新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の流行にともない、豊作や疫病などを予言したとされる妖怪『アマビエ』が注目を集めました。日本ではネット上にアマビエのイラストやハンドメイド作品を公開し、「コロナウイルスが終息してほしい」と願う人が続出。歌手の研ナオコさんもその1人です。研さんは、なんと自らアマビエのコスプレをして、その写真をTwitterに投稿。コロナ撃退のためにはここまでやらねば #アマビエチャレンジ #アマビエ様 #ウイルス対策 #コロナウイルス #DIY #amabie #研ナオコ pic.twitter.com/mwFAFx4k4n — 研ナオコ (@naokoken77) March 23, 2020 研さんのユーモラスな行動は反響を呼び、多くの人を笑顔にしました。研ナオコ「ウイルス撃退のためにはここまでやらねば」アマビエ姿に腹筋崩壊研ナオコが『アマビエ』に扮した理由を明かす同年9月16日に放送されたトーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に、ゲスト出演した研さん。番組内で、アマビエのコスプレに関する裏話を明かしました。研さんは、アマビエの衣装について家族で手作りしたことを説明。さらに、コスプレに至ったきっかけが、同年3月にコロナウイルスによる肺炎で亡くなった、お笑いタレントの志村けんさんだったことを語ったのです。(志村さんが)入院したっていう話がすぐ耳に入ってきて。コロナの陽性が出ちゃった、って。それでアマビエやったんです。これじゃなきゃダメだ、私がやんなきゃダメだって思ってやったんですけど。それもダメでしたねぇ…。徹子の部屋ーより引用50年近く親交のあった、研さんと志村さん。研さんは、自らアマビエの衣装に身を包むことで、入院している志村さんの無事を祈ったのでした。番組のMCを務める黒柳徹子さんから「訃報を聞いた時は悲しかったでしょう」と尋ねられた研さんは、涙ぐみながら「言葉にならなくて、どうしたらいいか分からなかった」と振り返ります。さらに、志村さんの人柄について、こう語りました。とてもシャイでね、お仕事に関してはとても真面目で。どちらかというと、私はコメディアンというより、役者さんという感覚でいたんですよね。すごい方だなぁと思って。私はもう一緒に仕事をさせていただいて、とっても幸せだったし、勉強をさせていただいたなって。徹子の部屋ーより引用最後に会ったのが、バラエティ番組『志村けんのバカ殿様』の収録だったことを明かした研さん。「まさかそれが最後になるとは思わなかったんですよ」と、さびしさをにじませました。【ネットの声】・あのコスプレは、ほかの誰でもない、志村さんのためだったんだ…。・最初にアマビエのコスプレを見た時は笑っていたのに、今は泣けてくる。・「コメディアンというより役者として見ていた」という言葉に、志村さんへの深いリスペクトを感じた。研さんと志村さんの深い絆が伝わってくるエピソードですね。きっと研さんの想いは、志村さんにも届いていることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年09月18日モデルや女優として活躍している菜々緒(ななお)さん。抜群のスタイルで魅せる『菜々緒ポーズ』が注目を浴び、いまや多くの人が知る存在となっています。そんな菜々緒ポーズの写真や、披露したCM、猫の間でも流行していることなど、さまざまな情報をご紹介します!菜々緒ポーズとは?由来は何?身長1723、股下853という抜群のボディスタイルで活躍している菜々緒さん。そんな菜々緒さんを象徴する『菜々緒ポーズ』がこちらです! この投稿をInstagramで見る 海に行きたい 菜々緒 (@nanao_official)がシェアした投稿 - 2015年 7月月25日午後8時40分PDT脚を交差させて前屈し、お尻をぐっと高く突き出すこのポージングは、菜々緒さんのスタイルのよさが「特に際立って見える!」と大きな話題になりました。2018年10月10日に放送されたトーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演した菜々緒さんは、司会・黒柳徹子さんからのリクエストで菜々緒ポーズを披露。その後、このポーズについて「写真集を1冊出させてもらったんですけど、それの表紙になったポーズ」と説明しています。ちなみに『菜々緒ポーズ』と誰が名付けたのかは不明とのこと。いろいろな芸能人がこのポーズを真似をしたことで、徐々に世間に浸透していったといいます。 この投稿をInstagramで見る まさか #ベストジーニスト で #菜々緒ポーズ してと言われるとは…嬉しいからやっちゃったけど❤️ 菜々緒 (@nanao_official)がシェアした投稿 - 2016年10月月11日午後3時55分PDTさらに、菜々緒ポーズは思わぬ出来事をきっかけに生まれたものだったことも明かし、視聴者を驚かせています。写真集(撮影)の前日に自転車に乗っていてコケまして、右の太腿のあたりが結構すりむいてしまって…それを隠すように踏まえてポージングしたのが、あの菜々緒ポーズだったので。ここ(右の太腿)が見えないようにひねったりとかはしていたんですけど、ケガをしていなかったらそのポーズは生まれていなかったのでなんでも無駄なことはないんだなって(実感した)。徹子の部屋ーより引用実は、菜々緒ポーズは足をケガしていたことから生まれた、奇跡のポーズだったのだそう!菜々緒さん本人も、アクシデントから生まれたポーズがここまで有名になるとは思ってもみなかったでしょう。『怪我の功名』とはこのことですね。菜々緒ポーズでCMに出演!サーフィンにチャレンジ菜々緒さんが、2020年3月公開のビールテイスト飲料『オールフリー』のCM『爽快サーフィン』篇に登場。『菜々緒ポーズ』でサーフボードに乗るオープニングカットが「インパクトがありすぎる!」と話題になりました。菜々緒出演『オールフリー』CM雲ひとつない青空の下、菜々緒ポーズやヨガの技などを決めながら華麗に波に乗る菜々緒さん。菜々緒さん本人も「菜々緒ポーズでCMに出演する日が来るなんて…」と驚いたそうです。また、CMを見た人からも「まさかここで菜々緒ポーズが見られるとは!」といった驚きと歓喜の声が殺到しました。新しくなったサントリーニューオールフリー!のどごしがあって、スカッと爽快な味わいでさっぱりしているので、どんな食事にも合いそう!次の日に仕事があってあまり酔いたくない時やランチタイム、スポーツをした後とかに飲むと、気持ちがすっきりリフレッシュできて、気分転換にもなりそうです! pic.twitter.com/R8Hu4YV7t8 — 菜々緒 (@NANAO1028) March 6, 2020 菜々緒ポーズは猫にも流行?菜々緒ポーズは、なんと猫好きの間でも知られるようになっています。猫が菜々緒ポーズに似た姿勢を取っている場面を撮影することが一時期、ブームに。芸能界きっての愛猫家として知られる、お笑い芸人のサンシャイン池崎さんも流行りに便乗し、2018年7月27日のインスタグラムで、愛猫の『風神』が菜々緒ポーズで寝ている姿をアップしています。 この投稿をInstagramで見る 風神は菜々緒ポーズで寝ます! セクシーーっ!!! #猫 #風神雷神 #猫の森 #菜々緒 サンシャイン池崎 (@ikezaki_yeah)がシェアした投稿 - 2018年 7月月27日午前1時39分PDT完璧な菜々緒ポーズとはいいがたいかもしれませんが、とてもキュートな1枚に「癒される」「菜々緒さん並みにセクシー」と多くの反応が寄せられています。また、「いつか、菜々緒さん本人とコラボレーションしてほしい」といった声も殺到。夢の共演を望むファンがたくさんいるようです。そんな菜々緒さんには今後も抜群のスタイルを生かし、菜々緒ポーズを披露し続けてほしいですね。菜々緒プロフィール生年月日:1988年10月28日出身地:埼玉県血液型:O型身長:1723趣味:ゴルフ、釣り特技:書道、バレーボール高校生の時にスカウトを受けてデビュー。抜群のスタイルを生かし、2009年に『東京ガールズコレクション』で『2009ミスTGCグランプリ』を獲得し、2010年には『レースクイーンオブザイヤー』に選ばれる。その後は、ファッション雑誌『PINKY』のモデルに起用され、『第7回ミス東京ガールズコレクション』のグランプリを受賞。2012年には女優としてドラマ『主に泣いてます』(フジテレビ系)でテレビドラマ初主演を果たす。以降もドラマや映画CMなどで幅広く活躍。2020年10月にはドラマ『七人の秘書』(テレビ朝日系)にも出演が決まっている。菜々緒のセクシーな姿に男性が悶絶!『結婚』について聞かれると…[文・構成/grape編集部]
2020年09月08日2020年8月12日に放送されたトーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に、料理愛好家の平野レミさんがゲスト出演しました。平野さんは、2019年10月に、夫でイラストレーターの和田誠さんを亡くしています。故・和田誠さんへの想いがあふれる平野レミ番組のMCを務める黒柳徹子さんと、夫婦ともに旧知の仲だという平野さん。番組の冒頭から、夫の逝去について「どんだけ泣いても泉のように涙がわき出てくる」と、涙目で語り始めます。平野さんは夫がこの世を去ってからもなお、ずっと毎朝2人分のお茶をいれたり、和田さんの著作を読み返したりしているそうです。さらに、和田さんに会いたくなった時は、夫が使っていた帽子の匂いをかぐことで、気持ちを落ち着かせているエピソードを明かしました。和田さんに帽子被らせて、天国行っちゃったの。もう1つ(帽子)はもったいないから持っててね。ビニール袋に入れて、空気全部抜いてね、こうきゅーっと抜いて。それでずっととってて。和田さんに会いたくなるとね、ちょっとビニール袋開けて、「スーッ」ってやる(匂いをかぐ)の。「あっ、お父さんだ」「和田さんだ」「もったいないもったいない」っていって、またギューッとやってキュッとしまって。そうやってね、和田さんに会うんですよ、たまに。徹子の部屋ーより引用番組で、和田さんの映像が流れると、平野さんは「会いたいなぁ…」と涙声でつぶやきます。その様子を、黒柳さんは見守るように見つめていました。平野レミの「心の支えがない」という相談に、黒柳徹子は…2020年現在の自分を『第3の人生』に来たととらえているという平野さん。その理由について、こう語りました。独身が『第1』、結婚が『第2』、『第3』が独身!また独身になっちゃった。心の支えがね。心の支えがなんかふっと考えると誰もいなくて。息子じゃ支えになんないし、ましてや孫は支えになんないし、お父さんやお母さんもいなくなっちゃって。徹子の部屋ーより引用平野さんは夫の逝去により、心の支えを失ったように感じているそうです。「黒柳さんはどうしてます?心の支え」と平野さんが質問すると、黒柳さんは…。仕方がないわね。でも、あなたさ、愛してもらったでしょ。和田さんに。だからそれがあれば、一生涯、和田さんに愛してもらったっていうつもりで、生きていけばいいじゃない。徹子の部屋ーより引用黒柳さんは「愛し、愛されたことを胸に抱いていけば大丈夫」とキッパリ。その言葉に、平野さんは表情を明るくして「いい、それってすごくいい」と喜び、うなずいていました。【ネットの声】・平野さんの想いがあふれるほど伝わってきて、泣いてしまった。・さすが黒柳さん。つらそうな平野さんに対する、思いやりのあるアドバイスにグッときた。・人を愛することって素敵だなと思わされた。こんな風に誰かと想い合いたいな。家族や友人など、近しい人を失う悲しみやつらさは、到底言葉で表せるものではありません。最愛の人を亡くした平野さんは、いいようのない想いを胸に抱きながら日々を過ごしているのでしょう。黒柳さんが送った「一生涯愛してもらったことを胸に生きていけばいい」という言葉は、平野さんのこれからの人生を優しく支える、1つの教えになったに違いありませんね。[文・構成/grape編集部]
