子育て情報『発達障害の男の子、思春期はどんな時期?変化の内容や大人の関わり方のポイントを解説!』

2018年7月15日 11:00

発達障害の男の子、思春期はどんな時期?変化の内容や大人の関わり方のポイントを解説!

社会的な役割に変化が出てくることで「自分は一人の人間なんだ」という自意識が芽生えます。また、第二次性徴による体の変化に伴い「異性」「同性」という概念をより意識することで恋愛感情が生まれます。

このような変化を受け、子どもの心は複雑になっていきます。心が複雑になることで、自分の中では扱いきれないテーマや感情を抱えるようになることも増え、精神が不安定になったり、イライラを覚えたりするのです。

発達障害がある子どもの場合、このような変化に認知の特性が加わることで、極端な感情を持ったり、行動にうつしてしまうことがあるかもしれません。

自分の内外における変化の複雑性に耐え切れず、不安定になっている点が思春期の特徴です。

ライフステージが上がるごとに、社会から与えられる役割はより複雑になります。

例えば、以前なら許されていたわがままも「もう大きいんだから我慢しなさい」と、とがめられたり、他人、特に異性である女性との距離感を調節する必要が出てきたりします。


このように、年齢、性別、自身の性格によって社会的な役割が複雑になっていくことを認識し、それに見合った行動を取ることが求められるのです。


男の子の思春期、困りごとは?男女差や個人差はある?

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161010264

思春期は、自立心の芽生えから自己主張が強くなり、大人の指示に対して反発することが目立ちはじめます。

思春期の男の子を育てる保護者からは「人間関係、家庭内での暴言・態度ゲーム・ネットへの依存」などにまつわる悩みが多くあげられています。

発達ナビの「みんなのアンケート」でも、男の子の思春期についてさまざまな悩みや不安が寄せられました。

https://h-navi.jp/selective_surveys/145
みんなのアンケート

第二次性徴による心と体の成熟のスピードなどはそれぞれ異なります。

心と体の成熟スピードのアンバランスさから困難を感じている場合もあります。体は大きく成長しているのに心は幼い場合や、体の成長に対して心がませている場合もあります。

男女差だけでなく、子どもに起きているトラブルの背景に何があるのかを、保護者や支援者はしっかりと見極め、無理をさせすぎないよう留意しながら年齢相応な行動ができるよう、対応していく必要があります。

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