ギフトコンシェルジュの真野知子さんがおすすめするギフトをご紹介。今回は『mitsukoji(みつこじ)』の桃ジャムです。新潟へ拠点を移した『mitsukoji』のジャムの販売が再開された!楽しみに待っていたファンも多いはず。実は私もそのひとり。10年目を迎えたmitsukojiは、2016年、イギリスのデールメイン国際マーマレードアワードの職人部門で金賞を受賞した。「コンクールの評価の中で『果物に対する真っすぐな姿勢』とあり、その言葉をいつも念頭に置きながらジャム作りを楽しんでいます」と、作り手の小島友見さん。収穫時期など、果樹園との細やかなコミュニケーションから、パッケージのデザインまで全てをこなす。ジャムのラインナップは季節や収穫のタイミングによって変わっていき、包みのデザインや色もそれに合わせて変えられているのも、また楽しみのひとつ。今の旬は、桃。夏から秋にかけ収穫される20品種もの桃から時季に合わせて選ばれる。甘さがスッキリとしたあと味のものから、トロリとして桃の余韻が舌に長く残るものなど、それぞれに特徴があるとか。フレッシュな果実感はそのままに、しっかりとした食感も残したジューシーな味わい。一般的なジャムとは、ひと味もふた味も違うひと品です。桃(たまき)ジャム¥1,296(税込み、品種は時季により変わります)まの・ともこギフトコンシェルジュ。著書『大切な日のためのギフト・マニュアル』(マーブルブックス)好評発売中。mitsukoji基本的に通販は行っておらず、全国のパン屋さんや雑貨店に卸している。各店舗の販売予定はblog、インスタグラム(@mitsukoji_jam)にて告知。※『anan』2017年9月13日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子文・真野知子撮影協力・UTUWA(by anan編集部)
2017年09月06日いまや世界をも魅了する人気ロックバンド「ONE OK ROCK」と『シン・ゴジラ』監督の庵野秀明がコラボレーションした新TVCM「ONE OK ROCK × 庵野秀明『Go, Vantage Point.』」が完成、7月30日(日)夜に全国民放地上波にて一斉オンエアされた。CMの舞台はアメリカと日本。朝と夜、雨と晴れなど、全く異なる時間帯や全く異なる場所で「ONE OK ROCK」メンバーと庵野監督が、それぞれ「Honda」のNEW CIVICを運転。“自分の外には自分の知らない感情が無数に存在し、全く矛盾する幸福感を持つ人たちが、隣り合わせに生きている”、そんな世界をCIVICで走りながら、両者が同じタイミングで世の中への問いかけを行っている。そして、世界の人々に対し「自分を、もっともっと連れ出すんだ」と呼びかけ、それぞれ異なる場所へと車を走らせていく――。本TVCMに出演している「ONE OK ROCK」や庵野監督は、「Go, Vantage Point. 自分を、もっともっと連れ出すんだ」という本CMのメッセージや世界観を体現している代表として、今回のコラボレーションが実現。「ONE OK ROCK」は、今年1月にはアルバム「Ambitions」を全世界で同時リリースし、キャリア史上最大規模となる日本全国32公演を回るツアーを開催。現在は各国でAmbitions World Tourを開催中。また、脚本・総監督を務めた『シン・ゴジラ』が大ヒット、各映画賞を席巻した庵野監督は、現在、ファン待望の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を制作中だ。もともと、「ONE OK ROCK」のTakaが自身のインスタグラムに6月1日(木)、「#10969GVP」のハッシュタグを付けナンバープレートの画像を投稿、海外で撮影中であることを報告すると、約13万件の「いいね!」が付き、「意味深すぎる」「何か意味があるの?」などのコメントが相次ぎ、ファンたちをザワつかせていた。さらに6月16日(金)には、渋谷109に屋外広告が出現し、特設サイトにてカウントダウンがスタート。「ONE OK ROCK」と「Honda」は公式SNSアカウントに「#10969GVP」のハッシュタグ付きでこの屋外広告の画像を投稿。「ONE OK ROCK」やTakaさんのインスタグラムには8万~12万件もの反響があり、話題を呼んでいた。今回のTVCMオンエア後も、渋谷や品川の街中や山手線内に、写真家の森山大道氏が「ONE OK ROCK」や庵野監督を撮影して制作したスペシャルグラフィックを展開していく予定という。本CMの放送でSNS上には「庵野さん可愛い!CM出てくれるとか嬉しいわ」「Take what you wantは曲に合いすぎてヤバかった」「めっちゃカッコイイ!!」「これ庵野さんやったんか…」などなど、多くの反響が上がっていた。「ONE OK ROCK × 庵野秀明『Go, Vantage Point.』(60秒)」は全国にて順次オンエア中。(text:cinemacafe.net)
2017年07月31日老舗甘味処 銀座立田野から、新メニューが2017年7月28日(金)より登場。「世界一甘い桃のみつまめ」をアトレ吉祥寺店と渋谷東急店のみで、「世界一甘い桃のフレッシュスムージー」アトレ大森店のみで販売する。新メニューは、銀座立田野だけでしか味わえないオリジナルメニューをこだわりの素材を使用して提供する「立田野のハレの日」の第一弾メニューとして登場する。今回は、糖度世界一の桃としてギネス認定を受けたマルヤファームの桃を丸ごと使用。メニューは「世界一甘い桃のみつまめ」と「世界一甘い桃のフレッシュスムージー」の2品。7月中旬から2週間の間しか出荷されない1玉1,000円を超える極上の味と老舗のコラボレーションメニューを是非楽しんで。【詳細】「世界一甘い桃のみつまめ」販売価格:1,500円+税販売日:2017年7月28日(金) ※売り切れ次第終了。販売店舗:・銀座立田野 東急百貨店東横西館9階住所:東京都渋谷区渋谷2-24-1TEL:03-3477- 4588・立田野茶寮 アトレ吉祥寺B1店住所:東京都武蔵野市吉祥寺南町吉祥寺南町1-1-24TEL:0422-22-1516「世界一甘い桃のフレッシュスムージー」販売価格:1,000円+税販売日:2017年7月28日(金) ※売り切れ次第終了。販売店舗:立田野茶寮アトレ大森店住所:東京都大田区大森北1-6-16
2017年07月23日大阪・阪神梅田本店の地下1階 洋菓子売場「セバスチャン・ブイエ」にて、今が旬の赤桃、白桃、黄桃を使用したスイーツが全6種類登場。販売期間は、2017年8月末頃まで。初夏のフルーツ、桃は今が一番の食べ頃。暑さに疲れた体に染みわたる、甘くてジューシーな桃を使用したスイーツは美味しさだけでなく、フォトジェニックな見た目にもこだわっている。丸ごとの桃をイメージした「ラ ペッシュ」は、フロマージュブランのムースの中にはマカロン生地の上に木イチゴと赤桃のコンポート。インパクト大なスイーツに仕上がっている。色合いが可愛らしい「ペッシュ ミニョン」は、白桃を使用。つやっとした球体は桃をイメージしていて、その中には木イチゴのジュレと白桃のムースが入っている。アイスバーのように見える「ペッシュ アブリコ」は、実は黄桃とアプリコットを使用したムースケーキ。ムースケーキをアイスの棒で食べる新感覚スイーツだ。他にも、ローズが香る白桃のコンポート入りシュークリームの「シュー ペッシュ ローズ」や、赤桃づくしの「タルトペッシュ ヴィーニュ」、ワインの入ったスポイトがささった「ヴェリーヌ ティラミス ペッシュ」と、見て、食べてハッピーになれるラインナップだ。【詳細】「桃スイーツ」特集販売期間:2017年8月末頃まで商品価格:・ラ ペッシュ 1,620円・シュー ペッシュ ローズ 486円・ペッシュ アブリコ 519円・タルト ペッシュ ヴィーニュ 605円・ペッシュ ミニョン 605円・ヴェリーヌ ティラミス ペッシュ 540円販売場所:阪神梅田本店 地下1階 洋菓子売場「セバスチャン・ブイエ」住所:大阪市北区梅田1丁目13番13号
