子育て情報『失敗から学ばない思春期自閉症娘、自己肯定感を大切に育てたことが裏目に!?メモを取らない「こだわり」は変えられる?』

2023年4月5日 14:15

失敗から学ばない思春期自閉症娘、自己肯定感を大切に育てたことが裏目に!?メモを取らない「こだわり」は変えられる?

娘は長い期間、
聞く→忘れる→激しく反省する→アドバイス→無視→聞く→忘れる…
という流れを何度も繰り返しました。

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その間私は、何度もイライラし、なんで!?と、娘の特性そのものを責めそうになりました。

過剰に反省しながらも、自己肯定感の高い娘。「私ならそんなに自分を追い詰めるほどの失敗したら、自信がなくなるけどな・・・」と、自己肯定感が低すぎる私は、娘の行動がまったく理解できませんでした。


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いつまで私はこのことを娘に言い続けなければならないのか…
モヤモヤした日々が続きましたが、とうとうある日、メモをとるようになったのです!
そのお話はまた別のコラムで書けたらと思います。

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執筆/SAKURA

(監修:鈴木先生より)
自己肯定感の低い神経発達症のお子さんが多い中、親御さんに「あなたの良さがある」と育てられた娘さんは幸せだと思います。一般的にはASDのお子さんは視覚優位と言われていますが、聞いたことを忘れるのは言語性が高くないか不注意が多いかのどちらかが多いです。詳しく知りたい場合はIQテストやADHDのチェックをすることで分かることも多いので専門の医師に相談することをおすすめします。ADHDの場合はメモしてもそれすら見ないことが多く、周りから責められて自尊心が低下していきます。せっかく自己肯定感が高く育ってもASD以外の併存疾患で負のループに陥ってしまうお子さんもいますので、気になる場合は主治医に相談をしてみましょう。無限のループも原因が分かれば無限でなくなり、出口が見えてくるはずです。

コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。
現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)

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