小栗旬が主演を務める11月公開の映画『ミュージアム』に登場する殺人鬼“カエル男”が執行する私刑を記録した衝撃的な映像が公開になった。カエル男はターゲットにふさわしい方法で相手を裁くが、このほど公開された映像に登場する女性は“ずっと美しくの刑”が宣告された。公開された映像本作は、カエルのマスクを被り、雨の日に猟奇殺人を繰り返す“カエル男”を追う刑事・沢村(小栗)の姿を描くスリラー作品。『るろうに剣心』『秘密 THE TOP SECRET』の大友啓史が監督を務め、尾野真千子、野村周平、丸山智己、伊武雅刀、田畑智子、市川実日子、大森南朋が出演する。映像の舞台は巨大な冷凍庫で、刑事が発見したのは、女性裁判官の瀬戸内綾子。彼女は、美容整形を繰り返してとても50歳には見えない若さと美しさを誇っていたが、カエル男は刑を執行することで、彼女が“ずっと美しく”いられるようにする。カエル男は、刑のターゲットや執行方法について徹底的に調査し、準備を重ねた上で私刑を行う残忍かつ容赦のない殺人鬼で、この他にも“母の痛みを知りましょうの刑”や“ドッグフードの刑”などの刑が登場する。『ミュージアム』11月12日(土) 全国ロードショー
2016年10月07日朝井リョウの直木賞受賞作を映画化した『何者』の女性限定試写会が10月6日、都内で行われ、佐藤健、有村架純が出席した。会場には約150人の女性ファンが駆けつけ、佐藤は「たまらんすなあ」と華やいだ雰囲気にご満悦。有村は「女性限定というのは初めて。新鮮ですし、緊張しないでいいですね」と安どの表情を浮かべていた。その他の写真就職活動を通して自分が“何者”であるか模索する大学生たちの姿を描き、現代を生きる若者たちの一筋縄ではいかない青春ドラマを紡ぐ。就活に加えて、イマドキの恋愛事情にもスポットをあてる本作にちなみ、佐藤と有村は「2回以上同じ相手に、告白したことがある?」「友情よりも恋愛が大事?」など恋愛をテーマにそれぞれの持論を展開。客席は2人の発言にうなずいたり、「え~」と反論したり、大盛り上がりだった。好きな相手への告白に話題が及ぶと、佐藤は「本来、男からするべきでしょう」と男気コメント。一方、有村は「できれば、男性からしてもらいたいけど、伝えたいなと思ったら(自分から)伝えたい」と乙女心を垣間見せた。また、友情と恋愛のバランスについて、「恋愛重視のほうがいいと思いますけど…。友だちなら、分かってくれるはずだし」(佐藤)、「恋愛を重視して、壊れるような友情は本物ではないと思う」(有村)と話していた。『何者』10月15日(土)全国公開取材・文・写真:内田 涼
2016年10月06日作家主義を掲げ、アジアを中心に新たな才能を発掘・特集する東京フィルメックスのラインナップ発表会が10月6日、都内で行われ、映画祭ディレクターの林加奈子氏と同プログラムディレクターの市山尚三氏が出席した。その他の情報第17回を迎える今年のコンペティション部門は10本が選出され、林氏は「本気の映画が集まりました。どうしても作らなければいけないという作り手の心が伝わる10本であり、私たちがどうしてもご紹介しなければいけないと思える10本」と絶対的な自信を示し、「驚きの連続にご期待ください。作家たちの心を覗いていくと、世界がつながります」とメッセージを発した。コンペティション部門の審査はトニー・レインズ(映画評論家、映画祭プログラマー)を審査委員長に、アンジェリ・バヤニ(女優、声優)、パク・ジョンボム(映画監督)、松岡環(アジア映画研究者)、カトリーヌ・ドゥサール(プロデューサー)が務めることが発表された。オープニング作品は、韓国映画界の巨匠であるキム・ギドクの最新作『THE NET に囚われた男』に決定。ジョニー・トーが主宰する鮮浪潮短編映画祭の受賞監督3人が、共同メガホンをとるクライム作品『大樹は風を招く』がクロージング作品として特別上映される。また、遺作となった『ヤンヤン夏の想い出』で第53回カンヌ映画祭監督賞を受賞した、台湾の鬼才エドワード・ヤン監督の長編第2作『タイペイ・ストーリー』(1985)が特別招待作品に選出され、デジタルリマスター版で日本初上映される。第17回東京フィルメックスは11月19日(土)~11月27日(日)まで東京・有楽町朝日ホールほかで開催。第17回東京フィルメックス11月19日(土)から11月27日(日)まで有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ日劇にて開催取材・文・写真:内田 涼
2016年10月06日「親友の死体を見たことがある」。自慢げに話す転校生の告白を聞き、「人が死ぬ瞬間を見てみたい」という欲望にかられる17歳の女子高生、由紀(本田翼)と敦子(山本美月)。湊かなえのベストセラー小説『少女』が、『しあわせのパン』や『繕い裁つ人』の三島有紀子監督がメガホンをとり、映画化された。その他の画像由紀と敦子は、幼馴染みの親友同士。しかし、死に対するふたりの感情は大きく異なる。集団で群れることを好まず、小説の世界に没入する由紀は、理不尽な世の中に不満を抱き、“ドラマチックな死の場面を見たい”と願う。一方、いじめの対象となり、「死にたい」と願う敦子は、“死体を見ることで、強い自分になれるのではないか”と考え始める。ふたりはそれぞれに、死に近い場所を求め、初めて別々の夏を過ごすことになる。雑誌やテレビで見せる明るい印象とは対照的な役柄だが、意外にも「今まで演じてきた役よりも共感できた」と同調し合う。「由紀は高校時代の私と近い感じがしました。孤立しようと思っているわけではないけど、一匹狼になってしまう感じも同じでした」(本田)。「私には、まさしく由紀と敦子の関係性のような女友達がいて、疑似恋愛に近い感情だったと思うくらい、その子に執着していました。それに、今以上に周りの目を気にしていたので、敦子の気持ちはよくわかります」(山本)。本作は、地方に泊まり込みで撮影が行われた。ふたりは「精神的にも追い詰められた」と、苦い表情で撮影期間を振り返る。しかし、同時に絆も深められていったそうだ。「その日の撮影のことを報告し合える、みっちゃん(山本)の存在は救いだった」と本田が話すと、顔を見合わせて微笑み合った。みどころについて、それぞれこう語った。「監督が調査をしたという、いじめの仕方もすごくリアルですし、衣装の感覚も女性の監督ならでは、といったリアルな女子高生が描かれていると思います」。(本田)「17歳を俯瞰してみることができる今の年齢になったからこそ、演じられた役だと思います。監督に無理難題を言われても、負けないように応えようと、頑張りました」。(山本)女性作家が描き、女性監督が撮った17歳の女子高生たちの闇。三島監督の光を駆使した映像美は、フォトジェニックなふたりの女優の魅惑をさらに引き立たせた。『少女』10月8日(土) 全国ロードショー取材・文・写真:小杉由布子
