2017年3月22日 17:09
テレビを観ながら食事をすると肥満リスクが高まるとの調査が報告
得られた結果を詳細に分析したところ、食事時にテレビを観ない人は、家族との食事中にいつもテレビやビデオを観ている人と比べ、肥満になる確率が37%も低かった。同様に、家族のために料理をしている人は、テイクアウトや外食をしている人と比べて肥満になるリスクが26%低かったとのこと。
従来、「肥満リスクを下げるためには家族と一緒に食事をしよう」と言われてきた。だが、今回の研究はホームメイドの料理を食べていたり、テレビなしで食事をしたりするのであれば、一人で食べても太るリスクが低いことを示唆している。
研究グループのリーダーであるthe Ohio Colleges of Medicine Government Resource Centerのレイチェル・テューミン氏は「テレビを観ながらの食事だと、大人は量を多く食べるようになるかもしれない」と語る。
今回の調査には参加していないが、ミネアポリス大学のジェリカ・バーガ准教授はこの結果に関し、「問題は食べる量だけではありません。食べ物の質や食事の際の感情的環境、食事中にテレビなどの気を紛らすものがあるか否かなども考慮することが重要です」と指摘する。