芥川賞受賞作『ニムロッド』などで、塔というモチーフを描いてきた上田岳弘さん。その集大成的大作が『キュー』であり、そして新作『引力の欠落』は、彼が新しいフェーズに入ったといえる一作だ。空虚に生きる女性が体験する、奇妙な一夜と人類の真実とは。「次は何をテーマに書くか考えた時、“穴”というものが浮かびました」主人公は財務責任者としていくつもの企業の上場に携わり、一生困らない大金を稼いだ女性・行先馨(ゆきさきかおる)。しかし彼女は虚無感を抱えている。「今は何をして人生の成功とするか分かりにくい。それはこの時代の資本主義の行き詰まりに似ている。そうした状況を活写しつつ自分が最後に何を書くのか興味がありました」ある夜、馨は謎めいた弁護士マミヤに、高級ペントハウスに招待される。そこにいたのは始皇帝と名乗る男や、水からガソリンを精製した本多維富(これとみ)と名乗る男など奇妙な人々。彼らは世界を支える9つの柱がそれぞれ肉体を持った存在だという。一体どういうことなのか。「僕の小説はデビュー作の『太陽』の頃から、真面目にとらえれば壮大なSFになるし、そうでなければ単なるホラ話になるんですよね(笑)。今回は9つの柱が世界を支えているという僕のSFビジョンを、リアリズム小説に収めるために人間として登場させました」柱はおのおの、「運命」「効率」「斥力」「引力」「遠方」「祈り」などといった要素を担当する。「9つの要素の中では最初に引力を思いつきました。引力があれば斥力もあるだろうし、たとえば錬金術などは、小説自体が錬金術といわれていることからひらめいたもの。本多維富は日本海軍を騙した実在の詐欺師で、いつか小説に出したいと思っていました。遠方については、僕がこの小説を書いた際の一番の収穫」という遠方の柱は、現在ロケット開発など宇宙系のスタートアップに関わっている。「これまでの小説では、人類が地球から出ていかないまま煮詰まったらどういう精神状態になるかという思考実験をしていました。今回、遠方担当を登場させたことで、人類は宇宙に行くと方向転換したんです」ペントハウスでポーカーに興じる彼らだが、その場に「引力」の柱はいない。上田さんは小学生の頃、引力がなければ物質はバラバラになる、という発想から「引力」=「寂しさ」だと考えていたという。「いまだ変わらずそれで小説を書いているんですよね(笑)。ただ、寂しさはもう役割を終えたと感じています。満たされない思いはなくならないけれど、寂しさを解消しようと自家中毒を起こし、自殺などが起きている。これからは寂しさを紛らわす方法を探るのではなく、一人で穴を掘って勝手に進んでいいですよ、と提案したほうが優しく響くんじゃないかという気がします」作中、〈現代人は目的中毒〉という言葉も出てくる。しかし人生は、努力して目的を達成すれば幸せになるとは限らない。「正解や成功、到達点というものは存在しないんだと一回了承した上で、自分は何を譲って何を取るのかを考えていかなければいけない」そうした事実を改めて突き付けられた時、馨の心に芽生える思いとは。この最終場面まで書ききった上田さん自身にとって、“一人で穴を掘る”とはどういうことだろう。「とにかく今は小説を書きまくっています。その一瞬一瞬の集まりが、生きている実感に繋がるような気がしています」現在は、意外にもストレートな恋愛小説を執筆中。こちらも楽しみだ。『引力の欠落』大金を稼ぎながらも空虚さを抱く行先馨は、奇妙な招待を受け、世界を支える9つの要素を担うと語る人々と出会う。AlexaとGoogle、セロトニンなど現代的モチーフをちりばめた壮大な一夜の物語。KADOKAWA2090円うえだ・たかひろ作家。2013年、新潮新人賞の「太陽」にてデビュー。’15年「私の恋人」で三島賞、’18年『塔と重力』で芸術選奨新人賞、’19年「ニムロッド」で芥川賞、’22年「旅のない」で川端賞受賞。※『anan』2022年6月15日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2022年06月13日パルコ・プロデュース2022『2020』に出演する高橋一生が、企画から携わる本作への想いを語った。芥川賞作家・上田岳弘が作を、白井晃が構成・演出を手がける本作は、「2020年」を起点に人類の歴史や世界の終わりを綴る、高橋の一人舞台。上田文学の魅力を「同じテーマを書き続ける小説家の方が好きな僕にとって“人類の個と全を、過去と未来にわたって描く”作風がドンピシャでした」と述べる高橋は、デビュー作『太陽』(2013年)から彼の小説を愛読している。「人間の行き着く先はどこか、行き止まりになってしまうとしたらどんな状況か、まるで予言するかのような作品を上田さんは書いているんです」──。自身が共鳴する上田文学のおもしろさを「日ごろ小説を読まない方にも知って欲しい」と感じた高橋は、『4 four』(2012年)、『マーキュリー・ファー』(2015 年)、『レディエント・バーミン』(2016年)などで一緒に作品を立ち上げた白井であれば「僕の気持ちをわかってくださりそう」と信頼を寄せ、二人を引き合わせた。「作品が現実とリンクしていくさまを目の当たりにして、予言めいたタイミングで上演された『マーキュリー・ファー』のようなことがまた起きるのかもしれません、今回のタイトルからして」と笑う。劇中で、高橋は「クロマニヨン人」「赤ちゃん工場の工場主」「最高製品を売る男」「最後の人間」といった登場人物に扮する。自身の役どころを「お客さんと、人類の過去と未来を繋ぐようなキャラクター」と紹介しつつ、「打ち合わせで僕が上田さんにお話しした言葉が台本に盛り込まれていたので“高橋一生そのまま”と思ってもらってよいかもしれません」「役と自分、どちらかわからなくなってしまう瞬間を皆さんの前でお見せすることになりそう」と言及した。さらに「劇場にお客さんを入れるところからお芝居が始まっていて、アトラクション的に“体感”できる作品」と続き、「そのアトラクションを楽しむように観てもらい、たとえ局所的であったとしても皆さんの中に少しでも残り続けるものになったら、つくり手として励みになります」「そのために、まずは自分たちがおもしろいと思える作品をつくれたら」とコメントした。公演は、7月7日(木)~31日(日)に東京・PARCO劇場にて。その後、8月6日(土)・7日(日)に福岡・キャナルシティ劇場、11日(木・祝)に京都・京都劇場、18日(木)〜21日(日)に大阪・森ノ宮ピロティホールと巡演する。東京公演のチケットは、5月14日(土)より一般発売。取材・文:岡山朋代
2022年04月22日俳優の藤岡弘、と長女の天翔愛、長男の藤岡真威人、次女の天翔天音、三女の藤岡舞衣が3月31日、都内で行われた「環境保護ペット健診協会」オフィシャルアンバサダー就任式に出席した。愛犬や愛猫などペットの定期的健診を促すため、「環境保護ペット健診協会」オフィシャルアンバサダーに就任した藤岡ファミリーが登場。ペットについてトークを展開した。甲斐犬の邦虎、柴犬の武蔵とともに生活をしているという藤岡は「ペットは家族。人間が本来持つ心が失われていく中、今後一層ペットの存在が大事になっていくと思う」と話し、昨今のウクライナ情勢についても「難民になった人の映像を見ていたら、子犬を抱えている子どもがいたんです。あんな環境下でも家族なんですね。心が乱れる中、ペットが大事なのは世界一緒なんですね」とコメントした。ドラマ撮影の合間を縫って参加した長男・真威人は「家に帰って、どんなに疲れていても、ワンちゃんからパワーをもらって元気になれる。ロケ先でも、家族で共有しているワンちゃんのアルバムを見て、よしがんばるぞって思えるんです」とパワーの源であることを明かし、三女の舞衣は「トラと武蔵とは心と心で通じ合っているんです。兄弟喧嘩した後、何も言わないのに、寄り添ってくるし。人間みたいに心が通い合ってるって感じるんです」と心温まるエピソードを披露した。
2022年04月01日三宅弘城、二階堂ふみ、マキタスポーツ、西田尚美らが出演するM&Oplaysプロデュース「鎌塚氏、羽を伸ばす」が7月17日(日)より本多劇場にて上演されることが決定。メインビジュアルも公開された。完璧なる執事として名高い鎌塚アカシは、密かに思いを寄せていた女中の上見ケシキに失恋したことから、すっかり元気をなくし、見かねた主人から休暇を言い渡されたが、これまで仕事一筋だったアカシは休み方を知らない。途方に暮れていたところ、ひょんなことから豪華寝台特急「アルビオン」の切符が舞い込んできた。その車内で、かつて仕えていた綿小路家の令嬢チタルと再会。チタルの従者は憂い顔の若い青年・真鍋リョウスケ。聞けば、彼はつい先日綿小路家で起きた殺人事件の犯人として容疑をかけられているという。名家の令嬢でありながら探偵に憧れているチタルは真相究明に燃えている。この列車に乗り込んだらしい真犯人をつきとめるべく、アカシに協力を要請、結局乗客の身辺調査を開始する。そんな中、列車の中でも第2の事件が起こる――。本作は、三宅さんが主演を務め2011年から定期的に上演している「鎌塚氏シリーズ」の第6弾となる新作。ヒロインに「鎌塚氏、腹におさめる」で登場した推理好きの令嬢・綿小路チタルを演じた二階堂ふみが再登場し、豪華列車を舞台に、鎌塚アカシと共に難事件に挑戦。断崖絶壁、長い鉄橋、なぜか危険な場所ばかり走る列車を舞台に展開するスクリューボールコメディ(&少しミステリー)だ。三宅さん演じる完璧なる執事・鎌塚アカシ、二階堂さん演じる綿小路公爵家当主・綿小路チタルのほか、綿小路家庭師見習い・真鍋リョウスケ役で舞台初挑戦の櫻井海音。ノギクの従者・宇佐スミキチ役で、「鎌塚氏シリーズ」には第1弾から参加している玉置孝匡。詐欺師の裏の顔を持つ実業家・柳平トクジ役でマキタスポーツ。クイズ好きの侯爵夫人・諏訪ノギク役で西田尚美が出演する。本公演のチケットは、5月14日(土)より発売される。キャスト・スタッフコメント■作・演出/倉持裕思い返せば、コロナといえば車かエアコンぐらいしか思い浮かばなかった時代に、最後に打った芝居が、前作『鎌塚氏、舞い散る』であった。はたして今、またあの頃のように喜劇が作れるのか、という不安が一瞬よぎったが、そもそも、このシリーズの一作目『鎌塚氏、放り投げる』を発表したのは東日本大震災の直後であった。ここでもう一度、「こんな時こそ喜劇を」という、当時の気概で臨みたい。今回の舞台は豪華寝台特急。となれば、列車はブレーキが壊れて暴走するだろうし、途中の橋はきっと崩れているだろう。そうした期待に一つ一つ応えていきたいと思う。■三宅弘城完璧なる執事、鎌塚アカシが帰ってきます。シリーズ4作目「鎌塚氏、腹におさめる」で二階堂ふみさんが演じた綿小路チタルと共に。今作が初舞台、そして私と同じくドラマーでもある櫻井海音さん、明らかにひと癖ありそうなマキタスポーツさん、気品溢れる西田尚美さん、常連の玉置孝匡さん、今回もワクワクするメンツが揃いました。5作目の壁を越えた今、次は10作目を目指しますんで!