチャンス!スポーツを題材にすれば低学年の子どもでも世界の国に興味を持つことができます。「サッカーワールドカップが開催されたロシアってどこ?」「テニスの国際大会が開かれるウィンブルドンってどこにあるの?」ニュースから流れてくる話題に耳を傾けていると、自然と世界の国々に興味がわいてきます。■一歩進んだ地球儀の活用法「どうして夏は暑いの?」「どうして夜になると暗くなるの?」こういった疑問に答えるときも地球儀が役立ちます。たとえば懐中電灯を太陽に見立てて地球儀に当て、「日本に太陽が当たっているとき、裏側のブラジルは真っ黒だよね。だから日本が昼ならブラジルは夜だね」と説明しましょう。さらに深い理解につながります。***重要なのは、知育に役立つアイテムを置いておくことではありません。それらをいかに活用し、お子さんの学びにつなげることができるか、そのことを忘れないようにしましょう。(参考)WEDGE Infinity|頭がいい子の家のリビングに辞書・地図・図鑑があるのはなぜ?日経BPムック(2017),『日経DUAL Special!』,日経BPムック.瀧 靖之(2016年),『「賢い子」に育てる究極のコツ』,文響社.洋泉社MOOK(2017),『子どもの脳を伸ばす最高の勉強法』,洋泉社.Study Hacker こどもまなび☆ラボ|もっと地図を楽しもう!「地図が読める」だけじゃない、子どもが地図に親しむメリットStudy Hacker こどもまなび☆ラボ|地球儀で子どもの興味関心をグローバルに!遊びながら学べる、地球儀の上手な活用法。
2019年03月11日「ジャニーズWEST」の小瀧望が、4月スタートの中条あやみ×水川あさみW主演ドラマ「白衣の戦士!」に出演することが決定。“新米看護師役”として出演する小瀧さんは「新しい役柄なので、緊張しています。……できるかな?(笑)期待に応えられるように頑張りたいと思います!」と意気込みを語っている。本作は、ナース(看護師)たちにスポットをあて、その奮闘ぶりを描いていく、笑って泣ける痛快ナースコメディ。「世界一難しい恋」「僕とシッポと神楽坂」『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』などに出演する小瀧さんが演じるのは、中条さん演じる“元ヤンの新米ナース”立花はるか、水川さん演じるはるかの指導係で“姉御肌の頼れるベテランナース”三原夏美と同じ外科病棟で働く新米看護師・斎藤光。はるかと同期の光は、学生時代はバスケットボール部のキャプテンを務めたという爽やか体育会系男子。テキパキと仕事ができて、新人は失敗しがちな採血なども器用にこなせるため、先輩ナースたちからは“よくできるナースマン”として重宝されている。また、誰に対しても優しく接するのだが、光を一方的にライバル視するはるかが何かとつっかかってくるので、つられて言い合ってしまうことも。今回、白衣にピンクの聴診器を携えて撮影に臨んだ小瀧さんは、「僕が今まで演じてきた役は、ふざけているか、うっとうしいか、王子様キャラか、だった」とこれまでをふり返り、今度の“爽やか熱血男子”という新しい役柄はプレッシャーを感じたそう。また「光は、中条さん演じる立花はるかに振り回される役ということで、演じるうえでリアクションを大事にしたいと思っています。誰かのアクションを受けての、コメディーならではの間や表情みたいなものも意識していきたいです」とコメント。W主演の2人については、「3人とも大阪出身!なんだかご縁がある感じがしますよね。ぜひローカルトークで盛り上がりたいです!」と期待に胸を膨らませた。新水曜ドラマ「白衣の戦士!」は4月、毎週水曜日22時~日本テレビ系にて放送予定。(cinemacafe.net)
2019年02月23日『こどもまなび☆ラボ』では、これまでに何度も読書の大切さや読書と学力の関係性についてお伝えしてきました。さらに、小さいうちから読書を習慣づけることで、勉強面だけではなくあらゆる面で良い影響を及ぼすこともわかっています。では実際に、東大や一流大学に通っているような人は、幼少時どのような読書環境で過ごしてきたのでしょうか。また、親は子どもにどのような読書環境を与えてあげるべきなのでしょうか。賢いから本を読むの?本を読むから賢いの?「東大家庭教師友の会」が約7,000人の現役東大生から集めた経験談を分析した結果によると、8割以上が親に「勉強しなさい」と言われずに勉強し、東大に合格したといいます。『こどもまなび☆ラボ』の過去の記事からも、子どもに「勉強しろ」と口うるさく言うことが逆効果であることは明らかになっています。(「勉強しろ」は逆効果!統計でわかった、親が本当にやるべき3つのこと)ただし「読書」に関しては、子どもが小さいうちから親が導き、促してあげることで、確実にその習慣は身につきます。あらゆる調査結果からも、一流大学に通う学生の多くは幼少期からたくさんの本を与えられて育ち、成長後も読書が習慣になっていることがわかっています。プレジデント社が行ったアンケートで、現役東大生の小学校時代の読書冊数は、平均で月7.4冊という結果が出ました。