子育て情報『9月1日、新学期。子どもたちは親の想像以上に追いつめられている』

9月1日、新学期。子どもたちは親の想像以上に追いつめられている


娘が学校に行かなくなった

9月1日、新学期。子どもたちは親の想像以上に追いつめられているの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10186008131

一見普通に学校に通っているように見える子ども。でも、人間関係がうまくいかない、いじめにあっている、授業についていけない、部活がつらい、進路に不安があるなど、隠れた悩みを持っているかもしれません。

特に発達障害のある子どもは、特に心が繊細で学校という場に潜む問題にいち早く気づくようです。発達障害に理解のない先生から適切な支援を受けられず、つらい状態で頑張って学校に通う子どもも多いでしょう。

アスペルガー症候群のある私の娘は、「どうしてみんなは先生の言うことを聞かないのか」、「どうしてケンカばかりするのか」、「なぜ先生はケンカや言うことを聞かない子を放置するのか」といった学校の問題に悩み、心を痛めていました。

そして学校という場になじめなくなり、力尽きるように行けなくなってしまいました。

今回は、不登校になってしまった娘と私の夏休みについてお話します。



夏休みの終わりに娘が出したSOSサイン

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私の娘は不登校になってから7年が経ちます。

娘が学校に行かなくなったばかりのころは、「本当は怠けているだけなのではないか?」「頑張れば行けるようになるのではないか?」と考えていた時期がありました。

夏休みの終わりごろは特に、「新学期になれば娘は学校に通うのではないか」と期待する自分がいました。今思うと、これは無意識のうちに娘へのプレッシャーになっていたでしょう。

不登校の娘も、「新学期になったら行かなくちゃ」と親の期待に応えようと苦しんでいたと思います。

学校へ行かない娘にとって、夏休みはやっと来た休暇であり、ホッとできる期間でした。でも2学期がいよいよ始まるという夏休みの終盤は、娘はとてもストレスを抱えていたようです。
例えば娘は、

・宿題をやっていない
・気力がない、腹痛や頭痛がよく起こる、体調不良を訴える
・夜に眠れず昼間に寝てしまい、昼夜逆転生活になる
・身なりに構わなくなる
・視線を合わせない

といったSOSサインを出していました。夏休みが終わることにおびえていたのです。

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