2020年08月13日女優の黒柳徹子が、朗読劇『ハロルドとモード』の主演を務めることが4日、明らかになった。生田斗真が恋人役となる。同作は1971年にアメリカで公開された映画『ハロルドとモード』の舞台化作で、ストレートプレイからドラマリーディング、ミュージカルと、キャストや上演形態を変え幾度となく上演されている名作。自分らしく生きる破天荒な79歳の女性・モード(黒柳)と、狂言自殺を繰り返す愛に飢えた19歳の少年・ハロルド(生田)という、真逆の死生観を持つ2人が、共通の趣味である“赤の他人のお葬式への参列”で出会い、愛を深めていく。今回は、これまでに数多くの舞台作品の脚本・翻訳・演出を手掛けてきたG2が新たに脚本を書き下ろし、朗読劇として上演する。長きにわたり海外コメディ・シリーズで主演を務めてきた黒柳が、朗読劇『ラヴ・レターズ』から1年ぶりの朗読劇に挑み、モードに恋する19歳のやんちゃな少年ハロルドを生田が演じる。黒柳と生田の2人は舞台初共演で、さらに趣里、浜田信也、相島一之、秋本奈緒美と豪華な顔ぶれで、型破りな2人の生き様と恋模様を描く。東京公演はEXシアター六本木にて9月28日~10月3日。大阪公演はシアター・ドラマシティにて10月14日〜15日。○上演台本・演出:G2 コメント原作を拝見してまず思ったことは「これはむしろ朗読劇のほうが面白く表現できる」ということです。ですから今回は「戯曲」というよりも「朗読劇の台本」を強く意識して書きました。コロナのこともあって「手軽に表現できる」オンライン朗読会が数多く発表されていますが、この作品に関してはプロフェッショナル達がガチで朗読劇に取り組む熱い姿勢で臨みたいと考えています。朗読劇の枠を越え、ビジュアル演出や生の音楽演奏などを駆使し、上質のエンターティンメントに仕上げます。本作は人間や人生についてピュアに感じることができる作品。そういう意味でも黒柳徹子さんと生田斗真くんは最高の顔合わせです。今の時代に失われがちな人間性や人と人との絆の大切さを、しっかりと表現して下さるでしょう。また、黒柳徹子さんの舞台と言えばやはり喜劇。やもすれば日本人にはとっつきにくいブラックな笑いを含む原作ですが、そこはあの手この手で、劇場にいらしたお客様に大いに笑って頂くべく数々の作戦をご用意しています。コロナでたまった鬱憤を晴らし、人間の素晴らしさを実感できる時間をお過ごし下さい。○黒柳徹子 コメント昨年は私にとって初めての経験となった朗読劇『ラヴ・レターズ』で、皆さまの想像力をいっぱいにさせる、素晴らしさを知りました。今年は、『ハロルドとモード』を朗読劇でやらせて頂きます。おもしろいお婆さんモードと、青年ハロルドとのラヴストーリーです。お相手のハロルド役を生田斗真さんがやってくださいます。今回の舞台での初共演を私はものすごく楽しみにしています。私が、『ハロルドとモード』の舞台を最初に見たのは1977年。モードを演じたのは、フランスの名優、ジャン=ルイ・バローの奥さんマドレーヌ・ルノーでした。その後、文学座の先輩でもあった長岡輝子さんの舞台も見ましたが、笑いと涙が交錯しとっても印象的でした。芝居が終わっても、私はずっと、泣いてたような気がします。その頃から、私は、モードの役を演じてみたいと思っていました。喜劇でも、最後には、泣く事もあるのです。ぜひ、いらして下さい、お待ちしています。○生田斗真 コメントこのエキセントリックな芝居を黒柳徹子さんと共に出来る事、とても楽しみにしております。しかも! 恋人役だなんて! 夢にも思わなかった出来事です。人生、本当に何が起きるか分からない楽しみがあります。黒柳さんは日本のエンターテイメントの基盤を作り上げてこられたお一人です。その人間力、人を惹きつける魅力の根底にあるものに少しでも触れられたら幸せです。僕自身、今年の春に新型コロナウィルス感染症の影響で出演中の舞台が中止を余儀なくされ、悔しい思いと楽しみにしていた皆さんへの申し訳なさでいっぱいになりました。なんとも言い難い気持ちで、この自粛期間を過ごしていた矢先に今回のお話を頂きました。ある意味リベンジだと思っています。使命感を持って精一杯努めます。皆さんもそろそろお芝居観たいですよね。僕も同じです。観たい!舞台に立ちたい!劇場でお客様と共に今まで溜め込んできた思いを共有出来れば嬉しく思います。皆様どうか呉々も健康には気をつけて。この秋、お互い元気で会いましょう。
2020年08月04日2020年7月17日に放送されたトーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に、歌手やタレントとして活躍する山下智久さんが出演。明かされた家族とのエピソードが反響を呼んでいます。緊急事態宣言下で、山下智久が母親に告げた言葉番組では、山下さんの母親が書いた手紙を、MCの黒柳徹子さんが代読するシーンがありました。山下さんの母親は、同年4~5月に新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)を受けて発令された緊急事態宣言中に、息子からある言葉をかけられたエピソードを手紙で明かしています。その言葉とは…。今回の緊急事態宣言中では、「大切だから会わないんだ」といって、うちに帰ってきませんでした。いつも自分のことより家族を大切にしてくれている姿が嬉しいです。これからも頑張りすぎないで身体を大切にしてください。徹子の部屋ーより引用山下さんは、緊急事態宣言が発令されている中、祖父母や母親が暮らす自宅へ帰ることを自ら控えていたのです。その理由を、山下さんは次のように語りました。今回の件に関しては、無症状の場合とかもあるっていうことだったんで、会わないようにしていました。家族と。徹子の部屋ーより引用仕事で複数の人と会ったり、さまざまな場所を行き来したりすることから、山下さんは慎重な行動を取ることにしたのでしょう。家族を大切に想っているからこその行動に、心が温まりますね。山下智久が、シングルマザーの母親への想いを告白幼い頃に両親が離婚し、ずっと母親が1人で働く姿を見てきた山下さん。さまざまな仕事をこなしていくうちに、20歳の頃には経済的に家族を支えることができるようになったといいます。やっぱりこう(母親が)働いている姿を見ていたので。なるべく早く、ゆっくり自分の時間を自由に使ってほしいなっていう想いで。20歳ぐらいの時に「ちゃんと僕が経済的なことも含めて恩返ししていきたいと思うんで、もう働かなくていいよ」という風にいえたのは、本当にジャニーさんのおかげだと思うので。そこは感謝してますし。徹子の部屋ーより引用山下さんは、自身の所属するジャニーズ事務所の創業者であるジャニー喜多川さんの名前を出し、事務所への感謝を明かします。その上で「この感謝の気持ちは忘れずにいたい」と語りました。山下さんが大切にしている「周囲に感謝する」という姿勢は、幼い頃から母親を始めとした家族の間で培われたものなのだそうです。あんまりこう「(親に)これしなさい、あれしなさい」ということはいわれた記憶はないんですけど、ちゃんと「みんなのおかげでやれてるんだ」ということは、ちょこちょこいわれていたなと。徹子の部屋ーより引用山下さんが明かしたエピソードに、視聴者からはさまざまな反響が寄せられています。・たいていの人は「感染させたら怖い」というと思う。「大切だから会わない」っていえるのが素敵。・涙が出そうになった。家族のためにあえて家に帰らないなんて、なかなかできることじゃない。・二十歳で親に「もう働かなくていい」っていえるのは素直にすごい。家族を大切にする山下さんの姿勢にグッときた。一番身近な存在である家族に対し、日頃から感謝の気持ちや愛情を表現することは、簡単なようでいてなかなかできることではありません。家族を大切にし、またその想いを素直に伝える山下さんの行動は、多くの人の心に響きました。[文・構成/grape編集部]
2020年07月18日2020年7月15日に放送されたトーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に、音楽家のつんく♂さんが出演しました。2014年10月に喉頭がんのため声帯を全摘出したつんく♂さんのために、スタジオには筆談によるトーク画面を用意。番組のMCを務める黒柳徹子さんは普段通り声を使って、つんく♂さんはパソコンを使った筆談という形でトークを繰り広げました。つんく♂が筆談ならではの『ツッコミ』を披露番組内で黒柳さんから「喉頭がんの手術を受けてから6年が経ちましたが、今はどうですか」と問われ、つんく♂さんはこう答えます。きっと100年前の人間ならあの病気を治すことも出来ず、死んでいたんじゃないかと思うので、声を自由に使えないのは不便だけど、今もこうやって生きて作品を作ったり仕事したり出来てるわけだし。今を第二の人生として、不自由さを不憫と思わず、現状が「ベスト」だと考えて、毎日を楽しく生きようって心がけています。徹子の部屋ーより引用黒柳さんは、トーク画面に映し出された言葉を一つひとつ丁寧に代読。それに対し、つんく♂さんも嬉しそうな笑顔を見せ、相づちを打つなどジェスチャーを交えていました。トークは盛り上がり、つんく♂さんが「ベストテンに出たかった」と本音をポツリとこぼす場面も。『ザ・ベストテン』(TBS系)とは、1989年まで放送された、黒柳さんが司会を務める音楽番組です。どうやらつんく♂さんは、『ザ・ベストテン』の放送時期と、自身がロックバンド『シャ乱Q』で活動していた時期がずれたことを悔やんでいるようです。つんく♂さんは「残念です」とパソコンで打ち込んだ後、こんな心境を続けて明かしました。残念です。でも、こうやって徹子の部屋に何度もよんでいただき、それだけでも光栄です!徹子の部屋ーより引用つんく♂さんのコメントに対し「でもこうやって声を使わない形でお話できるなんて思いもしなかった」と嬉しそうに答えた黒柳さん。すると、つんく♂さんは…。声で喋ってる時より、パソコン会話の時の方がたくさん言いたいことを言えている気がします。徹子さんも聞いてくれるので。徹子の部屋ーより引用つんく♂さんは、「この形式のほうが徹子さんは話を聞いてくれる」とズバリ!笑いをこらえきれない様子のつんく♂さんに対して、黒柳さんも「そうね、声だったら私が中断してパッといっちゃうからね」とうなずいていました。【ネットの声】・さりげなく黒柳さんにぶっこむつんく♂さんはさすがだな。・こんな『徹子の部屋』は初めて見た。普通に会話しているみたいにテンポがよくて素晴らしい!・斬新な番組の作りだなぁ。つんく♂さんの打った文章を、黒柳さんが丁寧に読み上げていて感動した。新しい形でのトークを繰り広げる番組の在り方に、感心した人は多かったようです。声で言葉を交わさずとも、表情やジェスチャー、そしてパソコンによる文章で意思の疎通を行った2人。つんく♂さんと黒柳さんの間に、確かな信頼感と相手を思いやる気持ちが存在しているからこそ、実現できたといえますね。[文・構成/grape編集部]
2020年07月16日山下智久が、明日7月17日(金)放送の「徹子の部屋」に初登場することが分かった。収録を終え、山下さんが出演の感想を語るコメントも到着した。11歳でジャニーズ事務所に入所し、今年で24年という長い芸歴を誇る山下さん。「コード・ブルー」シリーズや「ボク、運命の人です。」、「インハンド」などに出演し、中でも近年では配信ドラマ「THE HEAD」への出演が大きな注目を集めた。今回スタジオには、Tシャツに黒のスーツをまとい登場。山下さんが“美しきジャニーズ”として評判という話題を持ち出し、「カメラに向かって、いちばんキレイだなと思える顔をしてみせて!」と言ったり、活躍の場を世界に広げていることから、「ハリウッドのオーディションだと思って、ご自分のことを英語で紹介していただける?」と言ったりと、黒柳徹子の無茶ぶりが放出。また、ジャニーズJr.時代のコンサートで生田斗真と共に「KinKi Kids」の「ジェットコースター・ロマンス」を歌って踊る貴重な映像(当時13歳)も紹介。山下さんは「記憶にはあるのですが、映像を見たのは初めてかも。うれしいのは、隣で踊っていた彼(=生田斗真)と、ずっと友人として、いい関係でいられていることですね」と話し、「KinKi Kids」のバックダンサーが初仕事だったと当時をふり返ると、黒柳さんが「(『ジェットコースター・ロマンス』の踊りを)ちょっとやってみて!」とおねだりする場面も。ほかにも、大学進学エピソードや作詞&MV撮影秘話、“感動のサプライズ”も展開。収録を終え、山下さんは「『徹子の部屋』は日本で知らない人がいない、とても歴史のある番組。そういう場に呼んでいただいて…なんというか、感慨深かったですね。そしてやっぱり…緊張しました」と感想を述べ、「やっぱりスゴイ方だなと思いました。何十年もずっと同じ番組の司会を続けられているなんて、想像もつかない領域です。こんどまた出演させていただく機会があったら、そういう深いお話も聞かせていただきたいですね」と黒柳さんとの対面をふり返る。実は出演直前、番組に2度出演経験を持つ生田さんからアドバイスがあったそうで「『無茶ぶりされる可能性はあるけど、楽しんでこい!』という話をされていたのですが…それにしても想像を超える無茶ぶりをいただいたなと思います(笑)。でも、それもすべて楽しかったです」と心から楽しんだことを笑顔で語った。さらに視聴者へ向けて「徹子さんとお話しさせていただくのも初めてだったので、緊張している様子も含めて、なかなか普段は見られない僕の姿が出ているんじゃないかなと思います。ぜひ、オンエアを楽しんでいただけたらうれしいです」とメッセージを送っている。ゲスト・山下智久「徹子の部屋」は7月17日(金)13時~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2020年07月16日2020年7月9日放送のトーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に、お笑いコンビ『品川庄司』の庄司智春さんが出演。司会の黒柳徹子さんに読み上げられた、母親からの手紙の内容に驚く声が上がっています。庄司智春の兄の身に起きた、夏休みの悲劇アイドルグループ『モーニング娘。』