長男が年長のころの話です。息子が通っていた幼稚園では、年長児の保護者から保護者会の会長を選出するのがならわしでした。その年は女子グループのボスママが会長に立候補。仕切り屋で我が強いボスママはなんでも勝手に決めてしまい、まさに独裁状態。見かねた副会長が注意をしたのですが……!? 副会長に注意されたボスママ会長は…保護者会はボスママ会長による独裁状態。「出入り業者は自分の知り合いにする」「もう話はつけたから!」など、周りの意見を聞くことなく進めていくので、他の役員たちも困惑する事態に。 見かねた副会長が他の人の意見を聞くよう注意しました。すると……。 ボスママはプライドを傷つけられたのか「私はこんなにがんばってるのに!」と周囲に触れ回り、人前で泣くように。さらに、ボスママは副会長を無視するようになり、会議も副会長抜きで進めようとするので、周囲はますます困惑するばかりでした。 ひと月ほど険悪な空気と混乱は続きました。副会長が「ちゃんと話をしましょう」と言うと、ボスママは「うち引っ越すから、勝手にしたら?」と言い放ち、副会長をはじめその場にいた全員があ然……。 翌日、ボスママは保護者会室にPTA会長用引継ぎノートを置いて、そのまま帰ってしまったのです。しかも、保護者会の役員の連絡先をすべてブロック。その2週間後には宣言どおり退園し、引っ越していきました。あまりの無責任さに、保護者会の役員だけでなく、園の関係者までがびっくりして呆れていました。 自分の思うようにいかないからとへそを曲げて仕事を放りだしたこともですが、退園・転居までしてしまう行動力には驚きました。 ボスママが去ったあとは、副会長が中心となり保護者会を運営。ボスママがいたころとはうってかわって、穏やかに進行していきました。ボスママのトラブルを知って、進んで手伝いを申し出てくれた保護者の方もいて、無事に卒園式を迎えることができました。どんな組織でも周囲との連携や協力が大切なのだと感じた出来事でした。 イラスト/はたこ著者:高野ひろ子
2024年02月29日毎日意欲的に私のお手伝いをしてくれる3歳の娘。私はそのことがうれしく、私からも積極的にお手伝いをお願いしていました。そんなある日の朝食後、私は娘に「踏み台を使って牛乳を冷蔵庫に入れてもらえるかな?」とお手伝いを頼んだのですが……。 突然響く娘の叫び声!?お手伝いを頼まれた娘はうれしそうに「はい!」と返事をしてくれました。娘が牛乳を片付けている間、私はテーブルの上を片付けます。「ママ! できたよ!」と報告があり、私は「ありがとう。ママ助かった」と返事。すると娘は満面の笑みを浮かべて喜んでいました。 ほどなくして朝食の片付けが終わり、リビングでゆっくりしていると、台所から突然「ママー! ジャージャーだよ!」と大慌てで叫ぶ娘の声が! 一体なにごと!? と思い急いで駆け付けると、なんと冷蔵庫のドアが少し開いていて、その隙間から牛乳がたくさん流れ出ていたのです。どうやら娘は、開封済みの牛乳パックを横向きにして片付けていたそう。自分のお手伝いが失敗だったことがわかり、ショックで涙を流す娘……。私は落ち込む娘の姿を見て、「ごめんね、ママが片付け方をしっかり言ってなかったもんね」と言い、伝え方が悪かったことを反省しました。開封した牛乳は縦にして片付けるという大人にとっての当たり前は、3歳の娘にとっては当たり前ではなかったのです。今後も娘に楽しくお手伝いをしてもらうために、娘にもわかる伝え方をしないといけないなと感じた出来事でした。 作画/ひのっしー著者:こばたあかり
2024年02月29日娘は2歳4カ月。イヤイヤ期真っ最中のため、何をするにも「嫌だ!」と言って、お風呂に入れるのも一苦労です。ある日、風邪で高熱が出た娘は、お風呂に入らずに体を拭くだけで済ますことに。すると風邪が治ったあと、娘の言動に「おや……?」と思うことが……。 嫌なことがあると、娘は…風邪が治って1週間経ったころです。「お風呂に入るよ」と娘に声をかけると、「しんどい」とひと言。その日はまた風邪かな? と思ったのですが、翌日も「お風呂だよ」と声をかけると「しんどいから嫌だ」と言う娘。しかし、どちらの日も娘に体調が悪い様子はありませんでした。どうやら娘は、お風呂が嫌で嘘をつき始めたようです。 後日、夫に相談したところ、夫は「もう嘘がつけるようになったの!? 娘なりにどうしたら嫌なことをしなくていいか頭を使って考えたんだね。賢くなったね~!」と娘の嘘に感心するのです。嘘をつく娘に不安ばかり募らせていた私は、自分にはない考えを語る夫に「えぇ!?」と耳を疑います。「そうか……そういう考え方もあるのか!」と、まさに青天の霹靂でした。 「簡単に嘘をつく子になったらどうしよう……」と私は娘の嘘にマイナスな印象しか持てませんでしたが、夫のおかげで見方がガラッと変わりました。自分の中の考え方を見直すきっかけをくれた夫には感謝しています。しかし、夫の言うように頭を使って対策を考えらるようになったことは良いことですが、嘘をついてばかりではいけないので、今後も根気強く「いつも嘘をつくのはいけないよ」と教えていこうと思います。 作画/Pappayappa著者:井上なお
2024年02月28日義祖母が亡くなり、通夜と葬儀があったときのこと。お通夜の前に時間があったため、やっと歩けるぐらいになったばかりの1歳の息子と一緒に控え室で待つことに……。すると、控え室で遊んでいた子どもがとんでもない事態に陥ってしまったのです――。 目の前で起きたハプニング1歳の息子は控え室にあるロールタイプのカーテンを見つけると、そのカーテンの紐が気に入ったようで引っ張ったり、触ったりして遊んでいました。 しかし、いつの間にか頭に引っ掛かかってしまったようで、取って欲しかったのか、そのままこちらへ向かって来たのです……! 危うくそのまま首に引っ掛かってしまって首吊り状態になりそうに! 走ってくる姿を見た瞬間、私はパニックになりながら、急いで子どもに駆け寄りました。 危機一髪!紐を外すことができたので大事には至りませんでした。 見守っていたつもりなのに、瞬時に事故は起きるものなのだと痛感。また、小さな子どもにとってはどんなものも危険に変わってしまう事があることを思い知らされました。今後は見守るだけでなく、子どもが遊んでいるものは安全かどうか、危険なものが周りにないかどうかあらかじめしっかりチェックして、必要に応じて対策をしようと思います。 ◇◇◇大事に至らなくて本当によかったです。子どもの周りにはどんな危険が潜んでいるか、想像したり予期したりする力が必要なのだと感じさせられる出来事ですね。小さな子どもの身の回りは何が起こるかわからないので、しっかり安全確認と対策をおこないたいですね。 イラスト/はたこ監修/助産師 松田玲子著者:山田はな
