「腹筋」とは…
腹筋エクササイズを効果のあるものにするには、まず「腹筋」について理解しておく必要があります。
腹筋というのは単独の筋肉ではなく、4つの筋肉から成り立っています。「腹直筋」「外腹斜筋」、「内腹斜筋」、そして「腹横筋」の4つの筋肉です。
腹直筋
腹筋群の中でも最も表面に存在する筋肉で、お腹を縦に走行しています。腹直筋には、脊柱(背骨)を曲げる他、片側のみが機能すると脊柱を横に倒すという働きがあります。
この筋肉へのエクササイズとして、上体を完全に起こす「シットアップ」や、上体の上部だけを起こす「クランチ」などがあります。
外腹斜筋
腹筋には、お腹を「たすき掛け」のように斜めに走行しているものが2つあります。そのうちの1つが、外側に見られる「外腹斜筋」です。
外腹斜筋には、脊柱を横に倒したり捻ったりする働きがあります。
内腹斜筋
外腹斜筋とともにお腹を斜めに走行しているもう一つの筋肉が「内腹斜筋」です。その名の通り、お腹の内側を斜めに走行しています。
外腹斜筋と同様、脊柱を横に倒したり捻ったりする働きがありますが、この2つには違いがあります。その違いとは、外腹斜筋は脊柱を反対側へ捻るのに対して、内腹斜筋は同側へ捻るという作用があります。