2020年10月2日 21:00
生々しい!?… 「心がざわつく」全裸少年フィギュアをあの巨匠が制作!
このような作品は、どう解釈したらいいのでしょう?わからないときに役立つのが音声ガイドです。同展では、自分のスマホに音声ガイドをダウンロードして聞くことができます。(税込¥500)
作品解説だけでなく、アーティスト本人のインタビューも収録されている豪華版。さっそく村上さんの話を聞いてみると、《マイ・ロンサム・カウボーイ》のような性をデフォルメした作品は、日本美術の「浮世絵」とも関係があるとのこと。詳しくは、ぜひ会場で作品を見ながら音声ガイドを聞いてみてください。
割れたガラスと石が…
次の展示室に入ると、一転して静かな雰囲気に様変わり。韓国で生まれ日本で活動しているアーティスト、李禹煥(リ・ウファン)の絵画と立体作品が展示されています。
割れたガラスの上に大きな石が置いてある作品《関係項》は、初期につくられた代表作のひとつ。
木や石など素材そのものを提示する「もの派」と呼ばれる芸術動向の思想が現れた作品です。
ありていにいえば、単に物体が置いてあるだけなのですが、何か静かに訴えてくるものがあり、村上作品とは違う意味で心がざわつきます。
ふたりの個性派作家の作品を見たあとは、アーカイブ展示のコーナーへ。