2016年10月05日マイペースに生きる34歳の彩(上野樹里)は、バイト先のコンビニで出逢った冴えない54歳の伊藤さん(リリー・フランキー)と同棲をしていた。そこに息子夫婦の家を追い出された74歳のお父さん(藤竜也)が急に訪れ、共同生活が始まった。長年教員をしていた頑固者のお父さんと、彩より20歳も年上でフリーターの伊藤さんとの共同生活は、当然一筋縄ではいかない。「小説を読んだ感じだと、シリアスにもなり得る作品だと思った」と上野が言うように、綺麗事では済まされない現実もリアルに描かれている。その他の画像「お父さんは伊藤さんのことを聞きたいんだろうな、ってわかるから、逆に堂々とかわしちゃう。そういう娘の生意気なところが、父からすると憎いと思うんですよ」と上野が言うと、藤は「お父さんは、娘の自我が強くなっていった時代も見ているから、それは慣れているんじゃないかな。それなのに、頭で決め過ぎちゃっていて嫌なオヤジだなって思ったよ」と応える。そんなふたりを俯瞰しながら、「愛おしい家族ですよね」と穏やかに微笑むリリーは、さながら伊藤さんのようだ。「伊藤さんは最後までこの親子を静観しているところがあると思うんですよね。家族としてのあり方に対して、飲み込めない部分もあれば、可愛いなと思う部分もあったり。伊藤さんは両者ともに近寄りすぎていないんです」。「結局、伊藤さんが3人の架け橋だったから。伊藤さんの反応をお父さんも彩も頼りにしていたから、途中のシーンで伊藤さんがいなくなったときの不安感、あれはたまらなかったね」と話す藤に、上野は何度も頷いた。撮影現場での休憩中も絶えず話しをしていたという3人。「カットがかかっても、そのまま自然と話をしてたんですよね。お父さんは優しくなりますけど」とリリー。藤も、「心理的にも全然切れ目がなかった。カチンコは鳴るんだけど、休憩時間からそのままの感じで劇のおしゃべりが始まって、終わってからも何気ない話をたくさんしました」と楽しそうに笑う。それに対し、上野は「自然に役に入っていけたのは、藤さんやリリーさんが普段から役とのギャップを見せなかったんです。おふたりに、すっかりすがっていました」と話した。「家族って普遍的なテーマだと思うので、あるあるっていう風景はたくさんあると思う」(上野)「小学生の子でも感覚的にわかると思うんです。人の家に行ったときに感じる匂いを感じてもらえる作品だと思います」(リリー)。ぶつかることもあるけれど、それもまた、家族だからこそ。家族の愛情がたっぷりと詰まった、くすっと笑えて、心が解きほぐされる作品だ。『お父さんと伊藤さん』10月8日(土)より、新宿バルト9ほか全国ロードショー取材・文・写真:小杉由布子
2016年10月04日山田孝之が冷酷非道な闇金の社長を演じるシリーズ完結編『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』の新たな場面写真が公開になった。ウシジマがかつて心を許した同級生(永山絢斗)が、カウカウファイナンスを訪ねてくる場面で、彼は物語の鍵を握る重要な人物のひとりだという。その他の情報ヒサン(1日3割)、トゴ(10日で5割)という違法な高金利で金を貸し、返せない客をシビアに追い詰める金融屋・カウカウファイナンスの丑嶋馨を主人公に、お金に翻弄される人々の人生を描く『闇金ウシジマくん』。間もなく公開になる『~ザ・ファイナル』では、竹本という中学時代の同級生がお金を借りに現れたことで、ウシジマが金融の世界に入るきっかけとなった12年前のある出来事や、過去の因縁が明かされる。再会したウシジマを「カオルちゃん」と呼び、「強欲は罪で下品だよ」とウシジマの生き方を正面から非難する竹本。本作は、ウシジマと竹本が出会った中学時代と、現在を描きながら、血も涙もない人間に見えるウシジマの“これまでにない顔”が描かれるという。本作には竹本のほか、ウシジマの過去を語る上で欠かせない最凶最悪のライバル・鰐戸三兄弟(安藤政信、YOUNG DAIS、間宮祥太朗)、ウシジマを破滅させようと企む弁護士・都陰(八嶋智人)とその部下(真野恵里菜)、美容界のカリスマ・万里子(真飛聖)、鰐戸三兄弟の下で働く労務者(太賀)らが登場する。『闇金ウシジマくん Part3』公開中『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』10月22日(土)全国公開
2016年10月04日「ぴあ」調査による2016年9月30日、10月1日のぴあ映画初日満足度ランキングは、豊洲新市場への移転も話題となっている築地市場で働く人々を追ったドキュメンタリー『TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)』がトップに輝いた。その他の画像本作は、80年の歴史を持つ築地市場の舞台裏に迫った作品。1年4カ月の長期に渡る取材により、仲卸業者の日々の営みや、彼らを取り巻く人間模様が築地の四季と共に紡がれる。映画には“知られざる築地”の姿がたくさん描かれており、出口調査では「築地全体での仕事の役割分担がわかりやすかった」「魚を獲る人、卸す人、料理する人。すべてのつながりが伝統を受け継いでいく。その流れが見えてきた」といった声が寄せられた。また、寿司屋経営者や料理人など“食”に関わる仕事をしている観客からも好評で、「築地の深い部分を見ることができた」「専門の人間でも気付かなかったような部分も描かれていた」などの声が聞かれた。さらに本作には、そこで働く人々の“想い”も丁寧に映し出されていたようで、観客からは「働く人の本音がきちんと描かれていた」「築地をいかに愛しているかが伝わり感動した」「ひとつひとつの言葉が深く響いてきた」「“築地”の情熱が伝わってきた」「職人としての意識とプライドが印象的。業界を盛り上げたいという職人の心意気に共感」といったコメントが集まった。なお、満足度ランキングは、イーサン・ホークが老ピアニスト、シーモア・バーンスタインにカメラを向けたドキュメンタリー『シーモアさんと、大人のための人生入門』が2位に、比嘉愛未、ミムラ、佐々木希が3姉妹に扮したヒューマン・ドラマ『カノン』が3位に入っている。(本ランキングは、9/30(金)、10/1(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)』公開中
2016年10月03日“HiGH&LOW”プロジェクトの劇場版第2弾『HiGH&LOW THE RED RAIN』のインターナショナルプレミアが9月29日(現地時間)に台湾で行われ、TAKAHIROと登坂広臣が登場。会場には1000人のファンが集まった。インターナショナルプレミア その他の写真本作は、ドラマ、映画、ライヴなど様々なジャンルで展開されるプロジェクト“HiGH&LOW”の映画最新作。幼い頃に両親を失い、かたい絆で結ばれてきた尊龍(斎藤)、雅貴(TAKAHIRO)、雨宮広斗(登坂)の雨宮兄弟の謎と運命に迫った新たなドラマがスクリーンに映し出される。ふたりが台湾を訪れるのは初で、空港にも彼らを出迎えるファンが集結。レッドカーペットに登場したTAKAHIROは「国の境を越えて皆さまに『HiGH&LOW』を期待していただいて嬉しく思っています」と語り、登坂は「HiGH&LOWで雨宮兄弟を演じ、色々なものを感じたのでこの感情をより多くの方々に伝えていければと思っております。兄弟の絆、家族の絆、アクションシーン見どころがたくさんありますので、ぜひ楽しんでいただければと思います」とコメント。その後に舞台あいさつでは観客から質問を受け付ける時間があり、「台湾へ留学に来ているのですが、寂しくて負けそうになることがあります」という声にTAKAHIROは「真面目なの苦手なの」と語って客席の笑いを誘うも、劇中のセリフを引用して「広斗の『壁だと思え。』を思い出してください!これがあれば大丈夫だと思います」とアドバイスをおくり、登坂は「家族友達は離れていても応援しているから。寂しくなったら僕らの曲を聴いてください!元気になります!」とエールをおくった。『HiGH&LOW THE RED RAIN』10月8日(土) 公開