2017年07月14日ホテル インターコンチネンタル 東京ベイに、新メニュー「大人の桃パフェ」、「桃のクレームブリュレパンケーキ」、「サマーアフタヌーンティー」が登場。期間は、2017年7月14日(金)から9月30日(土)まで。夏が旬のフルーツをたっぷり使ったスイーツやアフタヌーンティー夏限定で登場するのは、今が旬のみずみずしい桃をたっぷり贅沢に使ったパフェとパンケーキ。さらに、北海道の新鮮な魚介類やチーズ、そして夏のフルーツを使ったデザートがついたサマーアフタヌーンティーも提供する。桃のクレームブリュレパンケーキ「桃のクレームブリュレパンケーキ」は、生地には豆腐を練り込んだ、もちもちとした独特の食感のヘルシーなパンケーキ。その上には、カリカリに香ばしく焦げ目をつけたクレームブリュレをのせた。仕上げには、たっぷりのジューシーな桃の果肉と、マンゴーパッションソースで爽やかな甘みを添えて。もちもちの生地と、パリッとしたブリュレ、そして柔らかな桃を一緒に食べれば、様々な食感が楽しめる。フレッシュなフルーツと、ミルキーで濃く深いブリュレは相性ばっちりだ。大人の桃パフェ「大人の桃パフェ」は、桃とマスカットを使った、見た目も美しくスタイリッシュな大人のパフェ。ゼリーやヨーグルトのクリーム、そしてシャーベットで夏らしい爽やかな風味に仕上げた。ベリーのコンポートとライチのシャーベットの酸味が、桃の豊かな甘みを引き立てる。ロゼスパークリングワインのゼリーとグラニテの芳醇な香りを、アクセントに添えた。サマーアフタヌーンティー「サマーアフタヌーンティー」は、北海道のめぐみが詰まったフードとデザートを用意。アミューズには、鮭と十勝マッシュルームのミニキッシュや、濃厚でクリーミーなチーズを使ったトルティーヤなどが登場。北海道の雄大な自然でとれたチーズや魚は、どれも濃厚で旨味たっぷりだ。デザートには、ホテルオリジナルの特製スコーンと、スイーツが登場。濃厚でフルーティなマンゴーと、香ばしいクッキー生地が相性抜群のマンゴータルトや、冷んやり涼しげな桃と杏仁のベリーヌなど、夏らしいデザートを多数用意した。【詳細】ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ 夏の新メニュー提供期間:2017年7月14日(金)〜9月30日(土)場所:ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ 1F ニューヨークラウンジ住所:東京都港区海岸1-16-2■メニュー・桃のクレームブリュレパンケーキ提供時間:10:30〜21:00価格:単品 1,429円パンケーキ+ドリンクセット 平日1,900円 / 土日祝日 2,200円・大人の桃パフェ提供時間:10:30〜21:30価格:2,000円・サマーアフタヌーンティー提供時間:11:00〜22:00(L.O.20:00)料金:スタンドスタイル/“WA”お重スタイル 平日 3,333円、土日祝 3,833円メニュー例:北海道産メークインポテトのポタージュ ヴィシソワーズ/鮭と十勝マッシュルームのミニキッシュ/プレーン、チョコレート、ココナッツ/スタンドスタイル:マンゴータルト/フロマージュ/カヌレ/ピスタチオマカロン/モンブラン※全て税・サービス料13%別【予約・問い合わせ先】TEL:03-5404-7895(直通)
2017年07月11日キハチ カフェ各店舗では、旬の桃を使った限定メニューが登場。2017年7月15日(土)から8月31日(木)まで発売される。ピーチをマリネした「ピーチメルバ」「ピーチメルバ」は、桃を本来のコンポート製法ではなく、皮ごと軽くマリネすることで、フレッシュな味わいを引き出したひんやりスイーツ。生クリームとバニラアイスを加え、最後にシャーベット状の氷菓子・グラニテをトッピングした。白桃のショートケーキ旬の白桃をヨーグルト入りの生クリームでサンドした、爽やかな味わいのショートケーキも登場。みずみずしいフレッシュな白桃のおいしさを堪能できる一皿だ。8月1日(火)から1ヶ月限定で展開される。黄金桃×白桃の冷製パスタ数週間しか出回らない希少な「黄金桃」と白桃を組み合わせた、ユニークな冷製パスタもお目見え。極細麺の「カッペリーニ」を使用し、バジルやミニトマト、モッツァレラチーズで仕上げたカプレーゼスタイルとなっている。ピーチ&グァバのソーダグァバピュレに自家製のピーチソルベをトッピングしたソーダも一緒にいかがだろう。夏らしい爽やかな味わいが特徴のひんやりドリンクだ。【詳細】キハチ カフェ 桃メニュー■ピーチメルバ 1,296円販売期間:2017年7月15日(土)〜31日(月)販売店舗:名鉄百貨店本店、福屋八丁堀本店、小倉コレット井筒屋の3店舗■白桃のショートケーキ 1,080円販売期間:2017年8月1日(火)〜31日(木)※福岡三越のみ7月15日(土)〜8月31日(木)販売店舗:全店■黄金桃と白桃の冷製カッペリーニ 〜カプレーゼスタイル〜価格 / 取り扱い:名鉄百貨店本店、福屋八丁堀本店 1,728円/小倉コレット井筒屋 1,620円販売期間:2017年8月下旬ごろ※黄金桃が出回り次第。入荷は各店舗に問い合わせ。■ピーチ&グァバソーダ価格:864円 ※小倉コレット井筒屋は756円販売期間:2017年8月1日(火)~8月31日(木)■販売店舗:名鉄百貨店本店、福屋八丁堀本店、小倉コレット井筒屋※価格は全て税込
2017年07月07日キル フェ ボン(Qu’il fait bon)は、桃づくしのイベント「2017 ピーチ Week!」を2017年7月19日(水)から7月25日(火)まで開催する。「ピーチ Week!」は、年に1度たった1週間だけ開催される人気イベント。期間中は、限定の新作5品を含む全8品の桃のタルトが提供される。「桃とホワイトチョコムースのタルト」は、ホワイトチョコムースタルトの上に、桃をたっぷりと飾った。間に挟んだ自家製桃ジャムは程よい酸味で、ケーキ全体にアクセントを加える。淡いピンク色の「桃とベリーのシブースト」は、ベリーを加えたマドレーヌの上に、丁寧に煮た桃とベリーのシブーストクリームの組み合わせた。桃の甘い香りと、瑞々しい食感を堪能できる逸品だ。また、バター風味豊かな練りパイにカスタードと、旬の桃を重ねた「桃のタルト」、桃・すもも・フランボワーズなどをふんだんに散りばめた「桃と夏の果実のタルト」も展開される。【イベント詳細】キル フェ ボン「2017 ピーチ Week!」開催期間:2017 年7月19日(水)~7月25日(火)開催店舗:キル フェ ボングランメゾン銀座/青山/東京スカイツリータウン・ソラマチ店/横浜/静岡/浜松/京都/グランフロント大阪店/仙台/福岡<メニュー例>・桃とホワイトチョコムースのタルト ピース 819円、ホール(25cm) 7,776円・桃とベリーのシブースト ピース 669円、ホール(25cm) 6,372円・桃と夏の果実のタルト ピース 745円、ホール(25cm) 7,128円
2017年06月22日ゴジラという破壊神を演じた野村萬斎が、『花戦さ』では平和神に。どちらにしても、神の奇跡を表現する奇跡の俳優だ。○破壊神から平和神へ野村萬斎というと“ゴジラの中の人”を思い浮かべる人も多いだろう。『シン・ゴジラ』(16年)があれだけヒットしたのだから無理はない。謎の巨大生物ゴジラを、神がかった表現力で重厚に見せた彼だが、実は彼の本質は、ゴジラとは正反対の、軽やかな明るさにある。現在、ヒット中の映画『花戦さ』は、そっちの野村萬斎らしい映画で、恐怖の破壊神から一転、明るい平和神のような人物を演じている。そのレンジの広さには感嘆するばかり。『花戦さ』は、戦国時代、暴君・豊臣秀吉に、“花”で対抗した奇特な男・池坊専好(初代)の物語だ。織田信長が死んで、天下統一に最も近づいた豊臣秀吉は、権力をふりかざし、気に入らない人物を無慈悲に殺していく。その犠牲者は女、子供にまで及んだ。そんな彼に、たったひとり、唯一無二の方法で対抗した男・池坊専好の闘い方を描いた小説が、TBSの日曜劇場『JIN-仁—』、NHK朝ドラ『ごちそうさん』、大河ドラマ『おんな城主 直虎』などの森下佳子の脚本によって映画化された。池坊専好(初代)とは、いまから555年前、京都で誕生した、いけばなの源流・池坊の当主。彼の武器は“花”。ペンは剣より強しという言葉があるが、専好は、花で剣に対抗した。いったいどうやって? 花で勝てるものなの? という興味が、映画の縦軸となっている。花のみならず、茶や絵画など豊かな文化が描かれ、文化的な生活への祈りに満ちた作品になった。専好は、どんな危機的状況にも明るく前向きに対処していくと言えば聞こえがいいが、物語のはじめは、このひと、大丈夫か? と一瞬心配になるくらい、その場からはみ出ている。最初はまだ少年時代というのもあるが、「はいッ」と野村萬斎が笑顔で返事すると、それまで深刻だった空気ががらりと変わる。そんな感じで、披露した生花に問題が発生、秀吉を怒らせて、あわや、お手打ちになりそうなピンチも、持ち前のユーモアで回避する専好。この出会いから、やがて、彼と秀吉は宿命の闘いをすることになる……。○”ありえなさ”に説得力を持たせる力いわゆる“型破り”な男を野村萬斎は強い説得力をもって演じている。何かと深刻な武士の世界で、腰を落してのしのしと歩く武士に対して、彼は宙を飛ぶように走る姿はアニメーションのよう。苦虫をかみつぶしたような表情をする武士たちに対して、破顔一笑という言葉がふさわしいような笑顔をふりまく。振り返ると、野村萬斎の明るさが全国的に注目されたのは、NHKの朝ドラ『あぐり』(97年)だった。もともと、狂言師として活躍していたが、舞台の世界を知る人は限られる。それが、作家・吉行淳之介、女優・吉行和子の母である吉行あぐりのエッセイをもとにした朝ドラで、ヒロイン(あぐり)の夫で、風変わりな人物・エイスケを演じると、たちまち人気は拡大した。