2020年4月2日 20:20
良い未来に転がる!…実はピンとくるだけじゃない「直感力の磨き方」 #31
今では誰もが知る大企業のアップルですが、巨大コンピューターが一部の機械マニアだけに愛されていたころ、「ノートみたいに薄くて軽くて、家電みたいに洗練されたデザインで。家計簿をつけたり絵を描いたり、誰でも使えるコンピューターを販売して世界を変える」とひらめいたジョブズが、天才エンジニアの親友を口説き落として、物語は父親のガレージから始まりました(2)。
ジョブズ自身、自分で作った会社を追放されるなど、さまざまな局面を迎えるのがビジネス世界です。それを生き抜いた彼の直感スタイルは、大学を中退してインドを放浪したことがきっかけ。インドの田舎で暮らす人たちが理性的な考えよりも直感に従う姿に衝撃を受けて、大きな決断の際にも直感の力を信頼するようになりました(1)。
また世界的成功者として有名な、お騒がせパリスのおじいちゃん、ヒルトンホテルチェーンの創業者のコンラッド・ヒルトンも直感力で成功した人物と知られています。その逸話のひとつから、競売中のシカゴのホテルを16万5,000ドルで入札したコンラッド。彼の直感が「金額が低すぎる」と言って、ベッドの中で胸騒ぎがしました。そこで思い切って直感に従って、翌朝新たに18万ドルとして入札します。