山縣良和によるリトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)とリトゥン バイ(written by)の16-17AWのファッションショーが16日表参道ヒルズで行われた。同コレクションは妖怪をテーマに、山縣の故郷である鳥取で育った漫画家・水木しげるへのオマージュとして捧げられた。このコレクションで山縣が試みたのは、クチュール、ストリートスタイル、妖怪が共存する世界をファッションで表現すること。80年代後半にアナ・ウィンターが米誌『VOGUE』の編集長になった際に、クチュールとストリートを共存させて新しい時代の到来を感じさせたように、そこに妖怪という日本古来より人間の暮らしと共にあったはずの存在を加えることで、我々にルーツを辿り、翻って未来に向かうことをショーを通じて想像させてくれた。ショーを終えた直後、山縣は「このショーでは様々なキャラクターがランウエイに登場した。それぞれ物語を持っているキャラクター達が共存する世界を表現したかった」とコメントしている。その言葉の通り、ファーストルックは弾むビートに合わせて、獣らしきものを肩から下げた男が登場した。彼だけでも、踊り、狩りといった人類のルーツとも言える行いと、現代を象徴するアイテムとしてイヤホンを身につけている。ランウエイを歩くルックそれぞれに、山縣からのメッセージと人類の物語が込められているように思えてくる。その後、ランウエイには一つ目小僧やネコ娘に扮したモデル、妖怪に扮したモデル達が続くと思えば、極太ニットで編まれたロングガウンを纏ったモデルや山縣の故郷鳥取の因州和紙で作られたハットを被ったルックも登場。足元には時折、砂丘の砂を散りばめた下駄も見られる。すべてのモデルはあの世とこの世の結界のようなフラワーアーチからやってきては、ランウエイを歩き再びそのアーチから去って行くという趣き。カラス女のような出で立ちのルックでは、ニードルパンチ特有の黒と柄が混ざり合う感じと、人間の世界と妖怪の世界、闇と光のように相反する世界を往古する揺らぎのようなものが込められているようだ。ラストルックには、鳥取砂丘の砂を一面に敷き詰めたテキスタイルで作られた優美なシルエットのドレスを纏ったルックが登場。モデルは小松菜奈。水木しげるへのオマージュ。今回、妖怪とファッションを掛け合わせることで、世界を舞台にした時のオリジナリティに繋がるのではと考えたという山縣は、昨年から定期的にパリで行う展示会に続き、「パリで勝負してみたい」と言う。ファッションがボーダー(境界)を越えられることを信じる彼だからこそ、あらゆる境界を越えた多様性のあるファッションをみせてくれたのだろう。
2016年03月18日ミントデザインズ(mintdesigns)が3月14日、ラフォーレミュージアム六本木で16年AWコレクションを発表した。テーマは「プラスティック シティ」。アナログの懐かしさを残しながらも、デジタルな要素で構築された近未来も想像させた。イタリアのプロダクトデザイナー、エットレ・ソットサスの遊び心あるポストモダンに着想を得た今シーズン。幾何学模様や、ボーダー、丸型といった玩具のようなモチーフを散りばめたルックが繰り広げられた。ファーストルックを飾ったのは、レゴや積み木のようなスクエアで構成された幾何学模様のフェイクファーコート。ファーのカラーによって毛を切り取る長さを変え、段差を出し凹凸ある仕上がりに見せた。また、コルセットのようにも見える、存在感あるフェイクレザーのベルトでウエストをマーク。本コレクションでは、ベルトがキーアイテムの一つとなっており、ボリュームのあるコート、軽やかな素材のワンピースなどにスタイリングされ、立体感あるユーモラスなシルエットを表現した。またシンプルなコートやスカートの随所に装飾されていたのが、バッヂのようなビニール素材の丸いモチーフ。ランダムに配置されたバッヂには花や四角、MDのイニシャルが描かれており、ミントデザインズらしさ溢れる遊び心と瑞々しさが映しだされた。終盤では、カラーブロックを積み重ねたようなコートやジャケットが登場。肉厚なウール素材に、バストやウェスト、袖にかけて大胆にトーンが配置され、淡いパントーン色に黒や赤をポイントにしたカラーパレットが、印象強く残った。
2016年03月18日タエアシダ(TAE ASHIDA)は3月17日16時半より、16-17AWコレクションショーをライブストリーミング配信する。会場はグランドハイアット東京。今シーズンは、荒野に吹く風のように力強くクールで透明感のあるコレクションを全60スタイルで提案する。コレクションの様子はオフィシャルサイト(www.jun-ashida.co.jp)他、USTREAMでも同時配信される予定。ストリーミング動画URL: (
