冒険の世界の一員になった気分を味わいたいもしも自分の肖像画を描いてもらえるとしたら、あなたは誰に描いてもらいたいですか?フェルメールやゴッホなど、著名な西洋画家ももちろんアリですが、ここは思い切り視点を変えて、現代日本文化の華、漫画家ではどうでしょうか?今回は20代男性223名に、自分の肖像画を描いてほしい『週刊少年ジャンプ』の漫画家は誰か聞きました!>>女性編も見るQ.自分の肖像画を描いてほしい週刊少年ジャンプの漫画家を教えてください※現在連載中の漫画家のみ(複数回答)1位尾田栄一郎『ONE PIECE』32.3%2位秋本治『こちら葛飾区亀有公園前派出所』20.2%3位小畑健『バクマン。』14.3%4位冨樫義博『HUNTER×HUNTER』11.7%5位岸本斉史『NARUTO-ナルト-』10.8%※敬称略■尾田栄一郎『ONE PIECE』に描いてもらいたい……・「『ONE PIECE』の世界のキャラクターになった気がしそう」(29歳/マスコミ・広告/事務系専門職)・「自分が麦わらの一味になったような肖像画を描いてほしい」(27歳/学校・教育関連/事務系専門職)・「画風に元気があって好き」(28歳/商社・卸/営業職)・「ルフィたちと一緒にいるところの肖像画を描いてほしい」(29歳/機械・精密機器/技術職)・「特徴のあるキャラクターとして描いてくれそう」(25歳/そのほか)■秋本治『こちら葛飾区 亀有公園前派出所』に描いてもらいたい……・「コミカルに描いてくれそうだから」(27歳/自動車関連/技術職)・「両さんとのツーショットで描いてほしい」(26歳/そのほか/事務系専門職)・「ポップに描いてくれそうだから」(26歳/自動車関連/技術職)■小畑健『バクマン。』に描いてもらいたい……・「一番カッコ良く描いてくれそう」(28歳/そのほか)・「リアルな感じで描いてほしい」(26歳/金融・証券/販売職・サービス系)・「絵が上手いので」(23歳/情報・IT/技術職)■冨樫義博『HUNTER×HUNTER』に描いてもらいたい……・「『幽☆遊☆白書』が大好きだったので、蔵馬のように描いてほしい」(24歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「あの適当なタッチで自分がどう描かれるか、見てみたい」(24歳/金融・証券/営業職)・「味のある絵になりそう」(27歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)■岸本斉史『NARUTO-ナルト-』に描いてもらいたい……・「気力にあふれる肖像画を描いてくれそう」(29歳/医薬品・化粧品/技術職)・「個性的なキャラクターが出ているナルトを描いている先生だと、自分がどのように描いてくれるのかすごく気になります」(24歳/医療・福祉/専門職)・「絵のタッチが好き」(23歳/情報・IT/技術職)総評自分の肖像画を描いてほしいジャンプの漫画家ランキング、1位は尾田栄一郎『ONE PIECE』、2位は秋本治『こちら葛飾区亀有公園前派出所』という結果になりました。『週刊少年ジャンプ』の長期連載の1位(こちら葛飾区亀有公園前派出所)と2位(ONE PIECE)の作者が上位にランクインしました。尾田栄一郎『ONE PIECE』を支持する声では、「自分の肖像画をWANTED風にしてもらいたい」というように、自分も一味に加わりたい!という願望が多く寄せられました。また、秋本治『こちら葛飾区 亀有公園前派出所』でも「両さんとのツーショットで描いてほしい」、「笑いのありの肖像画を描いてくれそう」と、作品世界への共感が支持の背景にあるようです。これに対して、小畑健『バクマン。』では、「絵が上手いので」、「一番カッコ良く描いてくれそう」という声が多数。イケメンに描いてほしい人は小畑先生が希望のようです。(文・ペンダコ)調査時期:2011年5月25日~6月1日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性223名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング男性編】肖像画を描いてほしいと思う洋画家【ランキング男性編】自分がなりたい『ONE PIECE』のキャラクター【ランキング男性編】『ONE PIECE』を実写化するとしたらルフィを演じてほしい有名人完全版(画像などあり)を見る