2016年10月01日EXILEのTETSUYAが30日、ユナイテッド・シネマ豊洲で行われた、ドキュメンタリー『EXILE UNIVERSITY ~あなたの夢はなんですか?~』の特別先行上映会の舞台挨拶に登壇し、「僕のガチなチャレンジ」とコメントした。同作は、2014年より3年間、「現代表現論」の客員教授として、淑徳大学人文学部表現学科の教壇に立ったTETSUYAの活動から、昨年行われた全7回にわたる講義の様子を中心に迫ったもの。特別先行上映会その他の写真EXILEの活動とはまた違うTETSUYAの姿を映し出す本作は、全国のユナイテッド・シネマ、シネプレックスにて順次上映予定。各回上映時にTETSUYA本人が登壇し、特別講義イベントを行う。上映前にTETSUYAがステージに姿を見せると、大きな拍手とともに黄色い歓声が。ステージから笑顔で客席を見渡したTETSUYAは「いつもと雰囲気が違うんですけど、みなさん、盛り上がってますか?」と声をかけ、まずは客席との距離を縮めた。「今年EXILEは15年アニバーサリーです。そういう年にこうした作品が作れて、ものすごく有難く思っています。これからこの作品が全国に広がっていくと思うと、すごくワクワクしています」と口を開いたTETSUYA。「もともとEXILEでいろいろとステージを踏んできて、年を重ねるごとにダンスに対して真摯に向き合いたくなり、『月刊EXILE』の中で、いろんな方にお会いして勉強させていただきました。そうしていくなかで大学に入学できないかという欲が沸いてきた時期もあったのですが、スケジュール的にも難しいなと思っていたとき、客員教授としてのお話しをいただいて、今回のような活動をすることができました。3年間のいい集大成が作れたなと思っています」と作品誕生の経緯に触れた。そして最後に「僕のガチなリアルなチャレンジ、挑戦をいいストーリーで切り取っていただいています。楽しんでもらって、何か持ち帰ってもらえたらなと思います」とメッセージを送った。第1回上映は11月13日(土)シネプレックス枚方にて実施取材・文・写真:望月ふみ
2016年10月01日『踊る大捜査線』シリーズの脚本を手がけた君塚良一が監督を務める新作『グッドモーニングショー』の公開を記念して、“スリーアミーゴス”が登場する、両作品のスペシャルコラボ映像が30日(金)にテレビ放送されることが発表になった。その他の画像映画『グッドモーニングショー』は、中井貴一演じるキャスター・澄田の災難だらけの1日を描くワイドショーを舞台にしたオリジナル・コメディ。スペシャルコラボ映像は、キャスターの澄田が、立てこもり事件発生を伝えているのを、現役をリタイアした神田元署長、秋山元副署長、袴田元課長ら“スリーアミーゴス”が、ゴルフ場のレストランで見ているテレビのワイドショーで知るという設定だという。4年ぶりに“スリーアミーゴス”として顔を合わせた北村総一朗(神田署長)、斉藤暁(秋山副署長)、小野武彦(袴田課長)は収録を振り返り、「本当に懐かしかったですね。4年前にそのまま戻ったような気分! 若返った気分です」(北村)、「仕事以外で3人が揃うこともなかなかなかったので、懐かしかったです」(小野)、「毎回『これが最後か』と思ってやってましたが、嬉しいです」(斉藤)と話し、「(また3人で)ぜひ恒例にしたいね」(小野)、「やるなら早めにやらないと」(斉藤)と今後の復活にも意欲をみせた。北村は『グッドモーニングショー』について、「脇役に僕ら3人を、ちょっと出して欲しかったね(笑)。しかし、中井さんという方は喜劇が本当に面白い。僕は観に行くけど、ぜひ皆さんにも観てもらいたいですね」とPRした。スペシャルコラボ映像は、9月30日(金)21時からのフジテレビ系・金曜プレミアム『ターミネーター4』の中で放送される。『グッドモーニングショー』10月8日(土)全国公開
2016年09月29日東宝株式会社とワーナーブラザースジャパン合同会社の共同製作・配給による『ジョジョの奇妙な冒険』の実写映画化が決定した。9月28日、都内で行われた製作発表会見で明らかになった。タイトルは『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』。三池崇史監督がメガホンをとり、山崎賢人が主人公・東方仗助を演じる。荒木飛呂彦による連載開始から30周年を迎える2017年夏に公開される。その他の写真会見には三池監督と山崎に加えて、神木隆之介(広瀬康一役)、小松菜奈(山岸由花子役)、岡田将生(虹村形兆役)、真剣佑(虹村億泰役)、山田孝之(片桐安十郎役)、伊勢谷友介(空条承太郎役)、平野隆プロデューサー(TBS)、市川南取締役(東宝株式会社)、高橋雅美社長兼日本代表(ワーナーブラザースジャパン合同会社)が出席した。東宝×ワーナーの大手2社による共同配給について、平野プロデューサーは「日本で最も配給力がある東宝さん、そして世界中で愛される原作だけに洋画邦画を両方手がけるワーナーさんの両社にお願いすべく、交渉を重ねてきた」と経緯を説明し、「30年前にジョジョが漫画の新しい幕開けだったように、今回の試みが映画配給の新しい幕開けになれば。一ファンとしてどんな作品になるか楽しみにしている」と期待を寄せた。また、シリーズ化については「まずは(今回映画化する原作の)4部を完結させたい。そのためには、あと数作は必要」と構想を語った。一方、東宝の市川氏は「ジョジョといえば、誰もが一度は実写化を考え、そして実現できなかった最後の原作。来年夏のナンバー1はもちろん、2017年のナンバー1作品に育てたい」。ワーナーの高橋氏は「2社が長所を生かし、力を合わせて、新しい1ページを開けるような素晴らしい作品にしたい」とそれぞれ抱負を語った。数々の話題作を手がけてきた三池監督は、「オファーをいただき、3日間眠れなかった。これを作ってしまったら、今後何を作ればいいのか…。そう思える作品にしなければいけない。日本映画を全部リセットされるよう、力の限り頑張りたい」と武者震い。スペイン、カタルーニャ地方のシッチェスやバルセロナなどで撮影が行われる予定で、「ここに住みたいなと思える雰囲気があった」と語った。『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』2017年夏公開取材・文・写真:内田 涼
