バイオジェン・ジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:傳 幸諭、以下 バイオジェン・ジャパン)は、この度、多発性硬化症(MS)の当事者の方、ご家族・ご友人、MSに関わる医療関係者の皆様を対象とした、「想いでつながる私の多発性硬化症俳句コンテスト」において特選・秀逸作品を決定し、6月30日(日)に開催するオンラインイベントで発表いたします。「想いでつながる私の多発性硬化症俳句コンテスト」イベント告知毎年5月30日は、MSの認知度向上などを目的にMS世界連合と世界各国のMS協会により制定されたWorld MS Day(世界多発性硬化症の日)です。バイオジェン・ジャパンは、MSを一人でも多くの方に正しく理解いただくことを目的に様々な啓発活動を継続的に展開しています。MSの症状や程度は人によって様々であり、それゆえにご自身の病気や人生と向き合う姿勢や考え方、悩みもまた人それぞれです。そんな多様な向き合い方を「俳句」で表現することで、ご自身が抱く想いに改めて気づくきっかけとなり、またほかの方が詠む句の背景にある想いに触れることが、新たな気づきや共感、連携につながると弊社は考え、第三回となる本コンテストを実施しておりました。3月22日(金)の応募開始から5月19日(日)の締め切りにかけて、計98句の応募がありました。それらの句の中から、第一回選者である夏井いつき先生とのYouTubeでも話題の俳人 家藤正人先生より、特選・秀逸作品を選定いただき、6月30日(日)のオンラインイベントにて発表いたします。また、イベントでは、テレビ番組の俳句コーナーでも活躍中の東国原英夫さんにゲストとしてご出演いただき、受賞句を読み上げていただく他、新潟大学 医歯学総合病院・脳研究所 脳神経内科(医学教育センター) 准教授 河内泉先生をお招きし、作品が生まれた背景となるMSにまつわるエピソードに触れながら、疾患に関する理解を深めるトークセッションなども行います。【イベント概要】イベント名: 第三回「想いでつながる私の多発性硬化症俳句コンテスト」受賞作品発表オンラインイベント日時 : 2024年6月30日(日)16:00~17:00内容 : 特選・秀逸作品の発表および受賞作品を軸としたトークセッション視聴方法 : バイオジェン・ジャパン公式YouTubeチャンネルにて配信(無料:どなたでも視聴いただけます)URL : (WEBサイト) 登壇者 : 家藤正人先生河内泉先生(新潟大学 医歯学総合病院・脳研究所脳神経内科(医学教育センター) 准教授)東国原英夫さん(スペシャルゲスト)[審査員]家藤正人先生:1986年生まれ。愛媛県出身。大学卒業後、本格的に俳句に携わる。夏井いつきの句会ライブにてアシスタント経験をつむ。愛媛新聞カルチャー教室、学生を中心として県内外で単独句会ライブも行っている。2016年からは南海放送ラジオ「夏井いつきの一句一遊」にてアシスタントを務め、2019年より南海放送ラジオ「家藤正人『一句一遊』虎の巻」ではパーソナリティを務める。そのほか、松山市公式俳句投稿サイト「俳句ポスト365」初心者欄選者。香川県宇多津町「令和相聞歌」企画参加および選者ほかさまざまな企画に携わる。句集『磁針』(夏井&カンパニー)審査員:家藤正人先生【前回(第二回)の受賞者コメントを公開中】2023年に実施した「第二回想いでつながる私の多発性硬化症俳句コンテスト」で、特選・秀逸を受賞された方々からのコメントを公開しています。2024年の作品発表前にご覧ください。藤村美来さん:辛かった経験があったからこそ今の私がある俳句も含めて今できることに全力投球の日々第一回私の多発性硬化症俳句コンテストで「秀逸」に、第二回コンテストではパラ馬術選手を目指していた頃のことを詠んだ句で「特選」に輝いた藤村美来さん。20年前に別の病気と診断され、多発性硬化症と診断されるまで10年もの時がかかりましたが、その経験があったからこそ今の自分があると精力的にさまざまなことにチャレンジされています。(記事の詳細はこちら: )前回受賞者:藤村美来さんはなゑさん:飾らず素直に詠めばいい自分の体験がオリジナリティになる俳句に夢中2022年に開催した第1回私の多発性硬化症俳句コンテストで、当事者部門で特選に輝いたはなゑさん。2023年の第2回コンテストでも秀逸に入賞されました。俳句の話に目がきらきらと輝きます。(記事の詳細はこちら: )前回受賞者:はなゑさん小田桐美穗さん:17音が頭のなかで映像になる多発性硬化症のことを知らない人に病気のことを知ってもらいたい青森県出身の小田桐美穗さん。地元なら誰もが知っている言葉を季語に、多発性硬化症と診断された当時のことを詠んだ俳句が入賞。大好きなゲームから派生して市民ミュージカルにも取り組んでいた、ダンスとロックが大好きな小田桐美穂さん。17音で次は何を表現しようかと考えをめぐらせているそうです。(記事の詳細はこちら: )前回受賞者:小田桐美穗さん【多発性硬化症について】MSは慢性進行性神経疾患であり、認知機能、心理社会的機能及び身体機能に影響を及ぼし、中枢神経系における炎症、ミエリン破壊、オリゴデンドロサイトの細胞死、軸索損傷およびその後の神経細胞の喪失を特徴とする自己免疫疾患です。MSの有病率は人種間および地域間で差があり、日本における推定有病率は欧米諸国の10%程度と報告されています 1)。日本でのMS患者数は増加傾向にあり 2)、罹患率は10万人当たり10.8~14.4人と報告されています 3)。MSは、手足のしびれ、感覚機能や判断力の低下など患者さんによって症状が多様で診断が難しく、疾患としてもまだまだ理解が進んでいないのが現状です。2017年にバイオジェン・ジャパンが「全国多発性硬化症友の会」と共同で実施した調査 4)によると、最初にMSと思われる症状が現れてから、確定診断されるまでに平均3.7年、3つの医療機関を受診しているということが示されました。また、一見しただけでは病気であるとわかりづらいため、周囲の理解が得られず、就労や日常生活で困難が強いられることもあります。バイオジェン・ジャパンは、MSとともに生きる方々を中心とした疾患啓発活動を通じて、一人でも多くの方にMSという疾患について、また当事者の方々が抱えている課題を知っていただくことで配慮や支援につながり、MSになってもその人らしい生き方ができる社会づくりの一助となることを願っています。【バイオジェンについて】1978年の創立以来、バイオジェンは世界をリードするバイオテクノロジー企業で、患者さんの人生を変革し、株主や私たちのコミュニティに価値をもたらす新薬をお届けするために革新的なサイエンスを開拓しています。私たちは優れた治療アウトカムをもたらすファースト・イン・クラスの治療薬や治療法を推進するために、人類の生物学に対する深い理解を応用し、異なるモダリティを活用します。私たちは長期的な成長をもたらすために投資利益率のバランスを考慮した上で、果敢にリスクを取るというアプローチを採択しています。投資家の皆さんにとって重要な情報についてはバイオジェンのウェブサイト に定期的に掲載しています。当社のSNS媒体Facebook、LinkedIn、X、YouTubeもご覧ください。バイオジェン・ジャパンは、米国バイオジェンの日本法人です。世界で有数の歴史のある独立系バイオテクノロジー企業の日本法人として、日本では2000年より事業を展開しています。日本の患者さんにも革新的な医薬品やより良い治療環境を提供すべく活動を展開しています。バイオジェン・ジャパンに関する情報については、 、およびSNS媒体Facebook、X、Instagram、YouTube、LinkedIn、LINEをご覧ください。1) 堀内泉, 吉良潤一.多発性硬化症.田村晃, 松谷雅生, 清水輝夫編.EBMに基づく脳神経疾患の基本治療指針.メジカルビュー社; 2002:276-792) 公益財団法人難病医学研究財団:難病情報センター 特定疾患医療受給者証所持者数 3) Kinoshita M, Obata K, Tanaka M. Latitude has more significant impact on prevalence of multiple sclerosis than ultraviolet level or sunshine duration in Japanese population. Neurol Sci. 2015;36(7):1147-51.4) バイオジェン・ジャパン株式会社 多発性硬化症の患者さんの実態調査(2017年5月30日発表) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年05月29日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。待ちぼうけ事件の翌日。担当者から改めて保険の話を聞くため、ワフウフさんは病院帰りの母・あーちゃんと姉・なーにゃんと合流。そこで、あーちゃんは昨日のことをすっかり忘れてしまっていることがわかり、一応謝罪はされたものの、ワフウフさんはガッカリ。保険は、持病について事前に告知していなかったようで、結局審査に通らず契約することはありませんでした。眼鏡を失くしてしまって困るとあーちゃんから3回も電話を受けた姉・なーにゃんは、仕方なく一緒に眼鏡を買いに行くことに。しかし、いざ眼鏡屋さんに到着すると「何を探しているの?」、「今日、眼鏡を失くして買いに来たの?」と、あーちゃんは何もわかっていない様子……。眼鏡は無事に購入できましたが、休みを返上して付き合った分、ガッカリしてしまったのでした。 似たもの夫婦? 先日ひいた風邪がなかなか治らない姉。 マスク姿の姉を見て、あーちゃんからは体調を気遣うような発言が。 「知らなかった」ではなく、「忘れた」のだと思いますが……。 その発言に、悪気はないとわかっていますが……。 何も理解していないままで謝られても……。 その昔、それなりにイチャコラ期もあったあーちゃん夫婦。 ※たんたん:ワフウフさん姉妹の父、あーちゃんの夫。 タイプは違えど、子どもを所有物だと思っている毒親な部分は似ている2人。 その昔、家族で旅行に行く途中、車内でとんでもない会話が繰り広げられました。 このやりとり、だいぶ衝撃的だったので、今でもハッキリ覚えています。 この発言で、親への絶対的な信頼感のようなものが崩れたのを覚えています……。 保険の話を聞いていたときも、眼鏡の購入に付き添った日も、姉は風邪をひいていてマスク姿でした。それを見たあーちゃんは「風邪をひいているの? 具合が悪いなら、無理して来てくれなくてもひとりで大丈夫だったのに」と……。ひとりで大丈夫ではないから、無理して付き合っているのですが。そして、お決まりの「あらー。それは悪かったわね!」という軽い謝罪。ただ空気を読んで言っただけの謝罪をされても、何も響かないのに……。 今は冷え切った関係のあーちゃんと父・たんたんですが、昔は子どもの目の前でも構わずイチャコラするような仲良し夫婦だった時代もありました。あーちゃんは管理支配型、父は無関心型のいわゆる毒親でした。タイプは違っていますが、子どもを所有物だと思っていたり、子どもの自尊心をつぶしてでも親の権威を振りかざそうとしたりと共通点もあり、もしかしたら似たもの夫婦だったのかもしれません。 長いこと夫婦をやっていて似てきたのか、あるいはその似ている部分があるから、こじれながらも夫婦であり続けられるのか……。娘といえども、まだまだわからないことばかりです。 --------------「マスクをしている=風邪をひいている」というのは理解できているのに、少し前に風邪をひいていたことは覚えていない様子のあーちゃん。そして、あーちゃん夫婦にイチャコラ期が存在していたのも驚きです。またそのころの気持ちを取り戻してもらえれば、あーちゃんのサポートをお願いできるのに……なんて思ってしまいますね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2024年05月27日聞きなれない「軽度認知障害」という言葉。聞けば、「認知症」の一歩手前だという。