■二階堂ふみ大ファンだったシリーズに、久しぶりに参加させて頂くことが決まり感激しております。倉持さんのセンス溢れるユーモア、鎌塚氏演じる我らが座長三宅さんの俊敏さが創り上げる、オリジナリティ溢れる"鎌塚氏シリーズ"前回出演させて頂いた『鎌塚氏、腹におさめる』から5年。少し大人になったチタルとして全力で鎌塚氏を困らせたいと思います。よろしくお願いします!■櫻井海音今回が舞台初挑戦となりますが、人生初舞台がこの鎌塚氏シリーズで飾れることを光栄に思います。これまでのシリーズ作を拝見し、より身が引き締まる思いと、この中に自分が参加できるというワクワクで気持ちが昂っています。今できる表現を全てぶつけて皆さんの足を引っ張らないように頑張りたいと思います。初めてのことばかりで不安もたくさんありますが、共演者、スタッフの皆さんと素敵な舞台を作り上げられたら嬉しいです。■玉置孝匡シリーズ第一弾から、鎌塚氏に何かとちょっかい出したり、時には手伝ったり共に闘ったり…、敵なのか味方なのか?良きライバルと勝手に、一方的に思い込んでいる執事、スミキチ役で出演させていただいております。シリーズに継続して出させていただけてとても嬉しいです!貴族社会で活躍するとても上品な執事の物語ですが、意外とアクションシーンがあったりして、体力が必要です。夏の上演に向けて、今から身体を作っていきます!夏が楽しみです!■マキタスポーツこの度、鎌塚氏シリーズに出演することになりましたマキタスポーツです。本作に出るために、上京し、一万人規模のオーディションをくぐり抜け、演出家の厳しい指導を耐え忍び、やっとのことで掴み獲った役です。はい、もちろん嘘です!でも、今回は「鎌塚氏、羽を伸ばす」。このような情勢ではありますが、皆様も羽を伸ばしに劇場にいらしてください。お客様に会えることを楽しみにしております。それは本当です!■西田尚美鎌塚氏、大好きなんです。毎シリーズ楽しみで観に行っていた作品に、まさか自分が出られるなんて…震えます。舞台を観るのはとても好きなのに、立つことはとても怖いです。台詞覚えられるのだろうか…。不安はたくさんありますが、あの世界に自分がいるのを想像すると畏れ多くもニヤけてしまうのです。私は一体どんなキャラクターになるのでしょうか。三宅さんはじめキャストの皆さんとのお稽古、今からすごく楽しみにしています。今まで観て来られた方にも、初めて観る方にも楽しんでいただけるように頑張ります!M&Oplaysプロデュース「鎌塚氏、羽を伸ばす」は7月17日(日)~8月7日(日)本多劇場にて上演。※地方公演あり(cinemacafe.net)
2022年02月28日俳優の藤岡弘、が17日、都内で行われたウィル・スミス主演の映画『ドリームプラン』(2月23日公開)の公開直前イベントに家族4人(長女・天翔愛、長男・藤岡真威人、次女・天翔天音、三女・藤岡舞衣)とともに登場。その席で、75歳である藤岡の驚異の動体視力がつまびらかにされた。真威人はこの日、大型特殊自動車や船舶操縦士、自家用(飛行機)操縦士の免許などを持つ父・藤岡が、運転免許証の更新で教習所に行った際のエピソードを披露。「その時に、一通り検査が終わって結果を見たら、動体視力で(検査員に)『70(代)の年齢の結果じゃない。ありえない! 30代とか若い人でもそうそう出ないレベルの動体視力の持ち主』と言われたそうです。その結果を(家族である)僕たちも見たんですけど、とんでもなくて。半端ないな~って思いました」と話した。藤岡は「おれもビックリした」と振り返り、「『これ(結果表)、あんまり珍しいからあげますよ』と言われて、もらって帰ってきた」と大笑い。思わず天音が「年齢を感じさせない生命力」と漏らし、報道陣の笑いを誘った。真威人はさらに、家族でキャンプに行った際の出来事を回想。「蜂とかが寄ってきてブンブン飛び回っていたら、(藤岡が)懐のナイフを取り出して、飛んでいる蜂をバンッ! と(笑)。峰打ちで気絶させてるんですよ。落ちた蜂を見たら死んでいない。ピクッ、ピクッって。『何やったの?』と聞いたら『峰打ちだよ』と。すごいな~」と語り、会場を笑わせた。イベント終盤には、舞衣が4人を代表し、2月19日に76歳の誕生日を迎える父へサプライズの手紙を代読。我が子たちの心温まる言葉に、大ベテランも頬をゆるめて「子供たちから生かされていると思うくらいエネルギーをもらっている。子供たちがいなかったら自分はがんばれなかったと思う。しんどいことも苦しいことも乗り越える力をもらった」と満面の笑みを浮かべた。映画は、世界最強のテニスプレイヤー姉妹、ビーナス&セリーナ・ウィリアムズの破天荒な実父リチャードの驚きの実話を映像化。テニス未経験のリチャード(ウィル・スミス)が、独学で生み出した「計画書=ドリームプラン」にもとづき、2人の娘を世界チャンピオンに育て上げる様を描く。
2022年02月17日俳優の藤岡弘、が17日、都内で実施されたウィル・スミス主演の映画『ドリームプラン』(2月23日公開)の公開直前イベントに一家(長女・天翔愛、長男・藤岡真威人、次女・天翔天音、三女・藤岡舞衣)そろって出席。子煩悩エピソードを明かした。藤岡は、作品の主人公にからめて、自身も子供たちを大切に思っていると言い、「忙しい仕事の中でも必ず子供のことを思う。気になるとすぐ電話する。で、皆嫌がるんですよ(笑)。しょっちゅう『お前どこにいるんだ?』『何してるんだ?』とかね。(子供たちが)小っちゃい頃からそうやって(電話していた)。子供の今の心情を聞き出しちゃう」と親バカな一面を明かした。天音は「電話はだいぶ来ます。学校帰りとかも、けっこう…30分おきは言い過ぎ?(笑)。でも本当にめっちゃかかってきます。『今どこにいるんだ?』とか『何時に帰るんだ?』とかストイックに聞かれます」と話し、電話の履歴は「ほぼお父さん」と笑った。それを聞いて藤岡は「時々、電話を切られるんですよ。そうすると、気になっちゃってね。そんな時帰ってきたら『どうしたんだ?』と問い詰めちゃったりして、嫌がられるんですよ」と照れ笑いを浮かべていた。他方、藤岡は子供たちの自慢ポイントを問われて「心の素直さ」と回答。「この子たちは本当に素直。こんなに素直な状況は嬉しいことだけど、はたして過酷な人生に向かっていく時に大丈夫かなと不安がちょっと起きる。優しいんですよ」と心配を吐露した。映画は、世界最強のテニスプレイヤー姉妹、ビーナス&セリーナ・ウィリアムズの破天荒な実父リチャードの驚きの実話を映像化。テニス未経験のリチャード(ウィル・スミス)が、独学で生み出した「計画書=ドリームプラン」にもとづき、2人の娘を世界チャンピオンに育て上げる様を描く。
2022年02月17日俳優・藤岡弘、の長女で女優の天翔愛が5日、振袖姿を披露し、新成人として誓いのコメントを寄せた。天翔は昨年5月から上演された小池修一郎氏演出のミュージカル『ロミオ&ジュリエット』にヒロイン・ジュリエット役で舞台デビュー。その後10月にはKis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔主演ミュージカル『ドン・ジュアン』に出演し、注目を集めた。また、日本テレビ系バラエティー番組『I LOVE みんなの動物園』に番組ファミリーとして家族でレギュラー出演するなど幅広く活動している。今年新成人を迎えた天翔は「今まで育ててくれた両親と、これまでお支え頂いた全ての皆様に、心から感謝申し上げます。本当にありがとうございます」と感謝を述べ、「20歳という節目で新しい出発をするにあたり、皆様の心に響くような表現者を目指し、大好きな歌や作品作りにも努力して、今まで以上に自分を磨いていきたいです」と抱負。「まだまだ始まったばかりの私ですが、父の背中をみて、私は一人の日本人として、自分自身の人格や品性を高め、芯のある女性として、武士道精神を体現していけたらと思います。そして、父のように、世界の舞台にたてるような表現者になるのが目標です」と理想像を浮かべ、「これからも映画やドラマ、舞台など、自分の中で限界をつくらず、積極的に挑戦していきたいです。これからも夢を追い続けます」と意気込んだ。また、天翔の振袖姿のほか、長男の俳優・藤岡真威人、次女の女優でモデル・天翔天音、三女の藤岡舞衣との家族写真も公開されている。
2022年01月06日仮面ライダー50周年記念映画『仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ』の初日舞台挨拶が12月17日、ユナイテッド・シネマ豊洲で行われ、前田拳太郎(五十嵐一輝/仮面ライダーリバイ役)、日向亘(五十嵐大二/仮面ライダーエビル役)、井本彩花(五十嵐さくら役)、濱尾ノリタカ(ジョージ・狩崎役)、山口貴也(新堂倫太郎/仮面ライダーブレイズ役)、内藤秀一郎(神山飛羽真/仮面ライダーセイバー役)、柴崎貴行監督が登壇した。現在毎週日曜日午前9時よりテレビ朝日系にて放送中の仮面ライダー生誕50周年記念作品『仮面ライダーリバイス』を中心に、半世紀にも及ぶ仮面ライダー史を揺るがす、すべてを超越(BEYOND)した予測不能な物語が展開。仮面ライダーが誕生した1971年、現代である2021年、そして仮面ライダー誕生から100年後の2071年という3つの時代を舞台に、仮面ライダーが活躍する。ファンとの対面が初めて実現した前田は「緊張していましたが、無事に初日を迎えられてうれしい」と喜びの声。仮面ライダーに憧れ、俳優を志したと言い「自分にとって原点である『仮面ライダー』を通じて、僕が夢をもらったように、今度は夢を与えられる人になれれば。思いをつなげていきたい」とシリーズ生誕50年、そしてさらなる50年への飛躍に誓いを立てた。舞台挨拶には中尾明慶(仮面ライダーセンチュリー/百瀬龍之介役)、藤岡真威人(本郷猛/仮面ライダー1号役)も駆けつけ、映画の封切りをお祝い。中尾は「僕、変身しちゃうんですよ!芸能生活20年以上で、まさか自分が変身できる日が来るとは」と興奮しきり。「息子が喜んでいるので、一緒に見に行きたい」と声を弾ませ、「これがキャーキャー言われるラストチャンス(笑)」と女性ファン獲得にも意欲を見せた。一方の藤岡は、大勢の『仮面ライダー』ファンが集まる舞台挨拶に緊張した面持ち。今回、実父の藤岡弘、が演じてきた仮面ライダー1号/本郷猛としての出演オファーを受けた感想を「50周年という節目の作品、ましてや父が演じた本郷猛という役で、ものすごく衝撃を受けました。その日は眠れなかった」と回想。同時に「光栄ですし、ある意味完成されたものなので、自分がダメにしちゃいけないという思いも。とにかく全力で演じた」と語り、「親子で見て、何か心に残るものがあれば。映画をお披露目させていただくのは感無量です」とファンに呼びかけた。そんな藤岡の言葉を受けて、柴崎監督は「かなりのプレッシャーもあったと思うが、僕らが目指した新しい再提示の本郷猛を真威人くんが演じてくれた」と太鼓判。「お世辞ではなく、もっと撮っていたいと思える本郷猛だった」と話していた。取材・文・写真=内田涼『仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ』全国公開中
