エバーノートは8日、書類を自動で撮影するiOS用スキャンアプリ「Scannable」をリリースした。取り込んだ文書は自動でトリミング・画像補正が行われ、文字列として検索できるデジタルデータに変換する。作成したデータはEvernoteを始め、メールアプリ、SMSなどで共有することも可能。App Storeより無料でダウンロードできる。対応OSはiOS 8.0以降。「Scannable」は、起動と同時に画面に映し出されている文書を検出し、自動で撮影するアプリ。撮影したデータは、メールやメッセージ、Evernote、カメラロールなど保存・共有先をユーザー側で指定でき、自動でカメラロールに保存されることはない。ビジネス向けSNS「LinkedIn」とも連携でき、名刺を撮影した場合はプロフィール詳細や写真などを追加した連絡先ノートに変換して登録できる。デスクトップ用スキャナ「ScanSnap Evernote Edition」にWi-Fi経由で接続し、離れたところから操作可能できる独自機能も備える。スキャン結果は操作しているモバイル端末で確認でき、データ移動などの余計な手間がかからないことが特徴。複数での接続にも対応するため、1台のスキャナを多数のユーザーで共有できる。
2015年01月09日シュロニガージャパンは1月9日、極細同軸ケーブル用全自動電線加工装置「CoaxCenter 6000」を発売すると発表した。同軸ケーブルとは、電気信号が流れる芯線を中心として、周囲を樹脂製の絶縁体、金属を網目状に組み込んだ外部誘導体、樹脂製の保護被覆で覆った多層構造の電線のこと。電気製品においては、末端に端子を取り付けたハーネス製品として利用され、ハーネスの加工には、ケーブルの測長・切断・ストリップ工程などが必要となる。これまでは各工程に特化した装置を作業者が順番に操作して製造していた。CoaxCenter 6000は、測長から品質検査の工程までを全自動で処理することができるほか、圧着ステーション装置を組み合わせることで、端子の取り付け工程までを全自動化することも可能。同装置は、保護被覆を含めた外径6.5mm以下の同軸ケーブルの加工に向けて開発されたもので、1時間あたり約1300本のケーブルを加工する能力を持つ。標準構成のCoaxCenter 6000には、測長、切断、搬送機能に加え、ケーブルをストリップするロータリーユニット2台と画像検査装置2台が含まれている。価格は基本構成で1200万円、端末処理を追加した拡張構成で1500万円程度で、発売初年度は日本国内で20台の販売を見込んでいるという。同社は1月14日から東京ビッグサイトにて行われる「インターネプコンジャパン」に出展し、同製品の展示紹介を行う予定だ。
2015年01月09日NVIDIAは1月4日、周囲の状況認識が可能な自動車用コンピュータ「NVIDIA DRIVE」を発表した。「NVIDIA DRIVE」には、自動運転機能を開発する「NVIDIA DRIVE PX」と、最先端のデジタルコクピットを構築する「NVIDIA DRIVE CX」の2種類があり、どちらも最新のスーパーコンピュータと同じアーキテクチャが採用されている。「NVIDIA DRIVE PX」は、コンピュータビジョンと深層学習の分野における最新の開発成果が活用されており、従来にない機能を自動車用技術に提供する。具体的には、同社の最新GPUアーキテクチャ「Maxwell」を採用し、1TFLOPS以上の処理能力を有するモバイル用SoC「NVIDIA Tegra X1」を2個搭載する。これにより、最大で12台の高解像度カメラから得た入力信号に対し、最高1300万画素/秒の処理が行える。さらに、コンピュータビジョン機能を有しており、人間が操作しなくても自動車自身がスペースを見つけて駐車する全自動駐車を実現できる。一定の条件で縦列駐車を補助するシステムがすでにあるが、「NVIDIA DRIVE PX」では、自動車自身が混み合った駐車場で空いているスペースを探し出して駐車をしたり、スマートフォンからの呼び出しを受けて運転者のところまで自動で戻ることなどが可能となる。この他、深層学習機能を備えており、救急車と配送トラックの違いや、駐車中の自動車と発進しようとしている自動車を見分けるなど、さまざまな車両の見分け方を学ばせることができる。もう一方の「NVIDIA DRIVE CX」はハードウェアとソフトウェアの両方を含む包括的なソリューションとなっており、ナビゲーションやインフォテインメント、デジタル式メータパネル、運転者の監視などで使用する最先端のグラフィックスやコンピュータビジョンを実現できる。例えば、車両の周囲360度を上から見た画像をリアルタイムに提供し、死角の問題を解消してくれるサラウンドビジョンが実現可能なのに加え、デジタルスマートミラーの実現により、物理的なミラーをなくすこともできる。また、プロセッサに「Tegra X1」もしくは「Tegra K1」を搭載する他、路上試験を完了したソフトウェアを採用しており、最大1680万画素の画像処理に対応できる。これは、現在市販されている自動車で使われている画素数の10倍以上にあたるという。なお、「NVIDIA DRIVE PX/CX」ともに、NVIDIAもしくはサードパーティソリューションプロバイダが提供するさまざまなソフトウェアアプリケーションモジュールで構成されている。2015年第2四半期より出荷が開始される予定。
