2017年3月29日 11:00
障害児の母である私が、障”害”という表記を使い続ける理由
私が「障害」という漢字表記を使う理由
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28115000111
最近ではいろいろなメディアや個人の意向によって「しょうがい」という単語の表記が様々です。
スタンダードに「障害」であったり、または「害」の字に抵抗があるとのことで「障がい」または「障碍」と表記されたり…。「障がい」や「障碍」を使う方は特に、それぞれに思いや考え、配慮が詰まっているのだと感じます。
ちなみにこの発達ナビが「障害」と表記するのにはこんな理由があるそうです。
障害児の表記について
当ホームページでは、「障がい児」を「障害児」と表記しています。
「障がい児」という表記の場合、音声ブラウザやスクリーン・リーダー等で読み上げる際、「さわりがいじ」と読み上げられてしまう場合がございます。
そのため、「障害児」という表記で統一をしています。
https://h-navi.jp/handicap
私は基本的に「障害」という表記を使います。
それには、一応こんな理由があります。
・「障がい」という書き方がなんだかビジュアル的にアンバランスで「がい」だけ妙に目立つから
・「障害」は当事者にあるものではなく、当事者と社会の間にあると感じるから。つまり障害の「害」が当事者を指すとは考えていないから。
・ちょこっと文字を書き換えるだけで「障害」という単語のイヤな雰囲気からは逃れられない、そして単語の一部を変えることでは結局何も変わらないから。
特に私が強く思うのは3つ目の理由です。「障害」であろうが「障がい」であろうが「障碍」であろうが、「しょうがい」という言葉にはなんだかネガティブな響きがするように私は感じてしまいます。その原因はなんなのでしょうか。
「障害」という言葉そのものに、ネガティブな響きがあるのはなぜだろう
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11021007102
なんとなくいやな響きがする理由の一つとして多くあげられるのが、やはり「害」という漢字の影響力でしょう。
だからこそ、「害という字を使わないで」という意見が生まれているのだと思います。
しかし私はそれだけではない気がしています。結局は、「障害」