2016年09月28日佐藤勝利(Sexy Zone)と橋本環奈のW主演で、人気小説を実写化する映画『ハルチカ』のティザービジュアルと特報映像が解禁された。本作は、高校で再会した幼なじみのふたりが、吹奏楽部に入り音楽を通して成長していく姿を描く青春映画で、特報映像には佐藤と橋本が猛練習して撮影に挑んだホルンとフルートの演奏シーンも登場する。その他の画像佐藤と橋本が演じるのは、ちょっぴり頼りないが気の優しいハルタと、真っ直ぐで負けん気の強いチカ。入学式で運命的な再会を果たしたふたりは、吹奏楽部に入りコンクール出場という目標に向かって、ひたむきに突き進んで行く。映画は、初野晴の小説『ハルチカ』シリーズをベースにしたオリジナルストーリーになっており、脚本と監督を務める市井昌秀は「原作がもつ数ある魅力的な要素から、“心に痛みを持つ人たちがそれぞれの居場所を取り戻す”という要素に焦点を当てることで登場人物を丁寧に描き、吹奏楽のもつ意味を重ねながら、オリジナルストーリーとして生まれ変わらせました。もう一つの『ハルチカ』が一人でも多くの皆様の心に届くことを切に願っております」と語る。原作者の初野は「高校生を題材にした小説を書くとき、ノスタルジーと成長以外の何があるのかを意識して書きます。それを踏まえたうえで、市井監督との初顔合わせのとき、『ハルタとチカと草壁先生が出ていれば何をやってもいいです。その代わり原作者と原作のファンに映画の尺に合った完全新作を見せてください』とお願いしました」と明かし、このほど、顧問の草壁を小出恵介が演じることが明らかになった。ティザービジュアルには、「恋じゃない。けど…友達より、トクベツ」というキャッチコピーがあり、公式サイトで公開された特報映像では、ふたりがさまざまな経験の中で飛躍し、ときに挫折を味わう中で、自分の中に芽生えた“恋より前の、まっすぐな想い”に気づいていく様が映し出されている。初野は「劇場版では原作になかったチカの挫折とリカバーが描かれます。そのリカバーに映画ならではの面白さが詰まっています。監督の作家性が色濃く出ているシーンも多々あり、スクリーンに登場する高校生たちは地面から数ミリ浮遊して生きていました。完全新作のハルチカ、ご期待ください」と太鼓判を押している。『ハルチカ』2017年3月4日(土)全国ロードショー
2016年09月28日昨年6月のスペシャルドラマ放送を皮切りに、配信も好調だった『THE LAST COP/ラストコップ』が映画化され、2017年ゴールデンウィークに公開されることがわかった。9月27日、都内で行われた新ドラマ第1話の完成披露イベントで発表され、駆けつけたファンは大歓声をあげていた。その他の写真昨年のSPドラマ放送直後、民放初の試みとなる「Hulu」での6週連続ドラマ配信を経て、今年10月からは地上波での連続ドラマ放送がスタートする『THE LAST COP/ラストコップ』。30年間の昏睡状態から目覚めた熱血刑事と、現代風の草食男子刑事がバディを組んで、さまざまな事件を解決する。イベントには“迷コンビ”を演じる唐沢寿明(京極浩介役)と窪田正孝(望月亮太役)をはじめ、共演する佐々木希(鈴木結衣役)、黒川智花(柏木サオリ役)、竹内涼真(若山省吾役)、藤木直人(松浦聡役)、和久井映見(鈴木加奈子役)が出席。かつて京極が現役だった1980年代にちなみ、当時の流行を取り入れたファッションに身を包んで、舞台に上がった。今回の映画化決定に、唐沢は「本当にやるのかなって、不安でいっぱい。僕の知り合いで(ドラマを)見ているって連絡くれる人がいないし、本当に支持されているんですかね?」と戸惑いも。それでもドラマの現場では、アドリブを連発しているといい「きっと映画は、寸劇状態」と唐沢節で笑いを誘った。一方、窪田は「アクションや笑いはもちろんですが、涙やラブもある。とても幅が広い作品ですし、とりあえず、犯人逮捕という刑事の仕事をしたいです」と意気込み。10月から始まるドラマについては、「窪田くんがかなりパワーアップしていて、僕の言うことを聞きません。亮太は崩壊します」(唐沢)、「この一年で何があったのか…。草食系だった亮太が、京極化していて、だいぶタメ口になっています」(窪田)とアピールした。ドラマ『THE LAST COP/ラストコップ』10月8日(土)21時~日本テレビにて放送スタート映画『THE LAST COP/ラストコップ』2017年ゴールデンウィーク公開取材・文・写真:内田 涼
2016年09月27日綾野剛が熊切和嘉監督の新作映画『武曲 MUKOKU』で主演を務めることが発表になった。本作は、藤沢周の小説『武曲』を原作にしたこれまでにない斬新な“決闘映画”になるといい、主人公と宿命の対決をする高校生を村上虹郎が演じる。その他の情報舞台は古都・鎌倉。剣道五段の腕前を持ちながら、ある出来事をきっかけにアルコール漬けの自堕落な生活を送っている主人公・矢田部研吾(やたべ・けんご)の前に、父と同じ“天性の剣士”が現れる。研吾と高校生の羽田融は、剣道八段の僧侶、光邑師範のもとで、人間として、剣士としての精進を積んでいくが、やがてふたりは対決する運命にあった。「熊切組に参加させて頂くこと、大変光栄です。念願でしたから。『また必ず熊切組の現場に立ちたい』と『夏の終り』を経て今日まで、その気持ちは揺らがず、秘めた確信として心に宿していました」という綾野は、本作のスタッフについて「撮影の近藤龍人さん、照明・藤井勇さん、録音・小川武さん、美術・井上心平さん、そして『そこのみにて光輝く』でご一緒させて頂いた高田亮さんの脚本を熟読できる喜びを噛み締め、血の味がする『武曲』を体感しました」と厚い信頼を寄せる。本作は、“師匠と弟子”“父と子”の物語でもあるといい、「師の教えを守り、教えを破り、教えから離れる。研吾にとって『守破離』とはどういう事なのか。師であると同時に『父』という輪郭に苛まれながら、彼はどう自身の生を取り戻し、生き直すのか。九死を想い、一生を諦めた『武曲』が織り成す、愛と再生の物語。熊切組のために、何者にでもなり、何者にでも無くなる。その覚悟を胸に、私は今日まで培った全ての感情を注ぎ尽くします」と意気込みを語る。村上は「デビュー当時から熱望していた熊切組への参加、本当に嬉しいオファーでした。融という役は、もし他の方が演じていたら絶対に嫉妬する役、それくらい掻き立てられるものがありました。(綾野さん演じる)矢田部研吾にライバル心を持つ融は、主人公に想いを寄せるという意味では、この作品の中で“ヒロイン”だと思っています」とコメント。天性の腕を持ち、“ラップ好きの高校生”という役については「原作を読んだ時、(『武曲』というタイトルにあるように)“武士”と“音楽”が混ざるとき、“侍の文化”と“現代人の感覚”がどう折り重なるか、を描いているところが好きだったのですが、そんな原作を超えていけるような映画にしたいです」と話している。熊切監督は「狂気的なまでに肉体と精神を追い込んだ綾野剛と、天賦の才でのびやかに躍動する村上虹郎。二人をはじめ、最高のキャスト、スタッフと共に、日々、圧倒的な映画を目指して格闘しております」とコメントを寄せている。映画は現在、神奈川県鎌倉市にて撮影中で、2017年に公開される。『武曲 MUKOKU』2017年 全国ロードショー