2015年01月06日弥生は、「弥生会計」「やよいの青色申告」が、「YAYOI SMART CONNECT」と連携を開始し、外部アプリケ―ション/サービスから取引データを自動で取り込み、自動で仕訳する機能が追加されたと発表した。アグリゲーションサービスの「Zaim」、「MoneyLook」と「Twitter」連携が可能となり、銀行明細やクレジットカード、電子マネーなどの様々な取引データを自動取込、自動仕訳し、会計データへと変換する。これにより、利用者は、日々の取引入力の手間を削減できる。
2014年12月24日米Googleは12月22日(現地時間)、完全自動運転カーのプロトタイプ"完全版"を公開した。Googleは5月に、同社が一から完全自動運転カーを設計するプロジェクトを発表した。その際に公開した初期のプロトタイプはデザインモックアップで、ヘッドライトなど車としての機能を完備していなかった。その後、テスト走行の実現を目指して仕様や機能が異なる様々なプロトタイプのテストを繰り返し、自動運転カーが必要とする機能を全て搭載したのが今回公開したプロトタイプだ。「完全自動運転のためのGoogle初の完全プロトタイプ」としている。デザインは5月に公開されたモックアップとほぼ同じだが、LIDARシステム(周囲の情報を収集しリアルタイムで3Dマップを作成)が小型になっており、またヘッドライトや方向指示器などを備える。しばらくはGoogleのテストトラックでのテストを継続し、来年には北カリフォルニアにおいて一般道を使ったテスト走行に移る計画だという。プロジェクトチームの最終目標は内部にハンドル、アクセルペダル、ブレーキペダルもない完全自動運転カーだが、テスト走行に用いるプロトタイプは必要に応じてドライバーがマニュアル操縦する機能を備える。
2014年12月23日ライオン事務機は15日、新開発の手動ハンドルに電動アシスト機能を搭載したハイブリッド式断裁機「PC-A3HB」を発表した。2015年1月13日から発売する。価格は298,000円(税別)。刃が駆動する電動操作と、ハンドル操作による手動操作で用紙を切る裁断機。刃が小刻みに左右に動いて裁断するため、手動式裁断機のように力をこめて押し込む必要がない。断裁テーブルは分割可能で、B4横・B5縦までの断裁サイズであれば、補助テーブルを外すことで設置スペースを節約して作業できる。手動で動かすハンドルは安全ロックを解除しないと操作できなくなっており、排紙テーブル側には透明樹脂製の安全カバーを設置。カバーを閉じないと刃が作動しないなど、安全にも配慮されている。裁断できる用紙は、PPC用紙 / 再生紙 / 藁半紙などで、裁断時間の目安はPPC用紙200枚の場合約27秒、300枚で約40秒。断裁幅は最大で430mm(A3判長辺サイズ)、最小で50mm。断裁能力はPPC用紙300枚。本体サイズはW650×D590×H290mm、重量は19kg。
2014年12月15日JR北海道はこのほど、冬の節電対策として一部の駅で自動券売機を一時的に停止すると発表した。国の節電協力要請期間に合わせ、2015年3月31日まで継続する。対象となるのは小樽駅、手稲駅、琴似駅、札幌駅、野幌駅、新札幌駅。節電の数値目標は定めない。JR北海道はこれまで、駅コンコース照明や一部の駅でのホーム照明の減灯、電車内の室内灯の間引き、LED室内灯を採用した新型電車の投入などの節電の取組みを行っており、さらなる節電効果をめざすとしている。※写真は本文とは関係ありません。
2014年12月05日デルは21日、Windows 8.1ベースの独自UI「Alpha UI」を搭載したコンソールゲーム機「ALIENWARE ALPHA」の販売を開始した。直販価格は税別59,800円~。ALIENWARE ALPHAはゲーミングPCとゲーム専用機の融合をコンセプトに開発された製品。独自のAlpha UIは、XBOX 360 ワイヤレスコントローラーで操作でき、ゲーミングプラットホーム「Steam」につなげてゲームを楽しめる。本体にマウスとキーボードを接続して、通常のWindows 8.1搭載PCとして利用することも可能だ。本体サイズは200mm四方、高さ55mmとコンパクト。GPUはNVIDIA GeForce GTX 860Mをカスタマイズしたものを搭載している。XBOX 360 ワイヤレスコントローラーは標準で付属する。予約・購入特典として、総額11,900円分のゲーム5タイトルが提供される。ALIENWARE ALPHAの「スタンダード」モデルはIntel Core i3-4130T、4GB メモリ、500GB HDDを搭載して59,800円(以下すべて税別直販価格)。「プレミアム」モデルはIntel Core i5-4590T、8GB メモリ、1TB HDDを搭載して75,800円。「プラチナ」モデルはIntel Core i7-4765T、8GB メモリ、2TB HDDを搭載して89,800円。通信機能はIEEE802.11acにも対応する無線LANとBluetooth 4.0、インタフェースは、HDMI出力とHDMI入力、USB 2.0とUSB 3.0を2基ずつ(計4基)などを搭載している。なお、米Dellは1月にSteam OSを搭載した「ALIENWARE Steam Machine」を開発中であると発表したが、ALIENWARE ALPHAはこれとは異なる製品だ。Steam、Steam OSとも米Valveが運営、開発している。
