メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラーのカトウ ヒロコさんが、子どもに言ってはいけないことについてお話ししてくれました! できれば避けたほうがいい言葉や言ってしまったあとにできることなどまとめて解説!今では、ネットや情報誌などでは“子どもに言ってはいけなこと”があふれています。あまりにたくさんありすぎて、親にとっては覚えるのも大変ですし、言ってしまったあとで「これは言ってはいけなかったのか」と後悔することも多々あるでしょう。 親だって人間ですから、余裕がないとついつい子どもを傷つけるようなことを言ってしまうこともあると思います。では、本当に子どもに言ってはいけないこととはどのようなことなのでしょうか。 できれば避けたいこと実は絶対的に子どもに言ってはいけないことはありません。ご自身を考えてみていただいてもわかるように、今“子どもに言ってはいけなこと”とされている言葉を親から言われた経験がある方はたくさんいると思います。 たとえば、・きょうだいやお友だちと比較するようなことEx.○○はできるのに、なぜあなたはできないの?・存在を否定することEx.あなたなんていなければいいのに・容姿を否定することEx.〇〇ちゃんはかわいくないわね・理不尽な言葉Ex.あなたはお姉ちゃん/お兄ちゃんなんだから・何かをだしにして子どもにしてほしいことをさせるEx.△△したら、ご褒美に□□を買ってあげる・過程ではなく結果を褒めるEx.100点とってえらいね!などなど。 これらは、できれば言わないほうがいい言葉には違いありません。けれど、子どもによって受け取り方はさまざまで、非常に気にする子もいれば、まったく気にしない子もいます。 またこの先、成長していくなかで、他人から嫌なことを言われることもあるでしょう。わざわざ傷つけるようなことを言う必要はまったくありませんが、親があまり神経質になる必要もないのです。 やってはいけないこと絶対的に言ってはいけないことはありませんが、やってはいけないことはあります。 ・子どもが傷つくとわかっていながら、言ってはいけないとされるようなことばを繰り返し言うこと・自分が言われて嫌だと思うことをあえて子どもに何度も言うこと これらは、子どもをたしなめるという理由をつけて、親の気分をスッキリさせることに子ども利用している場合が多いからです。言っている内容よりも、子どもに対して悪意があることのほうが問題です。なぜなら、悪意は少なからずとも確実に伝わります。 一度ひどいことを子どもに言ってしまったとしても、親から愛されていると感じられれば、子どもはこの先も前向きに生きていく糧をもつことができます。ただそこに、「もしかして本当にそう思っているのかな……」「ママは私が嫌いなのかな」という疑問が生じたとき、トラウマになりかねない暴力的な言葉に変わってしまうのです。 実はトラウマはない!?ここまで、子どもにとってトラウマになりかねない声かけについてお話ししましたが、一方で、『嫌われる勇気』でもおなじみの心理学者アルフレッド・アドラーの説によれば、トラウマはないとされています。 たとえば、親からかわいくないと何度も言われ続け、自信をすっかり失って閉じこもってしまった人がいるとします。親からかわいくないと言われたことが原因=トラウマと考えられる場合が多くありますが、アドラーは、閉じこもるのがその人にとって都合が良いため、親からかわいくないと何度も言われたという原因を後付けしたと考えます。 この説には賛否がありますのでここでは深く掘り下げませんが、少なくとも、子どもが親から言われて傷ついたことが、結果的に子ども自身がトラウマであると感じてしまう可能性はあるわけです。言ってしまって、“しまったな”と思ったら、お子さんにしっかり謝りましょう。 まったく悪気なく言ったひと言にお子さんが傷ついてしまうこともありえます。これは言ってはいけない、あれは言ってはいけないと神経質になるより、お子さんが何に傷つくのか、反対にパパやママはどのようなことを言われたら嫌なのか、お子さんとざっくばらんに話せる環境こそが一番大切ではないでしょうか。 著者:ライター メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2023年03月06日わが家の娘がイヤイヤ期に入ったのは2歳を過ぎたころ、息子は4歳でした。あまりおもちゃへの独占欲がなく、貸し借りができるようになった息子とは反対に、なんでも自分の物にしたがる娘。集団生活に入る前に「貸して」「いいよ」を子どもに身につけさせたかった私は、イライラが募るばかりでした。しかし友人のひと言で私はハッとしたのです。それは当たり前になりすぎていた、あることに気付いたからでした。兄妹でこんなにも違う? イヤイヤ期わが家の息子は割とのんびりした性格で、小さなころから物への独占欲や執着心がありません。そのためお友だちとおもちゃの取り合いになる様子をほとんど見ませんでした。第2子となる娘が2歳になりイヤイヤ期に入ったころ、娘は何でも自分の物にしたくて息子からおもちゃを取り上げることが日常茶飯事に。 影響したのか息子も譲らないようになり、多発する兄妹喧嘩に私はイライラが爆発。娘に対して「貸してあげなさい!」「取らないの!」「いいよは?」と毎日言い続けました。 ハッとした友人のひと言子育ての先輩である友人に相談したとき、「うちは買える物は兄弟2人分をそれぞれ用意してるよ」と言われ、目からウロコが落ちました。私自身が子どものころ、母の育児方針から1個の物を貸し借りや分け合うことが当たり前で育ちました。 その経験から無意識に子どもたちに同じ思いをさせていたのです。娘は1個の物を息子と一緒に使うのではなく、自分だけの物が欲しかったのかもしれません。それから私は、負担にならない程度の小さめなおもちゃなどは同じ物を2個買い、息子と娘それぞれに与えるようにしました。 自分の物があるから人にも貸せるように娘は自分だけの物が持てたことで気持ちが満たされたようでした。息子と娘それぞれに物を与えることをしたら取り合いをすることがぐっと減り、しばらくすると娘は貸し借りが自然とできるようになったのです。 もちろん大きなおもちゃなど、2個買うことができない物はありましたが、子どもたちなりに考え、交換して使ったり一緒に仲良く遊んだりする様子が見られました。私はイライラの原因を1つ解消できたことで心に余裕が持て、娘の他のイヤイヤに対しても笑ったり受け流したりという対応ができるようになりました。 自分が親にされてきた子育てを自分も自然と子どもたちにしており、それが娘のイヤイヤを引き起こしていたとは考えてもみませんでした。1個の物を最初から貸し借りすることが難しかった娘は、「自分だけの物」を持ち、心を満たすことで結果的に物の貸し借りができるように成長しました。もしかすると、親である私の心に余裕が持てたことも、娘のこのような成長につながったのかもしれません。娘の成長とともに、私も自分自身の子育てについて見直すきっかけになり、今となってはとても良い経験です。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:樋山ゆり菜6歳男児、4歳女児の母。夫は不規則な勤務体制のためワンオペ育児多め。食べることが大好きで、地元・栃木県の食をメインとしたブログを運営しながら、飲食店にて接客のパートをしている。
2023年03月06日2人の男の子のママ・つつまいさんが描く育児マンガ。2015年生まれのかーくん、2018年生まれのしーくんとの、ほっこり笑える、てんてこまいな毎日をお届けします!「もうお風呂の時間!」「はやく寝るよ!」先のことを考えてついつい怒ってしまう毎日。誰にだってこんな日もありますよね?やさしくありたいのに…フルタイム共働きの、つつまいさん一家。 ごはんにお風呂に寝かしつけ。先の予定を考えると、どうしても子どもを急かしてしまうことってありますよね。 つつまいさんは、まさに今日がそんな1日。また怒ってしまったことを、長男のかーくんに謝ると…… 「ママのごめんねのお顔がかわいいから、かなくんゆるしちゃうよ。」こんなやさしい言葉をかけられると、胸がキュンとなってしまいます。 「楽しく過ごしたいのに、毎日のように怒ってしまう。育児本みたいな声かけもできていない。『謝る顔がかわいいよ』というのは、きっと笑っているほうが良いよってことだと思う。明日は笑顔で過ごせますように。」とつつまいさん。その気持ち、分かりすぎます……! SNSのコメント欄でも、 「自分も同じすぎて、なんとも言えない気持ちになりました。仲直りするとき、『ママ怒るのやだ、いつもニコニコがいい』と言われます」 「毎日この繰り返しです! でも、たまにしか謝れていないです」 「もうまさに昨日の自分で泣きました。自分が変わらなきゃと思っているのですが……。反省の毎日です」 と共感の嵐。 ついつい怒りすぎてしまうのは、子どものことが大切だから。最初から完璧なママは、なかなかいません。日々反省と試行錯誤を繰り返す中で、親も子どもと一緒に成長していくのかもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター つつまい2015年生まれのかーくん、2018年生まれのしーくんの2児の母。ほっこり笑える息子たちとのてんてこまいな毎日を、マンガにしてInstagramに投稿中!