全国平均が月5.6冊(学研教育総合研究所 小学生白書Web版「小学生の日常生活に関する調査」2014年より)だったので、小学校6年間で130冊もの読書量の差が出るという結論が導き出されました。この結果を見て、「将来東大に合格するような子は、そもそも普通の子どもより賢いからたくさんの本を読んでいるんじゃない?」という感想を抱いた方もいるのではないでしょうか。でも実は、賢いから本を読む、という認識は間違っているのです。教育や子育てに関する数多くのベストセラーをもつ教育環境設定コンサルタントの松永暢史氏は「賢い人は本が好きだと思っている人はいると思いますが、逆です」と述べています。「(中略)本を数多く読むと言語的な理解力が上がり、言語を使いこなす能力も身につきます。さらに、考える時間も増えて思考力が高まる。結果、勉強もできるようになるわけです」(引用元:産経Biz|賢さの鍵握る“読書体験”東大生が小学生時代に読んだ本って何だろう?)つまり、本をたくさん読むからこそ思考力や理解力が高まり、成績に結びつくのです。東大などの一流大学に通う学生たちは読書家が多く、幼い頃からの読書習慣のおかげで合格することができた、という話もよく聞きます。そのような子たちは、どんなきっかけで本を好きになり、読書習慣を身につけることができたのでしょうか。また、そのために親ができることはあるのでしょうか。調べるうちに、いくつかの共通点が見えてきました。読書に熱中する “ハマり体験” が子どもの脳を刺激する!『プレジデントFamiliy(2018年秋号)』の特集「東大生192人頭のいい子の本棚」では、東大生が小学生におすすめしたい本を紹介しています。「ハリーポッター」シリーズ(1位)、「かいけつゾロリ」シリーズ(2位)、「ズッコケ三人組」シリーズ(3位)というランキング結果から、東大生も子どものころは普通の小学生が読むような娯楽作品を好んでいたことがわかります。ここで注目すべきは、「シリーズもの」を読むことをすすめている、という点です。東大生の多くは、小学生のうちに「シリーズものの本を読みきった」という経験があります。また、「学校の図書室の本をほとんど読み尽くした」と語るほど読書に熱中したことがある東大生も少なくありません。東北大学加齢医学研究所の瀧靖之教授は、「自分の好奇心の赴くままに好きなことに熱中しているうちに、わからないことは誰に聞けばいいのか、どうやって調べればいいのか、というストラテジー(戦略)が身につきます」と述べています。それがのちに勉強や仕事の面で非常に役立つのです。また、夢中になって楽しめることが多ければ多いほど、神経伝達物質のひとつであるドーパミンが放出されます。シリーズ物に熱中することもいわゆる「ハマり体験」の一種であり、それにより脳が大いに刺激されたということも考えられるでしょう。親がつくる『アラカルト本棚』のすごい効果偏差値35から読書習慣の改善で東大合格を果たした西岡壱誠氏は、東大生100人にアンケートをとり、彼らの幼少期の読書遍歴や読書法について著書(『東大生の本棚』・東洋経済新報社)にまとめています。西岡氏は、子どもに無理やり「親が読ませたい本」を読ませることだけはしてはいけない、と説きます。誰しも「この本を読みなさい!」と押し付けられるのは億劫であり、それがきっかけとなって読書嫌いにもなりうる危険性もあります。ですから、子どもが「自分で読みたい本」を選ばせてあげる必要があるのです。さらに、親から押し付けられるのではなく、「多くの本をおすすめしてくれたのが良かった」と非常に多くの東大生が答えたそう。その中でも、『親が作ったおすすめの本の本棚』=『アラカルト本棚』の存在が、その後の読書習慣に強く影響を及ぼしていることがわかりました。アラカルト本棚には、文化系の本も理系の本も、雑誌も漫画も小説も、ジャンルや本の形態も飛び越えた「おすすめ」が並びます。ある学生は、そこに置いてあった科学アドベンチャーシリーズを読んで理系に興味を持ち、東大理学部に進んだそうです。つまり、子どもに特定の本や特定の分野だけを無理に押し付けるのではなく、その時々の興味関心に沿って自由に選べる本棚を作ることで、子どもは自然と興味のある本に手を伸ばすようになるのです。「知りたい!」「読みたい!」そのタイミングを逃さない中学受験指導を行っている浜学園の国語科講師・木村潤一先生は、「レベルが上位のクラスほど読書量が多い」といいます。塾の教材やテストで、物語やエッセーなどいろいろな本を活用していますが、引用するのは本の中の一部でしかないんですね。そこで授業後に、全体を読んでみようと自ら考えるのは、やはり上位クラスの子供たちです。もともと知的好奇心が強く、自分の知らないことがあったらすぐに知りたがる子が多い。教材で使った翌日には、本を手に入れて読んでいる子もいますよ。(引用元:PRESIDENT Online|できる子の家で読まれている本50冊)つまり、「続きが気になるけど……まあいいか」「また今度、時間があるときに続きを読もう」とならずに、知的好奇心が抑えきれずに、すぐに行動に移して「気になること」を即解決するのも、賢い子の特徴であると言えるでしょう。