「自分のしつけの方法はこれで合っているのか?」「こんなに頑張っているのに成果が表れないのはどうしてなのか?」など、子どものしつけに悩んでいるお母さんは多いはず。そこで今回はしつけに悩んでいたときに心をフッと軽くしてくれた何気ない一言をご紹介します。繰り返し注意しすぎて疲れたときに効く一言子どもを注意していると、「あれだけ言ったのにどうして…」「何回言ったらわかるの!」という気持ちになることがよくあります。そんな時に思い出すのが、水族館でイルカショーを見ていた時に後ろの席の女性が言った一言。「あんなに賢いイルカだって何ヵ月も練習しないと芸を覚えないんだから、子どもが1回や2回言ったくらいでできるようにならないのは当たり前よね」大人の社会で生きていると「1回注意したんだから、次からできるようになるはず」という考えに陥りがちですが、たしかに子どもの理解力を考えると、イルカのように毎日根気よく教えないとできるようにならないはず。これを聞いてから、前よりも少し長い目で見られるようになりました。しつけに自信を無くしたときに効く一言ある日、美容師さんがこんな話をしてくれました。「うちの子は、上は親のいうことを全然聞かないやんちゃ坊主だけど、下は親が間違ったことをすると注意してくるくらい真面目な子で…。同じように育ててるのに面白いよね。小さいうちって、育て方よりもその子のもともとの性格によるところがすごく大きいんだなって思う」この話を聞くまで、自分の子どもがいたずらばかりするのは、自分の育て方に問題があるんじゃないかと思っていましたが、「その子のもともとの性格によるところも大きい」と言われて、気持ちが楽になりました。子どもの行動が理解できないときに効く一言実家に帰った際、子どもが何度言っても服のひもをしゃぶるので注意していたら、母親から「あなたも子どもの頃、よくやってたわよ」と言われ、ハッとしました。子どもの頃、自分もやっていたと思うと、「なんでそんなことするの!」という気持ちが薄れ、なぜそんな行動を取るのか、どうしたらやめる気になるのかを冷静に考えられるようになるので、子どもがやってはいけないことをしていたら、自分も昔やっていなかったか一度考えてみるのもいいかもしれません。毎日大変な子どものしつけ。できるだけストレスをためないように上手に乗り切っていきましょう。(岡本まめ)
2016年01月23日知らず知らずのうちに行っている子どもへの「しつけ」によって、子どもの能力に大きな差が出てしまうことがわかりました。発達心理学が専門の内田伸子先生に、詳しく説明していただきました。しつけスタイルは大きく2種類●共有型しつけ子どもの気持ちを中心に考え、子どもとのふれあいや会話を大切にし、楽しい経験を子どもと共有しようとする、しつけスタイル。●強制型しつけ大人中心で、言いつけ通りに子どもを従わせようとする、しつけスタイル。罰を与えたり、力によるしつけを行ったりすることもある。似たような家庭環境で、しつけスタイルだけが違うとどうなるのか「年収900万円以上の高所得層で、母親が四年制大学あるいは大学院を卒業し、現在は専業主婦をしている家庭の中から、共有型しつけと強制型しつけの極端な例を30組ずつ計60世帯選び、親子のやりとりを観察しました。すると、図形を組み合わせるブロックパズル課題で、こんな場面が見られました。共有型しつけを行っているお母さんは、お子さんをじっと見守っています。一方、強制型しつけを行っているお母さんは、何かと口を出し、指図します。子どもがパズルをやろうとすると、『そっちは難しいわよ。こっちからにしなさい』『左右の色を同じにしたらキレイでしょう』などと言うのです。また『きつねのおきゃくさま』という絵本の読み聞かせにおいても、違いが見られました。『きつねのおきゃくさま』は、優しいきつねがほかの動物たちを守るために死んでしまうお話です。共有型しつけを行っているお母さん方は、子どもがどんな反応をするかと子どもの顔を心配そうに見ています。子どもは『きつねさん、どうして死んじゃったの? あんなに親切なのにかわいそう』などと言います。それを受けてお母さんは『そうね、かわいそうね』と共感的なサポートをします。一方、強制型しつけを行っている母親は『はい。今のお話はどういうお話だった? 言ってごらん』、子どもが答えると『違うでしょ。