2019年4月22日 07:00
小学5年生で気づいた…!発達障害の娘、中学をどこで過ごすかが高校受験や将来の進路にも影響する?【わが家の進路選択 Vol.1】
小5なのに、もう中学校のことを考えるの?
娘が小学5年生の秋のことです。その頃娘は、通常学級に在籍していましたが、主治医から「小学校卒業後の進路についてどう考えているか」と問われたのです。
Upload By 荒木まち子
それまでわが家では、毎年度末に「来年は通常学級にするか?特別支援級にするか?」ということを、本人も含めた家族で話し合って決めていました。
そのため、主治医からこの話をされた当初は「まだ小5なのに、今から中学校のことを考えるなんて早すぎるのでは?」と思ったのです。
でも…よく考えてみると、すぐに「決める」というのではなく、早いうちから「調べて」「考えておく」ことは、娘の将来の選択肢を広げる上で確かに大切なことかもしれないと思うようになりました。
発達障害の子どもの進路は「分からないこと」だらけ!
この出来事をきっかけに、発達障害がある娘の進路についてあれこれ考えてみました。すると、たくさんの疑問が浮かんできたのです。
・中学校から特別支援学級に入級すると、特別支援学校高等部しか選べないの?
・知的・身体障害がない場合、中学で特別支援学級に通っていても、特別支援学校高等部には入れないの?
・特別支援学級に在籍していても公立高校を受験できるの?(内申書はどうなるの?)
・地元の中学校に進学しない場合、その他の選択肢は、私立中学やフリースクールになるの?
・高校ではなくフリースクールに進学する場合、高校卒業資格は取れる?取れない学校もあるの?
・高校卒業後の進路ってどうなるんだろう?
考えれば考えるほど、疑問は増していきます。
そして小学校卒業後に通う中学校を決めることは、その先の高校や、さらに先の進路にも影響してくるのだということに気づきました。
娘がこれからどう成長していくのかはまだイメージできないけれど、とりあえずどうなっても対応できるように、たくさん情報を集めよう。そして選ぶのは子ども自身だとしても、親がある程度は情報整理しておくようにしよう。
私は、そう考えるようになったのです。
いざ、情報収集スタート!
当時娘は小学校の通常学級に在籍していたため、障害のある子どもに配慮された中学や高校の情報は入手することが難しく、自分たちで積極的に調べて探すしかありませんでした。そこで、娘の学習支援とSST(ソーシャルスキル・トレーニング)