2023年03月04日息子が赤ちゃんのころの育児の苦労から、この子は育てにくい子だと思い込んでしまっていた私。しかし、久々に会った祖母からの何気ない言葉で、息子が大きく成長していたことに気付かされ、自分の子育てに対して少し自信が持てたエピソードをお話しします。 やんちゃな息子に祖母がかけてくれた言葉私は現在第2子妊娠中のため、コロナ渦ではありますが、里帰り出産の病院を受診する目的で先日帰省しました。私の祖母にはもう1年近くひ孫の顔を見せられていなかったので、お墓参りも兼ねて2歳の息子を連れて祖母宅に訪れることにしたのです。 その際、物心がついた息子は初めての祖母宅に興奮してしまって、家中駆け回り、物色し、落書きをし……。肝心のお墓参り中には寝てしまったのですが、帰る間際に祖母が私に「ええ子やな」と言ってくれました。 育児に対するネガティブなイメージ息子は生まれたころから本当によく泣く赤ちゃんで、早いうちから人見知りも激しく……。離乳食もなかなか進まず、発育も遅れ気味でしたし、2時間おきの夜泣きは2歳になるまで続き、これまでの子育てには散々苦労させられたイメージしかありませんでした。 そして私はいつまでもそんなネガティブなイメージを持ちながら息子を見てしまっていたのだと思います。 素直に息子の成長を認められなかった自分ところが2歳になった息子は、好き嫌いもなく何でもよく食べるようになり、朝まで一度も起きずに寝てくれる日も増えました。口達者なほうなので、駄々をこねずにしたいことや嫌なことははっきりと言葉で伝えてくれます。 それなのに私自身は、最近の息子の成長を目の当たりにしても、素直に「ええ子や」と思ってあげることができなくなってしまっていたことに、祖母のひと言で気付くことができました。いつも一番近くにいたはずの母親の私が、息子の成長を認めて褒めてあげることができていなかったのです。 祖母が何気なくかけてくれたやさしいひと言のおかげで、これからはもっと息子を信頼して、心に余裕をもって子育てしていこうという気持ちになりました。息子の成長をはっきりと感じ、今後の子育てにも少し自信を持つきっかけとなった、うれしい帰省中の一幕でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/まっふ著者:鈴木ゆり2歳の男の子の母。現在第2子を妊娠中。結婚後は夫の実家で義両親と同居しながら、旅行会社にフルタイムで勤務。その傍ら、自身の体験をもとに子育てに関する体験談を執筆している。
2023年03月03日「危ないからダメ!」「汚れちゃうからダメ!」「〇〇しちゃダメ!」子どもが小さいうちは1日に何度も「ダメ!」と言いがちですよね。われながら口うるさいなあ、と自覚しつつも、まわりに迷惑をかけたくない、わが子が危険な目にあってほしくないという思いから、つい「ダメ!」を連発していませんか。今回は、子どもに「ダメ!」と言い続けることのデメリットと、「ダメ」の言い換えにおすすめの言葉についてご紹介します。「ダメダメ」と言い続ける日本の子育て親がわが子の危険や失敗を察知して、行動する前に「ダメ!」と制止する場面はよく目にします。実際にみなさんも、お子さんに対して日常的に「〇〇しちゃダメ」と言っている・言っていた経験があるはず。海外の親もその傾向はあるものの、とくに日本社会は親が「ダメ」と言いすぎる、と指摘する専門家もいます。「『ちゃんとしつけなければ』というプレッシャーが大きい日本では、子どもの行動をコントロールする場面が多くなる」と述べるのは、『世界標準の子育て』(ダイヤモンド社)の著者で学習塾TCL for Kidsの代表を務める船津徹氏です。まわりに迷惑をかけない人になってほしい、悪目立ちしない人になってほしい、親のしつけが行き届いていると思われたい――。たとえ口には出さなくても、このような願望を秘めている親御さんも多いのではないでしょうか。東京大学名誉教授で元白梅学園大学学長の汐見稔幸氏は、「昔と比べていまの親は、ずっと子どもを見ていなければいけないプレッシャーがある」と言います。昔は小学校に入る前でも、近所の子どもたちと一緒に外で遊び回ったり、祖父母と同居して大人の目がたくさんあったりと、親がべったり子どもの面倒を見なくてもよい空気感がありました。しかし、いまの日本社会ではそうもいきません。汐見氏は、この社会状況をふまえ、「これでは『子どもがちゃんと育つかどうかは親の姿勢しだい』と言われているようなもの。結果として子どもに『こうしなさい』『それはダメ』と言いたくなる」と指摘しています。小児科医の松永正訓氏によると、日本と比べて子育てのルールが緩いオーストラリアでは、「親は子どもに対してめったに『No』と言わない」のだそう。その理由は、「〇〇しなければいけない」という固定観念が薄く、「そういうこともありかな」と考える親が多いからだと言います。結果として、どうしても譲れないときに、親が「No」と言うと大変効果があるそうなので、やはり日頃から「ダメ」と言い続けるのは逆効果なのかもしれません。「〇〇はダメ!」と言うと、なぜ子どもは〇〇するのか?そうはいっても、毎回「ダメ!」と注意しているのに子どもは何度も同じことをやろうとする、なぜダメなのか子どもが理解していないような気がする……。そうお悩みの方もいるのではないでしょうか。子どものそうした様子には理由があります。幼児教育研究家のはせがわわか氏は、「子どもは否定語を理解するのが苦手。『ここで騒いだらダメ』と言われれば言われるほど、子どもの頭のなかは『騒ぐ』に囚われる」と述べています。つまり「〇〇しちゃダメ」という否定語の言葉がけは、子どもの意識にわざわざやってはいけないことのイメージをどんどん注いでいるのと同じです。結果、ちょっとした刺激でやってはいけない行動をさせてしまいます。(引用元:マネー現代|知ってた?子どもに「〇〇しちゃダメ!」と言うのが逆効果なワケ)やめさせようとして「ダメ!」と言っているのに、まさか逆効果だったなんて――。衝撃的ですが、これは心理学者ダニエル・ウェグナー氏の「シロクマ実験」で知られる有名な話です。Aグループには「シロクマのことを考えておいてください」、Bグループには「シロクマのことだけは考えないでください」と伝えたところ、シロクマのことをより頻繁に考えてしまったのはBグループだった、という結果に。昔話の『鶴の恩返し』や『浦島太郎』にも描かれているように、人は「見ないで」「開けないで」と言われると、そのことに心がとらわれてしまうものなのです。「ダメ」と言い続けたら「挫折しやすい子」に育つ親が子どもに「ダメ!」を言い続けていると、どのような影響が出てくるのでしょうか。■自分で物事を決められなくなる『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』(日本実業出版社)の著者・立石美津子氏は、「『ダメダメ』と言い続けていたら、親の顔色ばかりを気にしたり、親の指示がないと動けない子になったりする」と述べています。さらに発展すると、自分で物事を決められなくなり、「何でもかんでも許可を求める子になる」と指摘するのは、25年間の保育士経験を活かしてこどもコンサルタントとして活動中の原坂一郎氏。たとえば、自宅にいるのに「これで遊んでいい?」と、本来なら許可をとらなくてもいいようなことも許可を求めることが定着してしまうなど、成長に悪影響を及ぼす可能性もあるので注意が必要です。■自己肯定感が下がる船津氏は、「自己肯定感を育てるには、『自分の意欲でやったことができた!』という成功体験が重要」であることをふまえ、先に述べたように「まわりに迷惑をかけないように『ダメ』を言い続けることで、子どもは自発的な行動をコントロールされ続ける」と述べています。つまり、自分の意思を押さえつけられたり、否定され続けたりすると、成功体験が積めずに自己肯定感が下がってしまうのです。子どもが失敗したり迷惑をかけたりするのは当たり前。自己肯定感向上のためにも、子どもの自発的な行動をおおらかな目で見守ってあげたいですね。■すぐに諦めるようになる「『ダメ!』と失敗や危険から回避させ続けると、ちょっとしたことで挫折しやすく、すぐに諦める傾向が強くなる」と指摘するのは、教育専門家の小川大介氏です。幼い頃から何にでもチャレンジし、「できたり・できなかったり」を体験してきた子は、結果をそのまま受け止めて自分で乗り越えようとする力がつくのだそう。失敗を恐れず挑戦することで、結果的に失敗しても、その経験によって困難を乗り越えるメンタルが育つのです。「ダメ」の代わりに言いたい魔法の言葉最後に、「ダメ!」の代わりにぜひ試してほしい声かけや行動をいくつかご紹介します。「ダメ!」と言ってしまいそうになったとき、思い出して活用してみてくださいね。■否定語ではなく「肯定語」を使うはせがわ氏が指摘するように、子どもは否定語を理解するのが難しく、「〇〇しちゃダメ!」と言われたらそのことばかりを考えてしまい、かえって逆効果になることも。そこでおすすめなのが、否定語ではなく肯定語を使うこと。「騒がないで」「しゃべったらダメ」ではなく、「ここでは静かにしようね」と伝えることで、子どもの意識には「静かにする」というメッセージがすんなり入っていきます。■子どもに選択させる「ダメ!」と一方的に禁止すると、子どもは自分で考える余地がなくなり、ただ我慢をしてやり過ごすことになってしまいます。それは親にとっては都合がよいかもしれませんが、子どもは親の言いなりになるしかありません。そこで汐見氏が提案するのは、子どもに「選択させる」こと。たとえば「あと5分、静かにできるかな?それとも10分かな?」と、静かにすることを子ども自身に選ばせます。親から信頼されて任されたことが誇らしい子どもは、自分で決めたことをやり通すはずです。■言葉ではなく行動で親がお手本を見せるいくら口で「ダメ!」と言っても聞かないのなら、親が進んでお手本を見せてあげるといいでしょう。東京家政大学ナースリールーム主任保育士の井桁容子氏は、親が子どもに身につけてほしいマナーを目の前でやってみると効果的だと話します。食事のときなど、こぼさないように食べるにはどうしたらいいか、こぼしてしまったときの片付け方、口に物が入っているときは黙って咀嚼するなど、目の前でお手本を見せてあげましょう。また井桁氏によると、「ダメ!」の効果を最大限に発揮するためにも、普段から「共感」を意識しながら子どもに接するように心がけるといいとのこと。子どもが「嬉しい」「おもしろい」と感じたことに対して、軽く受け流さずにちゃんと共感してあげましょう。すると子どもは、「お母さん・お父さんは自分のことをわかってくれている」と思い、信頼してくれるようになります。親子間の信頼関係ができていれば、親が「これはダメなんだよ」と厳しい顔つきで言ったとき、「いつもと表情が違うから本気で聞かなければ」と、子どもはしっかりと聞き入れてくれますよ。***「ダメ!」を絶対に言わないようにするのは難しいものですが、時間や心に余裕のあるときや、お子さんの身に危険がないとわかっているときには、できるだけ「ダメ!」の代わりになる対応を心がけてみませんか?そうすることで、親も子どももストレスなく過ごせるようになりますよ。(参考)ニューズウィーク日本版|「ダメ、ダメ」言い過ぎる母親を生む日本社会で、自己肯定感の低い子にしない最高の方法プレジデントオンライン|子どもを叱り続ける「ダメダメ育児」から抜け出す魔法の言葉NHK すくすく子育て情報|私、口出ししすぎ?マネー現代|知ってた?子どもに「〇〇しちゃダメ!」と言うのが逆効果なワケ神戸学院大学心理学部/心理学研究科|「シロクマ」のことだけは絶対に考えないでください!信州大学機関リポジトリ|D.M.Wegnerらによる思考抑制の実験的研究(白熊研究)についてPHPのびのび子育て 2020年7月号,PHP研究所.日経X woman|〇〇していい?何でも許可を求める子に潜むリスク