2014年11月21日日立産機システムは11月17日、給油式スクリュー圧縮機「HISCREW NEXTseries」22、37kW(空冷機)の省エネルギー性能と操作性を向上した「HISCREW NEXTII series」22、37kW(空冷機)[全2タイプ:可変速機、一定速機]を開発し、同日より受注を開始したと発表した。空気圧縮機は一般産業製造ラインの動力源を始め幅広い用途に使用されており、同社によれば、そのエネルギー使用量は国内年間消費電力量のおよそ5%に相当するという。「HISCREW NEXTII series」22、37kW(空冷機)は、2015年4月からのトップランナーモーター規制導入に先駆け、全タイプにトップランナーモーター(IE3相当以上)を標準搭載し、エネルギー消費量を抑制し、CO2発生量を削減することができる。また、新型エアエンドの開発により吐き出し空気量を最大3%増大した。さらに、同社の省エネ機能(末端圧力予測制御機能)を搭載し低負荷時の省エネ化を実現。ユーザーの操作性も考慮し、IT・通信機能搭載、カラータッチパネルの採用により省エネ性だけでなく使いやすさの向上も図られている。
2014年11月17日首都圏新都市鉄道は、2014年11月より順次、つくばエクスプレス全20駅において自動改札機全機種128台を新型機に取り替え、もしくは、ICカードを利用しやすい機種に一部変更すると発表した。新型自動改札機の、IC・磁気併用自動改札機にはつくばエクスプレスのコンセプトカラーである青色(TXブルー)、ICカード専用自動改札機の上部ライトにはピンク色を採用し、IC・磁気併用自動改札機とICカード専用自動改札機との判別をしやすくする。案内画面には、カラー液晶ディスプレイ(LCD)を採用し視認性を向上させる。新型機全機は小型化されたことにより、通路幅が4cm広がる。なお、新型自動改札機の電力使用量は、現行機に比べて約60%削減(待機時)されるという。新型自動改札機は、11月22日の南千住駅における使用開始を皮切りに、2015年にかけて順次導入される。また、秋葉原・八潮・南流山・みらい平の4駅においては、乗客が大幅に増加したことから、各駅1台ずつ自動改札機を2015年に増設する。
2014年11月17日つくばエクスプレス(TX)を運営する首都圏新都市鉄道は14日、TX線全20駅で自動改札機の入替えを実施すると発表した。128台を対象に、新型機への入替えとICカードを利用しやすい機種への一部変更を行うという。新型機はIC・磁気併用自動改札機で、案内画面にカラー液晶ディスプレイ(LCD)を採用し、視認性が向上するほか、従来より小型化したことで通路幅が4cm広がり、改札機の通過がよりスムーズになる。新型機は青色の外観、ICカード専用自動改札機はピンク色の上部ライトとすることで、改札機の種類判別も容易に。電力使用量も、新型機は現行機より待機時で約60%少ないという。
2014年11月14日ロガリズムは11月12日、スマートフォン向けゲームアプリのユーザーログデータを階層化し、解析データを自動でレポートするクラウド型サービス「BUNSEKI」の提供を開始した。BUNSEKIは、特別なSDKを必要とせず、ロガリズム側で用意するサーバにアプリのログデータを送ることで、自動的に分析を行う。分析したデータは専用の管理画面で閲覧することが可能で、ユーザーセグメント別のDAU(デイリーアクティブユーザー)やセグメント毎の離脱ルートの一覧といったデータを閲覧できる。利用プランは、1万MAU(マンスリーアクティブユーザー)までのアプリを対象とし無料で導入可能な「トライアル版」のほか、30万MAUまでのアプリが対象で月額1万円(税別)からの「スタンダード版」と、30万MAU以上の人気アプリ向けで個別の料金設定となる「プレミアム版」が用意されている。同サービスの導入により、日々のログ集計・精査・データ加工といった手間を省くことができるだけでなく、新たに分析システムを構築することなくログ解析が行え、分析スタッフの人材不足解決と運営やプロモーションへの活用によるゲームアプリの収益拡大が実現できるという。
2014年11月13日「フェンディ(FENDI)」は、伊勢丹新宿店本館1階ザ・ステージで「フェンディ ファン(FENDI FUN)」と題したイベントを11月12日から18日まで開催している。同店限定色のミンクのファーコートやジレ、バッグ、バッグチャーム、ファーストール等を販売する。同イベントのコンセプトは、“革新的で活気に満ちたアミューズメントパーク”。会場の装飾もカラフルな光を放つネオンが輝き、ラグジュアリーな自動販売機やクレーンゲームも用意されている。バッグチャームの「バッグバグズ(Bag Bugs)」がキャッチャーのケース内を跳ね回るなどの仕掛けもあり、遊び心いっぱいの本物のアミューズメントパークさながらの雰囲気だ。同イベントは、本年6月にロンドンの高級百貨店「ハロッズ(Harrods)」でも開催され、今回は世界で2番目となる。同店会場では、ミンクのファーコート「ペカン(PEQUIN)」(254万円)のピンク色が同店限定色として販売。その他のカラーバリエーションは、ブラック、グレー、水色、ロリポップ(濃いピンク)、レンガ色、サフラン色で合計7色をそろえる。「デミジュール(Demi Jour)」のグレーとピンク色でサイドが赤色のバッグ(21万3,000円)は同店限定色だ。同イベントは阪急百貨店(12月3日から9日まで)、岩田屋本店(12月10日から17日)でも開催される。
