*画像はイメージです:近年、自動車が高速道路を逆走するといったニュースが相次いでいます。道路を逆走しただけではなく、他の自動車と正面衝突し、結果自動車が大破し大怪我や時には人命が失われることも少なくありません。このような逆走事故が起こるケースとしては、運転者が降り口を間違え慌ててターンし元の車線に戻ろうとする場合や、SAから本線に戻る場合に誤って逆方向の車線に進入してしまった場合などが考えられます。また、運転者の高齢化により認識能力が衰え、高速道路の出入口を間違えてしまうといった場合もあります。以下では、もし高速道路を逆走してしまった場合、法律的にどのような罰則や処分が課せられるのかについて紹介します。 ■高速道路逆走で事故を起こすと重い罪にまず、故意に高速道路を逆走して事故を起こし、人を死亡または負傷させた場合、自動車運転死傷行為処罰法(自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律)の「危険運転致死傷罪」にあたります。同罪の刑は、逆走して人が死亡した場合は1年以上(20年以下)の懲役、負傷させた場合は15年以下の懲役と定められています。結果の重大性からすると、このように重い罪に問われることはやむを得ないでしょう。行政処分としては「減点62点(死亡)又は55点(負傷)」と定められています(道路交通法施行令)。なお、過失により道路を逆走し、人を死傷させた場合は、同法の「過失運転致死傷罪」にあたり、7年以下の懲役もしくは禁固又は100万円以下の罰金に処せられます。 ■逆走しても事故を起こさなければ処罰は軽くなる一方で、ただ逆走しただけで事故を起こさず、人が死傷しなかった場合、適用される処罰・処分は大きく変わってきます。まず、人が死傷していないということで、上記の危険運転致死傷罪には該当しません。道路交通法という交通の安全や危険防止を図るための法律により、処罰が科せられることになります。道路の逆走について、道路交通法では、自動車が本来の通行部分と異なる部分を通行した場合として、「通行区分違反」の行為と扱っており「3月以下の懲役または5万円以下の罰金」の刑事罰が定められています(道路交通法119条第1項2の2)。さらに、行政処分として「反則金9,000円(普通車の場合)」及び「減点2点」と定められています(道路交通法施行令)。ただし、反則金納付制度により、上記反則金を納付すれば刑事罰が科せられることはありません。また、通行区分違反の行為については過失犯の定めはなく、過失(うっかり)で逆走したとしても処罰を受けることはありません。 このように、逆走行為は大事故に繋がりかねない大変危険な行為である一方で、法律上定められている処罰は比較的軽微なものであるのが実情です。 ■逆走事故の過失割合は原則「100:0」逆走事故に伴い損害が発生した場合、損害賠償金の支払いについて、逆走車両と他の車両との間での過失割合が問題となります。逆走行為は、それ自体が罪となる行為ですので、事故を起こした場合の過失割合も、基本的には逆走車両に一方的に過失があるとされ、原則として「加害者側(逆走):被害者側=100:0」となります。ただし、被害者側も、逆走してくることを早い時点で遠方から認識し得たにも拘わらず、何も回避措置をとることなく漫然と車を進行していたような場合など、不注意があったとして過失が認められる場合がないわけではありません。相手方の違反行為により損害を被ったとしても、やはり運転者自身も自動車を運転する際には注意をすることが必要です。 ■逆走した人が認知症を患っていたら過失を免れる?まず、認知症を患っている者が高速道路を逆走し、事故を起こして人を死傷させた場合、運転行為に過失があると判断されると、自動車運転死傷行為処罰法の過失運転致死傷罪により処罰されます。この場合に科せられる刑は、7年以下の懲役もしくは禁固又は100万円以下の罰金です。ただ、負った怪我の程度が軽く、また量刑を定めるにあたって斟酌すべき事情(情状)がある場合には、任意的に刑を免除することができます。一方で、運転者が重度の認知症を患っており、そもそも責任能力がないというような場合、刑事責任が問われないケースもあります。この場合、民事上の損害賠償についても責任能力がないとして、賠償責任を負わないことになります(民法713条)。ただ、運転者を監督すべき者がいる場合には、監督義務を怠ったとしてその者が損害賠償義務を負うことはあり得ます(民法714条)。 なお、高齢者による交通事故の増加に伴い、道路交通法が平成29年の3月に改正されました。それによると、高齢者の免許更新時や一定の違反行為の際に、認知機能の検査が義務付けられ、認知症のおそれがあるとされた高齢者には、特別の高齢者講習が課されることになりました。運転手の高齢化に伴う交通事故の増加をいかに抑えるか、今後の大きな課題といえます。 *著者:弁護士 渡部孝至(弁護士法人はるかぜ法律事務所代表弁護士。『身近な弁護士』をモットーに、ご依頼者様の目線で親切・丁寧・迅速な対応を行い、リーズナブルなご費用で良質なサービスを提供することを使命としている。)【画像】イメージです*jamesteohart / Shutterstock
2017年07月16日6月8日の午前9時15分頃に、阪神高速道路池田線の上り線でトラック同士の事故があり、破損した荷台から豚が逃げ出すという出来事がありました。豚は無事に捕獲されましたが、逃げ出した影響で、高速道路は約5時間半にわたり通行止めになりました。豚が高速道路内に逃げ出し通行止めになることは珍しい出来事ですが、このことは何かの罪に問われるのでしょうか?解説していきたいと思います。*画像はイメージです:■直接の罰則はない事故が原因となり、結果的に通行止め状態を発生させてしまったことを直接罰する規定はありません。事故については、注意義務違反があれば、それに対して自動車運転過失致傷などの罪には問われます。また、積載重量や積載方法の違反があれば、それも道交法違反となりますが、単に事故が原因で結果的に通行止め状態となり、かつ、それが過失であれば罰則はありません。 ■道路往来妨害罪道路を損壊または閉塞して道路の往来を妨害した場合、刑法124条の往来妨害罪が成立する可能性があります。道路を閉塞とは、障害物による道路を塞ぐことを意味しますので、通行止めとすることも、道路を閉塞させる行為に該当はします。しかし、道路の往来妨害罪は、過失犯処罰規定がなく、過失の交通事故によって、通行止めとなっても、刑法上の道路往来妨害罪とはなりません。この点、過失によって、電車の往来に危険を生じさせた場合は、刑法129条の過失往来危険罪という規定がありますが、道路については過失による往来妨害処罰規定はありません。 ■民事の賠償はある以上は刑事罰の話ですが、刑罰法規に該当しなくても、民事上の賠償責任は残ります。したがって、事故による当事者間の損害賠償の他、有料道路であれば、運営元会社に対し、通行止めとなったことによる賠償責任はあります。もっとも、過失による事故にすぎない場合は、通行止めとなったことの賠償責任まで追及されるケースはあまりないと思います。 *著者:弁護士 星野宏明(星野法律事務所。不貞による慰謝料請求、外国人の離婚事件、国際案件、中国法務、中小企業の法律相談、ペット訴訟等が専門。)【画像】イメージです* Kichigin / Shutterstock