の元メンバーである藤本美貴さんと結婚し、3人の子供に恵まれた庄司さん。子育てのエピソードに続いて、お笑いの道に進んだ経緯を黒柳さんに話しました。番組の終盤になると、徹子さんは庄司さんの母親から預かった手紙を代読。感謝の言葉とともに書かれていたこととは…。智ちゃんへ今日はいつもは口に出せない感謝の言葉を伝えたいと思います。智ちゃんが大好きだったお兄ちゃんがたった11歳で亡くなり、家の中が暗くなった時は、末っ子のあなたがいつも家族を笑わせようとしてくれていましたね。そしてもうひとつ。私たち夫婦が海外旅行に行ったことがなかったので、結婚式をハワイで挙げてくれましたね。本当に楽しかったです。嬉しかったですよ。美貴ちゃんにも感謝ですね。とにかく、病気せずに元気でいてください。母、久美恵より徹子の部屋ーより引用手紙につづられていたのは、庄司さんが小学4年生の時に起こった悲劇。小学6年生だった兄が夏休みに学校のプールで倒れ、亡くなったことについて触れていました。手紙の内容に耳を傾け、「明るくしようとテンションを上げていた感じはある」と当時を振り返った庄司さん。お笑いタレントになったルーツには、きっと兄の影響もあるのでしょう。また、庄司さんは「この世界に入る時もたぶん、両親的にはあんまり賛成ではなかったと思うんですけど、やっぱり兄が若い時に亡くなっているんで、好きなようにいかしてあげたいなという想いはあったのではないか」と語りました。【ネットの声】・まったく知らなかった。幼少期からつらい思いをされて大変だったと思う。・自分もどん底の気分だったろうに…人のために振る舞える人って素敵。・強い人ですね。応援したくなりました。家族を亡くした心の傷は、いつまでも痛み続けます。もしかしたら、心に傷がつく前と同じ状態まで癒えることはないのかもしれません。しかし、失った時の痛みを知るからこそ、『大切な人たちとともに過ごす時間の尊さ』を理解できるということも。愛妻家で知られる庄司さんの家族愛の深さに、多くの人が納得しました。[文・構成/grape編集部]
2020年07月12日タレントの千秋(ちあき)さんが、2020年6月7日にインスタグラムを更新。『老い』についての持論を展開し、反響を呼んでいます。千秋、鏡を見て「あなた誰ですか?」と愕然2020年6月現在48歳である千秋さんは、ある時期から『老い』を強く感じるようになったことを告白。以前は「年齢よりも若く見える」と感じていたという千秋さんですが、45歳を過ぎた頃からガラッと変わったそう。鏡に写った自分は想像以上に年齢を重ねており、「あなた、誰ですか?」と思わず尋ねてしまったといいます。ある時期から玉手箱を開けた直後のように急に老けている。あなた誰ですか、そうですか、わたしですか。chiaki77777ーより引用しかし、今はそれを受け入れたといい「30年後を見据えて、どんなおばあさんになるかにシフトチェンジだ」とコメント。そして自撮りショットと、30年後の理想の自分をイメージした画像をインスタグラムに投稿しています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 千秋/Chiaki magazine(@chiaki77777)がシェアした投稿 - 2020年 6月月7日午前3時11分PDT『老い』を受け入れることにした千秋さんは、黒柳徹子さんなどいつまでもファッショナブルな女性を目標に掲げ、「やるべきことは分かっている。よし千秋、そのままゆけ」と気持ちを奮い立たせています。千秋さんの投稿に、ファンは称賛と共感の声を寄せました。・私も45歳を過ぎたくらいから、急激に老けました…。・千秋さんなら、唯一無二のかわいいおばあちゃんになれそう!・その考え方、とっても素敵です!私も前向きに考えていこうと思いました。できるだけ若く、美しくいたいのは多くの人の理想ではありますが、時の流れには逆らえません。千秋さんのように年齢を重ねた自身を受け入れていくことが、幸せな人生を送れることに繋がるのかもしれませんね。千秋と遠藤章造の『離婚した理由』がやばい!現在の活動に驚きの声[文・構成/grape編集部]
2020年06月10日おうち時間にNetflixで話題の「愛の不時着」を観てみたら、韓国ドラマにすっかりハマってしまったという方は多いだろう。黒柳徹子や笑福亭鶴瓶、「EXILE」岩田剛典、藤田ニコルなども鑑賞したことを明かしており、SNS上には「ロスにもほどがある」「ロス感半端ない‼︎」「もう一回最初から見よう」といった声が続々。では、その次に一体何を観たらいいのか、「不時着」ロスにも効くこと間違いなし!の3作品を選んでみた。ソン・イェジンが年下男子と恋…だけじゃない!「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」「2018年最も話題になった韓国ドラマ」1位、「2018大韓民国コンテンツ大賞」大統領表彰受賞など、その年を代表するドラマとして“綺麗なヌナ(=お姉さん)”ブームを巻き起こした作品。そのお姉さんを演じるのが、「愛の不時着」で財閥令嬢ユン・セリ役を好演し、その美しさと演技力を改めて見せつけたソン・イェジン。5年ぶりのドラマ出演だった本作でも、素直な可愛らしさを発揮している。アラサー独身女性が幼なじみの年下男子と熱烈ラブ「冬のソナタ」を含む“四季シリーズ”の第3作目「夏の香り」(03)でソン・スンホンと共演して知られるようになり、『私の頭の中の消しゴム』『四月の雪』など映画でも活躍する人気韓国女優ソン・イェジン。自立した財閥令嬢とは打って変わって、本作で演じるのは、フランチャイズコーヒー店の運営会社で働く30代の中堅社員ユン・ジナ。20年近くも家族同然に育ってきた親友の弟と久しぶりに再会したら、いつの間にか、お互いに大人になっていることに気づき、恋愛に発展していく。よくある設定といえばそうなのだが、そのお相手のソ・ジュニを演じたチョン・ヘインがまた魅力的。「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」ではヒロインの初恋の人として登場し、「あなたが眠っている間に」「刑務所のルールブック」に出演してきた彼は本作で大ブレイク。ソン・イェジンへのキュートな甘えっぷりと、隠しきれない嫉妬心や男気に夢中になったのはジナだけではなく、ニックネームを付けるのが得意な韓国の視聴者から「国民の年下男子」と呼ばれるまでに。本作の監督アン・パンソク&脚本家キム・ウンという安定と信頼のコンビのもと、ハン・ジミンと共演する「ある春の夜に」もNetflixで配信中だ。そのジュニの姉で、ユン・ジナの小学校からの大親友ギョンソンを演じるのは、「愛の不時着」で北朝鮮主婦チームのひとりでもあったチャン・ソヨン。ジナの後輩社員として「梨泰院クラス」でトランスジェンダーの女性を演じているイ・ジュヨンなども出演する。女性たちの支持を得た、もう1つのストーリー60年代のヒット曲「Stand By Your Man」をはじめとするオールドポップスやメインテーマ曲「Something in the Rain」が彩る、印象的な雨と相合い傘のシーンや、ジナとジュニの甘々デートにはニヤニヤが止まらぬ一方、ジナの結婚相手に職業・家柄・学歴などスペックの高い相手を望む母からのプレッシャーと過干渉は凄まじく、秘密の交際はハラハラの連続。また、ジナは別れた元彼からもしつこくつきまとわれることに。さらに見逃せないのは、映画『スキャンダル』(Bombshell)の韓国版かと思うくらいの「#MeToo」ドラマでもあること。ジナの職場ではセクハラ、パワハラは日常茶飯事、断れない食事会やカラオケの場でタンバリンを手に場を盛り上げることから、“ユン・タンバリン”と同僚から揶揄されていたジナは、年下男子との恋をきっかけにして“自分のため”に変わろうとする。「大韓民国コンテンツ大賞」を受賞したのも、こうした現在の問題を真摯に描いたことが評価されたため、と報道されている。アラサー女子“あるある”のオンパレードにして、いちいち頷きたくなるセリフが満載なのは、1人の女性の半生からフェミニズムとシスターフッド、世代間の価値観の違いなどを描いたベストセラー小説「82年生まれ、キム・ジヨン」の実写ドラマver.といってもいい。“毒親””といわれるジナの母の思いも、この小説の視点で見れば、少なからずすくい取れる部分があるはず。ソン・イェジンも、まさに1982年生まれだ。コン・ユ、全方位の魅力を堪能「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」新型コロナウイルス感染症の影響で例年より約1か月後ろ倒しになり、6月5日に授賞式が予定されている百想芸術大賞。「愛の不時着」は今年のテレビ部門最有力候補といわれており、ソン・イェジン、ヒョンビンも演技賞にノミネートされている。その第53回(2017)でテレビ部門の大賞と最優秀演技賞を受賞したのが本作、そして主演のコン・ユだ。「愛の不時着」でヒョンビンにメロメロになった方も、本作ではコン・ユの魅力にトロトロにとろけることになるだろう。ベテラン女性脚本家からラブコールされたハマり役「コーヒープリンス1号店」(07)で大ブレイク後、兵役を経て挑んだ実話を元にした社会派『トガニ幼き瞳の告発』が法律を実際に変えてしまうほど話題を呼び、『新感染 ファイナル・エクスプレス』はカンヌ国際映画祭をはじめ世界で絶賛されて大ヒット。映画化された『82年生まれ、キム・ジヨン』では主人公を演じるチョン・ユミの夫役で、3度目の共演を果たす。そして本作は、「太陽の末裔」「相続人」「紳士の品格」「シークレット・ガーデン」といったヒットドラマを生み出し、イ・ミンホ主演「ザ・キング:永遠の君主」も手がけるベテラン女性脚本家キム・ウンスクからラブコールを受けて臨んだ4年ぶりのドラマ出演作。本国では今冬「愛の不時着」に抜かれるまで、ケーブル局「tvN」の歴代ドラマ史上最高視聴率記録を保持していた。トッケビとは、韓国に伝わる伝説の存在で、原語では「鬼」と表されている。無念の死を遂げた高麗の武将キム・シンは永遠の命を持つトッケビとなって、900年以上の間、密かに人々を見守ってきた。不滅の命を終わらせたいとずっと願ってきたはずが、キム・ゴウン(「ザ・キング:永遠の君主」)演じる“トッケビの花嫁”チ・ウンタクとの出会いによって本当の愛を知っていくことに。コン・ユの苦悩と憂いが時折のぞく柔らかな眼差しと、落ち着いた大人の色気が漂う一つ一つの表情や仕草、にじみ出る包容力は、まさに彼のために描かれた役柄にぴったり。また、トッケビが悲しいと雨が降り、嬉しいと花が咲くという不思議な現象をはじめ、海外ロケも敢行した次々に変わるロケーションと映像美は“おうち時間”を別世界に変える。『神と共に』を彷彿とさせる異界ファンタジー×時代劇に、ラブコメディが一度で味わえるのだ。ちなみに、ウンタクの初恋の相手としてちらっと出演しているのが「よくおごってくれる~」のチョン・ヘイン。映画『ユ・ヨルの音楽アルバム』ではキム・ゴウンとの本格共演を目にすることができる。死神イ・ドンウク&家臣ユク・ソンジェとのトリオにも注目そんなトッケビのシンとトッケビの花嫁・ウンタクとの関係だけでなく、ウンタクと因縁があるイ・ドンウク演じる死神の存在も見逃せない。粛々と死者を導きながら、犬猿の仲のトッケビとひとつ屋根の下で微笑ましく同居、ウンタクのバイト先の気だるい店長サニー(ユ・インナ)に初めての恋をする純粋な姿にも萌える。このコン・ユ×イ・ドンウクという最強長身コンビに、ユク・ソンジェ(BTOB)扮するシンの家臣でお調子者ユ・ドクファも加われば、まさに鬼に金棒。彼らのブロマンス(男性同士の友情)を考えたキム・ウンスクは、流石というしかない。母になったキム・テヒ主演!ゴーストママに泣く「ハイバイ、ママ!」「tvN」で「愛の不時着」の後にスタートした本作は、ソン・イェジンと同様、韓流ブームを牽引したキム・テヒが歌手のピ(RAIN)と結婚して母となった後の、5年ぶりとなる復帰作。娘をおなかに宿したまま事故で命を落とした主人公チャ・ユリは、死神…ではなくゴーストママとなって、その腕に抱くことのできなかった娘を5年間見守ってきた。ある日、愛娘ソウに自分が見えていると知った彼女は、ソウの運命を知り、49日間の期間限定で生き返ることが許される。5年ぶり女優復帰で新境地にぎやかでコミカルなシーンもありながら、大切な人と離れた家族が悲嘆と向き合う日々を優しい目線で描き、我が子を想う母の心情をこれ以上ないリアルさで体現したキム・テヒ。女性は結婚や出産をすると、○○さんの奥さん、△△ちゃんのママといわれて“名前”を失われてしまいがちだが、本作では“女優キム・テヒ”が帰ってきたことを実感できるはず。何より、毎回泣けるシーンが用意されており、コロナ禍のいま、実際に会いに行くことのできない両親や家族に会いたくなること必至だ。ソウル大出身で才色兼備女優といわれたキム・テヒは、「愛の不時着」でもフィーチャーされた「天国の階段」(03)でチェ・ジウ演じるヒロインのあくどいライバル役で知名度を上げ、イ・ビョンホン主演「アイリス」のヒロインなどに続いて、日本のドラマ「僕とスターの99日」では当時、民放連続ドラマ初主演だった西島秀俊とW主演。