2014年11月12日東芝ライフスタイルは10月30日、全自動洗濯機4製品を発表したラインナップは、「AW-7G2」「AW-6G2」「AW-5G2」「AW-4S2」。発売は11月中旬。価格はオープンで、推定市場価格は、AW-7G2が63,000円前後、AW-6G2が53,000円前後、AW-5G2が40,000円前後、AW-4S2が35,000円前後(いずれも税別)。4製品は、洗濯容量7.0~4.2kgのボリュームゾーンの全自動洗濯機。「パワフル浸透洗浄」による洗浄力の高さが最大の特徴だ。パワフル浸透洗浄は、少量の水で作った高濃度の洗剤液を繊維の奥まで浸透させた後、注水して洗濯を行う方式。衣類の汚れを強力に落とすことが可能だ。AW-4S2以外の3モデルは、洗濯槽に山型の突起を設けた「スタークリスタルドラム」を採用。ドラム内部に大型の突起を設けたことで、手もみ洗いのような効果を発生させる。また、温度センサーを装備しており、冬と夏とで洗濯時間を調整。"時短洗剤"に対応した「すすぎ1回コース」も搭載している。AW-7G2とAW-6G2は1.3kgまで、AW-5G2とAW-4S2は1kgまでの化繊混紡に対応した風乾燥機能も装備している。
2014年10月30日XYZプリンティングは、世界初となる3Dスキャナ機能を搭載した3Dプリンタ複合機「ダヴィンチ 1.0 AiO」を販売すると発表した。販売開始は11月中旬を予定。販売経路は全国の家電量販店やネットショップ、同社Webサイト。価格は11万9,800円。「ダヴィンチ 1.0 AiO」は、3Dプリンタと3Dスキャナが一体化した、世界初となる3Dプリンタ複合機。スキャナ機能が搭載されたことで、3Dデータを作成するモデリング技術がなくても、自宅で簡単にお気に入りの小物などを手軽に"3Dコピー"することが可能となっている。スキャンしたい物を筐体内のターンテーブルに置いてスキャンすると、左斜め上と右斜め下に配置された2方向からのセンサーによって、5分弱という短時間でスキャンが行われ、そのスキャンデータがパソコンに出力されるという。また、同製品向けに新たに開発されたPC向けアプリケーション「XYZscan」を使って、スキャンデータのサイズを変更したり、表面の滑らかさを調整できるという。3D形状を表現するファイルフォーマットのひとつである「STL」ファイルとしても保存でき、同型式のファイルに対応した編集ソフトを使って編集することも可能だ。そのほか、フィラメントはABS樹脂およびPLA(ポリ乳酸)樹脂の両方に対応。ABS樹脂フィラメントは従来の13色に加え、新色として「ゴールド」、「蛍光マゼンタ」の2色が販売されるほか、同製品から対応したPLA樹脂フィラメントとして「クリア」、「ホワイト」、「ブラック」、「ブルー」、「レッド」の5色が、同じく11月中旬より順次販売を開始されるとのことだ。価格はABS樹脂、PLA樹脂ともに各色3,280円。なお、同製品の本体サイズは468mm(幅)×510mm(高さ)×558mm(奥行)、重量は約23.0kg(本体のみ)。印刷方式はFFF/熱溶解フィラメント製法。プリントヘッドはシングルへッドで、ノズル直径は0.4mm。プリントスピードは60、90、120mm/秒。積層ピッチは0.1mm / 0.2mm / 0.3mm / 0.4mm。対応ファイルはSTL、das、XYZフォーマット。最大出力サイズは200mm(幅)×200mm(高さ)×190mm(奥行)。スキャナは200万画素カメラ+レーザーダイオード。スキャンサイズは150(直径)×150mm(高さ)、精度は0.2mm(200μm)。スキャン速度は平均4.8 分(288秒)。インタフェースはUSB 2.0。対応OSはWindows 7以降、OS X 10.8以降。
2014年10月30日ZMPは10月28日、車両に取り付けた4台の2次元レーザセンサで走行時の周辺車両を認識する、全周囲環境認識パッケージの販売を開始したと発表した。自動運転や高度運転支援技術の開発において、自車の位置の特定と、周囲を走る車両の位置や速度の特定が必要となる。2次元のレーザレンジセンサを車両の前後左右の4か所に取り付けることで、全周囲360度の周囲環境のセンシングが可能となるが、各センサの測定範囲の調整や、得られた情報から360度の座標系に変換するといった手間がかかる。また、得られたデータから、自動車、トラック、バイク、といった認識を行う必要がある。同パッケージは、4台の2次元レーザレンジセンサと、計測の様子をすぐに確認可能なビューワサンプルプログラム、センサ情報を利用するための開発環境(SDK)から構成され、スムーズな計測が可能となるとしている。なお、価格は270万円(税抜き)。すでに受注を開始している。