お話の記憶、テストに出るわよ』などと勝ち負けの言葉を投げ付けます」強制型しつけのもとでは、高所得層であっても語彙得点・リテラシーともに低い「この子どもたちの学力を調査したところ、共有型しつけを受けている子どもは語彙得点、リテラシー(読み書き能力)ともに高く、強制型しつけを受けている子どもは語彙得点もリテラシーも低かったのです」しつけスタイルと語彙力は関連する(内田・浜野,2012より)なぜ、しつけスタイルが学力に影響するのでしょうか。「子どもの学力を高めるためには、お父さんやお母さん、保育者たちが、子どもの主体性を大事にするかかわり方をすることが重要です。共有型しつけをしている親は、こどもに考える余地を与える援助的なサポートが多く、子どもをよく褒め、子どもに合わせて柔軟な対応をしていました。そうした親のもとで、子どもは伸び伸びと活動していました」 叱られながらやる勉強はなぜ身に付かないのか ~「幸せ力」の育て方vol.6~ でご紹介したように、自分から興味を持ち、楽しいと感じているときは脳の働きが活発になります。「強制型しつけは逆に、子どもに考える余地を与えない、指示的・独断的な介入が多い、しかも過度に介入する、情緒的なサポートが少ない、褒め言葉が少ないという特徴がありました。こうした親のもとでは、子どもは主体的に行動することができず、親の顔色を見ながらおどおどと行動していました」これでは脳の働きが低下するうえ、言われたことしかできない「指示待ち族」になる危険性があります。しつけスタイルは母親の思いひとつで変えることができます。子どもが伸びる共有型しつけを心がけていきたいですね。(佐々木月子)今回取材に協力してくださったのは内田 伸子先生十文字学園女子大学特任教授・お茶の水女子大学名誉教授・学術博士。専門は発達心理学、認知心理学、保育学。国立教育政策研究所「幼児の論理的思考の発達調査プロジェクト会議」(主査)、最高裁「裁判員制度の有識者会議」(委員)、文化庁国語審議会委員なども務めるほか、NHK Eテレの「おかあさんといっしょ」の番組開発やコメンテーター、ベネッセの子どもチャレンジの監修、しまじろうパペットの開発、創造力知育玩具「エポンテ」(シャチハタ)の開発なども担当。著書は、『発達心理学―ことばの獲得と教育』(岩波書店)、『よくわかる乳幼児心理学』(ミネルヴァ書房)、『 子育てに「もう遅い」はありません 』(冨山房インターナショナル)など多数。
2015年12月31日毎回驚きのテクニックで猫の問題行動を解決する"キャットダディ"こと、猫ヘルパーのジャクソン・ギャラクシーのシリーズ第6弾『猫ヘルパー S6~猫のしつけ教えます~』(毎週月曜22:00~)が、今月13日から動物・自然専門チャンネル「アニマルプラネット」で放送開始した。スキンヘッドにピアス、全身タトゥーに覆われた巨体。外見の印象とは異なり、ジャクソンは"猫の行動専門家"として、飼い主から寄せられるさまざまな猫のトラブルを愛情あふれるしつけで解決。今回のシリーズは、かつてないほど凶暴な猫たちが登場する。13日の第1話は、モデルのエイドリアン・カリーからの相談だった。現在、恋人のトッドと同棲中。凶暴なシャム猫、ビリー・シアーズを飼っているが、糞で遊んだり夜中に鳴き続けたり内装に爪を立てたり。その悪事をエイドリアンがSNSで毎回報告していたところ、すっかり有名な猫になってしまった。こんな悩みにジャクソンは「僕が助けましょう」。トッドに「ビリーと遊ぶところを見せてくれ」と頼むと、"高い高い"や強制的なダンス、放り投げるなどの手荒な扱いが発覚。「その遊び方は間違い」と指摘し、「犬と違って猫は荒っぽい扱いを嫌います。激しく遊ぶだけでは猫は破壊的になる」と優しく語る。さらに、猫の習性を利用することが重要であると強調し、「猫は動く物を追う。この子もゴールが欲しいのさ。君の遊びにはそれがない。追って捕まえる。それがゴールだ」と具体的なアドバイスをする。20日に放送された第2話は、交際7年目のカップルの悩み。スティーブの愛猫・ダークネスは数年前から恋人のローラを襲うようになり、夜中に暴れられて睡眠不足に。ジャクソンは「ダークネスという名前からして不吉です」とツッコミを入れつつつも、ここでも「接し方を誤るとこうなる。恐る恐る近づけば、猫はそれに反応して攻撃する」と説明。2人は犬のラスカルも飼っていて、吠えるたびにダークネスが反応していたため、まずはラスカルのストレスを発散させるために犬の散歩を進める。さらに「ダークネスという名前は印象が悪い」と改名を要求。当初は難色を示していた2人だったが、後に「ジェダイ」に変えることを決断した。ジャクソンの狙いは「"猫を見る目"を変えさせること」が狙いだった。このようにジャクソンはさまざまな角度から解決方法を探っていく。