2024年02月28日私はいつも、3歳の長女と1歳の長男を電動自転車に乗せて保育園に通っていました。しかし、ある日突然バランスを崩し、自転車ごと転倒してしまったのです。 重くて自転車を起こせない…シートベルトをしてヘルメットをかぶっていたこともあり、子どもたちには幸いけがはなかったものの、かなり驚いた様子。私は、まず長女を降ろして自転車を起こそうとしました。しかし、長男と通園バッグ、3kg近いバッテリーを乗せていたため私ひとりではとても起こせそうにありません。そばを通っていく男性がいましたが、自転車に乗っているためSOSを出す前にあっという間に通り過ぎてしまいます。私は自分で何とかするしかないと思い、もう一度自転車を起こそうと力を入れました。すると突然背後から「大丈夫ですか!?」と男性の声が。なんと、先ほど自転車に乗って通り過ぎていった男性が状況に気づき、引き返してきてくれたのです! 男性は倒れた自転車を起こすと「けがしてないですか!?」と、私たちの心配までしてくれました。わざわざ引き返して助けてくれたうえに、やさしく気づかってくれた男性の神対応に、私はただただ感謝の気持ちでいっぱいです。子どもと一緒にお礼を伝えると、男性は「無事でよかったです」とひと言。大したことはしていないと言うような男性の態度を見て、この人は知らない人にもためらうことなく手を差しのべられる、思いやりのある人なんだろうなと尊敬する気持ちを抱きました。自分もこの男性のように、迷わず誰かののために動ける人でありたいと考えさせられた出来事です。 作画/Pappayappa著者:佐々木りか
2024年02月28日息子が小学1年生のころの話です。息子は体操教室に通っており、毎週金曜日は帰りの早い夫にお迎えをお願いしていました。その日も体操教室に迎えに行ってくれた夫。帰宅途中2人でふざけていたそうで、息子は夫の脚に引っかかって転び、大泣きしながら帰ってきました。そこで家で手当てをしたのですが、これがとんでもない結果を招くことになってしまったのです――。 後悔先に立たず大泣きしている息子の膝の傷を確かめると、皮膚がめくれていてとても痛そうでした。傷部分が土や砂で汚れていたのでどうにか洗おうと試みましたが、激しく泣き叫ぶのでその場では断念しました。 今思えば、これが良くなかったのでしょう。 翌日「キズパワーパッド」を買って貼ってみたものの、息子は痛みを訴え続けるばかり。そのまま2日ほど様子を見ていると、息子が「痛い」と言う回数も少なくなってきました。 しかし、木曜になって再び「痛い痛い」と言い始めた息子。 病院で「キズパワーパッド」を剥がすと、傷が真っ白でどろどろの状態に。傷から感染症が起こっていたようで、診察室でお医者さんに「なんでもっと早く来なかったの!」と怒られました。 お医者さんによると、ちゃんと洗わないまま「キズパワーパッド」を貼ってしまったことが、傷の悪化の原因だそうです。あとから確認したのですが、「キズパワーパッド」の使用方法にも同様のことが記載されていました。 たとえ子どもが泣き叫んでも、心を鬼にしてしっかり傷口を洗うべきだった、と今でも後悔しています。今後は、正しい怪我の処置方法をしっかり学ぼうと思います。そしてそれでも対応後に「何かおかしい」と感じたら、すぐに病院へ連れて行こうと心に誓いました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/はたこ監修/助産師 松田玲子 著者:田山河子
2024年02月27日息子の友だちAくんは、毎日のようにわが家へ遊びに来ます。毎回おやつを要求したり、大騒ぎしたりとやりたい放題のAくんに困り果てていました。 正直困る…でも来ないでとは言えない…息子の友だちAくんは、息子と一緒にゲームをするため、毎日のようにわが家へ遊びに来ます。毎回おやつを要求したり、大騒ぎしたりとやりたい放題のAくんに、私は困り果てていました。そんなある日、いつも通りうちに来てインターホンを鳴らすAくん。私は手が離せず、たまたま家に来ていた義父に出てもらうことに。しかし少ししたあと、義父はひとりで戻ってきました。「あれ、Aくんは一緒じゃないんですか?」と義父に聞くと、「お友だち、今日は遊ばないと言って帰ったよ」と告げられました。いつもわが家で遊ぶのを楽しみにしていた子がなんで……? と疑問に思いましたが、義父の姿を見てハッとします。義父は、いつも全身真っ黒の服で、室内でも帽子とサングラスの着用を欠かしません。大人でさえ少し怖いと思ってしまういで立ちの義父は、子どもにとってもきっと威圧感のある存在だったのでしょう。このことがあってから、Aくんがうちに頻繁に入り浸ることはなくなりました。また、「怖いおじいちゃんは、今日もいるの?」と家に義父がいるかどうか息子に確認するようになったそうです。Aくんには怖い思いをさせてしまって申し訳ないですが、毎日のように遊びにこられて困っていたので、頻度が減ってよかったと思っています。息子たちも、学校では今までと変わらず仲良く遊んでいるとのことなので、一安心。思わぬきっかけで悩みが無事に解決した出来事でした。 作画/Pappayappa著者:水野あや