2014年10月29日サンコーは27日、ポータブルタイプの「ハンディ魚群探知機2」を販売開始した。魚の位置・水温・水底の様子などがわかるコンパクトな魚群探知機。同社の直販サイト「サンコーレアモノショップ」にて販売し、直販価格は税込5,980円となっている。ハンディ魚群探知機2は、魚の有無だけでなく、魚のいる深さ、水温、水底の岩や水草の大きさ、水底までの距離をモニター上に表示してくれる手のひらサイズの魚群探知機。魚を発見するとアラーム音で知らせる。夜でも使えるようにバックライトを搭載。サイズはW68×D22×H115mm、重量は431g。探査深度は0.6mから100mまでで、動作温度は-10度から70度までとなっている。電源は単4形電池×4本(別売)を使用し、最大約50時間の連続稼働が可能だ。ソナーセンサーケーブル(9.25m)、ネックストラップ、固定用アダプター、羽ナットが付属する。
2014年10月28日エコバックスジャパンは、ロボット掃除機「DEEBOT D79」を10月末に発売すると発表した。ロボット掃除機のほかにハンディ掃除機「スーパーソニック」が付属する。スーパーソニックを充電台に取り付けると、ロボット掃除機のダストボックス内のゴミを回収する機能も持つ。希望小売価格は税別62,800円だ。DEEBOT D79は、床掃除を行うロボット掃除機と、天井やソファーなどを掃除するためのハンディ掃除機「スーパーソニック」がセットになった製品。ロボット掃除機は、高性能な赤外線衝突防止システムによって障害物のサイズや形状を認識して、状況に合わせたプログラムで掃除を行う。オート、強力掃除、集中掃除、隅掃除の4モードを搭載する。コード付きのハンディ掃除機「スーパーソニック」は、部屋の天井や壁、すき間など、ロボット掃除機では掃除できない箇所の掃除を行う。付属のショルダーベルトを使用すれば、本体を肩にかけながら高所の掃除もできる。スーパーソニック用のアタッチメントとしてホース、伸縮ノズル、すき間ノズル、ブラシノズル、壁天井ノズルが付属。ハンディ掃除機として使用しない時は、ロボット掃除機の充電台「オートステーション」に取り付けておく。オートステーションに取り付けると、掃除を終えて充電台に帰還したロボット掃除機のダストボックスにたまったゴミを自動で回収する。サイズはW336×D336×H96mm、重量は3.1kg。ダストボックス容量はロボット掃除機が0.7L、スーパーソニックが1L。ロボット掃除機は約5~6時間でフル充電され、最大120分の連続運転が可能だ。運転音は60dB。リモコンが付属する。
2014年10月24日凸版印刷は10月23日、組織標本から全自動でがん遺伝子の変異型の検出を行う小型全自動遺伝子解析システムを開発したと発表した。現在、抗がん剤の効果予測などのために、ホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)サンプルからがんの遺伝子変異の検出が行われているが、DNAを分離し取り出す操作が、非常に煩雑であるとともに、劇物薬品の取り扱いも必要となるため、熟練した技術が要求され、検査センターや一部の病院検査室で行われている。今回、同社は、理化学研究所、理研ジェネシスと共同開発してきた全自動小型遺伝子型解析システムを応用し、FFPEサンプルから、がん組織細胞の遺伝子変異を全自動で検出するシステムを開発した。これにより、検査工程の大幅な簡易化を実現し、検査時間を従来方法の約4分の1となる、約2時間に短縮することができるという。また、10月下旬からがん研究会有明病院と共同で、臨床検体を用いた本解析システムの実証試験を実施する予定だ。同社は「今後も臨床現場でのニーズが高まっている解析困難な遺伝子検査、たとえば、血清中に存在する極微量のがん遺伝子の変異を検出できる全自動解析システムの研究開発にも着手していく」とコメントしている。
2014年10月23日KDDI研究所は、SNSや掲示板に投稿されたコメントを解析することで、ネット上で話題のコンテンツを自動で検索し、ユーザ主観のコメントを表示するキュレーション技術を開発したと発表した。このキュレーション技術は、オンラインニュースやテレビ番組、映画、音楽、アプリなどへのコメントを抽出し、その中からユーザーの主観が強いコメントのみを自動的に抽出するもの。例えば、コメントに含まれる顔文字(「欲しい(σ´囗`。)」)や文字列の連続出現(「誰得wwwww」)などの記号表現や文体などが該当する。KDDI研究所は、コンテンツ提供元へのキュレーション技術の提供をトライアルで実施する。トライアル用のWebサイトでは、話題のコンテンツに対してのユーザ主観のコメントがリアルタイムで表示され、既存サービスとの違いを体験できるとしている。
2014年10月22日ドウシシャは20日、時短・簡単調理グッズを取り扱う「minish」シリーズから、「スープメーカー DSMW-148」を発表した。食材の切削から加熱まで自動で行える調理器具だ。発売は10月下旬。価格はオープンで、推定市場価格は税別9,800円だ。DSMW-148は、スープの材料をポットに入れてスイッチを押すだけで食材の粉砕・加熱・かくはんを自動で行う調理器具。「スープ」「食べるスープ」「スムージー」「おかゆ」の4モードを用意する。ポットは保温効果のある真空断熱構造だ。ヒーター部分にセラミックコーティングを施し、従来モデルに比べて汚れを落としやすくした。サイズはW200×D160×H290mm。調理容量は最大0.9L、最少0.5L。カラーはオレンジとアイボリー。40のレシピを掲載するレシピブックが付属する。