しかし、そんな彼でも「前代未聞のケース」と驚いたのが今晩27日放送の第3回。同棲間近のクリスティーンとサンディープはマンチカンのアルバートを購入したものの、そのことが災いに。2人を破局寸前まで追い込んだのは"舐め癖"で、いつでもどこでも誰でも舐め回すため、サンディープは同居が嫌になったという。寝ている時も舐められるため、2~3時間ごとに起きてしまう。しかも、クリスティーンは2016年のオリンピック出場を目指すバドミントン選手であるため、ジャクソンも「オリンピックが懸かったケースは初めて」とプレッシャーを感じながら対応する。クリスティーンはサンディープが引っ越してくることを考えていたため、物があまりない殺風景な部屋に。ジャクソンは「トイレのある部屋は猫にはとても重要」とした上で、「猫にとってはにおいは所有権を意味する」と説明し、"縄張り"となる場所を作るよう求めた。さらに、猫が嫌うシトラスの香りをつけた靴下と手袋で「やっていいことといけないこと」を教える。2人にはこれらを課題として取り組ませ、その後の経過でさらに手を施していく。この回では解決に至るまでの流れとは別に、ジャクソンがマンチカンに心を痛めるシーンも。「マンチカンの脚は突然変異によるもの。それに目を付けた人間が繁殖させました。自然をいじるから反動が起きるのです」と解説し、「走る姿が変わっている。獲物に近づいても前足で捕まえられない。短すぎるからだ。簡単なことがあの子にはできないのです。息は切れ、ジャンプもできません」と悲しげに語っていた。(C)2015 Discovery Communications, LLC
2015年07月27日最近、親が子どもに対して虐待をする痛ましい事件がニュースで取り上げられます。その一歩手前、すなわち子どもに体罰(暴力)を与えている疑いをもたれている家庭に然るべき機関の専門員が訪ねると、ご両親の多くは「しつけです!」と答える場合が多いそうです。しつけと体罰(暴力)の線引きは非常に曖昧な点が多いのも事実です。では、その違いについて考えてみましょう。■「しつけ」の目的とは?簡単に言うと、しつけとは、「集団社会のルールにあった行動ができるように、トレーニングすること、そのサポート」です。サポートの結果、子どもが自分で自分をコントロールすることができるようになったり、自分で考える力を育めたりするように、大人が導くことを目的とします。決して、子どもを抑制したり、威圧をしたりすることではありません。縫い物をする際の「しつけ糸」には、同じ「しつけ」という言葉が使われています。しつけ糸の役目は、本縫いの縫い目が曲がらないように、事前におおまかな形を定めておくことです。それと同じように、大人が子どもへおおまかなガイドをしてあげることによって、自分で自分を律することができるようになってきます。しつけにとって重要なのは、自律心を育てていくことです。怒鳴ったり、叩いたりすることは決して有効な方法ではなく、反対にしつけの目的を削ぐことに繋がってしまうのでNGです。■「体罰」の目的とは?体罰とは、恐怖や痛みで子どもの言動をコントロールして従わせることです。体罰の多くは、単なる大人の感情のはけ口となっている場合があります。大人の感情を“暴力”という形で爆発させながら、「この子のしつけのためだ!」と思い込む、それは大きな間違いなのです。子どもが体罰から学ぶことは、「腹が立ったら暴力をしてもいい」ということ、それだけです。反省や謝罪の思いよりも、恐怖や不安な感情のほうが大きくなってしまいます。体罰には即効性はありますが、恐怖で子どもの行動をコントロールしようとしているだけにほかなりません。子どもにとっては「なぜいけないのか?」を学ぶことができず、痛いからこの行為を止めるという意識になってしまいます。そして、大人のいない所で同じ行為を繰り返すことにもなるのです。体罰では、しつけの目的、すなわち自律心を養うことを果たせないのです。■怒鳴ったり、叩いたりしないしつけ方を子どもにとっても本来、安心を与えてくれるはずのパパやママが、怒鳴ったり、叩いたりして自分へ恐怖を与えることで、心に混乱が生じ、アタッチメント(愛着)の形成が阻害されてしまいます。怒鳴ったり、叩いたりする前にまず、お子さんがどんな大人に育って欲しいのかを、よく考えてみてください。人にやさしくできる人、親切で人の手助けができる人、思慮深くて礼儀正しい人、賢い意思決定ができる人、正直で信頼される人、暴力を振るわない人、愛情深い人… などなど、いろいろと思い浮かぶでしょう。そうすればおのずと、どういう声かけや注意の仕方をしたらいいのかが見えてくるはずです。子育ては即効性がある方法は少なく、少しずつ一歩一歩積み重ねて成長していくものがほとんどです。場合によっては、同じ言葉を何度も繰り返し伝えることも必要です。いまの子どもの姿だけを見て、その場の解決策を考えるのではなく、大人になった姿を見据えて、しつけをしていきたいものですね。