読後にアウトプットする習慣がある前出の『東大生の本棚』著者・西岡壱誠氏は、東大生の読書法の特徴について次のように語っています。東大生は読書法の工夫で「思考力」も鍛えています。「自分の頭で考えて、自分の地頭を鍛えるような読書」をしている。(中略)しかもそれを、小さい頃から実践しているのです。(引用元:PRESIDENT Online|東大式“読んで終わり”にしない本の読み方)たとえば、本を読み終えて「ああ、面白かった!」と確かに感じたのに、しばらくすると内容を忘れてしまった……ということはありませんか?いくら印象深い内容でも、時間が経てば忘れてしまうのは脳の構造的にも当然なのですが、西岡氏によると「東大生は読んだ内容を忘れにくく、本から得た知識を活用できている」らしいのです。それは東大生の多くが、小さい頃から「あること」をしているから。「それ」は何かというとーー「感想」です。東大生は、本を読んだ後、「感想」をアウトプットするから忘れないのです。(引用元:同上)西岡氏によると、本を読んだ後に生じる感情を言語化することが記憶の定着につながるだけではなく、「感想を誰かに聞いてもらう」「それに対してフィードバックしてもらえる」という経験が重要であるとのこと。なるほど、インプットした知識をアウトプットすることが大切なのですね。お子さまのアウトプットの習慣をつけるために、以下のことを取り入れてみてはいかがでしょうか。■読書日記をつける感想は一行でもOK。もちろんたくさん書ける子はどんどん書かせてあげましょう。感じたことを自分の言葉で残すことで表現力も高まります。また市販の読書日記や読書ノートを利用するのも手です。ぬりえやシールなど子どものテンションを上げる仕掛けがたくさんあるので、アウトプットがしやすいかもしれません。いろいろな読書日記があるので、親子で読書日記を選ぶところから始めてみるのもおすすめです。■感想を話し合う「〇〇が△△したところがおもしろかった」など、本の内容についてお子さんに話してもらいましょう。どんなところに心が動かされたのか、お子さんの考えを聞くよい機会になると思います。また、親子で同じ本を読み、感想を話し合ったりする「親子読書」も◎ですよ。本についての会話を楽しむことで、インプットした知識をしっかりと記憶に根付かせることができるでしょう。***東大生の幼少時代の読書環境や読書法は、なにも特別なものではありません。むしろ子どもの好奇心を伸ばし、あらゆることに興味をもつきっかけづくりとしての読書体験が必要なのですね。(参考)Study Hacker こどもまなび☆ラボ|東大生の親の4つの特徴。「勉強ができる子」の脳を育てるために、親がするべき心がけ産経Biz|賢さの鍵握る“読書体験”東大生が小学生時代に読んだ本って何だろう?「東大生192人頭のいい子の本棚」,プレジデントFamily,2018年秋号.東洋経済ONLINE|頭のいい子に共通する小学校時代の過ごし方東洋経済ONLINE|東大生の親が子にかけた「本好きになる魔法」PRESIDENT Online|できる子の家で読まれている本50冊PRESIDENT Online|東大式“読んで終わり”にしない本の読み方神奈川県大和市|家読(うちどく)の推進について大分県竹田市立都野小学校|親子読書のすすめ
2019年01月29日お子さんに「月はいくつあるの?」と聞かれたことはないでしょうか。丸い月、半分の月、バナナのような月、夜空の月、朝や昼に見る月、オレンジの月、黄色い月、白い月——月が見せるさまざまな表情に気づき、子どもが「なぜ?どうして?」と思ったら、その興味を学びにつなげましょう。夜空を見上げて一緒に月や星を観察したり図鑑などの本や博物館で調べたり……子どもの「もっと知りたい」を家庭でサポートする方法について紹介します。子どもの4人に3人は月や星を見るのが好き夜空に浮かび上がる大きな満月、ピンと張りつめた冬の空に輝く星たちに興味をもつ子どもは多いようです。ベネッセ教育情報サイトが小学生の保護者を対象として2014年9月に実施したオンラインアンケートによると、「お子さまは月や星を見るのが好きですか?どのように?」と尋ねた結果、「とても好き(6.7%)」と「まあ好き(58.4%)」となりました。合わせて約75%、実に4人に3人の小学生が月や星を見るのが好きだということが判明したのです。「とても好き」「まあ好き」と答えた人に理由を聞くと、●理科の宿題で空を見てから好きになりました●保育園の時にプラネタリウムに行って好きになりました●山奥のキャンプに行った時、満天の星空を見て感動したようです●寝る前に部屋から空を眺めることが増えました●月の向きが変わったとか、満月がきれいだなどと話します(引用元:ベネッセ教育情報サイト|オンライン投票【小】【小学生】お子さまは月や星を見るのが好きですか?どのように?)などが挙がったほか、スーパームーンについてのニュースが興味をもつきっかけになったり、天体望遠鏡をほしがるようになったりするお子さんもいるようです。