2024年02月27日2歳の娘は、音楽に合わせてダンスをするのが大好き。その日は、好きなキャラクターのポンチョを着て、部屋の中で楽しく踊っていました。私も夫も、初めは踊っている娘をほほ笑ましく見守っていたのですが……。 娘が突然のかんしゃく!その理由は…しばらくして私は、娘の髪の毛が汗ばんでいるのに気づきました。「ポンチョのせいで暑いんだろうな。そろそろ脱がせないと」と思い、無言で娘のポンチョに手をかけたのですが、娘は脱ぐのを嫌がりました。しかし、娘の体はもう汗だく。「早く脱がせなきゃ」と少し焦った私は、娘をなだめながら無理やりポンチョを脱がせました。すると娘は今までにないぐらいの大きな声で大泣き。さらにかんしゃくを起こし、私や夫の言葉にも耳を貸してくれなくなってしまったのです。初めてのことに驚いた私と夫は、娘を抱き上げて必死になだめました。それから十数分後、娘の機嫌は無事に直ってほっと一安心。「汗をかいているからポンチョを脱ごうねとか、ひと言声をかければよかったね」と夫に言われてハッとし、反省しました。 私は「娘は小さいからどうせ言ってもわからないだろう」と、決めつけて行動したことを深く後悔。これからは娘に対して何か行動する際は、しっかりと声かけをして、娘も納得できるような接し方をしようと心に決めた出来事でした。 作画/yoichigo著者:はますまなこ
2024年02月27日5人目を妊娠中、近くのスーパーに子ども4人を連れて買い物に行きました。すると、見知らぬ男性に罵声を浴びせられてしまったのです……。ショックで私は恐怖を感じていたのですが――!? 子ども連れのスーパーでの出来事平日に近くのスーパーへ子ども4人を連れて買い物に行きました。そのスーパーでは出入り口付近で試食があり付近は少し混んでいました。何だろうと子どもたちが見ていると、通りすがりの高齢男性にこちらを睨みながら舌打ちをされました。 男性は私たちが邪魔で通路が通れなかったようです。そして通りすがりに「子どもをちゃんとみろ!母親として失格だ!」と言い放ち睨んできました。私は、子どもに手を出さないように子どもたちの肩を抱きましたが、大きな体の男性が近づいてくるのはとても怖かったです。 私自身も妊娠中だったので手をだされたらどうしようととても不安でした。子どもたちもとても怖かったようで、私にくっついて離れませんでした。男性は、私たちにつきまとい罵声を浴びせ続けるので、どうしようかと思っていたとき……。 近くにいた別の男性が「大丈夫?小さい子がおるのに1人で大変やね。ひどい言い方するな」と声をかけてくれました。すると高齢男性の怒りの矛先は声をかけてくれた男性にも向いてしまいました。男性はすぐに店員さんを呼んで、店員さんは罵声を浴びせる男性を引き離してくれました。 高齢男性が去った後も「こんな小さい子がいるのに大変ってわからないんかな?怖かったね」とやさしくわたしと子どもたちに声をかけてくれ、とてもうれしかったのとほっとしたのを覚えています。 舌打ちや罵声を浴びて私や子どもたちもすごく怖かったですが、近くにいた男性に助けてもらいとてもうれしかったです。その男性がいなかったらどうなっていたかと思うほど恐怖でいっぱいでした。また通路が通れなかったのは反省すべき点なので、今後同じことが起こらないよう気を付けようと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/まげよ著者:さとう あおい
2024年02月27日私には5歳の息子と1歳になったばかりの娘がいます。ある日、残業で疲れている中、夕食作りをしていると「ママ! 〇〇ちゃんのお顔が真っ赤!血が出てるみたい!」と大声で息子が叫び出しました。一体何事かと思い、声のするほうへ向かうと……? 一体何が…!?鼻血が出たのかな!? と思い急いで子どもたちの元へ向かうと、そこには鼻や口、そして手が真っ赤に染まった娘の姿が! 何があったの!? と焦りますが、娘はニコニコと笑っています。よく見ると、洋服や床、白い保育園バッグまでもが赤く染まっていて……。 どうやら赤い色の正体は、化粧ポーチに入れていたはずのリップティントでした。念のため誤飲がないか急いで口の中を確認したところ、幸い赤くなった形跡はなくホッとしました。普段は娘の手の届かないところに片付けているバッグを、リビングに放置してしまった私の不注意から起きたものです。また、娘は私がリップクリームを塗っている姿をよく見ていました。そのとき、「ぬりぬりしているんだよ」と私が娘に話したことを覚えていて、偶然見つけたリップティントで真似をしたくなったのでしょう。 娘の観察力には感心しましたが、危険な目に遭わせてしまったことを反省。それから、夫と息子に協力してもらい、触ってほしくないものは娘の手の届かないところに片付け、引き出しのチャイルドロックも頑丈なものに変更。「疲れているときこそ、要注意!」だった出来事です。 作画/yoichigo著者:さこだみさと
2024年02月26日お菓子が大好きな2歳の娘は、朝食時にお菓子が目に入り、その日から毎日お菓子を欲しがるように。そんな娘にしっかり朝ごはんを食べてもらうためにはどうしたら良いのだろうと、私は毎朝悩んでいました。 お菓子をねだる娘へ伝えたこと食べることが大好きな娘は、今まで朝ごはんをしっかり食べてくれていたのですが、お菓子も大好きだったため、朝ごはん中に目に入ったお菓子を見てからというもの「お菓子が食べたい!」と言い出すようになりました。私は、「朝ごはん中だから、お菓子は保育園から帰ってからね」と伝えます。しかし、娘は「今食べたい!」の一点張り。何度言っても納得しない日は、根負けして食べさせてしまうこともしばしば。すると、お菓子ばかりを食べてしまい、朝ごはんを食べなくなってしまいました。このままではいけないと思った私は、あるとき「朝ごはんは娘ちゃんが1日元気に遊ぶために必要なんだよ。お菓子は食事と食事の間に食べるもので、朝いきなりお菓子を食べると、元気に過ごせなくなっちゃう」と朝にお菓子を食べてほしくない理由を冷静に娘へ伝えました。すると娘は「そうなんだ、わかった!」と意外と素直に受け入れてくれ、なんとお菓子をねだるのをやめ、その日の朝食をきれいに完食したのです。それ以降、娘は以前のように出されたごはんをしっかり完食するようになり、お菓子が食べたいとせがまなくなりました。私は「ダメだと言う理由を伝えても、どうせ娘にはわからない」と決めつけてただ「ダメだよ」としか言っていなかったことを反省。今後娘に伝えたいことがあるときは、しっかり言葉にして伝えるようにすることが大切だと気づいた出来事でした。 作画/Pappayappa著者:吉川おふみ