2014年08月16日アニコム損害保険は、ペット保険の契約者に対してインターネットを通じたアンケートを実施し、「ペットとの暮らし」に関する調査を行なった。「ペットの子育て・しつけは楽しいですか」と聞いたところ、16.3%が「とても楽しい」、64.2%が「大変なこともあるが、楽しいことの方が多い」と答え、合わせると80.5%が「楽しい」と感じていることがわかった。ペットと暮らすことが、飼い主の暮らしに新たな楽しみをもたらし、幸福度が増加すると見ることができる。大変と感じることでは、「しつけを覚えてくれない、言うことを聞かない」(25.6%)がもっとも多く、「抜け毛の掃除が面倒」(17.1%)、「費用が予想以上にかかる」(14.3%)が続く。そのほかでは、「病気の介護」「トイレの掃除、片付け」などの声が聞かれた。現在、悩んでいることでは、「病気や医療」(40.2%)がもっとも多く、「しつけの方法」(36.9%)、「食餌や栄養」(30.3%)が続いた。「病気や医療」では、「できるだけ副作用の少ない治療法を選びたいが選択肢が少ない」「加齢に伴う病気の治療方法」「避妊去勢手術の時期」などの声が寄せられ、「しつけ」では「無駄吠え」「食糞」が多く聞かれた。また、「シニア期をどのように穏やかに過ごさせるか悩んでいる」「老化する様子を見るのが寂しい」など、シニア期ならではの悩みも見られた。ペットに関する悩みを相談する相手は、「動物病院」(67.2%)がもっとも多い結果となった。また、しつけに関する情報の入手経路でも、「インターネット」(69.6%)、「動物病院」(64.0%)と続き、飼い主にとって、動物病院が、ケガや病気の治療だけでなくペットの子育てやしつけについても相談できる頼れる存在であることがわかる。ペットの子育てやしつけを「楽しむコツ、工夫していること」では、「ほめる」「気長に、根気良く」「話しかける」というキーワードが多く挙がった。「飼い主も一緒に楽しむ」「できなくて当然と思う」「神経質になりすぎない」というコメントも多く、わが子に愛情を注ぐ飼い主の気持ちが多く寄せられている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月07日結婚の話題や収入の話題など、誰しも少なからず、聞かれたくないような「NGワード」があったりするもの。マイナビニュース読者の皆さんに「NGワード」をお聞きしました。調査期間:2011/9/28~2011/10/3アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)■友達いないの?「高校時代に知らない後輩から言われてとても傷ついた」(25歳/女性)友達がいないことで寂しい人間だと思われたくないという気持ち……共感する人も多いのでは?■ぽっちゃり「嫌みのように聞こえる」(23歳/女性)確かに太っていることをオブラートに包んで「ぽっちゃり」と言うことがありますよね。■だらしない「できるだけ人に隠そうとしている事実なので、バレて指摘されると頭にくる」(23歳/女性)分かっていても、直せないことってあります。■その洋服お似合いですよ「自分が洋服を手に取る度に、その言葉を連発する店員がいた。取りあえず売っとけ主義の店員が嫌い」(32歳/男性)僕は店員さんの「その服、今、売れてますよ」も苦手だったりします。■最近、髪薄くなった?「非常に気にしていることなので……」(34歳/男性)確かに、頭皮を見られるのはつらいかも……。■さげぽよ「ばかっぽくないですか?」(28歳/女性)「テンションが低い」ことを指して言う「さげぽよ」。反意語は「あげぽよ」だそうです。語感的にイライラする人はいるかもしれませんね。「NGワード」は地雷原のようなもの。「あ、これはNGワードかな?」なんてムードを察したら、さっと話を変えるなど、機転を利かせた対応をしたいものですね。(フルタジュン/劇団フルタ丸+プレスラボ)【関連リンク】【コラム】転職活動前に必読!?面接で言ってはならない「NG発言」【コラム】サウナはNG、シャワーはOK効果的な二日酔い対策とは【コラム】女性必読!男をデレデレにする「さしすせそ」の法則とは?
2011年11月18日