ビューティ情報『更年期の不調と混同しがち…突然死リスクも高める「慢性腎臓病」にご用心』

2023年5月31日 15:50

更年期の不調と混同しがち…突然死リスクも高める「慢性腎臓病」にご用心

(窪田院長、以下同)

尿酸値が上がると、痛風や尿路結石といった体に激痛が走る病気にかかりやすくなることはよく知られている。このほか、腎臓の機能低下によりカルシウムの吸収が十分にできなくなると、骨粗しょう症にもなりやすくなる。更年期症状の治療の一つとして、ホルモン補充療法によりエストロゲンを補う人もいるが、腎臓の機能はいったん低下すると元に戻すことが極めて難しいという。

さらに、腎臓の病気は“サイレントキラー”といわれるように、自覚症状がないまま進行するケースが多いのが厄介だ。特に、40代以降は「慢性腎臓病」になるリスクが増大する。慢性腎臓病とは、腎臓の働きが低下した状態が3カ月以上にわたって続くことを指す。国内での患者数は約1千330万人、じつに8人に1人がかかっていると推計されている。患者の数は男性と女性でだいたい2対1といわれているが、窪田院長によると、女性の患者は40代後半から急激に増えてくるという。
「腎臓は体内に2つあるため、どちらか一方の状態が悪くなっても、もう一方がそれを補おうとします。この時点では目に見える大きな支障もないため、発見が遅れてしまうのです」

初期に自覚症状はほとんどなく、進行してくると、夜間頻尿、手足や顔のむくみ、かゆみ、貧血、倦怠感、立ちくらみやめまい、不眠などの症状が現れる。

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