2017年06月12日*画像はイメージです:に家族で車で帰省されるという方も多いと思います。その際、遠方であれば高速道路を使う方も多いでしょう。家族連れだとついつい車中での家族団欒に夢中になり、交通違反を犯してしまうこともあり得ます。そこで今回は、高速道路で気を付けたい交通違反6つを取り上げて解説していきます。 ■最低速度違反高速道路では最低速度が決められており、指定速度がない限りは時速50キロ未満での走行に対しては、普通車の場合、違反点数1点、反則金6,000円の反則金のペナルティが科されることになります。 ■ガス欠高速道路上でガス欠で停車してしまった場合には、高速道路運転者遵守事項違反ととなるようです。つまり、ガス欠にならないよう事前に点検する義務を怠ったというものです。普通車の場合には違反点数2点、反則金9,000円のペナルティが科されます。 ■路肩走行路肩走行も高速道路上は違反となります。渋滞時に時折見受けられますが、普通車の場合、違反点数2点、反則金9,000円と定められています。 ■追い越し車線の長距離走行これは一般道も同じですが、道路の混雑具合に関わらず、追い越し車線を譲らずに長距離走行することも違反となります。普通車の場合には、違反点数1点、反則金6,000円と定められています。 ■あおり運転高速道路では、時速80キロで走行する場合には80メートル程度、時速100キロで走行する場合には100メートル程度の車間距離を取ることが必要とされています。車間距離が短すぎたり、速度が遅い車両を後ろからあおることは違反にあたり、普通車の場合には、違反点数2点、反則金6,000円のペナルティの対象となります。 ■左車線からの追い越し皆さんご存知かと思いますが、先行車の追い越しは必ず右側の車線から行わなければなりません。左車線からの追い越しに対しては、普通車の場合、違反点数2点、反則金9,000円のペナルティが科されます。 なお、高速道路走行時には、渋滞時に、ハザードランプを点灯するという「暗黙の了解」がありますが、これはあくまでマナー(慣習)に過ぎず、法律に定められたものではありません。様々な意見はありますが、NEXCO(高速道路株式会社)でも渋滞時のハザードランプは推奨されていますので、注意喚起のために点灯するようにしてみてはいかがでしょうか。せっかくのゴールデンウィークも、交通違反の取締にあっては台無しです。しっかり交通ルールを守り、楽しい休日をお過ごしください。 *著者:弁護士 寺林智栄(ともえ法律事務所。法テラス、琥珀法律事務所を経て、2014年10月22日、ともえ法律事務所を開業。安心できる日常生活を守るお手伝いをすべく、頑張ります。)【画像】イメージです*ABC / PIXTA(ピクスタ)
2017年05月03日帰省ラッシュで混雑が予想される高速道路。通常よりも速いスピードで走るわけですから、重大事故の危険性も高まることはいうまでもありません。通常、自動車を利用して遠くに出かける場合は、高速道路の利用の有無にかかわらず、エンジンやタイヤの状態を事前にチェックしておくもの。しかし、忙しさにかまけて「大丈夫だろう」とばかりに整備を怠ったうえ、ガソリンを満タンにせず「どこかで入れればいいや」と出発してしまうと、高速道路上で故障やガス欠などで立ち往生してしまうことがあります。そのよう場合、道路交通法違反になるケースがあるようです。本当でしょうか?Q.高速道路で故障やガス欠となった場合、道交法違反になるケースがあるって本当?*画像はイメージです:本当です。高速自動車国道等運転者遵守事項(道路交通法第75条の10)違反に問われることがあります。道路交通法第75条の10は、自動車の運転者の遵守事項として、下記のように規定しています。「自動車の運転者は、高速自動車国道等において自動車を運転しようとするときは、あらかじめ、燃料、冷却水若しくは原動機のオイルの量又は貨物の積載の状態を点検し、必要がある場合においては、高速自動車国道等において燃料、冷却水若しくは原動機のオイルの量の不足のため当該自動車を運転することができなくなること又は積載している物を転落させ、若しくは飛散させることを防止するための措置を講じなければならない」そして、これに違反した場合には、3ヶ月以下の懲役又は5万円以下の罰金に処するとも定められています(道路交通法第119条第1項12号の3。ただし過失の場合は同条2項により10万円以下の罰金)。したがって、高速道路での整備不良による故障やガス欠は、ケース・バイ・ケースですが道路交通法違反として処罰を受けてしまうことがあります。それ以前に、高速道路での不意な停車は重大事故に繋がるとても危険な行為です。そのようなことがないように心がけたいものです。自動車で遠くに出かけるときは、必ず事前に整備を行うようにしましょう。 *記事監修弁護士: 大達 一賢(エジソン法律事務所。第一東京弁護士会所属。「強い、やさしさ。」、「守る≒攻める」、「戦略&リーガル」の3つの思いを胸に、依頼者のために全力を尽くします)*取材・文:佐藤俊治(複数メディアで執筆中のフリーライター。真面目な話題からくだけた話題まで手広く記事を執筆中。趣味は将棋、好物はカツカレーとパインアメ)【画像】*Fuchsia / PIXTA(ピクスタ)
2016年12月25日年末年始は、とにかく高速道路が渋滞します。渋滞の距離が30キロは序の口、ひどい場合になると70キロになることも少なくありません。今年のクリスマスは12月23日から3連休ですので車で出かける人も多くなるでしょうし、年始は1月4日が平日で仕事始めのケースが多いため1月3日にUターンが集中し、かなりの混雑が予想されています。高速道路はその名の通りかなり速いスピードで走る道路ですから、停滞する渋滞の入り口はかなり危険なもの。一般的にそのようなとき最後尾の車はハザードランプをつけて後ろの車に危険を促すのがマナーとされています。しかし、なかにはハザードランプを出さない人もいます。これは道路交通法違反に問われないのでしょうか?Q.「渋滞の最後尾の車がハザードランプを出さない」という行為は違反に問われないの?*画像はイメージです:違反ではありません。あくまでも注意を促す自主的な行動です「渋滞の入り口でハザードランプを出さなければならない」という規定はありません。したがって仮に出さなかったとしても道路交通法に抵触せず、違反にはなりません。ハザードランプについては、出していても事故になることがあり、その効果については意見が別れるところ。様々な見解がありますが、安全面から考えるとハザードを出すことによって防げる事故もありますので、マナー的には出したほうがいいといっていいのではないでしょうか。 *記事監修弁護士:竹内 省吾(弁護士法人サリュ 銀座事務所。 交通事故分野のパイオニア。民事刑事問わず無料相談 メール受付対応。おもな著作に「交通事故裁判和解例集」(第一法規)などがある。)*取材・文:佐藤俊治(複数メディアで執筆中のフリーライター。真面目な話題からくだけた話題まで手広く記事を執筆中。趣味は将棋、好物はカツカレーとパインアメ)【画像】イメージです* おちやっちゃん / PIXTA(ピクスタ)
2016年12月24日新東名高速道路 NEOPASA駿河湾沼津 上り(静岡県沼津市)に12月10日、高速道路初となる「TSUTAYA」と「スターバックス」によるBook&Cafeと、ベーカリー「ベルべ」がオープンした。Book&Cafeでは、コーヒーの香りを楽しみながら購入前の本をカフェテーブルで楽しめたり、コーヒーを片手に書棚の前で本や雑貨を選んだりすることができる。また、店舗の前には駿河湾が広がっており、オーシャンビューを眺めながらカフェタイムが過ごせる。営業時間は8:00~21:00。ベーカリー「ベルべ」は、生地作りから焼き上げまでの全ての工程を店内で行う「オールスクラッチ製法」と、無添加食材にこだわった焼きたてパンを提供するベーカリーとなっている。営業時間は7:00~20:00。
