2017年4月29日 13:00
理学療法士(PT)とは?理学療法士の仕事内容や資格は?理学療法の受け方や発達障害の人への支援内容は?
運動機能の低下を招いた原因は問われません。(けが、病気、高齢など)
■身体機能に障害がある方
以下のような病気によって日常生活において必要な動作が難しい人が対象となります。
・骨折・外傷…手足、脊髄の骨折や腰痛、四肢の切断など物理的に身体を動かすことが難しい状態にある方
・呼吸・心臓…肺炎などの呼吸器疾患や、心筋梗塞などの心疾患によって呼吸に困難を抱える方
・中枢神経…脳卒中やパーキンソン病など、身体の麻痺や動作能力に障害がある方
・その他…糖尿病、メタボリックシンドロームなどから、専門家の指導が必要とする方
■高齢期の方
高齢や術後の体力低下によって身体機能に障害がある方、近い将来に介護が必要となることが予測される方、自宅にこもりきりになりがちな方など。
■発達時期に障害がある子ども
診断の有無に拘わらず、運動発達に遅れが見られるお子さんが対象となります。たとえば寝返り、ハイハイや歩行など、日常生活で使われる基本動作が苦手なお子さんなどが当てはまります。
このほかにもパフォーマンスの向上を目指す運動選手など、幅広い人々に対してサービスを提供しています。
理学療法士が支援する期間
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10230003006
急性期とは、手術の直後や発症早期で病状が不安定なときのことを指します。病状の安定や症状の回復を目指し、リスク管理を行いながら理学療法を行います。
この時期に行われる理学療法には、麻痺に対する治療や、痛み治療などがあります。またその後の順調な回復につなげるため、杖や装具の使い方の指導も行います。
回復期とは、病気やけがの状態が安定したときのことを指します。この時期は理学療法を積極的に行える時期でもあり、社会参加や社会復帰を目的とし、医療専門職がチームとなってリハビリテーションを行います。
生活期とは、自宅や施設においてその人らしい生き方をサポートする時期です。回復期から獲得してきた能力の維持・向上を目指します。豊かな生活を支援するため、暮らしやすい生活の調整や家族に対する介助方法のアドバイス、社会参加のサポートなども行っています。
理学療法士のサービスを受けるには?
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28194000265
理学療法士によるサービスは、病院、診療所、老人保険施設、老人ホームなどの介護保険関連施設において受けることができます。