2021年12月17日仮面ライダー50周年記念映画『仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ』の仮面ライダー1号/本郷猛役を、藤岡弘、の息子である藤岡真威人が演じることが決定した。仮面ライダー誕生の1971年、現代である2021年、そして仮面ライダー誕生から100年後の2071年という、3つの時代が戦いの舞台となる本作。時を遡ること50年前の1971年、悪の秘密結社・ショッカーは、最強の改造人間を生み出すべく、スポーツ万能、頭脳明晰の青年・本郷猛を捕らえ、改造手術を行った。そうして生まれた仮面ライダー1号。この、手術当日の“もう一つ”のエピソードが、今回の劇場版で描かれる。先週24日にはWEB予告映像とポスタービジュアルが公開され、歴代レジェンドライダー・ダークライダーが登場することや、ゲストキャストに親子役で中尾明慶、古田新太が登場することが明らかになり、公開へ向けさらなる盛り上がりを見せている本作。あのキャストが再登場するのでは、などと数々の考察が飛び交う中、登場することに期待の声も高かった“彼”が、50年という時を超え、満を持して登場する。50年前の仮面ライダー1号/本郷猛を、実際に1971年当時、仮面ライダー1号を演じていた藤岡弘、の長男である藤岡真威人が、50年という時を超え一子相伝され、満を持して演じる。到着したメイキング&インタビュー映像では、ブルー系のダブルのジャケットに白いパンツという、50年前の本郷猛の装いを彷彿とさせる衣装を身にまとい、ショッカーに立ち向かう姿が見られる。実の父、藤岡弘、が演じてきた仮面ライダー1号としての出演オファーがあった際、「やらなきゃならない宿命」と感じ、直々に父からアドバイスをもらい、さらに当時の放送を見直して自分なりに研究した上で演じたと語る藤岡真威人。その雄姿は撮影現場で、スタッフから思わず歓声が上がるほど。ぜひ、劇場で注目してほしいポイントとなっている。メイキング映像では変身シーンも一部公開。撮影現場では父から指導を受ける場面も見られ、2世代に渡る直伝の変身に期待が高まること間違しだ。『仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ』メイキング映像『仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ』12月17日(金)より公開
2021年11月30日俳優の藤岡弘、が20日、都内で行われたガールズイベント「TGC teen 2021 Winter」に、長女で女優の天翔愛、長男の俳優の藤岡真威人、次女のモデルの天翔天音、三女でモデルの藤岡舞衣とともに出演。弘、はドレスアップした娘の姿に照れていた。藤岡一家は、クリスマスを意識したドレスアップしたコーディネートで登場。1人ずつランウェイを歩き、その後、5人並んで先端で寄り添ってポーズを決めた。初めて家族5人でランウェイを歩き、弘、は「子供たちの成長が見られて、すごくいい思い出をいただきました。ありがとうございました」と感謝。さらに、「素晴らしいステージをご招待いただきまして、皆さんとお会いできまして、とてもいい思い出ができました」と述べ、子供たちについて「一生懸命、夢を追っていきますので見てやってください」と観客に呼びかけた。また、ドレスアップした子供たちの姿に「びっくりしました」と言い、「こんなに成長したんだなと。子の成長はものすごい早いですね、この装いで一段と大人っぽく見えて、13歳、15歳、17歳、19歳かと思うとびっくりしちゃって」と成長に驚き。「愛ちゃんなんて19歳に見えなくて、なんかドキッとしました」と照れ笑いを見せた。「TGC teen」は、SNSやYouTubeでティーンに絶大な影響力のあるモデルやタレント、YouTuberたちが出演する“令和teen”のためのガールズフェスタ。トレンドを発信するファッションショーをはじめ、アーティストライブなどを開催する。今回、2年ぶりの有観客開催となった。
2021年11月20日俳優の藤岡弘、が20日、都内で行われたガールズイベント「TGC teen 2021 Winter」に、長女で女優の天翔愛、長男の俳優の藤岡真威人、次女のモデルの天翔天音、三女でモデルの藤岡舞衣とともに出演した。藤岡一家は、クリスマスを意識したドレスアップしたコーディネートで登場。1人ずつランウェイを歩き、その後、5人並んで先端で寄り添ってポーズを決めた。初めて家族5人でランウェイを歩き、弘、は「子供たちの成長が見られて、すごくいい思い出をいただきました。ありがとうございました」と感謝。さらに、「素晴らしいステージをご招待いただきまして、皆さんとお会いできまして、とてもいい思い出ができました」と述べ、子供たちについて「一生懸命、夢を追っていきますので見てやってください」と観客に呼びかけた。天音は「家族みんながそろってランウェイを歩くことができて、楽しくていい思い出になりました」とにっこり。舞衣は今年のクリスマスについて、「家族でお料理やケーキを作ってクリスマスパーティーがしたいです」と述べ、愛も「ゲームをして盛り上がって楽しいクリスマスを過ごしたいと思います」と笑顔で話した。昨年俳優デビューを果たした真威人は「これからもっともっと経験を積んで国際的にも活躍できるような素晴らしい俳優になりたいです」と意気込みを力強く語った。「TGC teen」は、SNSやYouTubeでティーンに絶大な影響力のあるモデルやタレント、YouTuberたちが出演する“令和teen”のためのガールズフェスタ。トレンドを発信するファッションショーをはじめ、アーティストライブなどを開催する。今回、2年ぶりの有観客開催となった。
2021年11月20日ミュージカル『ドッグファイト』の取材会がこのほど行われ、藤岡正明、大久保祥太郎がリモートで取材に応じた。同作は1991年に上映されたリバー・フェニックス主演の映画を2012年にオフ・ブロードウェイでミュージカル化した作品で、 2015年、2017年と日本でも上演されている。今回は初演・再演に続き屋良朝幸が主演を務め、東京・日比谷シアタークリエで9月より上演される。物語はベトナム戦争出征前のアメリカ・サンフランシスコを舞台にし、訓練期間を終えた新米兵士・エディ(屋良朝幸)、ボーランド(藤岡正明)、バーンスタイン(大久保祥太郎)の3人が親友同士として登場する。2005年~2006年に上演されたミュージカル『レ・ミゼラブル』では藤岡がマリウス役、大久保がガブローシュ役で共演しており、久しぶりの共演に。藤岡は「祥太郎が9歳~10歳とかで、僕は22~3歳だったんです。気付いたらもう、39歳になります。今回ラウンジ・シンガー役の坂元健児さんが当時アンジョルラス役をやっていて、もう坂元さんが50歳」と15年の時の流れにしみじみ。藤岡は大久保について「当たり前ですけど、本当にちっちゃかった。かわいかった祥太郎がどんどん成長して、大人として一緒に共演できるというのがすごく嬉しいですし、僕自身も当時何にもできなかった中で、今は15年も経ってますから、そこそこできるおじさんになってます。祥太郎といっしょにやっていきたいなと思います」と、共に舞台に立てる喜びを表す。大久保も「続けてればいいことあるな、よかったなと思います。最近、子役の時に一緒にやってた方と再び共演させていただけることが多くなってきたので、感慨深いです」と喜びつつ、「歌と離れて演劇の方でやっていたので、藤岡さんと一緒に歌うというのが怖いですね。前は一緒に歌うことがなかったのですが、今回はがっつり親友の役で2人のシーンがあったりするので、嬉しさとドキドキと恐怖と……」と苦笑し、藤岡から「怖いこと、何にもないよ」とつっこまれていた。物語は、親友同士の3人が出征前の最後の夜に、一番イケていない女の子をパーティーに連れてきた者が賞金を得るという最低のゲーム「ドッグ・ファイト」に参加することで展開していく。それは兵士への一歩を踏み出す彼らに感情を捨てさせるために仕組まれた残酷な通過儀礼だったが、真面目なローズ(昆夏美)と接するうちにエディ(屋良)の心は変わっていく。藤岡と屋良は同い年で、大久保は2人より一回り年下だが、親友同士という設定に、藤岡は「おそらく僕と屋良っちが若くて、祥太郎が老けてるんじゃないですかね。だって、妙な貫禄ありますから」と、ニヤリとした。主演の屋良について、藤岡は「僕は本当にダンスが苦手で、屋良くんと言えばダンスの振り付け家をやってるくらいだから、『ダンス苦手なんだ、優しくしてね』と言いました。すごく気さくだし、いい関係が作れるんじゃないかと思います。再々演なので、作品について様々な経験や知識があると思うので、どんどん相談していきたいし、新しい何かを入れられるとすれば、色々話をしていきたいな。共に模索してくれるような包容力があるから」と信頼を寄せる。大久保も「個人的に屋良さんの舞台を客席ですごく観ていた人間なので、歌・芝居・ダンス、何でもできる方だという印象があります。深夜の密着番組を見たときにも『ストイックな方なんだな』という印象があって、屋良さんの雰囲気にも表れてる。芯のある方なんだなと思っています」と、印象を表した。また同作は『ラ・ラ・ランド』『グレイテストショーマン』作詞・作曲を手がけたベンジ・パセック&ジャスティン・ポールコンビが、両作品よりも前に世に送り出していたことでも知られる。藤岡は「1960年代の前半のお話なんですけど、当時の音楽もしっかりと入っている、僕自身もそこらへんのジャンルをよく通ってきているので、リアリティを持って、皆で取り組めるようになるかな」と楽しみにしている様子。大久保は「全部の曲がキャッチーでかっこいい。主題歌になり得るような曲が何曲も入ってるイメージがあって、ロック調もあれば、ジャズっぽい曲、ブルースっぽい曲と色んな要素が詰まってる。オープニングで歌った曲が何回もリプライズで出てきたりして、場面によって心情が変わっていくのも面白いです。高いところから低いところまで使うので、かっこよくフルに熱く歌えたらという思いで稽古に取り組んでいます」と意気込んだ。東京公演は東京・日比谷シアタークリエにて9月17日~10月4日、愛知公演は日本特殊陶業市民会館 ビレッジホールにて10月6日、大阪公演は梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて10月21日~10月24日。