65歳以上の6人に1人が認知機能にトラブルを抱える今、少しでも進行を食い止めるには――。2022年時点で、65歳以上の認知症の高齢者の数は、443万人。厚生労働省が5月8日に公表した研究資料には、認知症にまつわる推計の数値が、このように記されていた。全国紙・社会部記者が言う。「団塊ジュニア、つまり現在のアラフィフ世代が65歳以上になる’40年には、『認知症』の高齢者の数が584.2万人、割合にして高齢者の14.9%が認知症になっているだろうという推計が出ました。同時に、同資料では、’40年の『軽度認知障害』の患者数が約612.8万人と、高齢者の15.6%にのぼるだろうという推計も示されました。こちらのほうが驚きです」’60年には認知症の人が645万人、軽度認知障害の人が632万人と推計されている。認知症に関しては、誰しもある程度の認識はあるだろう。だが、この「軽度認知障害」なるものがどんな状態なのか、認知症なのか、はたまた別のなにかなのか……。はじめて目にする読者も多いのではないだろうか。認知症の予防に詳しい神戸大学大学院保健学研究科の古和久朋教授が、こう説明する。「軽度認知障害(以下、MCI)とは、認知機能の低下があって、健常な状態ではないものの、認知症と診断されるわけでもない、グレーゾーンの状態を指します。ただ、そのまま放っておけば認知症になる可能性が高い状態といえるのです」MCIとは、具体的にどんな状態で、なぜ「放っておけば認知症になる可能性が高い」のか、古和教授に詳しく聞いた。■日常生活は送れるMCIとはどんな状態?「4大認知症のひとつで、患者数の割合が多いアルツハイマー型認知症の場合、ある日突然なるものではなく、20年ほどの長い期間を経て発症することがわかってきました。その認知症の『一歩手前の段階』がMCIです」認知症が「日常生活を一人で送ることが困難な状態」だとすれば、MCIは「日常生活は送れるけれど、家族などに同じことを何度も尋ねたりして多少の面倒をかける状態」なのだという。「アルツハイマー型認知症では、脳にアミロイドβという老人斑がたまっていくことで、徐々に物忘れがひどくなり、やがて認知機能が低下し認知症になります。この物忘れがMCIの症状で、記憶障害はあっても全般的な認知機能は正常範囲内というのが特徴。その物忘れが激しくなって認知症に極めて近い人もいれば、複雑な内容をすべて正確には覚えていないけれどもおおよそはほぼ正しく覚えられている人もいます。このどちらの場合もMCIとされるほど、症状の幅はあります」認知症に進行しないよう、取れる対策はあるのだろうか。「MCIの状態の場合は、早い段階で適切な診断を受け、適切な対処をすれば、認知機能の改善や維持ができたり、機能低下を遅くすることも可能だと考えられます」改善、維持……。劇的に治ったりはしないのか。「認知機能は年齢とともに低下しますが、この低下は正常加齢によるもので、誰しもに起きることです。そんななか、MCIの対策をすることで、認知機能を現状維持し、キープできるというのであれば、それ自体がすごいこと。プラスといえます」まずは、自分や家族がMCIの状態であるかどうかを、チェックリストに記入して確かめてほしい。8項目中4つ以上当てはまれば、要注意だ。■まずは生活習慣を整え規則正しい日常生活をでは、私たちはどうすればMCIを予防・改善できるのだろうか。著書に『もしかして認知症? 軽度認知障害ならまだ引き返せる』(PHP新書)などがある鳥取大学医学部認知症予防学講座の浦上克哉教授は、こう話す。「脳の神経細胞には、生活習慣病が大きなダメージを与えます。特に高血圧、糖尿病、脂質異常症の3つが、認知症とその予備軍であるMCIに悪影響を与えるんです」これらの病気の共通項は「動脈硬化である」と浦上教授は続ける。「生活習慣病によって血管や血流に大きな悪影響があり、脳の神経細胞の代謝にも悪影響が出ることで、神経細胞は弱って、死んでいってしまいます。したがって、日常生活を見直すことがMCIの予防・改善に結びつくといえるでしょう」まずは、規則正しい生活から。「朝、きちんと起きて歯を磨く、3食バランスよくとる、そして質のいい睡眠を取ることです」仕事や家事などでは、指先をよく動かす作業が、認知症、MCI予防には重要だ。「指先を動かすといっても、パソコンのキーボードを打つより、手書きで文字を書いたほうがいい。パソコンは変換機能につい頼ってしまいますから、漢字を忘れたり、字が書けなくなったりするんです」塗り絵や、クロスワードパズルなども効果的だという。■適度に筋トレを取り入れ女性ホルモンを上げる次に、運動も非常に重要だが、ただ長時間歩くだけでは、むしろ逆効果になることもあるというから要注意だ。「特に65歳以上であれば、『1日1万歩』という目標は多すぎると考えられます。有酸素運動をそこまですると、逆に筋肉量が落ちてしまいますので、7千歩程度にとどめたほうがいいでしょう」そして、残りの体力は筋力トレーニングやストレッチに充てるべきだと浦上教授。「特に女性は、高齢になると骨粗しょう症のリスクが出てきます。転倒―骨折―入院となれば、認知症にどんどん近づいてしまいます。ちょっとしたことでの転倒防止のためにも、筋トレは少しでも行うべきです」そもそも、アルツハイマー型認知症でいえば、「女性が1.5~2倍と、男性より患者数が多いといわれています」と浦上教授。「女性のほうが、平均寿命が少し長いのも一因かもしれませんが、やはり女性ホルモンが低下することも関係しているのではないかと思われます。女性の場合の認知症予防や改善に『化粧療法』というのがありますが、人に見られること、おしゃれをすること、集まりなどに出て異性と交流することなども、ホルモンアップに大事です」チェックリストの記入の結果、少しでも不安があるという人は、日常生活から見直していこう。MCIの予防・改善は、QOL(生活の質)の向上から!
2024年05月27日「朝起きたら、次女がなんか作っていた」そんな言葉とともに、1枚の写真をXで公開したのは、父親のOgu(@Ogu3rd)さん。次女が生み出した作品を投稿したところ、大きな反響を呼びました。多くの人の心に『刺さった』、次女の作品がこちらです!上手に描かれたドラゴンのような生き物が、「からあげ」と発している作品。実は、吹き出し部分がくり抜かれており、内容を差し替えて、自分の『好きなもの』をいろいろと発表できる仕様になっているそうです!ちなみにイラストは、ボカロPのンバヂさんによる楽曲『好きな惣菜発表ドラゴン』の動画が元ネタ。ミュージックビデオのように、吹き出しの中を変更できるよう、次女が工夫を凝らして作ったのでしょう。次女の発想は反響を呼び、絶賛の声が相次ぎました!・天才のそれ。将来が楽しみですな。・クリエイティブな娘さんですね。発想がとてもいい。・まいりました。とても好きです。・「からあげ」なのがじわじわくる。吹き出しの中を自由に変えられるので、「今日はこれが食べたい!」とご飯のリクエストをする時など、日常生活でも使えそうです。「からあげ」の次に、次女がどんな食べ物の名前を入れるのか、気になりますね![文・構成/grape編集部]
2024年05月26日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。「保険の更新で実印が必要」と言う母・あーちゃんがなんだか心配になり、姉・なーにゃんと相談して契約に同席することにしたワフウフさん。しかし、担当者の人と連絡がつかないまま当日を迎えてしまいました。あーちゃんには、担当者が家に来たら駅前のカフェに一緒に来てほしいと伝えたのですが、そのまま数時間が経ち、その間になんと担当者はすでに家に到着していて、話が終わってしまっていました。結局、再度ワフウフさん姉妹にも説明をしてもらえることになりましたが、ワフウフさんは無駄足になって終わってしまいました。。まさかの待ちぼうけをくらった翌日。改めて担当者から保険の話を聞くために、病院帰りの姉・なーにゃんとあーちゃんと合流。病院ではなーにゃんが昨日のことを説明してくれていたようですが、あーちゃんは何も覚えておらず、とりあえず形だけの謝罪を受けました。その後、担当者と話をして、あーちゃんが持病について何も話していなかったことがわかり、保険契約の審査は通らず、契約することはありませんでした。 3回も電話をかけてきて…… 眼鏡を失くし、書類の文字が読めない状態で不便そう……。 「困った」と電話をかけてきたので、もう一度探してみるように言いますが……。 また同じ内容で電話をかけてきて……。仕方がないので、一緒に買いに行くことに。 ここで甘えられても残念ながらうれしいとは思えず。 こういうときこそ、父にサポートしてほしいところですが、お金が絡まないと助けてはくれないでしょう……。 そして、眼鏡屋さんに到着しましたが、目的を忘れてしまったようで……。 さすがにそこを忘れないで……! なんだかんだで、無事に購入が完了。もう失くさないように言ったところ……。 ……!? ええええええ……。 姉と病院にいたとき、あーちゃんは眼鏡がないと言っていたようで、保険の話が片づいてゆっくり過ごそうとしていた姉に、3回も電話をかけてきたそう。 仕方なく、休みを返上してあーちゃんの眼鏡を買いに行くことにしたなーにゃんですが、眼鏡屋さんに到着するやいなや、あーちゃんは「何を探しているの?」とひと言。姉がここまでの経緯を説明して、無事に眼鏡の購入が完了。 「もう失くさないようにね!」と最後に姉が言うと、あーちゃんは「今日、眼鏡を失くして買いに来たの?」と言い、あんなにないと困ると騒いでいたのにすべて忘れている状況に、姉は絶句してしまったのでした……。 --------------失くしたものが眼鏡となると、日常生活が不便なのは想像できますよね。そして、3回も電話をしてきたのなら、相当困っているのだと思うでしょう。それなのに、実際に買いに行って「何を探しているの?」なんて言われてしまったら、ショックですね。そこまで思い入れがないと、また失くしそうな気がしてハラハラしてしまいそうです。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2024年05月26日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんから保険の更新のために実印が必要だと言われたことを姉・なーにゃんに相談したところ、やはりあーちゃんひとりでは心配だと言われたので、ワフウフさんが予定を変更して同席することに。当日、ワフウフさんは、父・たんたんに会いたくないから、場所を家から駅前のカフェに変更してもらえるよう、担当者に連絡しておいてとあーちゃんに伝えました。移動してしまうので、結果はメールでほしいと言うと「アドレスを教えて!」と言われてしまい、いつもやりとりしているのに? と驚きを隠せませんでした。結局、母・あーちゃんと担当者がちゃんと話せているのかわからないため、ワフウフさんが担当者と連絡を取ろうと試みましたが、電話はつながらず。しかし、いつの間にか担当者はあーちゃんの家に到着していて、ワフウフさんの知らないところで話がどんどん進んでいました。と言っても、内容を聞く限り、すぐに契約できるような話ではないため、改めてワフウフさん姉妹にも説明をしてほしいと担当者に伝えて終了。結果として、ワフウフさんは無駄足になってしまいました。 さんざん翻弄された結果 待ちぼうけ事件の翌日、あーちゃんはすべてを忘れていました……。 事情は姉・なーにゃんから聞いたようで……。 めちゃくちゃ軽い謝罪をもらいました。おそらく何も理解できていないのだと思いますが。 残されたのは、疲労感だけ……。 保険の契約に同伴者が必要なのはわかりますが、同伴者がこんなに高齢でもいいという制度に疑問が……。 数日後、当初はこんなふうに軽い謝罪だけだったあーちゃんから……。 とても申し訳なさそうに謝罪をされました。今になって理解ができたということ!? 話を聞く限り、ちゃんと謝っている内容も理解できているようでした。 申請は通りませんでしたが、保険金の受取人が父になっていたことをあーちゃんに告げると……。 ※たんたん:ワフウフさん姉妹の父、あーちゃんの夫。認知症になる前から関係は最悪。 険しい顔でこう言いますが、本当に理解できているのかどうかは微妙です。 