実在の旦那さまは妻より先立つのだが、「殺さないで」という嘆願が殺到したというエピソードは有名だ。それほど、いつでもどこでも明るく、ルールにとらわれない開放的な人物像は魅力的だった。このときも、萬斎が出ると、画面が何割も明るく見えた。その後、安倍晴明の映画『陰陽師』(01年)も大ヒットし、舞台活動のみならず、映像の世界でも活躍していく。『シン・ゴジラ』の樋口真嗣監督の映画『のぼうの城』(12年)では、一見、でくのぼうに見えながら、農民にも別け隔てなく接し、城のピンチに奇想天外な作戦を考えつくユニークな武将を演じていた。野村萬斎の明るさの根源は、彼が狂言師であることだ。「狂言」とは庶民を主役にした喜劇だ。この「狂言」と対をなすのが「能」で、貴族や上流階級の者を主役にしたシリアスな演目。「狂言」と「能」を合わせて「能楽」と呼ぶ。萬斎によるゴジラの歩き方が、能楽の手法・すり足を使っていることは有名だが、さらに彼は、手のひらを上にあげた神がかった動きを考案し、『シン・ゴジラ』のゴジラの風格をあげた。狂言師として活動する一方、萬斎は、ギリシャ悲劇やシェイクスピアの悲劇に挑んでもいて、静と動、悲劇と喜劇などを人間の相反するものを、偏らず見つめ、体現してきた成果が、幽玄の世界に近いゴジラの動きにも生きたのだろうと思う。『花戦さ』では、狂言における軽やかさを生かしたと思われる萬斎だが、花をいけるシーンとなると、集中力がハンパなく、実に崇高に見える。喜劇であろうとシリアス劇であろうと、伝統芸能・狂言の担い手として幼少時から研鑽を積んだことが、その所作に現れるのだ。能楽は、戦国時代以前、室町時代から存在していて(その歴史は600年と言われる)、信長も秀吉もそれを愛した。だからなのか、野村萬斎は、『花戦さ』の時代と馴染む。それは歌舞伎俳優にも言えることで、秀吉役の市川猿之助との共演シーンは、不思議なほどしっくりする。能楽といけばなの歴史も近い。どちらも、先人の思いを長く大切に受け継ぎ育み続けることでは共通。その果てしない営みが、花で武力に挑むことも可能ではないかと思わせる。野村萬斎は、ありえないことを起こす力を、身をもって信じせてくれる、奇跡の男だ。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、構成した書籍に『庵野秀明のフタリシバイ』『堤っ』『蜷川幸雄の稽古場から』などがある。最近のテーマは朝ドラと京都のエンタメ。
2017年06月14日公開初日を迎えた映画『花戦さ』の舞台あいさつが3日、東京・丸の内TOEIで行われ、野村萬斎、市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市、山内圭哉、和田正人、森川葵、吉田栄作、篠原哲雄監督が出席した。この日は、豊臣秀吉に立ち向かう主人公の花僧、初代・池坊専好を演じた野村萬斎をはじめとするキャスト陣と篠原監督が勢揃い。主演の野村は「本当に今日という日を迎えられて嬉しいです。じっくり観ていただきたい映画で、1つ1つのシーンも見どころだと思いますが、何度も観ていただけたらと思います」とあいさつ。その野村扮する専好と秀吉(市川猿之助)、織田信長(中井貴一)、千利休(佐藤浩市)、前田利家(佐々木蔵之介)が共演した冒頭のシーンについて野村は「ロイヤルストレートフラッシュという噂もありますけど(笑)」と笑わせつつ、「もちろん撮影中は緊迫感がありましたけど、みんな仲良くというか、大勢人が出るシーンは時間が掛かるので、和気あいあいとやりました。みんながわりと京都弁に慣れようと京都弁を話している時に無理やり参入しようか戸惑っていました」と振り返り、初めて織田信長を演じた中井は「このメンバーだから1日で終わったんでしょう。異種格闘技戦みたいな感じで頑張りました」とジャンルが違えど芸達者な5人の力で乗り切ったことを賞賛していた。日本の伝統文化において同じ心を通じ合わせた天才花僧の専好と天下の茶人・千利休を演じた野村と佐藤。MCから「演じて分かり合えたことは?」という質問に佐藤は「この人(野村)の前で文化芸能は語れないでしょう」と恐れ多い様子だったが、「改めてというよりも野村萬斎を間近で見られる面白さはすごく楽しめましたね。お客さんになれました」と刺激を受けた様子で、野村も「2度目の共演で、けったいな役が多いので受け止めていただける方がいるってことは幸せなことだと思います」と佐藤に感謝しきりだった。野村萬斎、市川猿之助、中井貴一、佐藤浩市といった狂言、歌舞伎、日本映画界を代表する俳優陣が共演を果たした本作。暴君と化した豊臣秀吉(市川猿之助)の圧政から町衆を守るため、真っ向から秀吉に挑んだ花僧、初代・池坊専好(野村萬斎)の大勝負を描く。
2017年06月04日カフェ アクイーユから、「天使のクリーム 桃のレアチーズパンケーキ」が2017年6月1日(木)から7月31日(月)まで季節限定で発売。「天使のクリーム 桃のレアチーズパンケーキ」には、フランスのアンジュ地方で”神様のごちそう”とも言われる「クレームダンジェ」をパンケーキと同じくらい分厚くのせた。お店オリジナルの「クレームダンジェ」には、クリームチーズ、ヨーグルト、メレンゲなどを合わせ、酸味とミルキーなコクを絶妙のバランスに仕上げている。クリームはさっぱりと滑らかで、ついついパンケーキがすすむ美味しさだ。さらにクリームに加え、旬の桃の果肉をたっぷりと使ったソースをトッピング。ジューシーな桃の優しい甘みは、クリームチーズの酸味が効いた「クレームダンジェ」にも相性抜群だ。ふかふかのパンケーキには、桃とクリームを贅沢にのせてまるでケーキのような感覚で楽しみたい。【詳細】天使のクリーム 桃のレアチーズパンケーキ販売期間:2017年6月1日(木)〜7月31日(月)販売店舗:カフェ アクイーユ 恵比寿、マルイシティ 横浜価格:1,630円+税
2017年06月02日今週末に公開を控えた映画『花戦さ』に主演する能楽師で俳優の野村萬斎が、5月29日(月)今夜放送の日本テレビ系バラエティ「しゃべくり007」に出演。「ネプチューン」「くりぃむしちゅー」「チュートリアル」らとトークや企画を繰り広げる。狂言の世界だけでなく映画、テレビなどで幅広い活躍を見せる野村さん。大河ドラマ「花の乱」の細川勝元役や映画『陰陽師』シリーズでの安倍晴明役、最近では『のぼうの城』での成田長親(のぼう)役などが印象深いなか、昨年公開された『シン・ゴジラ』ではゴジラのモーションアクターを担当。同作のゴジラの独特の動きやポーズを生み出したことも大きな話題となった。そんな野村さんが今回トークで狂言の型を紹介する。「月を見る」「笑い方」などからトークが広がり、狂言風に「タクシーを止める」など狂言の型を使った様々な表現を見せる野村さんに注目だ。また企画は「狂言か?真実か?野村萬斎のウワサ007」ということで野村さんにまつわる数々のウワサの真相に迫っていく。「女優に会いたいからドラマに出る」というウワサは果たして真実なのか!?また今回は野村さんのほか、話題の芸人・みやぞんもゲストで登場。「イッテQ!」で見せる驚異的な身体能力が話題のみやぞんの様々な特殊能力が紹介される。野村さんの主演最新作となる映画『花戦さ』は、豊臣秀吉の圧政に立ち向かった実在の花僧“池坊専好”の姿を描いた作品。16世紀後半、織田信長が本能寺で倒れたのち、天下人の座は豊臣秀吉へ引き継がれ、戦乱の時代が終わりを告げようとしていた。だが、秀吉の圧政は次第に人々を苦しめていく。そんな中、町衆の先頭に立ち、秀吉に真っ向から戦いを挑んだ僧がいた。その名を池坊専好。華道池坊の歴史に名を連る花僧たちの中、ひときわ名手の誉れ高い専好が、天下人に対して武器としたのは、刃ではなく、命ある花の美しさだった――。野村さんが信長、秀吉といった戦国武将と関わりを持ち、天下統一の茶の湯者・千利休とも親交があった京都の花僧・池坊専好を演じるほか、専好と対立することになる天下人・豊臣秀吉役に市川猿之助、茶人・千利休役に佐藤浩市、織田信長役に中井貴一、前田利家役に佐々木蔵之介、吉右衛門役に高橋克実、れん役に森川葵、そのほか山内圭哉、和田正人、吉田栄作らが出演。また竹下景子が専好の良き相談相手として頼りにする尼・浄椿尼役を演じる。『花戦さ』は6月3日(土)より全国にて公開。「しゃべくり007」は5月29日(月)22時~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:花戦さ 2017年6月3日より全国にて公開(C) 2017「花戦さ」製作委員会