2014年10月21日電気自動車などの開発事業をてがけるノイエスは、米国で開発された電気自動走行イス「ZINGER」を11月1日より日本で初めて販売すると発表した。「ZINGER」は、シンプルな構造とアルミフレームを採用したことで、17.5kgという軽量を実現したイス型のパーソナルモビリティで、左右のレバーで操作する。速度は9.5km/h、5km/h、1.5km/hの3段階が設定されており、1回の充電で最大13km走行することができるという。ワイヤーを引くことで折りたたむことができるため、車のトランクなどに収納することができる。なお、同製品は福祉用品ではなく、日本の公道での使用は認められていない。「ZINGER」公式ホームページにて先行予約の受付が始まっており、価格は発売記念として特別に13万8000円(税別)となっている。
2014年10月17日パナソニックは10月15日、全自動洗濯機4製品を発表した。発表されたラインナップは「NA-F70PB8」「NA-F60PB8」「NA-F60B8」「NA-F50B8」。発売は11月中旬で価格はオープン。推定市場価格は、NA-F70PB8が58,000円前後、NA-F60PB8が49,000円前後、NA-F60B8が45,000円前後、NA-F50B8が40,000円前後(いずれも税別)。4製品はノンインバータータイプの全自動洗濯機。洗濯容量は、NA-F70PB8が7kg、NA-F60PB8とNA-F60B8が6kg、NA-F50B8が5kg。化繊2kgまでの送風乾燥機能も装備している(NA-F50B8は1.5kgまで)。洗浄方式は「ビッグウェーブ洗浄」を採用。ビッグウェーブ洗浄は、3本の突起を設けた「ビッグウイングパルセーター」で、立体的に洗濯物を攪拌(かくはん)することで、もみ洗い効果を発生させるというものだ。また、新たに「つけおきコース」を搭載。洗剤液に衣類をつけて浸す「つけおき」と「かくはん洗い」を4サイクル繰り返すことで、頑固な汚れを強力に落とすことが可能だ。時短洗剤に対応した「すすぎ1回コース」、柔軟剤の香りを残す「香りしっかりコース」も採用されている。洗濯槽を清潔に保つために、「カビクリーンタンク」「槽カビ予防コース」「槽洗浄コース」の3種類の槽洗浄機能を装備。カビクリーンタンクは、外層の内側に付着した洗剤カスなどを、脱水時に自動で洗い流す機能。槽カビ予防コースと槽洗浄コースは、定期的に洗濯槽の清掃を行うためのコースだ。
2014年10月16日NECは、メインフレーム「ACOSシリーズ」の中型機「i-PX9800/S100」を10月16日より販売開始すると発表した。新製品は、メインフレームの大型機に搭載しているNEC製プロセッサ「NOAH-6」を採用し、メモリミラー機能や仮想計算機機能を取り入れている。メモリミラー機能は、同一のデータを常に2つのメモリブロックへ書き込むことで、万が一メモリの訂正不可障害が起こった場合でも、業務を継続できる。仮想計算機機能では、1つのホストOS上に最大10個のゲストOSを動作させることが可能で、これにより、従来、本番システムに混在させて稼動していた開発業務システムを、仮想環境で運用させることにより、本番システムと分離することが可能となる。また、高集積プロセッサに加え、高効率電源を採用することで、従来機比で消費電力を最大50%削減するとともに、中央処理装置や入出力装置のコンパクト設計により、設置面積を従来機比で最大45%削減した。価格は月額195万円(iStorage A3000/100 1台含む)~で、出荷開始は12月25日。また同社は、フルSSD対応のACOSシリーズ専用ストレージ「iStorage A3000/100」も同時に販売を開始すると発表した。「iStorage A3000/100」では、2.5型SSDを採用することで、装置サイズを最小2Uに小型化し、「i-PX9800/S100」1筐体に従来機比約1.5倍となる約3TBの容量が搭載可能になった。さらに、高性能SSDを採用することで、キャッシュミス時のランダムアクセス時間を短縮するとともに、従来機と比較して約4倍のスループット性能を実現しているという。
2014年10月16日ハイパーギアは、オフィスにある複合機やスキャナで帳票や伝票をスキャンするだけで、指定エリアを自動で読み取り、リネーム・振分けする機能を大幅に強化した「HGPscanServPlus Ver5.5」を、10月20日から販売開始すると発表した。価格は48万5000円(税別)。「HGPscanServPlus」は、ネットワーク内の監視フォルダに対象ファイルを入れるだけで、自動的にPDFに変換する電子文書変換サーバ。「HGPscanServPlus Ver5.5」を使用すれば、書類や帳票を複合機のADF容量分までまとめてスキャンしても、一括で、指定エリアの文字やバーコード、QRコードを認識して、ファイル単位で自動分割し、リネーム、振分け登録まで自動化することができる。これにより、従来なら50回のスキャン作業が必要だった伝票の入力も、ADFにまとめてセットして、複合機のスタートボタンを1回押すだけで、電子化作業を終わらせることも可能になる。「HGPscanServPlus Ver5.5」では、OCRエンジンの基本認識精度を向上やマルチプロセスによるOCR処理の高速化。新画像処理により、エリアOCR認識機能も大幅に強化され、スキャン時のずれ、印刷時の5%程度の縮小、回転などあっても、帳票フィールド(四角形の枠)を検知して自動補正し、OCR処理の精度を改善する。
