子育て情報『その育児ちょっと古いかも…良かれと思ってやっているじぃじ・ばぁばのNG子育てとは!?』

2022年7月28日 18:00

その育児ちょっと古いかも…良かれと思ってやっているじぃじ・ばぁばのNG子育てとは!?

助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、じぃじ・ばぁばの良かれと思ってやっているけど、ちょっと困った孫のお世話について教えてくれました。じぃじ・ばぁばのサポートはとてもありがたいものだけど…実は困っているママやパパもいるのかも!?

育児をサポートしてくれる祖父母はとてもありがたい存在ですが、時には祖父母との育児の方法などの違いに悩んでしまうこともあるかと思います。

今回は、やりがちだけど今では推奨されていない育児についてのお話です。

お風呂上がりは白湯をあげて水分補給しないといけない!?

祖父母世代では、お風呂あがりに水分補給が必要なために、白湯を飲ませるという指導がありました。

今はお風呂上がりは白湯ではなく、母乳かミルクをあげてくださいと説明しています。今は生後6カ月未満の赤ちゃんには、母乳やミルク以外の水分補給は推奨されていません。それ以降であっても、白湯よりも母乳やミルクの水分補給の方が身体にとりこみやすいといわれています。また、栄養のない白湯を飲んでしまうことで、必要な母乳やミルクが飲めなくなってしまうというリスクもあります。


昭和55年ごろの離乳食の基本は、離乳食開始5カ月ごろではあるが、生後4カ月ごろから果汁をあげると良いとされており、早期から母乳やミルク以外の水分(お茶や果汁など)を与える習慣もあったと考えられます。このことから、現代でも「お風呂上がりに白湯を飲ませなくていいの?」という祖父母もいて、困っているママもいるかもしれませんが、そんな時には「今はミルクや母乳が推奨されている」ことをしっかりと伝えてみましょう。

抱っこしすぎると、抱き癖がつく!?

新生児から月齢が浅い時期は、布団に寝かせようとすると泣いてしまうので、長時間抱っこで過ごすことも多くあります。抱っこをしていると、祖父母より「抱き癖がつくから少し泣かせておいたら?」と言われることもあるようです。

祖父母世代では、抱き癖がつかないように泣いてもすぐに抱っこしないようにしている場合もありました。

今は抱き癖がつくというのは考えず、泣いたら赤ちゃんの欲求に合わせて抱っこしてあげることも必要といわれています。赤ちゃんは、泣くことで不快や寂しさ、欲求を周りに伝えて、それに適時対応してもらえることを通して、安心感や基本的な信頼関係を築いていくといわれています。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.