2017年05月29日野村萬斎、市川猿之助、中井貴一ら「狂言×歌舞伎×日本映画界」のトップが競演する映画『花戦さ』。この度、来月6月3日(土)に公開を控えた本作から、豪華俳優陣が顔を揃え、演技合戦を繰り広げたシーンのメイキング映像が到着した。16世紀後半、織田信長が本能寺で倒れたのち、天下人の座は豊臣秀吉へ引き継がれ、戦乱の時代が終わりを告げようとしていた。だが、秀吉の圧政は次第に人々を苦しめていく。そんな中、町衆の先頭に立ち、秀吉に真っ向から戦いを挑んだ僧がいた。その名を池坊専好。華道池坊の歴史に名を連る花僧たちの中、ひときわ名手の誉れ高い専好が、天下人に対して武器としたのは、刃ではなく、命ある花の美しさだった――。本作は、信長、秀吉といった戦国武将と関わりを持ち、天下統一の茶の湯者・千利休とも親交があった、池坊専好という実在した京都の花僧の物語。そんな池坊専好役を務めるのは、狂言師・萬斎さん。ほかにも、専好と対立することになる天下人・秀吉役を猿之助さん、茶人・千利休役を佐藤浩市、信長役を中井さん、前田利家役を佐々木蔵之介、吉右衛門役を高橋克実、れん役を森川葵が演じ、戦国時代、時の天下人である秀吉に専好が単身立ち向かう姿を痛快に描いていく。そしてこのほど公開されたメイキング映像では、まず織田信長に所望され、池坊専好が自ら花を披露するシーンの撮影現場に入る猿之助さんらが映し出される。巨大な松のいけばな「大砂物・昇り龍の松」を吟味する信長に対峙する専好、庭先に豊臣秀吉、千利休、前田利家が控えており、その緊迫したシーンを中心に映像が構成されている。東映京都撮影所に組まれた岐阜城の大広間セットで繰り広げられた芝居は、名優たちの共演といった生易しいものではなく、ジャンルを越えて表現者たちがぶつかり合う、演技の熱量はすさまじい。「さすがは上様でございますな。お見事でございます」と笑う若かりし秀吉や、「何故、このような松を?」という信長の問いかけに天真爛漫に「て、て、天に向かって、その、グワワワーっと…」と答える専好さながらに、セリフをシャドーアクティングと称して練習する萬斎さん。また、「武人たる者、茶と花を、人の心を大事にせよ」と武人道を説く信長が、「猿!」と秀吉に呼びかけるも印象的。さらにほかにも、権力者となった秀吉と利休が茶室で激しくも静かに繰り広げた「合戦」と呼ぶにふさわしい、のちの悲劇を暗示させるシーンなども織り込まれている。『花戦さ』は6月3日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:花戦さ 2017年6月3日より全国にて公開(C) 2017「花戦さ」製作委員会
2017年05月23日今夏、世田谷パブリッシアター開場20周年記念公演として上演される『子午線の祀り』。1979年初演の、木下順二による不朽の名作に、同劇場芸術監督の野村萬斎が満を持して演出に挑む。舞台『子午線の祀り』チケット情報「『子午線の祀り』は、いわば僕の演劇の原体験なんです」と萬斎は語る。父(野村万作)が初演から出演していたこともあり、1979年の初演時から折あるごとに観劇していたと言う。そして1999年、32歳で平知盛役に初めて抜擢され、2004年の再演にも出演した。「古典的な『平家物語』の世界と現代劇との融合、歌舞伎や新劇など色んな出自の方々が己のスタイルをぶつけあって最終的にひとつの作品をつくりあげる、今の僕のすべての精神は『子午線の祀り』から始まったと言っても過言ではありません」萬斎にとって今作を演出するのは初めて。「今回の新しい演出の重要なテーマは“レクイエム”です。作品を通じて、観客は歴史や宇宙の運行という自分ではコントロールできない大きな世界と出会い、人はただ生かされているということを知る。それはひとつの“弔い”の儀式と言えるのではないかと思うんです。生も死も、等しく肯定せざるを得ない」主人公の知盛は13年ぶりに演じる。「クライマックスでの知盛の“見るべき程の事は見つ”という台詞は死が見えていない人には言えないものです。年齢を重ねた今なら、より真に迫って言えると思う。抗えない老化もひとつの無常ですから。諦念を持ちながらも、自分の生を全うしたという思いを持たないと、この台詞に真実味を持たせるのは難しい」。共演は、近年活躍目覚しい成河をはじめ、前進座の河原崎國太郎、実力派俳優の今井朋彦、村田雄浩、若村麻由美らが名を連ねる。「今回成河君にお願いする義経は、私の父や歌舞伎俳優の市川右近さんなどが演じてきた、古典的様式美が必要とされる役でした。でも今回は様式性よりも(萬斎がモーション・アクターを務めた)『シン・ゴジラ』ならぬ“シン・義経”にしたかった(笑)。成河君は身体にキレがあるし声も高くてよく響く。新しい義経像を作っていただけると期待しております」最後に、世田谷パブリックシアター20周年に寄せて、自身の芸術観を語ってくれた。「現代のアートは、ほとんどの作家が一代限りですよね。古典芸能は後継者に自分のDNAを入れこみ、無形文化財という伝統の厚みをつくる。芸術監督たるもの、パブリックに文化を担っている意識で、狂言が滅びないようにするのと同じように、現代演劇の天才たちのつくる演劇文化を残していきたいです」東京公演は7月1日(土)から23日(日)まで。世田谷パブリックシアターにて。なお、チケットぴあでは5月1日(月)よりインターネット先行申込みの受付けを開始する。チケットは5月14日(日)一般発売。取材・文:落 雅季子
2017年05月01日野村萬斎をはじめ市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市ら狂言×歌舞伎×日本映画界のトップが共演を果たす『花戦さ』。この度、6月の公開に先立ち、3月27日(月)に“いけばな発祥の地”京都・六角堂にてイベントが開催され、池坊専好役の萬斎さん、天才絵師・れん役の森川葵、千利休役の佐藤さんが登場した。16世紀後半、織田信長が本能寺で倒れたのち、天下人の座は豊臣秀吉へ引き継がれ、戦乱の時代が終わりを告げようとしていた。だが、秀吉の圧政は次第に人々を苦しめていく。そんな中町衆の先頭に立ち、秀吉に真っ向から戦いを挑んだ僧がいた。その名を池坊専好。華道池坊の歴史に名を連ねる花僧たちの中、ひときわ名手の誉れ高い専好が、天下人に対して武器としたのは、刃ではなく命ある花の美しさだった――。本作は、京都・六角堂の花僧、初代・池坊専好が、時の権力者である豊臣秀吉に刃ではなく、花をもって挑んだ痛快エンターテインメント映画。イベント当日は、映画の舞台となった京都・六角堂にて、萬斎さん、森川さん、佐藤さんが「映画完成奉告」及び 「ヒット祈願」として僧侶が読経する中、オクロレウカを献華。また、朝6時から詰めかけた一般観覧約600名に感謝を込めて、“紅白餅”やコスモスや朝顔などの“幸せの花の種”のプレゼントも。萬斎さんは、「六角堂は、人々に愛されているお堂だと改めて今日感じました。身の引き締まる思いです。池坊555年の歴史の重みを感じながらも、この映画が池坊の発展に寄与できたらという思いで演じました」と挨拶し、六角堂を訪れるのは2度目だと言う佐藤さんは、「先日、中に入って色々な花の歴史を興味深く聞かせていただきました。そういったものが全て映画の中にフィードバックされていると思います」と映画をアピール。また森川さんは撮影をふり返り、「時間があったので京都の街を歩いてみました。ドーナツや豆乳ソフトクリームを食べに行ったり、京都を満喫させていただきました」と思い出を語り、「花が実際に生きて、支えてくれているということ。お花を通して、心が優しく、豊かな気持ちになっていくのをこの撮影の中で感じました」と“花”の力についてコメントした。さらに千利休を演じた佐藤さんは、「ちなみに茶をたてるシーンでは、手元しか映っていませんが、私が全部やっていますのでぜひ劇場で確認してください」と呼びかけ、萬斎さんは「皆と一緒に楽しく笑いあうシーンはエンターテインメント。秀吉の悪政が及んでくると悲劇的になり、専好たちがそれをまた跳ね返していく。笑って泣けて、最後は両方一緒になるというような映画になるかと思います」と語った。『花戦さ』は6月3日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:花戦さ 2017年6月3日より全国にて公開(C) 2017「花戦さ」製作委員会