2016年03月16日森永邦彦によるアンリアレイジ(ANREALAGE)がパリコレクション開幕初日の3月1日、パレ・ド・トーキョー(Palais de Tokyo)内のスペースYOYO(視聴覚ホール)で16-17AWコレクションのショーを開催した。見る者を唸らせ、驚きと発見を与え続ける創作姿勢は崩さず、回を追うごとに強めている印象。ランウェイ中央には、フィルムで覆われたトランスペアラントの箱を設置し、その中をモデルたちがウォーキング。コレクションテーマは「ノイズ」。テレビの砂嵐のようなモノクロのモチーフを様々な素材に乗せ、視覚から音を感じさせるルックで構成される。スクエアショルダーのツイードコートや、ふっくらした袖のヴィクトリアン風のジャケットなどには、同系色のパンツや膝丈スカートを合わせてフェミニンでエレガントな印象を見せた。ヘアスタイリスト・メイクアップアーティストの加茂克也によるフェルトをあしらったヘッドピースと、メタルヒールのパンプスがルック全体をフューチャリスティックに引き締める。ショー中盤からは透明のフィルターを重ねることでモチーフが浮かび上がるプリント素材のルックが登場。ランウェイに設置された透明フィルムにモデルが近付くと、市松やドット、花などが浮かび上がり、観客の目を楽しませた。終盤にはボーダープリントのPVC製ベストやハーネス、ケープをコーディネートしたルックも見られ、不思議な視覚効果を身近に楽しめるアイテムも提案された。
2016年03月15日ケイタ マルヤマ(KEITA MARUYAMA)が16-17AWコレクションを3月14日に発表した。タイトルは「夜へ」。デザイナーの丸山敬太がイメージしたのは、ダークファンタジーの世界。夜だけしかない国の住人や、夜に見る夢の登場人物たちの装いを、クラシックなエッセンスを効かせたリアルクローズで表現したコレクションだ。ネイビーと黒をベースにしたシックなドレスやセットアップに、スパンコールの星がまたたき、水玉のチュールがコケティッシュな魅力を放つ。黒猫やコウモリやカラスなど、ラッキーチャームでもありながらダークなイメージを持つモチーフが、レースの柄に落とし込まれたり、影絵のようなプリントの中に見え隠れしたり。冬の花々が咲き乱れる艶やかなプリントには、黒のチュールが影を落とし、夜明けを待つフラワーガーデンのようだ。今回メイドインジャパンの素材にこだわり、日本の職人と一緒に生み出したオリジナルな生地を多く使用。立体的な構造を持つジャカード生地は、夜の闇の中にきらりと光る星空のイメージを表現するため、10種類以上の糸をミックスして織り上げた自信作だという。アイテムは、レディライクなワンピースやセットアップ、ワイドパンツ、コクーンシルエットのコートなど。クラシックなムードの中に、“化け猫”がユーモラスな表情をのぞかせるファーのショールやバッグ、きらきら輝くチャンキーヒールのパンプスやブーツを組み合わせて、遊び心たっぷりなモダンなバランスのスタイリングに仕上げた。リッチでありながら、少女のような遊び心も併せ持つスタイルは、ケイタ マルヤマならでは。後半は一気に明るいパステルカラーの世界へ。ピンクやグリーンのサテンやフェザー、カラフルな宝石プリント、チャイナ刺繍などを用いて、くるみ割り人形の宝石の精が見せる一時の夢のような世界が繰り広げられる。ケミカルな発色が持つ毒々しさや軽やかで楽しい雰囲気に、東洋の国の神秘的なエッセンスが交わった、ファンタジックなルックが続く。そこには、「ファッションはファンタジー。ルックとしてリアルでありながら、ファンタジーをかきたてるような服を作りたい」というデザイナーからのメッセージが込められている。会場には、グラミー賞受賞シンガーのグウェン・ステファニーも来場し、ファッション・ウィーク初日の夜を盛り上げた。
2016年03月15日クリエイティブ ディレクターのジルダ・ロアエック(Gildas Loaec)と黒木理也によるメゾン キツネ(MAISON KITSUNE)が16-17AWメンズコレクションを発表した。「Love Rises」と題し、宮崎駿監督のアニメーション映画『風立ちぬ』に受けたインスピレーションを受けて制作された今シーズンのアイテムは、1930年代の飛行服を基調としている。富士山や日の出、飛行機、カモフラージュといったモチーフには、ポップな柄への原点回帰の意味が込められており、カジュアルかつシックな遊び心を持つメゾン キツネの男性像を象徴するものとなっている。
2016年03月13日ブランドの創始者でありクリエイティブ ディレクターのジルダ・ロアエック(Gildas Loaec)と黒木理也によるメゾン キツネ(MAISON KITSUNE)が16-17AWウィメンズコレクションを発表。「Love Rises」と題した今シーズンは、日本の伝統に敬意を表し、宮崎駿監督のアニメーション映画『風立ちぬ』の世界観に受けたインスピレーションと、1930年代のロマンティックなムードを織り交ぜた、エレガントで軽やかなシルエットを作り出した。
2016年03月12日セルジオ ロッシ(Sergio Rossi)が、16-17AWウィメンズコレクションを発表した。グラマラスレトロがインピレーション源となった今シーズン。ブランドの象徴であるカラー使いや職人技によってグラマラスな女性らしさが表現された。