2021年08月24日歴代ヒーローたちが大活躍する共闘アクション映画『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』の完成報告会見が7月12日、東京・豊島区立「トキワ荘マンガミュージアム」で行われ、俳優の藤岡弘、が『仮面ライダー』の本郷猛/仮面ライダー1号役として本作に出演していることが発表された。東映の2大特撮シリーズ「仮面ライダー」と「スーパー戦隊」が、それぞれ生誕50周年、歴代45作品目を迎えたWアニバーサリーを記念し、シリーズや作品の垣根を越えて共闘する劇場版。生みの親である石ノ森章太郎が青春時代を過ごした、縁深い“聖地”での会見に、藤岡は「『仮面ライダーは永遠に死なないんだよ』という石ノ森先生の言葉が心に焼き付いている。今も思い出しながら、夢を追い続けたい」と闘志を燃やした。会見には内藤秀一郎(神山飛羽真/仮面ライダーセイバー)、駒木根葵汰(五色田介人/ゼンカイザー)、物語の鍵を握る謎の少年役でゲスト出演する鈴木福が同席。藤岡は「ヒーローには、未来を背負っていく子どもたちに与える影響力を自覚してもらいたい。愛と正義と勇気と感動と希望と夢、これを伝えていく。責任を伴うし、とてつもない大きな荷物を背負うことになるが、子どもたちを失望させないように心して頑張って。頼むぞ!」と熱っぽく令和のヒーローにエールを送った。大先輩の言葉に、内藤は「藤岡さんとご一緒したのは、1シーンくらいですが、ご本人から発せられるセリフと感情、そのすべてに考えさせられ、感動しました。藤岡さんが『仮面ライダー』のレジェンドなんだと改めて実感した」と背筋を伸ばし、「この先、一生、仮面ライダー。今の言葉を絶対に忘れない」と決意を新たにしていた。また、駒木根も「撮影の時から言葉の重みと体中から漂うオーラを、ヒシヒシと感じていた」とやはり藤岡の存在感に圧倒された様子。『ゼンカイジャー』は後半戦に突入しており、「藤岡さんの言葉を胸に、ヒーローとして一生懸命に走り抜けたい」と誓いの言葉。頼もしい後輩たちの言葉に、藤岡も「うれしいねえ」と誇らしげだった。現在17歳の鈴木は、小学1年生のときに藤岡と対面したことがあるといい、「大好きな仮面ライダーになるためにはどうすればいいですか?」とレジェンドに直接質問。藤岡は「こんなに立派になって。初めて会ったときの表情は今も忘れていない」と目を細め、「人間として成長し、肉体と精神を強くするしかない。それを心がけて、自問自答しながら一生懸命に努力して。最大の敵は己」と金言を伝授していた。取材・文・写真=内田涼映画『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』7月22日(木・祝)公開
2021年07月12日1999年に発表された、野田秀樹作・演出による傑作舞台『パンドラの鐘』。本作が約20年の時を経て、熊林弘高演出により現代に甦る。そこでキャストのひとりで、昨年から舞台出演が続いている金子大地に話を聞いた。彩の国シェイクスピア・シリーズ第35弾『ヘンリー八世』で初舞台を踏み、二兎社『ザ・空気 ver.3 そして彼は去った…』でも好演を見せる金子。この2作ですっかり舞台に開眼した金子だが、今回は少し勝手が違うようで…。「舞台は今やっていて一番楽しいお仕事ですね。ただ『パンドラの鐘』は…、やばいです!熊林さんがとても大切にされている戯曲のひとつなので、すでにものすごいプレッシャーなんです。しかも熊林さんが求められているレベルが尋常ではないくらい高くて…。ただ、役者としてひとつ殻を破りたいと思っていた時期だったので、このような機会をいただけて本当にありがたいです」物語の舞台は、太平洋戦争開戦前夜の長崎。巨大な鐘が考古学者たちの手により掘り起こされ、それを機に、葬られたはずの古代王国を巡る秘密が明るみになっていく。「熊林さんは北九州のご出身で、戦争や原爆に対して近いところで育っていらっしゃるんですよね。その想いに触れて僕はすごく怖かったのですが、まずは自分の中にある戦争に対する感情、のようなものを納得させなければと思っています。それは苛立ちなのか、怒りなのか、悲しみなのか…。今はまだわかりませんが、そのモヤモヤと沸き上がってきているものが、この作品に取り組む上でのヒントになりそうな気がしています」今回、熊林ならではの演出となるのが、現代と古代の登場人物を一人二役で演じるというもの。金子は葬儀屋のミズヲと、考古学者助手のオズを演じる。「役についてはまだまだで、漠然とも語りたくないぐらい、一筋縄ではいかない作品だと思います。中でもミズヲが生まれた時の記憶、その景色をお客様に伝えなければならないのは、すごく難しいことだと思っていて。もともと難しい事に挑戦するのは好きなので、逆に燃えてもいます!」演劇界にも大きな影響を与えている、このコロナ禍。いつ公演中止になってもおかしくない状況下で、金子は、一回一回の公演を「奇跡」と語る。「今舞台に立っていて改めて感じるのは、お客様に来ていただけることのありがたさです。この『パンドラの鐘』でも、観に来てくださる方に少しでも元気になってもらえるよう精一杯頑張りますので、期待していてください!」取材・文:野上瑠美子
2021年03月04日俳優やシンガーソングライターとしてマルチに活躍しているディーン・フジオカさん。妹の藤岡麻美(ふじおか・まみ)さんはアイドルグループ『チェキッ娘』の元メンバーで、一般人の男性と結婚し、2020年8月現在は台湾に住んでいます。そんなディーン・フジオカさんの妹がドラマ『Dr.コトー診療所2006』(フジテレビ系)に出演していたことやブログ、インスタの画像など、さまざまな情報をご紹介します!ディーン・フジオカの妹は元アイドル『チェキッ娘』『Dr.コトー』にも出演藤岡麻美さんはインスタグラムのアカウントを開設しており、2020年4月5日にはヘアドネーション後のピンショットをアップ。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 看到自己的名字我才放心了 希望收到我頭髮的人能開心,這樣我也會很開心☺️ . . 去年の7月に郵送した私のロングヘアー は、無事に寄付できました♀️ この髪を受け取った人が、喜んでくれるといいなぁ。 #中華民國癌病腫瘤患者扶助協會 #ヘアドネーション #hairdonation #捐髮 藤岡麻美 Mami Fujioka (@fujiokamami)がシェアした投稿 - 2020年 4月月5日午前7時31分PDTロングヘアーからイメチェンした姿に「美しい」「きれいすぎる」と絶賛の声が寄せられています。そんな藤岡麻美さんは1998年11月19日に、バラエティ番組『DAIBAッテキ!!』(フジテレビ系)にて、『チェキッ娘』のメンバーとしてデビュー。 この投稿をInstagramで見る #16歲 #高中一年級 #高校一年生 #チェキッ娘 #野崎恵 #藤岡麻美 #TVC #shooting #確かのざと私はその歳にしては大人っぽいと言われる部類だったような #というかむしろ私の場合は老け顔と言われていたような #制服を着ると顔だけ浮いているとよく言われたことを思い出しました #早く歳をとりたかったあの頃 藤岡麻美 Mami Fujioka (@fujiokamami)がシェアした投稿 - 2017年 5月月4日午前7時40分PDT2000年3月15日にはガールズバンド『chee’s』のドラム兼ボーカルとしてメジャーデビューを飾りました。2001年6月に『chee’s』が解散した後はソロ活動をスタート。2008年11月に『銀河鉄道999~あなたが選ぶメーテル~』コンテストで『ミス銀河鉄道999グランプリ』を授賞し、美しすぎるビジュアルが話題になりました。また、女優として活動しており、2006年7月にはドラマ『花嫁は厄年ッ!』(TBS系)に鈴木さやか役としてレギュラー出演。同年12月にはドラマ『Dr.コトー診療所2006』(フジテレビ系)に鳴海良子役で出演しています。このほかにも2008年1月1日に放送されたドラマ『「相棒」開局50周年記念元日スペシャル』(テレビ朝日系)をはじめとする数々の話題作にも出演しました。ディーン・フジオカの妹は台湾で活躍!藤岡麻美さんは2013年3月31日に台湾へ渡り、現地のドラマや舞台、テレビ番組、CMなどで活躍しています。中でも『大正製薬』のCMに頻繁に起用されており、『新ビオフェルミンS 全家晚餐篇』には母親役で出演。藤岡麻美出演CM『大正製薬』『パブロン 感冒症狀快走開體操篇』ではコミカルなダンスを披露し、視聴者を楽しませました。藤岡麻美出演CM『パブロン』ディーン・フジオカの妹が結婚!ディーン・フジオカさんの妹、藤岡麻美さんは2016年11月4日に更新したブログとインスタグラムで、台湾在住の日本人男性との結婚を発表。ウエディングドレス姿の写真とともに、幸せそうな笑顔を見せています。 この投稿をInstagramで見る 幸福宣言 謝謝所有支持我的朋友們;這一刻;我要與大家分享我們的喜悅;幸福的我們結婚了。 先生是從商的圈外人。我們一樣是從日本來到台灣發展,感謝緣份將我們緊靠在一起,在台灣相識、相戀。 戴上戒指的那一刻,我們決定一起攜手到老,用愛守護著彼此。 . 〜祝福大家幸福快樂〜 . . いつも皆様には大変お世話になっております。 突然このようなご報告を書面でいたしますことをお許しください。 . 私ごとではございますが、この度、私、藤岡麻美は結婚いたしました。 相手の男性は台湾在住の日本人です。 . かつて、私は人間不信になり、この先どうしたら良いのか、長く悩んでいた時期がありました。 人生を変えたい、そう強く思っていた頃、親友に誘われるがままに台湾を訪問しました。 春の気候が実に心地良く、台湾の方々の温かさに魅了され、“ここに住みたい”と、その時、感じました。 . それから1年後の2013年3月31日、その時の直感を信じ、台湾に居を移しました。 . 言葉も分からず、お仕事もなし。30歳ゼロからの再スタートでした。 必死に中国語や中国武術を学び、日々の失敗や悔しさに一人涙しながらも、気がつくとたくさんの方に支えられ、CMやドラマ、映画等のお仕事をさせていただけるようになりました。 . 全てを捨ててやって来た台湾で、今まで経験しなかった貴重な体験をたくさんさせていただき、映画のヒロインにまで抜擢していただくこととなりました。 また、日本人の少ない台湾で奇跡的にも夫と巡り会う事ができ、あの時、勇気を出して日本を出た自分を、今、褒めてあげたい気持ちです。 . 私は優柔不断で慎重すぎる一面もありますが、相手の方の誠実さと強い想いに心打たれ、知り合ってから一年経たずに、この方と生涯を共にしようと決めました。 . 相手の方の名前等、個人情報の公表は一般の方ですので、差し控えさせていただきますが、皆様には何とぞ、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。 . まだまだ未熟で至らない私ですが、感謝の気持ちを忘れずに、これからは夫婦で協力し合い、笑顔の絶えない家庭を築いていきたいと思っております。 . 皆様には、今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 . 平成28年11月4日 藤岡麻美 藤岡麻美 Mami Fujioka (@fujiokamami)がシェアした投稿 - 2016年11月月4日午前12時10分PDTいつも皆様には大変お世話になっております。