2023年03月01日私には現在2歳8カ月になる息子がいます。息子がハイハイを始めた生後8カ月ごろから、出したおもちゃを片づけることを教え始めました。そのおかげで今ではきれい好き、掃除もお手伝いしてくれます。そこで今回はおもちゃの片づけに関して、私が試した方法や工夫したことをご紹介します。 おもちゃはわかりやすく片づける私がおもちゃの片づけを早めに息子に教えたいと思ったきっかけは、私自身が少しでもラクしたい!と思ったからです。息子が遊んだあとのおもちゃを1日に何度も片づけるのって結構大変……。息子が自分で片づけるようになれば、部屋もすっきりするし、そのちょっとの時間を他のことに回せるかもと思ったのです。 そこで片づけを教えるにあたって、おもちゃは子どもでもひと目でわかりやすいように、種類ごとに分類して箱に収納しました。例えば、ぬいぐるみ、おままごと、積み木などです。そしてなるべく子どもが手の届きやすい低めのおもちゃの棚を購入し、収納箱を置いていきました。 最初は一緒に、次は頼んでみる息子がハイハイをして動き回るようになってきた生後8カ月ごろから、「お片づけするよ」「これはここだよ」とおもちゃを見せながら一つひとつ片づけることを繰り返しました。また、息子が手に持っているおもちゃを「ちょうだい」と言って、目の前で片づける動作を見せたりもしました。 しばらくしてからは「ここに入れてね」「これはどこかな」と息子におもちゃを渡して片づけさせたりすることも。そうしていくうちに、息子が1歳になるころには「お片づけしようね」という言葉だけで、自分からどんどん片づけをしていた姿を覚えています。 次の行動に移る前に必ず片づけるおもちゃの片づけは、出かける前、ごはんの前、お風呂の前など次の行動に移る前に必ず自分でおこなうことを習慣にしていきました。 息子は現在2歳8カ月になりましたが、どんなに急いでいても片づけだけは必ずするものだという意識があるようです。「片づけしたら○○しよう」と言うだけで、手伝わなくても進んで片づけをするので、私も助かっています。おもちゃだけでなく家の中で散らかっている物や出しっぱなしの物があると、逆に息子に注意されることもあるくらいです! 片づけを私がおこなってしまえばその場は済みますが、積み重なると自分でやらなくていいものだと息子は感じてしまうと思います。息子にとって身近なおもちゃを片づける習慣は、身支度や整理整頓への意識も高まるのだなと感じました。現在生後8カ月になる娘もいるので、息子の経験を生かしておもちゃの片づけを教えていきたいです。 作画/Michika監修/助産師 松田玲子著者:小松潤子2歳男の子と0歳女の子の母。幼稚園教諭・保育士資格を保有し、4年間教育現場に携わる。現在は育児、美容の記事を中心に執筆中。
2023年02月27日3児のママ小児科医で、高円寺こどもクリニック院長の保田典子先生に、子どもの自己肯定感を上げる方法について、教えてもらいました。こんにちは。小児科医の保田典子です。ちょっとした親の言動で子どもの脳が傷つけられるというデータが出てきています。子どもには前向きに、自分の能力や才能をいかんなく発揮してくれる子になってほしいですよね。 子どもたちを褒めることで、自己肯定感を育むことができます。今回はその方法についてお話したいと思います。 そもそも「叱る」と「怒る」は違う「叱る」というのは、冷静に話して言い聞かせることを言います。「怒鳴る」というのは、「自分は怒っている」という感情を子どもにぶつけている状態のことを指します。 その場の感情をぶつけてしまうと、子どもは怒られた内容(何が悪かったのか)よりも、「怒られた! ママが怖かった!」という気持ちが先にたってしまい、結局言い聞かせたいことがかえって伝わらなかったりします。 感情的になって子どもに怒鳴り続けると、子どもは次第に「何をやってもママは怒る」「自分は何もできない」と覚えてしまいます。何をしても過激に怒鳴られると、常に大人の顔色を見て動くようになり、子どもの自由さ、豊かな発想は潰されてしまいます。 すると自己肯定感は低くなり、子どもにとって悪影響を及ぼすのです。頻繁に怒鳴られると、子どもの脳が傷つくという研究結果もあります。 ポジティブな声掛けや褒めることで、自己肯定感を育てようここ何十年かの研究で、「怒られるから〇〇をする」という、嫌なことを回避するための行動より、「うれしいから、やりたいから〇〇をする」という行動の方が長続きして効果的である、とわかってきています。前向きに良い行動ができるようになるためのには、ポジティブな声かけがおすすめです。 ポジティブ声掛けのコツ1:スモールステップで褒めるまずは、褒める回数を増やして、たくさん褒めましょう!親御さんたちは、ついつい「全部できたこと」を褒めがちなのですが、やってほしいことを細分化して、こまめに褒めるのがコツです。片づけが全部終わった後に「お片付けできてえらいね」ではなく、片付けをするそれまでの過程一つ一つを褒めてみてください。 例えば、お片づけをしてほしい場合、お片づけをしようと動き出したときに1回褒める、実際に片づけの行動をしはじめた時にまた褒める、片づけの方法を自分で試行錯誤してやっていたらまた褒める……などです。1回のタスクで5~10回褒めるのを最終目標にしましょう。 ポジティブ声掛けのコツ2:笑顔で大げさに褒めるマスク時代になってしまって、人前で顔を見せることが少なくなりましたが、子どもにとって大人の表情を見て会話をすることは、発達の上でとても大事です。親が自分の行動で喜んでいるかどうかを表情で敏感に感じます。ぜひ、良いことをしたら笑顔で、大げさに褒めてあげてください。 たくさん褒めてあげましょう!子育ては、「叱らない」「指導しない」ことが大切なわけではありません。良くない言動は適切に叱って、良い行動はしっかり褒める。これを繰り返していれば、きっとお子さんの良い行動が引き出されるはずです。なかなか地道な作業ですが、コツコツ積み重ねていければいいなと思います。 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生
2023年02月26日念願の新築を建て、2歳の娘みちるちゃんと夫、3人で暮らす新田みやこさん。高校の時の同級生で、双子のママ・あさ子さんとの新築トラブル体験談です。あさ子が連れてきた双子たちによって新築の床に傷をつけられたみやこさん。ボイスレコーダーの証拠を突きつけ、弁護士へ相談すると伝えると、あさ子はしぶしぶ謝罪し、弁償することを認めました。「高校のとき、助けてやったのに」 ボソッと呟いたあさ子に、みやこさんの夫・優さんが「高校のときのことと今回のことは関係ありませんよ」と冷静に反論。高校のときに助けたから、何でも無条件で許のは友だちではないとハッキリ言ってくれました。 「もうこれ以上私の妻を傷つけないでいただきたい」「私があなたに言うことはもう何もない。これで最後、さようなら」 そう言って、二人はあさ子の家をあとにしました。自宅に戻ったあと、最後に贈ったという“贈り物”とは、一体……?! 絶縁後も非常識なママ友は相変わらずのようで…… 自宅に戻ったみやこさんは、あさ子の夫・田所くんがパチンコ通いを投稿しているSNSのURL送りつけ、ブロック。縁を切りました。 その後、床の補修費が振り込まれ、新築の床は近くで見ても傷がわからないくらいキレイに補修してもらうことができました。 数カ月後、さえ菜から愚痴の電話が。あさ子が、赤ちゃんを産んだばかりなのに、頻繁にメールや電話をしてくるというのです。その内容は、田所くんのパチンコ依存や育児の愚痴ばかり。家庭も崩壊寸前だとか。双子たちが通う幼稚園でもワガママな態度をとり、孤立しているそう。 「私はあさ子とは縁を切ったから。さえ菜も縁を切るなり好きにしなよ」 そう言って電話を切ったみやこさんは、さえ菜とも少しずつ距離をおくことに。 今ならわかる。あさ子は最初から自分の言いなりになってくれる、都合の良い友だちが欲しかっただけで、相手の気持ちなんてどうでもいいんだ。 この先も、いろいろな人と付き合わなければいけないけれど、お互いに尊敬し合える友だちを大切にしようと思う、みやこさんなのでした。 非常識なママ友・あさ子に振り回され、大変な思いをしてしまった、みやこさん。無事に新築の傷を修繕できてよかったですね。あさ子の言う「友だち」は、都合の良いように使える相手、なのかもしれません。昔からの友人も、子どもを介してできたママ友も、それぞれ距離感を大切にして、お互いの気持ちを尊重し合いながら付き合きあっていけるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター あおばワーママで2児の母。毎日なんとかなるさ精神で生きています。精神安定剤はココア。主にブログとインスタを中心にマンガを投稿中。
2023年02月24日私も夫も犬が大好き。結婚してからすぐに待望だった犬を飼い始めました。私と夫に甘え放題のワンコでしたが、私たち夫婦に子どもができてから生活が一変。赤ちゃんと犬の両方のお世話で気づいたうれしい変化や成長、そして大変だったことをお伝えします。 甘えん坊なわが家の犬わが家には、8歳になるジャックラッセルテリアという犬種の犬がいます。この犬種はとても活発なことで知られていて、外ではもちろん家の中でもおもちゃを持ってきては投げてと、元気いっぱい走り回る毎日。性格は甘えん坊の構ってちゃんなのですが、わが家の犬はどうも子どもが苦手なようでした。 お散歩のときに子どもが近寄ってきても、あまり触られるのがうれしくない様子です。そのため、私に赤ちゃんができたと判明したときには、「はたして赤ちゃんと仲良くできるのだろうか?」と正直不安でした。 赤ちゃんとの生活そして出産後、ドキドキしながら初めて犬に赤ちゃんを見せたら、何度かにおいを嗅いだくらいで特に興奮する様子もなく安心しました。しかし産後はどうしても赤ちゃん中心の生活になってしまい、犬を構ってあげられる時間が減り、私はとても心苦しかったです。 さらに赤ちゃんがハイハイをし始めると、追いかけては急に触るので犬はビックリし、唸って逃げてしまうの繰り返し。そんな毎日が続き犬にもストレスが溜まっているのか、今までしなかった無駄吠えをするようになってしまったのです。私は赤ちゃんのお世話に加え、犬のしつけもしなければならず、両方を構ってあげることに疲れていました。 息子と犬に言い聞かせる毎日やがて息子が2歳を過ぎると、だんだん言葉を理解し始めたので「ワンちゃんを触りたいときはやさしく、急に触らないようにしてね」と、常に言い聞かせていました。また犬に対しても、言葉はわからないかもしれませんが「いつもビックリさせてゴメンね。でもこの子はまだ子どもだから、やさしくしてあげてね」と言いながら、息子に手がかからなくなった分の時間を、犬を構ってあげる時間に費やすように。 すると少しずつですが息子も犬に対してやさしく接するようになり、犬も慣れてきたのか触られてもそこまで嫌がらなくなってきました。 今では息子は4歳になり犬が大好きになったようで、積極的にお散歩やふれあいをしたがるように。犬のほうはというと、やはりまだ完全に息子を受け入れてはいないものの、無駄吠えをすることは減りました。今後、犬と子どもが2人で散歩に行ったり、家で仲良く遊んでくれるようになればいいなぁと思う今日このごろです。 イラストレーター/まっふ監修/助産師 松田玲子著者:竹の内 由紀4歳の幼稚園男児のママ。乳児期に産後うつになり、治療をおこなう。現在は趣味のイラストを活かした仕事をしている。
2023年02月23日念願の新築を建て、2歳の娘みちるちゃんと夫、3人で暮らす新田みやこさん。高校の時の同級生で、双子のママ・あさ子さんとの新築トラブル体験談です。あさ子が連れてきた双子たちによって新築の床に傷をつけられたみやこさん。謝罪も弁償もしようとしないあさ子が許せません。わざわざあさ子宅へ夫と出向き、床の傷の補修費用の説明と、費用を請求しました。 あさ子は「証拠なんてないでしょ!」と逆ギレ! しかし、ボールペン型のボイスレコーダーで音声を録音してあることを知り、態度を一転させ謝ってきました。 「ご、ごめんなさい。払いますから……弁護士は勘弁してください。親になんて言われるか」 厳しい父親から叱られるのを避けるために、弁償すると言うのです。そのあと、支払いの期日を決め、みやこさんたちが帰宅しようとすると、あさ子が過去の一件について小声で呟いて……。 ママ友の態度に我慢できなくなった夫がついに…!? 「高校のとき、助けてやったのに」 あさ子の恩着せがましい言葉を聞いた夫は、 「高校のときのことと今回のことは関係ありませんよ」 「高校のとき助けてやったんだから、何でも無条件で許してくれと? そんなの友だちでもなんでもない。友だちってお互いを思いやれる存在なんじゃないですか?」 と、あさ子へ冷静に問いかけます。 「みやこは今まであなたを想いやっていませんでしたか? あなたに子が生まれたから心からお祝いをして、あなたが悩んでいると言ったら相談にのったのでは? でも、あなたはそれを踏みにじった。みやこの思いやりを何度も切り捨てたんです。そんなあなたが、みやこに何か言う資格なんてない」 「もうこれ以上、私の妻を傷つけないでいただきたい」 夫の言葉を聞いて、高校時代を思い返すみやこさん。高校で独りぼっちだったとき、あさ子が声をかけてくれてうれしかった。でも……。 「私があなたに言うことはもう何もない。これで最後、さようなら」 そう言ってみやこさんはあさ子の家をあとにしたのでした……。 みやこさん自身、あさ子に恩を感じていましたが、だからといって嫌なことをされて黙って何でも許すはずはありません。こんな形で友だち関係が終了してしまうのは、みやこさんにとってもつらいはず。しかし、どんなアドバイスをしてもあさ子は変わらなかったので、今回の結果は仕方がないのかもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター あおばワーママで2児の母。毎日なんとかなるさ精神で生きています。精神安定剤はココア。主にブログとインスタを中心にマンガを投稿中。