2017年03月28日池坊専好役の野村萬斎をはじめ、市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市ら「狂言×歌舞伎×日本映画界」のトップが集結する映画『花戦さ』。この度、本作の本予告とポスタービジュアルが解禁され、前売り鑑賞券も4月1日(土)より販売されることも決定した。16世紀後半、織田信長が本能寺で倒れたのち、天下人の座は豊臣秀吉へ引き継がれ、戦乱の時代が終わりを告げようとしていた。だが、秀吉の圧政は次第に人々を苦しめていく。そんな中町衆の先頭に立ち、秀吉に真っ向から戦いを挑んだ僧がいた。その名を池坊専好。華道池坊の歴史に名を連ねる花僧たちの中、ひときわ名手の誉れ高い専好が、天下人に対して武器としたのは、刃ではなく命ある花の美しさだった――。本作は、信長、秀吉といった戦国武将と関わりを持ち、天下統一の茶の湯者・千利休とも親交があった、池坊専好という実在した京都の花僧の物語。花を生けることで戦乱に生きる人々の心を救う花僧・池坊専好役に萬斎さん、専好と対立することになる天下人・秀吉役に猿之助さん、茶人・千利休役を佐藤さん、信長役を中井さん、前田利家役を佐々木さん、吉右衛門役を高橋克実、れん役を森川葵が扮し、戦国時代、時の天下人である秀吉に、専好が単身立ち向かう姿を痛快に描いていく。このほど公開された予告編では、時の権力者・秀吉の離宮を自害へと追いやることになる鬼気迫る怒りの表情や、信長の君主として凛とした佇まい、利家の専好に対する穏やかな表情、そして利休の包容力溢れる人柄が一目で分かる映像に。また、豪華メンバーが一同に会することになる映画冒頭、岐阜城の大広間のシーンで、10人がかりで14日間かけて作り上げた、松を昇り龍に見立てた幅4m55cm巨大な松のいけばなも登場。信長をして「見事なり」と言わしめ、専好の花の名手たる所以を一目で伝える迫力。しかし一転、「利休の話をするな」と怒り、驕り高ぶる秀吉も映し出され、「仏なんか どこにおるんや?」と涙する専好が「花をもって世を正そうぞ」と思いを込め、一世一代の「戦さ」へ突き進む姿が描かれている。さらに同時に解禁されたポスタービジュアルでは、「秀吉ギャフン」というコピーとともに、菖蒲の花を手に一世一代の大勝負に挑む専好をはじめ、生き生きした表情の登場人物たちが集結する、華やかな一枚となっている。『花戦さ』は6月3日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:花戦さ 2017年6月3日より全国にて公開(C) 2017「花戦さ」製作委員会
2017年03月17日大人気テクノユニット「Perfume」が、「野ブタ。をプロデュース」「Q10」で知られる木皿泉のオリジナル脚本で、地上波ドラマ“初”の主演を務めることが決定。3人の女の子を通して描かれる青春物語「パンセ」がドラマスペシャルとしてテレビ東京にて放送される。OLの“どんちゃん”(あ~ちゃん)、実家の家業手伝いの“おかみど”(かしゆか)、フリーターの“のりぶう”(のっち)。小学校のときに帰り道が一緒で仲良くなった3人の女の子が、非日常を求めて洋館を買うことになった。昔から気になっていた憧れの洋館。不動産屋さんに交渉をすると、びっくりするくらいの格安!ただし“力丸”の面倒を見るという条件付き。3人は二つ返事で快諾し、ついに引っ越しの日を迎える。噴水のある素敵な洋館、うっとりする3人――。 だがそこには、大きな大きな落とし穴があった。「夢ってなんだった?」「働くってどういうこと?」「死ぬとどうなる?」 3人の女の子を通して見えてくる摩訶不思議な物語――。あ~ちゃん、かしゆか、のっちの3人からなる「Perfume」。近年では国内のみならず海外ツアーでも大成功を収め、主題歌を担当する現在放送中のドラマ「東京タラレバ娘」では、あ~ちゃんが主人公だけが見える謎の生き物“レバ”の声も担当。そんな大人気の彼女たちが、ついに本気でドラマに挑戦する。「すいか」「野ブタ。をプロデュース」「セクシーボイスアンドロボ」「Q10」など視聴者の心に残る様々な名作を残してきた木皿氏が手掛ける本作は、何てことのない毎日の中に舞い降りた偶然の出会い…その出会いの中で、ふと 立ち止まって考えたくなるテーマを3人の他愛ないおしゃべりを中心に展開していく。しかしそこは稀代の脚本家・木皿泉。単なるワンシチュエーションドラマでは終わらせないという。今回の出演にあ~ちゃんは、「17年『Perfume』として、歌しかやって来なかった私たち。お話を、いまのタイミングで持ってくるテレ東さんは本当に変わってるな、と思いました(笑)」と感想を明かし、「“もしも私たち3人がPerfumeじゃなかったら”という想像ができるような作品になりました」と本作について語る。かしゆかは「撮影しているときはワクワクと緊張が入り混じり、音声さんに心音がすごく聞こえると言われるほどにドキドキしていました(笑)」とふり返り、「いつも見ている『Perfume』のような、だけど違う3人が現状や将来に悩み、何かを変えたくて動き出す。どこか切ないけれど笑えて優しくなれる、そんなドラマになっているのであたたかく見守っていただけると嬉しいです」とコメント。またのっちは、「驚きましたか?いや、それ以上に!私が!驚いています!!」と心中を述べ、今回のオファーを引き受けるにあたって「こんな幸せな事は二度とない!が、音楽畑の私たちが足を踏み入れてよい世界なのか云々、3人で悩みに悩みに悩みました」と告白。それでも懸命に取り組んだそうで、「『Perfume』らしい空気感、なのに少しだけズレた世界線の3人、としてみると不思議楽しいです。へへ。 素敵な方たちに囲まれて一緒にものづくりできたこと、とっても幸せです」と喜んだ。木皿氏は、「『パンセ』というタイトルは、『Perfume』の3人にちなんで三色スミレがいいかな、と思ってつけました。たまたま本棚にパスカルの本があって、その題名も『パンセ』だったので、ドラマの中で引用させてもらいました。はずさないつもりで書きましたが、もしかしたら、思いっきりはずしてるかもしれません。どっちにしろ楽しんでいただけると思います」とコメントを寄せた。ドラマスペシャル「パンセ」は3月31日(金)24時52分~、4月1日(土)25時15分~テレビ東京にて2夜連続放送。(cinemacafe.net)
2017年02月28日2016年12月1日(木)、JR東京駅グランルーフ2階のペデストリアンデッキに、ビアバー「常陸野ブルーイング・ラボ Tokyo Station」がオープンします!世界で一番売れている日本のクラフトビールである「常陸野ネストビール」を10種類、ビールにあわせたフードも20種類取り揃えている、ビール好き必見のお店です。ビールがすすむ!充実のフードをチェック!ビールとあわせて楽しみたいフードも充実しています。●「BIN‘S FOOD」 (税込 380 円~780 円)ビールにぴったりの料理をお酒のカップに詰めたユニークなおつまみです。できたてを新鮮なまま保存し、無添加で作るヘルシーフードなので安心ですね。「北欧風〆さばとジャガイモの酢漬け」などの18 種類を、お好みのビールにあわせて楽しめます。●「常陸野さばサンド」(税込 600 円)茨城県産の肉厚なサバをオリジナルビネガーでマリネしたサンド。ビネガーの心地よい酸味とサバの豊かな旨みがマッチし、常陸野ネストとの相性ばつぐんです!●「ポークカツサンド」(税込 600 円)厚切りの国産豚肉を贅沢に使ったカツサンド。自家製のタルタルソースがアクセントになっています。オープン記念のうれしいサービスも!オープンを記念し、限定ビール「常陸野ネストビール 東京駅限定スペシャルビール」が登場!日本で収穫されたフレッシュなホップを使用しています。柑橘系の香りや、フローラルな香りがたのしめるスペシャルなお酒です。※限定醸造のため、無くなり次第終了。「常陸野ネストビール 東京駅限定スペシャルビール 」(税込 680 円)また、オープンを記念して、12月1日(木)~4日(日)のあいだに税込 1,000 円以上を利用すると、先着でオリジナルのエコバック、ゴブレットグラス、オリジナル栓抜きから好きなノベルティを選べます。オリジナルデザインのふくろうがとってもキュートなので、ぜひゲットしてくださいね!※各ノベルティは無くなり次第終了となります。■店舗詳細店舗名:常陸野ブルーイング・ラボ Tokyo Station所在地:東京都千代田区丸の内1丁目9番1号 グランルーフ2階 ペデストリアンデッキ電話番号:03-6551-2515席数:17席+スタンディングカウンター営業時間:11:00~23:00(ラストオーダー22:30)定休日:無休TEL:03-6212-1737
2016年11月24日タレントの野々村真(52)が、30日に放送されたTOKYO MXの情報番組『バラいろダンディ』(毎週月~金21:00~21:55)で、高畑裕太容疑者(22)の母で女優・高畑淳子(61)の謝罪会見について、持論を述べた。23日に強姦致傷の疑いで裕太容疑者(22)が逮捕されたことを受け、母・淳子は26日、都内で会見を開いて涙ながらに謝罪。被害女性と関係各所に向けて詫びの気持ちを語り、「こんなことは不謹慎で言ってはいけないんでしょうけども」と前置きしながら、裕太容疑者との面会時に「私はどんなことがあってもお母さんだから」と伝えたことを明かした。野々村は1男1女の父で、長女は女優やモデルとして活動している香音(15)。2世タレントの不祥事により親が振り回されるケースは過去に何度も起きていて、番組内でそのことが取り上げられると、「それぞれの教育の仕方は家庭によって違いますが」と気を使いながら、淳子の会見は母親としての優しさが出てしまったのではと分析した。さらに、「僕は息子がいますけど、やっぱりどうしても」と言いつつ、拳をつくって殴るような仕草を見せた。司会の長谷川豊アナウンサーから、息子が不祥事を起こした場合に会見を開くのかを聞かれると「します。しなきゃいけない」と即答。「ただ、高畑(淳子)さんのような会見にはならないと思います。やっぱり、男親は厳しく突き放す」と真剣な表情で語っていた。