2024年02月26日母の死や父の発病が重なり慌ただしい生活の中、夫は仕事が忙しく、私も片付けが苦手だったため、家は荒れ放題。ちらかったキッチンで食事を作るのも面倒になり、5歳の息子との食事は約1カ月ほど外食で済ませる日が続きました。 このままじゃダメだ…!ある日、息子のお気に入りの唐揚げ屋さんへ行こうと誘ったところ、息子は「家でお母さんのごはんが食べたい」と答えました。私が「今からだと時間もかかるし、買ったほうが早いよ?」と伝えると、「おむすびだけでもいい。お母さんのごはんが食べたい」とうつむきながら小さな声で言うのです。 その息子の姿を見た瞬間、私はハッとさせられました。外食をすれば息子においしいごはんを食べさせてあげられるし、私もラクができるのでメリットしかないと思っていましたが、「母親が作ったごはんを家でゆっくり食べたい」という息子の気持ちは置き去りにしてしまっていたのです。そのことに気付いた瞬間、思わず息子を抱きしめていました。そして「このままだといけないんだ」と生活環境を改める決意をしたのです。 その後、一念発起した私は少しずつ家の片づけを進め、みんなが気持ちよく過ごせる空間に戻すことに成功。今では家族みんなで食卓を囲むことが多くなりました。これからも、時には外食にも頼りつつ、無理のない食生活を続けていきたいです。 作画/Pappayappa著者:樫原有香
2024年02月25日娘が生後7カ月ごろのことです。娘は人見知りや場所見知りが激しいタイプだったので、大体は家の中で遊んでいました。そんなとき、近所の公民館で週1回の親子体操教室が開催されていることを知り……。 知らないママからショックなひと言…娘の気晴らしになればと思って参加した親子体操でしたが、娘は最初から最後までほとんど泣いていました。他のママからは、「赤ちゃん人見知り? 無理に連れてこられてかわいそう」と言われる始末。娘のためにと思って参加した体操教室でしたが、その言葉にショックを受け、次の体操教室に参加するのが怖くなり、お休みすることに。 後日、心配した体操の先生から電話があり、先生も過去に私と同じ経験をしたことがあると教えてくれました。そして「人の目は気にしないで。自分と娘さんのことを考えていれば大丈夫ですよ」と言ってくれたのです。先生のこの言葉で、私はもう少し親子体操を続けてみようと決心しました。 娘は体操教室に通い続けるうちに徐々に慣れていき、1カ月もすると笑うように。あのとき心ない言葉をかけてきたママからは、改めて謝罪を受け、今では仲良しのママ友になりました。先生の言葉を信じ、勇気を出して本当によかったなと思います。周りの目を気にしすぎずに、娘と自分のことを大切にするのも大切だと学んだ出来事です。 作画/Pappayappa著者:佐々木たまき
2024年02月25日育児中は思わぬトラブルに見舞われることが多いですよね。そんな中、周りの方の優しい言葉に救われる方もいるのではないでしょうか。今回は、育児中に周囲の人々に救われたエピソードをご紹介します。※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、考えるきっかけになれば幸いです。50歳/Bさんの場合具合の悪い子どもをクリニックに連れて行ったときのことです。駐車場に知っている車が停まっていました。この車の持ち主は同じアパートに住むやんちゃそうな若い男性です。急いでクリニックへ行きましたが、受付時間が過ぎており、診察を断られました。他の患者さんから冷ややかな目で見られました。すると同じアパートに住む男性が声をかけてきました。助けてくれた方は、どのように声をかけてきましたか?他の医療機関に行っても診てもらえない状況で、どうしようか悩んでいたところ、「俺はいいから、この子を診てやれよ」と……。男性に代わって、私の子どもは診てもらえて助かりました。その後も、私が抱っこしていた幼い子どもの頬を指で軽く触っていました。男性は見た目は派手で怖いのですが、子どもの頬を触るときの目が優しく、こちらも優しい気持ちになりました。周囲の人に労りの心を持てる世の中になって欲しいです。(50歳/主婦)周りの優しさで……子どもの具合が悪いときは、焦ってしまうもの。そんなときに、周りの方が思いやりのある行動を見せてくれると、心強いですよね。Bさんが体験したような気遣いや優しさであふれた世界になるとよいですね。皆さんはこのエピソードを読んで、どのように感じましたか?※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2024年02月25日当時、私は3人の息子を保育園に預けながらパートタイムでの勤務をこなしていました。「保育園の先生方に迷惑をかけてはいけない!」という気持ちで、毎日子どもたちの持ち物はきっちりそろえていたのですが、忙しさからか、ついにやらかしてしまったのです……。 顔から火が出そう!パート帰りに3兄弟のお迎えに行くと、次男の担任の先生から「ちょっと大きめサイズのパンツが入っていましたよ」と言われました。その場では「長男と次男のパンツを間違えちゃったのかな……?」と思ったのですが、帰ってから次男のバッグの中身を確かめてみると……。 そこから現れたのは、なんと夫のパンツだったのです! 翌日、先生に「ちょっとじゃなくてずいぶんと大きいパンツを持たせてしまい、すみませんでした!!失礼しました!」と謝ると、先生は笑ってくれて、2人で大爆笑。 先生によると、兄弟間の着替えの入れ間違いはよくあるそうですが、パパのパンツが入っていたことは初めてだったそうです。 その日以降、私の持ち物チェックにはさらに熱が入りました。今でこそ笑い話ですが、私のパンツじゃなくてよかった……と思っていることは夫には内緒にしています。 イラスト/きりぷち著者:愛野梨奈
