くらし情報『松下洸平「自分以上に役が大きくなるのは、嬉しいと同時に、背筋も伸びます」』

2022年3月6日 18:10

松下洸平「自分以上に役が大きくなるのは、嬉しいと同時に、背筋も伸びます」

NHK連続テレビ小説『スカーレット』の十代田八郎や、『最愛』の“大ちゃん”こと宮崎大輝など、日本中が焦がれる役を演じてきた俳優・松下洸平さん。シンガーソングライターの顔も持っている彼が主演をつとめるのは、音楽劇『夜来香(イエライシャン)ラプソディ』。第二次世界大戦末期の混沌とした上海を生きる、作曲家・服部良一を演じる。
松下洸平「自分以上に役が大きくなるのは、嬉しいと同時に、背筋も伸びます」


「服部さんは、まさに音楽に恋い焦がれた人です。生きることさえ困難であった時代の中にありながら、音楽のことを一番に、最優先に考えている。欲得を考えず、ただそれが好きだからという想いだけで突っ走る彼のピュアさを軸に演じることで、服部さんの生き様を表現できたらと。僕はいつも、台本をいただくと、最初に、役の人物像を探るんです。この人はどういう性格なのか、世の中のことにどれくらい目を向けているのか。
そうして、芯のような、人間でいう骨格の部分を作っていきます。それから、セリフを覚え、共演者の皆さんと声を合わせ、演出家と話し合いながら肉付けをしていく。途中、自分が想像もしていなかった形に役が変化して迷うこともありますが、そんな時は最初に自分が描いた像を思い出すと、原点に立ち戻れる。一番シンプルな役作りの仕方だと思っています」

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