待ちぼうけ事件の翌日。通院には姉が付き添ってくれましたが、その後に私が合流しました。病院では姉が昨日の待ちぼうけ事件について説明してくれていたようですが、あーちゃんは何も覚えていませんでした……。でも、姉から話を聞いてわるいとは思ったようで、「それは悪かったわね!」とめちゃくちゃ軽い謝罪を受けました。 その後、保険の人と会って姉と一緒に話を聞きました。すると、担当者はあーちゃんが糖尿病や認知症だということを知らず「審査に通るのはほぼ無理だと思います」と、必要最低限の手続きだけ終えて帰っていきました。その言葉通り、結局審査は通らず保険の契約をすることはありませんでした。 ちなみに、審査を通す段階では保険の受取人は父になっていましたが、あーちゃんは気づいていませんでした。そして、実際に必要な印鑑はやはり実印ではなく、引き落とし口座の銀行印だったことも判明。この調子だと、万が一悪い人に付け入られてもわからないと思うので、今回のように知らないところで動かれるのは怖いです……。 --------------仕方がないと頭では理解しているつもりでも、やっぱり待ちぼうけをくらったことを全部忘れられていると、ショックですよね……。でも、保険については病気について告げないまま契約をせずに済んでよかったですね。調子が良いときは対応もしっかりできるので、知らないところで何かの契約を結んでしまったら……と思うと、心配は尽きません。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2024年05月25日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。ある朝、母・あーちゃんから「保険の更新をするから、実印を持って来て」と言われたワフウフさん。しかし、約束の日はあいにく予定があり同席できない日。日程を変更してもらえないか聞いてほしいと言っても、担当者の名前がわからず名刺も見当たらない状態でお手上げ……。しかし、そもそも保険の更新で実印なんて聞いたことがなく、何か勘違いしているのかもしれません。大きなトラブルにならないよう、やっぱり実印の管理は本人に任せられないと改めて思ったワフウフさんでした。姉・なーにゃんとも相談し、やはりワフウフさんが予定を変更して保険の更新に同席することにしました。そもそも契約の内容が理解できているのかを確認するため、いくつか母・あーちゃんに質問をしますが、何も答えられません。不安なまま約束の日を迎え、ワフウフさんはあーちゃんに待ち合わせ場所の変更を担当者にお願いするように伝えました。電車に乗るため、結果はメールでほしいと言うと「アドレス教えて!」と言われしまい、いつもメールでやりとりしているのに? と驚きを隠せませんでした。 放置プレイ…… 「結果はメールで」と伝えていましたが、結局電話がかかってきました。 あーちゃんの家の最寄り駅に向かいながら、途中で連絡を入れますが……。 つながらないのか、かけていないのか、わからなくなってきました。 仕方がないので、自分でかけることに。 なんだかんだで、やっと連絡先を入手。 私がかけても、電話はつながらず、仕方なく駅前で待ち合わせすることにしました。 あーちゃんの口から、初耳の待ち合わせ時間を聞いてビックリ。 もっとわかるように話して……。 なんだか、いろいろともどかしくて……つらい! それは突然の電話でした。なんと、すでに家に担当者が来ているとのこと。 姉に連絡して、保険証書から保険会社を探してまで電話をして、担当者には折り返しをお願いしていたはずなのに……。 年金保険の支払いが始まる? 年金保険の一部を医療保険に? 父が同席して契約を了承している……? 担当者から語られた内容が衝撃的すぎて……。 結局、同席するはずが知らないところですべての話が終わっていて、放置されて終わり。悲しすぎます。 「保険の人に待ち合わせ場所を変えてもらえるように電話でお願いして」と、あーちゃんに伝えていましたが、話しているうちに電話をしたのかつながらなかったのかすらわからなくなっていたので、代わりに電話をしました。しかし、電話はつながらなかったので、担当者が家に来たら駅前のカフェに一緒に来るように伝えました。 すると「14時に行けばいいのね」と、あーちゃん。私が聞いていたのは11時。でも、あーちゃんは「ここに書いてあるから14時よ!」と。ここってどこ?? どうしようもなくなり、姉に助けを求めると、保険証書の番号からなんとか保険会社の電話番号がわかり、担当者から折り返しをもらえることになりました。 しかし一向に折り返しは来ず……。すると、あーちゃんから「今保険の方がいらしている」と突然電話が。担当者からは、年金保険の支払いが始まること、その中の一部を医療保険に回したらどうかと提案したこと、父が同席して契約に納得していることと、衝撃的すぎる内容がズラリ。やんわりこちらの事情を話し、再度私たち娘にも内容を説明してもらえるように伝えました。……折り返しをお願いしたのに、いつの間にか家で話が進んでいて、なんだか悲しくなりました。 --------------年齢も決して若いわけではなく認知症と糖尿病を抱えている中で、保険の契約ができるのか、ちょっと疑ってしまいたくなる話です。ちゃんと同席するつもりで動いていたのに、いろいろな不都合が重なってしまい、結果として無駄足になってしまいました……。その怒りをぶつけるところがないのは、ストレスがたまりそうです。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2024年05月24日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。胃カメラ検査を終えて病院から出ようとしたところ、姉・なーにゃんは母・あーちゃんから「これ、私の傘よね?」と聞かれます。しかし、かなり特徴的な形をしているその傘には、まったく見覚えがないなーにゃん。そこで「そんな形の傘、持っていた?」と聞くと「持っていないわよ!」と返されてしまいました。物の形の認識が、思っている以上に曖昧になっているようです……。ある日の朝、母・あーちゃんから「保険の更新をするから、実印を持って来て」と言われたワフウフさん。約束の日を聞くと、あいにく予定が入っていたため、日程を変更してもらうように言いますが、担当者の名前もわからず、名刺もどこに置いたのか忘れている状態。そもそも、保険の更新で実印を押す? と疑問に思い、やっぱり実印のような大切なものは本人に渡すわけにはいかないと改めて思ったのでした。 なかなか理解してもらえない…… 姉と相談した結果、やはり実印をあーちゃんに渡すのは危険ということで、私も同席することに。 担当者の連絡先がわからないと思っていましたが、奇跡的に名刺を発見した模様。 ここまでは順調でしたが……。 待ち合わせ場所の変更の話が、保険の詳細を聞く話に……。 何度も同じ説明を繰り返し、やっと電話をかけてもらいましたが、すでに営業時間外となっていて連絡は取れませんでした。 父(たんたん)と会いたくないため、家に行くのは嫌だと言いましたが、父は出かけたから来ればいいと簡単に言うあーちゃん。 ここは断固拒否! また、同じやりとりが始まりました……。 そろそろ家を出ないと、約束の時間に間に合いません。 あーちゃんから、衝撃的なひと言が……。 そもそも、口頭でアドレスを言っても、自分で登録ができないと思うのですが……。 保険の更新に実印が必要だと言われた話を姉にしたところ、やはりあーちゃんに実印を渡すのは怖すぎるからやめたほうがいいということに。そもそも、契約の内容を理解できているのかを確認する必要があると思い、改めて電話で聞いてみますが、予想通り私の質問には答えられず……。 さすがにこのまま実印は渡せないと思っていると、あーちゃんが失くしたと思われた担当者の名刺を発見。その人に電話して「待ち合わせの場所を変更」してもらえるように言いますが「保険の話を聞けばいいのね!」と言うあーちゃん。何度も何度も言い聞かせ、電話をさせましたが、結局営業時間外になっていて連絡がつかず、話は進みませんでした。 結局そのまま当日を迎え、家を出る準備を進めていたところ、あーちゃんから電話がかかってきました。父と顔を合わせたくない私は、あーちゃんに待ち合わせの場所を家から駅前のカフェに変更してほしいと連絡をお願いしました。これから電車に乗るので、結果はメールで知らせてと言うと「アドレス教えて!」と言われ、ビックリ。いつもメールのやりとりをしているのに??? なんだかもう、朝からどっと疲れてしまいました。 --------------ここのところ、調子が良さそうな日が続いているように見えましたが、会話がかみ合わない症状が顕著になってきたことを考えると、決して良い状態とは言えなさそうですね。子ども相手でも何度も同じことを説明するのは疲れるのに、大人を相手に何度も同じ話をするのは、認知症だとわかっていても、精神的に疲れそうです。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2024年05月23日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。認知症の症状が進行している今でも、母・あーちゃんはワフウフさん姉妹に「毎回の付き添いは不要」と言います。しかし、このところは少しだけ自信がなくなってきたのか「もし忘れるのが心配なら、前の日にメールだけしてもらえればいいのよ」と、付け加えるようになりました。そんな姿を見てワフウフさんは、自信満々で訳のわからない行動をされてもフォローが大変ですが、自信をどんどんなくしていく姿を見るのは切ないと思ってしまったのでした。胃カメラ検査を終えて病院を出た母・あーちゃんと姉・なーにゃん。そのとき、あーちゃんは1本の持ち手が特徴的な形をしている傘をつかんで「これ、私の傘よね?」と聞いてきました。見覚えはないけれど、そんな形の傘は持っていたのかとなーにゃんが聞き返すと「持ってないわよ!」と平然と言われ、それならなぜ自分のものだと思ったのかと困惑。形の認識も、かなり曖昧になっているようです。 バレバレのウソ 朝から電話がかかてきて、何事かと思ったら「保険の更新」で実印が必要とのこと。 あいにく私が立ち会えない日に約束していたので、日程を変更してもらうように言いましたが……。 担当者がわからないため、約束の日を変更するのはもうほぼ不可能。 そしてまた、同じ用件で電話がかってきたのでした。 週1のレッスンにしてもらい、なんとか続けているダンスを休むと言い始めたあーちゃん。 理由を聞くと、父と出掛けたことは、ここではなかったことに。 姉には違う理由を伝えています。 バレバレだったけれど、頭を使っていたのはわかりました! ある朝、あーちゃんから電話があって出てみると「保険の更新で実印が必要だから、持って来て」と言われました。でも、更新する日はあいにく予定が入っていて、私は立ち会えそうにありません。約束の日を変えてもらおうとしましたが、名刺をどこに置いたのか忘れ、担当者の名前も忘れ……。つまり、相手と連絡が取れない状態。仕方なく最寄り駅まで実印を持って行くことにしましたが、そもそも保険の更新で実印なんて聞いたことないよね?? と思い、大きなトラブルに巻き込まれないためにも、やっぱり実印は渡せないと強く決心しました。 そしてその電話で、あーちゃんは次の日に予定していたダンスのレッスンを休むと言ってきました。この前父と出掛けた疲れが出たのだろうとは思いつつ、理由を聞いてみるとただ疲れたとだけ言っていて、私には父と出掛けたことを言いませんでした。姉の反応を見て、私に言ったら怒られると思ったのでしょう。こういう状況判断は、まだできるみたいです。 その場でお休みすることは了承しましたが、あえて当日の朝に「今日はダンスの日」と、姉妹で確認のメールを入れると、それぞれに違う理由でお休みすると伝えてきました。姉妹で情報共有しているので、ウソはバレバレですが、頑張って言い訳を使い分けながら、怒られないようにしようとした努力はスゴイです! --------------人生で実印を押す機会はほとんどないかもしれません。