2024年02月24日6歳の息子、4歳の娘、7カ月の娘と一緒にマンションのエレベーターに乗っているときのこと。なんだか臭いのです……?帰宅時の自宅エレベータ内の異臭に、何が起こっているのか最初はわからなかったのですが――!? 臭いの根源エレベーター内の異臭に、何の臭いだろうと思いながら耐えていました。 すると息子が「かあか、○○ちゃん(7カ月の娘)の髪の毛にカメムシ!」 と叫んだのです。その途端、私はすぐに状況を理解しました……。 「ギャーーーー!」と叫んだと同時にエレベータの扉は開き、カメムシは娘の髪の毛から飛び去っていきました。 しかし、その後も臭いは取れず…‥。お風呂で何度も何度もシャンプーしましたが、鼻につくあの青くさい臭いがとれません。 カメムシの臭いを知らない息子たちは 「なんかキューリの臭いがするー」なんてのんきなものでした。ネットでいろいろと調べたらベビーオイルを使うと臭いを落とせるというのを見つけ、半信半疑でしたが何かしなくてはと思ったので、すぐさまベビーオイルを使用。しかし、わずかに臭いが薄まったかな?程度でした。 もうどうしようもないと判断し、「ごめんね」と娘に謝った後、断髪式となりました……。すごい髪型になってしまったけれど、あの凄まじい臭いはなくなり一件落着。その年は洗濯物を外に干すのもためらうほどカメムシが大量発生していて、それからは外出の度ビクビクしながらも注意して扉を開閉することになりました。 イラスト/海乃けだま著者:やすだはなこ
2024年02月24日大型スーパーにあるキャラクターの子ども用カートが大好きな3歳の次男。スーパーに行くたびに急いで探しに行きます。この日は、カートをゲットしたのですが――!? 最後の1台をなんとかゲット!子ども用カートは数に限りがあり、とても人気があるため、特に休日は取り合い状態です。この日はなんとか最後の1台をゲットし、次男の機嫌も上々に。 大人の買い物を済ませたあと、しばらく次男のリクエスト通り、子ども用のちょっとした遊具がある広場で遊ぶことにしました。広場にはカート置き場もあったので、私はカートにはハンカチを乗せておき、置いておきました。 あれ? 置いておいたカートは…!?20分ほど遊んだあと、お昼ごはんを食べに行くためにカートのところへ行くと、あるはずのカートが見当たりません。そして代わりに、私のハンカチが乗った通常のカートが置いてあったのです。 「まさか勝手に交換された?」と思いながら、次男を見ると今にも泣き出しそうな顔をしていました。使っていた子ども用のカートが無いことを伝えると、案の定泣き叫ぶ次男。どうすることもできなかったため諦めるしかなく、泣き叫ぶ次男を抱きかかえながら、その場を去りました。 スーパーのフードコートでお昼ごはんを食べるつもりでしたが、帰り道にあるファストフードチェーンのテイクアウトに変更。注文したセットにおもちゃが付いていたので、なんとか次男の機嫌も直りました。 勝手にカートを交換するのは、いかがなものかと思います。しかし、次男と同じように子ども用カートを使いたい子どもたちがいるとは思うので、一定時間使わない場合はキープしておくのはやめておくべきだったかなと、私の行動も反省した出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:鬼頭いちか
2024年02月24日4歳の息子は、生き物に興味津々。毎日のように「ママ見て!」と、動画や図鑑で虫のことを教えてくれていました。そんな息子が冬のある日、「カブトムシを飼いたい!」と言い出したのです。 「今飼いたい!」と懇願する息子に夫が提案したのは…冬なのにカブトムシを飼いたがる息子に「今はいないよ。夏になったら探そう」と伝えますが、息子は納得いかずに大泣き。仕事から帰宅した夫にそのことを話すと、「じゃあ、冬眠中の幼虫を探しに行く?」と思わぬアイデアを出してくれました。 翌朝、息子にカブトムシの幼虫探しを提案すると、目を輝かせて大喜び! 早速家族みんなで近くの公園へ向かいます。冬眠中のカブトムシの幼虫探しは苦戦しましたが、なんとか1匹発見! そしてそのまま自宅で飼うことにしたのですが、残念ながら成虫になることはできず死んでしまいました。息子はしばらく悲しみましたが、図鑑を片手に「今度は成虫にしてあげたい」とさらに生き物への興味が強くなったようです。 私はなんとか息子を諦めさせようとばかりしていましたが、夫のおかげで息子が自分で学ぶ貴重な機会を奪わずに済みました。発想の転換をしてくれた夫には、本当に感謝しています。 作画/Pappayappa著者:伊藤美菜
2024年02月24日インターホンが鳴ると、どんな人か見て、いかにもやさしそうな人であれば一度は出るようにしていた私。しかし、「やはり出なければよかった」と思う出来事が起こりました……。 物腰柔らかな女性が家にやってきたある日、家のインターホンが鳴ったためモニターで見てみると、1人の物腰柔らかな女性が立っていました。「玄関先まで出てきてください」と深々と頭を下げられたため、とりあえず出ることに。地域のママとその子どもを対象に、子育てについて話し合う親子のための場があるため、参加してほしいとのことでした。 自転車置き場に子ども用の乗り物が置いてあったため、小さな子どもがいることがわかったようです。当時私は引っ越してきたばかりで知り合いもほぼいなかったため、少し興味はあったのですが、日程の都合が付かず参加は見合わせることに。女性はチラシだけを残し、「また誘います」と立ち去りました。 チラシには「子育ての話しをしませんか?」と書かれており、開催場所の地図と日時、女性の名字と携帯電話番号が書かれていました。詳細や主催団体の名前はどこにも書かれておらず、インターネットで調べられず……。 その後も2週間に1度くらいは家に来る女性。最終的には「子どもも今月から幼稚園に行きだしたので行けません」と嘘をつき撃退しました。それ以来、その女性が来ることはありませんでした。 嘘をついて撃退したはずが…しかし、今度は違う女性が家にやってきたのです。また勧誘なら面倒だなと思い、居留守を使うことに。すると、また今までと同じ「子育ての話をしませんか?」のチラシが入っていたのでした……。 いまだにポストにあのチラシが入ることがありますが、いつまで続くのやら……。実際のところどのような会なのか不明ですが、拒否しているのに強引に来るあたりが恐ろしく、絶対に行くことはないと思います。今後はインターホンが鳴ったときの対応は、慎重に判断しようと思っています。 著者:鬼頭いちか
