“多部ちゃん”の愛称で知られる多部未華子さんに、外出自粛期間中の過ごし方など、プライベートな話を聞きました。
20代後半の女性は仕事に、結婚に悩む、そんな時期です。
――ドラマ『これは経費で落ちません!』や『私の家政夫ナギサさん』など、最近は等身大の女性を演じることが多いですが、いわゆる“アラサー”世代を演じる面白さをどこに感じますか?
多部:20代後半に感じる、仕事に対する向き合い方とか、これからの人生どうしていくのか、変わるなら今しかないんじゃないか…という女性特有の焦りや思いはわかります。“ナギサさん”で言えば、仕事が順調でどんどん大事な仕事を任されるようになり、任されたら断れないメイはバリバリ仕事をするけれど、周りには結婚していく人もいて。本当にこれでいいのかな、って思いながらも仕事にはやりがいを感じるし…という葛藤には、わかるわかる、と思いながら演じていました。20代後半って、女性はそういう時期なんでしょうね。私も27~28歳ぐらいの時はまさにそう。今は仕事が楽しいけど結婚もしたい、でも旅行もしたいから結婚なんてしていられない、とか(笑)。
独身を謳歌してる友達と話しているとやっぱりこっちが楽しいって思うし、結婚して子供を連れている友達とランチをすると、こういう幸せもいいな、って揺れ動いて。