もしかすると、実印と認印がわからなくなってしまったのでしょうか。いずれにしても、重要な物の管理は引き続き姉妹で分担したほうがよさそうですね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2024年05月22日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。ここ最近、食欲も戻っていて調子が良さそうに見える母・あーちゃんですが、ワフウフさんが通院に付き添ったときに「疲れちゃうからダンスをやめたい」と言われてしまいました。代わりに病院の患者さんが参加するサークルをすすめてみますが、却下。そして、会話の流れでなじみのある調味料についての記憶もなくなっていることがわかり、ワフウフさんは、あーちゃんの頭の中からどんどん知識が消えていることを目の当たりにしました。今でも「毎回の付き添いは不要」とワフウフさん姉妹に言う母・あーちゃんですが、このところ少しだけ自信がなくなってきたようで「もし忘れるのが心配なら、前の日にメールだけしてもらえればいいのよ」と、付け加えるように。自信満々で訳のわからない行動を取られてもフォローは大変ですが、そんなふうに自信をなくしていく姿を見るのは切なくなってしまい、複雑です。 区別がつかない……? 病院を出るとき、あーちゃんは1本の傘を持っていました。 雨が降りそうだから持ってきたと言いますが……。 まったく降りそうな気配はなく……。 もう一度確認してみると。 え……?? 思っている以上に、形がわからなくなっているのかもしれません。 ひどい風邪をひいた姉が、あーちゃんの健康状態を心配して連絡すると……? まさかの返答。 ※たんたん:ワフウフさん姉妹の父、あーちゃんの夫。認知症になる前から関係は最悪。 糖尿病の持病を抱えるあーちゃん。メールを見て、心の中で絶叫する姉。 あれだけ憎んでいたはずなのに……。 さすがに我慢できなくなった姉は、チクリと小言を送信。 全然響いていない……(涙)。 そりゃ落ち込むよね。 胃カメラ検査を無事に終え、病院を出ようとしたところ、あーちゃんが1本の傘をつかみ「これ、私の傘よね?」と姉に聞いたそう。姉はその傘に見覚えがなく、雨が降りそうな天気でもありませんでした。その傘は持ち手が変わった形をしていたので、そんな形の傘を持っていたかあーちゃんに聞き返すと「持ってないわよ!」と普通の顔をして言われ、なぜ自分の物だと思ったのか困惑……。 最近のあーちゃんを見ていると、物の形がわからなくなっているようなので、気をつけてみていないと人の物を悪気なく持って行ってしまいそうです。症状が進行するにつれて、一挙手一投足も見逃せなくなってきました。 そしてこの検査の後、ひどい風邪をひいてしまった姉。病院でもらってきたのであれば、あーちゃんも心配だとメールで連絡をしました。ほどなくして、元気にしていると返事が来て安心しましたが、同時に関係が最悪なはずの父とパンの食べ放題に行ったと報告され、姉はいろいろと複雑な感情を持つことに。 --------------実際に他人のものを勝手に持って帰ってきてしまったら、認知症の症状の可能性が高いとはいえ、気をつけないといけないですね。荷物は最小限にする、バッグの中の収納場所を決めるなど、見慣れないものを持っていたらすぐわかるような対策も、これからは必要になってくるのでしょうか。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2024年05月21日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。いつものように病院の帰りに食事をした後、何かを探している様子の母・あーちゃん。どうやら口紅を探しているようなのですが「口紅ってどんな形だったかしら……」とつぶやいたのをワフウフさん聞き逃しませんでした。その言葉を聞いて、もしかして形の概念が崩れてきている? と心配になりましたが、翌週は表情もスッキリしていて、いつもより素直に言うことも聞いてくれてひと安心。少し前に処方された、元気が出る漢方薬が効いているのかもしれません。ここのところ検査が続いている母・あーちゃんですが、わりと調子が良さそうな日が続いています。しかし、5月だというのに厚手のハーフコートを着ている日があり、果たしてそれが「季節に合わせた服装ができなくなる」という認知症の症状に当てはまるのか、それとも単純に寒いと感じているのかはわからず、ワフウフさん姉妹は困惑していました。 それはこっちのセリフ…… 毎年恒例の母の日のプレゼント。 ちゃんとまともなことを言ってくれています……! 姉が確認すると……? あれ? 届いていない?? ちゃんと届いていたようです。 それはこっちのセリフです……。 あーちゃんはお花が好きなので、私たち姉妹は毎年母の日に鉢植えを贈るようにしていました。しかし、今年はあーちゃんの体調を考慮して、使ってくれるかはわかりませんが、私はハンドクリームとボディクリームのセットを贈ることに。 すると、あーちゃんは涙ぐみながら感謝の気持ちを伝えてくれて、まともなことを言っていてビックリしたのと同時に、素直に喜んでもらえてよかったと思いました。 しかし、例年通り鉢植えを送った姉のところには、お礼の連絡はまったくなかった模様。姉が確認してみると、たしかに家には鉢植えがあったようで「私が受け取ったの!?」と、それはこっちのセリフだと言いたくなるような反応で、姉はガッカリしてしまったのでした……。 --------------お花が好きなお母さんに、毎年鉢植えを送っていたなんて、とてもすてきな姉妹ですね。でも、悪気はなかったとはいえ、贈ったものを「私が受け取ったの!?」なんて言われてしまったら、ショックだったと思います。せめてお世話は忘れないようにして、きれいなお花を楽しんでほしいですね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2024年05月18日■これまでのあらすじ主人公・祭の兄が、小学校の頃祭を傷つけていた同級生と結婚することになります。しかし、結婚を許せない祭は婚約者・ゆかりが兄を裏切っていること、隠し子がいることを調査し始めます。数ヶ月後、誰かの子を出産したゆかりに会いに行くと、兄が父親だと主張されます。しかし、兄はDNA鑑定書に疑問を抱き、再検査を要求します。一方、母はゆかりが何かを隠している様子に気付き、本当の父親に会わせるべきだと諭します。その後、ゆかりの1人目の子どもに関する秘密が暴露されます。ゆかりは元夫から子どもを取り返すために兄を利用しようとしたため、母は訴訟を起こすことを考えます。最終手段として、母は穏便に解決したいとも、ゆかりに本当の父親が誰なのかを尋ねるのでした。■本当の父親が明らかに…!?■衝撃の真実に思わず動揺してしまう…■兄でなければならない理由が…!?ようやく本当のことを話し始めたゆかりでしたが、本当の父親は祭たちが突き止めた3人の彼氏ではなく、まさかの第4の彼氏! 新たな男性の登場に祭たちは驚愕します。しかしその男性は無職のため、元夫から第一子を取り返すためには、ハイスペックの兄でなければならないと言いうゆかり。実に迷惑な話ですね…。しかしここでゆかりが何かを思いついた様子…。いったいどうなるのか…!?次回に続く「兄の連れてきた婚約者は…」(全53話)は22時更新!
2024年05月16日「65歳以上の人が発症するうつ病を『老人性うつ』といいます。この老人性うつは、認知症と症状が似ている部分もあり、見分けにくいんです。認知症と思っていたら老人性うつだった、あるいは、それら2つの症状が合併しているケースもある。それだけ診断が難しいんです。また、老人性うつが、認知症の発症リスクを高めることもあります」えびな脳神経クリニック理事長で、同院認知症疾患医療センター長の尾﨑聡医師が、こう話す。新年度の始まりの4~5月にはメンタルの不調をうったえる人が多いといわれるが、「入社や転職、転勤、引っ越しなどの環境変化、人間関係の変化や緊張なども影響するのでしょう。 高齢の方は、若年層に比べれば環境の変化は少ないかもしれませんが、家族の状況変化に伴って老人性うつになる可能性はあります」(尾﨑医師、以下同)そして、この老人性うつを含む精神疾患を有する高齢者が、近年増えているという厚生労働省のデータもある。では「症状が似ている部分も多い」という老人性うつと認知症を、医療の現場ではどう見分けているのだろうか。「たとえば『食欲が落ちた』とか『夜中に何度も目が覚める』という場合、本人も家族も『年のせい』と片付けがちです。しかし、不眠という症状は認知症の場合には少なく、うつの場合は多い。また、物忘れでいうと、認知症の場合は、本人が物忘れを認めない傾向があるのに対し、うつの場合は物忘れの自覚が強く、本人がとても気にする場合が多いんです」 この物忘れが、1~2年単位と長いスパンで進んでいる場合は認知症を疑い、なにかの出来事などを境に1週間~2カ月などの短期で急激に進んだ場合は、老人性うつを想定すると尾﨑医師は言う。さらに、忘れたことを思い出す検査をすると、認知症の場合は思い出せないことが多く、老人性うつの場合は思い出せること(=再認)も多いそうだ。■チェックリストで5項目当てはまれば要相談尾﨑医師が、老人性うつと認知症の判断が難しかった診断を、例を挙げて説明する。「めまいの症状で来院した70代女性の方が、同じことを何度も繰り返し聞いたり、話したりするため、認知症の検査をしたところ、忘れてしまったことを思い出す『再認』がみられました」 この女性は不安の気持ちが強く、うつに当てはまる「再認」があったため、老人性うつを疑い、心療内科の受診を勧めたという。しかし、老人性うつが見逃された場合は、認知症と誤診され、適切な治療が受けられないと、うつの特徴的な症状である自殺願望から、最悪の結末を迎えることも実際にある。「ある70代女性は、私の診断では、うつや精神疾患の疑いがあったため精神科の受診を勧めました。しかしその後に受診した精神科では認知症と診断され、認知症の薬を処方されたそうです。その後、入所していた介護施設で自殺されたと聞きました。やはり実際には、老人性うつだったのではないかと思われます」このように、老人性うつは最悪の場合「自殺」もありうるのだ。著書に『60歳から知っておきたい 認知症ではなく「うつ」だと知るための50のこと』(徳間書店)がある、長谷川診療所院長の長谷川洋医師はこう話す。「高齢者のなかでも、特に女性は孤独や孤立状態になりやすいと考えられます。平均寿命は女性が長く、現在の高齢者の世代は旦那さんが年上であることが多いので、死別すれば妻は一人暮らしになるケースも多い。 しかし、妻に先立たれた男性が『なんにも身の回りのことができない』と子ども世代に心配されるのに比べて、夫に先立たれた女性は、『一人で大丈夫だろう』と思われがちなんです」また、長谷川医師も、老人性うつと認知症は、併存している場合も多く、診断が途中で変わることもあると指摘する。ある70代の女性は薬の飲み忘れや飲み間違いが心配で、義理の娘の付き添いで長谷川医師を受診。「ご本人は、『認知症だったらどうしよう』とか『孫に邪魔者扱いされたくない、生きていたくない』と話されました。検査や診察で、認知症と老人性うつの両方が疑わしい状態とわかりました。認知症とうつの薬を出していましたが、年月を追うごとに、緩やかに、うつと認知症の度合いが高まっていったんです」(長谷川医師、以下同)老人性うつの「最悪のケース」を免れるために……長谷川医師は、独自の老人性うつチェックリストを示してくれた。「11項目中、5つ以上当てはまれば、かかりつけ医や地域包括支援センターなどに相談すべきです」では、日頃の生活では、どんなことを心がけるべきだろうか。予防法と改善策を聞いた。「まず1日のスタートである朝は、起きたら体を伸ばしましょう。朝日を浴びるのも、うつの予防にいいですね。さらに思い出したときでいいので、深呼吸を3回。1日3食きちんと取って、日中は人と会って会話を心がけましょう。そして寝酒は禁物です」もしもメンタルの不調を感じたときは「1~2週間不調が続いたら、かかりつけ医に相談しましょう」と長谷川医師。「転ばぬ先の杖」は、自分と家族のために!
