ビューティ情報『どうしてシミはできるの?40代以降シミが増える理由は?皮膚科医が解説』

2020年7月27日 23:00

どうしてシミはできるの?40代以降シミが増える理由は?皮膚科医が解説

ちなみに色素細胞は表皮の基底層(一番下の層)にずっと留まっており、ほかの表皮細胞のように上昇してはがれ落ちることはありません。しかし、メラニンが過剰に生成されたり、ターンオーバーサイクルが崩れたりすると、メラニンを持つ表皮細胞が長く表皮に留まり、色素沈着=シミを引き起こします。

実はターンオーバーのサイクルは年齢によって異なります。なぜなら、年齢を経るにつれ、新陳代謝が衰えるから。また、細胞の老化現象により、細胞分裂する能力が低下すること、血行が悪いことも原因として考えられます。40代のターンオーバーサイクルは約55日、50代は約75日周期と考えられています。サイクルが長くなるにつれ、皮膚の再生能力が低下しメラニンの排出機能が衰え、シミができやすくなります。

原因3:女性ホルモンバランスが崩れメラニンの生成が高まる
女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)がありますが、プロゲステロンには、メラニンの生成を促進する働きがあります。
妊娠中や授乳中、そして30代後半になり卵巣機能が衰えてくると、エストロゲンの分泌量が徐々に減少。個人差が大きいので一概には言えませんが、40~50代になるとエストロゲンの分泌量はピーク時の半分くらいになることもあります。

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