子どもたちにとって、夜空の月や星は位置や形が変わる不思議な存在であり、もっとよく知りたいと思う対象だといえるでしょう。月や星に興味をもったら、親は「ハマる」環境を整えるこの「もっとよく知りたいと夢中で取り組む経験」、つまり「ハマり体験」は、子どもの学習に対する姿勢を育みます。では、なぜハマり体験が学力と結びつくのでしょう。東北大学加齢医学研究所・瀧靖之教授は著書『東大脳の育て方』の中で、好奇心から物事を突き詰めることで、やる気物質ドーパミンが放出され、脳のいろいろな部分の体積が大きくなると言っています。また東大医学部卒の男性は小学生のころにハマった虫取り体験について、「わからないことを自分で調べる理科系の考えがしみついた」と話していました。もし子どもが、月の満ち欠けや動きに違いがあることに気づいて不思議に感じていたら「もっと知りたい」を引き出すために、こんなアプローチをしてみてはいかがでしょうか。〇今晩の月はこんな形で、一昨日の形と違うよね。明後日はどんな形になっていると思う?〇月は朝や昼にも見えることがあるんだよ。何でだろう?〇雨や曇りの日って、月はどこにいるんだろう?もしかすると、子どもは月の「見える形」や「見える時間」が変わっていくことを何となく気づいていて、「違う形になるんだよ」「僕も朝、月が見えるのは知っているよ」「月は空にあるけど見えないんだよ」などと答える子もいるでしょう。そこでもう一歩、「何でだと思う?」と聞くことで知的好奇心をくすぐると、「なぜ?どうして?」という学びにつながるきっかけを与えられます。この分からないことや疑問に対して自分からすすんで取り組もうとする意欲は、学校の授業での調べ学習など「主体的な学び」の力を育みます。子どもの「なぜ?」をサポート「なぜ?どうして?」から始まる子どもの知的好奇心や探求心を満たす方法はさまざまです。冒頭のアンケート回答のように、プラネタリウムへ連れていった経験が宇宙への興味につながるケースもあります。お子さんが月や星に興味関心をもったら、次のような方法で学ぶ力をサポートしてはいかがでしょうか。■図鑑や本を見ながら親子で調べる小学館、講談社、学研などが子ども向けにシリーズで出版している図鑑には、目を見張る精緻なイラストはもちろん、迫力あるCGの映像が見られるDVDや3D体験できるデジタルコンテンツが付録としてついているものも多くなりました。こうした図鑑や本を親子で見てコミュニケーションを取りながら調べることで、気づきや発見を共有して楽しみながら学ぶことができます。■プラネタリウムを楽しむ日本プラネタリウム協議会(JPA)によると、全国には153館のプラネタリウムがあるそうです。常設のプラネタリウム以外にも国内各地でイベントや天体観測も企画されているので、検索して子どもが興味を示したものに出かけてみましょう。また、市販の家庭向けのプラネタリウムを購入してホームプラタリウムを楽しみながら天体について学ぶこともできます。■科学館や博物館へ連れていく常設のプラネタリウム施設がある科学館や博物館であれば、月の満ち欠けや自転公転、天体模型などでより詳しく学ぶこともできます。自治体が運営する施設は、在住もしくは通学している子どもの料金は無料または割引になるなど優遇されていることも多いので活用したいものです。■家の庭やベランダから天体観測図鑑やプラネタリウムなどで調べたら、実際に庭やベランダに出て親子で天体観測してみましょう。近年は、スーパームーンや流星群など天体に関する報道を詳しい解説とともにテレビや新聞で目にすることも多くなりました。このようなタイミングを上手に使うと、子どもは実際に見た月や星について園や学校でお友だちや先生へ話したくなり、これが自分の意見を自分の言葉で相手に伝えるトレーニングにもなります。■大自然の中でキャンプ周囲が真っ暗な大自然の中で、宇宙のスケールを感じて数えきれないほどの星が降り注いでくるような体験をするなら家族キャンプがおすすめです。都会では見られないわずかな輝きの星も見られ、これは星に限らず「普段は見えていなくても、そこにはちゃんと存在している」という感覚を養うこともできます。月や星への興味は小学校4年生の理科につながるこうした経験は学校の授業を先取り学習することにもなります。現在、月や星の特徴や動きについては、小学校4年生の理科で取り扱っています。月や星を観察し,月の位置と星の明るさや色及び位置を調べ,月や星の特徴や動きについての考えをもつことができるようにする。ア月は日によって形が変わって見え,1日のうちでも時刻によって位置が変わること。イ空には,明るさや色の違う星があること。ウ星の集まりは,1日のうちでも時刻によって,並び方は変わらないが,位置が変わること。(引用元:文部科学省|小学校理科の観察,実験の手引き第4学年B(4)月と星)すでに先取りで身につけた月や星についての知識や経験は、学習単元の中で改めて体系立てて定着させることができます。逆に、学校で学習した内容について上記のような方法を取り入れて、子どもの理解をより深めることもできます。***また、月や星について知る上では、星座をモチーフにした戦隊シリーズのテレビ番組や少年向けの格闘マンガ、または星占いやギリシャ神話なども、「楽しみながら天体について知る」大切な教材のひとつです。