2024年05月15日毎晩午前3時に起こる、ある現象に悩まされているという、MARCO(@marco74444)さんの父親。父親いわく「とにかく重くて苦しい」のだといいます。ある晩、寝室を覗いてみると、父親を苦しめているものの正体が判明しました…。こちらをご覧ください。タンスの上で貫録たっぷりに座り、カメラをじっと見つめているのは、愛猫のメイくん…!メイくんはなぜか毎晩午前3時になると、このタンスから父親のお腹を目掛けてダイブするのだそうです。重量感がありそうなメイくん。ジャンプの衝撃を想像すると、そのダメージは計り知れません…。さらに、ご機嫌な時には前脚で交互に踏む『フミフミ』までしてくるとか!投稿を見た人たちからは、多くのコメントが寄せられています。・お、重そうだな…。かわいいけどお腹にジャンプはつらい!・「俺は跳ぶぞ!」といっているような、凛々しい表情に笑った。・お腹がよじれるほど笑いました。タンスの位置を変えるしかなさそうですね…。・パッと見では、お父さんを護衛しているように見えるのに…!きっとメイくんは、父親のことが大好きでたまらないのでしょう。飼い主としては、ペットに愛されるのは嬉しいものです。しかし、『重すぎる愛情』に対しては、時には突き放すことも必要かもしれません…!grape HIT(グレイプ ヒット)ウェブメディア『grape』で、過去に多くの共感を得た記事や反響の大きかった投稿を再構成してお届けしています。[文・構成/grape編集部]
2024年05月12日楽しい休日を過ごし「明日からまた仕事の日々が始まる」というタイミングで、あなたはどんなことを考えて、寝床に入りますか。仕事への不安が募って、憂うつな気分になる人もいるかもしれません。4児の父親であるグッドスリープ(good.sleep7416)さんは、そんな憂うつな休日の夜に背中を押されたという、息子さんとのエピソードを漫画に描きました。息子の寝言に、父親が泣いたワケ仕事のことを考えて、ため息をつきながら布団に入っていた、グッドスリープさん。すると横から、寝ているはずの息子さんの声が聞こえてきました。息子さんがいっている「よして」とは、関西弁で「仲間に入れて」という意味。「せーの」と自らを奮い立たせて、保育園で遊んでいるお友達に、勇気を出して声をかける夢を見ていたのかもしれません。家族以外の人と関わって、集団行動をするという点で、保育園は立派な『社会』。息子さんが幼いながらに葛藤しながら、日々頑張っていることを汲み取り、グッドスリープさんは「自分も頑張ろう」と思えたといいます。【ネットの声】・子供たちも頑張っているんだって、改めて感じる漫画でした。・泣いてしまった…。明日からまた頑張れそうです!・こんなに幼い時から、コミュニティで学んでいってるんでしょうね。胸がギュッとなりました。・漫画を読んで、私も背中を押されました!誰しも、生きていく中で悩みや不安を抱えているもの。それは、幼い子供だって同じはずです。「自分だけじゃない」と思えたら、少し心が軽くなるでしょう。どうしても一歩を踏み出せない時は、息子さんやグッドスリープさんのように「せーの」と心の中で唱えれば、自然と勇気が湧いてくるかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2024年05月10日俳優・間瀬翔太が5日に自身のアメブロ更新。医師から血管性認知症と高次脳機能障害の疑いがあると告げられたことを明かした。この日、間瀬は「【血管性認知症】【高次脳機能障害】の疑いがある事に関して、父と話し合いました」と明かし、医師に病気の可能性を宣告されてから「ショックで暫くはうつ状態になっていて」「人と話したく無いし、会いたく無い様な状態だった」と告白。「父と話した時は意外と落ち着いて居てゆっくりと話せました」(原文ママ)と述べ「僕も気持ちが少し落ち着きました」とつづった。続けて「少し、それからまた1人になって頭を冷やした後に何故か買い物をしました」と明かし「10年前から欲しいと思っていたロレックスの時計」を購入したことを報告。「大好きなティファニーブルーの色」だったといい「本当に全てがストライクだった」とコメントした。また「病気が僕から何かを忘れさせようとするなら、僕は忘れようも無い【宝物】を手にいれて病気に立ち向かいたかった」と述べ「生きる為の証にしたかった」と購入した理由を説明。最後に、購入した時計を着用した自身の写真を公開し「暫くは大人しく質素に暮らします」とつづった。
2024年05月07日当時、小学5年生だった私が初潮を迎えたとき、両親には感慨深いものがあったようです。とはいえ、男性である父親は娘の気持ちがよくわかっていないようで……。デリカシーのない父親に腹が立って仕方なかった思い出をお話しします。 大人になったお祝いをしていたら…私が初潮を迎えたのは小学5年生のときでした。授業で生理のことを学んではいましたが、いざ生理が始まると戸惑いのほうが大きかったです。母親に生理になったことを報告すると、サニタリーショーツとナプキンを出してくれました。そろそろではないかと用意してくれていたようです。初めて使うサニタリーショーツにドキドキしたのを覚えています。 その日の夕食は、母親がお赤飯を炊いてお祝いしてくれました。父親に知られるのは恥ずかしかったのですが、「大人になったな」と言われてちょっとうれしかったです。そのとき、たまたま父親の友人家族が遊びにきました。 すると、父親がいきなり「娘が生理になったお祝いをしていたんだ」と言い出したのです! 知られたくなかったのに!父親によって、私が初潮を迎えたことが赤の他人に知られてしまいました。そのときの私は、恥ずかしくて恥ずかしくて顔を上げられなかったです。 父の友人にも「おめでとう」と言ってもらいましたが、まったくうれしくありません。何が恥ずかしいのか自分でもわからなかったのですが、生理を迎えたことを、とにかく家族以外の人に知られたくなかったのです。 その夜、私は布団を被って泣きました。自分の大切な部分を勝手に晒されたような気がして、とにかく悲しかったのです。 後日、父親は私に謝ってくれました。父親いわく、うれしくてつい話してしまったそうです。ですが、年頃の娘にとっては深く傷つく出来事でした。しばらくは父親と口を聞くのも嫌だったほどです。この一件で、親子といえど多少の気づかいは必要だと思うようになりました。 著者/村井貴子作画/モリナガアメ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター モリナガアメ
2024年05月02日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。超音波検査を終えた母・あーちゃんと一緒に、早めのランチへ向かったワフウフさん。パンの食べ放題がある、お店に行くことに。すると、あーちゃんはワフウフさんが止めるのも聞かずに、次から次へと甘いパンを食べていました。ここ最近、食欲がない様子を見ていたので、食べてくれるのは素直にうれしいと思いつつ、糖尿病が心配に……。ランチの後、何かを探している様子のあーちゃん。どうやら口紅を探しているようなのですが「口紅ってどんな形だったかしら……」とつぶやいていて、もしかして形の概念が崩れている? と心配になりました。ただ、翌週は表情もスッキリしていて、いつもより素直にワフウフさんの言うことを聞いてくれて、なんだか調子が良さそう。そんなあーちゃんの姿を見て、少し安心したのでした。 毛糸のパンツを披露! 5月だというのに、こんな厚手のハーフコートを着ていたあーちゃん。 「季節に合わせた服装ができなくなる」という認知症の症状なのか、単純に寒いのか……? そして、なぜか見つかったマイナンバーカード。名前も存在も忘れていたはずでは? 先日に続き、調子が良さそうで安心。 この日はワンピースを着てオシャレを楽しんでいました! でも、ワンピースを着て来たばかりに、おなかに注射をする際に愛用の毛糸のパンツを披露することに……(笑)。 超音波検査に続き、胃のバリウム検査に行った日。付き添いは姉でしたが、この日もわりと調子が良さそう。ただ、もう5月だというのに、厚手のハーフコートを着ていて、「認知症が進むと、季節に合わせた服装ができなくなる」という症状に当てはまるのか、それとも単純に寒いと感じているのかはわからず……。そして、なぜかこの日は、存在も名前も忘れていたマイナンバーカードがお財布の中に入っていたそう。いつの間に? 数日後。今度はいつもの診察&注射の日。気になる調子は……なかなか良さそう! しかし、この前受けたバリウム検査が引っ掛かってしまい、胃カメラをすることになてしまいました。さらに、栄養失調気味だということも判明。明らかに調子が悪そうだったここ最近は、本当にろくに食べられていなかったのかもしれません。 この日のあーちゃんはとってもオシャレ。本人は「何十年も着ている」と言うものの、姉も私も初めて見るワンピースを着ていました。オシャレ心が失われていないのはいいこと……ですが、インスリン注射はおなかに打つ注射なので、ワンピースだとあーちゃんが年中愛用している毛糸のパンツを丸出しすることに……。看護師さん、目のやり場に困るだろうな。 --------------温度の感じ方は本当に人それぞれなので、季節外れのコートを着ていても、それが認知症の症状なのかどうか判断するのは難しいですね。でも、一時期はずっと同じ洋服で診察に来ていたことを考えると、オシャレをして来たのは調子が良い証拠かもしれません。この状態が続いてくれることを期待したいですね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ 監修者:医師 医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長 菊池大和先生
2024年05月02日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんが「見つからない」と言っていた通帳とキャッシュカードは、カバンの中に入っていて、ワフウフさんが付き添ってATMを操作したところ、お金も下ろせました。しかし、通帳とキャッシュカードを持っていることも、お金を下ろしたことも、すぐに忘れてしまうあーちゃん。何度もワフウフさんが説明しますが、そのたびに道端でもどこでも、カバンや財布を広げる始末。さすがに危な過ぎて、ヒヤヒヤしてしまいます……。超音波検査を終えたあーちゃんとワフウフさんは、早めのランチへ。パンの食べ放題があるお店に入ったのですが、あーちゃんはここぞとばかりに甘いパンばかり食べ、糖尿病患者の血糖を下げる働きのあるホルモン「インスリン」を注射で補給して血糖値を下げるためのインスリン注射を打って来たばかりなのに……とワフウフさんはガッカリ。でも、ここ最近ずっと食欲がない姿を見ていたので、たくさん食べてくれたのはうれしいと思う気持ちもあり……なんだか複雑です。 初めての出来事にビックリ! どうやら化粧直しをしたい様子のあーちゃん。口紅の形が思い出せないようで……。 さらに、この日は「???」と思うことがもう1つ。 ボールペンの概念も壊れているみたいです。 そんなはずはないのに……。 結局、100円ショップの文房具コーナーに連れていきましたが、この発言。 今までのやりとり、何だった……!? あーちゃんが宇宙人のように思えてきてしまいます。 しかし、翌週は意外にも表情がスッキリしていて、調子が良さそうです。 めちゃくちゃ素直……! 食欲も戻ってきたようです。その後、「ごちそうさまでした! 今、夕食を済ませました! いただいたおかずを食べました! おいしかったで~す、ありがとう!」と、ちゃんと辻褄が合っているメールがあーちゃんから届いて、感動……。 食事をしたあと、何かを探している様子のあーちゃん。「口紅ってどんな形だったかしら……」と、つぶやいているのを私は聞き逃しませんでした。さらに、ボールペンから鉛筆のような芯が出ると言い張り、それを買いに行くと聞きません。ボールペンから鉛筆の芯が出ることはないと思うのですが……。もしかすると、思っている以上に形の概念が崩れているのかもしれません。 こんなふうに、あーちゃんはひどい状態が続いていたので、翌週の付き添いは重い気持ちで向かったのですが……予想外にスッキリとした表情で、いつものように「疲れた、眠たい、何もしたくない」という言葉も聞こえません。 そして、この日一番驚いたのが、おかずの差し入れのお礼がメールで届いたこと! これまでずっと私も姉も差し入れを続けてきましたが、ちゃんと食べているのかすらわからない状態でした。先週よりも、明らかに調子が上向きになっています。