2011年07月29日やっぱりキレイに描いてもらいたい!カメラで気軽に写真を撮れるようになった今の時代、ゆっくり時間をかけて肖像画を描いてもらうなんて、とってもぜいたくな時間ですよね。しかも、自分が描いてもらいたい画家に描いてもらえるとなったら……?今回は、肖像画を描いてほしいと思う洋画家について、20代の女性712名にアンケートしてみました!>>男性編も見るQ.肖像画を描いてほしいと思う洋画家を教えてください(複数回答)1位レオナルド・ダ・ヴィンチ22.2%2位モネ19.0%3位ピカソ17.8%4位ゴッホ11.4%5位フェルメール6.2%■レオナルド・ダ・ヴィンチに描いてほしい……・「『モナ・リザ』のようにきれいに描いてくれそう」(26歳/食品/総務)・「骨格を忠実に描いてもらえそうなので」(28歳/自動車関連/営業)・「絵の中に謎を隠してくれそうだから」(27歳/機械/財務)・「ルーブル美術館で『モナ・リザ』を見て、感動したから」(21歳/証券/秘書・アシスタント)・「実物に忠実に描いてくれそうだから」(29歳/金融/秘書・アシスタント)■モネに描いてほしい……・「絵のタッチが柔らかいから、優しい肖像画を描いてくれそう」(28歳/土木/財務)・「自分の内面も見抜いて、叙情的に描いてくれそう」(23歳/福祉/営業)・「あのふんわりした色合いで描いてほしい」(24歳/金融/金融専門職)■ピカソに描いてほしい……・「どんなふうにアレンジされるのか気になるから。ピカソの絵なら飾っても恥ずかしくないから」(28歳/総務/卸)・「奇抜な絵もあるし繊細な絵もあるので、どちらで表現されるか面白そう」(24歳/小売/販売)・「写実的すぎても現実にショックを受けるし、抽象的な絵なら絵として楽しめるから」(27歳/医薬品/事業開発)■ゴッホに描いてほしい……・「代表作『ひまわり』のようなタッチで描いてほしいから」(26歳/販売/小売)・「『自画像』で有名なので」(24歳/金融/金融系専門職)・「ゴッホ展を見に行って感銘を受けたから」(23歳/通信/販売)■フェルメールに描いてほしい……・「『真珠の耳飾りの少女』の映画に影響を受けたので、フェルメールに描いてほしい」(26歳/金融/営業)・「あのきれいなタッチで描いてほしいから」(29歳/金融/営業)・「女性を描く画家として、一番すばらしい画家だと思うから」(21歳/その他)総評1位は男性編と同じく、「レオナルド・ダ・ヴィンチ」でした。「『モナ・リザ』のようにきれいに描いてくれそう」というように、せっかく描いてもらうならキレイに描いてほしいと思うのが女ゴコロ。第2位にランクインしたのも、あの柔らかなタッチや色合いで女性を美しく描いてくれそうな「モネ」でした。そして、男性編ではランクインしなかったものの女性編で第5位に入ったのが「フェルメール」。女性を描いた作品が多く、彼の代表作で映画にもなった『真珠の耳飾りの少女』のように描いてほしいと思う女性もいるのでは……と思ったら、いました!「自画像を描いてもらうとき、真珠の耳飾りをしたい」。この設定、やはり、女性はあこがれますよね!調査時期:2011年1月21日~1月29日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性712名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング女性編】好きなクラシック音楽の作曲家【ランキング女性編】どんな顔か見てみたい戦国武将【コラム】ピカソやゴッホも愛用した文房具とは完全版(画像などあり)を見る