「遊んでばかりいないで勉強しなさい!」と言う前に、遊びの中に学びがあるかもしれないという視点で子どもが夢中になっているものを見つめ直してみるのもいいかもしれません。(参考)Study Hackerこどもまなび☆ラボ|知的好奇心がぐんぐん伸びる!東大生の多くが経験している「ハマり体験」とはベネッセ教育情報サイト|一度見たら忘れられない小学生は月や星を見るのが好きベネッセ教育情報サイト|オンライン投票【小】【小学生】お子さまは月や星を見るのが好きですか?どのように?JPA(日本プラネタリウム協議会)|全国プラネタリウム一覧Walker+|プラネタリウム・天体観測イベント文部科学省|小学校理科の観察,実験の手引き第4学年B(4)月と星
2019年01月22日9月17日に放送された「MUSIC STATION ウルトラFES2018」(テレビ朝日系)に、電気グルーヴのメンバーとしてピエール瀧(51)が出演した。電気グルーヴといえば97年にリリースした「Shangri-la」が50万枚近くの大ヒットを記録。現在も第一線で活躍し、今年も音楽フェスに多数出演している。しかし「Shangri-la」は20年以上前の楽曲。さらに現在俳優として大活躍する瀧にTwitterではこんな声が上がっている。《え!ピエール瀧さんて 電気グルーヴの方だったの!?(無知)Shangri-La 好きで良く聞いていたのに今まで 全く気がついてなかった 笑》《ええええええ軍曹が歌ってる!?!?キスとか言ってる!マイク持ってる! えっピエール瀧のグループだったの電気グルーヴて!?!?》《おばちゃんですが電気グルーヴは当時聞いていたのにピエール瀧さんが居たのに昨日夫婦でビックリしておりました》そう、瀧が電グルメンバーと知らない人のツイートが続出したのだ!いっぽうで、長年のファンからは「俳優としての瀧の方に違和感が……」といった声が。《ピエール瀧の俳優としての功績を語られてもライブハウスでの素行・蛮行(笑)を知っている世代には受け入れがたい部分がある》《電気ファンからしたらピエール瀧が役者で売れてる事がもうわけ分からないです》《そうか。電グルが売れる前の時代を知らないとピエール瀧のポジションわからないかも。昔の電グルのLIVEはハードコアさながら荒々しい感じだったから初期ファンが今のLIVEに行くと丸くなったって言うもんね》また《自分は、小さいころ、鈴木ヒロミツと陣内孝則は役者さんだと思ってたな。元々バンドのボーカルだったって後から知った》《白竜が発禁処分受けたシンガーだったり、ウィル・スミス=The Fresh Princeってのと同じで特に珍しいことじゃない》と瀧に限らずミュージシャン出身の俳優は多いという声も。「人に歴史あり」のようだ。
2018年09月18日俳優の中井貴一、女優の瀧本美織が4日、都内で行われた三基商事の健康食品『ミキプルーン』の新CM発表会に出席した。三同社から発売されている『ミキプルーン』の新CM「ボトルの中へ」編が9月5日より全国放映スタート。これまでのイメージキャラクターである中井貴一に加え、今回から新たに瀧本美織が起用され、食卓に置かれた同商品のボトルに吸い込まれてしまった瀧本が不思議な世界の中でソムリエと生産者役の中井と出会い、ミキプルーンの魅力を知るという内容となっている。今回新たにイメージキャラクターとして加わった瀧本は「小さい頃からミキプルーンのCMを見ていたので、まさか自分が出演するとは思わなかったのでビックリしました。ミキプルーン=中井さんという印象なので、中井さんと共演させていただいて本当にうれしかったです」と笑顔。対する中井は同CMで初めて共演した瀧本について「瀧本さんが出ていた作品を見て、とても素晴らしいと思いました。声が実に素晴らしい」と共演前から好印象だったようで「そんな瀧本さんといつかご一緒したいと思っていたので、今回のCMで共演できてとてもうれしかったです。瀧本さんとの掛け合いのお芝居だったので、瀧本さんがいてくださって心強かったです」と瀧本に感謝の言葉を口にした。同CMでは瀧本が不思議な世界に入り込み、そこでソムリエや乾燥プルーンの生産者に扮した中井がミキプルーンの魅力を説くというもの。同CMの見どころを問われた中井は「それは瀧本さんが詳しいですよ」と振ると、瀧本は「何ですか、それ(笑)」と苦笑い。気を取り直して瀧本が「見どころはソムリエの中井さん、生産者の中井さんという2パターンの中井さんが見どころだと思います」と中井の演技を褒め称え、「短い中でもストーリー性があって、すごく可愛いCMになったと思います。何気なく食べているミキプルーンが特別な存在だという気持ちになります」とアピールしていた。
