連載記事:どならない子育て特集
どならない子育ての練習(2) 「ごはんを集中して食べられない子」への処方せん(どならない子育て特集 Vol.4)
伝わらないと親がしんどくなるだけ
「あと、
『なんで〇〇するの!』」というのもわかりにくいです。『なんで着替えないの!』『なんでお茶をこぼすの!』というやつですね。」(伊藤さん)
一応、質問というかたちはとっているが、皮肉や責めることが目的であって、理由を聞く気がない。子どもが理由を答えようと「だって」と言うと、即座に「だってじゃないでしょ!」とカウンターが飛ぶ。嗚呼、ありがちすぎる!!!
「パターン2とパターン3は、
直接はっきりと言わず、言外の意図を察しなさいというわかりにくい表現です。そんな質問をするのなら、率直に『横は向かずに前を向いて食べてね』と
シンプルに言ったほうがよっぽど伝わりやすくて楽です。伝わらないと親がしんどくなるだけです。」(伊藤さん)
はぁ……。今まで私は何をやっていたのだろう? という気になってくる。気を取り直して、次回は、「出がけ前なのに遊び続ける子」に対して、「どならない子育て練習法」を使うとどんなアプローチになるのか? 具体的な実例で検証をしていきます。
(楢戸ひかる)
「どならない子育てについて、もっと、知りたい!」と思った人は
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どならない子育て
(著者:伊藤徳馬/ディスカヴァー・トゥエンティワン) 定価:1,300円(税別)