2011年03月03日肖像画を描いてもらうついでに、いろいろ聞いてみたい!今回のアンケートのテーマは、「肖像画を描いてほしいと思う洋画家」です。もし、お望みの画家に自分の肖像画を描いてもらえることになったら……?画家によってタッチや技法はさまざまなだけに、誰に描いてもらうかは考えどころ。20代男性288名に聞いたアンケートでは、教科書に載るような大画家ばかりがランクイン!>>女性編も見るQ.肖像画を描いてほしいと思う洋画家を教えてください(複数回答)1位レオナルド・ダ・ヴィンチ26.0%2位ピカソ22.9%3位ゴッホ18.1%4位モネ11.8%5位アンディ・ウォーホル5.6%■レオナルド・ダ・ヴィンチに描いてほしい……・「ダ・ヴィンチは万能な人なので描いてもらっている間にいろいろ聞きたい」(29歳/IT/人事)・「とてもしっかりとしたタッチで描いてくれそう」(21歳/人材派遣/製造)・「顔のシワまで、精細に正確に描いてくれそうなので興味があります」(26歳/紙パルプ/営業)・「『モナ・リザ』のように、いろんなテクニックを駆使して描いてくれそう」(24歳/広告/営業)■ピカソに描いてほしい……・「自分でも気づかない内面まで描いてくれそうだから」(28歳/コンサルティング/マーケティング)・「私自身あんまりいい男でないので、ピカソに描いてもらったらそれがバレなそう」(29歳/商社/企画開発)・「ピカソの世界観では自分がどのように描かれるか興味があるから」(26歳/情報)■ゴッホに描いてほしい……・「顔の彫りなども含めて、リアルな肖像画を描いてもらえそうだから」(28歳/医薬品/研究開発)・「最近行ったゴッホ展に感動したから」(25歳/医療/営業)・「ゴッホ自身も自画像をたくさん描いているため」(28歳/医療/エンジニア)■モネに描いてほしい……・「美術館で見たモネの風景画が一番好きだったから、モネに書いてもらいたい」(28歳/機械/財務)・「風景画を中心に描いていた印象派の芸術家に肖像画を描いてもらうとどんなものになるか楽しみだから」(24歳/医療/マーケティング)・「筆のタッチが好きだから」(27歳/生保/財務)■アンディ・ウォーホルに描いてほしい……・「デフォルメされても嫌な感じがしないから」(24歳/学校)・「前衛的で斬新な肖像画ができあがりそうなので」(23歳/建築/サービス)・「かっこよく描いてくれそう」(25歳/自動車関連/エンジニア)総評歴史上の名だたる洋画家がランクインした中で第1位に輝いたのは、「レオナルド・ダ・ヴィンチ」でした!彼の描いた肖像画『モナ・リザ』はあまりにも有名ですよね。絵画だけでなく、医学や天文学、工学などにも造詣が深く「万能の天才」とも言われているだけに、「ダ・ヴィンチは万能な人なので描いてもらっている間にいろいろ聞きたい」というコメントに賛同する人も多いのではないでしょうか。一方、第2位にランキングされたのは、「ピカソ」でした。写実主義の極みとも言えるレオナルド・ダ・ヴィンチに対して、こちらは後の抽象主義の絵画に大きな影響を与えた画家です。リアルに描いてもらうか、それとも画家の内面を通して再構築された自分を描いてもらうか。さて、あなたはどちらがいいですか?調査時期:2011年1月21日~1月29日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性288名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング男性編】好きなクラシック音楽の作曲家【ランキング男性編】どんな顔か見てみたい戦国武将【コラム】自称「墓マイラー」のイベントに直撃!完全版(画像などあり)を見る
2011年03月03日今年のアカデミー賞で作品賞、主演女優賞、脚色賞にノミネートされた『17歳の肖像』のブルーレイ&DVDが発売されたのに合わせて、主人公・ジェニーが雨の中で、のちに彼女の人生に大きな影響を与えることになるデイヴィッドと初めて出会うシーンの本編映像が到着した。“ビートルズ以前”の時代のロンドンで、大学進学を目指す16歳の少女が、魅力的な年上の男性との出会いをきっかけに、学校では教わらない、自由な心躍る世界に魅了され、大人の世界への一歩を踏み出そうとする瞬間を甘く、ほろ苦く描き出した本作。お披露目となった2009年のサンダンス映画祭での観客賞を皮切りに次々と映画賞を受賞したが、センセーションとして取り上げられたのは主人公を演じた新星キャリー・マリガン。