2016年08月31日とあるフレンチレストランの前菜メニューのなかに、「桃のスープ」という名前を見つけたときは驚きました。あの大好きな桃を、スープとして、それもデザートではなくお料理として食べるだなんて!それ以来、レストランの味には叶わなくても、家庭でも少し背伸びして作ってみています。作り方は、生の桃をヨーグルトや牛乳などとブレンダーにかけるだけなのでとても簡単。ガラスの器に注いで、ミントの葉を飾りつけておめかしすれば、ホームパーティーのアペリティフにぴったり。ゲストも必ず喜んでくれますよ!■桃のスープ調理時間10分+冷やす時間 125Kcalレシピ制作:管理栄養士・料理家 杉本亜希子<材料 2人分> 桃 1.5個プレーンヨーグルト 120ml牛乳 80mlレモン汁 大さじ1/2リキュール(ピーチ) 適量ミントの葉 適量 <下準備>・桃は種まで切り込みを入れ、両手で挟み込んでゆっくり少しずつ回転させて2つに分け、種を外して皮をむく。1/2個は1cm角に切ってザルに上げ、果汁は残しておく。残り1個は乱切りにする。<作り方>1、ミキサーに乱切りの桃、残しておいた果汁、プレーンヨーグルト、牛乳、リキュールを加え、なめらかになるまでかくはんして網を通す。2、(1)に1cm角の桃とレモン汁を加えて混ぜ合わせ、食べる直前まで冷やしておく。器に注ぎ、ミントの葉を飾る。もちろんデザートとしても、また食欲のない日の朝食がわりの一皿にも。食べる直前までキンキンに冷やしておくのがおいしさの秘訣です。
2016年08月08日庵野秀明が総監督を務め、12年ぶりに日本で製作された『ゴジラ』シリーズ最新作『シン・ゴジラ』が7月29日、全国441スクリーンで封切られた。同日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで初日舞台あいさつが行われ、狂言師の野村萬斎がモーションキャプチャの技術を駆使し、劇中のゴジラを“演じている”ことが明らかに。撮影は昨年夏に行われ、萬斎の出演はこれまで極秘扱いだった。その他の写真ビデオメッセージを寄せた萬斎は「狂言650年のDNAを引き継ぐ私が、ゴジラというDNAを継承しております。嬉しいですし、光栄です」とコメント。シリーズ最大となる全長118.5メートルのゴジラを演じるにあたり、「狂言や能の様式美を意識されたんだと思う。どっしりとゆっくりした動きの中で表現したいと思った」といい、「神なのか、罪(SIN)を負うものなのか、深いゴジラというものの存在感が、とても引き込まれました」と話していた。舞台あいさつには長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ、高良健吾、樋口真嗣監督が登壇し、「霊的ともいえるゴジラは、まさに萬斎さんの動き。メイド・イン・ジャパンを再確認させてくれる」(長谷川)、「(海外では)絶対にマネできない。見ていて嬉しくなるし、興奮しました」(竹野内)、「ただいるだけ、ただ歩くだけのゴジラを見て、切なくて苦しくなった」(石原)と“萬斎ゴジラ”に興奮しきり。樋口監督は『のぼうの城』で萬斎とタッグを組んでおり、「今回のゴジラはCGだが、器に魂を入れたいと思った。やはりゴジラは人が演じることで初めてゴジラになる。まさに新しいゴジラ」と強い自信を示した。『シン・ゴジラ』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年07月29日「桃のアフタヌーンスイーツセット」がハイアット リージェンシー東京にて登場。2Fカフェにて9月28日(水)まで提供される。2種類の桃を使ったスイーツ3品をコース仕立てで楽しめるこのアフタヌーンスイーツセット。アイスクリームやジュレを取り入れた涼しげなメニューは、夏の午後を贅沢で爽やかなひと時で彩る。コースは、とろけるようなやわらかい白桃にひんやりとしたバニラアイスクリームが相性抜群な組み合わせの一皿や、シソのジュレで斬新にアクセントを添えた見た目も美しくみずみずしいデザートも。ホテルでしか味わえない繊細なデザートには、桃の様々な味わいが詰まっている。さらに、コースともに豊富なメニューから好きなドリンクを好きなだけ楽しめる。【詳細】桃のアフタヌーンスイーツセット期間:2016年7月15日(金)~9月28日(水)場所:ハイアット リージェンシー東京カフェ(ロビーフロア・2F)住所:東京都新宿区西新宿2-7-2提供時間:14:30~17:00料 金:3,921円 (税込)■メニューアミューズ 赤桃のグラニテ オレンジとともにプレデセール 白桃のピュレ シャンパンのソルベとライチの香りグランデセール 白桃のコンポート バニラのクリームに爽やかなシソのジュレを添えてプティフール※利用は2時間が基本【問い合わせ先】TEL:03-3348-1234 (代表)
2016年07月24日「エヴァンゲリオン」シリーズの生みの親にして、世界中にその名を轟かせている庵野秀明が脚本・総監督を務める『シン・ゴジラ』。完成報告会見で強い手ごたえを語った庵野総監督自らが構成・編集を務めた最新予告編がこの度公開された。今回、公開された予告編にはゴジラが襲撃する現代日本の政府関係者・矢口蘭堂役の長谷川博己、同じく政府関係者・赤坂秀樹役の竹野内豊、米国エージェント、カヨコ・アン・パタースン役の石原さとみに加え、高良健吾、大杉漣、柄本明、余貴美子、市川実日子らが登場。話し合いが行われる間、日本中が混乱し、国民が逃げる様子が映し出されている。さらに自衛隊から攻撃を受けるゴジラや、映像の終盤には雄叫びと共に紫色の光を放つ姿も…。シリーズ初のフルCGで描かれる本作のゴジラは、史上最大の体長118.5mという、想像を遥かに超える最強の完全生物として日本に上陸するのだ。『ゴジラ FINAL WARS』以来、約12年ぶりの日本製作のゴジラシリーズとなる『シン・ゴジラ』。長谷川さん、竹野内さん、石原さん主要キャストほか斎藤工、前田敦子ら総勢328名豪華キャストが集結している。『シン・ゴジラ』は7月29日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月19日女優・森川葵が、狂言師・野村萬斎と歌舞伎俳優・市川猿之助が異色の共演を果たす映画『花戦さ』(2017年公開)に出演することが27日、発表された。原作は、文禄3年(1594年)に池坊専好が豊臣秀吉に披露したといわれる「大砂物」(全幅7.2メートル、高さ3.5メートルに及ぶ立花)から生まれた伝説に着想を得た、鬼塚忠氏の小説『花いくさ』。初代・池坊専好という花の名手と千利休の友情や、京都の町衆である六角堂にいる花僧が、権力者・豊臣秀吉の乱心に、刃でなく花をもって相手をあだ討ちするストーリーに感銘を受けた製作側が、映画化を企画した。森川が演じるのは、原作では描かれていないオリジナルのヒロインで天才絵師の"れん"。劇中で重要な役割を担うキャラクターで、戦国時代に生きており、ある出来事から心を閉ざしていたものの、専好(萬斎)に助けられ、少しずつ変化していく少女という役どころだ。このキャスティングは、本作を手がけた脚本家・森下佳子氏の強い推薦によって実現したという。現場では、ベテラン俳優陣に囲まれる中、期待に応えてみせようと堂々とした存在感を見せている様子。森川演じるれんが劇中で描く画は、作品が大英博物館に所蔵展示されている版画家・小松美羽氏が担当する。「京都に来て、すごく集中して撮影に臨めた」と振り返る森川。最初は「大先輩方に囲まれて、とても不安ではありました」というものの、「実際現場に来たら楽しく毎日撮影することができました」とうれしそうに報告している。演じる上でのポイントとしては、「なるべくちょっとした表情や目の演技で表現するようにしました」と明言。萬斎からは、「時代劇でも、もっと自由に色んなことにチャレンジしてみて良いんだ、堅苦しくなり過ぎなくて良いんだ、ということを学びました」と話している。そんな萬斎は、「森川さんとは初共演」と打ち明け、「普段は、ハキハキしてますが、カメラの前では何とも言えない不思議な色気や一種のカリスマ性を感じました」と称賛。続けて自身の演じる専好が花に精通した人物であることを挙げながら「役柄としても、花と絵、それぞれのアーティストとして触発・尊重しあえる同志的な関係を演じられた」と達成感を口にした。