2016年09月27日第29回東京国際映画祭(10月25日~11月3日開催)のラインナップ発表記者会見が9月26日、都内で行われた。就任4年目を迎えた同映画祭のディレクター・ジェネラル、椎名保氏は「作品重視の映画祭」をコンセプトに、「国内外へ向けた映画の情報発信基地」「クリエイターに陽を当て、世界へ羽ばたくステージを作る」「未来の映像作家・映画ファンの創出」「誰もが参加したくなる映画祭」という4つの軸を掲げた映画祭運営を説明した。その他の画像会見にはコンペティション部門に出品される『アズミハルコは行方不明』に主演する蒼井優と松居大悟監督、同部門出品の『雪女』に主演する青木崇高、アニメーション特集『映画監督 細田守の世界』より細田守監督が出席した。東京国際映画祭には初参加となる蒼井は、「主人公なのに、行方不明。これはラクかもしれないと思ったんですが、意外と出番が多くて(笑)、やはり甘いものじゃないね」と笑いを誘い、松居監督は「同世代の蒼井さんと、今までにない日本映画が作れればと思った。(コンペに選出されて)うれしくて泣いてしまった」と感激しきりだった。また、細田監督は「こうした特集上映は初めてのことで、とても光栄」と語り、「ずっとアニメ映画にこだわり、何を描けるのか考え続けてきた。まだ描けていない何かが描けるんじゃないか、という大きな可能性を何とか到達しようとやってきたし、今後もそのつもり」と長年のキャリアに思いをはせていた。コンペティション部門国際審査委員を務めるのは、審査委員長のジャン=ジャック・ベネックス(映画監督/脚本家/プロデューサー)をはじめ、平山秀幸(映画監督)、ヴァレリオ・マスタンドレア(俳優)、ニコール・ロックリン(プロデューサー)、メイベル・チャン(映画監督)。女優の黒木華が映画祭の顔である“フェスティバル・ミューズ”に起用された。第29回東京国際映画祭は10月25日から六本木ヒルズ、EXシアター六本木(港区)ほか都内の各劇場および施設・ホールで開催。メリル・ストリープ、ヒュー・グラントが共演する『マダム・フローレンス!夢見るふたり』がオープニングを飾り、松山ケンイチが実在の天才棋士を演じる『聖の青春』がクロージング作品として上映される。『第29回東京国際映画祭』10月25日(火)からまで11月3日(木)までTOHOシネマズ 六本木ヒルズほかにて開催取材・文・写真:内田 涼
2016年09月26日2016年9月24日、25日の全国映画動員ランキングは、『君の名は。』(全国299館)が首位を守った。9月22日(木)までの28日間で、累計は観客動員774万1214人、興行収入100億7899万9000円をあげており、週末にどのくらい記録を伸ばしたのか注目が集まる。その他の画像/動員ランキングクリント・イーストウッド監督が、2009年にマンハッタン上空で起きた航空機事故を題材にした『ハドソン川の奇跡』(全国334館)は初登場2位。3位は『映画 聲の形』(全国120館)になり、新作では『闇金ウシジマくん Part3』(全国184館)が初登場4位。『真田十勇士』(全国321館)が初登場7位につけている。次週は『アングリーバード』『CUTIE HONEY -TEARS-』『高慢と偏見とゾンビ』『SCOOP!』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『君の名は。』2位『ハドソン川の奇跡』3位『映画 聲の形』4位『闇金ウシジマくん Part3』5位『怒り』6位『四月は君の嘘』7位『真田十勇士』8位『スーサイド・スクワッド』9位『シン・ゴジラ』10位『超高速!参勤交代 リターンズ』
2016年09月26日山上たつひこ原作・いがらしみきお作画のコミック『羊の木』(講談社イブニングKC刊)が、錦戸亮主演で実写映画化されることが発表された。錦戸のほか木村文乃、北村一輝、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、松田龍平が出演し、吉田大八監督がメガホンを執る。その他の情報原作『羊の木』(既刊5巻)は、過疎化した港町を舞台に、凶悪犯罪に手を染めた元受刑者たちの身元引受人となり、町に移住させた自治体と、何も知らされていない町の人々の日常がにわかに狂い始めていく様を描いた、2014年文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞の問題作。錦戸は、犯罪者の受入担当となった市役所職員の月末一役。木村は、月末の同級生・文(あや)役を演じ、北村、優香、市川、水澤、田中、松田は、新仮釈放制度によって出所し、素性を隠して港町で新たな生活を始める元受刑者を演じる。錦戸は「僕自身、約2年半ぶりに撮影する映画で、さらに初めてのサスペンスになるのでとても楽しみ(?)というか、ソワソワしています。監督をはじめとして、キャストの方も初めてご一緒する方々ばかりなので、一癖も二癖もある共演者に“月末”として精一杯翻弄されたいと思います。どうぞご期待ください!」と意気込みをコメント。吉田監督は「善と悪、普通と異常、自分と他人、地方と中央、生と死。原作『羊の木』に出会ってしまった結果、そういう境目たちとまとめて向き合うことになりました。もちろん怖いのですが、間もなく撮影が始まるので覚悟を決めなければいけません。とんでもなく魅力的なこの俳優たちと共に、ダークだけどカラフル、怖すぎて笑えるような映画を目指します。そしてできれば、人間と人間じゃない何かの境目まで見届けて、無事に帰ってきたいです」と語っており、“普通の人の輪に入り込む異物”という設定はそのままに、原作を大胆にアレンジし、全く異なる新しいエンディングを描くという。映画化にあたり、原作者の山上といがらしは、「不安は朦朧とした人の姿に似ている。恐怖は陽光の中の微笑に似ている。ぼくは、それを呪文のようにつぶやき、いがらしみきおはそれを震える描線で刻印した。映像はリレー競技の最終ランナーだ。それがゴールしたとき、ぼくたちは触れるはずである。窓から差し込まれた見知らぬものの手に」(山上)、「映画化の話をいただいた時は驚愕しました。ほんとは狙っていましたが(笑)。そういう意味でとてもうれしいです。原作とはまた違った『羊の木』を見られるのを山上先生とともに楽しみにしています」(いがらし)とコメントを寄せている。本作は10月より撮影を開始し、アスミック・エースの製作・配給で2018年に公開される。『羊の木』2018年 ロードショー
2016年09月23日“HiGH&LOW”プロジェクトの劇場版第2弾『HiGH&LOW THE RED RAIN』の完成披露試写会が9月21日、都内で行われ、雨宮三兄弟を演じるTAKAHIRO、登坂広臣、斎藤工が揃い踏み。メガホンをとる山口雄大監督、企画プロデューサーであるEXILE HIROも駆けつけ、作品の完成を盛大に祝った。その他の写真大歓声に包まれながら登場した長男役の斎藤は、「誰もがこの2人に挟まれたいと思う位置に、長男の特権で立っております」とTAKAHIRO&登坂の間で、ご満悦。ファンに対し「いいでしょ?実は2人とも、すごくいい匂いです!」と自慢していた。もともと本シリーズのファンだったといい、「一視聴者として、『雨宮兄弟に長男がいるんだあ』と勝手にキャスティングしていたほど(笑)。シンプルで力強い、エポックメイキング的な作品に関わることができて光栄」と語っていた。「山王連合会」「White Rascals」「鬼邪高校」「RUDE BOYS」「達磨一家」と名乗る5つのチームが激しく争い合い、各チームの頭文字をとった危険地帯“SWORD地区”を舞台に、男たちが熱きドラマを繰り広げる。ファン待望の続編映画では、新キャストの斎藤演じる長男・尊龍(たける)を加えた、雅貴(TAKAHIRO)、広斗(登坂)の雨宮三兄弟にスポットをあてる。TAKAHIROは「斎藤さんが参加してくださると知り、ミーハー心がくすぐられた。違和感なく(兄弟に)入っていただき、3人が揃った瞬間は感動しました」と長男の登場に感慨しきり。登坂も「以前から親交があり、いつかご一緒したいと思っていたので、こんなに早く実現し驚きました。しかも、兄役ですから」と大喜び。斎藤のキャスティングについて、HIROは「この2人の兄ですからね、相当カッコ良くて、相当存在感がある人でなければダメだった」と太鼓判を押した。『HiGH&LOW THE MOVIE』公開中『HiGH&LOW THE RED RAIN』10月8日(土)公開取材・文・写真:内田 涼