“オードリー・ヘップバーンの再来”との言葉と共に称賛をもって迎えられ、英国アカデミー賞主演女優賞を受賞、本家のアカデミー賞、ゴールデングローブ賞でも主演女優賞の候補となった。今回、到着した映像に映し出されるのは、ジェニーとデイヴィッドの出会いのシーン。雨の中を制服姿でチェロを持って帰宅するジェニーに、デイヴィッドが車から声を掛ける。突然現れた男に少し警戒心を抱きつつも、彼女の表情から、初対面ですでにどこか好意と呼べる感情を彼に対して持っていることがうかがえる。デイヴィッドは、紳士的でユーモアたっぷりの巧みな話術でジェニーを惹きこんでいく。雨の中の出会い――16歳の少女が“運命”を感じるに十分なこのシチュエーション。短いシーンながらも見る者にしっかりと温かさを感じさせてくれる。何より、あどけなさの残るキャリーの表情がキュート!『17歳の肖像』ブルーレイ&DVDは発売中。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY『17歳の肖像』ブルーレイ価格:4,980円(税込)『17歳の肖像』DVDコレクターズ・エディション価格:3,990円(税込)発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント公式サイト:© 2009 An Education Distribution Limited. All Rights Reserved.■関連作品:17歳の肖像 2010年4月17日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開■関連記事:【シネマモード】人間とは、ないものねだりな生き物なのね。『17歳の肖像』三船美佳7人家族願望吐露「父も『七人の侍』だったから」大人の世界の裏側にほろ苦い真実『17歳の肖像』鑑賞券を5組10名様プレゼント本命は誰?女優にモテモテの『ハート・ロッカー』主演男優【アカデミー賞】ファッションチェック!〜レッド&ブラック編〜
2010年08月27日とにかく、すこぶる評判が良い『17歳の肖像』。主演の新星、キャリー・マリガンが本年度のアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、さらには作品賞、脚色賞にも選ばれているということは、キャスティングが良く、脚本が素晴らしく、作品としての総合評価ももちろん高いという、バランスの取れた秀作であるということの証明でもあります。脚色したのが、『ぼくのプレミア・ライフ』『アバウト・ア・ボーイ』『ハイ・フィデリティ』の作家ニック・ホーンビィで、監督が世界を大いに泣いて笑わらせた『幸せになるためのイタリア語講座』のロネ・シェルフィグですから、外すはずもありませんよね。少女時代の揺らぎをとても丁寧に、大人から見れば痛いくらいに懐かしく描いているこの作品、青春物語というよりは人生ドラマ。大人に憧れる世間知らずの少女が、現実世界へと入っていく覚悟を決めるまでを緻密に描写しながら、大人たちがもつ大人特有の“スレ”を密かに皮肉る。ピーター・サースガード演じる上っ面のいい大人、ヒロインの両親のように善良だけれど無神経でだまされやすい大人、知的だけれど頭の固い教師陣など、早熟で知識欲いっぱいのヒロインを取り巻く大人のタイプもいろいろです。その人々に囲まれて、それぞれから少しずつ何かを得ながら、理想と現実の違いを学び、成長していく主人公。観客に、ヒロインは何て無謀なんだ、そんな行動は若気の至りだ、と思わせつつ、それでも彼女の成長を応援させてくれる。そんなストレートな語り口に、非常に好感が持てる作品でした。作品の出来もさることながら、60年の頃のイギリスを映したファッションも魅力のひとつ。親では決して教えてくれない刺激的な魅惑の世界を、手取り足取り教えてくれる年上の異性への憧れと夢、そして現実の中で揺れ動く少女の心を、ファッションを使って描き出しました。制服を脱ぎ捨て、大人びたワンピース×スカーフ×ハイヒール×ハンドバッグを身につけるヒロインは、まだ大人のファッションがしっくりくるわけではありませんが、なんとか大人のフリをしようとする背伸び具合に、女性なら誰しも昔の自分を思い出すのではないでしょうか。