2024年02月23日普段仕事が忙しく息子との関わりが少ない夫は、週末はなるべく一緒にお風呂に入ることで触れ合う時間を取ろうとしています。里帰りから戻ったその日も、夫がお風呂に入れていました。すると、お風呂から夫の笑い声と息子の泣き声が続いていたため、気になってのぞいてみると……。夫のまさかの行動に、怒り心頭に発した体験をお話しします。夫婦ふたりでの育児がスタート!里帰りを終えて、本格的に育児が始まりました。夫が仕事から帰ってくるころには、私が息子のお風呂を済ませて寝かしつけたあとなので、基本的に夫はほぼお世話ができません。 そのため、週末はミルクをあげたり、お風呂に入れたり、積極的に関わろうとしてくれます。その様子に私はほっこりしつつ、見守っていました。 お風呂から息子の泣き声と夫の笑い声…とある休日の夕方。お風呂から息子の泣き声と、夫の笑い声が聞こえてきました。 普段も多少は泣いてしまうことがあるものの、なかなか泣き止まないので心配になり、浴室の様子を見に行くと……夫は片手に息子、片手にシャワーを持ちニヤついていました。 息子が泣いていた原因は!?「泣き止まないからちょっと心配になって見に来たんだけど、どうしたの?」と聞くと、「職場の先輩に聞いてさ。今後、水を怖がらないように顔に直接シャワーを当ててた。すごく泣くから笑っちゃって」と言うのです! 私は「嫌がっているんだからやめてよ!!」と、ニヤつきながら答える夫に怒りが収まりませんでした。今後のためとはいえ、嫌がることを続けていたら余計に嫌いになってしまうと思います。息子はかなり激しく泣いてしまっていたので、今後もやめるように伝えました。 育児に対して積極的な姿勢でいてくれる夫に助けられることはもちろんありますが、今回のような息子への接し方をされてしまうと、こちらが手放しでお世話を頼めるようになるのはまだまだ先の話かな……と感じてしまいます。とはいえ、指摘するときは言葉を選ばないとすねてしまい、お世話をしてくれなくなっては困るので、慎重に伝えていこうと思います。 監修/助産師 松田玲子イラスト/ミロチ著者:たなか かな
2024年02月22日“もったいない精神"で何でも取っておく義母は、食べ物の賞味期限が切れていてもお構いなし。さらに、取っておくだけならまだしも、それを子どもたちにも平気で食べさせるので私は困っていました。 食べちゃダメー!ある日、11歳、9歳、4歳、2歳の子どもたちを義実家へ預けたときのことです。義母「おやつをあげるときは、賞味期限の確認をしてからお願いしますね」と伝えると、「わかったよ」と答えてくれました。私は、子どもたちを義母にまかせて外出。用事を終えたあと義実家へ子どもたちを迎えに行くと、ちょうどおやつの時間になっていました。 念の為に子どもたちが食べているお菓子の賞味期限を確認すると、なんと1カ月ほど切れていたのです! 慌てて子どもたちへ「ストップ!」と叫びます。なんとかお菓子を口に入れる前に止めることができました。さすがに見過ごせなかった私は「いつも子どもたちの面倒をみてくれて本当に助かっています。でも、何かあってからじゃ遅いので賞味期限には気をつけてもらいたいです……」と義母へ再びお願いをします。すると、義母は「ごめんね、つい確認するのを忘れちゃって……」と、申し訳なさそうにうつむくのでした。 このままではまた同じことが起こりそうだと思った私は、「ホワイトボードを用意して、賞味期限をメモするようにしましょう!」と提案。すると義母は「良いわね!」とすぐ賛成してくれました。このアイデアが功を奏し、その後、義実家で賞味期限切れの食べ物が出されることはなくなりました。要望をただ伝えるだけではなく、問題の解決策を提案するのも大切なことだとわかった出来事です。 作画/Pappayappa著者:小田みこと
2024年02月22日夫の実家では、親戚一同で餅つきをおこなうのが年末の恒例行事となっていました。その年、娘がまだ生後5カ月だったので、私と娘は参加を遠慮するつもりだったのですが、「人手が足りないから」と言われて急きょ手伝いに行くことに……。すると、とんでもないことになってしまったのです――。 娘は任せられない…私と夫が餅つきを手伝っている間、親戚のおばさんが別の部屋で娘の面倒を見てくれることに。餅つきが一段落して、私が娘の様子を見に行くと……。 「はいどうぞ、お餅よ」「アーン」 と言って、おばさんが娘の口にひと口大のお餅を入れたのです! 「まだ食べられません!」と言って、すぐさま娘の口からお餅を取り除きました。「過保護すぎるわよ~」と言って笑うおばさん。もし私が見ていなかったら……と思うとゾッとします。 当時の娘は離乳食を始めたばかりでした。私は今回の一件とともに、娘には勝手に食べ物を与えないでほしいこと、そして今と昔では子育ての方法が違うことを、お互いの実家に再度伝えました。 また、あのおばさんとはあまり関わりたくないと夫には伝えています。 ※子どもにお餅を食べさせても良い年齢の目安は3歳以降です。小さく切って食べやすい大きさにし、ひと口の量は無理なく食べられる量にしましょう。また、お茶や汁物などで喉を潤してから食べ、ゆっくりとよく噛んでから飲み込むようにしましょう。子どもがお餅を食べるときには大人が注意を払い、見守るようにしてください。 ◇◇◇ 子どもにお餅を食べさせるのはリスクが伴うもの。ましてや離乳食を始めたばかりのお子さんであれば、まだまだおっぱいや育児用ミルク以外の物を飲み込むこと自体、練習段階ですよね。おばさんの行動は、良かれと思ってのことだと思いますが、危なかったと言わざるを得ません。お餅を取り除くことができてよかったです。育児の知識や経験は人によって違うので、誰かに子どもをみてもらう場合は、注意してほしいことをあらかじめ伝えておくと安心ですね。 イラスト/まげよ著者:田村咲