2015年12月11日富士通は8月3日、商用車プローブ・データの分析と道路補修支援のサービスを提供する新会社「株式会社富士通交通・道路データサービス」を7月1日に設立したと発表した。これにより、より迅速な社会インフラ整備の専門家や道路整備・管理事業者および輸送事業者との連携を可能にすることで、新しいサービスの拡充を加速し、事業を拡大していく。安全で快適な道路の整備計画では、まず道路利用の現状を正しく把握する必要があり、その有効な調査方法としてプローブ・データの活用があるという。富士通は2012年から、トランストロンが提供するネットワーク型運行管理サービスを利用している輸送事業者の商用車のプローブ・データを分析し、安全運行に役立つ情報にして提供してきた。さらに、このデータを利用して道路利用実態を分析するサービスも、2014年に「商用車プローブデータ・サービス」として提供しているという。また、近年の道路の老朽化への対策という社会の課題に対しては、効率的に対応できるソリューションとして2013年に、スマートフォンのモーション・センシング機能を利用した「道路パトロール支援サービス」の提供を開始しているという。これらのサービスについては、社会インフラ整備の専門家の先進的な知見を取り入れ、道路整備・管理事業者、輸送事業者と迅速かつ密接に連携を取ることが、より効果的なサービス提供につながるためとし、新会社を設立して2020年度に売上100億円を目指すという。新会社は、商用車データ分析サービスと道路データ分析サービスを提供予定だ。商用車データ分析サービスは商用車の安全運行対策や道路計画の支援を目的としたサービスであり、商用車約5万3,000台のプローブ・データを分析した結果を提供する。エコで安全な運転をしていると考えられるドライバーの判定や事故多発地点での車両の詳細な動きの分析などの安全運行の推進に役立つサービスと、経路・OD(出発地と目的地の間の経路)分析、SA/PA利用分析など、効果的かつ効率的な道路計画に役立つサービスを提供するという。道路データ分析サービス「道路パトロール支援サービス」は、道路の路線管理や補修計画の支援を目的とするもの。乗用車のダッシュボードに設置したスマートフォンのモーション・センシング機能により、車を走らせた時の振動から道路の劣化状態を診断し、そのデータを蓄積すると共に、クラウド・サービスで舗装状況の簡易診断結果や道路点検の実績などを道路地図上にマッピングして提供する。さらに新サービスとして、商用車データ分析サービスでは列島5断面(東北・関東・近畿・本四架橋・関門海峡)の経路・OD分析を行い、主要路線の交通量と発着地分布を地図上で可視化して提供する「定点モニタリングデータサービス」、道の駅の利用頻度や滞在時間などを地図上にマッピングして提供する「道の駅利用分析データサービス」、交差点での進行方向の分類や、経路、走行時間などの詳細情報を提供する「ヒヤリ・ハット箇所のデータ分析サービス」を、2015年度下半期に提供開始予定だ。道路データ分析サービスでは、点検地点で撮影した路面の映像を地図上で舗装簡易診断と共に表示する「動画連携」、地図上にガードレールやマンホールなどの道路構造物の位置情報や画像を登録可能な「汎用地点登録」、同サービスで算出する劣化情報指数や、ユーザーが定義する重要度ランク、国土交通省の調査などから得た交通量から補修優先度を分析し、補修計画の作成を支援する「補修計画シミュレーション」を、2015年10月に提供開始する予定。
2015年08月04日富士通は8月3日、、商用車プローブデータの分析と道路補修支援のサービスを提供する「富士通交通・道路データサービス」を7月1日に設立し、社会インフラ整備の専門家や道路整備・管理事業者、輸送事業者との連携を可能にすることで、新しいサービスの拡充を加速し、事業を拡大していくと発表した。新会社が提供する「商用車データ分析サービスの新規サービス」(2015年度下期提供開始予定)は商用車約5万3千台のプローブデータを分析した結果を提供する。「定点モニタリングデータサービス」としては、列島5断面(東北・関東・近畿・本四架橋・関門海峡)の経路・OD分析を行い、主要路線の交通量と発着地分布を地図上で可視化して提供する。「道の駅利用分析データサービス」では道の駅の利用頻度や滞在時間を地図上にマッピングして提供、「ヒヤリ・ハット箇所のデータ分析サービス」では交差点での進行方向の分類や、経路、走行時間などの詳細情報を提供する。「道路データ分析サービスの新規サービス」(2015年10月提供開始予定)では、「動画連携」として点検地点で撮影した路面の映像を、地図上で舗装簡易診断とともに表示し、「汎用地点登録」で地図上にガードレールやマンホールなどの道路構造物の位置情報や画像を登録できる。また、「補修計画シミュレーション」では、同サービスで算出される劣化情報指数、重要度ランク、および交通量から補修優先度を分析し、補修計画の作成を支援する。
2015年08月03日ヤフーは7月31日、全国の高速道路の渋滞情報や規制情報をリアルタイムで確認できるサービス「Yahoo! 道路交通情報」の提供を開始したと発表した。また、お盆期間に特に激しい渋滞が見込まれる6路線を対象に、出発時間帯別の所要時間を示し「渋滞に巻き込まれにくい時間帯」を確認できる「お盆渋滞予測2015」特集も同日公開した。同社では、2015年5月から「Yahoo!カーナビ」アプリでプローブ情報・VICS情報に基づく渋滞情報の提供など、「混雑する道路を避けた移動」を支援する機能を提供している。今回、提供を開始した「Yahoo!道路交通情報」は、高速道路名や都道府県名から渋滞・規制情報だけでなく、地図の拡大・縮小やスクロールにより、気になるエリアの渋滞情報も手軽に確認できる。情報は5分ごとに更新される。また、「混雑する時間帯を避けた移動」を支援する新たな取り組みとして公開した「お盆渋滞予測 2015」では、「Yahoo!検索」の検索結果上にお盆期間の高速道路の渋滞予測を表示する。同サービスの対象となる高速道路は、「東北自動車道」「関越自動車道」など計6路線で、「お盆 東北自動車道」など、「お盆」と高速道路名を組み合わせて検索すると、出発時間に応じた所要時間が案内される。サービス提供期間は2015年7月31日(金)から8月16日(日)。なお、渋滞・規制情報は日本道路交通情報センターの情報を元にエキスプレス・コンテンツバンクが提供するものを、渋滞予測データは中日本高速道路のものを利用している。
2015年08月03日道路交通情報通信システムセンター(以下、VICSセンター)は4月23日、新たな道路交通情報サービス「VICS WIDE」を提供開始した。VICS WIDEではVICSの約2倍にFM多重放送の伝送容量をアップ。これにより、ユーザーは「一般道のリンク旅行時間の提供」「プローブ情報を活用した渋滞・旅行時間情報の提供」「緊急情報(特別警報)の提供」「気象・災害情報の提供」のサービスを利用できるようになった。リンク旅行時間とは、道路の交差点間など一定区間の通過に必要な時間のこと。リンク旅行時間を把握することで、より精度の高い渋滞回避ルートガイダンスを行える。プローブ情報とは、走行している車から収集した位置・時刻のデータのこと。VICSでは、道路に設置された車両感知器のある場所でしか交通状況を把握していなかった。このたびVICSセンターでは、都内のタクシー業者と提携。プローブ情報を活用した走行速度などから交通状況を把握する。直進・右折・左折の分岐方向別でリンク旅行時間が分かる機能も追加された。緊急情報(特別警報)の提供は、特別警報が出された際に、その情報をポップアップ表示するというもの。気象庁から提供された気象、津波、火山噴火などの情報が表示される。気象・災害情報の提供は、大雨により発生する混雑を回避するためのもの。50mm/h以上の雨が降っている豪雨エリアの情報を提供する。○VICS WIDE対応ナビが各社より登場VICS WIDEに対応したカーナビも各社より発表されている。23日に発表されたクラリオンの2015年モデル「MAX775W」「NX715」「MAX675W」「NX615」「NX615W」5製品は、すべてVICS WIDE対応だ。MAX775W、MAX675W、NX615Wの3モデルは、200mm幅ワイドコンソール対応で、他の2モデルは180mm幅コンソールに対応したモデル。MAX775WとMAX675Wは6月上旬発売で、他は6月下旬発売だ。また、JVCケンウッドも同日、同社のAVナビゲーションシステム「彩速ナビ」のファームウェアアップデートでVICS WIDEに対応すると発表。「MDV-Z702W/Z702」「MDV-X702W/X702」が本日から、「MDV-L502/W」「MDV-L402」「MDV-D502BTW/BT」「MDV-D402BT」「MDV-D302/ML」「MDV-D202」が4月下旬からファームウェアが提供される。パナソニックは、「CN-RX01WD/D」と「CN-RS01WD/D」のバージョンアップを2015年夏をめどに行う予定だ。