一所懸命に、ブラウス×タイトスカート×アップスタイルのヘアなどを自分のものにしようとする少女を、瑞々しい知性を感じさせつつ演じたキャリー・マリガンは本当に素敵。アカデミー賞ノミネートも頷けます。でも白状すると、私がより気になったのは、脇を固めたロザムンド・パイクの方。ロザムンドが演じているのは、年下のヒロインに、美しくなるためには何を着るべきか教え、自分の服も惜しみなく譲る寛容で優しい女性ですが、賢いゆえに人生や教育、親に決められた将来に疑問を抱くヒロインとは対照的に、自分で考えるということをせず、地味なオックスフォード大学の女学生を見て、「進学なんかしなければ、綺麗でいられる」と本気で口にする教養も知性も感じられない美女。女性を美しくするものは、教養でも知識欲でもなく、いい男と素敵な服だと信じ込んでいるような人です。本当ならば、こんな女性は輝くはずもないのですが、ロザムンドが演じることで、憎めない、チャーミングなおとぼけ女性になっているのです。大人の女性なのに、表情がどこか幼稚で可愛らしいのですが、これも知性があまりないせいかも。実生活でも男性に寄り添って生きることに疑問を持たず、何でも恋人の言いなり。若く、美しいときはいいけれど、本作のヒロインが、後にジャーナリストとなって、この映画の原作を書く人物になったと考えると、古い価値観(当時は当たり前の価値観?)を持った彼女が、どうなったかも気になるところ。これほどまでに、演じた人物の行く末が心配になるなんて、やっぱりロザムンドの演技がなかなかだったせい?彼女自身は、舞台経験もあって、実際にオックスフォード大学で英文学を専攻した才女。才女が演じるおとぼけというのも、味があっていいものですよね。好きなおとぼけキャラクターといえば、ヒロインの同年代ボーイフレンド役を演じたマシュー・ビアード青年もとってもかわいい。初めてガールフレンド(=ヒロイン)の家にお呼ばれしたときの、すべてにおいて間の悪い様子など、私から見ればキュートな限りです。でも、ヒロインの両親、特に父親からしてみれば、ただの子供に見えたようで、娘の相手には不足といったところだったよう。損得ばかり考えるいんちきそうな大人よりも、ドン臭いけれど誠実な男子の方がいいのに、と思う私でしたが、それも人生をそれなりに経験してきたから思えることなのでしょう。もしかすると、ピーター・サースガード演じる大人代表と、マシュー演じる青年代表と、どちらに好感を抱くかで、“少女度”がわかるのかも。大人に憧れる少女たちは、迷わずオシリの青そうなマシューではなく、ピーターを選ぶことでしょう。でも、少女に憧れる(?)大人たちは、初々しいマシューを選ぶはず。ああ、人間ってないものねだり。「まずは、自分のまわりにあるものに感謝しましょう」とは、私の書道の師、武田双雲氏の言葉。がんばります!(text:June Makiguchi)キャリー・マリガン インタビュー■関連作品:17歳の肖像 2010年4月17日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開■関連記事:三船美佳7人家族願望吐露「父も『七人の侍』だったから」大人の世界の裏側にほろ苦い真実『17歳の肖像』鑑賞券を5組10名様プレゼント本命は誰?女優にモテモテの『ハート・ロッカー』主演男優【アカデミー賞】ファッションチェック!〜レッド&ブラック編〜キャリー・マリガン『17歳の肖像』インタビューオスカー候補24歳の素顔と成長
2010年04月16日メリル・ストリープら大物女優たちと並び、2人の新人女優がアカデミー賞主演女優賞候補として名前を連ねている。『17歳の肖像』のキャリー・マリガンと『プレシャス』のガボレイ・シディビーだ。新たなオードリー・ヘプバーンと注目を浴びているキャリー・マリガンが『17歳の肖像』で演じるのは、60年代のロンドン郊外に暮らし大学進学を目指す成績優秀な女子高校生・ジェニー。しかし、彼女のごく普通の学生生活は、ある雨の日デイヴィッドという大人の男性と知り合うことで一変する。16歳の少女が大人の世界へ足を踏み入れ、恋した相手を一途に信じてしまう姿はとても危うく、若さゆえの言動を諭したくなる人もいれば、自分自身の過去と重ね合わせてしまう人もいるだろう。