少し前に処方された、元気が出るという漢方が効いてくれたのかも!? --------------探している物はわかっていても、その形が思い出せないようなら、見つけ出すのは難しいですよね。でも、症状がどんどん進んでいると思っていても、今回のようにうれしくなる日も。その日の状態に合わせたサポートをすることの大切さがうかがえます。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2024年05月01日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんが超音波検査を受ける日。何度も念押ししたおかげで、朝食抜きはクリアできてひと安心……と思ったら、まさかの検査待機中に食べようとしてしまい、慌てて止める事態に。無事に検査は受けられたものの、付き添っていたワフウフさんはグッタリです。さらに、検査結果を聞いている途中にトイレに行こうとして、状況の理解ができなくなっている姿を目の当たりにしました。先日、電話で「見つからない」と言っていた通帳とキャッシュカードは、ワフウフさんがあーちゃんのカバンの中で見つけ、お金も下ろせました。しかし、自分が通帳とキャッシュカードを持っていることを忘れ、お金を下ろしたことも忘れてしまうため、何度も同じ説明をしなくてはいけません。さらに、説明を受けてからその事実を確認するのに、どこにいても通帳とキャッシュカードを探し、お財布を広げてしまうので、ワフウフさんはヒヤヒヤしてしまいます……。 次から次へと… 病院での検査を終え、あーちゃんとランチに行くことに。一応、希望は聞かれますが、あーちゃんの中で行くお店は決まっている様子。 ヘルシーな和食屋さんを提案しますが、もう頭の中は「パンの食べ放題」でいっぱい……。 結局、パンの食べ放題があるお店に入りましたが、パンのラインナップがことごとくスイーツ系で嫌な予感が……。食べ過ぎを注意しても、生返事で手は止まりません。 そして、店内にあった限定商品のポスターを見つけてしまい、こちらも完食。……インスリン注射(糖尿病患者の血糖を下げる働きのあるホルモン「インスリン」を注射で補給して血糖値を下げる)を打ってきたばかりだというのに。 あーちゃんの今のメイクは、眉毛を描いて口紅を塗り、若見え用のウィッグを装着して完了。 ランチの帰り、アイブロウペンシルが欲しいと言いだしました。近所のお店にはなかったらしい……。 仕方なく、ランチをしたお店の周辺でドラッグストアを探すことに。でも、様子が変……。 自分のいる場所が理解できていないようです。 歩いているうちに、目的も忘れてしまいました。 そして、いつものように同じやりとりがループして……。 え……。今それ言うの?? 超音波検査を受けるため、朝食を抜いて病院に来たあーちゃんは「おなかが空いた」を連発。そのため、病院の後すぐにランチをすることに。あーちゃん、実は大のパン好き。私に「何が食べたい?」と一応聞いてはくれるものの、パンの食べ放題があるお気に入りのお店を激推ししてくるので、たまにはいいかと思い、そのお店に入ったのですが……。 あーちゃんは、私が止めても次から次へと甘いパンを食べていました。今日、インスリン注射(糖尿病患者の血糖を下げる働きのあるホルモン「インスリン」を注射で補給して血糖値を下げる)を打ってきた帰りだというのに……。でも、このところずっと調子が悪そうだったのに、パンを食べているときは生き生きしていて、なんだか複雑な気持ちになりました。 そしてこの日、あーちゃんはアイブロウペンシルを買いたいと言ったので、一緒に買いに行くことにしました。どうやら近所のドラッグストアでは見つからなかったらしく、そんなことないはずなのに……と思いつつ、ランチのついでに早速ドラッグストアを探したのですが、土地勘がないためすぐに見つからず。そして歩きながら最寄り駅と勘違いするあーちゃん……。最後にはポイントが付くから買うなら近所で買いたいと言いだしますが、近所にないからここで探しているの! と腹が立ってしまいました。 --------------食欲がない姿を見ていたので、たくさん食べてくれるのは喜ぶべきなのかもしれませんが、それが甘いパンとなると今度は持病の糖尿病のほうが心配になってしまいますね……。そして、場所の認識も難しくなってきているようなので、今後の付き添いも必須となりそうです。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2024年04月30日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。待ちぼうけ事件の翌日。担当者から改めて保険の話を聞くため、ワフウフさんは病院帰りの母・あーちゃんと姉・なーにゃんと合流。そこで、あーちゃんは昨日のことをすっかり忘れてしまっていることがわかり、一応謝罪はされたものの、ワフウフさんはガッカリ。保険は、持病について事前に告知していなかったようで、結局審査に通らず契約することはありませんでした。似たもの夫婦?眼鏡を失くしてしまって困るとあーちゃんから3回も電話を受けた姉・なーにゃんは、仕方なく一緒に眼鏡を買いに行くことに。しかし、いざ眼鏡屋さんに到着すると「何を探しているの?」「今日、眼鏡を失くして買いに来たの?」と、あーちゃんは何もわかっていない様子……。眼鏡は無事に購入できましたが、休みを返上して付き合った分、ガッカリしてしまったのでした。先日ひいた風邪がなかなか治らない姉。マスク姿の姉を見て、あーちゃんからは体調を気づかうような発言が。「知らなかった」ではなく、「忘れた」のだと思いますが……。その発言に、悪気はないとわかっていますが……。何も理解していないままで謝られても……。その昔、それなりにイチャコラ期もあったあーちゃん夫婦。※たんたん:ワフウフさん姉妹の父、あーちゃんの夫。タイプは違えど、子どもを所有物だと思っている毒親な部分は似ている2人。その昔、家族で旅行に行く途中、車内でとんでもない会話が繰り広げられました。このやりとり、だいぶ衝撃的だったので、今でもハッキリ覚えています。この発言で、親への絶対的な信頼感のようなものが崩れたのを覚えています……。保険の話を聞いていたときも、眼鏡の購入に付き添った日も、姉は風邪をひいていてマスク姿でした。それを見たあーちゃんは「風邪をひいているの? 具合が悪いなら、無理して来てくれなくてもひとりで大丈夫だったのに」と……。ひとりで大丈夫ではないから、無理して付き合っているのですが。そして、お決まりの「あらー。それは悪かったわね!」という軽い謝罪。ただ空気を読んで言っただけの謝罪をされても、何も響かないのに……。今は冷え切った関係のあーちゃんと父・たんたんですが、昔は子どもの目の前でも構わずイチャコラするような仲良し夫婦だった時代もありました。あーちゃんは管理支配型、父は無関心型のいわゆる毒親でした。タイプは違っていますが、子どもを所有物だと思っていたり、子どもの自尊心をつぶしてでも親の権威を振りかざそうとしたりと共通点もあり、もしかしたら似たもの夫婦だったのかもしれません。長いこと夫婦をやっていて似てきたのか、あるいはその似ている部分があるから、こじれながらも夫婦であり続けられるのか……。娘といえども、まだまだわからないことばかりです。--------------「マスクをしている=風邪をひいている」というのは理解できているのに、少し前に風邪をひいていたことは覚えていない様子のあーちゃん。そして、あーちゃん夫婦にイチャコラ期が存在していたのも驚きです。またそのころの気持ちを取り戻してもらえれば、あーちゃんのサポートをお願いできるのに……なんて思ってしまいますね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2024年04月29日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。最近、母・あーちゃんは疲れが目立ち、食欲もなく寝てばかり。「早く死にたい」というネガティブな発言も増えているため、ワフウフさん姉妹はうつではないか? と思い始めています。さらに、今まで以上に時間の日にちの感覚がズレていて、何日も前のメールの返事が電話できてしまうなど、心配な行動も増えていて……。ある日あーちゃんから電話がかかってきて、「銀行のカードが使えない」と言われたワフウフさん。一緒にATMを操作するから、カードを持ってくるように言ったのですが、あーちゃんはなぜかクレジットカードの話をしてきます。何度話してもキャッシュカードとクレジットカードが混同しているようで、ワフウフさんもイライラしてしまいますが、結局話をよく聞くと「カードも通帳も見つからない」という話で……。会話がかみ合わず、用件を聞くだけでグッタリしてしまいました。 検査の結果は…!? 超音波検査を受ける日。何度も念押しをして、朝食抜きはクリアしたものの……。 よりによって検査を受ける前の待機中に飲み食いしたがり、何度も止める事態に。 検査に送り出すころには、グッタリ……。 無事に検査を終え、結果を聞くために診察室へ。 いよいよ結果……というタイミングで、まさかのトイレ!? 話を聞くように言って、なんとか座らせたけれど、なぜ座らないといけないのかは理解できていなさそう……。 予約していた超音波検査の日。当日は朝食を抜き、起きてすぐの1杯以降は水も控えるように言われていたので、何度も念を押しました。朝食抜きはクリア! しかし、よりによって検査室の前で待機しているときになって水を飲もうとしてしまいます。おまけに、朝食を抜いたからと飴をなめようともしてしまい、何度も注意することに。 水も飴もなんとか我慢させて、超音波検査に送り出した後に、とんでもない疲労感に襲われました。そして無事に検査は終了。おそらくあーちゃんに説明しても理解できないと思ったのか、私も一緒にと診察室へ呼ばれます。 そして、これからいよいよ検査結果を聞くというときに「トイレに行ってくる」と立ち上がるあーちゃん……。なんとか椅子に座らせましたが、どれだけ状況を理解できなくなっているのかがわかった気がしました。ちなみに、検査の結果は特に問題なしということで、ひと安心です。 --------------何度説明しても理解できない、たとえ理解していたとしても、すぐに忘れてしまう……となると、ちょっと検査を受けるだけでも本当に大変ですね。本人に悪気があってやっているわけではないだけに、毎回付き添う家族の心労が心配です。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2024年04月28日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。「保険の更新で実印が必要」と言う母・あーちゃんがなんだか心配になり、姉・なーにゃんと相談して契約に同席することにしたワフウフさん。しかし、担当者の人と連絡がつかないまま当日を迎えてしまいました。あーちゃんには、担当者が家に来たら駅前のカフェに一緒に来てほしいと伝えたのですが、そのまま数時間がたち、その間になんと担当者はすでに家に到着していて、話が終わってしまっていました。結局、再度ワフウフさん姉妹にも説明をしてもらえることになりましたが、ワフウフさんは無駄足になって終わってしまいました。3回も電話をかけてきて…まさかの待ちぼうけをくらった翌日。改めて担当者から保険の話を聞くために、病院帰りの姉・なーにゃんとあーちゃんと合流。病院ではなーにゃんが昨日のことを説明してくれていたようですが、あーちゃんは何も覚えておらず、とりあえず形だけの謝罪を受けました。その後、担当者と話をして、あーちゃんが持病について何も話していなかったことがわかり、保険契約の審査は通らず、契約することはありませんでした。眼鏡を失くし、書類の文字が読めない状態で不便そう……。「困った」と電話をかけてきたので、もう一度探してみるように言いますが……。また同じ内容で電話をかけてきて……。仕方がないので、一緒に買いに行くことに。ここで甘えられても残念ながらうれしいとは思えず。こういうときこそ、父にサポートしてほしいところですが、お金が絡まないと助けてはくれないでしょう……。そして、眼鏡屋さんに到着しましたが、目的を忘れてしまったようで……。さすがにそこを忘れないで……!なんだかんだで、無事に購入が完了。もう失くさないように言ったところ……。……!?ええええええ……。姉と病院にいたとき、あーちゃんは眼鏡がないと言っていたようで、保険の話が片付いてゆっくり過ごそうとしていた姉に、3回も電話をかけてきたそう。