2016年09月21日「ぴあ」調査による2016年9月17日のぴあ映画初日満足度ランキングは、大今良時のベストセラーコミックを映画化したアニメーション『映画「聲の形」』がトップに輝いた。その他の画像本作は、“いじめ”や“障がい”といったテーマを題材に、少年少女たちの青春を描いた感動ストーリー。物語は、小学生の主人公・石田将也と転校生で聴覚障がいを持つ西宮硝子の出会いから始まる。互いに歩み寄れないまま高校生になったふたりが再会を果たし、過去の自分や周囲の人々と向き合っていく様が描かれる。劇場に訪れた原作ファンからは、「ボリュームのある漫画が2時間に上手くまとまっていた」「どのシーンも丁寧に作られている。涙をこらえるのが大変だった」「原作と異なるシーンも満足できる仕上がりだった」「キャラクターの面白さもしっかり出ていた」と好評。一方で、原作は知らないが「予告編を観て気になった」という観客も多く、「思っていたより深い作品」「登場人物ひとりひとりが人間臭くてリアルに感じた」「登場人物それぞれの個性や考えに共感することもあった。見ごたえのある作品」などのコメントが寄せられた。“見ごたえのある作品”を作り出したのは、数々の人気を輩出してきた京都アニメーション。『映画 けいおん!』『たまこラブストーリー』など青春ドラマを多数手掛けており、本作でも少年少女の悩みや葛藤がリアルに描写されている。主人公たちと同じ10代の観客からは「いじめる側が、いじめられる側になってしまうシーンは心に刺さった」(19歳)、「主人公が過ちを償っていく姿が心に染みた。自分と重なる部分もあった」(15歳)、「いじめる側、いじめられる側の関係の変化が感動的」(16歳)などの声が寄せられた。なお、満足度ランキングは、佐藤泰志の原作小説をオダギリジョー、蒼井優の共演で描く『オーバー・フェンス』が2位に、『悪人』の李相日監督が再び作家・吉田修一の長編小説を映画化した『怒り』が3位に入っている。(本ランキングは、9/17(土)に公開された新作映画8本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『映画「聲の形」』公開中
2016年09月20日吉田羊が主演を務めるドラマWの新作『コールドケース~真実の扉~』と神奈川県警が先ごろ、タイアップポスターを発表したが、吉田が14日に一日警察署長を務めた。その他の写真本作は、神奈川県警捜査一課に所属する主人公・石川百合(吉田)らが未解決事件に隠された真相を見つけ出していくもので、主演の吉田は14日に、加賀町警察署長の吉田忠之署長から“一日署長”として委嘱された。彼女が訴えるのは“振り込め詐欺撲滅”で、友人の家族が被害あったことを紹介し「“お金を取られたことも悔しいけれど、自分を守りたいと思った親心を利用されたことが腹立たしかった”と友人が語っておりました」と語って、注意を呼びかけた。その後、加賀町警察署を出た吉田は、中華街などをパレードしながら“詐欺撲滅”を訴え、集まった人々に「家族の絆を悪用する振り込め詐欺は絶対に許すことができません。ひとりひとりが警戒心を強め、日頃から家族と密に連絡を取り合うことが、撲滅への第一歩になると思います。みなさま、ご協力をお願いします」と語りかけた。WOWOW開局25周年記念『連続ドラマW コールドケース~真実の扉~』10月22日(土)22:00第1話無料放送/全10話
2016年09月15日小栗旬が主演を務める11月公開の映画『ミュージアム』の新たな予告編とポスター画像が公開になった。『ミュージアム』新たな予告編本作は、巴亮介の人気コミックが原作で、カエルのマスクを被り、雨の日に猟奇殺人を繰り返す“カエル男”を追う刑事・沢村(小栗)の姿を描くスリラー作品。『るろうに剣心』『秘密 THE TOP SECRET』の大友啓史が監督を務め、尾野真千子、野村周平、丸山智己、伊武雅刀、田畑智子、市川実日子、大森南朋が出演する。予告編に登場するのは、視界をさえぎるほど降り続ける雨の中で捜査を続ける沢村の姿と、カエル男が生み出した想像を絶する姿になった死体の数々。カエル男は猟奇殺人を自分の美意識に基づいて行っており、それらは彼にとって“作品”だ。次々に作品を生み出していくカエル男、彼を追うもたどりつけない沢村。やがて、カエル男は沢村の家族を標的にする。映像の後半になるにつれ、衝撃的な映像が並ぶ構成で、映像の最後には“あなたは最悪のラストを期待する”という意味深なコピーが登場。なぜ、観客が最悪であることを“期待”するのか? 予想外の展開と罠が仕掛けられた作品になりそうだ。『ミュージアム』11月12日(土) 全国ロードショー
2016年09月14日内村光良と知念侑李(Hey! Say! JUMP)が9月13日、都内で行われたダブル主演作『金メダル男』の完成披露試写会に出席。「初主演でプレッシャーや不安もありましたが、すてきな作品ができたので、映画界の金メダルをとりたいと思います」(知念)、「はい、この映画で金メダルをとりたいと思います(笑)」(内村)と宣言した。『金メダル男』/その他の画像内村にとって、『ピーナッツ』『ボクたちの交換日記』に続く監督3作目となる本作。2011年に上演された内村のひとり舞台「東京オリンピック生まれの男」を下敷きに、内村自身が監督、原作、脚本、主演の1人4役をこなし、世の中のありとあらゆる“一等賞”に挑み続ける不屈の主人公・秋田泉一の奮闘をおかしくも切なく描く。知念は泉一の青年時代を演じる。以前から映画化を熱望していた内村は「今日は壇上に立ち、感無量です」と胸を高鳴らせ、黄色い声援を浴びる“2人1役”の相棒・知念に対しては、「人気の高さに驚いております。こんなに成長して、今では立派な主演になりました」と目を細めた。劇中でアクションやダンス、さらには“変顔”も披露する知念は、「内村監督が直接、『こうやるんだよ』と面白い顔や動きを見せてくださった」と舞台裏を告白。これに対し、内村監督は「最初は抵抗感もあったみたいですが、いつしか自ら変顔をするようになった。こんな知念は見たことがない」と太鼓判を押し、「とても整った顔をしているので、崩すのが大変だった」(知念)、「自分で言うな!」(内村)と丁々発止のやりとりも披露していた。完成披露試写会には内村と知念に加えて、木村多江、土屋太鳳、平泉成、宮崎美子が出席した。『金メダル男』10月22日(土)全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2016年09月13日現在、第38回PFFぴあフィルムフェスティバルが開催中の東京国立近代美術館フィルムセンターで9月13日、「PFF講座シリーズ 映画のコツ~こうすればもっと映画が輝く~」が行われ、スタジオジブリの鈴木敏夫氏と、昨年『恋人たち』が絶賛を浴びた橋口亮輔監督が“新しい表現”をテーマに対談。鈴木氏は「今の日本映画は表現が説明過多で、うんざりしちゃう」と苦言を呈した。その他の写真また、2年前に公開された『思い出のマーニー』に関しては、「誇張して言えば、決定稿の厚さが初稿の3倍くらいになっていて、がく然とした。あらゆることを説明していて、心の声もセリフにしてしゃべっている。なんで、いちいち説明するのかなと思った」と振り返った。ジブリにとって、初の海外共同製作となる最新作『レッドタートルある島の物語』(マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督)に話題が及ぶと、橋口監督は「過剰な表現をしておらず、セリフもない。