2024年02月22日ある日、3歳になる次男のイヤイヤが発動。「夜ごはんはいらない! お菓子を食べたい!」とグズり始めました。何を言っても納得してくれない次男に私のイライラも頂点に達し……。 窮地を救ってくれたのは、まさかの人物!?私は夜ごはん中にお菓子をねだり続ける次男に「ごはんを食べないなら、もう下げるね!」と言い放ち、次男の前から料理の入ったお皿を下げました。思い通りにいかない次男は腹を立て、さらに大声で泣きわめきます。私はもうどうしようもなく、疲労困ぱい……。 すると、その様子を見ていた6歳の長男が「僕が泣き止ませるから!」と私と次男の間に入ってきたのです。長男は、次男の頭をなでながら、やさしい口調で説得を始めました。「ママが頑張って作ったお料理、次男くんが食べてくれたらママはすごく喜ぶと思うよ! だからちゃんと食べようね」「ごはんを食べたら、お兄ちゃんとグミを食べようよ!」長男からやさしく声をかけられた次男は、パッと泣き止み「わかった! 食べる」と、素直にごはんを食べ始めたのです。 長男の次男に対する接し方を見て、私は次男に「どうしてごはんをしっかり食べてほしいのか」を伝えずに叱っていたことに気づきます。そして、“してほしい理由” をしっかりと話せば、幼い子どもでもきちんと納得してくれるということにも気づかされました。今後は子どもに「お菓子ばっかり食べていたら栄養がきちんととれなくて元気が出ないから、ごはんをしっかり食べてほしい」と理由を添えて冷静に話すよう心がけたいと思った出来事です。 作画/Pappayappa著者:内野みお
2024年02月22日義母は2歳の娘に、毎月2着ほど服をプレゼントしてくれます。気持ちはとてもありがたいのですが、娘の好みのデザインではないようで、いつも困惑している様子。夫に相談するも、「母さんの楽しみだから、好きにさせてやれ」と言うだけで……。 「娘の好みじゃない」と伝えたいけれど…「見て! 可愛いでしょう! 娘ちゃんに似合うと思ったの!」と、義母はとても楽しそうに娘の服をプレゼントしてくれます。その気持ちはとてもありがたいので、どうやったら義母を傷つけずに「娘の好みのデザインじゃないんです」と伝えられるか頭を悩ませていました。 いろいろ考えてみた結果、私は義母と話すときに、一緒に画像を見ながらさりげなく娘の好みをアピールしてみることに。すると次からは娘の好みに合った服をプレゼントしてくれるように! 私はもちろん、娘も大喜びしたので、義母もとても満足そうでした。 今までは娘の服を買うことをどうやってやめてもらおうかとマイナスな考え方ばかりしていましたが、アプローチを変えるだけであっさり解決したことに自分でもびっくり。これからもお互い良い関係を築いていけるよう、様々な観点から考えてみて、伝え方を工夫しようと学びました。 作画/Pappayappa著者:吉田奈々
2024年02月21日息子は幼稚園に通う前まで、遊び場として支援センターを頻繁に利用していました。息子が2歳のとき、おもちゃで遊んでいると、息子と同じくらいの年齢のある男の子が息子の遊んでいるおもちゃをいつも取ってしまいます。その男の子のママさんの態度にあ然としてしまいました……。 何度も取られるおもちゃに逃げる息子ある日息子が車で遊んでいると、ある男の子に取られてしまいました。ほかのおもちゃで遊ぼうかと息子に言い、他のおもちゃで遊んでいると、また取られる。息子も男の子におもちゃを取られるのが嫌で逃げていました。 「順番だよ」と私から男の子にやさしく伝えましたが、まだ2歳の息子と同じくらいの年の子ども。伝わりません。「そう言えば男の子のママやパパがいない」と思い、辺りを見渡すと、男の子のママらしき人物がスマートフォンを触っていました。 驚愕した保護者の態度息子が逃げても逃げても追いかけてきておもちゃを奪っていく男の子。息子は大泣きしてしまい、「ごめんね。おうちに帰ろう」と息子に言いました。それでも男の子のママはこちらを見ようともしません。 さすがに腹が立ったので、男の子に「ママを呼んできてくれるかな?」と言うと、男の子はママのところに行きましたが、一部始終を見ていなかったので、「なに?」という顔をしている男の子のママ。 私は呆れて言葉も出てこず、その場を後にしました。帰りに窓から中の様子を覗きましたが、男の子のママはまたスマートフォンを触っていました。 まだ2歳。順番を守れないことやおもちゃを取ってしまうことはよくあることですが、親が必ず見ていなければいけない年齢だと思います。私にとって、子どもより大事な物はありません。 スマートフォンは子どもが寝てからいくらでも見られると思います。わが子が安全に遊べるように、わが子が他の子に嫌な思いをさせないように、自分の子は自分で責任を持って見るべきだと再確認した出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/きりぷち監修/助産師 松田玲子著者:宮﨑るか
2024年02月20日ある日、実家で在宅ワークをしていた私は、父に隣の部屋で娘を見てもらうよう頼みました。しかし1時間ほど経過し、ふと隣の部屋を覗いたところ、2人の姿が見えないことに気づきます。すぐに家中を探したのですが見つからず、私は不安な気持ちに。 「娘は一体どこ!?」必死で探すと…家のどこを探しても娘と父が見つからないため焦りますが、ふと窓の外を見ると父の車がないことに気がつきました。まさかと思い、父へ電話をかけるもつながらず……。私は諦めずに何度もかけ続けました。 何度目かでやっとつながったのですが、「今どこにいるの!? 娘は一緒にいる!?」と私が焦った声で聞いているのに、父はのんきな声で「娘と一緒にコンビニへお菓子を買いに来ているんだ」とひと言。電話口からは、娘のうれしそうな声も聞こえてきました。ひとまず居場所がわかってほっとしたのと同時に、急に娘の姿が見えなくなったことに生きた心地のしない時間を過ごしていた私は、怒り心頭。しかし、今すぐ怒りたい気持ちを抑え「わかったから、とにかく気をつけて帰ってきて」とだけ父に伝えました。 しばらくして、買い物に出ていた母が帰宅。事情を話すと「お父さん、またやったの!?」と怒り始めました。実は父は、姉の娘にも同じことをしていたらしいのです。そのあと帰宅した父に声をかけようとした瞬間「お父さんいい加減にして! 何かあったら責任とれるの!?」と、私より早く母の怒鳴り声が響きました。私も突然のことで気が気ではなかったことを伝えると、父はバツが悪そうに謝罪してくれました。 しかし、父に悪気がなかったのもわかっています。今後はこのようなことがないように、父には、娘と出かけるときは必ず私に伝えることを徹底してもらうようにしました。 作画/Pappayappa著者:斎藤アキ