「爽健美茶」のCMに出演していたこともある。悲しみを乗り越え再婚した夫、そして再婚相手の女性にも注目また、ユリの死後に再婚をした夫チョ・ガンファを演じるのは、「トッケビ」や「刑務所のルールブック」と同一人物とは思えないイ・ギュヒョン。胸部外科の若手医師として活躍していたが、変わり果てたユリの姿を手術室で見たことがトラウマとなり、以来、手術ができなくなってしまう。死してもなおユリを忘れられないガンファを、イ・ギュヒョンは人間味溢れる魅力で演じる。彼の再婚相手オ・ミンジョンを演じるのは、「トッケビ」では高校生(班長)役だったコ・ボギョル。一般的に継母といえば、意地悪なイメージがつきもので主人公を引き立たせる役だが、本作では彼女の内面にもスポットが当てられる。感情を表情に出すタイプではないものの、実際にソウを育ててきたのはミンジョンであり、陰口好きな園ママたちにも毅然とした態度をとる。本作の脚本家クォン・ヘジュの前作「ゴー・バック夫婦」では猛特訓したバレエダンサー役で話題となったこともあり、童顔の下に芯の強さを秘めた女性役はぴったり。しかも、悲しみを必死に隠すユリの母親役は、「ゴー・バック夫婦」「相続者たち」など数多くの母親役で知られるキム・ミギョンで、こちらの母娘関係にも涙、涙。さらに、皆大好き「愛の不時着」の第5中隊ピョ・チス曹長役ヤン・ギョンウォン、『パラサイト 半地下の家族』の家政婦役イ・ジョンウンも特別出演している。作品を巡るたびにどんどんハマり、ロスも深まる沼のような韓国ドラマ。これを機に、また新しい作品を見つけてみては?(text:Reiko Uehara)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2020年05月18日新型コロナウイルス感染症のまん延により外出自粛が呼び掛けられ、大半の人は自宅で過ごす時間が増えています。芸能人も例外ではなく、その中には家での過ごし方を発信している人たちも。タレントやユニセフ親善大使などマルチに活躍している黒柳徹子さんも、自宅で過ごしている姿をInstagramで公開。2020年5月11日には、驚きの著名人との思い出話を投稿して人々を驚かせました。森茉莉の自宅に寄った黒柳徹子自粛生活の間、自宅で運動や動画観賞、読書などをしているという黒柳さん。今は森茉莉(もり・まり)さんの著書『贅沢貧乏』を読んでいるといい、書籍を手にしながら、森さんの印象を動画で語りました。森さんといえば、文豪・森鴎外の長女で、日本の『ボーイズラブ小説』の先駆者!「森さんと仲がよかった」という黒柳さんは、動画の投稿とともに、コメントで森さんとの思い出の詳細をつづりました。 View this post on Instagram A post shared by Tetsuko Kuroyanagi (@tetsukokuroyanagi) on May 11, 2020 at 2:29am PDT森茉莉との出会い森さんのことを繊細でインテリ風な女性かと思っていた黒柳さんは、あるパーティーで対面して親しみやすさに驚いたそうです。パーティー会場を出た後は2人でレストランへ。その後、黒柳さんが運転する車で森さんを家まで送ったところ、「2分だけ」と誘われて森さんの自宅に入ることに。そこには、予想外な光景が広がっていました。部屋に入り電気をつけると、ゴキブリが2~3匹ササーッて逃げた!茉莉さんは、まだ玄関にいる私に向かって「徹子さん、コーラ、お飲みになる?」と、、、、、。ドラマで、もし、あの部屋を再現するとしたら、どのくらいの新聞紙と、雑誌と紙屑が必要だろうか?と考えながら、私は、部屋の中を見回しながら「コーラ頂きます」と答えた。冷蔵庫は、小さい台所の茉莉さんの座ってる横長の椅子の後ろにあった。冷蔵庫の扉は、椅子の背で塞がれていた。茉莉さんは、凄い力で椅子を動かし、冷蔵庫の扉を開けた。冷蔵庫の中には、何もなくコーラが1本だけが入っていた。tetsukokuroyanagiーより引用雑然とした部屋に踏み入った黒柳さんは、部屋を埋め尽くす新聞紙や雑誌などの量に驚きます。一方の森さんは、コーラを冷蔵庫から取り出してくれたのですが…。「栓抜き」と私が言うと、茉莉さんが「どっかにあるはず」とおっしゃって、私は流し台だの、テーブルの上の何も入っていない食器戸棚など、あらゆる所に頭を突っ込んで探した。やっと見つけて「あった、あった」と私たちは大喜び。「半分ずつ飲みましょうね」と茉莉さんがおっしゃったので、私は流し台にあったお湯呑茶碗を持って行き、茉莉さんは襖を開けて、なんかベッドの方から「あった、あった」とグラスを持ってきて、私たちは半分ずつにして乾杯をした。あんな素敵な乾杯を、それ以後あまりした事が無いように思う。「2分だけ!」が、お話ししながら、4時間経っていた。tetsukokuroyanagiーより引用楽しいひと時を過ごし、黒柳さんにとって忘れられない思い出となったようです。三島由紀夫も認める森茉莉の作品また、黒柳さんは文豪・三島由紀夫さんと食事した時のこともつづっています。話題に森さんが登場し、三島さんは作品を絶賛していたとか。昔、私達(渥美清さんや杉浦直樹さんや、永六輔さんなど)が、毎晩行ってた、六本木のお寿司屋さん『鮨長』で、ある時、三島由紀夫さんとご一緒になりました。私の隣にお座りになった三島由紀夫さんが「この時代に、あの小説『枯葉の寝床』『恋人たちの森』を書いた森茉莉はスゴイ!」と大絶賛していらした。そして、「もし、映画化するのならば、主役は、岡田真澄(ハーフの美青年)、相手役の少年は太田博之(当時、誰もが認める美少年)がいいんじゃないかな」っておしゃっていたのが印象的でした。tetsukokuroyanagiーより引用黒柳さんの明かしたエピソードに、仰天する人が続出。「ものすごく貴重な話」「思い出話にさらっと史上の人物が出てくる凄さ」などのコメントが多数寄せられたほか、「森さんの書籍を読んでみたくなりました」という声も。外出自粛の間、普段読めない本を読んだり、思い出を振り返ったりするのもいいものだと思えますね。[文・構成/grape編集部]
2020年05月12日「家にいなきゃいけないのはわかってる。でもどうやって過ごしたらいいのか……。せっかくのゴールデンウイークなのに!」。そんなアナタのために、有名人“おこもり達人”たちの過ごし方を大公開!「毎朝起きてから、ゆっくりストレッチ。その後、1日おきにスクワットなどの筋トレもしています。午後から夕方にかけてはテレビを見ながらエアロバイクを漕いでいるんです。30〜45分くらいかな」そう、本誌にコロナ禍の自宅での過ごし方を教えてくれたのは黒柳徹子。外出できず運動量が減る分、自宅でできる運動で健康維持を心掛けているという。「医療関係の方、保健所の方は、どんなに大変であろうかと思うと、何もお手伝いできなくて申し訳ないので、せめて私は元気でいようと思っているんです」(黒柳)前向きで社会への思いにあふれた過ごし方は、お手本にしたいところ。自宅では運動以外にも……。「今まで、時間がなくて読めなかった本を読んだり、ごちゃごちゃになった昔の写真の整理もやっています。おもしろい写真が見つかるんじゃないかしら」(黒柳)自分らしくおこもり生活を楽しんでいる様子はさすが達人!黒柳と同じように、自宅でトレーニングに励んでいるのが浅田真央(29)。アスリートがふだんどおりに練習ができないストレスはかなりのもののはず。そんな浅田を癒しているのが「大人の塗り絵」だという。「特に繊細な花のモチーフの塗り絵がお気に入りで、4月以降、大量にインスタグラムに投稿していますよ」(フィギュア関係者)スポーツ新聞のインタビューでは、本人がこう答えている。《塗り絵をしている時は他のことを考えずに『無』になれる感覚がすごくあって。…(コロナ禍の)そんな時だからこそ、『無』になれる時は大事かなと思います》「大人の塗り絵」は脳を活性化するともいわれている。この機会に体も脳も鍛えるのもいいかも。家族と一緒に過ごす時間が増えたという人は多いはず。芸能人たちはというと……。宇多田ヒカル(37)は、息子との生活を楽しんでいる様子。現在、ロンドン在住だが、4月11日、《自宅隔離4週間目、4才の息子とハート型クッキー作りに挑戦》とツイッターを更新。「形が崩れて失敗したと思ったら、息子さんは逆に大喜びしていたそうです。イギリスは日本より過酷な状況ですが、日常にある小さな喜びを見逃さず、かみしめたいと言っています」(音楽関係者)来る6月で結婚1周年を迎える南海キャンディーズの山里亮太(43)は、妻である蒼井優(34)との愛の巣ライフを満喫中。「山ちゃんは、蒼井さんのすすめでミモザを育てているそうです。黄色い可憐な花は今が盛り。新芽が出るとうれしくて、妻に報告しているそうですよ」(演芸関係者)一方、独身芸能人に多いのがゲーム派。なかでも大流行しているのがNintendo Switchのゲーム『あつまれどうぶつの森』、通称『あつ森』だ。「無人島で釣りや虫とりなどをしながらスローライフを送るゲームです。キャラクターのかわいさもあって、女性プレーヤーが多いんです。ゲーム内でほかのプレーヤーと交流ができるため、“自宅にいながら友達と遊べる”ことも人気の理由の一つのようです」(ゲーム業界関係者)夢中になっている芸能人の一人が指原莉乃(27)だという。「さっしーはゲームでファンのコの島へ遊びに来てくれる神対応ぶりなんです!」(ゲームファン)ゲームのなかでは、芸能人との“濃厚接触”も可能なのだ!芸能人たちをヒントにゴールデンウイークは楽しいおこもり生活を過ごしたい!「女性自身」2020年5月12・19日合併号 掲載
2020年05月05日お笑い芸人のヒロシ(48)が4月29日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)にゲスト出演。“一発屋芸人”から“キャンプ芸人”へと変貌を遂げた自身のキャラクターについてや、現在生きがいとなっている“ソロキャンプ”への想いを赤裸々に語った。数年前まで“一発屋芸人”として度々バラエティー番組に登場していたヒロシ。しかし趣味だったキャンプをYouTubeで動画配信したことから、“キャンプ芸人・ヒロシ先生”としての地位を確立。2015年にスタートさせた公式YouTube『ヒロシちゃんねる』の登録者数は、現在60万人を超えている。最近では『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の「キャンプたのしい芸人」などにも出演。複数人で盛り上がるグループキャンプとは一線を画した一人で楽しむ“ソロキャンプ”の魅力について、自身の自虐キャラを織り交ぜながら熱く語る場面が増えている。今日の『徹子の部屋』でも自虐ネタ時の陰気なホストの恰好で、陽気にキャンプの魅力を語るヒロシ。そのギャップがネット上で大反響を集め、“ヒロシ”がリアルタイムトレンドにランクイン。多数のコメントが寄せられた。《ヒロシさん本当にキャンプが好きなんだな…喋ってる表情見てると幸せそう笑》《ヒロシさん昔より表情が穏やかな気がする。ネタも好きだけど、キャンプのこと楽しそうに話してる姿好きだな》《徹子の部屋のヒロシが、一発屋芸人としてではなく、ソロキャンパーヒロシの方をメインにしてくれて、とても安心して面白く視聴できたな~良かった良かった!》芸人としては異例の、今回で4回目の『徹子の部屋』出演となるヒロシ。番組MCである黒柳徹子(86)の前でも緊張した様子はなく、堂々とした表情。時折大きな笑い声をあげながら、他のバラエティー番組よりもリラックスした雰囲気でトークを展開。徹子も終始、笑顔でヒロシの話を聞き入っている様子だった。ネット上ではこのヒロシと徹子の仲良さげな掛け合いも大きな話題に。《ヒロシ、徹子の部屋に4回も出てるのかw徹子さんよく笑ってるし絶対好かれてるなw》《徹子さんがヒロシさんのキャンプ用マグでお茶を召し上がってます、ほのぼのした貴重なシーン。徹子さんも楽しそうだし、5回目のご出演もきっと確約ですね》など、ヒロシの5回目の『徹子の部屋』出演を待ち望む声も上がっていた。
