2021年4月24日 20:10
冨永愛「食事はデリバリーにしても肌はフルコースで」 日々のケアを語る
新しい生活様式の中で美の意識や価値観も変化している。世界のランウェイを歩いてきた冨永さんが考える美とは?
「以前は画一的な基準に縛られている部分があったと思いますが、今はランウェイでも、肌の色や年齢もさまざまに、ビッグサイズのモデルも歩くようになりました。人それぞれのベストな体型や美しさの基準があって当然ですし、国や時代によっても美しさの価値観は異なりますよね。その人らしい笑顔や所作って美しいし、結局、美の正解は一つではないのかな、と。だから一辺倒の美にとらわれるのはもうあまり意味がないと思っていて、自分らしい美しさを追求していくことが大切なのではないでしょうか」
“自分らしさ”という言葉にとらわれすぎて、迷ってしまう人も多い。
「それも含めて“自分らしい”んじゃないかな。他人と比べる自分も、迷っている自分も、あなたはあなたじゃない?って。そのプロセスも素敵ですよね」
誰もが不安を抱えて先行きが見えない今だから、大切にしていることがある。
「気軽に人と会えなくなったからこそ、つながりを大事にしたいと思っていて、メールではなく、あえて手紙を友人に出したりしています。メールは便利ですが、やっぱり手書きの文字の方が伝わるものも大きいと思うので」