2023年02月23日2歳半と生後7カ月の男の子2人を育てています。最近、長男はよくしゃべるようになり、私の言うこともだいぶ理解できるようになりましたが、いたずらを繰り返すので叱ってばかりの毎日。育児と家事で叱ることにも疲れてきてしまいました。そんな私が、長男を叱らずに落ち着かせ、笑顔にさせる方法を見つけたのです……! 説明すれば理解してくれる長男最近、言葉をよく理解できるようになった長男。興味本位でいたずらをしたときは、時間を取って「○○したらダメでしょ? ○○したらけがをして痛いんだよ」と目線を合わせて説明しています。そうすると、長男は私の言うことを繰り返し「ダメ、ダメ」と納得したかのような素振りをみせて、同じいたずらを繰り返すことはありません。 そんな成長した長男の姿を見ると、改めて私がしっかり長男に説明して良し悪しを教えていく必要があると感じていました。 不眠が続きイライラ! 説明なんてムリ生後7カ月になる次男が夜間起きるようになり、慢性的に不眠状態が続く私。さらに外は寒く、雨が続いて思いっきり外で遊べないせいで、長男は同じおもちゃに飽きて家の中をぐちゃぐちゃにしてしまうように。 私はそんな長男にいらだち、説明せずに長男を叱ってばかりいました。すると長男は、叱ってばかりいる私に向かって「おー!」と怒るようになったのです。これではいけないと思い、私は叱りそうになると長男を力強く抱きしめて「ギュー!」と声をかけるようにしました。 「ギュー」の効果は思った以上で力強く長男を抱きしめることで私のいらだちがおさまり、小さい体をギュッとすることで愛おしさが増してきて私自身落ち着けることに気づきました。そして長男は、私が何度も抱きしめて「ギュー!」と言うので、その様子がおかしいのか笑い出し、同じように力強く私を抱きしめてきて「ギュー!」と声をかけ始めました。 すると私もおかしくなり、毎回2人で笑い合うようになっていったのです。この抱きしめ合いが終わると長男と私は心に落ち着きが戻り、怒りもどこかへ飛んでいってしまうのでした。 私の心の余裕のなさが原因で長男に叱ってばかりいたころは「ママの説明不足がいけないのに叱ってばかりでごめんね」と自分を責める日もたくさんありました。しかし、この方法のおかげで自分の気持ちも抑えられ、長男を笑顔にできることがわかり、叱ることも随分減っていったのです。今後もできるだけ楽しく幸せに毎日が送れるように続けていこうと思います。 イラストレーター/まっふ監修/助産師 松田玲子著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2023年02月22日念願の新築を建て、2歳の娘みちるちゃんと夫、3人で暮らす新田みやこさん。高校の時の同級生で、双子のママ・あさ子さんとの新築トラブル体験談です。あさ子が連れてきた双子たちによって新築の床に傷をつけられたみやこさん。謝罪も弁償もしようとしないあさ子が許せません。わざわざあさ子宅へ夫と出向き、床の傷の補修費用の説明と、費用を請求しました。 すると、あさ子の夫・田所くんと子どもたちは謝罪。何度も促された末にあさ子も謝ったのですが、その態度はまったく誠意を感じられませんでした。 さらに、この夫婦は謝ってお詫びの品としてお菓子を渡すだけで済ませようとしていたことを知り、みやこさんは弁護士に相談すると伝えると、慌てだす2人。 みやこさんの夫からも支払いを要求されると「私たちがやったっていう証拠なんてないでしょ!?」と、あさ子から衝撃の発言が飛び出しました! 証拠は一本のボールペン。事実を突きつけられたあさ子は? ※録音ささってる→録音されてる 自分たちがみやこさんの新築の床を傷つけた証拠がないと言い張るあさ子。するとみやこさんは「証拠なら、ここにあります」と、ボールペンを取り出しました。 「これはね……ボールペン型のボイスレコーダーなんだ」 そう言ってみやこさんがボールペンのボタンを押すと、自宅の床に傷がついた当時の出来事を細かく説明したみやこさんの声と、あさ子や子どもたちが謝罪した音声がしっかり録音されていました。 「これが何よりの証拠になりますね。では弁護士に相談して改めて連絡しま……」 「ご、ごめんなさい。払いますから……弁護士は勘弁してください。親になんて言われるか」 すぐさま謝り、弁償すると言うあさ子。しかし、支払いの期日を決め、みやこさんたちが帰宅しようとすると、隣で田所くんが頭を下げているにも関わらず、あさ子がボソッと一言。 「高校のとき、助けてやったのに」 と、過去の一件のことを呟いていたのが聞こえてしまいました。 みやこさんへ謝罪し、補修費用を払う約束をしたあさ子ですが、それは教師である父親に叱られるのが嫌だから。心から謝ったわけではないため、帰り際に恩を着せるような本音が出てきました。縁を切るつもりとはいえ、こんな言葉を言われたら後味が悪いですね。さらに、あさ子から最後まで心からの謝罪をしてもらえなかったのも、友だちとしてつらいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター あおばワーママで2児の母。毎日なんとかなるさ精神で生きています。精神安定剤はココア。主にブログとインスタを中心にマンガを投稿中。
2023年02月22日念願の新築を建て、2歳の娘みちるちゃんと夫、3人で暮らす新田みやこさん。高校の時の同級生で、双子のママ・あさ子さんとの新築トラブル体験談です。あさ子が連れてきた双子たちによって新築の床に傷をつけられたみやこさん。あさ子の夫・田所くんにも事情を話し、話し合いをすることに。しかし、あさ子の家へ行く当日、みやこさんの夫が急な仕事で一緒に行けなくなり、一人で向かいます。家へ招き入れると同時に、パチンコのことを口止めしようとする田所くんをスルーして部屋に入ると、ここまで来ても態度が悪いあさ子がいました。 みやこさんが改めて床の傷の補修費用に説明し、費用を請求すると、田所くんと子どもたちが謝罪。何度も促された末、あさ子も謝ったものの、まったく誠意を感じられませんでした。それどころか謝った直後に「もういいでしょ? お引き取りくださ~い」とありえない態度をとってきたあさ子。 さらに、2人がお詫びの品としてお菓子を渡せば補修費を支払わなくていいと考えていたことを知ったみやこさんは、「夫の知り合いの弁護士に相談させていただきます」と宣言します。「私たちがやった証拠なんてないでしょ!」まさかの仰天発言! 補修費用を払わないと言うあさ子夫妻に対し、「弁護士に相談する」と宣言したみやこさん。「弁護士」というワードを聞いて、ショックを受ける2人。そこへ玄関のチャイム音が鳴り、みやこさんの夫が訪問してきました。 「弁護士だって! もうダメだ、お金払おう! てか、みやこちゃんの旦那さんどんな人?」「わかんない。式挙げてないから見たことないし」 そんな会話を繰り広げていました。そこへ入ってきたみやこさんの夫は、かなり怖い顔をしていたのです……! 「みやこから聞いていました。俺、保険会社に勤めてまして。仲の良い弁護士さんいるんですよ。どうしてもお支払いしたくないと言うなら……」 「証拠! 私たちがやったっていう確実な証拠なんてないでしょ!?」 夫の言葉を遮って、あさ子が自分たちがやったという証拠はあるのかと言いはじめました。そんななか、みやこさんは1本のペンを取り出します。 菓子折り一つで弁償を逃れようと考えていた、あさ子と田所くん。しかし弁護士というワードを聞いて、支払おうと言い始めました。人の肩書を見て支払いを判断するなんて……やはり田所くんにも誠意がなかったことがよくわかります。さらに、この期に及んでも“自分たちが床を傷つけた証拠がない”と言い始めるあさ子には、がっかりしてしまいますね。子どもたちでさえ過失を認めて謝ったのに、親のとる態度とは思えません。悪あがきをやめ、速やかに謝罪して補修費を支払ってほしいものですね。 著者:マンガ家・イラストレーター あおばワーママで2児の母。毎日なんとかなるさ精神で生きています。精神安定剤はココア。主にブログとインスタを中心にマンガを投稿中。
2023年02月20日「新築の家をママ友の子ども達に傷つけられた話」第31話。念願の新築を建て、2歳の娘みちるちゃんと夫、3人で暮らす新田みやこさん。高校の時の同級生で、双子のママ・あさ子さんとの新築トラブル体験談です。子どもたちが新築の床を傷つけたにもかかわらず、みやこさんからの連絡をすべて無視し、補修費を踏み倒そうとするあさ子。みやこさんは夫へ相談し、一緒にあさ子の家へ行くことにしました。 あさ子の夫・田所くんへ連絡を取り、双子たちが新築の床を傷つけたことを伝えると、「え!? 傷!?」と驚きつつも、謝罪してくれました。しかし、床の補修費が3万円だと伝えると「火災保険って使えないの?」と支払いを渋ってきました。 パチンコにお金は使うのに、弁償や補修費を出し渋る田所くんにも苛立つみやこさん。あるものも準備し、いざあさ子の家へ……! 反省の色なし!訪問すると、あさ子は最悪の態度で… あさ子の家に行く土曜日、当日。みやこさんの夫は、急な仕事であさ子の家へ一緒に行くことができなくなり、一人で乗り込むことになったみやこさん。 迎え入れてくれた田所くんは、「あさ子には内緒にしてほしい……」とコソコソ、パチンコのことを口止めしようとしてきます。 そんな田所くんをスルーして部屋に入ると、ここまで来ても態度の悪いあさ子が! みやこさんは改めて床の傷の補修費用について詳細を話し、請求しました。 「この度は新築なのに大変申し訳ありませんでした。ほらっ! あさ子もお前らも早く謝って!」 頭を下げて謝る田所くん。子どもたち2人も「ごめんなさい」と謝る一方、あさ子はムッとしたまま、黙っています。 「これ、少しですがお詫びの品です」と菓子折りを差し出されますが、受け取らないみやこさん。田所くんがあさ子にもう一度謝るよう促すと、 「この度は……大変申し訳〜ありませんでしたぁ〜。はい、謝ったし、お詫びの品も渡したんだからもういいでしょ? お引き取りください♡」 まったく誠意を感じられない謝罪に愕然とするみやこさん。あさ子は上辺だけで謝って、急に態度を変え、早く帰れと言ってきました。 「私は誠意のない謝罪が欲しいわけじゃない。ここまで来ても支払わないって言うなら、夫の知り合いの弁護士に相談させていただきます」 小声でやり合う2人に、落胆したみやこさんは、ついに最終手段として、弁護士に相談することを宣言するしかありませんでした。 みやこさんを出迎えないどころか、ムスッとした顔で座ったままのあさ子。まったく誠意がない謝り方をしたうえ、直後にはみやこさんの神経を逆なでするようなありえない発言をしてきました。 さらに驚くのは、あさ子も田所くんも補修費を支払うつもりがまったくなく、お詫びの菓子折りで済ませようとしたこと。やはりこんな2人とは補修費の話の決着をつけて、早く縁を切ったほうが良さそうですね。 著者:マンガ家・イラストレーター あおばワーママで2児の母。毎日なんとかなるさ精神で生きています。精神安定剤はココア。主にブログとインスタを中心にマンガを投稿中。