2020年04月29日テレビ朝日系「徹子の部屋」の4月22日放送回に「NEWS」の加藤シゲアキがゲスト出演。梅干し作りが趣味だという加藤さんの自作梅干しに「グッズで売って」の声や、故・ジャニー喜多川氏との最期の会話にも驚きの声が上がっている。番組は「NEWS」のライブ映像からスタート。トーク番組として親しまれてきた本番組でライブ映像が流されたことに「ライブ映像嬉しいな~!」「徹子の部屋でNEWSのライブ映像流れてた」など喜びの声がSNSに上がる。プライベートでは自炊することが多いという加藤さん。自ら梅干しを作っているという話題から、自作の梅干しをスタジオに持参、MCの黒柳徹子に進呈したのだが、梅干しをソファの裏側からいきなり取り出したことに視聴者からは「梅干しどっから取り出してんねん!!びっくりしたよ笑」「クッションの下に自前の梅干しを隠し持つシゲちゃん」など驚きの声が。また「梅干しひと粒がデカいね」「シゲの梅干しいいなぁ美味しそう」「頼む~梅干しグッズで売ってください!!」など“販売希望”のツイートも多数。その後トークは、昨年亡くなったジャニー喜多川氏からかけられた“最期の言葉”に関するエピソードへと展開。ジャニーズJr.時代はジャニー氏からかわいがってもらっていたという加藤さんだが、高校時代にデビューしてからは会う機会が減ってしまったとか。そんな加藤さんが久々にジャニー氏としっかり会える機会ができたところ、ジャニー氏は加藤さんがJr.だった当時を覚えておらず、「あの時のYOU? こんなんなっちゃって最悪だよ!」と言われ、それが結局最後の会話になったという。そのことについて加藤さんは「いま思えば、僕を叱るような、喝を入れるように励ましてくれたのかな」と語っていた。2003年にCDデビューしてから17年、一線で活動を続けるトップアイドルのメンバーにも関わらず、ジャニー氏とはなかなか話す機会がないことに驚いた視聴者も多かった様子で「結構、ジャニーさんとは会えないんだね」「そんなに会えないんだ」などの声も数多く投稿されていた。(笠緒)
2020年04月22日タレントの黒柳徹子、女優の芦田愛菜、お笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次が、サントリー緑茶「伊右衛門」の新テレビCMに初出演。「伊右衛門 やっと緑になったのね」篇(黒柳出演)、「伊右衛門 キレイな色」篇(芦田出演)が 4月13日から、「伊右衛門 ニュースでしょ」篇(加藤出演)が5月18日から全国で放送される。「伊右衛門」は、“淹れたてのような緑茶”が楽しめるペットボトル緑茶を目指し、発売以来最大のリニューアルをし、4月14日に発売する。新テレビCMでは、本木雅弘演じる伊右衛門が世の中を見渡し、「なんで今の緑茶は茶色なんや」「日本の緑茶に足りないものは何やろう」と自問。黒柳、芦田、加藤がそれぞれ新しくなった「伊右衛門」と出会い、その変化に気が付いて味わいを伝え、「答え、緑」というメッセージと共に、新生「伊右衛門」の幕開けを表現している。今回のCMは計6カ所で撮影が行われた。その内、5カ所がロケでの撮影。晴れるかな…と心配するスタッフだったが、撮影日は毎回素晴らしい天気に。本木のシーンは風がビュービューと吹く高所での撮影だったが、本番になるとピタッと風が止み、本木の風を操るパワーにスタッフは驚かされていたという。黒柳、芦田、加藤は今回初めての「伊右衛門」CM出演。撮影前に新・旧「伊右衛門」を手に取り、色の違いに3人とも驚いた様子。その自然なリアクションがCMでもたっぷりと表現されている。また、芦田が「伊右衛門」を飲むシーンでは「神々しい…」とスタッフが声を漏らしていた。
2020年04月08日黒柳徹子が司会を務めるトークショー「徹子の部屋」が45年目に突入。これを記念して放送されるゴールデンタイム3時間スペシャルに、木村拓哉、マツコ・デラックスが登場する。「徹子の部屋」は1976年2月2日にスタートして以来、編集を加えない“生放送スタイル”を貫き通し、のべ1万人以上のゲストとトークを展開。今年で放送45年目に突入し、3月30日(月)からは午後1時に“お引越し”する。そんな中、今回、黒柳さんがこよなく愛する帝国ホテルでの出張ロケに同行するのは、高校時代に同級生だったことがある木村拓哉とマツコ・デラックス。黒柳さんとマツコさんがトークをする中、木村さんが45年目突入を祝福する大きな花束を手に華麗に登場し、黒柳さんを感激させる。3人で帝国ホテルへ!匠の技を堪能舞台となるのは、帝国ホテル最大級の面積を誇る宴会場“富士の間”。テニスコート6面が入る大広間に、帝国ホテル130年の歴史を支える“おもてなし職人”たちが登場し、ホテルに関するクイズを紹介しながら、3人の目の前で匠の技を披露していく。宿泊客を案内して1日3万歩を歩き回るというベルマンや、ホテル内にある5万球もの電球を見て回る電球交換師、世界大会で受賞経験もあるスゴ腕の氷彫刻師、故・森光子さんも愛した絶品レシピを生み出した特別料理顧問らがおもてなしの技を見せていく。なかでも、氷彫刻師の男性は、3人の目の前でライブパフォーマンスを披露!黒柳さんが大好きな“パンダ”と番組のロゴ、花束をデザインした美しい作品で、なんと木村さんが“赤ちゃんパンダ”を取り出す大役を担うことに!黒柳さんから「落とさないでね~!」と何度も注意された木村さんは…!?繊細な氷彫刻に大興奮!3ショットで仲良くお買い物もそしてついに作品が完成すると、その迫力かつ繊細な技の数々に、木村さんもマツコさんも「コレはスゴイ!」を連発。黒柳さんも「パンダの手足の白いところはどうやって作るの?」と興味津々の表情を浮かべて…!?さらには、帝国ホテルインペリアルタワー内にある専門店街“帝国プラザ東京”にある店が出張販売にやって来るひと幕も。3人はカートを押しながらショッピングも堪能。高級アンティークショップでは、超貴重な美術品に黒柳さんの目が釘付けに。伝統工芸品店やドライフルーツの店では、3人が仲良くお買い上げ。また、木村さんとマツコさんが「徹子の部屋」に初出演したときの秘蔵映像をふり返りながら、豪華3ショットトーク!木村さんが初めて登場したときに驚いたこととは…!?また、マツコさんが木村さんの自宅に遊びに行ったときのエピソードや、黒柳さんと故・ジャニー喜多川との思い出など、ほかではなかなか聞けないトークも繰り広げられる。寺島しのぶ、息子とスタジオトークに登場なお、スタジオでのスペシャルトークのゲストには、女優・寺島しのぶと7歳の長男・寺嶋眞秀くんが揃って出演。フランス人のローランさんを父に持つ眞秀くんはCMや映画の吹き替えなどで活躍中。2歳で歌舞伎に興味を持ち、4歳で歌舞伎デビューを果たしている。今回は、そんな眞秀くんの素顔が分かる自宅でのホームビデオやフランスへの家族旅行のホームビデオを公開、黒柳さんとのトークも弾むことに!?「徹子の部屋 45年目突入SP」は4月2日(金)19時よりテレビ朝日系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2020年03月30日40年以上続く黒柳徹子の長寿トーク番組「徹子の部屋」。その3月13日放送回に俳優の中村倫也がゲスト出演。父親の実家リフォームエピソードや動物好きな中村さんならではのペット話に、癒される視聴者が続出している。カメレオン俳優と呼ばれることについて「僕はガラッと変わるほうが楽しいなと思っている」という中村さん。朝ドラ「半分、青い。」で大きな注目を集めた頃、写真集を発売。リリースのキャンペーンで地方を回った際には、自分の祖父母より上の世代と思われるファンが、酸素吸入器をつけて付き添いの人と共に握手会に来たという。初めての経験に「仕事頑張ってきてよかった。もっといろんな作品で楽しい思いをさせたい」と感じたそう。その後生い立ちなどを経てトークは家族にまつわる話題へ。「僕より僕のことを知ってるんじゃないかってぐらい」自分のことをネットで調べているという中村さんの父親は、建築士の資格を持っていることから、実家に帰るたびに自宅の改造を行って中村さんを驚かせているとか。ある日、自宅に帰ると、天井の扉を開けると階段が降りてきて、そこから屋根裏に行ける「忍者屋敷みたい」な屋根裏の収納スペースができていたという。中村さんはスケッチブックに手書きで描いてその様子を説明。視聴者からは「沢山ご家族の話引き出してくださってありがたい徹子さん」「ご両親の話が多くてうれしいあまり聞いたことないから」など普段聞けない家族のエピソードに喜びの声が上がる。また動物好きとして知られる中村さん。今回も自宅で飼っている古代魚・ポリプテルスやハムスターの写真を紹介。これまでに30匹ほどハムスターを飼ってきたという中村さんの、嬉しそうに動物の話をする様子にも「生き物の話になったらさらにイキイキしてる」「中村倫也に飼われるハムスターになりたい」「中村倫也さんとハムスターの組み合わせ神」などの反応が。放送後も「中村倫也ワールドと黒柳徹子ワールドが合わさると何とも不思議な空気感」「穏やかな話し方、とても素敵でしたー」「家族の話をする倫也さんの優しいお顔と声に癒されまくりました」などの投稿が多数SNSに上がっている。(笠緒)
2020年03月13日黒柳徹子が司会を務めるテレビ朝日系「徹子の部屋」の3月12日(木)放送回に、ドラマ「ケイジとケンジ 所轄と地検の24時」で主演を務める俳優の桐谷健太がゲスト出演する。「ROOKIES」や「流星の絆」「JIN-仁-」などのドラマで知名度を上げると、「天皇の料理番」や『バクマン。』など数々の出演作で俳優としてさらに進化。「カインとアベル」では運命に翻弄される兄弟の兄を、連続テレビ小説「まんぷく」では自信家の商売人を、「4分間のマリーゴールド」では責任感の強い主人公たちの兄を演じるなど、常に出演作が続く桐谷さん。今回は“歴史に残る”名場面を生み出した10年前の本番組初出演時をふり返るほか、子ども時代から現在に至るまで支え続けてくれる両親への思いなどを明かす。また下積み時代の桐谷さんを知る恩人の“大物俳優”からのサプライズメッセージも。メッセージに対する桐谷さんの反応とは!?桐谷さんが体育教師から転職した異色の刑事に扮する「ケイジとケンジ 所轄と地検の24時」が、3月12日(木)最終回を迎える。同作は桐谷さんが“元体育教師の異色な刑事”仲井戸豪太を、東出昌大が“東大卒の頭でっかちな超エリート検事”真島修平をそれぞれ演じるほか、比嘉愛未が豪太の妹で修平のサポートをする立会事務官の仲井戸みなみ役で出演。また豪太とバディを組む刑事の目黒元気役で磯村勇斗、“枯れ専”刑事の毛利ひかる役で今田美桜も参加。最終回では横浜桜木署管内で激しい暴行を受けた身元不明の遺体が見つかり、修平が事件を担当することに。調べると殺されたのは半グレ集団の幹部で、そのリーダーは桜木署が児童虐待容疑で追っている男・久我山勝也(桐山漣)だった。半グレ組織を壊滅しようとする豪太。豪太の思いに共鳴した修平は桜木署が中心となって捜査を進めるよう指示するが…というストーリー。「ケイジとケンジ 所轄と地検の24時」最終回は3月12日(木)21時~テレビ朝日系で放送。桐谷健太出演の「徹子の部屋」は3月12日(木)12時~テレビ朝日系で放送。(笠緒)
2020年03月11日日本のエンタメ界のゴッドマザーと言っても過言ではない、女優の黒柳徹子さんが、50周年を記念し大量のパンダと一緒に登場。今、女の子たちに伝えたいこと、語ります!昔の若い人たちって、もっとめちゃくちゃだった。――今の若い世代をご覧になって、何か思うことはありますか?黒柳:そうねぇ…。良いか悪いかは別なんだけれども、お行儀の良い子が多いかしら。昔、私は『ザ・ベストテン』という音楽ランキング番組の司会をやっていたんですけれど、例えばマッチ(近藤真彦さん)とか、桑田(佳祐)さんとか、にっちもさっちもいかない“きかん坊”みたいな子たちが、結構いたのよ。どうなっちゃうかわかんないって感じの子たち(笑)。もちろん、今の子たちに面白みが足りないってわけでもないんだけど、昔のほうがみんな、めちゃくちゃだった気がするの(笑)。ananの方も、取材でいろんな人に会われるでしょ?今、どうなっちゃうかわかんない感じの人って、います?――え?!あの、ちゃんとした方ばかりだと思います(笑)。黒柳:そうでしょ?そうよね(笑)。でも別にそれが悪いわけじゃないのよ?誤解しないでね(笑)。――はい(笑)。特に女の子たちに伝えたいことはありますか?黒柳:やりたいことがあったら、やったほうがいいわよ、っていうこと。これをやったらどう言われるかなとか、どんな目で見られるかなとか、ありますよね。あとお金がない、とかもね。でも、やりたいと思うことは、やったほうがいい。失敗したとしても、そこからまた新しい道を見つけて生きていけるんだから。それから、誰かと比べたりするのも、しないほうがいいわね。あ、あと、くよくよしないってことも大事ね。――確かに徹子さんって、くよくよしなそうです。黒柳:そうでしょ。面白い話があるんだけど、大昔、夜に私が家でワーワー泣いてたんですって、なんでだか知らないけど(笑)。で、泣きながら母にいろいろ話をしながらふと見たら、テーブルの上におせんべいがあったから、おせんべいを食べてたの。そしたら母がね、「あなた今バリバリ音を立てておせんべいを食べているけれど、今のあなたの頭の中に、さっき泣いていたことが少しでも残っているのか、いないのか、そこちょっと知りたいんだけど」と。うちの母、面白いわよね。それで私はちょっと考えてみたんだけど、なんにも残ってないの。頭の中にあるのは、おせんべいおいしいな、くらいなことなわけ(笑)。それで「残ってない」って言ったら、「そうでしょうねぇ、そうじゃなきゃそんなに音立てて、おせんべい食べられないわよね」って。それを思い出すと私って、つまり、くよくよしないのよ。終わったことは終わったことって、思えちゃう。それも私の生きる秘訣かもしれないわね。――先ほど“自分らしく”という言葉が出ましたが、徹子さんのファッションは、まさに“自分らしさ”のかたまりだと思います。おしゃれの極意を教えてください!黒柳:うーん、やっぱり、個性的であること、よねぇ。