2024年02月18日年をとると頑固になると言いますが、自分の祖母がそうだとは思っていませんでした。頑固な祖母の考え方に困惑する私を、従妹がすかさず助けてくれたお話です。 思わず笑顔に!祖母を納得させた従妹の言葉は…?息子が生後1カ月になり、祖母の家に遊びに行ったときのことです。そのころ息子には乳児湿疹が出ていたため、病院で診てもらい、薬も処方してもらっていました。しかし、祖母は顔に湿疹が出ているのに気がつくと「ばあちゃんが子育てしていたときの方法を教えるから、すぐやりなさい」とやや強い口調で言います。私は「病院で診てもらっているから大丈夫」と伝えましたが、祖母は引き下がりません。そんなとき、たまたま遊びに来ていた従妹が「ばあちゃんアドバイスありがとう。その気持ちはうれしいけどね、昔と今では子育ての常識も変わっているの。病院でもらった薬を使って様子を見よう」とひと言。祖母は従妹の言葉に納得して「確かにそうね、ごめんなさい」と引き下がってくれました。 当人同士での折り合いがつかないときは、第三者の意見を交えてみるのも効果的なのかもしれないな、と学んだ出来事です。 作画/Pappayappa著者:佐々木もか
2024年02月18日子どもたちの大切な幼稚園アルバムを作成するときに、親同士が揉めるという出来事がありました。たまたま保護者の中にプロカメラマンであるママさんがいたので、その方にお願いしたら素晴らしいクオリティになった……と思っていたのですが、先輩ママたちの見解は違ったのです――。 有志でつくる幼稚園のアルバム作成長女が通っていた幼稚園にはPTAなどの組織はなく、気楽に通えるところが魅力的で、私を含めてほとんどの保護者が係活動はしていませんでした。ただし、アルバムだけは作りたいという保護者が多かったため、毎年保護者の有志が作成するという方針でした。 ある年、保護者の中に写真館に勤めているプロカメラマンのお母さんがいて、その方を中心に、アルバムを作ることになりました。 アルバムのラフを見せてもらったら、例年の写真に比べて明るい色調で、私たち保護者からも好評です。ただ、良質な紙を使用したため、例年1冊500円のアルバム料金が800円になり、300円高くなってしまいました。それに対して、上のお子さんのときにアルバム係を担当していた先輩ママたちがとても怒りだしたのです……。 先輩ママが憤慨!「お姉ちゃんのときも、お兄ちゃんのときも、アルバムの料金は500円だった! 値段が高すぎる!」と主張しました。 その言い分はわかるのですが、料金が高いことだけでなく、なんと、アルバムの出来も気に食わない様子。 プロカメラマンのお母さんたちが作ったアルバムは、ただ子どもの顔を写すだけでなく、写真のアングルや背景にもこだわっていました。ラフを見た瞬間、多くの保護者から歓声が上がっていたほどです。 それに対して先輩ママたちは「子どもの写真が少ない!もっと写真を隙間なく詰め込んでコストカットしたほうがいい!」と言うのです。驚いたものの、よく考えると、クオリティよりも枚数重視の方がいてもおかしくはありません。 プロカメラマン側のママたちも負けておらず「このアルバムを業者に依頼したら2,000円以上はかかるのに、相場がわかってない」「写真を詰め込み過ぎるとかえって一人ひとりが目立たなくなる」などと言い返して、和やかな幼稚園はギスギスした雰囲気になってしまいました。 結局、私を含めて「クオリティの高いアルバムを購入したい」という保護者の意見が多かったため、料金は800円に落ち着いたのですが、ママ同士の険悪な雰囲気はしばらく続きました。 有志のアルバム作成だからこそ、特にマニュアルも決まりもないため、予算などで揉めてしまうと大変だな……。と感じました。結局私を含めたアルバム係以外の保護者の多数決で金額を設定しましたが、お金の問題は難しいと感じた出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/きりぷち著者:中野 迷子
2024年02月16日わが家は3歳の娘と夫の3人家族。ある日、義実家へ遊びに行ったときのことです。3歳の娘がベビーパウダーを見つけて、お化粧のつもりか顔にポンポンとはたいて遊んでいました。 信じられない義母の発言楽しそうに遊ぶ娘を見た義母は、「持って帰って遊んでいいよ」とベビーパウダーを持ち帰ることを提案。私は「姪っ子や甥っ子も使うかもしれないから、置いておきますね」と返答しました。すると義母は「使わないよ。あの子たちにこんないつ開けたのかわからない古いものを使うと〇〇(義理の妹)に怒られるわ」と言ったのです! それを聞いた夫は、すかさず「うちの娘には、何を与えてもいいってこと?」と反論。私も娘を粗末に扱われたように感じてショックでした。夫に反論された義母は一瞬キョトンとしたあと、「そんなつもりじゃないよ。気を悪くしたならごめん……」とバツが悪そうに私たちに謝りました。 結局、そのベビーパウダーは使用期限内の何の問題もないものでしたし、義母に悪気がなかったことも分かっています。しかし、とっさに出た言葉とはいえ、子どもに対して差をつけているような言動は、できればしてほしくないなと思った出来事でした。 作画/Pappayappa著者:緒方佳子
2024年02月15日電車に乗っている時に子どもが泣き出してしまい、どうしようかと焦っていたときの出来事です。ある女性の行動に感激!そこにズカズカと年配の男性が来て「うるさい!!母親なんだから子どもを今すぐ泣き止ませろ!!」と大声で怒鳴ってきたのです。私は本当にびっくりしたのと悲しさが両方押し寄せてくるような感じで硬直してしまいました。すると、隣にいた年配の女性が「子どもを簡単に泣き止ますなんて無理!うるさいと思うならあっち行ってなさい」と男性に一喝してくれたのです。男性はトボトボとどこかに行ってしまいましたが、その女性がいなければ他にも色々言われていたのかと思うととても怖いです。 子どもが泣き出してしまったことで、周りに迷惑をかけてしまったと思います。電車の中はそこから逃げることができませんし、全ての人が助けてくれるというわけではありません。赤ちゃんと一緒に電車に乗るというのは大変なことなのだと実感した出来事でした。 作画/まげよ著者:佐々木玲
2024年02月14日