2023年02月19日念願の新築を建て、2歳の娘みちるちゃんと夫、3人で暮らす新田みやこさん。高校の時の同級生で、双子のママ・あさ子さんとの新築トラブル体験談です。みやこさんの新築の床に子どもたちが傷をつけても、保護者として謝ることなく帰って行ったあさ子。床の補修費が3万円だったこと、旦那にも今回の件を話すこと、そして謝罪を求めるメールをあさ子へ送ったのですが、1週間経っても電話にも出ず、メールの返信もありません。あさ子は、連絡を無視していればそのうち諦めるだろうと、無視を決め込んでいました。「許さない!」みやこさんは、弁償してもらったら今度こそ完全に縁を切ろうと決め、夫へすべて話し、一緒にあさ子の家へ行くことにしました。 SNSのDMから、田所くんへメッセージを送信。連絡が来るまで田所くんのSNSを見てみると、あさ子たちがみやこさんの家に来た日にパチンコへ行っていたという投稿を発見! 急に仕事になったというのはウソで、実はパチンコへ行っていたのです。 そんな田所くんに連絡がつき、「あさ子から何か聞いてます?」と尋ねると、やはり田所くんはあさ子から何も聞いてない様子で……?ママ友の夫も補修費の支払いを渋り… 予想通りあさ子から何も聞いていなかった田所くん。 「たっくんとりっくんがおもちゃの取り合いになって、スピーカーにぶつかって床に大きな傷がついたんです」 「え!? 傷!?」 初耳で驚きを隠せない田所くん。今度お詫びの品を持って謝罪に来ると言いますが、もうあさ子たちに家へ来てほしくないみやこさん。「私と夫がそちらに伺いますので」と、田所くんの言葉を遮って断りました。 「今、床の傷の写真と補修費の見積書送りますので」「補修費……!? えっと……いくらくらい?」「大体3万です」 金額の大きさに驚く田所くん。 「あのさ、みやこちゃんとこの火災保険って使えないの?」 「それじゃあ来週の土曜日の13時ごろにそちらに行きますので」 田所くんの質問には答えず、一方的に話すみやこさん。 「来週の土曜日はパチンコ行かないでくださいね? それじゃ」 田所くんが床の補修費やメリーの弁償にお金を出すのは渋り、パチンコには惜しみなく出すのが我慢ならないみやこさん。あさ子たちとの話し合いのため、準備を始めました。 あさ子とは異なり、謝罪して改めてお詫びを……と言ってくれた田所くん。しかし、補修費が3万円だと伝えると、保険は使えないのかと聞いてきました。今回の床の補修費も、メリーを弁償する話の際にも1万円を渋っていたのに、パチンコにはお金をつぎ込んでいると思うと腹立たしいですね。やはりあさ子と田所くんは似た者夫婦なのでしょうか……補修費の話し合いがうまくまとまるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター あおばワーママで2児の母。毎日なんとかなるさ精神で生きています。精神安定剤はココア。主にブログとインスタを中心にマンガを投稿中。
2023年02月18日念願の新築を建て、2歳の娘みちるちゃんと夫、3人で暮らす新田みやこさん。高校の時の同級生で、双子のママ・あさ子さんとの新築トラブル体験談です。みやこさんが双子たちによって傷つけられた床の弁償をあさ子に求めると「わざとじゃないのに弁償なんて!」とまさかの反論! 2人が言い争う様子を見て、床を傷つけた5歳の子どもが謝ったにもかかわらず、親であるあさ子は謝らないばかりか逆ギレし、双子たちを連れて帰ってしまいました。 みやこさんは、あさ子に補修費3万円の見積書の写真を送り、あさ子の夫・田所くんに今回のことを話すこと、そして謝罪を求めるメールも送りました。しかし、1週間経ってもみやこさんの元には何の連絡も来ませんでした。 あさ子を許さないと決めたみやこさんは、弁償してもらったら今度こそ完全に縁を切ろうと決めたのですが……? 補修費を払わないママ友に最後の手段! 「みやこから電話!?もうしつこい〜! 3万なんて旦那に言える訳ないでしょ!? ちょっと新築の床が傷ついたぐらいで……どうせ傷なんていつかつくんだから!」 みやこさんが、あさ子に何度も電話しますが、一度も電話にでないあさ子。メールも電話も無視! 反省の態度はまったく見られません。落胆したみやこさんは、仕方なく最後の手段に出ることにしました。 みやこさんは帰宅した夫へ、すべての事情を話しまし、一緒にあさ子宅へ行ってくれることに。 「弁償も謝罪もないなんてありえないよ。俺が話して解決するなら安いもんさ」 夫のやさしさに感謝しつつ、今度はあさ子の夫、田所くんと連絡を取ります。しかし、メールも電話番号も知りません。そこで、田所くんのSNSへDMを送ることに。 「みやこです。電話で話したいことがあります。あさ子には内緒でお願いします」 そんなDMを送った後、田所くんの投稿を見てみると……なんとパチンコのことばかり! 仕事帰りや土日もパチンコへ行っているという投稿がずらり。さらに、あさ子たちが家に来た日もパチンコへ行っていたという投稿を発見! 「急に仕事になったんじゃないの!? 仕事とウソついてパチンコ行ってたってこと!? 信じらんない!」 そんな田所くんに連絡がつき、みやこさんは電話をすることに。みやこさんが尋ねると、やはり田所くんはあさ子から何も聞いてないようでした。 今までみやこさんのことを「唯一のママ友」として頼ってきたあさ子。しかし、謝罪も弁償もしたくないという身勝手な理由で、みやこさんからの連絡無視を決め込みました。ついにみやこさんは、夫とあさ子宅に行くという最終手段に出ることを決断。ここまでされる前に、あさ子は素直に謝罪、弁償すべきところ。反省の色がまったくないのは残念ですね。 著者:マンガ家・イラストレーター あおばワーママで2児の母。毎日なんとかなるさ精神で生きています。精神安定剤はココア。主にブログとインスタを中心にマンガを投稿中。
2023年02月17日保育士の中田馨さんが、子どもがお友だちを叩いてしまったり、物を壊してしまったときの対応について教えてくれました。「どうしてお友だちを叩いてしまうの……」、「なぜうちの子はこんなに乱暴なの?」と悩んでいるパパやママもいるかもしれませんね。中田先生が子どもの行動や心理について詳しくお話ししてくれています。ぜひ参考にしてくださいね。こんにちは。保育士の中田馨です。子育ては「楽しい!」「うれしい!」「すごい!」と思うことも多いですが、「あれ? どうすればいいのだろう?」と悩むこともあります。例えば、友だちを叩いたり、物を投げて壊したりする子どもの行動など。 そこで今回は、そういった少し乱暴に見える子どもの行動について考えてみましょう。 大切なことは、周りの大人が「そういう子」と思い込まないこと友だちを叩いたり、物を投げてしまうような行動は、成長の過程です。保育所の子どもたちを見ていても、多かれ少なかれどの子にもやってきます。子どもたちの様子を見ていると、それが大きく出て目立つ子と、それほど目立たない子がいるなと感じます。 みんなが通る道なので、「この子は乱暴なのではないか?」とは思わないでください。例えば、「あなたは、いつも乱暴ね!」なんて声かけをして、「乱暴な子」のレッテルをはらないでほしいなと思います。 とはいえ、何度注意しても何度も何度も同じことを繰り返されたら、「じゃあ、どうすればいいの??」と思ってしまいますよね。では、どうして子どもがそのような行動をするかを考えてみましょう。 友だちを叩いたり、物を投げたりするのはなぜ?あなたのお子さんは、なぜ友だちを叩いたり、物を投げたりすると思いますか? 理由はいろいろあるのではないかと思います。 「自分のおもちゃを友だちに急に取られた」「友だちのおもちゃが欲しくなった」という分かりやすいものもありますし、「投げてみたらおもしろかった!」なんて理由のこともあります。 以前に私の保育所で起きた出来事を例にお話しします。Aちゃん(1歳児)が何もしていないBちゃん(2歳児)を叩いたり、噛んだりすることが続きました。その理由は、これまで何度もBちゃんに自分が使っているおもちゃやあそびを取られたり、壊されたりしていたからです。その過去の記憶があるから、目の前をBちゃんが通っただけで「また、取られてしまう!」と思って自分の身を守るために叩いていたのです。 子どもの「今した行動」だけでなく、その前後や関係性にどういった思いがあったのかを見ることができると、子どもの行動が理解でき、大人の対応も変わってくるかもしれませんね。 どの月齢でも「あそび」や「良し」にしないこと私の保育所では、友だちを叩いたり、物を投げたりする行動をどの月齢でも「あそび」や「良いこと」と捉えないようにしています。 例えば0歳児を抱っこしているときに、大人のほっぺをペシペシ叩くことがありますね。こんなときは、「痛いよ。さすさすしてくれたらうれしいな」と子どもの手を持って一緒に「さすさす」します。物を投げたら「これは危ないから、ボールを投げてみよう」と、投げてもいい物と交換します。 ほっぺをペシペシされて笑顔で「痛い痛い~」と笑うと、赤ちゃんは「ペシペシしたら、ママ(パパ)が喜んでくれる! 楽しい!」と思ってしまいます。硬いおもちゃを投げて「じょうずに投げられたね!」と褒めたら、硬いおもちゃを投げてもいいと理解します。 子どもを叱る必要はなく、してもいい行動を伝える(教えてあげる)ようにできると良いですね。 感情的に怒らず、子どもの気持ちに寄り添いつつ「待つ」1歳児、2歳児になり、友だちと関わることが増えてくると、上記の方法では問題解決しなくなることもあります。 もし、友だちを叩いてしまったときには、まずは叩いたことに対して注意をして、子どもの行動を止め、声かけをします。「叩いたら痛い!」「叩いたら○○ちゃんがかわいそう」「叩くのはダメ!」など、お子さんへ伝わりやすい言葉でOKです。このときだけは、わざと大きめの声で叱ります。 そして、叩かれた友だちには、まず親が「痛かったねごめんね」とフォローを入れて、お子さんと向き合ってみましょう。このとき話しかける声は、できる限り静かな口調です。そして、叩いてしまった子どもには、まだ言葉でうまく伝えられない場合には、「どうして叩いたのかな?」「○○ちゃんのおもちゃが使いたかったの?」など子どもの気持ちを代弁します。「ママ(パパ)は、叩いたことがとっても悲しい」とママ(パパ)の気持ちも伝えましょう。そして、「○○ちゃんに謝ろうね」と一緒に謝ります。 今回は、とっても完結に書きましたが、子どもの気持ちはそんなに簡単に「謝る」方向には進みません。子どもの表情を観察しながらできる限り言葉数は少なく、「待つ」姿勢で声かけを行ってみましょう。もし、子どもが謝れなくても、そんなときもあるものですから大丈夫。代わりにママ(パパ)がしっかりと謝る姿を目の前で見せましょう。大切なのは、親が感情的に怒らないことです。 最後にお話しした方法は、少し親の「演技力」も必要になるかもしれません。感情的にならず、いかに簡単な言葉で子どもに伝わるように説明できるかも、子育てには大切かもしれませんね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年02月16日念願の新築を建て、2歳の娘みちるちゃんと夫、3人で暮らす新田みやこさん。高校の時の同級生で、双子のママ・あさ子さんとの新築トラブル体験談です。みやこさんの新築祝いに無断で双子たちを連れてきたあさ子。自由に動き回る双子たちを注意しなかった結果、双子たちのせいで大きなスピーカーが落下し、床には大きな傷ができてしまいました。自分の子どもたちが床を傷つけたのにもかかわらず、「小さい子いるなら、いずれはこういうこと起きてたと思うよ〜?」と謝るどころか、みやこさんに対してひどい物言いをするあさ子。 みやこさんがあさ子に対し、約束を破って双子を連れてきたこと、床を傷つけたのに謝らないことを責め、弁償するよう求めると、「わざとじゃないのに弁償なんて!」と反論してきました。 そんな2人を見ていたりくくんが、「ごめんなさい」と言って、おもちゃを取り合っていた訳を話しました。 5歳の子どもが謝ったのに、謝らないあさ子。恥ずかしさのあまり顔を赤らめわなわなと震えだして……?! 床の補修費の見積もりを伝えると…? 双子の子どもたちは床を傷つけてしまったことを謝ったのに、親のあさ子はと言うと……みやこさんと子どもたちに見つめられても、謝らないどころか逆ギレして双子たちを連れて帰ろうとしました。 「床の補修費がわかったらメールするから」 みやこさんにそう言われても、無視して帰って行くあさ子。その後、みやこさんがハウスメーカーに連絡して、修理業者に見てもらうと……大きな傷のため、補修費は約3万円かかると告げられました。 あさ子には補修費の見積書の写真と、あさ子の旦那にも今回のことを話すこと、そして謝罪を求めるメールを送りましたが……1週間経ってもみやこさんの元には何の連絡も来ません。 スピーカーは運良く傷などなく、不具合も出ていないものの、床の傷は目立つため、補修しないわけにはいきませんでした。 あさ子たちを家に入れた私が悪い。悪いけど……あの態度は本当に許せない。弁償してもらってあさ子とは……今度こそ完全に縁を切ろう。 床がえぐれるほどの大きな傷となると、大人も子どもも怪我をしてしまう可能性があるため、補修しないわけにはいきませんよね。子どもが小さいうちは、子どもがトラブルを起こした際に、親が謝罪する必要がありますよね。しかし、子ども本人が謝ったにもかかわらず、親であるあさ子は謝罪せず、逆ギレして帰宅し、みやこさんからの連絡を無視……。 メリーのときといい今回の床の傷といい、誠実な態度が見えません。どうにか弁償してもらったら、これを最後にあさ子とは縁を切ったほうが良いかもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター あおばワーママで2児の母。毎日なんとかなるさ精神で生きています。精神安定剤はココア。主にブログとインスタを中心にマンガを投稿中。
