義姉「ご祝儀は53円で十分よw」兄「渡した30万は?」兄の登場にうろたえる義姉。ご祝儀の行方は?
兄夫婦の結婚祝いに、大奮発して20万円の最新コーヒーメーカーを贈った私。「もらった分だけ私たちもお祝いを贈るから、結婚するときは期待していて」と、兄の奥さん、つまり義姉と約束を交わしたのでした。そして、私もついに結婚することに。兄夫婦とは良好な関係を築いていると思っていた私ですが――?
義姉に入籍の報告をした私。「結婚おめでとう!」という祝いの言葉に続けて、「お祝いはあげられないの。私たちに何かねだるのは絶対にやめてほしいんだ」と義姉はいきなり私の結婚祝いについて話し始めました。
私の結婚祝いは…ナシ!?
兄夫婦が結婚した当時、大学生だった私。義姉にねだられるまま、20万円もするコーヒーメーカーをあげました。
そのときに「あなたが結婚するときには同じだけ返すから」と義姉に言われたので、兄夫婦からの結婚祝いには私も少なからず期待していたのです。
義姉は、「家計が厳しいんだから仕方ないじゃない!無理なものは無理!」とのこと。もちろん、お祝いは気持ちが大事だということは私自身も理解しています。しかし、約束を違えられたことにはモヤモヤしてしまいました。
翌日――。
兄から「結婚祝いは最新のオーブンレンジがいいかな?」と連絡が。義姉から「家計が厳しい」と聞いていた私は、兄に「無理しなくていいよ」「お祝いは余裕ができたときで大丈夫だから」と伝えます。
すると、兄はきょとん。
「妹に心配されるような生活はしてないぞ」と言う兄に、昨日の義姉とのやり取りを伝えると、「もしかして……」と思い当たる節がある様子。
不況のあおりを受けて、一時的に兄の会社の業績は悪化。とはいっても、ボーナス額が1人あたり1万円下がった程度だそう。今では業績も戻り、今後のボーナス額にも期待できる状況のようです。
しかし、義姉は大騒ぎ。ご近所さんやママ友に「貧乏になったから助けてくれ」と言って回っているそうです。お古の服や野菜のおすそ分けをしつこくねだり、兄が止めても聞かない様子。
義姉の暴走っぷりを聞いて、私は思わず兄に同情しました。
しかし、兄は「こっちの問題はこっちでなんとかするよ」と朗らかに笑うのでした。
ご祝儀は53(ゴミ)円
結婚式当日――。