2017年2月15日 21:00
家庭内暴力とは?息子・娘が親に暴力をふるう理由・原因、解決方法や相談先を紹介します
また、ときには世代間の考え方の違いが意見の違いをもたらし、その表面化が子どもの親不信の引き金となることもあるようです。
http://is2.sss.fukushima-u.ac.jp/fks-db/txt/60000.kiyou/kiyou_042/pdf/00022.pdf
参考:「研究紀要第42号 教育相談における心理検査の活用」福島県教育センター
家庭内暴力の原因
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10445000023
家庭内暴力は、様々な要素が複雑に絡み合って起きるため原因の特定は困難であるといえます。
親の育て方が悪かったという見方をされがちですが、そうとは言い切れないこともあります。なぜなら、家庭内暴力の原因には社会的な要因、心的外傷、精神疾患などといった、親にはどうしようもないさまざまな要素が複雑に関連している可能性があるからです。
親への反発が暴力を誘発しているケースが存在するのは事実ですが、だからといって親がそもそもの原因であるとする考え方は解決を図る上で有効ではありません。本章では、以上に挙げた社会的影響・心的外傷・精神疾患といった家庭内暴力の原因となりうる3つの要素を解説します。
・都市化社会における対人関係の疎遠
・両親の離婚・共働き・転勤などによる家族間の感情的交流の希薄化
・インターネット・スマートフォンの普及による過剰刺激・暴力シーンへのアクセスの簡易化
・受験競争や立身出世志向
など、社会的な影響が要因となり家庭内暴力へと結びつくことがあります。
・親に虐待された
・学校でいじめられた
・事故に遭った
・進学に失敗した
というような経験を通して得た親への反抗・復讐心、恐怖心、挫折感などの感情が家庭内暴力へとつながってしまうことがあります。
家庭内暴力は統合失調症、強迫性障害、精神遅滞、広汎性発達障害、多動性障害などさまざまな精神疾患が背景にあることが少なくありません。次章ではそれらの中でも主な例を紹介します。
家庭内暴力と二次障害ー精神疾患や発達障害との関連は?
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10610002389
行為障害・素行障害(Conduct Disorder)