2014年10月14日カタログ通販のニッセンより、全自動猫トイレ「キャットロボ」が販売されている。同商品はトイレを回転させることで使用済みの猫砂ときれいな猫砂を分別。本体下部にあるトレイには、使用済みの猫砂だけをまとめてためられる。○トイレ掃除のストレスが、これで一気に解消全自動猫トイレ同商品は、中で猫が用を足し、トイレから出たのをセンサーで感知してから回転を始める仕組みとなっている。球状の猫トイレ内部には、使用済みの固まった猫砂とまだきれいな猫砂とを分別するネット、固まった猫砂をコンテナへ落とすためのダストボードがついている。球状トイレが回転するとネットの上に使用済み猫砂のみが分別されて残り、さらに回転することで使用済み猫砂がダストボードの上に。そこから使用済み猫砂が、本体下部に設置されているトレイへまとめて排出される。コンテナへ使用済みの猫砂を排出した後は、球状トイレは逆回転で再び元の位置に戻る。分別したきれいな猫砂だけが集まり、元あった位置にたまるようになっている。同商品はネットの網で使用済み猫砂ときれいな猫砂を分別するため、網に開いた穴よりも小さい粒の猫砂(5mm以下)を使用しなければならない。軽い猫砂、固まらない猫砂は使用不可。必ず鉱物系の猫砂を使用すること。また2.2kg以下の体重が軽い子猫はセンサーが反応しないため使用できない。同商品のサイズはW56×D61×H74cm。重量は約11kg。本体の販売価格は58,000円(税別)となっている。詳細は公式サイトを参照のこと。
2014年10月14日安川電機は10月8日、かねてより開発を進めていた、完全自動化した植物工場システムを2016年度には国内外に向けて販売を開始すると発表した。同社は、2014年3月に世界トップクラスの植物工場野菜生産量をもつスプレッドと提携して以来、同システムの開発を進めてきた。スプレッドの得意とする大規模栽培技術と、安川電機の「モーションコントロール技術」「エネルギー変換技術」や「ロボット制御技術」を融合し、野菜の育成状況に応じた栽培環境の制御と種まきから収穫・出荷までの栽培作業の自動化をパッケージ化したシステムを目指している。2015年3月までに完全自動化した植物工場システムを完成させ、実証テストを重ねた後、2016年度の販売開始を予定しているという。
2014年10月08日●「トルネオロボ」最大の特徴は?東芝が9月に発売したロボット掃除機の新商品「TORNEO ROBO(トルネオロボ)」。既に販売されている他社製品を徹底的に研究し、満を持して発売されたロボット掃除機を試用して、特徴や使い勝手などの印象をレビューしてみたい。○"いいとこ取り"した新製品先行機種を研究して開発されたと謳うだけに、確かにいろいろな製品を"いいとこ取り"し、取捨選択が図られた製品という印象だ。まず"いいとこ取り"の1つ目として挙げられるのは大きさ。多くの他社製品が高さ10cmを基準に設計されているのに対し、トルネオロボは高さ8.7cmとわずかに低い。厳密に高さを測ったことはなかったが、確かに他社製品では入り込めなかった家具の下にも入り込んで掃除をしてくれた。一方、トルネオロボの直径に関しては35cm。箱から出して初めて目にした時は大きく感じたのだが、スペックを確認したところ、ルンバ最上位の800シリーズのほうが直径35.3cmとほんのわずかに大きかった。おそらく高さが低いから直径が大きく見えてしまうだけのようである。ただし、充電台に関しては明らかに大きい。特にACアダプターと充電台を一体化して設置スペースが大幅に改善されたルンバの800シリーズに比べると、設置場所をかなり選ぶことになる。しかし、この大きな充電台にはちゃんと意味がある。というのも、この大きさはトルネオロボ最大の特徴ともいえる機能に起因しているのだ。それは、本体が部屋をまわって集めてきたゴミを、充電台に備えられた"もう1つ"の掃除機で吸い取ってしまうというもの。メーカーによると、1回の掃除ごとに本体内のゴミを自動で空にできるため、毎回ゴミを捨てなくても吸引力を低下させずに掃除ができるとのことだ。吸引力をどれだけ維持できるかは使い続けてみなければ実感できないが、他のロボット掃除機でゴミ捨てをしばらく怠ってしまうと、確かに掃除の際の吸い残しが多くなると感じる。もちろん、マメにお手入れする必要はあるが、ゴミ捨てを何回か忘れたり怠っても勝手に本体のダストボックスが空になってくれるというのはありがたい機能だ。掃除とゴミ捨てを自動で行ってくれるのも"いいとこ取り"な機能の一つだろう。部屋の隅や家具の足元などのゴミをかき出す働きをするサイドブラシは本体前方に2個搭載している。他のロボット掃除機に比べると毛足が長めで、物体にぶつかっても柔らかくしなる。そのため、すき間にも入り込んでゴミをかき出してくれるのだ。また、サイドブラシは本体に直に取り付けられているのではなく、バンパー上の部品に取り付けられているという点も特徴的だ。壁などに当たると、ブラシごと内側に少し引っ込む仕組みになっているため、よりフィットして角の奥のゴミまでかき集められる。