くらし情報『小林直己「それはもう刺激的でした」ハリウッドデビューを語る』

2019年12月9日 21:00

小林直己「それはもう刺激的でした」ハリウッドデビューを語る

小林:トレーニングを始める前までは、アメリカのマクドナルドで「Dr Pepper」が通じないレベルでしたから(笑)。でも、役者としての可能性を広げるために英語は必要だと思ったし、その頃30歳を過ぎたあたりだったので、「今を逃すと、もう二度とやらないだろう」という気がしていて。それに当時はグループのみんながソロ活動で忙しくしている中、僕だけ個人の仕事が本当になかったんです。自分はメンバーの隣に立っていていいのか…。そう考えた時、英語をメインにしゃべっているメンバーがその時いなかったから、習得すれば自分の武器になるかもしれない、と。でも、やるなら世界一を目指すぐらいまで突き詰めるのが、EXILE TRIBEのやり方。それを途中で投げ出したら、ここを辞めるのも同然。そんな覚悟で始めたんです。
あれから3年ほど経ちましたが、この作品で10 月にロンドン映画祭に参加した時は、通訳なしで20社ぐらいのインタビューに答えました。

多国籍な意見が交わる現場。それはもう刺激的な体験!
――今作では語学もさることながら、禎司の揺らぎのある表情など、その演技にも引き込まれました。

小林:禎司は、自分なりの価値観を持っていて、どちらかというと器用なタイプではない。

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