突然このようなご報告を書面でいたしますことをお許しください。私ごとではございますが、この度、私、藤岡麻美は結婚いたしました。相手の男性は台湾在住の日本人です。fujiokamamiーより引用続けて、藤岡麻美さんはかつて人間不信に陥り、深く悩んでいた時期があったと告白。そんな中、移住を決めた台湾で夫と出会い、相手の誠実さと強い想いに心打たれたとつづっています。かつて、私は人間不信になり、この先どうしたら良いのか、長く悩んでいた時期がありました。人生を変えたい、そう強く思っていた頃、親友に誘われるがままに台湾を訪問しました。春の気候が実に心地良く、台湾の方々の温かさに魅了され、“ここに住みたい”と、その時、感じました。それから1年後の2013年3月31日、その時の直感を信じ、台湾に居を移しました。また、日本人の少ない台湾で奇跡的にも夫と巡り会う事ができ、あの時、勇気を出して日本を出た自分を、今、褒めてあげたい気持ちです。私は優柔不断で慎重すぎる一面もありますが、相手の方の誠実さと強い想いに心打たれ、知り合ってから一年経たずに、この方と生涯を共にしようと決めました。fujiokamamiーより引用その3日後に更新したインスタグラムでは、ウエディングドレス姿の美しい横顔の写真とともに、祝ってくれた大勢の人に感謝を伝えています。 この投稿をInstagramで見る 給支持我的朋友們的一封信: . 婚訊發布至今,持續收到很多朋友的祝福留言! ❤️ . 我的臉上洋溢著幸福的微笑,是因為看見所有支持我的朋友們的留言與祝福! . 我的眼眶紅了,是因為我看見了好多、好多,好久不見的朋友和粉絲的祝福! . 讓我回想起從偶像團體“CXCO”時到現在,之後轉型女子樂團“chee’s”時到現在,真的很感謝大家從我出道時到現在始終關心著我、支持著我的朋友們! . 在此;我想真心感謝每一位支持我的朋友們! . 我的高中、國中、小學、幼稚園的老師與同學們~謝謝你/妳們! . 在我求學時期打工的夥伴們和進入演藝圈一起工作的夥伴們~謝謝你/妳們! . 感謝我的家人;您們的愛與關懷,讓我平安快樂的成長。 . 感謝剛出道時前任日本經紀公司的培訓出道及現在在台灣的經紀公司的栽培,大家都一直全力支持我、保護我~謝謝你/妳們。 . 感謝長期支持我的粉絲們:感謝你 /妳們的支持就是一路護陪伴著我最大的力量!真的很感謝大家。 . 真正的情誼就像紅酒一樣,越陳越香。雖然沒有時時刻刻聯絡,依舊還是有很多的朋友們靜靜的守護關心著我。 . 出道十八年了,經歷過很多人生不同階段的變化,但是;若沒有大家的支持就沒有現在的我。 未來;我會繼續努力再加油,帶給大家更不同的演藝作品。 . 感謝大家,請多多指教。 . . . 皆さま、お祝いのお言葉、ありがとうございます✨ . 本当に本当にたくさんのお祝いのお言葉いただき、感激しております。 . 私の結婚を喜んでくださる方がこんなにもいたのかと、正直、驚いております。 . チェキッ娘時代からのファンの皆さま、chee's時代からのファンの皆さま、ソロデビューしてからのファンの皆さま、高校や中学校や小学校の同級生、後輩や先輩。幼稚園の同級生も。 . バイトや仕事でご縁した方々。 何かのキッカケで、ほんの少しご縁をいただいた方々。 そして、家族や親族、事務所の方々。 . これまで、ご連絡をいただいていなかっただけで、ずっと私のことをそっと見守ってくれていた方が大勢いたんだなと今回のことで理解できました。 . ファンの皆さまや大勢の方たちに支えられて、生かされているのだなとつくづく実感いたしました。 . 重ね重ねお礼申し上げます。 . デビューしてからかれこれ18年。 色んなことがありましたが、応援してくださる皆様がいなければ、今の私はありませんでした。 . これからも何事にも真摯に向き合い、全力で頑張っていきますので、今後とも、よろしくお願いいたします! . 藤岡麻美 藤岡麻美 Mami Fujioka (@fujiokamami)がシェアした投稿 - 2016年11月月7日午前4時27分PST2020年1月20日に更新したブログとインスタグラムでは、第1子を出産したことを報告。青空の下で撮影したマタニティフォトとともに、かわいらしい赤ちゃんの顔を公開しています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 謝謝大家總是在Instagram給我支持✨ 今天我有一件事情想要告訴大家... 我當真的“藤岡媽咪”了 - - 皆様、いつもこのInstagramを見て下さり、ありがとうございます。 本日は、突然ではございますが、第一子を出産致しました事をご報告させて頂きます。 妊娠中は初めての事ばかりで、体調や身体の変化に戸惑う毎日でしたが、一段一段、階段を登るような感覚で日々過ごしておりました。 2020年を迎えると共に元気な産声を聞く事ができ、ようやく安心する事ができましたので、私事で恐縮ではございますが、皆様にご報告させて頂く事に致しました。 まだ未熟な母ですが、愛情をたくさん注いで育てて行きたいと思っております。 皆様には、どうか温かく見守って頂けますと幸いです。 今後共どうぞ宜しくお願い致します。 藤岡麻美 藤岡麻美 Mami Fujioka (@fujiokamami)がシェアした投稿 - 2020年 1月月20日午前2時53分PST皆様、いつもこのブログを見て下さり、ありがとうございます。本日は、突然ではございますが、第一子を出産致しました事をご報告させて頂きます。妊娠中は初めての事ばかりで、体調や身体の変化に戸惑う毎日でしたが、一段一段、階段を登るような感覚で日々過ごしておりました。2020年を迎えると共に元気な産声を聞く事ができ、ようやく安心する事ができましたので、私事で恐縮ではございますが、皆様にご報告させて頂く事に致しました。まだ未熟な母ですが、愛情をたくさん注いで育てて行きたいと思っております。皆様には、どうか温かく見守って頂けますと幸いです。今後共どうぞ宜しくお願い致します。藤岡麻美藤岡麻美オフィシャルブログーより引用そして、2020年8月には台湾のドラマ『腦波小姐 The Haunted Heart 』にゲスト出演することを報告し、仕事に復帰しています。 この投稿をInstagramで見る 我會客串演出,請大家先follow一下,「 腦波小姐 The Haunted Heart 」IG❣️ 私、藤岡麻美が台湾ドラマ「 腦波小姐 The Haunted Heart 」にゲスト出演いたします。 まずは、オフィシャルInstagramをフォローしてみてくださいね @the_haunted_heart #腦波小姐 #TheHauntedHeart #台湾ドラマ #taiwandrama #藤岡麻美 #MamiFujioka 藤岡麻美 Mami Fujioka (@fujiokamami)がシェアした投稿 - 2020年 8月月13日午後11時52分PDTディーン・フジオカの妹、台湾でコロナ隔離生活台湾で子育てに励んでいた藤岡麻美さん。いわゆる『ワンオペ育児』だったそうで限界を感じ、一時、子供を連れて日本に帰国していたことをブログやインスタグラムで報告しています。 この投稿をInstagramで見る コロナの影響で、台湾でのワンオペ育児がいつまで続くかわからないという状況になったため、約3ヶ月前、子供を連れて日本に飛んで行きました✈️ こんなに長く日本で生活をするのは、約7年ぶり。 最初はスーパーやコンビニの品揃えの多さ、野菜やパッケージの美しさにまで感動してしまいました 子供が生まれてから、家で過ごすばかりの日々だったせいか、子供をベビーカーで外に連れ出すとすぐに泣いてしまいます。 そして、抱っこするまで泣き止まない そんなわけで、いつも抱っこ紐での移動になっています。 ちなみにこの写真は、日本で買い出しに行く時に撮った物ですが…だ、だんだんと重たくなって来ました キョロキョロ頭を動かして、アチコチ見ています 日本では、いざという時に親に頼れるありがたさをしみじみ感じましたが、あれよあれよという間に、今はもう台湾に戻って来ています✈️ 幸い自宅にて隔離期間を過ごせる事となり、少しホッとしていますが… 毎朝、LINEとショートメールで健康状態の報告、それから電話での報告と徹底しています。 ゴミ捨て場が玄関から目と鼻の先でも、隔離期間中のゴミ出しはNGのようで、事前に電話をして、今朝、環保局の方にゴミを取りに来てもらいました。 隔離期間は、まだあと一週間以上ありますが、子供の成長をしっかり見届けながら、残りの時間も笑顔で過ごしたいと思います #手作りマスク #手工口罩 #抱っこ星人 #母ちゃん腰ヤバイ #コロナの時代に生きる 藤岡麻美 Mami Fujioka (@fujiokamami)がシェアした投稿 - 2020年 8月月3日午前2時38分PDTその後、台湾に戻りますが、新型コロナウイルス感染症の拡散防止のため、隔離生活を送ることに。日本では、いざと言う時に親に頼れるありがたさをしみじみ感じましたが、あれよあれよという間に、今はもう台湾に戻って来ています幸い自宅にて隔離期間を過ごせる事となり、少しホッとしていますが…毎朝、LINEとショートメールで健康状態の報告、それから電話での報告と徹底しています。ゴミ捨て場が玄関から目と鼻の先でも、隔離期間中のゴミ出しはNGのようで、事前に電話をして、今朝、環保局の方にゴミを取りに来てもらいました。藤岡麻美オフィシャルブログーより引用幸い自宅で過ごせることになったものの、毎朝の健康状態の確認やゴミ出し禁止など、何かと不便な毎日を送ったようですね。しかし、今は通常の生活が送れるようになっているとのこと。兄のディーン・フジオカさんとともに、活躍し続ける藤岡麻美さんの今後に期待です!ディーン・フジオカプロフィール生年月日:1980年8月19日出身地:福島県血液型:A型身長:1803所属事務所:アミューズ香港のクラブでファッション誌編集者からスカウトされ、モデルとして芸能界デビュー。2005年映画『八月の物語』で俳優活動を始める。台湾で活躍するその一方で、インドネシアで音楽活動も始めている。2013年に活動拠点を日本へと移し、2015年にドラマ『探偵の探偵』(フジテレビ系)で、日本のドラマに初出演。同年9月から放送された連続テレビ小説『あさが来た』(NHK)で五代友厚役を演じ、甘いマスクで一躍人気を集める。その後もドラマ『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ系)や映画『海を駆ける』、『記憶にございません!』など、数多くの映画やドラマに出演。注目されている。ディーン・フジオカの妻はどんな人?結婚について語った言葉に「性格までイケメン」[文・構成/grape編集部]