シンプルだからこそ勇気が要ったはず。よくジブリでお作りになったと思うし、話題になっているヒット作の対極にある、ストイックな美しさがある」と同作を絶賛。「よく東宝が150館で公開しますね」(橋口監督)、「僕もびっくりしている。そもそもはマイケル監督の長編が心の底から見てみたいという出来心だったんだけど」(鈴木氏)と話していた。この日はアンドリュー・ヘイ監督(『さざなみ』)が2011年に製作し、ゲイクラブで出会った青年2人の奇跡の週末を描いた『ウィークエンド』が上映され、橋口監督は「この作品と『さざなみ』を見比べると、表現のレベルアップを感じる。やはり、作家としての根っこがある人はグーンと飛躍する」と感嘆の声。鈴木氏も「すごくいいラブストーリー」と高く評価していた。第38回PFFぴあフィルムフェスティバル9月10日(土)から23日(金)まで東京国立近代美術館フィルムセンター(月曜休館)10月29日(土)から11月4日(金) まで京都シネマ11月3日(木・祝)から6日(日) まで神戸アートビレッジセンター11月11日(金)から13日(日) まで愛知芸術文化センター2017年4月福岡市総合図書館取材・文・写真:内田 涼
2016年09月13日2015年6月に発売され、1年で60万部を突破(2016年8月末時点)したベストセラー小説『君の膵臓(すいぞう)をたべたい』(住野よる著・双葉社刊)が、実写映画化されることが発表になった。浜辺美波と北村匠海がW主演を務めるほか、北川景子、小栗旬が出演する。その他の情報『君の膵臓をたべたい』は、膵臓の病を患う高校生・山内桜良と、“僕”の物語で、高校生の僕を北村が、母校の教師になった僕を小栗が演じる。映画版のストーリーは、教師の僕が学生時代を回想しながら、現在と過去、それぞれの視点で物語が紡がれていく。監督は『黒崎くんの言いなりになんてならない』の月川翔監督。脚本は『ホットロード』『アオハライド』の吉田智子が手がける。「(オファーを頂いてから)驚きと一緒に、胸にたくさんの感情が溢れでてきて、本当に幸せだと感じています」という浜辺は、原作を読んで「『君の膵臓をたべたい』という言葉を聞いて想像するイメージをいい意味で全部覆されました」といい、役について「桜良ちゃんは、強くて強くて弱い子だと思います。そんな桜良ちゃんを思うと読んでいるうちに切なさと強い想いに涙がこぼれました。桜良ちゃんの元気のよさと強い想いを表せるよう精一杯頑張ります」とコメント。原作について北村は「純粋に感動して涙が出ました」といい、「(桜良と“僕”の)相手を思う距離感や思いの強さを美しく感じ、誰かを必要とすることは、こんなに素敵なことなんだなと思いました。今回演じる“僕”は、“自分の領域”を持っている孤独な子なんですが、(桜良と出会ってから)どんどん変わっていっていくので、その姿をお芝居で表現できるよう真剣に取り組んでいきたいと思います」と役作りへの意気込みを語った。初共演になる北川と小栗は「『君の膵臓をたべたい』のお話をいただいたときはタイトルのインパクトに驚きました。私は学生の頃、大切な親友を失った女性の役を演じます。監督、小栗さんとも初めてなので現場がとても楽しみです」(北川)、「オファーをうけ、登場しないはずの人物なので正直驚きましたが、制作チームが紡いだ新たな脚本に新たな覚悟を感じ、出演させていただくことにしました。来年、きっと皆様の心を満たす素晴らしい作品が出来上がることを楽しみにして頂けたら、幸せです。若いふたりの純粋さとエネルギーを壊さずにバトンを受け取り、作品のひとつのピースとなれるよう頑張ります」(小栗)とコメントを寄せている。撮影は9月から10月にかけて行われ、来年の夏に全国東宝系で全国公開される。『君の膵臓をたべたい』2017年夏公開
2016年09月13日2016年9月10日、11日の全国映画動員ランキングは、新作4本がランクインするも、首位は先週に引き続き『君の名は。』(全国298館)になった。その他の画像/動員ランキング2位は『スーサイド・スクワッド』(全国337館)。3位は『四月は君の嘘』(全国394館)。4位は『超高速!参勤交代 リターンズ』(全国282館)と初登場作品が続き、『シン・ゴジラ』(全国352館)は公開7週目にして始めてトップ3から下がり5位になった。そのほか、7位に初登場『キング・オブ・エジプト』(全国316館)が入っている。次週は『怒り』『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』『レッドタートルある島の物語』などが封切られるため、ランキングがどのように変動するのか注目が集まる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『君の名は。』2位『スーサイド・スクワッド』3位『四月は君の嘘』4位『超高速!参勤交代 リターンズ』5位『シン・ゴジラ』6位『ペット』7位『キング・オブ・エジプト』8位『後妻業の女』9位『青空エール』10位『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』
2016年09月12日吉田羊が主演を務めるドラマWの新作『コールドケース~真実の扉~』と神奈川県警のポスター画像が公開になった。劇中に登場する神奈川県警捜査一課のメンバーが“振り込め詐欺”の撲滅を訴えている。その他の画像本作は、アメリカで2010年まで放送されていた人気ドラマの日本版で、WOWOW開局25周年を記念して製作される作品。神奈川県警捜査一課に所属する主人公・石川百合(吉田)らが未解決事件に隠された真相を見つけ出していく。ポスターに掲載されている“息子はサギ!?”のコピーは、神奈川県警が2014年から使用している文言で、今回のポスターにはそこに吉田、永山絢斗、滝藤賢一、光石研、三浦友和が演じる“神奈川県警捜査一課”が登場。未解決事件(コールドケース)にちなんで“凍りつく前に、確かめよう”の文言もデザインされている。なお、このポスターは今月から神奈川県内限定で、順次掲出される。WOWOW開局25周年記念『連続ドラマW コールドケース~真実の扉~』10月22日(土)22:00第1話無料放送/全10話(C)WOWOW/Warner Bros. Intl TV Production
2016年09月12日内村光良が原作・脚本・監督を務め、Hey!Say!JUMPの知念侑李とW主演する映画『金メダル男』の原作小説の挿画の原画が、30日(金)から名古屋で開催される展示会『五月女ケイ子の逆襲~ケイ子の裏博覧会~』で一般公開されることが発表になった。その他の画像映画は、主人公の秋田泉一が、世の中のあらゆる“一等賞”を目指して奮闘するコメディ映画で、内村と知念が二人一役で主人公を演じる。原作小説の挿画を手がけた五月女ケイ子は、人気イラストレーターだけでなく、コラムニストなどの顔ももつ才人。今年4月には渋谷のパルコで大規模な展示会が開催されたが、今月30日(金)からは名古屋パルコで『五月女ケイ子の逆襲~ケイ子の裏博覧会~』が開催。会場には内村監督が執筆した小説『金メダル男』の挿画の原画が特別に展示される。『五月女ケイ子の逆襲~ケイ子の裏博覧会~』9月30日(金)~10月16日(日)※会期中無休10:00~21:00(最終日は18:00閉場/入場は会場の30分前まで)名古屋パルコ南館8F・特設会場(愛知県名古屋市中区栄3-29-1)『金メダル男』10月22日(土)全国ロードショー
