2017年4月4日 11:00
大音量は苦手…でも映画館に行きたい!凸凹姉弟、挑戦の行方は?
と頻繁に言うようになりました。
これは大きな成長の証。
映画館で映画を楽しむために払う犠牲が大きすぎることは、子どもたち自身もよく分かっています。その上で、どうしても行ってみたい!という気持ちが湧いてきたお陰で、苦手なことに挑戦するチャンスがやって来たのです。
さらにこれは、親の方から「頑張ってみなさい」と声掛けをされたのではなく、子どもたちが自ら挑戦すると決めたことです。強いストレスを感じると出やすくなる娘のチック症状にも変化はなく、自分から進んであれこれ対策を練って楽しみにしています。
子どもたちが考えた対策は以下の3つです。
・ 大きな音が出ると覚悟しておく
・ 光が眩しい時は目を閉じて音だけ聞く
・ 暗くなっても怖い人は絶対に来ないと念じる
これに加えて私から、
・怖い!危ない!もうダメ!と思っても、『きっとハッピーエンドだから大丈夫』って自分に言い聞かせよう
・怖くなったらいつでもママの手を握っていい
・席を立ちたくなったら、いつでも一緒に退席する
ということも伝えました。
こんな準備を進めながら、とうとう映画を見に行く日がやってきました。どちらか1人が退席する可能性を考慮して、主人にも一緒に来てもらいます。
準備は万端、いざ家族で映画館へ!その結果は…
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11044014960
ただでさえ人混みが苦手な子どもたち。負担を少しでも軽くするために、春休みに入る前の平日に映画鑑賞に出かけると、とても空いていて座席も選び放題でした。
発達障害があるお子さまの映画デビューを考えていらっしゃる方の中で、幼稚園や小学校を休むことにあまり抵抗のない方は、長期休暇中ではない平日の朝かお昼(お子さまが疲れていらっしゃらない時間帯)にチャレンジされても良いかも知れませんね。前後のお客様から離れた席を選択すれば、盛り上がったところで少し声を上げてしまったりしても、映画の大音響にかき消されます。あまり迷惑にはならないはずですし、退席もしやすいと思います。
緊張と不安と喜びで始まる前からテンションがおかしかった子どもたち。
さて、最後まで映画を見られるのでしょうか…?
鑑賞中、息子はずっと私の手をすごい力で握り締めていました。
娘もずっと張りつめていたのでしょう。