2020年08月28日人気特撮ヒーロードラマ『仮面ライダー1号』役で知られる、俳優の藤岡弘、さん。2019年には、これまで公に語ることのなかった自身の子供たちとテレビ番組で共演し注目を集めました。そんな藤岡さんが、自身のTwitterに投稿した『子供に日頃から教えていること』が「本当にその通り」「藤岡さんがいうと説得力がある」と反響を呼んでいます。子供には、何かあったら、全力で逃げろという事を日頃から教えておくことだ。兵法において、逃げるということは立派な戦術である。何しろ逃げ切れれば絶対に負けないのだから。 合掌、藤岡弘、— 藤岡弘、 侍語録 (@samuraihiroshi) July 8, 2020 何かあったら、全力で逃げろ。兵法において、逃げるということは立派な戦術。世の中には『逃げるが勝ち』という言葉があるように、時には戦わずに逃げることが得策となるケースも多々あります。しかし、戦わずして逃げるのは『弱虫』『敗者』といったイメージをもたれてしまいがちなのも事実。だからこそ、藤岡さんのように武道に心得がある人が、逃げることの大切さを説いたツイートは反響を呼び多くの共感のコメントが寄せられているのかもしれません。・人の道から踏み外さなければ、どんだけ逃げてもいい。・自分はそれでブラック企業から命を守りました。・仰る通り。逃げても隠れてもいい。とにかく生きて、生き残れば勝ちであります。・いじめ問題なんか、まさにそうですよね。もちろん、目の前の敵や障害に立ち向かっていく勇気は素晴らしいものであり、時には戦うことも必要です。しかし、逃げるということは自分の命を守るために必要な行為。命以上に大切なものはありません。生きていれば、つらいことや逃げたくなるほど精神的に追い込まれることも多々あるでしょう。そんな時、例え逃げるという道を選んでも、後ろ指をさされる筋合いはありません。藤岡さんの言葉に、背中を押された人は多くいるはずです。[文・構成/grape編集部]
2020年07月14日フジテレビの藤井弘輝アナウンサー(28)が6月17日に、30代の同局社員と結婚したことが発表された。父・藤井フミヤ(57)も90年6月に結婚したことから、親子揃っての“ジューンブライド”と注目を集めている。18日放送の『めざましテレビ』(フジテレビ)では、同期の永尾亜子アナ(26)が結婚のニュースを紹介。藤井アナは、「ほんの少しだけ頼りなく見える私ですが、幸せな家庭を築いていきたいと思います」とコメントを寄せていた。藤井アナは16年4月に入社し、同年10月には『めざましテレビ』のレギュラーに抜擢。現在は水曜リポーターを担当しているが、バラエティ番組など幅広く活躍している。19年に配信された音楽番組『フジアナ歌祭り』(FOD)では、父の楽曲「Another Orion」を熱唱。その後もたびたび歌唱を披露し、父子ともに歌声が似ていることが話題に上った。「藤井アナは入社当初、父の存在をプレッシャーに感じていたそうです。ですが『めざましテレビ』に抜擢されてからは、“自分は自分”として仕事に打ち込むように。学生時代に培った楽器演奏や、スポーツといった特技も番組作りに活かしています。父の歌を披露することは悩んだそうですが、今では『父のファンが楽しんでくれるなら』と吹っ切れたそうです。周りを盛り上げる人柄や身体を張った企画も進んで挑むことから、周囲にも慕われていますね」(テレビ局関係者)幅広く活躍する藤井アナを祝福する声が広がっている。《朝からお目出度いニュースが!藤井アナ結婚おめでとうー!お父様同様、末長く幸せにー!》《わお!びっくり!フミヤもおじいちゃんになる日が近かいわね。こんなおじいちゃんいたらカッコ良すぎ》《わぁ〜!朝からビックリ!!弘輝くん結婚かぁ〜!両親と同じジューンブライドときたー!w》入社5年目にして、公私ともに順風満帆ともいえる藤井アナ。人生の歩みには父の“教え”が影響しているようだ。「フミヤさんは、子供たちが成人しても『家庭を持つまでは目が離せない』と語っていました。グローバルに活躍できるよう、幼い頃から『中学校はスポーツ部に入部』と『留学』を家訓として伝えてきた“教育パパ”だったそうです。藤井アナはその教えに従って、高校時代をアメリカで過ごしました。厳しく見えますが、フミヤさんは奥さんと手を繋いで出かけるほどの“愛妻家”。テレビ番組でも『一生一緒に生きていきたい』と公言していました。藤井アナは、そんな父親の背中を見て育ってきたのでしょう」(前出・テレビ局関係者)幸せいっぱいの藤井アナ。父と同じように家族を大切にするのだろうーー。
2020年06月18日「そんなに“わー!”って大きな声を出すタイプじゃないんです。ふだんは静かです(笑)。今回のWEB動画で演じたのはハツラツとしたキャラクターなので、かなり気合を入れて練習しました」そう話すのは、バラエティ番組で藤岡弘、(74)の息子として出演後“イケメンすぎる!”と話題になった藤岡真威人(16)。かつて父が演じたキャラクター“せがた三四郎”の後を継いで、ゲーム会社・セガのWEB動画で俳優デビューした。「決まってからはずっと『やばいやばいやばい』って緊張していました」と撮影前はかなりドキドキしていた真威人くん。けれど「お父さんが『ああしろこうしろ言わないから自分が思うとおりにやればいい』と背中を押してくれました」と、藤岡弘、らしいアドバイスのおかげで自信をもって演技に挑めたという。「ゼロからの状態ですけど、チャンスをいただけたら全力でやっていきたいと思いますので見守っていただければうれしいです」そんな真威人くんにあれこれ質問してみた。好きな食べ物&嫌いな食べ物は?「好きな食べ物は寿司と日本食。嫌いな食べ物は生のトマト。食感が苦手なんです……」気になる芸能人は?「菅田将暉さん。俳優や音楽活動など多方面で活躍しているところに憧れます。あと、お父さんのまねをしているなだぎ武さん。SNSで見つけてお父さんに見せたら照れくさそうに笑ってました(笑)」最後に、“お父さんを継いで仮面ライダーになってほしい”と願いを伝えると、照れくさそうにこう答えてくれた。「何にもできてないから、まず自分を鍛えないといけないですね。プレッシャー……(笑)」真威人くんが演じるセガの新キャラクター“せが四郎”。シリーズ第1話「登場篇」はWEBで公開中!「女性自身」2020年4月14日号 掲載
2020年04月03日アニメ「サザエさん」(フジテレビ系)のマスオさん役や「それいけ!アンパンマン」(日本テレビ系)のジャムおじさん役でお馴染みの声優・増岡弘さんが亡くなったと3月26日に発表された。各紙によると死因は直腸ガンで、83歳だったという。63年に「狼少年ケン」で声優としてのキャリアをスタートさせた増岡さん。マスオさん役は78年から41年間、ジャムおじさん役は88年から31年間にもわたり担当した。そして19年8月、それぞれの役を高齢のため卒業。以降は「有吉くんの正直さんぽ」(フジテレビ系)などでその声を聞かせてくれた。「『サザエさん』に『アンパンマン』にと、長く愛される番組に携われたことは奇跡だと増岡さんは話していました。そんな増岡さんですが、晩年に転機がありました。それは東日本大震災です。津波にのまれた子供が『アンパンマン!』と助けを求めたという痛切な話を聞いた増岡さんは、子供たちが強い思いを寄せる作品に関わっていることに感謝。そして『声優とはなんて意義のある仕事なんだ』と改めて認識したそうです。いっそう共演者やスタッフのことを盟友のように感じたといいます。その温かな人柄は多くの人々に愛されていました」(テレビ局関係者)各メディアによると現在のマスオさん役を務める田中秀幸(69)は「増岡さんとは昔からたくさんの番組でご一緒させて頂きました。優しい笑顔、楽しいお話し、穏やかなお人柄」と回想し、「どうぞ安らかにお眠り下さい」と追悼。また「サザエさん」のスタッフは「マスオさんというかけがえのない家族の一員を、大切に描きつづけていきたいと思います。長い間、本当にありがとうございました」とコメントしたという。アニメ「タッチ」(フジテレビ系)で浅倉南を演じた日高のり子(57)はTwitterで《私にとっては、マスオさんでもジャムおじさんでもなく、南のお父さん》とし、《増岡さん、お世話になりました。そして長い間本当にお疲れ様でした。お父さん、ありがとう!》とつづった。神谷明(73)は《新人の頃から大変お世話になりました。優しいだけでなく、大変気骨のある先輩でした》と明かし、《尊敬する先輩でした。日経電子版のCMがご一緒した最後のお仕事になりました。謹んでご冥福をお祈りいたします》と語った。さらに「正直さんぽ」に出演する有吉弘行(45)はTwitterで《正直さんぽを特別に可愛いがってくださって感謝しかなかったです。一回ぐらい一緒に散歩しましょうという願いが叶わなかったのが残念です》とつづり、《本当にありがとうございました》と結んだ。幅広いジャンルで活躍してきた増岡さん。その声は、私たちの胸に残り続けるだろう。
2020年03月27日国民的アニメ「サザエさん」のフグ田マスオの声でお馴染み、声優・俳優の増岡弘さんが、3月21日(土)午前2時53分、直腸がんのため亡くなっていたことが発表された。享年83歳。増岡さんは、「サイボーグ009」のジェロニモ・ジュニア/005役や、「サザエさん」のフグ田マスオ役、「それいけ!アンパンマン」のジャムおじさん役など人気キャラクターの声を担当。「百獣戦隊ガオレンジャー」をはじめ特撮作品や、海外作品の吹き替え、また俳優としても「太陽にほえろ!」などに出演。昨年8月にはマスオ、ジャムおじさんの卒業が報じられ、それぞれ田中秀幸、山寺宏一が交代していた。1978年6月より2019年8月18日まで、40年以上の長きに渡りマスオ役を務めた増岡さん。後任の田中さんは「増岡さんとは昔からたくさんの番組でご一緒させて頂きました。優しい笑顔、楽しいお話し、穏やかなお人柄。全部ずっと覚えています。どうぞ安らかにお眠り下さい」とコメント。「サザエさん」スタッフも「カッコいい自慢の夫であり、家族思いの父親であり、気遣い上手な娘婿であり、頼れる義兄でもあるマスオさん。いつも穏やかで優しく、ユーモアにあふれた増岡さんの人柄そのものでした。これからも『サザエさん』スタッフ一同、マスオさんというかけがえのない家族の一員を、大切に描きつづけていきたいと思います。長い間、本当にありがとうございました」と寄せている。なお、すでに家族葬が執り行われたそうで、お別れ会に関しては、故人の意思により執り行わないという。また、SNSでは「それいけ!アンパンマン」の共演者らから追悼のコメントが上がっている。(cinemacafe.net)