2016年06月27日狂言界のトップスター・野村萬斎を主演に歌舞伎界の若き大看板・市川猿之助、そして映画界からは中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市という、各界の日本を代表する俳優が競演する『花戦さ』。このほど、本作のヒロインとなる天才絵師役で、活躍著しい若手実力派女優・森川葵が出演することが決定。合わせて、坊主頭で主演に挑む萬斎さんとの2ショット劇中写真も解禁となった。16世紀後半、織田信長が本能寺で倒れたのち、天下人の座は、豊臣秀吉への引き継がれ、戦乱の時代が終わりを告げようとしていた。だが、秀吉の圧政は次第に人々を苦しめていく。そんな中、町衆の先頭に立ち、秀吉に真っ向から戦いを挑んだ僧がいた。その名は、池坊専好。華道池坊の歴史に名を連ねる“花僧”たちの中、ひときわ名手の誉れ高い専好が、天下人に対して武器としたのは、刃ではなく、命ある花の美しさだった――。超豪華キャスティングの中、野村さんが生け花に関しては天才、でも天真爛漫な一面も持つ華道家元・初代池坊専好を演じる本作。今回さらに、4月から「A-Studio」の新アシスタントや、宮藤官九郎脚本・監督作『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』が公開中で7月スタートのドラマ「遺産相続弁護士 柿崎真一」も控える、女優の森川さんが出演することになった。森川さんは、本作の脚本を手がけた「ごちそうさん」「天皇の料理番」の森下佳子の強い推薦により大抜擢。原作では描かれていない映画オリジナルのヒロイン、天才絵師“れん”を演じる。れんは、戦国の世に生きる少女で、ある出来事から人に対して心を閉ざしていたものの、萬斎さん演じる専好に助けられ、少しずつ変化していく、という難しい役どころ。現場では、日本を代表するベテラン俳優陣に囲まれる中、21歳という若さにもかかわらず、期待に応える堂々とした存在感を発揮。その森川さん演じる“れん”が劇中で描く画は、作品が大英博物館に所蔵展示される世界的アーティスト・小松美羽が担当する。森川さんは、「これまでおしゃべりな役が多かったのですが、今回は表情のお芝居で勝負するのがすごく楽しみでした。なるべく、ちょっとした表情や目の演技で表現するようにしました」とコメント。「大先輩方に囲まれて、とても不安ではありましたが、実際現場にきたら楽しく毎日撮影することができました。萬斎さんの演技を見て、時代劇でも、もっと自由に色んなことにチャレンジしてみていいんだ、堅苦しくなり過ぎなくていいんだ、ということを学びました」と語り、撮影現場をふり返った。また、花僧・専好のために坊主頭になった萬斎さんは、「(髪型に関して)去年のはじめから短い状態が続いていましたが、いまはまるで高校球児の様ですね。専好さんは花に魅入られた天才的な人で、とらえどころのない天真爛漫さは上手く表現できたと思います。生け花は初めてでしたが、花と対峙するのは楽しい時間でした。花と狂言は限られたものの中で表現するという点は似ていると思います」とコメント。初共演となった森川さんについては、「普段は、ハキハキしてますが、カメラの前では何とも言えない不思議な色気や一種のカリスマ性を感じました。役柄としても、花と絵、それぞれのアーティストとして触発・尊重しあえる同志的な関係を演じられたと思います」と明かし、その言葉に手応えを込めている。『花戦さ』は2017年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月27日カフェ アクイーユに季節限定「桃のレアチーズパンケーキ」が登場。2016年6月1日(水)から7月19日(火)まで、カフェ アクイーユ 恵比寿、横浜で発売される。全国パンケーキランキング1位の座を誇る同カフェ。新メニューは、天使のクリーム「クレームダンジュ」を使用したパンケーキの第二弾だ。クレームダンジュは、フランスのアンジュ地方で生まれたチーズケーキのことで、軽い口当たりとチーズの濃厚なコクが特徴。山梨県産の桃とふわふわ食感の濃厚レアチーズを贅沢に使用し、芳醇な味わいに仕上げられている。【詳細】季節限定「桃のレアチーズパンケーキ」価格:1,560円+税販売期間:2016年6月1日(水)〜7月19日(火)販売店舗:カフェ アクイーユ恵比寿、横浜【問い合わせ先】カフェ アクイーユ 恵比寿TEL:03-6821-8888
2016年05月24日狂言師の野村萬斎が4月29日(金・祝)、都内で行われた主演作『スキャナー記憶のカケラをよむ男』の初日舞台挨拶に登壇。本作で初の現代劇に出演し「今後、もっとやりたいですね」と再チャレンジに意欲を燃やした。“残留思念”と呼ばれる人間の記憶や感情を読み取る(=スキャン)特殊能力をもった元漫才師の主人公・仙石和彦(萬斎さん)が、元相方とともに連続殺人事件に挑む異色ミステリー。「探偵はBARにいる」「リーガル・ハイ」などで知られる人気脚本家・古沢良太が書き下ろした。上映後の舞台挨拶に立った萬斎さんは、「腰、抜けましたか?」と結末のドンデン返しに思わずドヤ顔。「誰にも予測できない、摩訶不思議な作品」とアピールし、「厚着でアスファルトの上に手を置いたりするから、火傷しちゃうかもと思った」と真夏に行われたロケをふり返った。舞台挨拶には萬斎さんをはじめ、共演する安田章大、杉咲花、ちすん、金子修介監督が登壇。エリート刑事役の安田さんは、「すごく変態的な役で(笑)、こんな機会もないと演じられない」と新境地(?)で手応えたっぷり。そんな安田さんと対峙するシーンがある杉咲さんは「怖かったけど、笑っちゃった」とはにかんだ。また、ちすんさんは「夏の撮影だったので、セミの鳴き声をやむのを待つ“セミ待ち”の時間があった」と話していた。大型連休の初日を迎え、金子監督は「ほかの作品には負けたくない。例えば、カルタやゾンビ、ゴキブリとか」と同時期公開の『ちはやふる -下の句-』『アイアムアヒーロー』『テラフォーマーズ』をライバル視。 安田さんは「ゴールデンウィークの思い出は、家族で動物園に行き、草っぱらでおにぎりを食べたこと」。“草っぱら”という独特な表現に、登壇者&ファンは大受けだった。『スキャナー記憶のカケラをよむ男』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年04月29日狂言師・野村萬斎と芸人・宮迫博之が初共演を果たす『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』。公開を間近に控えた本作のように、野村萬斎×宮迫博之にみられるような面白いバディが、過去の映画にも多く存在しているようだ。たった1人薄暗い部屋で、熱帯魚相手に日ごと繰り返す男・仙石和彦(野村萬斎)。実はこの仙石、残留思念(物や場所に残った人間の記憶や感情)を読み取ることができるという、特殊な能力を持っていた。その能力をひょんなことから芸能事務所=峠プロダクションの社長・峠久美子(高畑淳子)に見込まれ、丸山竜司(宮迫博之)と「マイティーズ」というお笑いコンビを組まされる。一時はかなりの人気を博したものの、あえなく解散となって以来、仙石はマンションの管理人としての職を得て極力、人と会わないですむ生活を選び、一方の丸山はマイティ丸山として売れない芸人に逆戻り。「マイティーズのおふたりの力を借りたいんです。人を探してほしいんです」と突然、峠プロダクションを訪ねてきた女子高生・秋山亜美(杉咲花)。どこか思い詰めた様子の亜美の依頼は、長年慕ってきたピアノ教師・沢村雪絵(木村文乃)を探し出してほしいというもの。なんとか雪絵が失踪した現場の思念を読み取った仙石は、犯人と思しき謎の女の姿をとらえる。警察もあてにならないと踏んだ2人は、独自に捜査を開始することを決意する。果たして謎の女の正体とは?目的は?そして雪絵の行方は?事件の裏の裏をスキャンした仙石が見たものは、予想をはるかに超える残酷であまりにも美しい真実だった。「人間は醜い」そう心を閉ざし切っていた仙石が、ラストに流す一筋の涙の意味。人が人を想う強い気持ちが、優しく切ない奇跡を起こす── 。本作は、「相棒」シリーズ、『探偵はBARにいる』シリーズなどを手掛ける稀代のヒットメーカーとなった人気脚本家・古沢良太が書き下ろした、予測不能な異色の謎解きミステリー。キャストには、人間嫌いの超ネガティブな主人公・仙石を演じる萬斎さんをはじめ、かつてマイティーズとして仙石とお笑いコンビを組んでいた丸山竜司役に「雨上がり決死隊」の宮迫博之、そしてこのコンビを支えるキャスト陣には、「関ジャニ∞」安田章大、 杉咲花、木村文乃 、ちすん、 梶原善、風間杜夫、 高畑淳子が顔を揃えた。また、『デスノート』『デスノート the Last name』の金子修介監督がメガホンをとり、謎解きのミステリーとユニークなキャラクターたちが織りなすコメディを絶妙なバランス感覚で描き、一歩踏み込んだ深い人間ドラマとして本作を見事に昇華させている。映画の中心になって活躍するのは、かつて「マイティーズ」という名のもと、お笑いの地で活動していた仙石と丸山の”凸凹バディ”。真逆の性格を持ち、まさに火と油のようなふたりがどのように協力し、事件に挑んでいくのか行方が気になるところではあるが、世の中にはそんな凸凹バディの活躍する面白い物語が数多く存在する。まず、 本作の脚本を書いた古沢氏のバディ映画といえば、やはり『探偵はBARにいる』。 少し破天荒で名前のない”探偵”(大泉洋)と、なんだか頼りなく感じる相棒・高田(松田龍平)の探偵コンビは凸凹の性格ながらに続編を通して共に難事件を解決してきた。