2015年04月23日悪質な自転車の運転者に対し、安全講習の受講を義務づけた改正道路交通法の施行令が1月20日、閣議決定された。改正道路交通法では酒酔い運転や信号無視など計14項目の違反を「危険行為」と定め、3年以内に2回以上摘発された違反者へ講習を義務化し、受講をしなかった場合には5万円以下の罰金を科す見通しだ。警察庁によると、2008年から2013年までの都内・全国における自転車事故は徐々に減ってはいるものの、2013年における自転車事故数(死傷者数)は都内で1万4,049件、全国で11万9,929件など依然として多い。今回定められた14項目の悪質運転危険行為は以下の通り。信号無視通行禁止違反歩行者専用道での徐行違反など通行区分違反路側帯の歩行者妨害遮断機が下りた踏切への立ち入り交差点での優先道路通行車の妨害など交差点での右折車優先妨害など環状交差点での安全進行義務違反など一時停止違反歩道での歩行者妨害ブレーキのない自転車運転酒酔い運転携帯電話を使用しながら運転し事故を起こしたケースなどの安全運転義務違反
2015年01月20日大阪市建設局は、「御堂筋の道路空間再編について(案)」について多くの市民から意見を集めるため、パブリック・コメント(意見公募)を受け付けている。受付期間は11月14日まで。○御堂筋南側には自転車専用レーンを設置御堂筋は、平成26年に建設から77周年を迎えた大阪市のメインストリート。市の南北幹線の基軸として機能しているが、建設当時とは社会情勢が大きく変わり、人々の行動形態や周辺の状況も変化している。社会の変化や時代の要請に対応する道路とすべく、道路空間再編について関係機関との協議や社会実験などを実施しながら検討を進めてきた。このほど、御堂筋の道路空間再編に向けた大阪市としての基本的な考え方などをとりまとめた「御堂筋の道路空間再編について(案)」が完成した。再編案は、シャンゼリゼ通り(フランス、パリ)やオーチャード・ロード(シンガポール)など、海外におけるシンボルロードを参考に構想している。御堂筋の自動車交通量は約40年前に比べ約4~5割減少しているが、自転車交通量は増加傾向で、約40年前の約6~7倍と大きく増えているという。そこで、南側(新橋~難波西口間)東西の側道を閉鎖し、車道を6車線から4車線に縮小。その分、歩行者や自転車のための空間を新たに設ける。増加する自転車交通量に対応するため、自転車専用の通行空間も設置。専用道路にして、歩行者と自転車の通行空間の分離を図る。北側(淀屋橋~新橋間)は、南側に比べると自動車の交通量が多く、現時点で側道を閉鎖した場合、本線の渋滞など車の交通に与える影響が大きいと考えられる。そのため、段階的な整備として当面は側道の機能(6車線)を維持したまま道路構造を見直すことで、歩行者と自転車の通行空間の分離を図っていく。将来的には南側と同様、歩行者と自転車の通行空間を分離。最終的には側道を閉鎖し、南側と同じように多機能空間の充実を目指すという。同市では現在、同案についてのパブリック・コメントを募集している。同案の詳細は、大阪市のホームページで見ることができる。同市は、寄せられた意見等を参考にしながら、御堂筋の道路空間再編に取り組んでいくとしている。
2014年10月31日JAFはこのたび、高速道路の料金制度やネットワークのあり方、および道路を賢く使う取り組み等についての検討が行われる国土交通省の社会資本整備審議会 道路分科会 第14回国土幹線道路部会ヒアリングに出席し、自動車ユーザーの立場から下記の提言を行ったと発表した。我が国の経済分野においてサービス産業の比率が高まる中、人の流れを活発化することが一層重要となってきている。 特に自家用車交通は、観光における旅行利用交通機関で最大のものであり、人の流れを地方の隅々へと向ける特色があり、都市への一極集中を解決する極めて重要な役割を担っている。高速道路はその基幹的なネットワークと位置付けられる。一方、レジャー、観光の分野では、グローバル化が進展し、競争の激化は一層進んできている。今夏JAFが実施した「ドライブ旅行に関するアンケート」においては、ドライブ費用の中で負担に感じるものとして、実に76.2%のドライバーが「高速道路・有料道路の通行料」を挙げている。また、JAFが別途実施した「高速道路に関するアンケート」では、高速道路の利便性向上がどのような地域活性化につながるかとの質問に対しては、「観光やレジャーで地方を訪れる人が増える」との回答が圧倒的であった。実際、過去には高速道路料金を下げた場合に利用者は増えている。最近は、高速道路料金の割引見直しに加え、ガソリン価格の上昇、自動車保険料の引き上げ等により自動車ユーザーの負担はこれまで以上に大きくなっている。このような状況において高速道路料金が高いまま維持されれば、自動車が必需品である地域の観光に重大な影響を与え、都市部から地方への人の流れを阻害することになり、今後の地方創生にも大きな障害となると考えるという。○提言事項高速道路の利用促進のため、料金割引等の施策を図るべき自動車ユーザーは高速道路料金を高いと感じており、かつ負担に感じている高速道路の利用促進を図ることで地域活性化(地方創生)が期待できるもともと諸外国と比較して通行料金の設定が高い時間距離・価格距離の比較でドライブ旅行は、例えばLCC(ローコストキャリア)に対して競争力を失いつつある料金制度の根拠をわかりやすく理解できるようにし、積極的な情報の発信を図るべき料金割引の見直しが行われたこと等、料金制度に関する情報の認知度が低い自動車ユーザーは料金設定に敏感であるユーザーが理解しやすく、納得できる料金体系の構築が必要「道路を賢く使う」取り組みを推進するべき道路側の渋滞緩和策…路肩の走行車線への転用については、今後も安全に配慮しつつ推進するべき車両側の渋滞緩和策…先進技術の積極的活用を推進するべきJAFではACC(車両前方に装備されたレーダーやカメラを用いて先行車との車間距離を一定に保つように速度を制御し(追従機能)、先行車がいない場合は設定した速度を維持して走行する(定速走行機能)装置)の積極的な活用推進を呼びかけている。JAFは、道路利用者としての自動車ユーザーの声が道路行政や施策に反映されるよう、今後も積極的な提言活動を行っていくとしている。
2014年10月17日内閣府はこのほど、「道路に関する世論調査」の結果を発表した。同調査は、10月4日~14日の期間に調査員による個別面接方式にて行われ、全国の20歳以上の男女1,866人から有効回答を得た。同調査で、将来世代が高速道路を利用するために必要な更新費用を、現在の料金に上乗せすべきと思うか尋ねたところ、63.9%が「上乗せすべきでない」と回答。一方、「上乗せすべき」は21.6%、「わからない」は14.5%だった。男女別に見ると、「上乗せすべきでない」は男性66.9%、女性61.4%と男性の方が高い。年齢別では、「上乗せすべき」は40歳代(26.1%)で、「上乗せすべきでない」は50歳代(70.5%)で、それぞれ高くなっていた。高速道路では、料金割引が実施されている結果、一部区間で渋滞が発生しているが、渋滞と料金との関係についてどのように考えるか聞くと、最も多かったのは「一部区間で渋滞が発生していても、現在の料金を維持すべき」で47.2%。以下、「料金を現在より引上げてでも、渋滞を解消した方がよい」が25.0%、「さらに渋滞が悪化するとしても、料金を現在よりできるだけ引下げる方がよい」が17.0%となった。都市規模別に見た場合、「料金を現在より引上げてでも、渋滞を解消した方がよい」と答えた割合は中都市が最多で27.7%。男女別では、「さらに渋滞が悪化するとしても、料金を現在よりできるだけ引下げる方がよい」としたのは男性20.2%、女性14.2%と男性の方が高かった。