2018年09月05日ママ向け自伝は究極の育児書『母脳』黒川伊保子著《 紹介者 》ライター小和野薫子さんViViをはじめ女性ファッション誌のライターとして活躍されている小和野薫子さん。5歳の男の子と3歳の女の子のママ。いいものを見つける感度の高さは、育児アイテムにも生かされています。ママが持てる読書タイムはごくわずか。有意義なものにしたいですよね。本の世界を楽しみつつ、育児にもいいインスピレーションを与えてくれる。そんな欲張りな願いを叶えてくれる本を紹介。カフェでつかの間の読書タイムもともと読書が大好きで、長男の出産前は毎日半身浴をしながら2時間くらい読書を楽しんでいたほど。妊娠で頭が育児モードになり、育児書を中心にいろいろと乱読していました。でも出産してからは読書の時間がなく、隙間時間にSNSの育児情報を見る程度に。子ども2人を幼稚園に通わせるようになったので、最近また読書を再開しました。近所のカフェで、美味しいコーヒーを片手に過ごす読書の時間は至福のひとときです。自伝から子育てのインスピレーションをハウツー本、タレント本、マンガ、「子どもを東大に」的な教育本まで、あらゆるジャンルの育児書を読んできました。最近は、ザ・育児書より自伝タイプの本から子育てのインスピレーションを得ています。「この人はどういう風に育てられたのか」。ちらっと、だけど濃厚に登場するお母さんの姿に注目しています。結婚式の両親への手紙みたいに、その人の半生から垣間見られる母親の姿ってリアルでとても刺激を受けます。おすすめはこの3冊ひとつは、人工知能研究者でエッセイストの黒川伊保子さん著の『母脳』。著者の息子への愛に満ち溢れた、とてもエモーショナルな一冊。母としての気持ちに共感し、憧れるのはもちろん、研究者としての視点が勉強にもなる。私は前書きの2ページで泣きました。2冊目は、瀧靖之さんの『「賢い子」は図鑑で育てる』。こちらも科学者の方が自分の子育てを書いた説得力のある1冊。手を離れた後も子どもが幸せな人生を歩んでいくにはどうしたらいいか、と考えさせられました。最後は、『テルマエ・ロマエ』の漫画家ヤマザキマリさんの体験的人生論、『国境のない生き方』。独自の生き方を貫いている人のご両親って、本当にスケールが大きくて育児が独創的。育児に正解はない、ということを改めて感じました。Text:Kyoko Isobe
2018年09月01日瀧波ユカリさんってご存じですか?代表作は漫画『臨死!!江古田ちゃん』。あの強烈な絵柄がすぐに浮かんだ人も多いのでは?瀧波さんは1980年生まれの38歳。一児の母であり、『はるまき日記』という育児エッセイ&マンガも出版しています。そして実は、女性に関するエッセイも出しているんですよ!今回はそんな彼女のエッセイをご紹介しますね。■「彼氏を作る意外な方法」もわかる!?『女もたけなわ』(幻冬舎文庫)こちらは、恋・仕事・遊びに全力で取り組む時間と体力があり、女として最高に盛り上がっている時期=「女のたけなわ」という設定で、瀧波さんの若かりし頃を振り返り、その失敗体験を綴っている爆笑エッセイです。基本的に「みなさん、こんな失敗をしてはいけませんよ!」という先輩からのアドバイスって感じになっています。「彼氏を作る意外な方法」「モテの奥義」「女子終了宣言」「出会いがないあなたに」などなど、タイトルからして興味深いものばかり!一部をちょっとご紹介しましょう。「彼氏を作る意外な方法」に書かれているのは、瀧波さんが世界各国を旅行していたときのこと。彼女は11kgもの重さのバックパックを背負って旅をし、行く先々でいろいろな男性と知り合ったものの、ついに恋は訪れず……。ある日、トートバッグひとつで旅をする女子に遭遇。そこで瀧波さんが得たのは、必要なものは現地で彼氏を作って貸してもらえ!そして軽装備で旅に出ろ!ということ。なお、「旅先で日本の男に惚れなかった理由」はマンガエッセイとして掲載されています。こちらも面白いですよ。筆者のおすすめは「モテの奥義1」です。若い女子はとりあえず落ち着け!というありがたいアドバイスがあるので、ぜひ一読を!■悲しい恋をしてる人にもおすすめ『30と40のあいだ』(幻冬舎文庫)今年になってから発売された1冊です。本書には、執筆当時……30代前半からアラフォーとなった今までの間の、瀧波さんの本音が詰まったエッセイがズラリ。とはいえ、そこは『臨死!!江古田ちゃん』の作者の瀧波さん!という感じでとにかく面白いんです。そして30~34歳の間に書いたものには(サー篇)、35~38歳の頃に書いたものには(フォー篇)と注釈がついています。例えば「初デートのお店問題(サー篇)」「奴隷力はいらない(フォー篇)」「初期老化が気になるの(サー篇)」などなど。筆者のイチオシは「焦げ焦げの恋(サー篇)」。彼女持ちの男性を好きになってしまったときのことを綴ったエッセイです。瀧波さんは「あしたのジョー」顔負けの真っ白な灰になるまで身を焼きつくして、やっと我に返ったそう……。ちょっと悲しい恋をしている人にはぜひ読んでほしいですね。その恋を諦める決心ができそうですよ。■終わりに瀧波ユカリさんのエッセイは、決してキレイ事ではなく、自分の失敗や体験を赤裸々に綴っているので、読んでいて共感と「!」の嵐!「みんなはこんな失敗しないでね!」というアドバイスを受け取りつつ、思いきり笑ってスッキリできちゃいます。恋、仕事、人間関係……人生の迷路にハマりかけたら、手に取ってみてはいかがでしょうか?