メインブラシは1本でゴミをかき集める。一般的なキャニスター型の掃除機ヘッドに多い柔らかい毛素材で、床を傷つけにくい。また、床に合わせて上下に動くので、凹凸のある床面でもすき間を作らず密着しやすい構造となっている。またもや"いいとこ取り"していると感じたのは、障害物を避けるための多数のセンサー類を搭載しているところ。本体前方に障害物を検知するための超音波センサーと赤外線センサーをそれぞれ設置。裏面には段差センサーを前方に3カ所、後方に2カ所搭載し、障害物や段差を回避する精度は確かに高いと感じた。実際、障害物の回避だけでなく、センサーで検知した障害物や壁、隅の情報に基づき、70以上の行動パターンから選択して掃除を行う"Smart Brain(スマートブレイン)"というシステムによって、適切な運転が行われる。●ゴミ捨てが月イチで済むのは本当にラク?実際に動作させて優秀だと感じたのは、障害物にぶつかると内側に引っ込むサイドブラシの仕組みだ。ごくわずかな動きではあるものの、この仕組みによってサイドブラシが壁際や家具の足元にフィットしてゴミをかき出すことができる。また、"マナーモード"設定も便利。夜間など騒音に配慮が必要な時でも動作音を控えめにして運転できる。標準の運転モードでの動作音は約54dBだが、マナーモードでは約52dBに抑えられる。リモコンでの遠隔操作も可能だが、手動モードでラジコンのように任意で本体を動かしたい時の操作性が非常に直感的で思い通りに動かせるのもストレスが少なかった。反面、弱点だと感じたのは段差を乗り越える能力。スペック上は2cmまでの段差に対応するとなっており、確かに他製品に比べても段差に強いと感じた。しかしそれが裏目に出てしまい、扇風機などのけっこうな段差のある家具にまで上って行って、エラーを起こして止まっていることが度々あった。また、ケーブルの巻き込みへの対応も若干弱いという印象だ。本体の側面にはカメラを内蔵し、無線LAN接続による通信機能も備えている。これにより外出先からでもスマートフォンなどで部屋の様子の確認などができるが、利用するには東芝の有料クラウドサービス「フェミニティ倶楽部」への入会と別売のアクセサリ「東芝ホームゲートウェイ」が必要。便利だが、ロボット掃除機単体やスマホ単体では使えないので、誰もが恩恵を受けられる機能ではない。全体的な評価としては、やはりメンテナンスの頻度の少なさがポイント。毎回のゴミ捨ての手間がかからないのは、忙しい人にとってありがたい。ダストボックスは、本体側も充電台側もどちらも水洗いもできる。またフィルター類も非常に目が細かく、手入れの時に微細な粉じんが付着しているのが確認でき、排気もクリーンなのだと実感する。1週間ほど毎日使用していたが、サイドブラシへの髪の毛の絡まりがなかった点にも驚いた。筆者宅では、トルネオロボが段差に強いゆえに、乗り越えて欲しくない家具や家電製品の上まで突進してしまい、途中でエラーを起こして停止しているケースがしばしばあり、タイマー設定で不在時に稼動する際にはネックだった。しかし、カーペットやラグ、部屋の敷居などで段差が懸念される住居では頼もしく働いてくれるはず。また、少しでも静かに清掃してほしい人にもオススメしたい一台だ。
2014年10月06日ボーイングは現地時間の10月2日、737型機の月間製造機数を2018年に52機に増加することを発表。この決定は市場の需要に応えるもので、増産が開始されると737型機の年間製造機数は620機を超え、プログラム史上最多となる。○2017年には47機に増加なお、737型機は現在、シアトル近郊のレントン工場にて月産42機のペースで製造されているが、2017年には47機に増加することが既に決定している。航空機市場では単通路機の需要増が継続すると予想されており、ボーイングの「2014年度最新市場予測」では、2033年までの20年間で25,000機以上(金額ベースで2兆5,600億ドル)の新造機が必要と予測している。優れた効率性と信頼性を有するボーイング737型機ファミリーは史上最高の販売実績を誇る民間航空機で、6,800機超の次世代737型機、2,200機超の737 MAXを含め、今日までに累計で266社より1万2,100機以上の受注を獲得している。なお、現時点での737型機の受注残は4,000機以上となっている。
2014年10月03日三菱航空機(MRJ)は9月29日、米イースタン航空と次世代リージョナルジェット機「MRJ90」の40機の購入(確定20機、購入権20機)で正式契約を締結したと発表した。両社は、7月に英国で開催されたファンボロー・エアショー2014で購入に関する覚書を締結しており、9月22日に正式契約に至った。イースタン航空への納入は、2019年に開始する予定。MRJはこれまでに、全日本空輸(ANA)から25機(確定15機、オプション10機)、米トランス・ステーツ・ホールディングスから100機(確定50機、オプション50機)、米スカイウェストから200機(確定100機、オプション100機)、ミャンマーのエア・マンダレイから10機(確定6機、購入権4機)を受注しており、今回の契約を含めるて合計375機(確定191機、オプション160機、購入権24機)となった。また、これらの受注に加えて、JALグループと32機(確定)の導入で基本合意している。
2014年09月29日