2023年02月16日現在7歳の娘が生後4カ月のころ、ママ友4人とその子どもたちでママ友宅に集まり、ホットプレートでたこ焼きを作っていました。あるママ友の子どもが危ないことをしようとした瞬間、わが子を注意したママ友の行動に私はびっくりしてしまって……。ママ友たちとたこ焼きパーティーその日集まったママ友の子どもたちの年齢はさまざまで、私の娘と同じように1歳未満の子もいれば、2歳、4歳と少し大きな子もいました。私は娘をママ友に借りたマットに寝かせ、みんなと材料やお皿などを準備。ホットプレートのスイッチを入れ、たこ焼きを焼いていると、ママ友の子どもで当時2歳のAくんが近づいてきました。 ホットプレートが珍しくて気になるのかな?と見ていると、テーブルへ手を伸ばそうとするAくん。「Aくん危ないよー」とみんなで声をかけたのですが、そのまま手は熱々のホットプレートへ伸び……。するとAくんのママが、「だめ!」と手をつかみました。そして、Aくんの手をバシッとたたいたのです。 気まずい空気が流れて…たたかれてすぐに泣いてしまい、そのままテーブルから離れていったAくん。私は、「結構強めにたたいていたな、痛そう……」とAくんを見てつらい気持ちになりました。Aくんへのママ友の対応について誰も何も言わなかったものの、それまでより静かになり、なんとなく気まずい空気に……。 すると集まっていた家の家主である別のママ友が、「危ないから場所を変えようか」とホットプレートをリビングの低いテーブルから、子どもの手が届かないダイニングテーブルへ移動。おかげでやけどの心配もなくなり、無事にみんなで楽しくおいしいたこ焼きを食べることができました。 たたくって普通のことなの?私の娘はまだ寝返りもしない時期だったので、子どもが歩けるくらい大きくなると気を付けることもたくさん増えるんだな、とママ友たちとの集まりで学ばせてもらいました。しかし、危ないことを注意したり叱ったりするのはわかるのですが、「子どもの手をたたく」ということにかなり驚いた私。Aくんのママは温厚で、怒っているところを見たことがなかったため、なおさらその衝撃は大きなものでした。 しかしそこで「いくら危ないからって、たたかなくても……」などとママ友の育児に口を出すのもおかしいと思い、私は何も言わず、それまでと変わらず、Aくんのママに接することにしました。 子どもが大きくなった今も、私は子どもをたたくということはしていません。危ないことをしようとしたときも、言葉や表情、態度で伝えようと考え子育てしてきました。Aくんママとは引っ越しで疎遠になりましたが、育児にはそれぞれの考え方や方針があるのだなと、改めて考えさせられた出来事でした。 著者:斉藤 ひかり7歳女児、4歳男児の母。転勤族。結婚前に音楽業界で働いていた経験を生かし、主に音楽・エンタメ・子育て関連の記事を執筆中。
2023年02月15日どんなにかわいいわが子でも、家事や仕事で忙しいときに「見て見て!」攻撃をされるとイライラしてしまいますよね。毎回子どもにしっかり向き合って、じっくりと見てあげることは難しいもの。スムーズに日常生活を送るためには「ちょっと待って」「あとでね」と聞き流してしまうのも仕方ありません。そもそも、なぜ子どもは親に「見て見て!」とアピールしてくるのか。そして、親としてはどのように対応するのがベストなのでしょうか。今回は、子どもの「見て見て攻撃」についてじっくり考えていきます。見て見てアピールをする理由は「〇〇欲求」子どもが親に「見て見て!」とアピールするのには、ちゃんと理由があります。見て見てアピールをする理由1:承認の欲求千葉大学教育学部附属小学校元教諭の松尾英明氏によると、その理由のひとつは「承認の欲求」なのだそう。みなさんも子どもの頃、自分が頑張ったことやよくできていることを認めてほしい、ほめてほしい、と思って親にアピールしたことがあるはずです。この場合、親から「よく頑張ったね!」「すごい!」「上手だね!」という言葉をもらうことが目的であり、しっかりほめてもらえると満足します。また、けがをしたときに傷を見せたがるのも、「痛かったね」と共感してなぐさめてほしい気持ちや、「よく泣かなかったね」と我慢した自分を認めてほしい気持ちが根底にあるとのこと。見て見てアピールをする理由2:安全の欲求松尾氏は、子どもの見て見てアピールの理由として、「安全の欲求」も挙げています。たとえば、鉄棒や滑り台などで「やるから見てて!」と言うのは、相手(親)を信頼しているからこそ、安全を保証されたことにより思いきって取り組めるのです。この安全の保障は、子どもにとって何よりも心強いこと。松尾氏は「大人はただ見ているだけでも、これが重要」と話します。「見て!」と言われたということは、子どもから信頼されている、認められていることの証なのです。見て見てアピールをする理由3:寂しさ・不安そして「欲求」以外の理由として考えられるのは、「寂しさ」や「不安」です。メディアでも活躍中のカリスマ保育士・てぃ先生は、「最近パパ・ママが忙しいとか、下の子に手がかかって自分に対する愛情が確認できないといったとき、その不安や寂しさから『見て見て』が続くパターンがある」と指摘しています。この場合、どんなにその場で見てあげても、ほめてあげても、何度も同じことを繰り返すケースがあるのだそうです。なぜなら、子どもの目的は「ほめられること」ではなく、「自分のことを見てほしい、もっと自分にかまってほしい」ことだから。寂しさを埋めて心を満たしてあげるには、その場の対応だけでは不十分なのかもしれません。見て見てアピールは「意欲の一種」でもある!「ほめてほしい」「安心感がほしい」「かまってほしい」などの欲求が理由の、見て見てアピール。では、「見て見て!」とアピールすることは、よくないことなのでしょうか?東京学芸大学附属世田谷小学校教諭の沼田晶弘氏は、別の見方をしています。少し悪いイメージを抱かれがちな「承認欲求」ですが、沼田氏は「いまの自分とは違う力を身につけて、より高い別のステージへ行くための意欲の一種と捉えれば、悪いことではない」と述べています。決してマイナスなものではなく、むしろ「意欲の一種」としてとらえているのです。さらに沼田氏は、「『見て見て』という思いが、前向きに努力や工夫をすることにつながるのなら、見て見て欲にも利用価値がありそう」とポジティブに受け止めてほしいとアドバイス。承認欲求を “ちょっと” 満たしてあげたり、 “前よりも” 満たしてあげたりすることを繰り返せば、結果的に大きな成果をもたらすこともあると述べています。大人でも、SNSで「いいね!」の数が増えれば、「ちょっと満たされる状態」になりますよね。その蓄積が、もっと頑張ろうというやる気にもつながります。それは子どもでも同じ。「見て見て欲」をうまくコントロールすれば、勉強やスポーツを頑張る後押しをしてくれるでしょう。子どもの「見て見て!」アピールへの対処法最後に、いままさにこの瞬間、子どもの「見て見て攻撃」に悩まされている親御さんに向けて、いくつか対処法を提案します。ぜひ参考にしてくださいね。対処法1:ほんの数秒「見る」『決定版 ママ、言わないで!子どもが自信を失う言葉66』(学研プラス)著者で子育てNGワード専門家の曽田照子氏によると、子どもの「見て」に対応するだけならば、ほんの数秒、長くても数分ですむケースがほとんどなのだそう。ですから、「洗い物などをしていて手が離せなくても、子どもが絵を見せてきたら、できればその場ですぐに『見せて!』と興味をもって接するのが理想」とのこと。また曽田氏は、後回しにするべきではない理由として、「『あとで』と後回しにされることが多い子どもは、『自分は大切にされていない』と不安にかられてしまう。そうなると(いずれ)親に話すことをしなくなってしまう」と述べています。前述したように、「見て!」と言われたということは、子どもから信頼されている、認められていることの証。だからこそ、面倒がらずに「来た来た」と思って、可能なかぎり温かい目で見てあげましょう。対処法2:「〇分だけ待って」と伝える『子どもの心を “荒らす親” ・ “整える親” 感情コントロールができる子に育てる』(PHP研究所)の著者で武蔵丘短期大学元教授の河井英子氏も同様に、「親の事情もあるが、できるだけ『あとで』は言わないほうがいい」と話します。子どもは「いま」「ここで」見てもらいたいのに、「あとで」と言われてしまうと、高揚した気持ちは急速にしぼみ、せっかくのやる気も失せてしまうから。どうしても手が離せない場合には、「5分だけ待って」と具体的な時間を提示して、必ずその約束通りに見てあげることを心がけましょう。対処法3:子どもの視線の先を追う一方、その場で見てあげれば満足してくれる子とは違い、先に述べたような「寂しさ」や「不安」から「見て見てアピール」をしてくる子には、どのように対応すればいいのでしょうか。前出のてぃ先生は、「1日5分でいいので、その子の視線の先を追ってみる、ということをやってみて」とアドバイス。子どもの様子をじっと観察するのは、普段なら心に余裕があるときや、「いたずらしないかな?」「おりこうにしてるかな?」と心配しているときくらいかもしれませんね。ですが、何気ない日常の中で、ほんの5分でも「ただ子どもの様子を見る」時間があることが、とても重要なのです。てぃ先生によると、「(寂しさや不安から)見て見てアピールをする子は、1日のなかで『ママ何しているかな』『パパどこにいるかな』と、ちらちら大人の様子を何回も確認している」のだと言います。このように、子どもが親の様子をちらちら確認しているとき、親が子どもの視線の先を追っていれば、バチっと目が合うのだそう。その瞬間、子どもは「あ、ママこっち見てくれた」「パパはぼくのことちゃんと見てくれている」と安心するのです。1日たった5分だけでも、毎日必ずパパやママと目が合えば、子どもは「自分は大切にされている」と感じ、不安や寂しさが少しずつ払拭されていくのだそう。その結果、過剰な「見て見てアピール」は減っていくと、てぃ先生は話していますよ。***「親から認められたりほめられたりすることは、子どもにとってかけがえのない喜びをもたらし、自己肯定感を高め、ますますやる気を高める」と河井氏は述べます。「見て見て攻撃」が毎日続くと、「忙しいのに」「手が離せないのに」とうんざりすることもあるでしょう。しかし、子どもはあっという間に成長します。思春期に差しかかると、会話すらそっけなくなってしまい、「小さい頃はあんなに『見て見て!』って言ってくれたのに……」と少し寂しい気持ちになるかもしれませんね。永遠に続くわけではない「見て見て攻撃」。「見て見て!」は「わが子のやる気がアップする言葉」だと思えば、ちょっと嬉しくなりませんか?(参考)MAG2NEWS|子供の「ねー見て!ねー見て!」攻撃には深い心理があったダイヤモンドオンライン|【「踊る!さんま御殿!!」出演で話題】カリスマ保育士てぃ先生が実証!子どもの「見て見てアピール」解決法東洋経済オンライン|小学生の学びに見えた承認欲求との付き合い方PHPのびのび子育て 2020年10月号, PHP研究所.PHPのびのび子育て 2020年10月特別増刊号, PHP研究所.PHPのびのび子育て 2021年6月特別増刊号, PHP研究所.河井英子(2012),『子どもの心を“荒らす親”・“整える親”感情コントロールができる子に育てる』, PHP研究所.
