もやしっ子でも問題ナシ? 子どもの“生命力”を感じるエピソード集
事後に複数のテレビ局などが「大和君の歩いた道を実際に歩いてみる」という企画をやっていましたが、そのルートは熊の生息エリア で、足を踏み外すと転落する危険性のある沢も複数あったようです。
大和君自身の歩き続ける逞しさ、精神力、強運さ、自衛隊の施設でじっと救援を待った選択の正しさ、たくさんの要素が重なってのうれしい奇跡でした。
●(7)『無脳症』の赤ちゃんは確かに生きた! 両親の愛に包まれた数年の奇跡
先天的に大脳が欠落している『無脳症』 の赤ちゃん。
脳がないことから出産しても生きられないことが多く、ほとんどのご両親が出産をあきらめる中、ごくひと握りの“産む選択”をしたご両親がいました。
アメリカのニコラス君は3年、ビトリア・デ・クリストちゃんは2年半、無脳症の赤ちゃんとして産まれ、短い人生を生きました。
75%が死産、残り25%は無事出産できても1週間以内に死亡するケースがほとんどという微かな望みの中で、生きられただけでも奇跡的。
ニコラス君の母・シーナさんはこんなコメントを残しています。
『ただ、眉から上が無いだけ。
私たちのかわいい子どもであることに変わりはありません。そしてニコラスは奇跡を起こしています。おっぱいも吸うことができない脳の無い子どもが、私たちに微笑むようになったのです 』
わずか数年の人生というのは想像するだけでも切ないですが、もしかしたら本人もご家族も、ものすごく幸福だったのかもしれません。
●ママに聞く! わが子が起こした奇跡3選
いかがでしたか?個人的には無脳症の赤ちゃんのエピソードに一番感動してしまいました。
さらに、ぐっと身近な「子どもの生命力エピソード」をいくつかご紹介します。
●(a)なぜそんなに強い? 笑っちゃうほど免疫力抜群のわが子
『現在小5の息子を、0歳から職場の託児室に預けて看護師の仕事をしてきました。
託児室ではインフルエンザ、ノロウイルスなどさまざまな感染症が蔓延(まんえん)することがあり、多くの親がハラハラしながら預けるのですが、うちの子は数えるほどしか流行中の病気に感染したことがありません。ときにはほぼ全員が感染して託児室が一時閉鎖になったときも、ただ1人生き残っていました(笑) 。
大きくなった今は、ちょっと昭和の匂いがするガキ大将。いいのか悪いのか……』(北海道在住34歳看護師・1児のママさん)