仕方なく、休みを返上してあーちゃんの眼鏡を買いに行くことにしたなーにゃんですが、眼鏡屋さんに到着するやいなや、あーちゃんは「何を探しているの?」とひと言。姉がここまでの経緯を説明して、無事に眼鏡の購入が完了。「もう失くさないようにね!」と最後に姉が言うと、あーちゃんは「今日、眼鏡を失くして買いに来たの?」と言い、あんなにないと困ると騒いでいたのにすべて忘れている状況に、姉は絶句してしまったのでした……。--------------失くしたものが眼鏡となると、日常生活が不便なのは想像できますよね。そして、3回も電話をしてきたのなら、相当困っているのだと思うでしょう。それなのに、実際に買いに行って「何を探しているの?」なんて言われてしまったら、ショックですね。そこまで思い入れがないと、また失くしそうな気がしてハラハラしてしまいそうです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2024年04月28日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。ここ最近、母・あーちゃんの調子があまり良くないことを心配していたワフウフさん姉妹。かかりつけの先生と相談して、一度じっくり検査をすることにしました……が、検査の準備や予約のシステムなど、いつもと違うことが理解できない様子のあーちゃん。なぜか検便だけはちゃんと持ってくるというミラクルがあったものの、検査を受けさせるだけでどっと疲れてしまったワフウフさん姉妹でした。ここ最近のあーちゃんは、疲れ気味で食欲もなく、寝てばかり。「早く死にたい」というネガティブな発言も増えていて、ワフウフさん姉妹はうつも疑い始めています。さらに、日時の感覚が今まで以上にズレてしまっていて、何日も前に送ったメールを読んで電話をしてくるなど、心配な行動も増えてきています……。 そのカードじゃなくて! ある日、銀行のカードが使えないとあーちゃんから電話があり……。 あれ……? 銀行のカードって言ってなかった?? もう一度確認しますが、やはり銀行のカードとクレジットカードが混ざっている様子。 何度も説明しているうちにイライラしてきてしまい……。 どうやらカードが使えないのではなく、カードが見つからないという話らしいことがわかりました。 カードがなければ、通帳を持ってくるように言いましたが、またもクレジットカードの話に逆戻り。 話がかみ合わない……! あーちゃんから電話がかかってきて「銀行のカードが使えないから、印鑑を持って来て」と言われました。また暗証番号を間違えてロックをかけられのかな? と思い、ちょうど翌日が通院日だったので、カードを持ってくるように言いました。 すると、わかったと言いつつ、口にしたのはクレジットカードのブランド名。銀行だから、クレジットカードではなくキャッシュカードだと言っても、再度クレジットカードのブランド名を言っています。さすがにイライラしてしまい、ちょっと強い口調でもう一度キャッシュカードを持ってくるように言うと、「カードが見つからない」と……。 根気強く話を聞いてみると、結局通帳とカードが見つからないという話でした。会話がかみ合わず、ここまで聞き出すのに30分かかりました。銀行の手続きはもっと難航すると思うと、グッタリしてしまいます……。 --------------キャッシュカードもクレジットカードも、「お金に関わるカード」という意味で、同じだと考えてしまうのでしょうか。大切なお金に関することだけに、何か新たなトラブルに発展してしまわないか、ちょっと心配ですね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2024年04月27日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんから保険の更新のために実印が必要だと言われたことを姉・なーにゃんに相談したところ、やはりあーちゃんひとりでは心配だと言われたので、ワフウフさんが予定を変更して同席することに。当日、ワフウフさんは、父・たんたんに会いたくないから、場所を家から駅前のカフェに変更してもらえるよう、担当者に連絡しておいてとあーちゃんに伝えました。移動してしまうので、結果はメールでほしいと言うと「アドレスを教えて!」と言われてしまい、いつもやりとりしているのに? と驚きを隠せませんでした。さんざん翻弄された結果結局、母・あーちゃんと担当者がちゃんと話せているのかわからないため、ワフウフさんが担当者と連絡を取ろうと試みましたが、電話はつながらず。しかし、いつの間にか担当者はあーちゃんの家に到着していて、ワフウフさんの知らないところで話がどんどん進んでいました。と言っても、内容を聞く限り、すぐに契約できるような話ではないため、改めてワフウフさん姉妹にも説明をしてほしいと担当者に伝えて終了。結果として、ワフウフさんは無駄足になってしまいました。待ちぼうけ事件の翌日、あーちゃんはすべてを忘れていました……。事情は姉・なーにゃんから聞いたようで……。めちゃくちゃ軽い謝罪をもらいました。おそらく何も理解できていないのだと思いますが。残されたのは、疲労感だけ……。保険の契約に同伴者が必要なのはわかりますが、同伴者がこんなに高齢でもいいという制度に疑問が……。数日後、当初はこんなふうに軽い謝罪だけだったあーちゃんから……。とても申し訳なさそうに謝罪をされました。今になって理解ができたということ!?話を聞く限り、ちゃんと謝っている内容も理解できているようでした。申請は通りませんでしたが、保険金の受取人が父になっていたことをあーちゃんに告げると……。※たんたん:ワフウフさん姉妹の父、あーちゃんの夫。認知症になる前から関係は最悪。険しい顔でこう言いますが、本当に理解できているのかどうかは微妙です。待ちぼうけ事件の翌日。通院には姉が付き添ってくれましたが、その後に私が合流しました。病院では姉が昨日の待ちぼうけ事件について説明してくれていたようですが、あーちゃんは何も覚えていませんでした……。でも、姉から話を聞いてわるいとは思ったようで、「それは悪かったわね!」とめちゃくちゃ軽い謝罪を受けました。その後、保険の人と会って姉と一緒に話を聞きました。すると、担当者はあーちゃんが糖尿病や認知症だということを知らず「審査に通るのはほぼ無理だと思います」と、必要最低限の手続きだけ終えて帰っていきました。その言葉通り、結局審査は通らず保険の契約をすることはありませんでした。ちなみに、審査を通す段階では保険の受取人は父になっていましたが、あーちゃんは気付いていませんでした。そして、実際に必要な印鑑はやはり実印ではなく、引き落とし口座の銀行印だったことも判明。この調子だと、万が一悪い人に付け入られてもわからないと思うので、今回のように知らないところで動かれるのは怖いです……。--------------仕方がないと頭では理解しているつもりでも、やっぱり待ちぼうけをくらったことを全部忘れられていると、ショックですよね……。でも、保険については病気について告げないまま契約をせずに済んでよかったですね。調子が良いときは対応もしっかりできるので、知らないところで何かの契約を結んでしまったら……と思うと、心配は尽きません。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2024年04月27日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。ある日、母・あーちゃんからの電話で「銀行のカードが使えない」と言われたワフウフさん。一緒にATMを操作するから、カードを持ってくるように言ったものの、なぜかクレジットカードの話に……。キャッシュカードとクレジットカードが混同しているようで、何度も同じ話が繰り返されて、ワフウフさんもイライラしてしまいます。しかし、よく話を聞くと、結局「カードも通帳も見つからない」ということだったらしく、用件を聞き出すのもひと苦労です。超音波検査を受けた日。何度も念押ししたおかげで、朝食を抜いてくることには成功しますが、病院に着いて待機中というタイミングで飲み食いをしたがるあーちゃん。慌てて止めるも、そのやりとりを何度も繰り返します。さらに、検査結果を聞くタイミングでトイレに立つなど、状況の理解ができなくなっている姿を目の当たりにました。 もう…どうすればいいの? この日の話題は、市の無料乗車券でしたが……。 話しているうちに内容がズレてきて……。 いつの間にか、市の無料乗車券が交通系ICカードの話に。しかも「無料で乗れる」と思っているようで、お金をチャージするというシステムも忘れてしまった模様。 先日、電話で見つからないと訴えていた通帳とキャッシュカードを、カバンの中で発見。 カードは使えないと再度訴えるので、一緒にATMに行こうと言うと……。 また、クレジットカードと勘違い。もうクレジットカードは解約してハサミを入れてもいいのかもしれません。 そして、何度も繰り返す「お金が下ろせない」「後で一緒に試してみよう」という会話……。 そして「カードも通帳も見つからない」という訴えも、何度聞いたことか……。 カードと通帳は持っていると教えると……。 確認のために、その場で取り出してしまいます。 そして、結局何もかも一瞬で忘れてしまいます……。 忘れるのは仕方ないとしても、お金も通帳もカードも大事なものなので、どこででも確認するのはやめて……! 理解していなくても、なんとなく相手に合わせられていた会話スキルの高いあーちゃんでしたが、この日は会話がめちゃくちゃ。出発点と到着点で、内容が大きくズレてしまい、まったく会話が成立せず。そして、相変わらず「カード」の理解が追い付いていないようで、説明がうまくできないため、私も何のカードについての話かわからなくなってしまいます。 病院でカードの話をしながら、あーちゃんのバッグの中身を確認していると、見当たらないと言っていたキャッシュカードと通帳を発見! 後で一緒に銀行でお金を下ろしてみようと言うと、バッグを探ってクレジットカードを取り出し「このカードを持って行くんでしょ?」とドヤ顔で言うあーちゃん。何度説明しても、クレジットカードとキャッシュカードの違いが理解できないようです。 結局、一緒にATMへ行き、無事にお金を下ろすことはできたのですが、問題はその後。通帳とキャッシュカードを持ち歩いていることを忘れ、お金を下ろしたことを忘れ、道端で突然それらを確認するという行為をしてしまうのです。いくら日本は治安が良いとはいえ、さすがに危なすぎてヒヤヒヤしてしまいます。ひとりのときも、同じことをしていたらどうしよう……。 --------------お金を下ろしたのか、通帳とキャッシュカードは失くしていないか、それを確認すること自体は問題ありませんが、どこでも構わずにやってしまうとなると、ちょっと不安ですね。いよいよお金の管理も家族がおこなったほうが安心かもしれません。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2024年04月26日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。ある朝、母・あーちゃんから「保険の更新をするから、実印を持って来て」と言われたワフウフさん。しかし、約束の日はあいにく予定があり同席できない日。日程を変更してもらえないか聞いてほしいと言っても、担当者の名前がわからず名刺も見当たらない状態でお手上げ……。しかし、そもそも保険の更新で実印なんて聞いたことがなく、何か勘違いしているのかもしれません。大きなトラブルにならないよう、やっぱり実印の管理は本人に任せられないと改めて思ったワフウフさんでした。放置プレイ…姉・なーにゃんとも相談し、やはりワフウフさんが予定を変更して保険の更新に同席することにしました。そもそも契約の内容が理解できているのかを確認するため、いくつか母・あーちゃんに質問をしますが、何も答えられません。不安なまま約束の日を迎え、ワフウフさんはあーちゃんに待ち合わせ場所の変更を担当者にお願いするように伝えました。電車に乗るため、結果はメールでほしいと言うと「アドレス教えて!」と言われしまい、いつもメールでやりとりしているのに? と驚きを隠せませんでした。「結果はメールで」と伝えていましたが、結局電話がかかってきました。あーちゃんの家の最寄り駅に向かいながら、途中で連絡を入れますが……。つながらないのか、かけていないのか、わからなくなってきました。仕方がないので、自分でかけることに。なんだかんだで、やっと連絡先を入手。