そのほかにも、『トリック』シリーズでは自称天才美人奇術師・山田(仲間由紀恵)と天才物理学者(阿部寛)のコンビ、また海外映画では、型破りな性格のJ(ウィル・スミス)と寡黙なJ(トミー・リー・ジョーンズ)主演の『メン・イン・ブラック』シリーズや、『最強のふたり』の車いすで生活している大富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)と彼の介護者として働く羽目になった黒人青年のドリス(オマール・シー)の友情物語などなど、 お互いをいがみ合っていた関係から”最強のバディ”へと関係が変わっていく姿に心が打たれる作品も多い。そんな歴代バディたちに負けず劣らず、 本作のコンビも几帳面で真面目な仙石と、がさつで無神経な丸山という真逆っぷり。さらに仙石役の萬斎さんは狂言師、丸山役の宮迫さんはお笑い芸人という、今まで交わることのなかった異色のコンビということも話題だ。はたして、仙石と丸山のコンビは事件の謎を解くことができるのか!?そして、古沢作品史上“最強のバディ”になれるのか。ぜひ劇場で確かめてみて。『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』は4月29日(祝・金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年04月25日映画『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』が、2016年4月29日(金)より全国の劇場で公開される。現代劇初出演となる野村萬斎が演じる主人公・仙石和彦は、残留思念(物や場所に残った人間の記憶や感情など)を読み取ることができる特殊能力を持った男。その能力を使い、マイティーズというお笑いコンビで日本中を湧かせたこともあったが、その能力の代償に精神をすり減らし、コンビを解散。以来、マンションの管理人として人目を避けた生活を送るようになってしまう。一方、仙石の相棒であり、元相方のマイティ丸山を演じるのが、数々のバラエティーに出演する傍ら、俳優としても数多くの人気ドラマ・映画で活躍する宮迫博之。とある出来事から、再会した仙石をなんとか外の世界へと引きずり出し、この二人にしかできない捜査で様々な事件に挑んでいく。脚本は、『ALWAYS 三丁目の夕日』(05)共同脚本での日本アカデミー賞最優秀脚本賞に始まり、話題作となった『キサラギ』(07)、『探偵はBARにいる』シリーズ(11)(13)、『少年H』(13)など多くのヒット作を手掛ける人気脚本家・古沢良太による描き下ろしだ。そして、6年に公開され大ヒットを記録した『デスノート』、『デスノート the Last name』などを手掛け、ブリュッセル映画祭で観客賞を受賞するなど、国内だけでなく海外でも高く評価されている金子修介がメガホンを取る。予想を裏切り続ける緊迫した展開、ふたりのかみ合わない凸凹コンビが見せる笑い。狂言とお笑いという全く異なるフィールドで活躍する人気者同士が魅せる異色の謎解きミステリー、その化学反応やいかに。【作品情報】『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』公開日:2016年4月29日(金)キャスト:野村萬斎、宮迫博之、安田章大、杉咲 花、木村文乃、ちすん、梶原 善、風間杜夫、高畑淳子脚本:古沢良太音楽:池 頼広監督:金子修介© 2016「スキャナー」製作委員会
2016年04月23日野村萬斎、市川猿之助、さらに中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市と日本屈指のスター俳優が集結する映画『花戦さ』に、情報番組「直撃LIVEグッディ!」(フジテレビ)でもおなじみの高橋克実が参戦することが決定。意外にも、初めての時代劇映画出演を果たしている。16世紀、戦乱に荒れ果てた京の都にいた、花を生けることで世の平穏を祈り、人々に生きる希望を与えんとする「池坊」と呼ばれる僧侶たち。やがて織田信長による天下統一を前に、戦国の世も終わりを告げようとするころ、「池坊」の中でもひときわ異彩を放つ池坊専好は、信長の所望で「大砂物」なる大がかりな生け花を披露することに…。本作は、これまであまり知られることのなかった花の名手、初代・池坊専好と千利休の友情と、戦国時代において京都の町衆である六角堂にいる花僧が、彼らの代表者として、時の権力者である豊臣秀吉の乱心に、刃ではなく“花をもって”相手を仇討をする物語。鬼塚忠の小説「花いくさ」を、「JIN-仁-」「ごちそうさん」「天皇の料理番」などを手がけた脚本家・森下佳子と『小川の辺』など時代劇でもその手腕をみせる篠原哲雄監督が映画化した。野村さんや市川さん、中井さん、佐々木さん、佐藤さんといった狂言、歌舞伎、日本映画界のトップスターが共演するの痛快時代劇エンタテインメントに、新たに出演することになったのはテレビ、舞台、映画で大活躍中の高橋さん。時代劇ドラマの経験は多々あれど、意外にも時代劇映画出演は初めて。吉右衛門という六角堂で花の手習いを受ける町衆の代表格で、花だけでなく、お茶、絵画などの文化に通じているという人物。幼なじみの専好(野村さん)とはお互いに強い友情で結ばれており、花の名手ではあるものの、世俗には滅法疎い専好のことを何か気にかけている。今回の出演に高橋さんは、「映画出演はスケジュール的になかなか難しいので、オファーが来た時は単純に大喜びしました」とコメント。「狂言界と歌舞伎、映画界のそれぞれの第一人者が3つ巴の映画に参加させていただけるということで、とても興奮しています。萬斎さんも今回、難しい役どころをとてもキュートに演じられているので、楽しみにしてください」と意欲を見せる。一番の困難は京都弁だそうで、「いま一番自分の中に大きく立ち塞がっている壁です(笑)。ここをとにかくクリアするために、繰り返し繰り返し練習しています」とのこと。「吉右衛門という役は、幼なじみの専好を色々な面で明るくサポートする、町衆の代表。役作りというよりも、持ち前の自分の明るい気質を活かして演じています。また、お花の所作もその都度、教えてもらっています」と語っている。「粋な趣味人だけど、キザまではいかない。町の人から好かれる、親しみやすいキャラクター」と言うだけに、お馴染みの明るく楽しい高橋さんを、本作でも目にすることができそうだ。『花戦さ』は 2017年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月20日ドラマ化もされ話題となった、21歳でのデビュー作『野ブタ。をプロデュース』から12年近く。白岩玄さんが久々に学園小説を上梓した。その名も『ヒーロー!』。「『野ブタ。~』を出した後でスクールカーストを書いた小説と言われたのが頭に残っていて。そういう造語が使われることで、なおさら教室内の階級が固定され、学生を幸せにしないような気がしたんです。それで、もっと違う形でいじめの問題を書きたいなと思っていました」ヒーロー好きの新島英雄は高校2年生。彼は学校のいじめをなくすため、演劇部の佐古鈴に無理やり演出を頼み、休み時間に大仏のマスクをかぶってパフォーマンスを開催。いじめの標的からいじめっ子たちの目をそらすことに成功する。「明るく解決する話にしたくてヒーローものにしました。パフォーマンスの内容は考えれば考えるほど出てきて楽しかったです。後から思い出したんですが、中学生の時、大仏のマスクをかぶった主人公の劇を演出したことがあったんです。やっていることが変わりませんね(笑)」やがてライバルが登場、闘争心に燃える鈴は本来の目的を見失う…。鈴の視点で描かれる本作。最初は、英雄の視点で最後まで書いたという。なぜ書き直したのか。「英雄の立場から書いたら、彼一人にとっての正義を書くことになる。でもこの本では、今の世の中にはいろんな正義があるということが書きたかった。それで、英雄にとっての正義を冷めた目で見る女の子の目から書くことにしたんです」やがて鈴の心も大きく動き、さらにパフォーマンスも変化していく。久々に学園ものを書いてみて、自身の変化にも気付いたという。「演劇部の愚直で真面目な先輩が出てくるんですが、昔はああいう存在が書けなかった。今は、ああいう人こそ裏のヒーローだと思う。それに、信頼できる大人が書けるようになりました。自分も年を重ねて、大人は大人で苦しんでいるんだと分かったからでしょうね」◇しらいわ・げん作家。1983年、京都市生まれ。2004年『野ブタ。をプロデュース』で文藝賞を受賞しデビュー。同作は芥川賞候補にも。他の著作に『空に唄う』『愛について』『未婚30』など。◇いじめを防ぐため、みんなの関心を無理やりさらう。そんな狙いで英雄と鈴が始めた休み時間の大仏マンショーは、意外な方向へ…。河出書房新社1400円※ 『anan』2016年4月20日号より。写真・土佐麻理子(白岩さん)森山祐子(本)インタビュー、文・瀧井朝世
2016年04月19日