2016年03月10日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)が、3月9日18時(現地時間9日10時)よりパリで開催する16-17AWウィメンズコレクションショーのライブストリーミングを公式サイト(www.louisvuitton.com)にて配信する。また、公式Instagram()ではショーに向けて画像が随時アップされている。オフィシャルハッシュダグは#LVAW16。ショーの様子はこちらから視聴が可能。ストリーミング動画URL: (
2016年03月08日ヴァレンティノ(VALENTINO)が3月8日22時半(現地時間3月8日14時半)より、パリで開催する16-17AWウィメンズコレクションショーのライブストリーミングを配信する。ショーの様子はこちらから視聴が可能。ストリーミング動画URL: (
2016年03月07日アニエスベーが、3月8日19時半(現地時間同日11時半)よりパリで開催する16-17AWウィメンズコレクションショーを公式サイト()でライブストリーミング配信する。なお、当日はアニエスベー青山店でもショッピングしながらライブ中継を楽しめる。ショーの様子はこちらからも視聴が可能。(※会場の都合により、開始時間が遅れる場合あり)ストリーミング動画URL: (
2016年03月06日エトロ(ETRO)が2月26日、ミラノで16-17AWウィメンズコレクションを発表した。動画引用元: (エトロオフィシャルYouTube:
2016年03月05日マルニ(MARNI)が2月28日、ミラノで16-17AWウィメンズコレクションを発表した。「プロポーションと価値観の不釣り合いなバランス」をテーマに、流れるような歪みや、見慣れた要素をマルニらしく表現した今シーズン。ロマンティシズムと強さなど相反する要素と、少し加えたスポーティーテイスト、装飾などをミックスし再定義している。
2016年03月02日ドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbana)が2月28日、16-17AWウィメンズコレクションを発表した。今シーズンは、“Every woman wants to be a princess”というメッセージのもと、「Fashion Fabulous Fantasy」をテーマにおとぎ話の世界をシンボリックに表現した。ショーの音楽には、ディズニー映画『シンデレラ』より「“A Dream Is a Wish Your Heart Makes” by Lily James」、「“Bibbidi-Bobbidi-Boo (The Magic Song)” by Helena Bonham Carter」、シーア(Sia)の『This is Acting』より「Unstoppable」「Cheap Thrills」「Move Your Body」「Sweet Design」などを使用。全95ルックを締めくくるフィナーレには、76体のスパンコールドレスが飾り煌びやかに幕を閉じた。動画引用元: (ドルチェ&ガッバーナオフィシャルYouTube:
2016年03月01日グッチ(GUCCI)が2月24日、ミラノで16-17AWウィメンズコレクションを発表した。今シーズンのテーマは、関係と異質。
2016年02月27日エトロ(ETRO)が2月26日22時(現地時間26日14時)よりミラノで開催する16-17AWウィメンズコレクションの模様を公式ホームページ(www.etro.com)からライブストリーミング配信する。ストリーミング動画URL: (
2016年02月25日エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)は、ミラノで開催する16-17AWウィメンズコレクションショーの模様をライブストリーミング配信する。2月25日23時(現地時間25日15時)より。ストリーミング動画URL: (
2016年02月24日グッチ(GUCCI)は、日本時間24日22時半(現地時間24日14時半)より、ミラノで開催する16-17AWウィメンズコレクションショーの模様を公式サイト()などで生中継する。また、 SNSのハッシュタグ(#GUCCIFW16 #MFW #GUCCI #GGLIVE)でもリアルタイムの最新情報が配信される予定。ストリーミング動画URL: (
2016年02月24日マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)が日本時間19日8時(現地時間18日18時)にニューヨークで16-17AWウィメンズコレクションを発表した。動画引用元: (マーク ジェイコブスオフィシャルYouTube:
2016年02月23日ロベルト カヴァリ(Roberto Cavalli)が、ミラノファッションウィーク期間中の2月25日4時半(現地時間24日20時半)より、16-17AWコレクションのランウエイショーをライブストリーミング配信する。ストリーミング動画URL: (
2016年02月23日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)が、ロンドンファッションウィーク期間中の2月22日0時(現地時間21日15時)、16-17AWコレクションを発表した。