2016年09月08日巴亮介の人気コミックを映画化する『ミュージアム』が11月に公開される前に、劇中に登場する殺人鬼“カエル男”の知られざるドラマを新たなキャスト&スタッフで描く新ドラマ『ミュージアム -序章-』が配信・放送されることが決定した。その他の情報本作は、カエルのマスクを被り、雨の日に猟奇殺人を繰り返す“カエル男”を追う刑事の姿を描くスリラー作品。『…序章』では、事件を追うジャーナリスト・九堂仁が事件を追った結果、カエル男に追われ、愛する娘を誘拐されてしまった最悪の状況下で、カエル男の魔の手から逃れて、娘を助け出そうともがく姿が描かれる。監督を務めるのは、『戦慄怪奇ファイルコワすぎ!』シリーズや『貞子vs伽椰子』などで、独自の恐怖表現を追及し続けている白石晃士で、三浦誠己が九堂仁を演じるほか、川島鈴遥、森田想、細川佳央、河屋秀俊、中野英樹、奥野瑛太、宇野祥平らが出演する。白石監督は「愛のために、おぞましく非情なバイオレンスを実行しなければならなくなった男の悲哀を描くと同時に、愛を伝えることの美しさを描く娯楽作品を目指しました。愛する恋人や家族を思い浮かべながら“自分だったらどうするだろう”と見ていただくと、よりハラハラして楽しめると思います」とコメントしている。本作は、10月1日(土)からWOWOWメンバーズオンデマンドで、14日(金)からはGYAOで各15分ほどのエピソードが全4話、順次配信され、13日(木)の21時から再編集した約56分のバージョンがWOWOWシネマで無料放送される。『ミュージアム -序章-』10月1日(土) WOWOWメンバーズオンデマンド先行無料配信開始10月13日(木) 夜9時からWOWOWシネマにて無料放送10月14日(金) GYAO!配信開始『ミュージアム』11月12日(土) 全国ロードショー
2016年09月08日10日より第38回PFFぴあフィルムフェスティバルが開幕する。やはり目玉は新たな才能を発掘するコンペティションのPFFアワード。今年は483本の応募作の中から、20作品を選出。自主映画なんてと侮るなかれ。PFFは、現在の日本映画を支える錚々たる監督を輩出し続けており、石を投げれば当たるほど。今年の作品群にも未来の巨匠がいるかもしれない。そして何より、そのオリジナリティには触れる価値がある。たとえば、“汚部屋ラプソディー”なるキーワードを耳にしたら、何を想像する?その他の画像小松孝監督(34)の『食卓』は一風変わった家族もの。とある一軒家。それまで互いの領域を侵さず、食事も別々だった父と息子のもとに、新しい母がやってきて食卓を囲むようになったことで、止まっていた家族がステキに動き出す、といった話では、もちろんない。とあるゴミだらけの一軒家。父は年金生活を送るしょぼくれたアル中のオヤジで、息子もすでに中年のこれまたオヤジの、ニートで詩人、といっても自称の詩人か。母はすでに亡くなり、男ふたり所帯。そこに参入してきた新しい母も、どこか怪しげだ。この3人が物語を紡いでいくのだが、本編にはセリフがほぼナシ! 序盤は父と息子の暮らしぶりを淡々と描写。トイレで立ちションしながら、片手でハンバーガーを頬張る父(ウエッ)に、写メを撮っては汚部屋にこもり、SNSに写真やポエムをアップする息子。髪の毛も淋しいふたりのオヤジの、交流なしに繰り返されていく日々が、見ていてなぜだか飽きない!そして新たに加わる母。彼女は、父がネットの結婚相談所で見つけた女性だ。彼女を迎えるために部屋を片付け、酒を捨てる父。やってきた母が作った料理が並ぶ食卓を囲む3人。こ、これは何かが変わるはず、と普通は思うわけだが、現代の家族は、幸せの象徴であったはずの食卓を囲むようになっても、予定調和には進まない。しかしやがて食卓は、予期せぬ方法で呪縛から解き放たれる。セリフを極力廃したまま、シンプルかつ軽快に奏でられるバックミュージックのもと、最後まで見せ切る本作。ディティールまでこだわって作られた汚部屋と、汚部屋ならではの小道具の使い方がニクイ。商業映画の俳優では決して出せない、父と母の醸し出す空気や、息子が朗読するポエムもクセになる。第38回PFFぴあフィルムフェスティバル9月10日(土)から23日(金)まで東京国立近代美術館フィルムセンター(月曜休館)文:望月ふみ
2016年09月08日清水富美加と飯豊まりえのW主演で、ミステリー小説『暗黒女子』(秋吉理香子著)が実写映画化されることが発表になった。共演は清野菜名、玉城ティナ、小島梨里杏、平祐奈らで、耶雲哉治監督がメガホンを執り、ひとりの女子高生の死から始まる密室ミステリーを映像化する。その他の画像物語は、文学サークルを主宰していた学院一のカリスマ美少女・白石いつみの謎の死をきっかけに、サークルのメンバーそれぞれが、彼女の死をテーマにした小説を書き、“犯人”を告発していく。5人の女子高生が書いた5本の小説は、動機と結末も食い違い、さらにメンバーそれぞれの黒い秘密さえも暴露していく。脚本は、『心が叫びたがってるんだ。』『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』などを手がけた岡田麿里。白石いつみの親友・澄川小百合役を演じる清水は「もはや女子高は現実にあるものの異世界だと思っているので、とっても不安でした。が、撮影に入ってみて同世代の可愛い女の子達が頑張っていて、勇気をもらいました」といい、役を演じるにあたり「澄川小百合という女子高生を、慎ましく、そして貪欲に、演じたいです。女子のブラックな部分が存分に出る作品だと思います。それから人間関係での悩みや鬱憤を晴らすつもりで臨みたいです。ごめんなさい。笑」とコメント。白石いつみ役を演じる飯豊は「女の子のリアルな世界観を、よりダークに暗黒女子というスパイスを加えて描いている作品です。後味は正直悪いです。でもそれが、他にはなくて新鮮で面白いなと思います」と話し、「いつみは誰もが憧れる太陽の存在だけど、自分の世界に入り込めるスイッチがはっきりしている女の子。自分自身はじめての役柄で、戸惑いや不安もありますが、監督やキャストのみんなと一緒に精一杯頑張っていきたいと思います」と意気込みを語っている。耶雲監督は作品について「この映画の世界観は、個性的で非現実的。10代の女の子たちの憧れだったりキラキラしている部分もあれば、すごくグロテスクな部分もある。女の子たちが集まるというのは、美しく生き生きとしていて、そしてパワフルでエネルギッシュ!だけど、実はそうじゃない!どす黒い部分もあるという二面性というのが、この映画の面白さに繋がればいいなと思っています」と説明。原作者の秋吉は「『暗黒女子』は私の中でも特に思い入れの深い作品で、実写映画化のお知らせをいただいてからずっと夢を見ているようでした。文学サロンに集う女生徒役のみなさんは、私の脳内から抜け出てきたのではと驚くほどイメージ通りで、『この方たちしかいない!』と確信しています。ミステリアスで煌びやかな世界、そして美しくも危険な少女たちをスクリーンで見られる日が待ち遠しいです!」と期待を寄せている。本作は、8月8日から撮影を開始しており、9月9日(金)にクランクアップする予定。来年の春に全国公開される。『暗黒女子』2017年春全国ロードショー
2016年09月08日