私がかけても、電話はつながらず、仕方なく駅前で待ち合わせすることにしました。あーちゃんの口から、初耳の待ち合わせ時間を聞いてビックリ。もっとわかるように話して……。なんだか、いろいろともどかしくて……つらい!それは突然の電話でした。なんと、すでに家に担当者が来ているとのこと。姉に連絡して、保険証書から保険会社を探してまで電話をして、担当者には折り返しをお願いしていたはずなのに……。年金保険の支払いが始まる? 年金保険の一部を医療保険に? 父が同席して契約を了承している……? 担当者から語られた内容が衝撃的すぎて……。結局、同席するはずが知らないところですべての話が終わっていて、放置されて終わり。悲しすぎます。「保険の人に待ち合わせ場所を変えてもらえるように電話でお願いして」と、あーちゃんに伝えていましたが、話しているうちに電話をしたのかつながらなかったのかすらわからなくなっていたので、代わりに電話をしました。しかし、電話はつながらなかったので、担当者が家に来たら駅前のカフェに一緒に来るように伝えました。すると「14時に行けばいいのね」と、あーちゃん。私が聞いていたのは11時。でも、あーちゃんは「ここに書いてあるから14時よ!」と。ここってどこ?? どうしようもなくなり、姉に助けを求めると、保険証書の番号からなんとか保険会社の電話番号がわかり、担当者から折り返しをもらえることになりました。しかし一向に折り返しは来ず……。すると、あーちゃんから「今保険の方がいらしている」と突然電話が。担当者からは、年金保険の支払いが始まること、その中の一部を医療保険に回したらどうかと提案したこと、父が同席して契約に納得していることと、衝撃的すぎる内容がズラリ。やんわりこちらの事情を話し、再度私たち娘にも内容を説明してもらえるように伝えました。……折り返しをお願いしたのに、いつの間にか家で話が進んでいて、なんだか悲しくなりました。--------------年齢も決して若いわけではなく認知症と糖尿病を抱えている中で、保険の契約ができるのか、ちょっと疑ってしまいたくなる話です。ちゃんと同席するつもりで動いていたのに、いろいろな不都合が重なってしまい、結果として無駄足になってしまいました……。その怒りをぶつけるところがないのは、ストレスがたまりそうです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2024年04月26日うちの子どもたちがまだ幼いころの話です。子どもたちと一緒に実家に帰省した私。近くに住む6歳の甥と10歳の姪がうちの子どもたちと遊んでくれていました。そして子どもたちをにこにこしながら見守っていたのは、認知症を患っていた私の祖母。しかし、この穏やかな時間に緊張が走る事件が起こったのです――。 おやつを止めた理由は祖母は休憩時におやつを差し出しました。祖母が差し出したのはピーナッツの入ったお菓子……。祖母から差し出されたお菓子を我先に取ろうとする子どもたち。しかし、姪だけは血相を変えて、「食べちゃダメ!」と叫びました。 私もあとから聞いたのですが、実は甥はナッツアレルギー持ち。姪は甥からお菓子を取り上げ、甥は大泣き。再度ナッツのお菓子を甥に渡そうとする祖母に、姪は懸命にアレルギーの怖さを説明していました。認知症の祖母に悪気はなく、姪も甥を守るのに必死でした。 一部始終を見ていた私は、姪に代わって祖母に甥のナッツアレルギーを説明しました。しかし、認知症の祖母に理解してもらうのはやはり難しいようでした……。 あとから来た私の父も「ちょっとくらい大丈夫だろ」と、アレルギーの理解が乏しい様子。一緒に来た母に「命の危険があるのよ!」と怒られていました。 この一件から、たとえ親戚の子どもたちであっても、安易に食べ物や飲み物を与えてはいけないと肝に銘じた私。お友だちが家に遊びに来るときも、事前にその子のママさんにアレルギーについて教えてもらうようにしています。※ピーナッツは少量でも重篤なアレルギー反応を起こす可能性の高いアレルゲンです。アレルギーの疑いがある場合は、特に注意しましょう。また、ピーナッツのように硬くて噛み砕く必要がある物は、小さなかけらが気管に入り込んで喉や気管に詰まらせて窒息したり、肺炎や気管支炎を起こしたりする危険性があります。6歳未満の子どもには食べさせないようにしましょう。イラスト/はたこ 著者:星 あきら監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年04月25日東京歯科大学市川総合病院(千葉県市川市) 認知症研究グループ事務局では、オンライン特別セミナー「知っておきたい!科学的根拠に基づいた認知症の“非”薬物治療」の開催にあたり、2024年4月25日(木)から参加者を募集します。【セミナーテーマ】話題の新薬「レカネマブ」だけではない!?薬以外にもできること!知っておきたい認知症の“非”薬物治療【イベント日時】2024年6月16日(日)・30日(日) 2回開催 14:00~15:0014:00~14:40 セミナー「知っておきたい!科学的根拠に基づいた認知症の“非”薬物治療」14:40~14:55 質疑応答14:55~15:00 ご案内【開催方法】Zoom(ウェビナー)【参加費】無料【申し込み締め切り】2024年6月14日(金)午前【申込方法】以下URLのフォームからお申し込みください。 お申し込みフォーム<ポイント>●国民病ともいえる認知症、その中でも約6割を占めるアルツハイマー病の治療法は未だ確立されておらず、「治す」のではなく、症状進行に薬でブレーキをかけているのが現状。また、最近開発され脚光を浴びる新薬も画期的ではあるものの、その効果は必ずしも満足できるレベルにあるとまでは言いきれず、さらなる治療の開発が切望される。●本セミナーでは、認知症に対して薬を使う以外にできる“非”薬物治療を、日常で手軽に実践できるものから最新の栄養療法までポイントを絞って紹介。●具体的には、はじめに認知症治療の柱となる薬物治療についての基本知識を共有した上で、科学的根拠に基づいた“薬以外にできること”についての最新知見を概説し、医学的立場からその是非を問う。●薬については、従来薬にどんな効果が期待できるのか、画期的新薬であるレカネマブについてもどのような薬なのかを、やさしく丁寧に解説。●世の中には、脳トレ、運動や体操、回想療法、音楽療法などの芸術療法、認知症アロマ、認知症サプリなど、さまざまな薬以外の認知症対策が出回っているが、最新医学では何が効果的とされ、何が否定的とされているのかについて、中立的立場からつまびらかにする。●特に近年「アルツハイマー病は“脳の糖尿病”」とも称されるように、これまで根本原因と信じられてきた病理以上の、全く新たな栄養学的見地からの理解が進み、従来の先入観を超えた新たな予防・治療アプローチが注目されており、その医学的有用性についても紹介。●4月25日(木)から、当イベントへの無料参加者を募集中。【開催の背景】もしもあなたの大切なご家族やあなた自身が認知症と診断されたら?超高齢化社会を迎えた日本で認知症はすべての人にとって決して他人事ではありません。65歳以上の認知症の人の数は2025年には高齢者の約5人に1人にあたる約700万人に達すると予測されています。国民病ともいえる認知症ですが、その中の約6割を占めるアルツハイマー病の治療法は未だ確立されておらず、「治す」のではなく、薬でブレーキをかけて症状進行を平均で約1~2年程度遅らせているのが現状です。非薬物治療とは、“薬以外の”治療的なアプローチのことで、認知症の患者様とご家族の方を支援する関わり方や安心して生活できる環境を整えることも、大切な治療要素としてとらえられています。すでに認知症のご家族を支えておられる方にはもちろん、今は健康でも誰もが将来認知症になる可能性があるため、その時に備え、認知症に関する知識はどなたにとっても必要不可欠です。ご家族や大切な方、地域にお住まいの方、ご自身のためにも認知症に関する正しい知識から最新の治療法まで、精神科医のわかりやすいレクチャーを通じて学ぶ機会とされてみてはいかがでしょうか。■登壇者について【宗 未来 略歴】東京歯科大学精神科准教授(精神科医・医学博士)防衛医科大学校精神科学講座助教、ロンドン大学キングスカレッジ精神医学研究所客員研究員、慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室助教を経て、現職。日本専門医機構認定精神科専門医。2020年には、我が国初の「3ヶ月のアロマセラピーによる高齢者の認知機能改善効果」を厳密な無作為化比較試験(RCT)で証明し、日本精神神経学会学術総会優秀発表賞を受賞。他に2017年、2021年にもそれぞれ、世界初となるAI機能搭載型の抗うつ治療アプリの効果検証、米コロンビア大学との疾患危険因子共同研究と、計3度にわたって同賞を受賞。現在進行中の、認知症グレーゾーンであるMCI(軽度認知障害)では既に医学的効果が証明されている“米ぬか成分を活用した栄養療法”の、アルツハイマー病に対する医師主導臨床研究の代表責任者。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月25日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。胃カメラ検査を終えて病院から出ようとしたところ、姉・なーにゃんは母・あーちゃんから「これ、私の傘よね?」と聞かれます。しかし、かなり特徴的な形をしているその傘には、まったく見覚えがないなーにゃん。そこで「そんな形の傘、持っていた?」と聞くと「持っていないわよ!」と返されてしまいました。物の形の認識が、思っている以上に曖昧になっているようです……。なかなか理解してもらえない…ある日の朝、母・あーちゃんから「保険の更新をするから、実印を持って来て」と言われたワフウフさん。約束の日を聞くと、あいにく予定が入っていたため、日程を変更してもらうように言いますが、担当者の名前もわからず、名刺もどこに置いたのか忘れている状態。そもそも、保険の更新で実印を押す? と疑問に思い、やっぱり実印のような大切なものは本人に渡すわけにはいかないと改めて思ったのでした。姉と相談した結果、やはり実印をあーちゃんに渡すのは危険ということで、私も同席することに。担当者の連絡先がわからないと思っていましたが、奇跡的に名刺を発見した模様。ここまでは順調でしたが……。待ち合わせ場所の変更の話が、保険の詳細を聞く話に……。何度も同じ説明を繰り返し、やっと電話をかけてもらいましたが、すでに営業時間外となっていて連絡は取れませんでした。父(たんたん)と会いたくないため、家に行くのは嫌だと言いましたが、父は出かけたから来ればいいと簡単に言うあーちゃん。ここは断固拒否!また、同じやりとりが始まりました……。そろそろ家を出ないと、約束の時間に間に合いません。あーちゃんから、衝撃的なひと言が……。そもそも、口頭でアドレスを言っても、自分で登録ができないと思うのですが……。保険の更新に実印が必要だと言われた話を姉にしたところ、やはりあーちゃんに実印を渡すのは怖すぎるからやめたほうがいいということに。そもそも、契約の内容を理解できているのかを確認する必要があると思い、改めて電話で聞いてみますが、予想通り私の質問には答えられず……。さすがにこのまま実印は渡せないと思っていると、あーちゃんが失くしたと思われた担当者の名刺を発見。その人に電話して「待ち合わせの場所を変更」してもらえるように言いますが「保険の話を聞けばいいのね!」と言うあーちゃん。何度も何度も言い聞かせ、電話をさせましたが、結局営業時間外になっていて連絡がつかず、話は進みませんでした。結局そのまま当日を迎え、家を出る準備を進めていたところ、あーちゃんから電話がかかってきました。父と顔を合わせたくない私は、あーちゃんに待ち合わせの場所を家から駅前のカフェに変更してほしいと連絡をお願いしました。これから電車に乗るので、結果はメールで知らせてと言うと「アドレス教えて!」と言われ、ビックリ。いつもメールのやりとりをしているのに??? なんだかもう、朝からどっと疲れてしまいました。--------------ここのところ、調子が良さそうな日が続いているように見えましたが、会話がかみ合わない症状が顕著になってきたことを考えると、決して良い状態とは言えなさそうですね。子ども相手でも何度も同じことを説明するのは疲れるのに、大人を相手に何度も同じ話をするのは、認知症だとわかっていても、精神的に疲れそうです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2024年04月25日