2021年10月24日 22:35
「血管が浮き出てデコボコ…」下肢静脈瘤の予防法と症状の改善に役立つセルフケア【医師解説】
就寝中にこむら返りが起きると目が覚めてしまい、結果的に睡眠の質が悪くなってしまいますから。しっかりと睡眠が取れることで生活の質が上がっているようです。足の浮き出た血管が気になっていた方は、足を出すことに抵抗感がなくなり「スカートがはけるようになった」「プールに行けるようになった」と喜んでいます。
――最後に、ここまでの記事を読んで「もしかしたら、下肢静脈瘤かもしれない……」と不安を覚えた方に向けてお言葉をお願いします。
佟先生下肢静脈瘤は良性の病気なので、全身の健康に大きな影響を及ぼすことはありません。ただし、自然に治ることはないため、治療をしないと確実に進行していきます。下肢静脈瘤の診断をつけるためのエコー検査は短時間で終わりますし、痛みもありませんし、保険適用となりますから。気になる症状がある方は、血液外科や下肢静脈瘤クリニックでエコー検査を受け、早期発見・早期診断・早期治療を実践してもらいたいと思っています。
※解説内容はすべて、大阪静脈クリニック・佟暁寧先生の見解によるものです。
取材・文/熊谷あづさ(50歳)
ライター。1971年宮城県生まれ。埼玉大学教育学部卒業後、会社員を経てライターに転身。