2020年03月26日俳優の藤岡弘、(74)と長男の藤岡真威人(16)が2日、都内で行われた映画『ジェミニマン』DVD&Blu-ray発売記念イベントに登場。初のイベント共演で、真剣勝負を繰り広げた。真威人のイベント出演も今回が初めて。弘、は「私の方が緊張している。ドキドキしちゃって」と吐露し、「身長の伸びが早いんですよ。最強の敵ですね」と息子の成長に驚いている様子。テレビに出演した際にイケメンぶりが話題となった真威人は「イベントは初めてなので緊張しています」と言うも、「(父親が)いる分、軽くなっているんじゃないかなと」と笑顔を見せた。イベントでは、俳優であり武道家である弘、と、その遺伝子を受け継ぐ息子・真威人による対決を実施。「藤岡 VS 藤岡 三番勝負」と銘打ち、射撃対決、コーヒー豆移し対決、 腕相撲対決で真剣勝負に挑んだ。射撃対決は、27点 - 28点で真威人が勝利。弘、は「どこで練習してるの? すごいな。海外で実弾だいぶ撃ってるけど、負けたか」と悔しがるも、「素質がある。銃の構えを教えたことがあるんですけど、覚えていますね」とうれしそうに話した。続くコーヒー豆移し対決も、26粒 - 30粒で真威人が勝利。弘、は「いやー参ったな。若さっていうのはすごいね。もう参りました」と笑い、真威人は「ちょっと複雑」と申し訳なさそうにつぶやいた。最後の腕相撲対決では、始まる前から真威人は「勝つ未来が見えない」と弱気で、一方の弘、は「これで負けたら終わりですね」と余裕の表情。いざ勝負が始まるとやはり弘、が圧倒的な強さを見せ、途中から真威人が両手を使うも弘、が勝利した。圧勝した弘、だったが「けっこう力ついてきてますね。徐々に超えていくでしょうね」と手ごわさを感じたよう。「コーヒーと銃は甘く見てたね。でもうれしいことですよね。何かやると私と似ていて真剣に取り組むので、僕の遺伝子を受け継いでいるなと思います」と息子の成長に目を細めた。同作は、ウィル・スミス主演の近未来SFアクションエンターテイメント。引退を決意した伝説的スナイパー:ヘンリー(ウィル)は、政府に依頼されたミッションを遂行中、何者かに襲撃される。自分の全ての動きを把握し、神出鬼没で絶対に殺せないターゲットをヘンリーは追い詰めるが、襲撃者の正体が秘密裏に作られた“若い自分自身”のクローンだという驚愕の事実を知り、政府を巻き込む巨大な陰謀に巻き込まれていく……。『ジェミニマン』DVD&Blu-rayは3月4日発売(発売・販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント)。
2020年03月02日俳優の藤岡弘、(74)と長男の藤岡真威人(16)が2日、都内で行われた映画『ジェミニマン』DVD&Blu-ray発売記念イベントに登場した。イベントでの親子共演は今回が初めて、真威人のイベント出演も初となり、弘、は「私の方が緊張している。ドキドキしちゃって」と吐露し、「身長の伸びが早いんですよ。最強の敵ですね」と息子の成長に驚いている様子。テレビに出演した際にイケメンぶりが話題となった真威人は「イベントは初めてなので緊張しています」と言うも、「(父親が)いる分、軽くなっているんじゃないかなと」と笑顔を見せた。ウィル・スミス主演の本作について、弘、は「ハラハラドキドキ。ストーリー展開が見事」と絶賛。真威人が「バイクシーンとか、躍動感あふれるアクションが詰まっていてすごいなと思いました」と語り、「バイク乗りたい」と興味を示すと、弘、は「好奇心旺盛で、僕の若い頃に似てる。没頭して集中しちゃうと周りの声が聞こえなくなる」と笑い、真威人は「外見的な面でいったら眉毛。人にもよく言われるんですけど、自分でも濃いなって思います」と共通点を挙げた。テレビ出演時に俳優志望を明かしていた真威人は「メディアに出させていただいてから、選択肢の一つとして役者をやりたくて。この間、一度芝居をさせていただいて面白かった。燃える何かというか、楽しくて」と意欲。「役者もやってみたいですし、今後機会があればお父さんと共演したいなという夢はあります」と親子共演を目標に掲げた。弘、は「小さい頃から映画につれていって見せたりして、影響を受けたんですかね。最近映像に興味を持ち始めている。基礎を伝え、身体能力があるうちに、自分の持っているスキルを教えようかなって。バイクとかあらゆるものをチャレンジさせようかなと思います」と応援する姿勢。「夢ですね!」と親子共演の実現を願った。『ジェミニマン』のDVD&Blu-rayは3月4日発売(発売・販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント)。
2020年03月02日京都国際マンガミュージアムの企画展「原画 島耕作 〜四季〜 弘兼憲史原画寄贈記念展」が、2020年3月14日(土)から6月14日(日)までの期間で開催される。弘兼憲史『島耕作』シリーズの原画展『島耕作』シリーズで知られるマンガ家・弘兼憲史から同作の原画が寄贈されたことを記念に開催される本展では、寄贈された原画29点と、シリーズ内で京都を舞台にしたエピソードの複製原画12点を展示する。また、約40点に及ぶ原画に加え、京都国際マンガミュージアムで作成した弘兼の石膏手型と手型を取った際の映像が展示されるほか、代表作として知られる『島耕作』シリーズ、『加治隆介の議』、『黄昏流星群』を中心とする著書の配架も行われる。開催概要京都国際マンガミュージアム企画展「原画 島耕作 〜四季〜 弘兼憲史原画寄贈記念展」開催期間:2020年3月14日(土)〜6月14日(日)※5/7(木)~5/9(土)は、展示入れ替え作業のため観覧不可。会場:京都国際マンガミュージアム2階 ギャラリー4(京都市中京区烏丸通御池上ル)開館時間:10:00〜18:00(最終入館は17:30)料金:無料休館日:毎週水曜日(ただし、4月29日、5月6日は開館)、4月14日(火)©弘兼憲史/講談社
2020年02月07日「ヨーロッパ企画」の大歳倫弘が主宰する「イエティ」の最新作『スーパードンキーヤングDX』が2020年1月から2月に上演される。作・演出の大歳に話を聞いた。【チケット情報はこちら】本作は、2011年に上演された作品『ドンキーヤング』の続編+初演。「『ドンキーヤング』は、ヤンキーがドン・キホーテと間違えてヴィレッジヴァンガードに入り、サブカルに目覚めていくという話だったのですが、今回はその9年後の2020年の世界を描きます。ただ初演は多くの方に観て頂けているわけではないので、両方合わせて2時間弱でみせられたらと思い、このカタチにしました」。『ドンキーヤング』の続編をつくることにしたのは、「ヨーロッパ企画で『サマータイムマシン・ブルース』の続編をやったり、自分が演出した舞台「ナナマルサンバツ」で続編をつくったり、なんか僕の中で続編ブームがきて(笑)。そこにやりがいを感じ、この作品ならできそうだと思いました。それと、初演でもヤンキーを演じた中川晴樹が9年前、“これだったらもう1回やっていいよ”って言ったんですよ!本人は絶対否定しますけど。クールぶってる男なので。そういうこともあって、やってみようかなって」。今作で描くのは、“サブカルヤンキー”の今。「今は当時に比べるとサブカルの勢いが少し弱まっているなと感じていて。そういうとき、サブカルヤンキーはどうするんだろうと思ったんですよね。彼はあの後、怪我をして、目が覚めたら2020年だったという設定で、当時ヤンキーだった奥さんにも大きな変化もある。それで、この10年の間になにがあったんだと掘り起こしていく、ロードムービー的なお話になる予定です」。当時は「サブカルの知識でマウント取り合ってる感じをヤンキーにブッ飛ばしてほしい気持ちで書いたところもあった」という大歳。「でも10年経って、そういうものがなくなったことを寂しく感じるようになってきて。そういうものがあったんだよと伝えたい気持ちもありますし、最近はサブカルの方々のこの10年の苦労が語られるようになり、なぜそこまで苦労しなきゃいけないのかとか…」と語り、そのうえで「サブカルが衰退するのと反比例して某・暮らし系ショップがどんどん力を増しているんですよ。そこを掘りたい!」と大歳ならではの切り口が楽しめそう。「初演でヤンキーが「音楽なんてケータイで聴くもの」と言って笑われるようなシーンがあるのですが、当時と今では見え方も違うと思います。そういう部分も楽しみです」という本作は、2020年1月22日(水)から26日(日)まで東京・小劇場B1、1月30日(木)から2月3日(月)まで兵庫・AI・HALLにて上演。チケットは一般発売中。取材・文:中川實穗
2019年12月27日「みんな全然性格が違うんでね。僕は保育園の園長みたいだよ」うれしそうにそう話す藤岡弘、(73)。’01年に結婚し子宝に恵まれていたが、最近になり子どもたちをメディアに初公開。美男美女ぶりが話題になっている!――家族仲はいいですか?舞衣(次女・11歳)「家でもずっとしゃべって基本的にみんな笑ってます」真威人(長男・15歳)「パパは世間的には怖いイメージだと思うんですけど、とことん怒っても、それ以上に優しくしてくれるんです」――家族で出かけたりも?天音(長女・14歳)「あまり人が多いところは行けないからキャンピングカーで自然のあるところ、あとは海外によく行きます!」弘、「子どもの存在を公表していなかったから、演劇も離れた席で見たり、外食も時間をあけて入ったり一緒に行動できなかったからかわいそうでね」――パパの好きなところは?舞衣「いろんなところに連れてってくれる!遊園地とかじゃなくて、ふつうの人が行けない山とか、誰もいない野性的なところとか」天音「おいしい料理をつくってくれる!好きな料理は甘いうどん」真威人「パパの料理は全部おいしいよね」――藤岡家の家族ルールは?舞衣「ペットボトルは口をつけて飲まない!」弘、「菌が繁殖するからね」天音「添加物が多く入ったものを食べない!選んで食べるようにしています」弘、「体によくないからね」――今後、芸能活動に興味は?舞衣「これからモデルの仕事が始まるのでそれを頑張りたい」天音「踊ったりステージ見るのが好きだからやってみたい!」真威人「音楽と俳優の仕事。あとはパパに教えてもらっている武道をもっと頑張りたいです」芸能界に興味津々の子どもたち。弘、「人生はサバイバルだから生き抜く力を養えと言い続けています。大きくなるまでは心配でね。子どもたちに恋人を紹介されたら?……怖いなぁ。今は考えたくないね(笑)」
