2021年3月31日 06:00
飲み込む力をセルフチェック、鍛えるポイントは“のどぼとけ”
「飲みこむとき、のどぼとけが上に動きます。この動作によって食べ物が気管に入るのを防ぎ、同時に食べ物をのどから食道へ送りこんでいるのです。もし、のどぼとけが上に動かなければ、食道の入口は開かないので、食べ物がのどに残ったままになります。つまり、飲みこみ力を維持するためには、のどぼとけをしっかりと上に動かす力が大切なのです」
のどぼとけを上に動かす筋肉が“ごっくん筋”。ここを鍛えれば、のどぼとけを力強く上へ動かせるようになる。同時に、食べ物をのどに送り込む動きをサポートする舌のコントロール力も重要だ。
自分の飲みこみ力がどの程度あるかチェックするためのリストは次のとおり。当てはまる症状がいくつあるか、チェックしてみよう。
■「飲みこみ力」の低下がわかる10の症状
□ 痰がのどによくたまる
□ 唾液が多いと感じる
□ 声の感じが変わってきた
□ 食事中や食後にむせるようになった
□ 咳払いが増えた
□ 寝ているときに、咳をするようになった
□ 飲みこむときに引っかかる感じがする
□ のどがつまった感じがする
□ 液体のほうが固形物より飲みこみにくい
□ 食べ物や飲み物が鼻に流れる
チェック数が、0〜1:今のところ、「飲みこみ力」