高度経済成長期に集中的に整備されてきた橋などの高齢化が今後進んでいくが、これらについて、どのように維持や修繕、更新を行うべきだと思うか質問すると、60.7%が「傷みが小さいうちに予防的な補修を進め、できるだけ長持ちさせる」と回答。次いで、「補修するよりも積極的に更新(作り直し)を進める」が22.1%、「傷みが大きくなってから補修し、必要に応じて更新(作り直し)を進める」が11.6%となった。車両の大型化に伴う橋・道路の劣化への対応については、「重い車両が走行できる道路を限定して、橋や道路への影響を軽減する」が36.1%、「重い車両が走行できるよう、橋や道路の劣化が発見され次第、その都度費用をかけて補修していく」が31.2%、「重い車両が走行できるよう、費用をかけてより頑丈な橋・道路に作り替える」が21.8%となった。また、今後、どのような分野の道路整備に力を入れてほしいと思うか尋ねたところ、「大地震や津波、大雨、大雪などによる災害に備えた対策」が最も多く55.7%。以下、「すれ違いが困難な狭い道路や急カーブの改良」が49.5%、「歩道の設置や拡幅,段差解消など」が38.3%と続いた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月05日地震が発生した場合、避難・救助・救援物資の運搬など、道路の果たす役割は大きなものです。そのため復旧は段階的に行われ、優先順位の高い緊急車両などから通行が可能となるように修復が進められていきます。初期における緊急復旧がどのように行われているのか、NEXCO東日本の例を挙げて見ていきましょう。発災後の初期段階は、警察や自衛隊、消防などの緊急車両や支援・復旧車両が走行できるよう、最低でも1車線を確保できるよう、作業を行います。震災直後の高速道路の状況は、段差やひび割れが生じており、車両の通行が困難になっています。そこで緊急交通路を確保するために、アスファルト合材といった舗装合材や、土のう・砂、鉄板などを用いて段差やひび割れを埋めることにより、緊急車両等が通行可能な状態にします。また、一時的に中央分離帯を取り払い、損傷の少ない片側2車線を使って相互通行とする緊急工事も実施されます。東日本大震災の発生時には、NEXCO東日本による迅速な復旧が世界を驚かせました。管内の被害は甚大で、全体で20路線、854kmもの区間に及びました。これに対し地震発生直後から震災対策室を立ち上げ、緊急点検を開始して、仮復旧に向けた作業が開始されました。東北エリアでは、釜石自動車道の花巻空港IC~東和IC、山形自動車道の湯殿山IC~酒田みなとIC以外を通行止めとしました。岩手、宮城、福島では数cmから数mの段差も見られ、最も被害が大きかったとされる沿岸部の仙台東部道路では、料金所2か所が浸水したほか、若林JCTなどでは津波によって押し流された堆積物が本線にまで流入したそうです。しかし、夜を徹した作業の結果、地震翌日の3月12日には緊急車両の通行を可能とする仮復旧が完了していました。続いて19日には東北道の浦和IC~宇都宮IC間の緊急交通路の指定を解除し、21日には常磐道の水戸IC~いわき中央ICの指定も解除されました。そして翌22日には、東北道全線を含む813km区間、全体の93%の応急復旧が完了したと発表され、24日には仙台東北道路の一部を除いて、交通規制が全面解除されました。震災から2週間を待たずしての全面復旧というスピードに、国内外から、「神業」「まるで魔法のようだ」などの賞賛の声が寄せられたそうです。本復旧工事は現在でも行われており、今年12月の完了が予定されています。よりよい高速道路へと発展させる「前向きな復旧」へ――。それは人の手だからこそ作り出せる希望なのかもしれません。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月10日地震大国と呼ばれる日本では、建築物の耐震強度を高めることは常に重視されてきました。近年では道路についても、日常的な通行の安全性確保を当然の前提としながら、災害時にはライフラインの一つとなることから、耐震補強が課題になっています。さらに、高速道路に関しては阪神淡路大震災において、阪神高速道路が甚大な被害を受けたことを教訓に、NEXCO各社は道路だけでなく橋梁の耐震補強にも力を注いでいます。地震などの災害で橋梁部に甚大な損害が生じた場合、復旧には土工部(土を掘り、運び、盛り固めるなどの基礎的な作業)より多くの時間や費用がかかります。NEXCO東日本では、阪神淡路大震災を教訓にして、災害に強い高速道路ネットワークを構築するため、多くの橋梁にRC(鉄筋コンクリート)巻立工法という耐震補強を行っています。これは既設の橋梁周囲に鉄筋を巻き、その上から厚さ200~250mm程度のコンクリートを巻き立てて補強するものです。東日本管内には開通から30年以上経過した東北道や常磐道がありますが、いずれも補強工事が一通り完了していたため、2011年3月11日に発生した東日本大震災でも、倒壊や落橋などの甚大な損傷はなく、早期復旧につながりました。NEXCO中日本の管内では、供用後30年を経過する道路が全体の約7割を占めており、適切な点検と集中的な補修・補強といった、高齢化する高速道路ネットワークの長期的な保全事業の推進が急務となっています。国民生活に必要不可欠な高速道路を健全な状態で百年以上維持するという「百年道路」を目指し、対症療法的な「事後保全」から「計画保全」への転換を推進しています。「百年道路」計画の着実な実行に向けて、橋梁の耐震補強、盛土補強対策など災害に強い道路づくり計画的に取り組んでいます。NEXCO西日本でも、東日本大震災の経験を踏まえて、津波を含めた自然災害による被害想定と災害復旧対策の見直しを行うとともに、地域や関係機関との連携強化により、防災機能を高め、災害に強い高速道路を目指しています。また、高速道路は地震などの自然災害が発生した場合、救援活動に重要な役割を担う道路として位置付けられており、橋脚の耐震補強を積極的に進めるとともに、さらなる耐震性の向上を目的とした検討を進めています。大規模地震時にも緊急輸送路として機能を十分発揮できるよう、橋脚などの耐震補強工事を行っています。備えることは、たゆまぬ努力であり、挑戦でもあるのです。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月05日高速道路には「こんなところにこんなものが?」と驚くような施設があります。いずれも高速道路を安心、安全、快適、便利に利用するために設置されています。NEXCO東日本管内の東京湾アクアラインには、トンネルの地下に緊急避難用通路があります。緊急避難用通路は車両も通行できますが、通常のトンネルより小さいため、一般の緊急車両は通行できません。そこで、海ほたるPAには緊急避難通路用の緊急車両が配置され、火災などの緊急時にも即座に現場に向かうことができるようになっています。上信越自動車道の横川SA(上り線)では、実際に使用していた電車の一部を設置して、昭和30年代の信越本線の横川駅を再現しています。売店では、駅弁で有名な「おぎのや」の峠の釜めしを販売しています。もちろん、購入した釜めしを電車の中で食べることもできます。東北道の佐野SAには、高速道路から直接出入りが可能な宿泊施設「E-NEXCO LODGE」があります。1名で宿泊の場合は1室5,250円、4名で宿泊の場合は1室10,500円で利用できます。いずれもレギュラーシーズンの金額なので、詳しくはE-NEXCO LODGEまでお問い合わせください。E-NEXCO LODGEは上り線の敷地内にありますが、下り線からも階段を経由して上り線に行くことができます。予約はインターネット上の他、電話でも受け付けています。NEXCO中日本も負けてはいません。名二環こと名古屋第二環状自動車道には、設置面積1万4千㎡・発電量約2千kwの、高速道路に設置された太陽光パネルとしては最大のメガソーラーを設置しています。高速道路では全国初の、バイオディーゼル燃料製造プラントも設置しています。