2019年12月01日M&Oplaysプロデュース『鎌塚氏、舞い散る』が、11月22日(金)より東京・本多劇場で上演される。三宅弘城演じる“完璧な執事”を目指す鎌塚アカシが、上流階級のお屋敷内で次から次に起こる事態に翻弄されつつ、個性的な登場人物相手に問題解決に奮闘するコメディ作品。2011年に第1作『鎌塚氏、放り投げる』が上演され、その好評ぶりからシリーズ作品に。今作は第5作となる。舞台での活躍は言わずもがな、今やテレビドラマでもバイプレイヤーとして引っ張りだこの三宅弘城だが、この鎌塚アカシはまさに彼の魅力が濃縮された役。生真面目で、ときに喜び、悲しみ、怒り、焦り、トラブルに対処しようとしては小柄な身体で舞台上をキビキビと動き回る。作・演出を務める倉持裕作品の中でも完全に“コメディ”に振り切ったシリーズだが、笑いの中にもどこか不条理でシュールな展開が盛り込まれるのがいかにも倉持作品らしい。そんなありえないシチュエーションや主人たちの無理難題に翻弄される姿すら、鎌塚アカシという役はチャーミングに見えてしまう。女主人・マヤコ(大空ゆうひ)や若い執事・佐双(小柳友)ら、初参加のメンバーが演じる人物もくせ者揃いとなりそうだが、過去作で活躍した人物たちがふたたび登場するという点にも注目したい。堂田男爵夫妻(片桐仁、広岡由里子)、かつて堂田男爵に仕えていた宇佐(玉置孝匡)。過去のコンテンツを確認しづらい演劇では、シリーズものはなかなか難しい。それでもこのシリーズがこれだけの上演を重ねているのは、「初めて見る人でもしっかりと楽しめ、それでいて過去作を知っている人だとさらに楽しい」というバランスが絶妙だからだ。特に気になるのは、第1作、第3作で鎌塚アカシと恋(?)模様を繰り広げた、上見ケシキ(ともさかりえ)の再登場。一筋縄ではいかないというか、したたかな部分を持つ“アイドル女中”上見とアカシの中は、果たして今回どうなるのか?倉持いわく「1作目から続く鎌塚アカシと上見ケシキの、相思相愛ながら一向に発展しない恋も、ひとつの節目を迎えそうです」とのことだが……。さてここで今回のタイトルを確認しよう、『鎌塚氏、舞い散る』。シリーズ5作目にして、初めての冬が舞台の作品。舞い散るのは雪なのか、それとも……?その真相はぜひ、劇場で確かめよう。M&Oplaysプロデュース『鎌塚氏、舞い散る』は、12月11日(水)まで本多劇場、12月14日(土)・15日(日)に大阪・サンケイホールブリーゼ、12月17日(火)に島根県民会館 大ホール、12月20日(金)に石川・金沢市文化ホール、12月22日(日)に宮城・電力ホール、12月25日(水)に愛知県産業労働センター 大ホールにて上演。文:川口有紀
2019年11月21日国民的アニメ「サザエさん」でフグ田マスオ役の声優が、増岡弘から新たに田中秀幸に交代することが分かった。まもなく、放送開始から丸50年を迎える「サザエさん」。増岡さんは、1978年6月から40年以上もの長きにわたりマスオ役を好演。今回の交代は、本人より高齢による番組卒業の申し出があったことを受け、制作スタッフが相談の上、決定したという。そしてその後、オーディションを重ねた結果、新しいマスオ役は「キン肉マン」のテリーマン役や「シティーハンター」槇村秀幸役、「カードキャプターさくら」木之本藤隆役、また多くの海外作品の吹き替えなどを多く担当する田中さんに決定。田中さんは「このたび増岡弘さんから、フグ田マスオ役を引き継がせていただくことになりました。これまで同様、皆様に愛されるマスオでいられるよう、精一杯演じさせていただきます。よろしくお願いいたします」とコメントしている。先日都内で行われた8月18日(日)放送分のアフレコで、増岡さんによるマスオは最後となり、翌週の25日(日)から新たなマスオが登場する。なお、すでに「それいけ!アンパンマン」のジャムおじさん役も交代が発表されている。「サザエさん」は毎週日曜日18時30分~フジテレビ系にて放送中。(cinemacafe.net)
2019年08月05日満島ひかりや坂口健太郎が出演し、熊林弘高が演出を手掛けるシェイクスピアの恋愛喜劇『お気に召すまま』が7月30日に開幕する。それに先がけフォトコール(マスコミ向け撮影会)が行われ、冒頭のシーンが公開された。【チケット情報はこちら】開幕を前に熊林は「僕が演出を考える前提には、“役者の肉体”が大きくあり、作品と役に正しくはまる役者があって初めてスタートが切れるんです。シェイクスピアを演出するのは初めてです。シェイクスピアは、プロテスタントの時代に、カトリックの生まれなうえ、ゲイだったという説もある、つまり仮面をかぶって生きていた人なんですよね。だからこそ、作中で幾度も「自分とは何者か」と登場人物たちに自問させる。シェイクスピアのどこまでも続く問いかけに、いまわれわれが何を感じ考えたかを提示し、あとは観て下さる方々に委ねるしかありません。お客様には存分に(舞台となっているアーデンの)森の混沌を味わっていただければと思います」とコメント。本作は、配役で男女や年齢が大胆にひねられていたり、アーデンの森が牧歌的なユートピアではなく性的欲望がうごめく暗闇になっていたり、一筋縄ではいかない世界観。『お気に召すまま』と聞いて自動的にイメージするものとのギャップは、おもしろくもあり、なにか気付かされるものでもあった。ヒロイン・ロザリンドを演じる満島は「劇中ではかなり明け透けに、性的なことや恋することが語られますが、見て聞いている方それぞれにもきっと、違ったどきどきがあると思います(どきっとして欲しい)」、オーランド役の坂口は「性差を超えてさまざまな愛のカタチが描かれる今作、混沌としたアーデンの森で、自分が持っている肉体を、性的に純粋に駆使しながら、オーランドとして生まれてくる感情を大切に演じています」とコメントを寄せた。フォトコールでは、物語の始まり、ロザリンドとオーランドが恋に落ちるまでのシーンを披露。シェイクスピア特有の膨大な長台詞が渦巻く中でも、ふと運命に触る言葉が告げられる瞬間や、ロザリンドとオーランドの視線が交わる瞬間には、劇場全体の空気がぐらりと揺れたのが印象的だった。思わぬ始まり方や、客席まではみ出した舞台、合わせ鏡のようなセット、美しい衣裳も楽しく、魅力的なキャストが揃う本作は7月30日から8月18日(日)まで東京芸術劇場 プレイハウスにて上演後、豊橋、新潟、兵庫、熊本、北九州を巡演する。取材・文:中川實穗
2019年07月30日女優の渡辺えりが、脚本・演出を務める新作舞台『私の恋人』を上演する。今年芥川賞を受賞した上田岳弘の三島由紀夫賞受賞作『私の恋人』を下敷きに、独自の恋物語を描き出す。共演に小日向文世、本作が初舞台となるのんを迎え、3人で30もの役を演じ分ける。約15曲の楽曲で綴るユニークな音楽劇だ。オフィス3○○「私の恋人」チケット情報主人公の“私”は、博愛の精神に満ちた「理想の恋人」に出会うまで、輪廻転生を繰り返し、10万年もの時空を生き続ける。クロマニヨン人からユダヤ人、そしてフリーターとして現世に生きる井上由祐に至るまで。恋人探しの一方で、浮き彫りになるのは無くならない戦争の歴史だ。SF的世界観から本質を炙り出す手法は、渡辺戯曲とも共通する。渡辺は、上田が描くテーマにも共感するという。「大きく言えば人類愛ですよね。なぜ人間は同じ過ちを繰り返すのか。いま断捨離が流行っていますが、忘れてはいけないような過去まで全部捨てるような時代になっている。合理化や分業化が進み、誰もが自分の保身に走ったり、日本人の良さである思いやりや情の部分が消えつつあるなと。そこを今回はお節介おばさんのように問い直したい。原作からは一部だけをお借りして、残りの9割は私の創作です(笑)」。原作通りにやれば「5時間は必要」な10万年の恋物語も歌やダンス、ユーモアを盛り込み、約1時間40分に凝縮する。情報量満載の展開だが「わけの分からなさを楽しんで」と渡辺。「だって、のんちゃんが主人公や彼が飼っている猫になったり、今お母さん役だった小日向さんが、次はお父さん役で出てくるわけですから。そこは笑って楽しんで。ピカソやマグリットも、パッと見は何の絵かは分からないけど、惹かれるから見るでしょ。それの演劇版です(笑)」。30年来の付き合いになる小日向は「段取りで芝居をしない信頼のおける役者」。一方、のんは天才肌の女優として一目置く。「一緒に映画や舞台を見に行っても視点が面白く、表現する言葉の選び方も天才的。センスだと思うんですけど。シュールでグロテスク、少しはみ出したものに惹かれる嗜好も似ていて、年齢差を感じさせない魅力がある」。のんは初舞台を目標に、以前から歌や踊り、英会話の特訓に勤しんでいるという。「猫背気味だった姿勢も直しましたから、努力家です。今は映像で流した方が楽だし儲かる時代だけど、一回しかない公演に命懸けてやる人もいる。色々と選択肢がないとつまらない。役者が目の前で汗を流しながら演じる、こんな贅沢は演劇だけですから。面白いと思いますよ」。公演は8月9日(金)、10日(土)兵庫県立芸術文化センター、8月28日(水)から9月8日(日)まで本多劇場にて上演。その他、地方公演あり。チケット発売中。取材・文:石橋法子
2019年07月29日伊勢丹新宿店メンズ館2階のギャラリースペース「ART UP/アートアップ」で、7月10日から30日まで、安田昂弘による作品展「EMERGING」が開催される。EMERGING 01Takahiro Yasuda 20191985年生まれ、名古屋市出身の安田昂弘(やすだたかひろ)は、多摩美術大学グラフィックデザイン学科を卒業後、2010年に株式会社ドラフトに入社、2015年同社より独立。現在は、CEKAI(世界株式会社)に所属し、アートディレクション、グラフィックデザイン、デジタル領域のデザインなど、様々なクリエイティブワークに携わっている。これまでに、ナイキ(NIKE)の広告やNITRO MICROPHONE UNDERGROUND、m-floなどのアートディレクションを手掛ける一方、国内外での自身の作品展示まで多岐に渡り活動の場を広げている。今回の作品展「EMERGING」では、2017年に中目黒のVOILLDで開催された3回目の個展「EMERGE」の手法や世界観を昇華させたもの。デジタルドローイングで作り出したモアレによる“曖昧さ”を表現した作品を展示・販売する。以下は、安田昂弘のステートメント。人間のあたまの中は実に曖昧だ。良いことも悪いことも、「強烈」な記憶は記録として脳内に丁寧に陳列されていて、いつでも取り出せるけれど、「なんでも無い」中で見たもの出会ったものはとことん覚えていない。思い出そうとするとすべてが低解像度どころじゃないぼやけた輪郭で形にできないものが浮かんでくる。どうでもいいトリガーによっていきなりに思い出すことはあるけど、それはどんなに頭をひねっても手を伸ばしても、意図的には引き出せないものである。僕の大好きな恩師も生前そんな文章を書いていた。その深い海のような世界のことを「無意識」と呼ぶのだと思う。と。ただ人はその曖昧なあたまを持っているからこそ、理想と思想が生まれ、仮定に基づく想像と実践に発展し、あらゆる学問は進化を遂げ、芸術は想像力を簡単に飛び越えてくる。曖昧でいることが嫌だから、再現性を求め最近のテレビは無駄に8Kとか16Kだとか言っている。きっと記憶が曖昧だから好きな人に会いたくなるのだろうし、その曖昧がねじれて戦争が起こるのかもしれない。きっとあたまの曖昧が大好きだから、なにかを作りたくなるんだと思う。人々の柔らかく曖昧なあたまから、なにかその人にしかない記憶を浮かび上がらせられたら、僕にとっての曖昧は誰かの強烈な記憶に変わるのかもしれない。(安田昂弘)鑑賞者の記憶を刺激するような体験を味わってほしい。イセタンメンズの公式メディア「IMn」では、安田昂弘のインタビュー()を公開中。EMERGING会期:7月10日〜30日場所:伊勢丹新宿店メンズ館2階=メンズクリエーターズ内 “ART UP”時間:10:00〜20:00
2019年07月03日