2023年02月14日念願の新築を建て、2歳の娘みちるちゃんと夫、3人で暮らす新田みやこさん。高校の時の同級生で、双子のママ・あさ子さんとの新築トラブル体験談です。みやこさんの新築祝いに来たあさ子は、預ける予定だった双子の子どもたちを無断で連れてきたにもかかわらず、自由に動き回る子どもたちを独自の“叱らない育児”として注意しません。テレビの近くで双子たちがおもちゃを取り合っていると、テレビの横にある大きなスピーカーに体が当たって、スピーカーが落下! 子どもに怪我はなかったものの、床には大きな傷が……! みやこさんがショックを受ける傍ら、あさ子は何事もなかったかのようにスピーカーを元の場所に戻し、帰り支度を始めました。 謝らないあさ子に怒りが収まらないみやこさんが弁償するように迫ると、「この床新築のくせに弱いね〜?あんま良くないハウスメーカーなんじゃない?」と、なぜか上から目線で話し始めて……?! ママ友に弁償を迫るとまさかの反応を…!? 子どもたちが床を傷つけたのにもかかわらず、なぜかみやこさんに対してバカにした物言いをするあさ子。 そんなあさ子を見て、みやこさんはみちるの出産祝いで来たときに双子たちがおもちゃを壊しかけた際にも「(おもちゃが)弱いね」とあさ子に言われたことを思い出しました。 「新築でテンション上がっちゃって、良いスピーカー買っちゃったのかもだけどさ〜。正直、小さい子いるなら、いずれはこういうこと起きてたと思うよ〜?」 あさ子は謝りもせず、みやこさんに責任転嫁する始末。これにはみやこさんも黙っていられません。 「そもそもだよ? 最初子どもたち連れて来ないって言ってたじゃん。約束破ったのはあさ子でしょ!? 連絡しないで子どもたち連れてきて、まったく見ることもしないで床傷つけて……母親として、大人として、まずは謝るのが先でしょう!?」 「子どもたちだってわざとやったわけじゃないのに弁償なんて! そっちこそ大人としてどうなの!?」 2人が言い争っていると、りくくんが話しかけてきました。 「ご、ごめんなさい。ぼく、みーちゃんと一緒におもちゃで遊びたくて」 「ダメなことしたらごめんねしないとダメなんだよ! 先生が言ってた」 謝って、おもちゃを取り合っていた訳を話すりくくん。謝らないとダメだよと言う、たっくん。 「5歳の子だって謝ってるのに……」 みやこさんがそう言いながらあさ子を見ると、あさ子は恥ずかしさのあまり顔を赤らめ、わなわな震えるのでした。 いずれは子どもによってスピーカーを落とされるトラブルが起きていたはず、というあさ子。しかし、みやこさんは子どもが来ない予定だったためにスピーカーを出したままにしていました。子連れでの来訪が事前にわかっていれば、あるいはみちるちゃんが大きくなったときには、みやこさんは何らかの策を講じていたでしょう。 さらに床を傷つけてしまったことを謝らないどころか、みやこさんに逆ギレするあさ子……。子どもが謝る姿を見て、反省してしっかり親らしく謝るところを見せて欲しいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター あおばワーママで2児の母。毎日なんとかなるさ精神で生きています。精神安定剤はココア。主にブログとインスタを中心にマンガを投稿中。
2023年02月14日念願の新築を建て、2歳の娘みちるちゃんと夫、3人で暮らす新田みやこさん。高校の時の同級生で、双子のママ・あさ子さんとの新築トラブル体験談です。みやこさんの新築祝いに来たあさ子は、夫に預けるといっていた双子の子どもたちを無断で連れてきてしまいました。仕方なく家に上げると、あさ子が新築祝いとして持ってきたチョコアイスを食べ歩きしながら、案内していない部屋へズカズカ入る子どもたち。あさ子は2年前と変わらず、独自の“叱らない育児”で子どもたちを注意しません。 呆れたみやこさんが「帰って」と言っても、なかなか帰ろうとしないあさ子。そんな話し合いをしていると、テレビの近くで双子たちによるおもちゃを取り合いが始まってしまいました。 すると、たっくんの体がテレビの横にある大きなスピーカーに当たり、スピーカーが落下! たっくんに怪我はなかったものの、床には大きな傷ができてしまって……!? ママ友に弁償を迫るとまさかの反応を…!? スピーカーが落下してできた床の大きな傷を見て、ショックを受けるみやこさん。 一方のあさ子は、「うん! スピーカは大丈夫そう〜! スピーカーここに置いとくね」と何事もなかったかのように、スピーカーを元の場所に戻しました。 「それじゃあ、みやこに帰ってって言われたから帰るね」 「待てや」 この状況で帰ろうとするあさ子……肩をつかみ、引き止めるみやこさん。 「あそこの床どうなってる?」「やだみやこ〜こわいっ」 ごまかそうとするあさ子に対し「いいから言って!」と、みやこさんが促すと、「床がちょっとへこんじゃってる……かな?」 床の傷の大きさをごまかそうとしてきました。 「ちょっとじゃないでしょ!? えぐれてるんだけど!」 怒りが収まらないみやこさんは続けて、「まだ建てて2カ月も経ってないのよ!? 弁償して!」 あさこに弁償するよう迫りますが、「はぁ〜じゃあ私も言わせてもらうけどさー。この床新築のくせに弱いね〜? あんまり良くないハウスメーカーなんじゃない?」 と、なぜか上から目線で話し始め、愕然としてしまいます。 いくら帰宅を促されても、居座り続けたあさ子。しかし、いざ子どもたちがトラブルを起こすと、そそくさと帰ろうとしています。さらに、床の傷の大きさもごまかそうとしたうえに謝りもせず、自分から弁償を申し出ないどころか、みやこさんの家の造りやハウスメーカーがよくないとバカにしてきました。 この展開、前にも同じようななことがありましたね……。2年前、ママになりたてのみやこさんに育児のアドバイスを求めてきたあさ子でしたが、まったく変わっていないようです……。 著者:マンガ家・イラストレーター あおばワーママで2児の母。毎日なんとかなるさ精神で生きています。精神安定剤はココア。主にブログとインスタを中心にマンガを投稿中。
2023年02月13日念願の新築を建て、2歳の娘みちるちゃんと夫、3人で暮らす新田みやこさん。高校の時の同級生で、双子のママ・あさ子さんとの新築トラブル体験談です。2年前、出産祝いに来た友人・あさ子とその家族の非常識すぎる行動に呆れ、一度はあさ子と絶縁を覚悟したものの、お互いの育児の考えかたを伝えあい、絶縁せずに済んだ二人。 その後、みやこさんの新築祝いに来たあさ子は、当日連絡なしで双子連れて来てしまいました。2年前、双子に家を汚され、おもちゃを壊され大変な思いをした悪夢が蘇ります……。 「こぼさないで」と伝えても、床にチョコアイスをこぼして汚し、それをあろうことかみやこさんのせいにするあさ子。さらに、双子がアイス片手に隣の部屋までうろつき、床を汚し、勝手に押し入れを開けています。 「正直言うと、非常識だよ!」と注意すると、「なんで昔からひどい言い方ばっかりなの!」と逆ギレ。「早く帰って」と何度伝えても、帰ろうとしません。そして、恐れていた事件が起こってしまいます……。 双子が勝手に押し入れを開け、おもちゃの取り合いを始めて…?! 隣の部屋の押し入れを勝手に開けて、みちるちゃんがお気に入りの大事なおもちゃを出してきた双子たち。自分が先に遊ぶんだと、取り合いを始めてしまいました。 ヒートアップする二人のいるテレビの近くには、大きなスピーカーが……! 「2人ともそこ危ないよ! こっち来て!」 みやこさんが大声で注意するも、おもちゃの取り合いを止めない二人。 ガタッ! ガツッ……!!!たっくんがぶつかり、スピーカーが棚から落下! 「もう、二人とも何やってんの~? でも怪我もなくてよかったねぇ」 たっくんに怪我はないようでホッと一安心。でも、相変わらず子どもたちを注意しなかったあさ子は、みやこさんへ謝ることなくヘラヘラ笑っています。しかし、「よかった」なんてことはなく、新築のリビングの床には大きな傷跡が……! 震えるみやこさん。あれだけ注意したのに帰らず、ついには新築を傷つけたあさ子親子。しっかり反省してほしいものです。 著者:マンガ家・イラストレーター あおばワーママで2児の母。毎日なんとかなるさ精神で生きています。精神安定剤はココア。主にブログとインスタを中心にマンガを投稿中。
2023年02月12日念願の新築を建て、2歳の娘みちるちゃんと夫、3人で暮らす新田みやこさん。高校の時の同級生で、双子のママ・あさ子さんとの新築トラブル体験談です。2年前、出産祝いに来た友人・あさ子とその家族の非常識すぎる行動に呆れ、一度はあさ子と絶縁を覚悟したものの、お互いの育児の考えかたを伝えあい、絶縁せずに済んだ二人。 その後、みやこさんの新築祝いに来たあさ子は、当日連絡なしで双子連れて来てしまいました。2年前、双子に家を汚され、おもちゃを壊され大変な思いをした悪夢が蘇ります……。 おもちゃを隠していなかったみやこさんは、壊れやすそうなおもちゃを急きょ押し入れに隠しましたが、みちるちゃんが一番気に入っているおもちゃをあさ子の息子に取られてしまいました。あさ子は相変わらず、子どもたちを叱ろうとしません。 さらに、よりによって汚しそうなチョコアイスを持参して勝手に冷凍庫に入れていて、みやこさんが目を離した隙に、床にこぼしていました。 非常識な行動ばかりの親子に、「2年前に縁を切らなかった私がばかだった」と後悔するみやこさん。あさ子に逆ギレされてしまって……?! 非常識すぎる!注意すると謎の言いがかりをつけられて v リビングに戻ると、チョコアイスを床にこぼして拭いているあさ子が。しかも、双子たちはアイスを片手に、隣の部屋に行って、押し入れを勝手に開けています。 「正直言うと、非常識だよ!」 みやこさんが注意すると、「なんで昔からひどい言い方ばっかりなの! チョコアイスこぼしたのだって、みやこのせいでもあるでしょ!」と謎すぎる言いがかりをつけてきました。 みやこさんがウダウダ言っていたせいでこぼれた、いつもはほとんどこぼさないから、絶対にみやこのせい!と言い張るあさ子に、絶句するしかありません。 「2人にテーブルで食べるように言った?」 「一応言ったけど私の言うこと聞かないし、私も食べてたからずっと見てるなんて無理だし~」 もう何を言っても無駄だと判断したみやこさんは、さっさと帰ってもらおうと「お帰りください」と帰宅を促しますが、あさ子は「せっかく来てまだ1時間しか経ってないのに、ひどくない?」と帰ろうとしません。 わが子がチョコアイスを片手に家の中で食べ歩き、勝手に人の家の押し入れを開ける非常識行動をしていても、やっぱり叱らないあさ子。そんなあさ子自身が、その非常識さに気づいていないことがすべての元凶と言えます。家にいればいるほど、問題を起こす迷惑なトラブルメイカー親子。これ以上、何事もなく帰ってもらえるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター あおばワーママで2児の母。毎日なんとかなるさ精神で生きています。精神安定剤はココア。主にブログとインスタを中心にマンガを投稿中。
2023年02月11日念願の新築を建て、2歳の娘みちるちゃんと夫、3人で暮らす新田みやこさん。高校の時の同級生で、双子のママ・あさ子さんとの新築トラブル体験談です。みやこさんの出産祝いに来た友人・あさ子とその家族の非常識すぎる行動に呆れ、一度はあさ子と絶縁を覚悟したものの、お互いの育児の考えかたを伝えあい、絶縁せずに済んだ二人。 その後2年間、たまに会うなどして交流を続けていましたが、みやこさんの新築祝いに家へ行きたいとあさ子から連絡が。双子は旦那さんに預けて来るという話でしたが、あさ子は当日、連絡なしで双子連れて来てしまいました。2年前、双子に家を汚され、おもちゃを壊され大変な思いをした悪夢が蘇ります……。 おもちゃを隠していなかったみやこさんは、壊れやすそうなおもちゃを急きょ押し入れに隠しましたが、みちるちゃんが一番気に入っているおもちゃをあさ子の息子に取られてしまいました。 返すようにあさ子に伝えたものの、「みやこから言ってくれない? そのほうが言うこと聞いてくれると思う~」と相変わらず人任せな様子。自分の子どもにしっかり注意してほしいと伝えたのに、以前とまったく変わっていません。 おもちゃを取り返したらすぐに帰ってもらおうと、「お菓子食べる人?!」と食べ物で釣る作戦を実行すると、あさ子はなぜか勝手に冷蔵庫を開け始めて……?! こぼしたら困るって言ったのに……! あさ子は冷蔵庫を勝手に開けて「冷蔵庫借りてた~アイス買って来たんだよー」と言い、チョコアイスを取り出しました。勝手に人の家の冷蔵庫を開けるなんて……みやこさんは苛立ちが募ります。 「チョコアイス食べるー!」 「ここで食べるの? 床や壁にこぼしたら困るんだけど」 「大丈夫だよぉ。この子たち、5歳だよ? こぼさないように気をつければいいでしょ? みちるちゃんのほうがこぼしそうじゃんね~」 そう言って、チョコアイスを子どもたちに与えるあさ子。よりによって、子どもたちが汚しそうなチョコアイス……2歳のみちるちゃんがまだ食べられないお土産のチョイス…… 「2年前に縁を切らなかった私がばかだった」 心の中で後悔をつぶやく、みやこさん。「アイス食べたら帰って!」と伝え、みちるちゃんのおむつを替えて「急げ急げ……何事もありませんように!」と祈る気持ちでリビングに戻ってくると、なんと床の汚れを拭いているあさ子の姿が……! 「大丈夫! 今拭いてるから~」と謝りもしないあさ子の態度に、みやこさんは怒り爆発! 子どものマナー違反を注意しないあさ子に、あれだけ「叱ることの大切さ」を伝えたのに、久しぶりに会った親子は相変わらず非常識な行動ばかり。 新築のきれいな家を汚されるのは、誰だって苛立ってしまいますよね。嵐のようにやってきた親子……災難が早く去っていくといいのですが……。 著者:マンガ家・イラストレーター あおばワーママで2児の母。毎日なんとかなるさ精神で生きています。精神安定剤はココア。主にブログとインスタを中心にマンガを投稿中。
