子育て情報『家庭内暴力とは?息子・娘が親に暴力をふるう理由・原因、解決方法や相談先を紹介します』

2017年2月15日 21:00

家庭内暴力とは?息子・娘が親に暴力をふるう理由・原因、解決方法や相談先を紹介します

イライラや不安、悲しみ、憎しみなどといったネガティブな感情が湧き出てきて、それを抑えることができなくなったとき、感情の鬱積(うっせき)が暴力となって現れるのです。

家庭内暴力をふるう子どもの心理としては、だめな自分のやりきれなさを暴れることによって発散しようという気持ちと、そのような自分をつくった親に対する反抗という、二つの側面があります。

ほとんどの場合、外でおとなしくて家族にだけ暴力をふるう子どもは、「暴力が悪いことだ」とは自分でも理解しています。なので、「本当は暴力をふるいたくない。でもやってしまう」という罪悪感に苦しんでしまうことも珍しくありません。暴力行為をどんなに繰り返してもモヤモヤした感じが残ってスッキリしないのは、罪悪感から自己嫌悪に陥ってしまうからなのです。

暴力をふるうことで自らも傷つき、暴力をふるう自分が許しがたく、しかしそのような「許せない自分」を育てたのはやはり両親なのだ、という自責と他責の悪循環に苦しんでいる場合があるのです。

http://is2.sss.fukushima-u.ac.jp/fks-db/txt/60000.kiyou/kiyou_042/pdf/00022.pdf
参考:「研究紀要第42号 教育相談における心理検査の活用」福島県教育センター


家庭内暴力の解決を目指すうえで親が持つべき心構え

家庭内暴力とは?息子・娘が親に暴力をふるう理由・原因、解決方法や相談先を紹介しますの画像
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=30703000015

家庭内暴力は様々な偶然などにより、どんな家族にも起こりえます。
だからこそ、暴力が起こってしまったときや、起こりそうになったときの対応策が重要となります。本章では、家庭内暴力の根本的な解決を目指すうえで重要となるであろう、5つの「心構え」を紹介します。

『暴力は親に向かう』では問題解決に向かううえでの5つの心構えとして以下のようなポイントが挙げられています。

1. 現実逃避をしない
2. 過去の話はしない
3. いたずらに悲観しない
4. 「特効薬」を求めない
5. 「リスクのない解決策はない」ことを知る

これらのポイントをそれぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 現実逃避をしない
子どもが家庭内暴力をふるう前段階として、ひきこもりがちになるケースがあります。そうやって子どもがつまずいてひきこもり始めたときや暴力をふるい始めたときに、根拠のない楽観論にすがって、子どものひきこもりを放置したり子どもの暴力を受容してしまうのは、解決を目指すうえでは得策でないといえます。

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