新東名などのSA・PAから発生した廃食油を回収・精製し、高速道路の維持管理車両の燃料として使用しています。資料写真を見ると意外にこじんまりした規模なのが、地に足が着いている良い感じです。その他にもNEXCO中日本には、世界に一台しかないという走りながら路面の落下物を回収できる新型路面清掃車を所有しています。清水PAでは、併設された「ぷらっとパーク」でバイクをレンタルできる『レンタルバイクNEOPASA清水』を2012年7月21日~11月30日の期間限定で設置しています。しかもこの清水PA、フードコートに隣接して車やバイクを展示・販売しているのですから驚きです。まだまだ紹介しきれなかった設備がたくさんあります。みなさんも、ひとっ走り探検に出かけてみてはいかがですか?【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月25日冬になると、高速道路上に「白い物体」が撒いてあることがあります。この正体は「凍結防止剤」の塩化ナトリウムです。高速道路では雪が路面に積もると除雪を行うほかに、路面が凍結するのを防ぐため、「凍結防止剤」を撒きます。道路に凍結防止剤として塩を撒くのは、路面上の水分が凍って氷で覆われた状態になるアイスバーンや、降り積もった雪を車両が踏むことで氷の層が形成される圧雪アイスバーンを解消するためです。凍結防止剤のほとんどは、塩化ナトリウムや塩化カルシウムです。小学校の理科の時間で『試験管に入れた真水は0℃で凍るのに、食塩を入れたら0℃では凍らない』という実験があったのをご記憶の方もいらっしゃるでしょう。これは塩水を作ることによって凍結開始温度を下げる、いわゆる凝固点降下を起こし、氷を水の状態にするという原理です。よって、0度より低い温度でも凍らなくなります。また、塩化ナトリウムや塩化カルシウムが溶けるときに熱を発生するため、その周りを溶かすこともできるのです。道路脇や橋のたもとに袋が設置されている場合もあり、各自で散布することもあります。ただし、塩化ナトリウムや塩化カルシウムは金属を錆びさせる力や環境への影響もあるため、有機系の凍結防止剤など代用品も出てきています。凍結防止剤の散布の他にも、アイスバーンなどを解消するため、砂や砕石といった滑り止め材を散布したり、除雪後のツルツルした路面に傷をつけてタイヤの摩擦抵抗を高めることも行われています。路面の凍結を防ぐ凍結防止剤の散布は、通常はこれから雪が降ると予測されていたり、既に降った雪が解けて、路面に残った水分が気温の低下で凍ってしまうような場合で行います。また、気温低下に伴って霜が降りる場合にも、路面がぬれて凍ってしまうことがあるので、凍結防止剤を撒くことがあります。路面に雪が無いのに凍結防止剤を撒くのはそのためです。高速道路の除雪や凍結防止剤の散布は、気象予測と道路巡回による現場確認に基づいて作業の実施を判断します。気象予測では、気温や降水確率、降水量の他に、一般には耳慣れない「路温」と呼ばれる路面の温度予測なども使って効率的な作業を行うようにしています。雪が降ることは止められませんが、路面が凍るのを防ぐことはできます。冬季の路面凍結防止と安全性向上のため、地道な作業が続けられています。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月19日NEXCO東日本・NEXCO中日本・NEXCO西日本の3社では、高速道路を安全・安心・快適・便利に運用するために、作業の目的に応じた車で高速道路を管理しています。今回は、そんな「働く車」をご紹介します。NEXCO東日本・NEXCO中日本・NEXCO西日本の3社では、高速道路を安全・安心・快適・便利に運用するために、作業の目的に応じた車で高速道路を管理しています。今回は、そんな「働く車」をご紹介します。地震や大雨などで高速道路が壊れた時、その場所に行って衛星通信で音や映像を配信します。この車から送られる映像を基に復旧方法を検討します。道路照明や標識など、高いところに設置した設備のメンテナンスに使用する車です。道路照明は高さが12mもあり、作業の際には背の高い車が必要です。この車は15mまで高くすることができます。降雪時に雪かきを行う車です。ブルドーザーのような「スノープラウ」という大きな道具を取り付け、何台もの除雪車がチームを組んで並び、雪を一気に端に寄せていきます。スノープラウの大きさは幅4mと、間近で見ると思わず圧倒される大きさです。作業に応じて装置を載せ替えて、中央分離帯部の樹木選定や、のり面の草刈り、トンネル照明灯具清掃、除雪作業などを行います。写真はトンネルの側壁洗浄を行う装置を取り付けた状態です。遮音壁外装板の点検作業や補修作業に使用します。NEXCO東日本管内の東京外環道の場合だと、高さは約8mにもなります。遮音壁に近づいて作業が出来るよう、アームが遮音壁の高さを越えて、遮音壁背面に作業台を配置します。高速道路の巡回に使用します。落下物の回収等や交通規制を行うこともあるため、後続車に落下物の存在を知らせる電光式の標識を設置したり、カラーコーン等の規制機材を搭載したりしています。トンネル内の照明や換気装置「ジェットファン」などの設備の点検や清掃、補修などに使用します。最大で5m以上の高さまで荷台を昇降させて作業を行います。道路の上に落ちているゴミを掃除します。高速で回転する「掃き寄せブラシ」やゴミを吸い取る「吸い込みブラシ」で土やゴミを吸い取ります。いかがでしたか?上記の車両は、高速道路で働く車の代表的なものです。この他にも、災害時に活躍する災害対策本部車や、雪道での作業に特化した圧雪処理車など、多くの車が高速道路を安全に管理するために活躍しています。高速道路を走行中に見慣れない作業車があったら、調べてみるのも面白いかもしれません。ただし、わきみ運転にはご注意を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月14日高速道路では、供用中の高速道路の上に高速道路を横断するための橋を建設することがあります。道路と橋が交差するので、工事の際は安全確保のために通行止めを行いますが、影響を最小限にするため、過去の交通量などから工事を実施する曜日や時間を想定するほか、工事の方法も工夫しています。大型クレーンは架設工事の一般的な方法として、多くの現場で採用されています。クレーンで橋桁を吊り下げて、一晩で橋を架設します。クレーンのアームの長さは最大で約100m、吊り下げ能力は1000tを超えます。1000tと言われてもピンとこないという方のために、参考までにジャンボジェットの愛称で呼ばれる大型旅客機「ボーイング747」の重量は約180tです。ちなみにこのボーイング747、2005年にエアバスA380が登場するまで、世界最大の旅客機でした。大型クレーンの力がいかに強いか分かります。大型多軸台車は、橋桁の組立場所から架設地点まで車体が移動できる平坦なヤードがある場合に採用されます。現地で橋桁をあらかじめ組み立て、大型多軸車を使って運搬し、一晩で橋を架設します。大型多軸車の大きさは全長約10m、軸の数は一般的には6軸程度です。幅は3m以上あり、橋の大きさによっては2台の台車を使って運搬します。大型クレーンや大型多軸台車が実際に稼働する姿を見ることができる、見学会やツアーが各地で行われています。NEXCO東日本では関越道での工事が予定されており、一般の方向けの見学スペースを設ける場合があります。深夜の工事にもかかわらず、多くの参加者が訪れるそうです。事前に調整ができれば、施工ヤード内からの撮影も可能です。詳しい工事の予定につきましてはNEXCO東日本までお問い合わせください。NEXCO中日本ではオリジナルバスツアーを実施しています。開通前の高速道路や工事現場の見学を企画していて、その都度NEXCO中日本のサイトに情報が掲載されますのでチェックしてみて下さい。NEXCO西日本でも同様に工事現場の見学会や、毎年夏休みには親子見学会を実施しています。こちらもNEXCO西日本サイトをチェックして下さい。