2016年02月22日トム ブラウン ニューヨーク(THOM BROWNE. NEW YORK)が16-17AWウィメンズコレクションを発表した。
2016年02月21日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)が2月22日0時(現地時間21日15時)、16-17AWロンドンファッションウィークで開催するランウェイショーを公式サイトなどでライブ配信する。ストリーミング動画URL: (h
2016年02月20日ラグ&ボーン(rag & bone)が、ニューヨークファッションウィーク中の2月16日10時(現地時間15日20時)にメンズ、ウィメンズの16-17AWコレクションショーを開催した。ラグ&ボーンにおいて、メンズとウィメンズが同じランウェイを歩くという初の試みとなった同シーズンのショー。会場では、ブラジル出身のパーカッショニストでノイズメーカーのマウロ・レフォスコ(Mauro Refosco)と、アメリカ出身のジョーイ・ワロンカー(Joey Waronker)によるライブパフォーパンスが行われた。両名共に、過去にもトム・ヨーク(Thom Yorke)とラグ&ボーンのコレクションに参加した経験を持ち、トム・ヨークのバンド「アトムス・フォー・ピース(Atoms for Peace)」のメンバーでもある。音楽・音響効果は、ラグ&ボーンのミュージックディレクターであり作曲家、コンサルタントのクリス・ボーンズ(Kris Bones)が担当した。また、今回からショーの終了後すぐにランウェイに登場した一部のアイテムがラグ&ボーンの店頭で購入できるサービス「Buy Now」もスタートした。
2016年02月20日バーバリー(BURBERRY)が2月22日22時(現地時間22日13時)より、16-17AWウィメンズコレクションショーをロンドンで開催する。ショーの様子は公式サイト(www.burberry.com)やLINE(@burberry_jp)、Facebookの公式アカウント(www.facebook.com/BurberryJP)でライブ配信する他、公式Twitterアカウント(@Burberry_Japan)では、ランウェイルックやバックステエージショットなども随時配信される。また、ショー終了後より10日間限定で、ランウェイに登場したアイテムをいち早く予約・購入することが可能なeコマース「Runway Made To Order」が公式サイトに登場する。なお、オーダーしたアイテムはオーダーから約16週後に販売予定。
2016年02月20日ハイク(HYKE)が16-17AWコレクションを発表した。今シーズンは、“WORK”と“MILITARY”をインスピレーションソースに、それぞれの歴史、デザインの変遷などを考察した後、素材、パターン、付属を分解し、ハイク独自の感性を加えて組み立て直した。
2016年02月19日コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マン(COMME des GARCONS JUNYA WATANABE MAN)がパリで16-17AWコレクションを発表した。
2016年02月18日コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME des GARCONS HOMME PLUS)が16-17AWコレクションをパリで発表した。
2016年02月17日モンクレール グルノーブル(MONCLER GRENOBLE)の16-17AWコレクションが2月13日、ニューヨーク・リンカーンセンターの中央広場で行われた。毎年1回、秋冬コレクションのみ大掛かりな演出で楽しませる同ブランドは、今シーズン、NYの象徴的なロケーションでブランドのDNAであるスキーをベースとしたコレクションを展開。アメリカンカレッジのスポーツイベントのオープニングを思わせる集団行動が、男女80名に及ぶパフォーマンスで演出された。高機能素材と最先端テクノロジーを駆使したラグジュアリーなスキー、登山というシーンに加え、今シーズンからスノーボードウェアが登場。軽量ハイテク素材がビッグシルエットを軽快なスタイリングに見せる。バイアスカットされたラッカー素材とともに、赤、黄、青といったビビッドな色使いが新しい表情を見せ、タータンチェックやツートンの千鳥格子など、アーカイブを思わせるクラシックな柄や色使いも、新素材と立体的なキルティングでラグジュアリーなアイテムへと消化されている。メンズは1969年に公開された「女王陛下の007」のジェームズ・ボンドからインスパイアされたというクリーンでスマートなシルエット。ウィメンズはクラシックなチェックとファー使い、細密なキルティング加工などで、エレガントさを強調。機能を備えた都会的なアウトドアウェアとして最先端のアイテムを披露した。動画引用元: (モンクレールオフィシャルYouTube: 野田達哉
2016年02月15日渡辺淳弥によるコム デ ギャルソン・オム(COMME des GARCONS HOMME)が、16-17AWコレクションを発表した。
2016年02月13日