子育て情報『発達障害の息子へのいじめを目撃。叩かれた息子が取った行動は…』

2017年3月21日 16:00

発達障害の息子へのいじめを目撃。叩かれた息子が取った行動は…

息子「そうそう!僕が逃げられないように邪魔するんだよ~」

息子はあくまでも「遊んでいた」としか認識していないようで、のんびりと楽しそうに話しています。

私「あのね、叩かれて痛くなかった?」

息子「もちろん、痛いに決まってるよ」

私「息が出来なくて苦しくなかった?」

息子「そりゃ苦しいよ!いっぱい体を動かしたけど出れなくてさ~」

私「あのね、あなたは自分の大切な人に痛いことや苦しいことをする?」

息子「え、そんなの絶対にしないよ?」

私「そうだよね。でも今日はずっとそんなことをされてたでしょ?」

息子「うん、そうだよ。あれ?おかしいね?」

私「それはね、遊んでるって言わないんだよ。あなたはずっと嫌なことをされていたんだけど、わかる?」

息子「そうなの?だからやめてって言ってもやめてくれなかったの?」

私「そうだね。お友だちっていうのはね、あなたのことをちゃんと大切にしてくれる人だと思うの。痛いことや苦しいことをしてくる人はお友だちじゃないよ。すぐに離れないとダメだよ」

息子「逃げても追いかけてきたら?」

私「そんな時はね、周りの人や大人に助けを求めてるんだよ。
プールの場合だったら、プールサイドに上がって先生を呼びなさい。どこかの道だったら、知らない人にでもいいから『助けて』って言ってごらん?ずっとママが助けてあげられたらいいけど、そうじゃない時もあるでしょ?自分の身は自分で守る練習をしていかないとね!」

息子「わかった!今度から痛いことと苦しいことをする人からは逃げたらいいのね?」


母親の私が、今の息子に伝えられること

発達障害の息子へのいじめを目撃。叩かれた息子が取った行動は…の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161008970
たった一度の話し合いで、息子が刺激を受けて喜ぶのを止められるとは思っていません。これからも他の子どもたちからの悪ふざけを、喜んで受け取ってしまうことがあるかもしれません。

「強い刺激を受けて喜ぶ」というのは脳の構造の問題で、幼い息子がそれを理性でコントロールできるはずがないからです。

それでも今、私が親として息子に伝えられることは何だろう。息が出来ずに水中でもがいている息子を何度も思いだし、胸が張り裂けそうになりながら考えました。

「あの時、君はいじめられていたんだよ」

私は息子にそうはっきりと伝えました。

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