大きな橋が目の前で出来上がっていく様子は、土木の専門家でなくてもワクワクする光景です。お気軽に参加してみてはいかかでしょう?【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月07日前回は高速道路の安全を支える2本柱のうち、情報を司る交通管制室について紹介しましたが、今回はもう一つの柱である施設制御室をご紹介します。道路管制センターに設置されている施設制御室は、遠方監視制御施設で、道路やトンネルのさまざまな施設の動作と運転状況を24時間計測・監視・制御しています。トンネル内で火災や事故が発生した場合には、さまざまな非常用設備を操作して、安全を確保し、被害の拡大を防止します。雨量計・風向風速計・路温計・視程計などの気象観測設備や、地震計・地滑り計などを常に観測しており、定められた基準値を超えたら、関係部署へ連絡します。大規模災害を未然に防ぐことも、施設制御室の役割の一つです。火災が発生すると、まず火災検知器が自動的に火災を検知します。高速道路やトンネル内に設置されたカメラからも状況を確認します。もし走行中に火災を発見した場合には、携帯電話などでの通報だけでなく、押しボタン通報機や、トンネル内に200m間隔で設置されている非常電話も利用することができます。火災発生が確認されたら、迅速かつ的確に避難誘導を行い、トンネル非常用設備を稼働させます。水噴霧設備で天井から霧状の水を出して冷却、ジェットファンがトンネル内の煙を排出します。トンネル入口情報板で、中の状況をドライバーに知らせます。トンネル内には50m間隔で消火栓・消火器が設置されていますので、初期消火に使用して下さい。ただし、あくまでも安全第一で、無謀な消火活動は控えて下さい。非常電話で事故や故障の状況、負傷者の有無を交通管制室に伝えることも、被害を最小限に抑えるために役立ちます。こうした非常時への備えだけではなく、日々の設備操作や故障監視も重要な仕事です。高速道路に設置された設備の状況を監視し、照明の点灯やトンネル内の換気運転など、必要に応じて操作をしています。設備の故障を監視し、故障が発生したら管理事務所と連携して修理を行います。無駄のない効率的な運転を目指すべく、設備の稼働状態記録を分析して施設の保守支援や改善につなげています。また故障状況を解析して、設備の延命化を図っています。私たちが安全かつ快適に高速道路を利用できるのは、こうした地道な、不断の努力に支えられているからなのです。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月05日高速道路上で発生するさまざまな事象を集約し、対応を行う高速道路の心臓部ともいえる設備が道路管制センターです。24時間・365日、休むことなく高速道路を見守っています。道路管制センターは、大きく分けて、道路や交通の流れに関することを取り扱う交通管制室と、高速道路上にあるさまざまな電気系の設備を管理する施設制御室の2つとなっています。交通管制室では、刻々と変化する高速道路上の情報を迅速に提供するため、各方面からの情報を収集する経路を整備して、道路状況の把握に努めています。故障車、事故、落下物、道路の損傷といったさまざまな情報が、高速道路上に設置された非常電話による利用者からの通報や、道路緊急ダイヤル(#9910)、交通管理隊及び警察からの連絡などにより、交通管制室に届けられます。また料金所や休憩施設からも情報は送られてきます。その他にもカメラや気象観測機器などを使った道路状況の把握と、工事規制や除雪作業状況の把握も交通管制室の役割です。集まった情報は、さまざまな機器を使って即座に提供されています。高速道路走行中は、道路情報版やハイウェイラジオで道路状況を知ることができます。カーナビゲーションを搭載している車両であれば、VICS(ビックス)から送信される情報を受け取ることができます。VICSとは、渋滞や交通規制などの道路交通情報をリアルタイムに送信し、カーナビゲーションなどの車載機に文字・図形で表示する画期的な情報配信システムです。サービスエリアの情報ターミナル、インターネット交通情報、道路交通情報を音声で案内するハイウェイテレフォンからも情報を入手できます。ひとたび事故が発生して交通管制室に一報が届くと、併設している管区警察局高速道路管理室がパトカーの出動を要請して現場に急行させます。交通管制室は必要に応じて救急車と消防車の出動を要請し、交通管理隊への出動指示を出します。他の道路管理者、河川管理者、関係自治体への連絡も行っています。さらに緊急事故復旧工事を手配し、修理業者への連絡も行います。こうした動きに並行して、交通管制室が事故に関する道路状況の情報を発信するとともに、道路交通情報センターからもさまざまなメディアを通して道路交通情報を提供しています。交通管制室は、24時間・365日休みなく常に流動する高速道路の情報を収集し、高速道路の安全に目を光らせているのです。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月04日東日本高速道路(NEXCO東日本)では、NEXCO東日本管内の高速道路において、今年に入ってから死亡事故が激増しているとして、注意を呼びかけている。NEXCO東日本によると、今年に入ってから、NEXCO東日本管内の高速道路において44件の死亡事故が発生し、60人の命が失われている(8月8日現在、NEXCO東日本調べ)。この状況は、件数で前年同期比+15件(151%)、死亡者数で同+27名(182%)という同社発足以来、例のない深刻な状況になっている。同社では、こうした状況を受け、夏の交通混雑期を控え、死亡事故を減少させるため、今後さらなる交通安全啓発の取り組みを強化していく。死亡事故の要因としては、下記のキーワード・傾向が上げられるという。人と車の事故 : 事故発生時など高速道路上で、人が後続車に轢かれるケース停止車両 : 故障、渋滞後尾など、停止している車両へ衝突するケース車外放出 : シートベルトの未装着により、車外へ放出されるケースこれらに起因する死亡事故は、ドライバーのほんの少しの注意と行動で、死亡事故に至らずに済むケースも考えられるため、NEXCO東日本は、ドライバーに再度、注意して利用するよう呼びかけている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月22日日本自動車連盟(以下JAF)は、高速道路上での逆走車による事故が毎年発生していることから、そうした状況を再現した動画を作成し、JAFホームページに公開した。警視庁発表の高速道路における逆走事故発生状況は、平成19年~23年の5年間で106件。高速道路3社の平成23年度報告事案でも、高速道路上の逆走車事案は937件にものぼる。こうした状況を受けて作成された動画は、NEXCO中日本の協力を得て開通前の高速道路を使い、逆走車に遭遇した際の状況を再現した映像を収録したもの。逆走事故の危険性や事故を回避するポイント、逆走車に遭遇した際の注意点を解説している。また、過去の事故事例から逆走事故が起きやすい場所や原因についても解説。サービスエリアなどに設置されている逆走防止装置などの防止策を紹介し、ドライバーに注意を呼び掛けている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月16日東日本高速道路(NEXCO東日本)では、NEXCO東日本管内の高速道路において、今年に入ってから死亡事故が激増しているとして、注意を呼びかけている。NEXCO東日本によると、今年に入ってから、NEXCO東日本管内の高速道路において44件の死亡事故が発生し、60人の命が失われている(8月8日現在、NEXCO東日本調べ)。この状況は、件数で前年同期比+15件(151%)、死亡者数で同+27名(182%)という同社発足以来、例のない深刻な状況になっている。同社では、こうした状況を受け、夏の交通混雑期を控え、死亡事故を減少させるため、今後さらなる交通安全啓発の取り組みを強化していく。