何を個性的と言うかは、人によってそれぞれですけれども…。個性的で、人の迷惑にならないようなもの(笑)。でも今思うと、私のおしゃれはやっぱり、母(エッセイストの黒柳朝さん)の影響が大きいんじゃないかしら。戦争中、東京大空襲の翌日に、母が「もうこれは疎開しないわけにはいかない」ってことで、偶然汽車の中で知り合った青森のおじさんのところに身を寄せて、畑の中にあるりんご小屋に住まわせてもらったの。で、その小屋に着いた途端にね、母が風呂敷にしていたゴブラン織の布を、カーテンにしたのよ。その布は実は、東京の家にあったソファに使われていた生地で、どうやら母は「どうせ置いていくなら」って切り出したらしい(笑)。あと、ドライフラワーを壁にくっつけたり。たった6畳の狭い小屋だったけれど、母のこだわりで、とても楽しい空間になったわけ。その、“どんなときでも、自分らしく楽しむ”っていう母の精神は、ファッションはもちろん、いろんなことに受け継がれていると思う。――特に『徹子の部屋』の衣装は、毎回見ごたえがあります。黒柳:今から44年前、番組が始まったときは、衣装を毎日変えるつもりはなかったの。でも衣装を楽しみに見ている方がいらっしゃるのを、視聴者からのお便りで知ったので、毎日違うものを着たほうがいいな、と思ったわけ。でも収入的にも、そんなにバンバン買える余裕もなかったのよね。だから、白いブラウスを買ったらまず白で着て、次に染め粉を買ってきてピンクに染めて、今度は水色を加えて薄紫にして、グレーにして、最後は黒に染める。都合5回は着られるでしょ。ストッキングなんかも、昔は黒いストッキングが高くてね、肌色のを買ってきて、それも家のお鍋で染め粉と煮て、黒にしてたの。ささくれだったお箸でつまむと伝線しちゃうから、きれいなお箸でそーっと取り出してね(笑)。母も染め物が好きで、いろんなお鍋で染めちゃうから、黒柳家のお鍋が一時期みんな染まっちゃって、もう大変(笑)。でもそうやって、研究して工夫するのって、自分らしいものができるじゃない。だからおしゃれって楽しいのよね。70年以上抱えてきた謎がつい最近、解決しました。――噂によると、100歳になったら政治記者になりたいとか…。黒柳:そう。100歳のおばあさんがマイク片手に「総理!総理!」って迫ったら、誰も蹴飛ばせないし、総理も無碍にはできないでしょ?(笑)だから90歳になったら政治の勉強しようと思って。――確かに(笑)。そういえば徹子さんは、女優の仕事と並行して、ユニセフの親善大使の仕事も長くなさってますよね。黒柳:そうね、去年亡くなった緒方貞子先生の紹介で、国連から任命していただいて、もう36年になります。この仕事をしていなかったら、世界の子どもの状況を知らずに生きていたかもしれないって思うんです。何ひとつ、子どもたちのせいではないのに餓死したり…。私がひとつ世界に望むとしたら、本当に、とにかく戦争をしないでほしい。私は、戦争がどんなにいやなものかっていうことを、身をもって知っていますから。でもね、そういえば、私それこそ戦争中からずーっと不思議に思っていたことがあって。――なんですか?黒柳:戦争って、いつ爆弾が落ちてくるかわからないような状況で、親もいつ死ぬかわからないわけ。そんな中、私たち子どもはなんで毎日学校に行くんだろうって思ってたの。しかも学校に行っても空襲警報が鳴れば防空壕に入らなきゃいけないし…っていっても、その辺に掘った穴に入るだけなんだけど(笑)。学校、意味ないじゃないか、国の策略か?!くらいに思ってたの(笑)。でもね、この間レバノンに行ったとき、大勢入ってきている難民の子どもたちに教育を受けさせるのに、本当に苦労してるって話を聞いて。シリアの方が言うには、「小学生くらいのときに教え込まれたことが、大人になってからきっと役に立つ」って。私そのときやっと、ずーっと不思議に思ってきた、戦火の中でも学校に行く意味がわかったの。なるほどって。それにしても、86歳になってまだ発見があるんだもの。人生って面白い(笑)。くろやなぎ・てつこ東京都出身。日本にテレビが誕生した1953年からNHK専属テレビ女優となり、以降テレビドラマや演劇に加え、司会者、タレント、エッセイストなどとして幅広く活躍。トーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)は放送45年目を迎えた大人気番組。クイズ番組『世界ふしぎ発見!』(TBS系)も今年35年目を迎える。※『anan』2020年3月11日号より。写真・下村一喜(AGENCE HIRATA)スタイリスト・大野美智子ヘア・草替哉夢メイク・mahiro(by anan編集部)
2020年03月07日トーク番組『徹子の部屋』をはじめ、86歳になった今も様々なフィールドで活躍し、日本中から愛されている黒柳徹子さん。『anan』2000号にもご登場いただき、徹子さんと『anan』の間には、実はパンダにまつわる強い絆がある件をお話ししてくださいました。今回もスタートはそんなパンダの話から!知れば知るほど謎深い。興味が尽きないからこそ、パンダが好き。――日本にまったく情報がない頃から、パンダを愛していらしたと伺っていますが、パンダの何に惹きつけられたのでしょうか?黒柳:前にもお話ししましたけれど、最初はね、アメリカ帰りの叔父さんがおみやげにくれた、ぬいぐるみだったんです。白と黒の熊みたいな動物、かわいいなぁと思って大事にしてたの。その頃はその動物がパンダであることも、そして実在していることも知らなかったんだけど。戦争中も、リュックにそのぬいぐるみを入れて大事に持ち歩いていて、その後戦争が終わり、中国に実物が棲んでいることを知り、いつか本物を見たいって思うようになったわけ。なぜそんなに惹かれたか?そうねぇ…、なんていうのかしらね、見るからにかわいいのはもちろんなんだけど、とにかく謎が多い動物なの。調べれば調べるほど不思議な動物。結果的に、いつの間にか私は素人ながらパンダに相当詳しい人になっちゃったんだけど、今でもまだ興味が尽きない。あとね、パンダは平和的なのよ。――平和的、とは?黒柳:パンダって、熊みたいに後ろ脚で立ち上がって、わーって吠えて威嚇したりしない動物なんです。普段の鳴き声も、メェ~みたいな感じだし。前に聞いた話なんですけれど、飼育員さんがパンダ舎の掃除をしてたとき、外から誰かに「パンダって、おとなしいんですか?かかってきたりしないんですか?」って聞かれたんですって。「おとなしいですよ」って言いながら、じゃれついてくるパンダを竹のほうきでグイグイ押して、転がして、「ほら、こんなもんですよ」って。で、ほうきを中に置いたまま一瞬檻の外に出たらしいんだけど、飼育員がいなくなった途端、中にいたパンダが竹ぼうきをバキッて折ったんですって(笑)。つまり、力はすごく強いんだけど、誰もいなくなってからそれを試すってところが、なんともかわいいじゃないですか。そういうところが好き(笑)。――本当は力強いけれど、見た目はとってもかわいい。そして知れば知るほど興味が出る。愛される理由にあふれてますね、パンダ。黒柳:たしかにそうね。私が初めてパンダを見たのが’67年、ロンドンだったの。チチってメスがいて、そこにソ連(現ロシア)から、アンアンって男の子パンダが婿入りに来てて。帰国後にその話をしたことが、雑誌に“アンアン”って名前が付く、きっかけのひとつになったのよね。その雑誌が50年も続いているなんて、すごいことよね。私も嬉しく思います。――弊誌の読者は20代から30代の女性が中心です。今から50年前、徹子さんも30代半ばだったと思うのですが、その当時はどんなことを考えていましたか?黒柳:30代よね…。私は女学校を出たあと音楽学校に行って、すぐNHKの専属女優になりデビューしたの。毎日毎日朝から晩までテレビとラジオに出てたんだけれども、共演者の中に舞台役者さんなんかがいると、すごく演技が上手なわけ。一方私は、個性的とは言われたけれど根本的には演技の勉強なんて何もしたことがなかったから、30歳を越えたくらいから、このままじゃ駄目だなと思うようになっていたのね。一度考える時間を持たなきゃ、と思ってたの。それでNHKを辞めて、すべてやめて渡米したの。それが38歳のとき。――ニューヨークで、演劇学校に通われたそうですね。黒柳:そうそう。今でもすごく新鮮に思い出せる。あのときは楽しかったなって。何度も思い出すから、思い出が全然薄くならないの。いつまでたっても、とっても鮮烈。――学んだことで、今でも役に立っていることはありますか?黒柳:役の作り方で、とても思い出に残っていることがあって。演劇の先生がね、チェーホフの『三人姉妹』って芝居の中の、1分くらいのモノローグをある生徒にやらせたの。それでその生徒が、窓の外を見ながら「あぁモスクワに帰りたい」って言うんだけど、そこで先生が、「ちょっと、モスクワに帰りたいっていうけど、モスクワのどこに帰りたいの?」って。「えーとモスクワの家です」。それに対して先生が、「家?家のどこ?人は“自分の家に帰りたい”って思うときには、頭の中にその場所の映像があるものよ。あなた、モスクワのあなたの家のどこに帰りたいの?階段?日が当たる自分の部屋?どこ?あなたの頭には何も浮かんでないっていうのが私にはわかるのよ。そういうウソは、ついちゃ駄目なの」って先生がおっしゃって。すごくその教えが印象的でね。それ以降、私は芝居をするときには、全部のセリフに裏付けを考えるようになったわ。だから、マリア・カラスを描いた舞台『マスター・クラス』をやるときは大変だった。彼女の人生を全部勉強して、もちろん出演したオペラ30作品も勉強した。それを頭に入れなきゃいけなかったんだから。でもそのおかげで随分評価していただいて。とっても嬉しかったのを覚えてます。――徹子さんは、常に前向きに、楽しく生きている印象がありますが、その秘訣はなんでしょう?黒柳:正直仕事に関して、「あれをしたい!」とか、「賞が欲しい!」とか、そんなことを思ったことは一度もないんです。毎日朝起きるたびに思うのは、「今日は何をするのかしら、面白いことがありそうだわ」ということ。それもニューヨークの先生に習ったことなんだけど、特にアメリカのショウビズ界は役を取るのも大変だし、毎日が戦いなわけ。だから、“前に進む”ってことを、いつも考えてなきゃ駄目よって言われたんです。だから常に、私自身が面白いなと思うことに対して、正直に、生き生きとしていようって思います。なんかね、ズルズルしてるのって私らしくないの。自分らしくあろうと思うと、自然に行動がサッサとしちゃうのよね(笑)くろやなぎ・てつこ東京都出身。日本にテレビが誕生した1953年からNHK専属テレビ女優となり、以降テレビドラマや演劇に加え、司会者、タレント、エッセイストなどとして幅広く活躍。トーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)は放送45年目を迎えた大人気番組。クイズ番組『世界ふしぎ発見!』(TBS系)も今年35年目を迎える。※『anan』2020年3月11日号より。写真・下村一喜(AGENCE HIRATA)スタイリスト・大野美智子ヘア・草替哉夢メイク・mahiro(by anan編集部)
2020年03月04日今週は『anan』創刊50周年を記念して、誌名の由来でもあり、トレードマークとしてもお馴染みのパンダをフィーチャー。その愛らしいルックスに、心ときめくこと間違いなし!もの思いにふけるパンダが、玄関でお出迎え。フィンランド発の老舗のテキスタイルブランド『フィンレイソン』のふわモコマット。「AJATUS」(=思案する)というシリーズ名通り、何か考え込んでいるようなパンダがキュート。70×45cm¥4,800(フィンレイソン)パンダといえばこの人!トットちゃんのコンパクトミラー。本誌の名付け親の一人であり、大のパンダ好きとしても知られる黒柳徹子さん=トットちゃんのミラー。絵は黒柳さんの友人でイラストレーターの田村セツコさんが手がけている。6.7cm角¥1,800(TOTTO-CHAN SHOP)自立式で収納やダストボックスとしても。サスティナブルで遊び心のあるアイテムを数多く手がける、ベルリンのデザインユニット「kolor」によるペーパーバッグ。耐久性のある2層の紙で作られているため、形を整えれば自立させることも可能。W55×H84cm¥1,600(シボネ青山)デスクまわりに立てておくだけで気分ほっこり。ダイカットと呼ばれる型抜き技術で、パンダのシルエットを表現したメモパッド。用紙が減っても自立しやすいよう、起毛素材の表紙に小型のマグネットを装着。罫線入りで実用性も抜群。¥600(マルモ印刷)ころんとした毛糸のパンダモチーフに胸キュン!パンダのようなツートーンの色や素材を組み合わせた服や雑貨が揃う『my panda』から、柔らかなラムレザーのバブーシュがお目見え。パンダモチーフはすべて手作りで温もり溢れる表情に。¥4,800(my panda)※『anan』2020年3月11日号より。写真・多田 寛スタイリスト・池田沙織文・菅野綾子(by anan編集部)