2023年02月10日念願の新築を建て、2歳の娘みちるちゃんと夫、3人で暮らす新田みやこさん。高校の時の同級生で、双子のママ・あさ子さんとの新築トラブル体験談です。みやこさんの出産祝いに来た友人・あさ子とその家族の非常識すぎる行動に呆れ、一度はあさ子と絶縁を覚悟したものの、お互いの育児の考えかたを伝えあい、絶縁せずに済んだ二人。 その後2年間、たまに3人で会うなどして交流を続けていましたが、みやこさんの新築祝いに家へ行きたいとあさ子から連絡が。双子は旦那さんに預けて来るので連れてこないという話でしたが、あさ子は連絡なしで連れて来てしました。 しかも全員ずぶ濡れ! タオルを渡すとあさ子は自分だけ拭き、ビショビショの子どもたちは玄関を水浸しにしています……。2年前、双子に家を汚され、おもちゃを壊され大変な思いをした悪夢が蘇る……! 急に双子連れで訪問!おもちゃを取った息子を注意しなくて…… < 連絡なしで双子を連れてきたので、おもちゃを隠していなかったみやこさんは、壊れやすそうなおもちゃを急きょ押し入れに押し込みましたが、みちるちゃんが一番気に入っているおもちゃをあさ子の息子に取られてしまいました。 おもちゃを返すよう、あさ子に伝えますが「みやこから言ってくれない? そのほうが言うこと聞いてくれると思う~」と相変わらず人任せな様子。自分の子どもにしっかり注意してほしいと伝えたのに、以前とまったく変わっていません。 「たっくん、そのおもちゃ、みちるの一番大事なおもちゃなんだ。返してもらっていいかな?」 みやこさんが聞くと、「やだ!」とおもちゃを両手で抱えて、みちるちゃんと取り合いになってしまいました。このままじゃ、また大切なおもちゃを壊されちゃう……! 「お菓子食べる人ー?」 おもちゃを取り返したら、すぐに帰ってもらおうと、食べ物で釣る作戦を実行!なんとかおもちゃを壊される前に回収できたみやこさん。久しぶりに会ったあさ子は、やはり自分の子どもたちを注意していない様子。子どもとあさ子が長居するのを避けたいみやこさんの思いは、あさ子親子に伝わるのでしょうか。前回のトラウマが、どうか繰り返されませんように……。 著者:マンガ家・イラストレーター あおばワーママで2児の母。毎日なんとかなるさ精神で生きています。精神安定剤はココア。主にブログとインスタを中心にマンガを投稿中。
2023年02月09日いつも子どもたちが「じいじ、ばあばと遊びたい!」と言うと、快く遊んでくれる義父母。義父母と子どもたちが楽しく過ごしている時間はうれしくて、ありがたい気持ちでいっぱい。しかし、ひとつ気になることが。義母は子どもたちと遊んだら、一緒にお片づけまでしてくれるのですが、義父はというと……。 義父と息子が過ごす楽しい時間義父が仕事から帰ってくると、息子はすぐに「じいじ、遊ぼうー!」と言ってじいじの腕を引っ張ってリビングに連れていきます。なんでもさせてくれるやさしいじいじなので、息子も楽しいのでしょう。 息子は義父に戦いごっこやボール遊び、ブロック遊びなど、いろいろなことをお願いして、ケラケラ笑いながら遊んでいます。息子がじいじと楽しそうに遊ぶ姿はほほえましいですし、夕方の忙しい時間や夕食後に子どもの面倒を見てもらえることはありがたく、助かっていました。 お片づけになると逃げる義父夕食前やお風呂までの時間を楽しく過ごした義父と息子に、いよいよお片づけの時間を告げるときがきます。私が「もうお片づけをし始めてー」と言うと、義父はそそくさと自室に戻っていくのです。すると、息子は逃げていく義父を追いかけることが楽しくなり、片づけることを忘れてしまいます。 しばらくしてもう一度、義父と息子に声をかけますが、義父は息子に「◯◯ちゃん、お片づけしないといけないよー」と言うだけ。息子の教育のためにも、義父に最後の片づけまで一緒におこなってほしいのですが……。結局、息子だけを呼んで、私と2人で散乱したおもちゃを片づけることが毎回でした。 孫のひと言で義父に変化が!?義父は毎回のように一緒にお片づけをしてくれることはなく、ついに息子も「じいじはなんでお片づけしないの?」と聞いてくるようになりました。夫から義父にお願いするように頼んでも、「父さんは片づけられない人だから」と言うだけ。それでは子どもたちに示しがつきません。 ある日、いつものように義父と息子が遊んで、私がダメ元でお片づけをするように伝えると、案の定、義父は逃げてしまい、息子は義父を追いかけていました。私が諦めかけていたとき、娘が義父の自室に向かって「じいじ! ◯◯ちゃんとお片づけして!」と言ったのです。義父は苦笑いしながら戻ってきて、その日は初めて息子と娘も一緒に、みんなでお片づけをしてくれました。 娘のひと言をきっかけに、義父は孫たちと遊んだあと、毎回ではないですが、一緒にお片づけをしてくれるようになりました。子どもたちもじいじにおもちゃをしまう場所を教えるなどして、楽しみながらお片づけをしています。たまに孫から注意される義父ではありますが、子どもたちにやさしく接してくれる義父の存在には感謝です。 著者:松村まや2016年生まれの女の子、2018年生まれの男の子の2児の毋で、職業はフリーライター。夫と子ども2人との4人暮らし。趣味は好きな音楽を聴くことや、休日に家族でおいしいテイクアウトグルメを見つけること。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年02月08日念願の新築を建て、2歳の娘みちるちゃんと夫、3人で暮らす新田みやこさん。高校の時の同級生で、双子のママ・あさ子さんとの新築トラブル体験談です。みやこさんの出産祝いに来た友人・あさ子とその家族の非常識すぎる行動に呆れ、あさ子の連絡先をブロックしたのに、後日状況を知らない友人・さえ菜があさ子を家に連れて来てしまいました。 『叱らない育児』は「子どもが何をしても叱らなくていい」と誤解し、公共の場で子どもが騒いでも、迷惑をかけても注意しないあさ子。 叱らない育児は『子どもをただ放っておく育児方法』じゃないこと、命の危険がある行動は強く叱ったほうがいいと思っていることなどをあさ子に伝え、一旦その場は縁を切ることなく終了。2年間、たまに会ったりして交流を続けていました。 その後、みやこさんが新築を建てたということで、あさ子が遊びに来たいと連絡が。以前家に双子が来た際、暴れたりおもちゃを壊されたりした嫌な思い出が蘇ります。双子を連れてこないという話でしたが、当日……!? え、なんで?あさ子が無断で双子を連れてきた! 約束の土曜日、あさ子だけ来ると思っていたら、まさかの双子連れ! 「旦那が仕事になっちゃったから~」と連絡なしで連れて来てしました。しかも全員ずぶ濡れ! 玄関でタオルを渡すと、あさ子は子どもではなく自分だけ拭いていて、ビショビショの子どもたちは玄関を水浸しにしています……。 子どもを叱らないことをポリシーにしていたあさ子と、イタズラ放題の双子たち。この3人が揃って新築に来てしまった! 突然子どもを連れて行くことになったのであれば、事前に一言、断っておくのが礼儀だと思いますが、そこはあさ子。連絡一つ入れることなく訪問してしまいます。悪い予感しかしませんね。以前のように、物を壊されたり、娘に危害を加えられたりしないといいのですが……。 著者:マンガ家・イラストレーター あおばワーママで2児の母。毎日なんとかなるさ精神で生きています。精神安定剤はココア。主にブログとインスタを中心にマンガを投稿中。
2023年02月08日念願の新築を建て、2歳の娘みちるちゃんと夫、3人で暮らす新田みやこさん。高校の時の同級生で、双子のママ・あさ子さんとの新築トラブル体験談です。みやこさんの出産祝いに来た友人・あさ子とその家族の非常識すぎる行動に呆れ、あさ子の連絡先をブロックしたのに、後日状況を知らない友人・さえ菜があさ子を家に連れて来てしまいました。 『叱らない育児』は「子どもが何をしても叱らなくていい」と誤解し、公共の場で子どもが騒いでも、迷惑をかけても注意しないあさ子。みやこさんは、これからも友人関係を続けるなら、ある「条件」を守ってほしいと言います。 「子どもたちが他の子に、遊んでたおもちゃを取られたり、叩かれて大泣きしても、その子のお母さんが我関せずで、何もしなかったらどう思う?」 「何それ! そんなこと子どもたちにされたら許せない!」 「でもそれ、同じようなこと、あんた南さんにやってたから」 ここまで言われて、ようやく自分がしてきたことに気づいたあさ子。しかし「でも叱らない育児が……」と言い訳するあさ子に、みやこさんは……? 育児において「叱る」ことは不可欠……そう伝えると 「叱らない育児は『子どもをただ放っておく育児方法』じゃないよ」 「私個人の意見としては、ケガしたり、させられたり、命の危険がある行動は強く叱ったほうがいいと思う。子どもが間違った行動をしているのに、何もしないのは、放置しているのと変わらない」 「それでもやっぱり大切なのは、周りの人への配慮や振る舞いだと思うの」 みやこさんは、『叱らない育児』を否定するわけではなく、あさ子のやり方や考え方が間違っていることを丁寧に説明し、伝えました。「でも」「だって」と言い訳を繰り返すあさ子に、みやこさんの思いは伝わるのでしょうか。伝わらないようでは、ここで友人関係は終了です。 子育てでは人に迷惑をかけてしまうことがあります。子どもは親の思い通りにコントロールできないので、泣いたり騒いだりしてしまうことももちろんあります。でもそのとき、周りの人たちへ配慮ができるかどうか。きちんとした対応ができるかは親次第。あさ子もそのことに気づけるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター あおばワーママで2児の母。毎日なんとかなるさ精神で生きています。精神安定剤はココア。主にブログとインスタを中心にマンガを投稿中。
2023年02月07日念願の新築を建て、2歳の娘みちるちゃんと夫、3人で暮らす新田みやこさん。高校の時の同級生で、双子のママ・あさ子さんとの新築トラブル体験談です。みやこさんの新築祝いに来た友人・あさ子とその家族の非常識すぎる行動に呆れ、あさ子の連絡先をブロックしたのに、後日状況を知らない友人・さえ菜があさ子を家に連れて来てしまいました。 子どもが何をしても叱らない理由は『叱らない育児』を実践しているからだというあさ子。「子どもが何をしても叱らなくていい」育児法だと誤解し、公共の場で子どもが騒いでも迷惑をかけても注意しません。 「ダメなとことかあればできるだけ直すからお願い!」 みやこさんは、これからも友人でいるなら、ある「条件」を守ってほしいと言います。それにはまず、あさ子自身が間違いに気づく必要があります。 「そんなことされたら許せない!」あんた、同じことやってるよ 「公共の場では一般的なルールがある。子どもと一緒にいたら、それを守れない時があるけど、大切なのは周りの人を思いやる気持ちや態度だよ」 そう前置きしたうえで、あさ子にハッキリ伝えます。 「児童館で会った南さんは、タイミングが合わないんじゃない。高確率で避けられてる。なんでだと思う?」 「うちの子がうるさいから?」 「子どもたちが他の子に、遊んでたおもちゃを取られたり、叩かれて大泣きしても、その子のお母さんが我関せずで、何もしなかったらどう思う?」 やはり何もわかっていなかったあさ子。みやこさんの質問に、「何それ! そんなこと子どもたちにされたら許せない!」と答えます。 「でもそれ、同じようなこと、あんた南さんにやってたから」 ここまで言われて、ようやく自分がしてきた過ちに気づいたあさ子。しかし「でも叱らない育児が……」と言い訳するのでした。ママさんに避けられていることにも気づかず、子どもを叱らない、子どもが迷惑をかけても知らんぷりという育児を続けているようでは、友人関係を続けてくれる人はいなくなってしまいそうです。 著者:マンガ家・イラストレーター あおばワーママで2児の母。毎日なんとかなるさ精神で生きています。精神安定剤はココア。主にブログとインスタを中心にマンガを投稿中。
2023年02月06日ムスメちゃんとオコメちゃん
うちの家族、個性の塊です
夫婦・子育ていまむかし