死亡事故の要因としては、下記のキーワード・傾向が上げられるという。人と車の事故 : 事故発生時など高速道路上で、人が後続車に轢かれるケース停止車両 : 故障、渋滞後尾など、停止している車両へ衝突するケース車外放出 : シートベルトの未装着により、車外へ放出されるケースこれらに起因する死亡事故は、ドライバーのほんの少しの注意と行動で、死亡事故に至らずに済むケースも考えられるため、NEXCO東日本は、ドライバーに再度、注意して利用するよう呼びかけている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月15日JAF(日本自動車連盟)では、この夏の帰省最盛期を前に、同団体のWebページで「高速道路で事故や故障が発生したらどうすればいいのですか?」というノウハウページを公開中。JAFの公式サイト内「クルマなんでも質問箱」では、クルマと運転に関するノウハウを豊富に掲載している。渋滞や事故、故障が頻発するお盆時期に向け、事前にノウハウを学んできたい。記事では、高速道路で事故や故障が起き、クルマが停止してしまった際の、絶対に忘れてはならない避難手順などが解説されている。動画解説もあり、初めて高速道路を利用する人にも分かりやすい。詳細は「高速道路の事故や故障」解説ページへ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月07日高速道路を走っていると、普通自動車のほかに、重機などを積載した大型トレーラーや観光バスなど、さまざまな車両を見かけます。しかし、高速道路は一定の規格で作られているため、どんな車両でも自由に通行できるわけではありません。道路構造物を守り、交通の危険を防止するため、自由に道路を通行できる規格(幅、長さ、高さ、重さ等)の限度値(一般的制限値)が道路法の政令「車両制限令」により定められているのです。一般的制限値を超えてしまった車両(車両制限令違反車両)の通行は、道路に大きな損傷を与えたり、事故の際に重大な結果を招く危険性があります。そのため、やむを得ず、一般的限度値を超過する車両の通行には、事前に道路管理者に申請を行い、特殊車両通行許可が必要になります。車両制限令違反をすると、NEXCO各社より命令書が発行されます。さらに、命令書が発行された3カ月間で違反を繰り返すと、ペナルティ(ETC割引停止などの措置)が発生します。こうした罰則があるにもかかわらず、法令に違反した状態で道路を通行している車両が後を絶たないのが現状です。NEXCO東日本関東支社管内を例に挙げると、2010年度に取締で検問した約5800台のうち、車両制限令違反で措置命令されたのは約1800台に上り、その約半数は違反車両「総重量違反」でした。過去には総重量93tの車両が68t超過(一般的制限値25t)で車両制限令違反の措置命令を受けたケースもありました。NEXCO各社は、積荷を落下する恐れのある”積載不適当車両”の指導取締役も行っており、落下物による事故等を防ぐように努めています。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月26日日本自動車連盟(以下、JAF)は、同連盟ホームページ内のWEBコンテンツ「JAFがおしえる運転のニガ手克服1・2・3」に高速道路の内容を追加し、このほど公開した。JAFは苦手運転を克服するための実技講習会、「JAFセンスアップ・ドライビングスクール」を全国で実施している。WEBコンテンツは多くの初心者ドライバーが苦手とする運転シーンを想定し、講習会を受講できない人にも手軽にコツをつかめるように制作。スムーズで安全に運転するポイントを3つに絞り、分かりやすく動画で解説している。今回は昨年公開した一般道路での運転シーンに加え、高速道路を利用する時の“ニガ手”ポイントである「合流・車線変更・ETCゲート」について詳しく紹介している。今回、レッスンを担当するのはJAFの実技講習会などでも講師を務めるベテランインストラクター。撮影はNEXCO中日本の協力を得て、開通前の新東名高速道路で実施したという。実際の高速道路を走行するドライバーの視点で撮影されたシミュレーションムービーとなっており、周囲の車との距離感や速度感などがつかみやすくなっている。このほか、車庫入れ・縦列駐車のコツを紹介するWebコンテンツ「JAFがおしえる車庫入れ・縦列駐車のあいうえお」も公開している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月12日NEXCO中日本とレンタルバイク事業を運営する「レンタルバイク キズキ」は、全国で初めて、高速道路の休憩施設でバイクをレンタルできる店舗「レンタルバイク NEOPASA清水」を期間限定で2012年7月21日にオープンする。「レンタルバイク NEOPASA清水」は、「レンタルバイクキズキ」のFC店としてNEXCO中日本が運営する。「昔乗っていたが手放してしまった」「新車購入前に一度試乗してみたい」「自宅からツーリングするには遠すぎる」などのニーズに応えるためのバイクの貸し出しサービスで、手ぶらで利用が可能。清水パーキングエリアのぷらっとパークに貸し出し・返却施設を設置し、受付はテナントとして店舗を構えるバイク用品の「KUSHITANI PERFORMANCE STORE」にて行う。NEOPASA清水は日本の中心に位置するため、各方面へのツーリングのスタートに便利な場所。関東はもちろん関西エリアからの集客、さらには海外からの需要にも応えていくという。「レンタルバイクNEOPASA清水」ではハーレーやドゥカティなど、さまざまな国内外の車種を20台用意。料金は車種によって異なり、4時間8,640円(HONDA VTR250の場合)から。営業期間は2012年7月21日~2012年11月30日まで(予約開始日は2012年6月29日)。営業時間は9時~20時。詳細はNEXCO中日本ホームページを参照。現在、電話(レンタルバイクNEOPASA清水 0120-819-147)で予約した先着10名に、レンタルバイク基本料金を50%OFFにするオープニングキャンペーンを実施している。※新東名高速道路より清水パーキングエリアに駐車しての利用は不可。一般道からぷらっとパーク利用。
2012年06月29日広島県などでは、県内の国道2号線宮島口周辺の混雑緩和のためゴールデンウィーク中にパーク&ライドを実施する。日本三景・世界遺産の宮島方面に家族旅行をされる方は、目的地に早く到着できる快適なパーク&ライドを利用してみてはいかがだろう。【アクセス1】JR広島駅北口(徒歩約7分)無料駐車場からJRで●実施日:5月3日(木)~5月6日(日)●駐車場利用時間:9時~18時(入場は14時まで)19時以降は駐車場を施錠●宿泊される方はご利用できません。また,乗用車のみご利用いただけます。●JR広島駅から宮島口駅までの所要時間:約30分【アクセス2】広島港から高速船で●実施日:5月3日(木)~5月6日(日)●24時間まで無料(高速船往復利用者限定)●乗船券の購入時に窓口に駐車券を提示してください。●広島港から宮島港までの所要時間:約30分【アクセス3】廿日市市浄化センター(無料駐車場)からシャトルバスと広電電車で●実施日:5月3日(木)~5月6日(日)●利用時間:10時~18時(入場は15時まで)19時以降は駐車場を施錠します。●宿泊される方はご利用できません。また、乗用車のみご利用いただけます。●広電廿日市市役所駅から広電宮島口駅までの所要時間:約10分【アクセス4】ちゅーピーパーク駐車場(廿日市市大野)からシャトルバスで ●実施日:4月28日(土)~4月30日(月),5月3日(木)~5月6日(日) ●駐車料金:1,000円 ●駐車場から宮島口までの所要時間:約15分※パーク&ライド:自宅から自家用車で最寄りの駅等まで行き,車を駐車させた後,鉄道等の公共交通機関等を利用して目的地に向かう方法です。プレスリリース提供元: PR TIMES
2012年04月29日