2018年06月17日現在公開中の映画「孤狼の血」(白石和彌監督)で暴力団組長・瀧井銀次役を熱演している、「電気グルーヴ」のピエール瀧(51)。 同作は「警察小説×『仁義なき戦い』」と評される柚月裕子さんのベストセラー小説を実写映画化している。 「瀧さんの役どころは、役所広司さん演じる主人公のベテランマル暴刑事のよき相談相手。瀧さんは役所さん、主人公の相棒の新人刑事を演じる松坂桃李さんに次ぐ重要な役どころ。物語のカギを握る人物として、圧倒的な存在感を発揮しています」(映画ライター) 「電気グルーヴ」の前身バンドで80年代半ばから音楽活動をしていた瀧だが、90年代半ばに俳優業をスタートさせた。 これまで数々の作品に出演していたが、今やすっかりおなじみとなった「コワモテ俳優」としての才能を開花。そのきっかけもまた、白石監督の社会派作品だったのだ。 「13年公開の『凶悪』で物語のキーマンである死刑囚の元暴力団組長を演じ、『報知映画賞』や『ブルーリボン賞』の助演男優賞を受賞しました。白石監督が一部のインタビューで『凶悪』の撮影を振り返る際、瀧さんのアドリブを絶賛していました。そして滝さんもまた、白石さんとの現場のやりとりで『コワモテ俳優』としての才能を開花させたようです」(芸能記者) 「凶悪」以降、「日本で一番悪い奴ら」「アウトレイジ 最終章」などで迫力満点の演技を見せた瀧。今後もコワモテ役のオファーが途切れる事がなさそうだ。
2018年05月15日赤ちゃんの頃は「元気に育ってくれれば、それで十分」と思っていたのに、子どもが成長するにつれ「あれもこれもできる子になってほしい」とついつい願ってしまうのが、親の常。でも、世の中にはさまざまな幼児教育があふれ、どれを選べば正解なのか、わからなくなりますよね?そんなママのお悩みを、シンプルに解決してくれるのが、『「賢い子」に育てる究極のコツ』(文嚮社)が10万部を超えるベストセラーとなった脳医学者・瀧靖之先生。つねづね「子どもを賢く育てるには、図鑑が一番!」と話し、自らも図鑑を使った子育てを6歳の息子さんに実践している瀧先生が総監修した「MOVEはじめてのずかん みぢかないきもの」(講談社)が発売されました。「図鑑を作るのが夢だった」と話す瀧先生の「こんな図鑑が欲しかった」のエッセンスがたっぷり入ってできあがった一冊。制作での思いや、図鑑の効果的な使い方などを瀧先生にお聞きしました。瀧靖之先生 プロフィール1970年生まれ。医師。医学博士。 一児の父。東北大学大学院医学系研究科博士課程卒業。東北大学スマート・エイジング学際重点研究センター 副センター長・加齢医学研究所 教授。東北大学加齢医学研究所および東北メディカル・メガバンク機構で脳のMRI画像を用いたデータベースを作成し、脳の発達、加齢のメカニズムを明らかにする研究者として活躍。読影や解析をした脳MRIはこれまでに16万人にのぼる。「脳の発達と加齢に関する脳画像研究」「睡眠と海馬の関係に関する研究」「肥満と脳萎縮の関係に関する研究」など多くの論文を発表。学術誌はじめ新聞・テレビなど、マスコミでも数多く取り上げられ注目を集めている。『「賢い子」に育てる究極のコツ』(文響社)は10万部を超えるベストセラーに。■「はじめてのずかん」が子どもの好奇心の入り口にまずは最初に、瀧先生が提唱する「どうして図鑑が脳にいいのか?」をご紹介しましょう。・「わくわくする」好奇心を育てれば、自分の力で学べる「ぐんぐん伸びる子」に育つ。・いろいろな情報に触れられる図鑑は子どもの好奇心を育てる。・絵や写真があるので、言葉をつかさどる領域だけでなく、図形や空間を認知する領域など複数の脳の領域を同時に活性化できる。・図鑑で見たもの(バーチャル)を実際に見る(リアル)ことが子どもの好奇心を広げ、知識を定着させる。上記をふまえたうえで、インタビューはスタートしました。── 今回、図鑑の総監修をしてみていかがでしたか?瀧靖之先生(以下 瀧先生):小さな子どもでも楽しめるけれど、中身は本格的という図鑑があればいいのにとずっと思っていました。子どもは暗記力もすごいし、大人以上に好奇心が旺盛なので、はじめて触れるからこそ本物を見せたあげたいという気持ちを出版社と分かち合えました。今回、まだ形のない段階から関わり、何度も何度も出版社とやりとりを重ね、かなりイメージ通りの「図鑑の入り口となる図鑑」ができあがりました。── 「はじめてのずかん」というだけあって、図鑑に触れる入り口となる図鑑なんですね?瀧先生:図鑑というと小学校入学のプレゼントというイメージがあり、そのくらいの時期に初めて手にするお子さんも多いと思います。今までは、小学校入学前後の子どもに向けた本格的な図鑑か、子どもっぽいおもちゃのような図鑑しか出ていませんでした。昔の僕みたいに図鑑が好きな子どもは初めから本格的な図鑑から入ればいいけれど、そうではない子どもでも興味をもって手に取り、図鑑の入り口になる1冊があればと思っていました。ここから先は、恐竜や昆虫、動物などの図鑑につながっていける「初めての図鑑」を作りたかったんです。そのためにも、ただ「チョウ」とか「ゾウ」とかではなく、「クロアゲハ」とか「アフリカゾウ」などきちんと名前を伝えて、興味を持ってもらえるようにしています。子どもは機会的な暗記力がすごいので、あっという間に覚えてしまいますから。そして、デザインもほかのシリーズとそろえ、本格的な図鑑にしました。── 「2歳からの脳に効く!」と帯にありますが、2歳くらいでこの図鑑を手にするのがいいのですか?瀧先生:言葉を吸収し、周りに対する好奇心もどんどん出てくるのが2歳くらいですが、もちろん、0歳からでも1歳からでも、3歳、4歳でも図鑑を楽しんでもらって構いません。