2015年12月3日 04:15|ウーマンエキサイト

あなたの子どもはどっちのタイプ? 「図鑑型」or「物語型」(「幸せ力」の育て方 Vol.7)

「幸せ力」の育て方

「幸せ力」の育て方

自分の子どもが大人になったとき、「勉強はできるけれど、就職できない」「就職したけれど、仕事がつらくて病気になりそう」「収入は高いけれど、友だちがいなくて孤独」などという状態にはなってほしくありません…

子どもの気持ちに寄り添った育児をするために、知っておいたほうがいいお話があります。
子どもの発達心理について研究を行っている内田伸子先生に、詳しく伺いました。

「図鑑型」「物語型」どちらのタイプかによって、子どもが持つ興味が違います。

© - Fotolia.com


生まれて初めてロボットを見た赤ちゃんの反応は

「生後10ヵ月の赤ちゃんとお母さん100組に、大学のプレイルームに来てもらい、
赤ちゃんに犬型ロボットのアイボを見せるという実験をしました。
すると、初めはどの赤ちゃんも、びっくりしてアイボを見ていました」

ただし、その後の反応は2つに分かれたそうです。

「62名の赤ちゃんは、不安そうに『これ何?』という表情をして、お母さんの顔を見ました。
これは『問い合わせ(社会的参照)』という赤ちゃんの行動です」

親の表情を手がかりにして、情報を得ようとしているのですね。

「残りの38名は、お母さんのところに近寄るのですが、目はアイボに釘付け。

赤ちゃんは、『おもしろそう!』という好奇心いっぱいの表情をしていました」

8ヵ月後、同じ実験をしてみた結果

この時の赤ちゃんたちが1歳半になったとき、違うタイプの犬型ロボットで同じ実験をしたそうです。
すると、おもしろい結果になりました。

「生後10ヵ月のときに問い合わせをした62名の赤ちゃんたちは、1歳半になってもまた問い合わせをしたのです。
そして、残りの38名はまたも、お母さんに近寄りつつも目はロボットに釘付けでした」

どうやら「気質」や「性格」は、赤ちゃんの頃からある程度決まっているようです。


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