特別なストーリーではないけれど(特に女性は)ジェニーの心の揺れに共感、その共感度の高さがこの作品の魅力だ。本作はイギリスの人気女性ジャーナリストの実体験を『幸せになるためのイタリア語講座』の女性監督が映画化したもの。原作も監督も女性の視点であることも特筆しておきたい。一方、『プレシャス』でガボレイ・シディビーが演じる16歳の少女、クレアリース・プレシャス・ジョーンズの悩みはかなり深刻だ。住まいはニューヨークのハーレム。お腹には2人目の子供、しかもその子の父親は自分の父。母親からは精神的にも肉体的にも虐待を受けている──どう見ても不幸な人生にしか映らない。けれど、プレシャスは悩みつつも自分の幸せを見つけていく、とてもたくましい少女だ。授かった命を大切にし、学ぶことに喜びを見出し、出会った人たちを愛する。そんな彼女の姿を見ていると、環境的にはこの上なく不幸かもしれないが、彼女が自分で選んだ人生は決して不幸ではない、周りの勝手な価値観で人の幸せを量ってはいけないのだと痛感させられる。また、ガボレイ・シディビーは演技経験ゼロ。この作品で発掘された逸材であることも驚きだ。生まれた国も境遇も異なる2人のヒロインだが、16歳という年齢と自分自身の手で大人への道を切り開こうとする姿勢は同じ。ジェニーとプレシャス、あなたが心打たれるのはどっち?(text:Rie Shintani)特集:2010アカデミー賞■関連作品:プレシャス 2010年GW、全国にて公開© PUSH PICTURES, LLC 17歳の肖像 2010年4月17日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開■関連記事:【シネマモード】アカデミー賞開催直前セレブファッション大胆予測!本家オスカーを控え激戦、混戦!英国アカデミー賞で『ハート・ロッカー』6冠お味はどれが一番?アカデミー賞ノミネート作品にちなんだメニューの数々を公開決戦を前に意外にも和気あいあい。オスカー候補者が勢ぞろいの昼食会開催アカデミー賞6部門ノミネート!『プレシャス』試写会に10組20名様をご招待
2010年02月26日22日から日本公開中の主演作『96時間』がヒット中のリーアム・ニーソンが、アメリカ市民権を取得したことを公表した。北アイルランド出身のリーアムはアメリカのトーク番組「Good Morning America」に出演し、「アメリカに暮らすようになって20年経つけれど、この国は私にとてもよくしてくれた」と言い、「いまでもアイリッシュとしての誇りを持ち続けているが、アメリカの市民権を獲得したことも、とても誇りに思っている」と続けた。市民権獲得に気持ちが動いた要因の1つは、3月に起きた愛妻・ナターシャ・リチャードソンの急逝という悲劇。14歳と12歳になる2人の息子とカナダにスキー旅行中、転倒事故で頭部を負傷し、そのまま帰らぬ人になった妻の喪に服す彼のもとには、いまもアメリカの人々からたくさんのお悔やみの便りが届いているそうだ。この手紙に「深く心を動かされた」というリーアムは「これもアメリカ市民権を得ようと思った理由の1つ」と話した。2人の息子との生活について、「正直に言えば、ただ日々を過ごしているだけ」と、まだ喪失感は拭い切れていない様子。このインタビューは、ナターシャが亡くなってから初めて公の場で彼が心情を語ったものとなった。(text:Yuki Tominaga)26日、「GOOD MORNING AMERICA」のインタビューで胸中を明かしたリーアム。© Retna/AFLO■関連作品:96時間 2009年8月22日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2008 Europacorp - M6 Films - Grive Productions■関連記事:【どちらを観る?】ピンチこそ、男の見せ場!『トランスポーター3』VS『96時間』リーアム・ニーソン、愛妻急逝後初めてのレッド・カーぺットに悲しみをこらえて登場映画史上初のコラボ娘を守る“親父”が競馬場をヒートアップさせる!過激で過保護なパパが待受けで登場!リーアム・ニーソンが「遅くなるなら連絡しろ」
2009年08月28日