ただ、「好き嫌い」がまだあまり出ていない早い時期からいろいろ見ておくと、大きくなってからも好奇心の対象を広く保てます。できれば早い時期から図鑑でいろいろな情報に触れていただきたいと思っています。■図鑑が苦手な親子だから楽しめる“しかけ”が満載──「読み聞かせ図鑑」というのもおもしろいですね。図鑑というと見るイメージがありますが、読み聞かせができるんですね。瀧先生:子どもが楽しむためには親がまず楽しむことがとても大切なのですが、世の中のお父さんお母さんがみんな図鑑好きというわけではないと思うので、今まで図鑑にあまり触れてこなかった方でも気軽に子どもと楽しめる工夫にこだわりました。── それは世の中のパパママにとてもありがたいですね。瀧先生:好奇心だけではなく、乳幼児期に愛着形成をすることは、その後の精神安定に非常に大切だと言われています。ぬくもり、声、笑顔など親子の愛着掲載がとても大事な時期なので、子どもひとりで読むのではなく、親子でコミュニケーションをとりながら楽しめるようになっています。── 具体的にはどのようなしかけがあるのでしょうか?瀧先生:ほかの図鑑ではあまりないと思うのですが、写真の動物が吹き出しで話しています。もともとMOVEシリーズの特長である動きのある写真も子どもを引きつけますが、生き物が話すことで子どもの興味をよりひきつけやすくしています。そして、その吹き出しを読めば、誰でも簡単に読み聞かせができるんです。それ以外にも、親子の会話のきっかけづくりになるコラムがあったり、子どもが大好きなクイズが載っていたりして、親子の愛着形成や言葉を覚えるコミュニケーションが簡単にできるようになっています。── たしかに「ゾウの足音ってどんな音」というコラムなど自分も知らないことが載っていておもしろかったです。 ■知的好奇心を育てるのは「図鑑で見たアレ」を「実際に目にする」── 親子のコミュニケーションのほかにこだわったことはなんでしょうか?瀧先生:図鑑に載っていた動植物を目の前で見られたら「これが図鑑で見たアレなんだ」と興味が深まりますね。知的好奇心をいかに伸ばすかを考え、あえて身近なところを前半に取り上げました。── パッと目をひきそうなパンダやキリンなどではなく、ダンゴムシとかチョウなど「まちのいきもの」から始まっているところに挑戦を感じます。瀧先生:あまりにも遠い世界のことを入れてもつながらないので、図鑑を見た後に身近なところで本物を見る、あるいは本物を見て「これは何だろう」と図鑑を見る、ということを双方向で繰り返すことで、知的好奇心は伸びるんです。そして題材は身近だけど内容は本格的。子ども扱いして幼稚じゃないことが大事です。■図鑑の正しい使い方、NGな使い方── ついつい、脳への効果を期待してしまいますが、この図鑑はどうやって使ったらいいでしょうか?瀧先生:一番大切なのは、親自身が楽しむこと。「子どもに興味を持たせなければいけない」と重荷を感じる必要はまったくなくて、親自身が興味を持つところをパラパラめくって、ペンギンが好きならペンギンを、猫が好きなら猫をと興味をもったページを楽しんでいれば十分です。── 大人が楽しんでいれば、子どもも「楽しそう」と思ってくるわけですね。反対に、NGな使い方もありますか?瀧先生:子どもに押しつけることは避けたいですね。勉強もそうですが、「やりなさい」というと子どもは嫌になりますから。あとは、本棚の飾りにせず、テーブルなどいつでもパッと手に取れる場所に置いておくことです。そうすれば、外でチョウを見かけたり水族館に行ったりしたら、帰ってから「なんだろうね」とすぐに調べられます。本棚にしまいっぱなしでは、「なんだろうね」と疑問を持ちながらも調べずに終わってしまうので、せっかくの好奇心が伸びずにもったいないですよね。── やはり「疑問に思ったことを調べる」ということが大切なんですね。忙しい時などつい子どもの「なんだろう」を聞き流してしまう自分としては反省します。瀧先生:疑問に思ったことを調べる、というのは一生使える勉強の基本ですよね。「調べようね」と言って調べるのは、子どもにとってとても楽しいことです。まだ「勉強を勉強と思わない」小さな頃から調べる習慣がつくと、勉強しなければいけなくなった時に自分からどんどん調べることに抵抗がなくなります。── 最後にこの図鑑をぜひ手に取ってほしい、乳幼児のお父さん、お母さんにメッセージをお願いします。瀧先生:いろいろなことに好奇心を持てるようになると、将来どんな道に進んでも、きっと役立ちます。身近な動物や植物にもちゃんと名前がついていて、おもしろい特徴があったりする。そんなことを教えてくれるのが図鑑で、図鑑は世の中の広がりを知り、世の中に興味を持つ最初の一歩になります。その「最初の一歩」として楽しめる図鑑が完成したので、ぜひ親子で楽しんでみてください。参考図書: 「MOVEはじめてのずかん みぢかないきもの」 (講談社)総監修に脳研究者・瀧靖之先生、生きものの監修に動物学者の今泉忠明先生をむかえ、読みきかせできる図鑑として親子で楽しむこともでき、小学校低学年のひとり読みにも最適です。 ファースト図鑑として、小さなこどもが出会う身近な生きものを網羅。 カブトムシ、ダンゴムシ、ゾウ、キリン、ドングリ、はっぱ…子どもたちの好きなものが詰め込まれています。 クイズやコラム、巻末には生きものが登場する昔話も! はじめて出会う自然の世界を、季節を感じさせる本格的なイラストとダイナミックな写真、NHKの貴重なアーカイブ映像で紹介します。文・取材/まちとこ出版社 石塚由香子
2018年04月30日