くらし情報『日本はどんなふうにイニシアティブとる? 「伊勢志摩サミット」で注目したいこと』

2016年5月22日 14:00

日本はどんなふうにイニシアティブとる? 「伊勢志摩サミット」で注目したいこと

ほり・じゅんジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN

意外と知らない社会的なテーマについて、ジャーナリストの堀潤さんが解説する、雑誌『anan』で連載中の「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「サミット」についてです。

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5月26~27日に第42回先進国首脳会議、いわゆる「伊勢志摩サミット」が開かれます。日本で開催されるのはこれで6度目。サミットが始まったのは1975年でした。
’70年代はオイルショックが起こり、世界経済が不安定になりました。そこで当時のフランスのジスカール・デスタン大統領の声がけのもと、先進国の首脳が集まり、世界経済や国際情勢の問題に対して、協調して政策を打ち出す話し合いの場として始まったのがサミットです。参加国はフランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、イタリア、日本。その後、カナダ、民主化されたロシアも’98年から参加し、G8(Group of eight)と呼ばれていました。ところが、ウクライナ問題にロシアが介入したことから、西欧諸国と対立。2014年に参加停止となり、現在はG7に戻っています。

議題のメインは経済問題ですが、他にも安全保障や環境に関することなども話し合われます。議長国は1年間議長を務め、その間に各専門分野の関連会議がいくつも開かれるんです。

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