2020年03月04日anan創刊50周年を記念した表紙アーカイブ展が、3月2日~3月8日まで東京メトロ新宿駅 メトロプロムナードで開催中。表紙アーカイブ展のレポートや会場に設置された巨大パンダの制作秘話をお届けします。文・小田原みみanan創刊50周年を記念した表紙アーカイブ展が、3月2日~3月8日まで東京メトロ新宿駅 メトロプロムナードで開催中。初日に早速行ってきました!約80メートルの通路の壁に『anan』の創刊号から50周年記念の最新号2191号までの表紙が年代順にズラリと並び、そのど真ん中には巨大パンダが鎮座しています。また柱30本に創刊号の表紙や、最新号表紙の別カットが巻かれ、天井からもanan50周年の宣伝が吊り下げられて、周辺はanan一色です。新宿駅の地下道、東口方面から西口方面に向かってananの歴史が進んでいきます。東口で最初に目に飛び込んでくるのは『anan』創刊号の表紙。当時としては珍しい海外のモデルを起用したセンセーショナルな表紙は世間の注目を浴び、50年たった今でも「おしゃれ」「斬新」という印象です。この一冊から『anan』の歴史は始まりました。1970年代の『anan』の表紙は海外のモデルさんがメイン。当時『anan』は女性にとって旅や最新ファッションの教科書だったことがわかる表紙が多くを占めています。1980年代前半はキャッチコピー全盛期。「いけないことほどしたくなる」「いい女からかわいい女へ」等表紙に書かれている言葉は、今でも改めて読んでみたくなります。そして、1980年代後半~1990年代は、現在も第一線で活躍されている方が表紙に多く登場しはじめます。特集内容もそれまでのファッションやヘアスタイルに加え、インテリア、雑貨、カルチャーと、時代に合わせて多岐にわたるようになりました。また、現在も続く「セックス特集」や「占い特集」はこの頃誕生しています。「好きな男」や「誌上ヘアカット」など『anan』が先駆者的にスタートさせた特集も多くみられます。2000年代以降の表紙はまだ記憶に。表紙の目の前に立つと、その表紙を飾った人と目が合うような感覚になりドキッとすることも。今をときめく方たちの表紙に心奪われうっとりと眺めているといちばん西側は50周年記念特別号のKing & Princeの皆さんがパンダになった表紙です。老若男女問わず皆さんジッと見入ったり、お気に入りの表紙をスマホで撮ったりしていたのですが、「かっこいい!」「かわいい!」という声にくわえ、「懐かしい…」とつぶやいている方がいたのが印象的。50年間という雑誌の長い歴史があるからこそ、それぞれの時代を生きた自分と『anan』の歴史を重ね合わすことができるのだと感じました。今回表紙展の中央には、周辺を見守っているかのような高さ約2メートルの巨大パンダが座っています。この巨大パンダにこめられた想いや表紙展の制作秘話をマガジンハウス宣伝部の担当者に聞きました。―今回なぜこの巨大パンダを制作しようと思ったのですか?『anan』という雑誌の名前の由来は諸説あります。その中の一つに大のパンダ愛好家の黒柳徹子さんがロンドンで「アンアン」という名前のパンダを見て、帰国後にその話をしていたらたまたま新創刊される雑誌の話をしていて…というエピソードがあります。黒柳さんのこのお話がきっかけで、パンダが『anan』のキャラクターになり、イラストレーターの大橋歩さんが描いたパンダが創刊号から現在も表紙まわりに登場しています。このパンダは今日まで50年間雑誌を見守ってきました。ところが、最近は『anan』のキャラクターがパンダだということを知らない方も多いのではないかと思い、あらためてパンダは『anan』と深いつながりのあるキャラクターということを多くの方に知っていただきたく、インパクトのある巨大パンダを制作しました。―立体的な巨大パンダ、どうやって作られたんですか?制作会社の方にパンダのぬいぐるみを3Dスキャンしてもらって、様々な箇所にこだわりながら作ってもらいました。が、実はこのぬいぐるみづくりが大変でした。『anan』では創刊30周年の時に、大橋さんのイラストを基にしたパンダのぬいぐるみを作っているのですが、今回は50周年ということで新たに作り直しをすることになったんです。イラストのイメージを損なわず、立体的なので横から見たときのフォルムの再現に試行錯誤し、試作に試作を重ねたのですがなかなかうまくいかず(涙!)。試作6回目で、編集部の皆が納得するぬいぐるみが完成しました。大小200個、新聞広告や記念号の扉に、黒柳徹子さんとたくさんのパンダのぬいぐるみの写真がありますが、あれです。―巨大パンダ、どのような点にこだわっているんですか?いくつかあるんですが、まずはパンダの肌ざわり。生地サンプルをたくさん取り寄せてもらい、これだという肌ざわりの1枚に決めました。また、パンダの足にもこだわっています。実はあの足の中はFRPというレーシングカーでも使用されているような丈夫な素材が使われていて、大人が座っても大丈夫なようにできています。そして、いちばんのこだわりはパンダの目の位置! 身長160cm前後の人がパンダの前に立つとちょうどパンダと目が合うような高さになっているんですよ。―パンダと目が合うなんてめったにない機会ですね! またどこかでこのパンダと会えますか?新宿での展示は3月8日までなのですが、その後しばらくマガジンハウス本社に設置される予定です。残念ながら一般公開していないのですが。また、秋にもイベントを予定しているので、そこでも登場するかもしれません。楽しみにしていてください。―最後に、この50周年記念展示で一番の見どころは何ですか?インパクト大な巨大パンダはもちろんのこと、『anan』の50年という長い歴史をこの表紙展から感じてもらえたらと思います。―お話ありがとうございました。時代や流行は移り変わりましたが、『anan』は創刊から変わっていないことがあります。それは、すべての女性の好奇心と幸せに寄り添いってきたということ。これからも『anan』はその時代を生きる女性たちの味方でありたいと思っています。
2020年03月03日3月3日(火)放送の「徹子の部屋」に世界を股にかけるモデルでもあり、ドラマや映画で女優としても活動する冨永愛が出演する。姉が読者モデルに応募したことで雑誌「プチセブン」のモデルとしてデビュー。17歳の時に雑誌「ヴォーグ」に写真が掲載されたことで、海外のファッション関係者に注目され、2001年、ニューヨークコレクションで世界デビュー。その後も世界で活動する冨永さん。2004年には映画『デビルマン』やドラマ「オンナ♀ルール 幸せになるための50の掟」で女優として活動開始。昨年秋クールに放送された「グランメゾン東京」では、木村拓哉演じる主人公・尾花の元カノで、グルメ雑誌編集長のリンダ役で出演。グランメゾン東京を立ち上げ、東京で再び三つ星を獲ろうとする尾花たちの前に立ちはだかる“ラスボス”としてその存在感を見せつけた。そんな冨永さんが、美ボディを作るコツから綺麗に見える歩き方まで実践で披露。そして現在14歳の長男を持つシングルマザーとしての生活を告白。なんと、小学校のPTAの仕事もこなしていたという。世界を舞台に活躍する冨永さんが徹子さんとどんなトークを繰り広げるのか、オンエアをお楽しみに。冨永さんは初のビューティー本「冨永愛 美の法則」を刊行。世界のショーのランウェイを歩いてきた冨永さんの“美しい人になるための習慣”をまとめた一冊となっており、ダイヤモンド社より3月12日(木)に発売となる。圧倒的なスタイルを武器に世界に進出、チャリティや社会貢献活動、日本の伝統文化を国内外に伝える活動などでも知られる冨永さんが出演する「徹子の部屋」は3月3日(火)12時~テレビ朝日系で放送。(笠緒)
2020年03月02日黒柳徹子が司会を務めるテレビ朝日系「徹子の部屋」の2月14日放送回に、俳優の生田斗真が出演。番組では黒柳さんからの“無茶振り”に答えKinKi Kidsのダンスを披露、弟の生田竜聖とのエピソードなども披露され、視聴者から喜びの声が上がっている。放送日が2月14日バレンタインデーということで、番組の冒頭では黒柳さんが手作りクッキーをプレゼント。ハート型の箱を開けた生田さんは“LOVE”と生田さんの名前の “と” “う” “ま” の字が書かれたクッキーに「かわいい!」と喜びの表情を見せる。黒柳さんに勧められクッキーを口にする生田さんの姿に「黒柳徹子からバレンタイン手作りチョコ貰うとかすごい」「手作りバレンタインプレゼントいいなぁ~」「黒柳徹子さんのクッキーうちも食べたい!!!」などの声が上がる。その後トークは昨年放送された大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」の話題や、中学時代から交友関係が続く尾上松也との友情エピソードなどを経て、デビューのきっかけとなったジャニーズのオーディションへと展開。当時の映像が流されると黒柳さんから、当時覚えた振り付けを「今ちょっとここでやってって言ったらできます」と“無茶振り”されると、生田さんは「さすが徹子さん、無茶ぶりがすごい」と一瞬天を仰ぐも、すぐさま立ち上がり、KinKi Kids「硝子の少年」のサビを踊り切る。これには「無茶振りが良い方に出た」「むちゃぶりのおかげで踊る斗真が見れるとか ありがとう徹子さん」など、視聴者から喜びの声が。また弟でフジテレビアナウンサーの竜聖さんに話が及ぶと「僕の中では小さい頃の弟のまま」で「ニュースを読んでる姿を見ても噛まないか心配になっちゃう」と、弟思いの兄の顔を見せた生田さん。そんな竜聖さんは“兄バカ”で、生田さんの舞台を観るたびに「最高だよ、いい役者だね」と言ってくれるのだとか。そんな仲良し兄弟ぶりにも「2人でダイヤモンドヘッド行くとかどんだけ仲良し兄弟だよ」「お互いが大好きなの伝わってほっこりする」などの声が送られていた。(笠緒)
2020年02月14日1976年から放送が開始され、現在まで続く黒柳徹子による長寿トーク番組「徹子の部屋」の1月30日(木)放送回に、俳優の安田顕が登場する。大学で演劇研究会に入り、そこから森崎博之、大泉洋、戸次重幸、音尾琢真と共に演劇ユニット「TEAM-NACS」を結成。大泉さん出演の「水曜どうでしょう」への出演で注目を集めた安田さん。「アオイホノオ」や「俺の話は長い」などのコメディタッチな芝居から「下町ロケット」「小さな巨人」などの重厚な演技まで幅広く役柄をこなす俳優として、様々な作品で起用され、『銀魂』『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』『ザ・ファブル』など多数の映画でも活躍、日本映画、ドラマ界にはなくてはならない存在となっている。溶接工の父と保険の外交をしていた母の元で育ったという安田さん。その母が最近、誕生日にくれたある言葉に初めて「親の老い」を感じ、気持ちを新たにしたと語る。また小学生の頃は、海辺でつかまえたカニをおやつ代わりにしていたなどのエピソードも。また、たまに休みがあっても、前日の晩に飲み過ぎてしまうため、上手に休日を過ごせないという。深夜、家族が寝静まるのを待ち、こっそり家を抜け出し、明け方近くまでお酒と音楽に酔いしれるのが楽しみ…といささか反省がちに語る。バラエティではそのトーク力も冴えわたる安田さんが、黒柳さんとどんなトークを繰り広げるのか。乞うご期待!今回ゲストの安田さんは、2月から放送がはじまるテレビ朝日系土曜ナイトドラマ「アリバイ崩し承ります」に出演。同作は「2019本格ミステリ・ベスト10」で1位に輝いたトリックの名手・大山誠一郎の同名小説をドラマ化する本格謎解きミステリー。祖父の跡を継いで時計店を営む主人公が“時計店で働く者こそ、時間にまつわるアリバイ崩しに適任”という信念のもと、時計修理と平行して事件の真相を解明するという本格派だが気軽に楽しめる新感覚ミステリー。浜辺美波が時計店の若き店主の主人公・美谷時乃を演じ、安田さんはひょんなことから時乃の営む時計店の裏にある母屋に下宿することになる、左遷されてきた警察キャリア・察時美幸役で出演。2人のバディに成田凌演じる那野県警察本部刑事部捜査一課の刑事・渡海雄馬らが絡んでいく。「アリバイ崩し承ります」は2月1日より毎週土曜日23時15分~テレビ朝日系にて放送。※一部地域で放送時間が異なります。安田さんをゲストに迎える「徹子の部屋」は1月30日(木)12時~テレビ朝日系で放送。(笠緒)
