2017年3月21日 16:00
発達障害の息子へのいじめを目撃。叩かれた息子が取った行動は…
ようやく注意が届き、一連の行為は治まりました。
しかし驚いたことに、息子はまだその女の子たちと遊ぼうとしています。
遊びがエスカレートし、いつの間にか暴力を受けていたり、命が危険にさらされているということに気がついていないのです。
息子はどうすれば「嫌なことをされている」ことに気づいて、逃げることができるだろう
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161017472
女の子の行為にも問題はあります。しかし、刺激を受けて喜んでいる息子の様子が、行為をエスカレートさせてしまったという側面も見逃してはいけないのだと思います。
決して「いじめられる方にも原因がある」という意見を受け入れているわけではありません。
発達障害やその疑いのあるお子さまを抱える小学生のお母さん方から、「周囲から自分の子どもがいじめられていると報告を受けて、自分の子どもに話を聞いてみても『遊んでいるだけ』という返事ばかり」「トイレやロッカーに閉じ込められたり、殴ったりされても笑っている」という話を何度も聞いてきました。
そのたびに、子どもが「自分が今どういうことをされているのか」という視点を持つことは、とても大切なことだと思うようになったのです。
息子の場合も、「いじめ」が始まる前段階で、「こいつは何をしてもいい奴だ」という認識が周囲に行き渡ってしまうのを阻止する必要があります。そのためには、ADHD要素の強い息子の「刺激を受けると無条件に喜ぶ」という部分に何らかの働きかけをしていかなければならないと思いました。
ではどうすれば、「嫌な事をされている」ということに気づき、行為がエスカレートする前にその場から逃げたり、毅然とした態度でNOが言えるようになるのでしょうか。
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11017015458
家に戻ってから、息子と話をしてみました。
私「今日、水泳教室で女の子と遊んでいたね」
息子「うん!ビート板をね、取られたの。返してって言っても返してくれないんだよ~」
私「頭も叩かれてたね」
息子「バンバンってね、二人でやるから逃げたんだけど追いかけてくるんだよ~」
私「水に潜って出られなかったでしょ?」