子育て情報『自閉症息子、入学直前に小学校から電話!ドキリとした母に提案されたのはーーうれしかった特別支援学級の先生の思い【スクールカウンセラーのアドバイスも】』

2023年3月14日 06:15

自閉症息子、入学直前に小学校から電話!ドキリとした母に提案されたのはーーうれしかった特別支援学級の先生の思い【スクールカウンセラーのアドバイスも】

であることを伝えると、練習しましょうかという話が出てくることはあると思います。また、保護者の方から、お子さんの特性を説明して、「可能なら、入学式の会場ができあがったあとで、子どもと体育館を見せていただけないか」と聞いてみると、承諾してもらえることもあるように思います。担任の先生を事前に伝える(事前に会う)ことは難しいことも多いかと思いますが、会場を見ること、当日使用するトイレを下見すること、1年生の教室のフロアをさらっと見せていただくことなどはできることがあると思います(※最終的には学校の判断なのでできない場合もあるかもしれませんが…)。

先生方も、お子さんや保護者の方にとって小学校の入学式が一生に一度しかない特別なものであることはよく分かっていらっしゃり、入学式がよき一日となり、そこから始まる新生活へ弾みをつけてほしいと願っているように思います。ご心配な方は4月の頭までの間で、小学校に面談や相談をしてみてもいいかもしれません(ただし、繰り返しますが、できるかどうかは小学校の判断になります。さまざまな事情で受け入れが困難な場合もあるので、それも含みおいてお問合せをしてみていただければと思います)。

コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。


神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。

ASD(自閉スペクトラム症)

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