2020年01月29日タレントの堀ちえみ(52)が1月7日、「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に登場した。昨年2月に舌がんの手術を受けた堀にとって、復帰後初となるテレビ出演。その奇跡の復活に司会・黒柳徹子(86)も思わず涙ぐんでいた。黒柳は冒頭で「お帰りなさい!」と堀を迎え入れると、涙を堪えながら「よかったね、元気でね」と口にした。「大変でしたけど、無事戻ってきました」と話した堀は、舌の6割以上を切除したため話し方がたどたどしくなっていた。しかし、黒柳は「これは堀さんの個性」と言葉をかけていた。また番組では闘病のさなか、黒柳から手紙をもらったという堀が涙を流しながら「素敵なお手紙を頂きまして、すごく心の支えになって……」と感謝するシーンも。さらに今後の目標について訊ねられると「2年後にデビュー40周年になるんで、そのときにはライブができるようになれば」と意気込んでいた。手術から1年も経たないうちに復帰し、「病気に負けないということをお伝えしたくて」とも話した堀。その姿は大きな話題となり、Twitterでは「堀ちえみ」「徹子の部屋」といった関連ワードがトレンド入りを果たした。さらに、過酷な試練を乗り越えた堀の姿に感動したという声が上がっている。《ステージ4のがんだからボロボロになると思ってたら、がんになる前と変わらない顔立ちで嬉しかった。堀さんも、医療の進歩は進んでるって言ってたし、完全復活してほしい》《舌がんから復帰した堀ちえみさんの肉声を聞いて涙が出た。ここまでくるのにどれだけの苦難があったろうか。想像を絶する。並大抵なことではないと思う》《また歌が歌いたいという強い決意。涙が止まりません》番組で「お聞き苦しい点もたくさんあったと思いますけれども……」と申し訳なさそうにしていた堀。しかし、30分弱の番組でトークできるようになるまでには大変な努力があったようだ。昨年3月、静岡県立静岡がんセンターリハビリテーション科の言語聴覚士・神田亨さんは本誌で堀のように舌を6割ほど切除し再建手術後も行った後の患者のリハビリについて「『食事』と『発音』の訓練が必要」とコメント。続けて、こう明かしていた。「『食事』は、食べること自体がリハビリです。たとえ歯が全部あっても、舌がないと咀嚼できません。まず、とろみのついた水やどろどろとしたミキサー食をのみ込む訓練を行います。そこから徐々に粒のあるものへと移行していきます。『発音』は、構音訓練というリハビリを行います。舌は再建しても自由に動かせないので、『た』や『か』などの音が発音しづらくなる場合があります。まずはそうした出にくい音が入った文章を音読したりすることになります」以前は普通にできていたことを、こうした訓練によって地道に取り戻していかなければならないという。そんな自身のことだけでも手一杯であるはずの堀だが手術の1ヵ月後から、82歳になる義母の介護に奔走する“病老介護”の日々も送っていた。「堀さんは“おおまま”と呼ぶほどお義母さんのことを慕っており、連日診察に付き添っていました。お義母さんは『1人で大丈夫だから』と断ったそうですが、『心配だから』と堀さんは自ら率先して介護を行なっていたようです。お義母さんの自宅の近くに住んでいるとはいえ、頻繁に行き来もしていました。お義母さんは堀さんの最も尊敬する女性であり、さらに堀さんが手術を受ける際にも付き添ってくれた。その感謝の気持ちが介護の原動力だったようです」(堀の知人)ときに共倒れにもなりかねない病老介護を経験しながらも、見事復活した堀。番組の終盤では「ガンは素晴らしいことを教えてくれた。生きててよかったって心から思います」と語り、その笑顔は輝いていた――。
2020年01月07日人生において訪れるさまざまな転機。なかでも“大きな病気”と向き合うには相当な覚悟が必要です。ここでは、「がん」を経験したことが、その後の生きる糧となった方のお話を紹介。葛藤の日々の先には“新しい私”との出会いがありました。■古村比呂さん(54)・女優「先日、私の出演した医療番組を息子たちと見ていたとき、がんが見つかった年の私の映像が流れてきて。三男に『このころは本当に気の張ったおばさんだったね』って指摘されちゃいました。そうか、バレバレなんだなって。息子たちは本当に私のことをよく見ていてくれます」穏やかな笑顔で語り始めるのは女優の古村比呂さん。古村さんに子宮頸がんが発見されたのは’11年の暮れのこと。翌年の3月に広汎子宮全摘出術を受け、その後は後遺症に悩まされながらも、がんを克服したかに思えた’17年。「これでひと区切りかな」と受けた検診で骨盤内再発が発見され、抗がん剤治療を余儀なくされる。そして同年暮れに肺とリンパ節への再再発が見つかり、がんとの付き合いはもうすぐ8年に及ぶ。「今は画像上ではがんが認められないくらいになり、2月に抗がん剤治療を卒業したんです。主治医の先生からまだ『寛解』という言葉はいただけないけれど。今後はやりたいことをやっていこうという前向きな気持ちです」いまは、頑張りすぎてしまう自分を「強制終了させちゃいます」とほほ笑む古村さん。女優の仕事も、無理のない範囲で再開。’17年には、黒柳徹子さんの自伝を題材にした『トットちゃん!』(テレビ朝日系)に出演した。「(トットちゃんの)おばあちゃん役だったので、(抗がん剤で)痩せてしまっていたけれど、なんとか演じられました。またお芝居をしたいという思いもありますが、いまは経験を生かしたいという気持ちがより強くなっています」そして’15年8月には、「リンパ浮腫情報交換サイト〜シエスタ」を立ち上げ、交流会「シエスタの会」を自ら運営・開催。この活動には、古村さん自身が子宮の全摘術を受けたのち、リンパ液が滞り、脚がむくんでしまう下肢リンパ浮腫に悩まされた経験を、同じ症状で悩む人たちのために生かしたいという思いが込められている。「2年間でどんどん悪化していったのに、専門の病院は満杯で、『まだひどくないから』と断られて治療にたどりつかず、不安ばかりが募った時期がありました。がん治療をした病院で、そのまま後遺症のケアまでできる体制はまだ限られていると思います」発足以来、再発治療を続けながらも会を継続してきた。「もう5年近く続いています。こんな状態になるんですよって、私の脚を見てもらったり、触り合ったりして情報交換をしています。予防のために訪れる方もいますし、形成外科手術を受けて、その体験を報告するためにまた来てくださる方もいます」そして、「何かもっとできることを」という思いが強くなり、この10月には一般社団法人「HIRAKU 人にやさしいプロジェクト」を立ち上げた。資生堂の協力を得て、脱毛時のメークアップ講座を開いたり、下着ブランドのピーチ・ジョンと一緒に、術後の体にやさしいランジェリーのプロデュースをしたりと、活動は幅広い。「講演などで地方へ赴いたとき、『私もリンパ浮腫なんです』とお声をかけてくださった方がいたのですが、『この後でゆっくりお話ししましょう』と言いたいのに、すぐ帰京しなければならなかったりして。これからは全国を巡り、心の交流の場を少しでも作っていけたらと思っているんです」3人の息子たちに支えられた古村さんが、今考える未来、それは、今度は自分が誰かを支える存在になるということ。「私はもう大丈夫。息子たちにも『これからは自分の人生を悔いなく歩んでね』と伝えているんです」「女性自身」2019年12月24日号 掲載
2020年01月02日「嵐」大野智、櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤の5人がゲストとトークやゲームで盛り上がるバラエティー「嵐にしやがれ」の元日スペシャルが1月1日(水・祝)放送。米倉涼子、三浦知良、黒柳徹子、「TOKIO」といった豪華ゲストを迎える。「黒革の手帖」をはじめとした松本清張作品をはじめ、「私、失敗しないので」という名セリフでお馴染みの「ドクターX~外科医・大門未知子~」や、『アベンジャーズ』シリーズのブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)の吹き替え。またブロードウェイ版「CHICAGO」への出演で海外でも活躍するなど、いまや日本を代表する女優となった米倉さんが、昨年の元旦スペシャルに続いて今年も本番組に登場。絶品ラーメンをかけてデスマッチ企画に挑むほか、2019年に起きた“3大事件”も明かされる。記念館企画には高校時代にブラジルに単身渡航。ブラジルでサッカー選手としてプレーした後、Jリーグ発足とともに帰国。その後セリエAに移籍を果たすなど日本のサッカー界をけん引し続けてきた三浦さんが登場。りさ子夫人との衝撃的な出会いを告白するほか、テレビ初出しの品も公開。「This is MJ」には1994年にCDデビューし「宙船」などのヒット曲を送り出してきたほか、個々のメンバーも長瀬智也が『空飛ぶタイヤ』、松岡昌宏が「死役所」など俳優として活躍。国分太一と城島茂はキャスターとして活躍する「TOKIO」が登場。書道、羽子板、リンボーダンスの“三番勝負”を繰り広げる。また櫻井さんは長年にわたり放送が続くトーク番組「徹子の部屋」や大ベストセラー「窓ぎわのトットちゃん」などで知られる黒柳さんと渋谷・銀座で爆買いデート企画を楽しむ。そのほか大野さんの「進め大野丸」には相葉さんが乗船、鯛釣りを楽しむ。さらに「24時間テレビ」のリベンジとして「嵐」メンバーが20m最速フライングディスクリレーのギネス世界記録に挑戦する。「嵐にしやがれ 元日スペシャル」は1月1日(水・祝)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2020年01月01日「テーブルウェア・フェスティバル2020 ~暮らしを彩る器展~」が、東京ドームにて2020年2月2日(日)から2月10日(月)まで開催される。国内最大級の器の祭典28回目の開催となる「テーブルウェア・フェスティバル」は、国内最大級の“器の祭典”。2019年開催時は、約28万人もの来場者を記録している。鮮やかなイタリア製食器今回は、美食やファッションで知られる“イタリア”を特集。個性的でインパクトのある食器から職人手作りの味わい深い食器まで、多種多様な素材を用いた豊かな食卓シーンを紹介する。華やかな模様が目を引くリチャード ジノリやアレッシィ、鮮やかなヴェネツィアガラスなどが、一堂に集結する。千年以上の歴史を誇る瀬戸焼また、国内産地は千年以上のやきものの歴史を誇る瀬戸を特集。伝統技法を駆使しながらも、現代の作り手たちが新たなアイディアを用いて作り出す、多彩な器を揃える。和洋折衷の器や伝統工芸品もさらに、オリエンタルな洋食器、洋風のデザインにしつらえた日本の硝子工芸など、和と洋がクロスオーバーした器や、中田英寿率いるジャパンクラフトサケカンパニーによる日本酒と器をテーマとしたコーナー、今の暮らしに活用したくなる様々な伝統工芸品の器を紹介するギャラリーも登場する。その他、250以上の販売ブースが出展する展示販売コーナーや、テーブルセッティング・フラワーアレンジメントなどを体験できる有料の参加型セミナー、黒柳徹子や小倉優子、コウケンテツなど、各界から招いた豪華ゲストによるトークやライブなども、期間中毎日開催される。【詳細】テーブルウェア・フェスティバル2020 ~暮らしを彩る器展~開催期間:2020年2月2日(日)~2月10日(月) 10:00~19:00※初日は11:00から/最終日は18:00まで(入場は閉場の1時間前まで)会場:東京ドーム住所:東京都文京区後楽1-3-61入場料:前売券 1,900円/当日券 2,200円※価格は全て税込。※小学生以下無料、但し要大人付添。■スペシャルステージ(各日15:30~16:15)出演予定:2日(日) 小倉優子/3日(月) 桐島かれん/4日(火) 金木博幸/5日(水) 黒柳徹子、田川啓二/6日(木) 国府弘子、7日(金) 東儀秀樹/8日(土) 黒柳徹子、田川啓二/9日(日) 川井郁子/10日(月) コウケンテツ
2019年11月09日人気子役の寺田心(11)が、11月4日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に4年ぶり出演。番組内で黒柳徹子(86)への礼儀正しさや「です・ます」調の語り、「母」「祖母」といった言葉遣いがTwitterでトレンド入りしている。《心くん、中身は御幾つなんだろうか笑。 幾ら身内の躾や環境に恵まれているとはいえ、その吸収力や、あの謙虚さは尊敬に値する》《心くん 本当に綺麗な言葉で話していて尊敬しっかりしてるし、いい子に育ってるね》尊敬語や謙譲語などの知らない言葉を本で調べるのが好きだと語った寺田。丁寧な言葉遣いは大好きな祖母の影響を受けたという。そんな寺田は言葉遣いだけでなく、考え方にも成長ぶりをうかがわせた。19年公開の映画『ばあばは、だいじょうぶ』で主演を務めた寺田は、「ミラノ国際映画祭2018」外国映画部門で最優秀主演男優賞を受賞。その感想として「認知症は他人事じゃない」と意見を述べ、「祖母や家族について考えるようになった」と語った。また黒柳が「好きなタイプの女の子は?」と質問すると、寺田は「家族を大事にしてくれる方」と回答。さすがの黒柳も「偉い」と唸った。そんな大人顔負けの振る舞いを見せた寺田に、Twitterではこんな声も上がった。《寺田心くん見てると、羽生結弦にも見えてくる 表情とかリアクションとか》《寺田心くんの考えや姿勢???が、羽生結弦くんと似ているなぁと思った。似せてるとか近づけてるっていうわけではなくて、本当に似てる》《徹子の部屋 寺田心 くん 今、録画見た 五年と思えない超越した 美しい心 祖母、母思い 話の所々で「泣いていたら」と。 泣きたい事も多々あるんやね 羽生結弦君に似てきた ぜひ、祖母と母の家を建てたいという願いが叶いますように》将来は芝居ができて思いやりのある俳優になり、動物を助ける活動がしたいと語った寺田。羽生結弦(24)のような大物になるのだろうか――。
2019年11月04日